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未経験からエンジニアへの転職は研修に要注意!?転職成功のコツは取引先にあり!|エンジニア転職ガイド

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」真心です。

本記事のトピックスはこちら!

  • ・エンジニアへの未経験転職は研修が必須?
  • ・研修がある企業は多い?
  • ・研修がある企業に転職したい

未経験からエンジニアに転職する場合、不安で研修重視な求人を探してしまいがちです。

しかし、この「研修」という名の香ばしい響きには思わぬ落とし穴が存在します。

エンジニアの場合「なぜ研修を重視して転職してはいけないか?」その謎を紐解いていきます。

本記事では、未経験からエンジニアの転職を検討していて、求人の選び方を知りたい方に向けて、研修における概要、研修が少ない理由、本当に見るべきポイントなど詳しく解説します。

合わせて読みたい⇒【初心者向け】ITエンジニアの勉強方法とは?未経験の転職から初期学習のポイントを解説|就職・転職者職業ガイド

1.エンジニアの転職における研修とは?

エンジニアの研修は主に2種類あり、「基礎的な知識を身につけるOFF-JT研修」と「実務経験を積めるOJT研修」に分かれます。

1-1.基礎的な知識を身につけるOFF-JT

OFF-JTとは「職場外研修」とも呼ばれ、業務から完全に切り離して行う授業形式のセミナーや研修を指します。

主に、座学による知識のインプットが中心であり、研修専門スタッフや外部講師が研修を担います

OFF-JTで最も分かりやすいのが、新卒入社で一斉に行われるビジネスに関する基礎的な考え方やマナーを学習し、研修後スムーズに業務へと取り組めるようにする基礎講座です。

しかし、OFF‐JT研修が行える規模の会社は基本的に従業員数がかなり多いような企業です。そのため、未経験から転職する場合には、かなり難易度が高くなります。

現実、エンジニアについて何も知らない状態でOFF‐JTを行っている企業に入るには相当に学歴が良くて、経歴もきれい、年齢も若いといった条件が必要です。

そのため、未経験者がこの研修を望むのは非現実的といっても良いです。

1-2.実務経験を積めるOJT

OJTとは「職場内訓練」とも呼ばれ、実務を通して上司から業務に関する知識や技能の習得を受ける研修です。

OFF-JTとは異なり、実務を経験しながら学ぶことができます

OJTは現場の先輩が中心となって新人と並走して研修を行っていくため、コスト面で優位性があり、若い企業や中小企業などで積極的に取り入れられています。

OJTの基本は「Show(やってみせる)」「Tell(説明する)」「Do(やらせてみる)」「Check(評価する)」の4つのステップで進められていくことが大半です。

また、上司に1対1で直接指導を受けられるため、コミュニケーションが取りやすく業務に関する疑問や不安をすぐに解決できるのもメリットです。

OFF-JTは体系的なスキルや知識を学ぶことができるものの、エンジニアとして実践的な知識が身につきにくいため、IT企業では積極的にOJT研修が行われていたりします。

特にエンジニアのような技術職は、現場で作業をして身に付くスキルや技能は少なくありません

このように企業によって、定義する研修内容は異なり、OFF-JTの後にOJTを行う研修カリキュラムが含まれている企業やOJTのみ行う企業もあります。

2.エンジニア転職の研修はOJTが基本

エンジニア転職の研修はOJTだけを採用している企業が多いです。

弊社のインタビュー記事をみると研修が充実しているような印象を受けるかも知れませんが、個人で応募する場合で現実的な求人の多くはOJTを基本としています

まずは、その理由について解き明かしていきます。

2-1.コスト面での懸念

OFF-JTは職場外で研修を行いますが、研修を行う会場の費用や専門の外部講師に依頼する費用がかかるためコストの負担が大きくなります。

また、OFF-JTを実施しても実践的なスキルや知識が身につきにくいことから、研修後に即戦力として期待できず費用対効果は低いと考える企業は少なくありません。

そのため、OFF-JTを実施しない企業は多くあります

一方でOJTの場合、上司や先輩がマンツーマンで指導を行うため、費用面でのコストはかかりません。また、コストがかからないため継続的に実施しやすいのです。

企業はコスト面を考えた時に、いち早く会社の即戦力として働いてもらいたいという理由からOFF-JTを行わずOJTのみを行う企業が多くなっています

2-2.短期離職の懸念

研修期間のみでの短期離職による懸念もOFF-JTを実施しない企業が多い理由です。

OFF-JTは費用面でのコストがかかると前述しましたが、万が一、早期離職をされると採用コストや教育コストが無駄になりコスト面で大きな痛手です。

また、離職をされると1から人材を採用するために採用コストがかかり、未経験であれば教育コストもかかります。

そのため、早期離職のリスクを最小限に抑えるため、コスパが良くないOFF-JTは実施せずにOJTのみ実施している企業が多いです。

最近では、短期で離職する人も増えており、この状況が続きすぎるのであれば、企業が教育に力を入れたいと思わなくなってしまいます。こうした社会懸念が如実に企業の人材教育に影響を与えているともいえます。

