インフラエンジニアがきつい理由5選!実態と原因、適性からみる対処法を解説|インフラ職業ゴシップ
IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- ・インフラエンジニアの仕事はどんな所がきつい?
- ・インフラエンジニアの仕事がきついと感じたら辞めるべき?
- ・インフラエンジニアの仕事がきつい時はどうしたら改善する?
「インフラエンジニアの仕事がきついんですが、続けるべきか悩んでいます。」「インフラエンジニアとして働いているんですが、職場がきついです」と相談をいただきます。
結論から言えば、インフラエンジニアは、他の職種と比べても魅力的なポイントが多く、一時的な「きつい」という感情で辞めてしまうのは惜しい仕事です。
また、仕事をきついと感じている人の多くが、転職の時点で失敗しているという事実があります。
事前に読みたい⇒インフラエンジニアの仕事内容~上流工程・下流工程を要件定義から監視までわかりやすく解説~
目次
1.インフラエンジニアがきついといわれる理由5選
実際にインフラエンジニアとして働いている人がどのような点をきついと感じているのでしょうか?
1-1.夜勤や休日出勤で生活が不規則
インフラエンジニアの仕事はその特性上、夜勤や休日出勤が発生することがあります。
毎日朝から夕方までといった規則的な働き方ができず、生活が不規則になってしまい体力的にきついと感じる人もいます。
- ・システムを構築する際は夜間帯しか作業ができない
- ・構築したシステムのリリースは夜間が基本
- ・ユーザーへの影響を最小限に抑えるため臨時の仕事が発生
- ・システムを24時間365日安定稼働させるために、シフト制で監視業務
夜勤に関しては、決められた時間に交代でき残業が少なく、深夜手当も発生するため苦に感じないという人もいます。
体質的に合わない人がいるのも事実なため、夜勤や休日出勤をきついと感じるかどうかは、個人の仕事に対する考え方や体質次第といえます。
ちなみに私の友人はインフラエンジニアで夜勤をしていましたが、仕事は少なめで給料は良くて日勤より全然良いと言っていました。
1-2.予想外のトラブル対応が発生する
インフラのトラブルは、いつ発生するか予測することは困難です。そのため、プライベートの予定があってもトラブル対応をしなければない点をきついと感じる人もいます。
例えば、以下のようなトラブルが発生する可能性があります。
- ・サーバーダウン
- ・ハードウェア機器の故障
- ・不正アクセスやマルウェア感染
- ・ネットワークの遅延や接続不良
プライベートの時間をコントロールすることが難しい、長期の休みが取りづらいといった問題が発生し、仕事がきついと感じる場合があります。
しかし、十分に人員が配置されていれば、休みの日に呼び出されるといった事態はあまり発生しません。
そのため、プライベートの時間を犠牲にしてまでトラブル対応をするかは、入社する企業に大きく影響されます。
1-3.責任が重くプレッシャーを感じる
インフラに問題が起こると、最悪の場合サービスが停止してしまい、莫大な損害が発生してしまうケースがあります。
その責任の重さを、きついと感じてしまう人がいるのも事実です。
しかし、その責任の重さに見合うよう、多くの企業ではインフラエンジニアの年収は高く設定されています。
「お金のために頑張りたい!」と私の友人は意気込んでいましたが、責任に押しつぶされてしまう人もいるようです。きついと考えてしまう人は少し考えすぎてしまっているのかもしれません。
1-4.想像より稼げずモチベーションが低下
想像よりも年収が上がらず、モチベーションが低下し仕事をきついと感じてしまう場合もあります。年収が上がらない主な要因は「環境が悪い」「自身の努力が足りない」の2種類です。
環境が悪かったり、スキルアップに取り組まなかったりすると、年収が上がらずインフラエンジニアの仕事をきついと感じることがあります。
しかし、適切な評価を得られる環境なら努力や経験次第で年収がアップするのが、インフラエンジニアのメリットです。
資格を取得したり、スキルアップし上流工程の仕事ができるようになったりすれば、年収の大幅アップも期待できます。
1-5.覚えることが多く仕事が難しい