2-3.人材募集人数の問題

企業がOJTを基本としている理由には、求職者を大量に受け入れられるような企業の母体がなければ、研修制度を設けるのは厳しいということも理由として挙げられます。

シンプルな話、入社人数が1名だった場合、その人のために講師を呼んだりして研修を行いますか?という話です。

そのため、従業員数が多く、資本金も充分にあり、人材の募集を大量に行っている企業でなければあまりメリットがないという事実があります。

逆にいえば、OFF-JT研修を行う企業は大量に人材を応募しており、現場に出す前にある程度の教育を済ませてしまったほうがメリットがある企業に限られるということです。

しかし、このような企業への転職を望む人は必然と多くなり、転職難易度も比例して高くなります

3.エンジニア転職に研修が少ない理由

エンジニア転職において研修が少ないと言われる理由について解説します。

3-1.OJTを研修と捉えていない企業が多い

エンジニアの研修において、そもそも企業側はOJTを研修として捉えていないことから、求人票に「研修あり」と記載されていないことがあります。

つまり、研修ありと記載されていなくても実際はOJTを行っている企業がほとんどであるということです。

専門性の高いエンジニア職において、右も左もわからない未経験者が入社してすぐに業務に取り掛かることができないことは企業側も理解しています。

そのため、未経験から入社した場合には先輩や上司が1人ついてOJTを行うのが一般的です。

求人票に研修ありと記載されていないだけで、実際はOJTを行っている企業も多く、未経験者であればOJTはどの企業でも行われることを理解しておいてください。

3-2.未経験を採用しない企業が多い

エンジニアの求人票の中には「未経験者可能」と記載のある求人もありますが、実際には教育コストがかからない経験者を採用している企業が多い傾向にあります。

残念ながら、多くの企業にとって、コスト面や利益面を考えた時に、完全未経験者は採用しにくいのです。

そのため、エンジニアの求人票を見ると研修を設けている企業が少なく感じるかもしれません。

このような企業の場合、「相当ポテンシャルがありそうだな」と判断されない限り、書類が通ることはありません。

4.「未経験者は研修が必須」は誤った認識

未経験者の転職でよくある「研修充実」といった広告を見るためか、求職者の多くは「研修が必須」だと思いこんでいる節があります。

しかし、実際研修が充実している企業はほんの一握りであり、あまり研修に固執する意味はありません。

事実、研修に固執してしまって、面接における志望動機で「貴社を志望した理由は研修制度が充実しているからです。」と平気で答える人が多いのが何よりの証拠です。

面接官であれば、そのように答えたら間違いなく落とします。会社と従業員は「学校と生徒」ではなく、「雇用の関係」です。

あなたが何かしらのサービスを受けようと思ったらお金を払うのが普通ですよね?

会社はあなたにお金を払っているので、本来あなたが会社に何かしらサービスを提供する立場にあります。何もサービスを提供せずにもらってばかりいるのであれば、それはただの詐欺です。

当然ですが、そのような人を採用する意味はありません。「未経験だからできない」というのであれば、やらないほうがいいです。

むしろ、未経験だからこそ必死に追いついて何かしらの価値を提供できるようにならないといけないのです。

研修がないと嫌」という姿勢はまさにその様子を表しており、内定がもらえる可能性はかなり低くなるといっても間違いではありません。

研修は「あったらラッキー」程度に考えて、自分で学習する努力をしてください。

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2024.09.04

5.研修をエサに人を集めるブラック企業

研修が必須という認識を抜け出せなければ、更なる悲劇を生むことになります。

不安から「研修という名の安心感」を求めていることを悪徳ブラック企業は知っています。

未経験者を食いものにするブラック企業によくある手口が「うちは研修が充実しているから」という言葉で人を集め、研修という名の別業務をさせるケースです。

今回は気を付けるべき3つの例を紹介します。

5-1.コールセンターに研修という名の派遣

まずはコールセンターに派遣された体験談です。

未経験からSES企業に入社し、エンジニア人生がスタートすると思っていました。

しかし、最初に派遣されたのはコールセンターです。

企業側から言われたのは「エンジニア研修としてコミュニケーション能力を上げるためにまずはコールセンターで経験を積みましょう!」であり、右も左もわからない私は指示に従うしかありません。

しかし、コールセンターの業務を数ヶ月しても会社からエンジニア業務を任せてもらえず、「エンジニア案件に携わりたい」と相談しました。

すると、「スキルがない人に任せられる仕事はない」と言われ、結果数ヶ月コールセンター業務を行いました。

 エンジニアになるため企業に入社したにも関わらず、コールセンター業務をやらされることになった事例です。

SESというサービスモデルを悪用して、エンジニアになりたい人を食い物にしています

まさかのコールセンター派遣?絶対やめとけ!「やばいSES企業の手口を公開」|SES

2024.09.04

5-2.家電量販店に研修という名の派遣

次に紹介するのは家電量販店に派遣させられた体験談です。

研修期間が充実しているという理由で未経験からSES企業に入社しました。

しかし、入社をすると研修期間に配属されたのは家電量販店でした。

独学でエンジニアのスキルや知識は身につけていましたが「実務がこなせるレベルになるまでは自社カリキュラムで学習しながら家電量販店で働いてください」と言われ、派遣されます。