インフラエンジニアの担当領域は、サーバー・ネットワーク・ネットワーク機器・ミドルウェア・データを保持するストレージ等、業務処理を行うプログラム以外のすべてです。
そのため、継続的に学習することが苦手な人は、インフラエンジニアの仕事をきついと感じることがあります。
しかし、裏を返せばインフラエンジニアの仕事は、特別な才能がなくても地道な努力と学習次第で活躍できる魅力的な仕事です。
インフラエンジニアがきついと言われる理由を紹介しましたが、その理由の中にも考え方次第で良い面・悪い面が存在します。
悪い面ばかりに注目してしまう人には、きつい仕事に見えてしまうということです。
そのため、インフラエンジニアの仕事は誰にとってもきついという訳ではなく、きついと感じるかどうかはその人の仕事の捉え方次第というわけです。
2.インフラエンジニアの適性から見るやめとくべき人
そもそも性格的にインフラエンジニアに向いていない人も存在します。インフラエンジニアに向いている人・向いていない人の特徴を紹介します。
2-1.【適性あり】インフラエンジニアに向いている人の特徴
インフラエンジニアに向いている人の特徴は、以下の通りです。
- ・コツコツと作業を進めるのが得意
- ・物事は慎重に進める
- ・責任感が強い
- ・新しい技術への興味関心が高い
インフラエンジニアが行うサーバーやネットワークの設定は、細かい作業が多い業務です。また、システムのアップデートや障害対応などはミスが許されず、慎重に行わなければなりません。そのため、細かい作業をコツコツと慎重に進められる人がインフラエンジニアには向いています。
インフラエンジニアは、企業の重要なデータやシステムを預かる立場です。インフラの安定稼働を支えるためには、深夜のシステム障害にも迅速に対応する必要があります。そのため、インフラエンジニアは責任感が強い人に向いている仕事です。
心の内に情熱を秘め、黙々と仕事を進められるタイプはインフラエンジニアとして活躍できます。
2-2.【適性なし】こんな人はインフラエンジニアはやめとけ
以下のような特徴を持つ人は、インフラエンジニアに不向きです。
- ・ルールに縛られるのが苦手
- ・華やかな仕事がしたい
- ・生活スタイルを崩したくない
- ・継続的に学習することが苦手
サーバーの設定変更やネットワークの構築は、決められた手順を正確に実行することが求められる地味で目立たない業務です。
そのため、ルールに沿って仕事をするのを窮屈に感じる人や、裏方的な仕事ではなく華やかな仕事がしたい人にはインフラエンジニアは向いていません。
不規則な勤務にも対応できる柔軟性が必要なため、規則的な生活スタイルを崩したくないという人には不向きです。
さらに、インフラエンジニアは日々新しい技術について学びつづける必要があります。
上記のような性格の人はインフラエンジニアには向いておらず、仕事をきついと感じてしまう可能性が高いといえます。
3.インフラエンジニアがきつい時の対処法
インフラエンジニアの仕事をきついと感じている場合に、状況を改善する方法を紹介します。
3-1.資格で知識量を増やして対応速度を上げる
仕事を進めるための知識量が不足している場合、調べながら仕事を進めることになるため必要以上に時間が掛かり、仕事をきついと感じてしまいます。
その場合は資格を取得して知識量を増やすことで、対応速度を上げることが解決に繋がります。
インフラエンジニアのスキルアップのためには、以下の資格が特におすすめです。
資格名称 |
概要 |
基本情報技術者試験 |
エンジニアとしての基礎知識を証明する国家資格。 |
応用情報技術者試験 |
基本情報技術者試験の上位資格で、より高度なIT知識を証明できる国家資格。 |
ネットワークスペシャリスト試験 |
ネットワーク分野の高度な知識やスキルを証明できる国家資格。 |
データベーススペシャリスト試験 |
データベース技術に関する高度な知識を証明する国家資格。 |
CCNA |
Ciscoのネットワーク機器に関する知識を証明するベンダー資格。 |
LinuC |
LinuxOSについてのスキルや知識を証明するベンダー資格。 |
AWS認定 |
Amazonが運営するクラウドサービスである「AWS(Amazon Web Service)」の認定資格。 |
自身の担当する領域に合った資格を選択し学習すれば、効率的にスキルアップを目指せます。
3-2.できる人の仕事の進め方を徹底してパクる
スキル不足のため仕事のレベルと自身の実力が伴わずきついと感じてしまっている場合もあります。
その場合は、できる人の仕事の進め方を徹底的に真似てスキル向上をはかるのがおすすめです。仕事を真似る際は、できる人の以下のポイントに着目します。
- ・情報収集や学習の頻度と量
- ・時間管理と優先順位の付け方
- ・普段の業務で意識していること
- ・モチベーションが下がった時の対処法
できる人を真似るだけでなく、理解を深めて自身のスキルとして吸収することが重要です。仕事ぶりをよく観察し、積極的に質問をして良いと思った所を取り入れることをおすすめします。
3-3.助け合いがないなら転職して働き方改革
現在の会社の体制や文化に根本的な問題があり、問題が改善する見込みがない場合は、転職が有効な選択肢になります。同じ職業でも、環境が変わることで劇的に状況が変わることもあります。
今の職場でエンジニア同士の助け合いがない場合、転職をするのがおすすめです。
また、困難な問題に直面した際や緊急対応が必要な際に助け合う文化がない職場では、過度のストレスが掛かりいつまで立っても仕事のつらさは改善しません。
環境が悪い場合は、転職して職場を変えることをおすすめします。
しかし、今の職場から離れることだけを考えて転職すると、転職に失敗するケースもあります。転職する場合は、今の環境から何を変えたいのかを明確にしなければなりません。
「自身の悩みは転職したら解決するの?」「転職先はどうやって選べばいいの?」といった不安を感じている方は、ぜひ一度弊社ユニゾンキャリアにご相談ください。
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4.仕事できつくなる原因は転職活動の失敗にあり!
インフラエンジニアの仕事をきついと感じている場合、転職で失敗しているというケースがほとんどです。転職活動で起こりがちな失敗を紹介します。
4-1.キャリアプランを明確化できていない
キャリアプランが不明確なまま転職した場合、入社しても自身がどんなスキルを磨き、どんな経験を積めばいいのかわからなくなってしまいます。
その結果、困難に直面した際、現在の仕事の意義を見出せなくなってしまうのです。
キャリアプランが明確化できていない状態で転職してしまった場合、目標がなくただ仕事をこなさなければならないという状況に陥り、仕事をきついと感じてしまいます。
転職をする際には、転職をゴールと考えずその後のキャリアプランを明確に持つことが重要です。
4-2.業界理解や企業の特性を理解していない
業界や企業の特性を理解せずに転職すると、入社後にミスマッチが発生してしまいます。
その結果、想像と現実のギャップに直面し仕事をきついと感じてしまうのです。
しかし、入社した企業が上流工程の仕事を請け負っていなければ、その企業で上流工程にステップアップすることはできません。設計・構築ができると思って入社したのに、いつまでも思っていた仕事ができないという状況に陥ってしまうのです。
業界や企業の特性をよく理解しないまま転職してしまうと、入社後後悔することになるため、転職の際は業界や企業について徹底的にリサーチするのが大切です。
4-3.研修に目が行って転職してしまう
特に未経験からの転職の場合「長期の研修がある」という点を重視して企業を選び、失敗してしまうケースがあります。はじめての業務に不安を感じてしまう気持ちはわかりますが、1年以上の研修期間がある企業は危険です。
そのような企業に入社した場合、インフラエンジニアとしてのスキルは身に付かず、キャリアを無駄にしてしまいます。
研修を魅力に感じ、企業の実態を把握しないまま転職してしまうと、いつまでもスキルが身に付かず仕事をきついと感じてしまう場合があるのです。
転職の際は「研修があるから安心」といった目先のメリットだけでなく、企業の実態を正しく見極めることが大切です。
5.転職でインフラエンジニアの魅力を最大化
インフラエンジニアは本来魅力的な点が多い職種です。今インフラエンジニアの仕事がきついと感じている方も、始めは魅力を感じ就職を決めたのではないでしょうか?
5-1.専門性の高い知識やスキルが身に付く
インフラエンジニアは業務を通じ、サーバー・ネットワーク・セキュリティ・クラウドなど、多様な分野の専門知識やスキルを身に付けることができます。
インフラエンジニアは、常に進化するIT技術に対応し続けなければなりません。
これらの知識やスキルは、多くの企業や業界で必要とされるため、インフラエンジニアとして経験を積むことで、将来のキャリアの幅を広げることが可能です。
5-2.安定した需要があり将来性が高い
インフラエンジニアの仕事は安定した需要があり、将来性が高いという点も魅力のひとつです。特にインフラは365日24時間体制で監視する必要があるという特性上、多くの人手が必要です。
さらに、企業のデジタル化が進んでいる中、その需要は年々増加しています。
現状、インフラエンジニアのニーズが無くなる可能性は低く、安定した需要がある職種といえます。クラウドやセキュリティなど最新の技術をキャッチアップしていけば将来性も高い仕事です。
5-3.女性や文系人材でも大活躍できる
インフラエンジニアは、女性や文系出身者でも活躍しやすい職種です。
また、業務の特性上インフラエンジニアは理系出身である必要はありません。インフラエンジニアが扱う領域は広範囲に及ぶため、知らないことや新しいことにぶつかる場面が多くあります。
わからないことを積極的に調べられる事が重要で、理系的な知識が元からある必要はあまりありません。
女性や文系出身者でも、努力次第でインフラエンジニアとして活躍できます。
5-4.クラウド環境でリモートワーク可能
インフラエンジニアは、クラウド環境を活用しリモートワークができるため、ワークライフバランスを重視した働き方が実現可能です。
以前は、社内にサーバーなどの機器を設置しシステム構築や運用を行う「オンプレミス」という技術を導入していた企業が多く、業務を行うには出社が必要でした。
しかし現在は、外部サーバーやネットワークをインターネットを経由し利用する「クラウド」という技術を導入する企業が増加しています。
このように、インフラエンジニアの仕事には多くのメリットがあります。
今の仕事がきついと感じている場合は、環境を変えることで解決できる問題なのか、インフラエンジニアを続けるメリットはあるのかを一度考えてみるのがおすすめです。
6.インフラエンジニアの転職ならユニゾンキャリア
「職場を変えてインフラエンジニアとしてのキャリアを再スタートしたい」「未経験だけれどインフラエンジニアに転職したい」という方は、ぜひ弊社ユニゾンキャリアにご相談ください。
6-1.インフラエンジニアの転職成功事例
-Q.転職活動を進めていくなかで、不安だったことは何かありますか?
1社目でのエンジニア経験が1年間しかなく、正直転職するには早いかな?と感じていました。
選考が始まってからも不安はあって…はじめて内定を貰えるまではずっと自信が無かったです。
キャリアアドバイザーの佐瀬さんから背中を押してもらっていたので、自分としても早くキャリアアップしたかったというのもあり、転職に踏み出しました。
あとは「転職後に年収は上がるのかな」とか「エンジニア歴が短いことで前職と同じような下流工程の業務に当たらないかな」という不安もありました。
-Q.今回、転職した結果どのようになりましたか?
本当に満足いく転職でした。年収も上がったし、さらにスキルアップすることができると感じました。
たまたまですが、リモートワークの案件に入ったのもワークライフバランスもさらに充実させることができました。
-Q.実際にユニゾンキャリアのサービスを利用した感想と支援内容を教えてください!
転職の際に丁寧に面接対策してもらっていたこともあり、ある程度面接の受け答えもできました。
最初から自分が希望する条件に合う求人を紹介していただき、そのまま選考に進みました。
選考が始まったら、面接が終わるたびに「どうでしたか?」と連絡をくれて、フィードバックもすぐにもらうことができました。
それから、選考の結果が気になりますという旨の連絡をしたら、すぐに佐瀬さんが企業の人事の方に連絡して結果を聞いてくれて…LINEで連絡をした時もすぐに返信が来たり、とにかくすべての対応が早くて安心感がありました。
それと学習環境があることで、他のエンジニアの方も居て、勉強のモチベーションを維持できたのも大きかったです。
ユニゾンキャリアは何でも本音で話してくれ、連絡するとすぐに対応してくれるので、とても信頼感と安心感がありました!
転職体験インタビュー:https://unison-career.com/interview/interview-15786/
6-2.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ユニゾンキャリアは、IT業界専門の就職・転職支援サービスです。
ユニゾンキャリアの転職サポートは、ただ求人を紹介するだけではありません。面談を通じて、理想の働き方や将来のキャリアプランを明確にし、それを実現するための転職活動をサポートしています。
「インフラエンジニアの仕事がきつい」と悩んでいる場合は「きついと感じる要因は何か」「どのような職場なら改善できるか」を明らかにし、現状を改善するための転職をサポートします。
企業とのマッチングを重視しており、入社してからのミスマッチが少ないのが弊社の強みです。求人票だけではわからない企業の良い点・悪い点を包み隠さずお伝えしています。
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この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役