しかし、家電量販店で働き続け、仕事終わりや休日に学習するといった日々が半年ほど続きました。もちろん、学習時間に給料は発生しません。

休日に学習していたこともあって、十分スキルが身についたと思ったタイミングで「エンジニアの仕事をさせてください」と相談しましたが「今は案件がないから」とエンジニアの仕事をさせてもらえない日々が続きました。

 このように「自社カリキュラムで学習しながら家電量販店で働いてもらいます」はブラック企業の常套手段であり、エンジニアのスキルが身に付くことはありません。

5-3.携帯販売員に研修という名の派遣

最後は携帯販売員に派遣させられた体験談です。

研修制度が整っている求人票だけを重点的に探し、半年の研修期間があるという点に魅力を感じ入社します。

しかし、入社すると最初に派遣されたのは携帯販売業務でした。

会社からは「今は案件が少ない時期だから」という理由でエンジニアに関係ない携帯販売をさせられましたが、初めは特に疑問に思わず会社の指示に従いました。

しかし、数ヶ月経過しても実際に研修らしい研修はなく「家に帰って動画見て学習してください」と言われるだけでした。

 このような企業はそもそもエンジニア案件を持っていません。大量に人を集めて、研修と称した別の会社に派遣して使い捨てるというやり方です。

最近では、低賃金で営業をさせるような企業も存在します。

このように、研修という意識が抜けなれば必然とこれらの企業に騙されます。

実際に、弊社にもかなりの割合で転職したのにエンジニアとして働かせてもらえないというご相談が非常に多いです。そのため、早い段階でこの真実に気付いて対策をすることをおすすめします。

ユニゾンキャリアは、ITエンジニア専門の就活・転職支援サービスです。エンジニアの転職に特化した専任のアドバイザーがあなたにぴったりの優良企業のみ紹介をしています。

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6.エンジニア転職に最も重要な判断基準は取引先

未経験からエンジニアへ転職する際に最も重要なのは、研修制度が設けられているかではなく、しっかりと実務経験が積めるかどうかです。

未経験からエンジニアになるにはSES企業から始まることが多いため、優良な取引先があるのかを見極めて実務経験が積めるのかで判断します。

6-1.取引先を見るべき理由

取引先を確認することで「ブラック企業」に騙されることを回避できるだけではなく、実務経験の積める取引先であるかを見分けることができます

ブラック企業の場合は取引先の具体的な話をされることはないです。単純な話、取引先がしっかりとあるのであれば、研修と騙す必要がありません。

そのため、求人には「未経験歓迎」「研修充実」「リモートワーク可能」のような耳障りの良い言葉ばかり並べています。

実際に、企業のサイトをみると、そもそもHPがなかったり、社員旅行の写真やワイワイした内容ばかりで具体的な内容は出てきません。

一方、しっかりとした優良企業の場合、取引先の企業ロゴや社員ブログなどの情報を載せています。

また、エンジニアの市場価値はどのような案件に入っていたかで決まります。実務経験を積んで次の転職で年収アップをするためにも取引先の情報は非常に有用です。

6-2.面接での逆質問で対策

ブラック企業に派遣されないためや優良な企業かどうかを見極めるためには、逆質問が大きな役割を果たします

具体的には以下のような質問をしてください。

  • ・御社の取引先の案件ではどのような内容のものが多いですか?
  • ・業務イメージを深めたいので1日の流れについて詳しく教えてください
  • ・案件にもよると思いますが、1プロジェクトには何人ぐらいアサインされますか?

このように、具体的に面接官に話してもらう工夫をすることで、その企業がどのくらいの案件を持っているのか?現場のことを分からずに言っていないかを見抜くことができます。

エンジニアの案件を持っていないブラック企業はここで曖昧な回答をしてくることが多いので怪しいと感じたら尋ねるようにしてください。

エンジニアとして働いてどのような案件に入れるのかは、今後のあなたの市場価値を大きく左右します。ご自身で調べたうえで、より深い部分で質問をするのがおすすめです。

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2024.09.04

7.エンジニア転職はユニゾンキャリア

未経験者が最も気にしているといっても過言ではない「研修」について解説しました。

研修がしっかりとした企業に入社するためには、エンジニアについての理解を深めて、学習も進めて、面接対策等を確実に行って入れる企業が大半です。

何も考えずに安易に研修という文字に飛びつくと大変な目に合うので注意してください。

7-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴

ユニゾンキャリアではITエンジニア専門の就活・転職支援サービスを行っています

IT業界に精通した専任のアドバイザーがあなたの要望をヒアリング。状況に合わせて最適なキャリアプランから一緒に構築します。

もちろん、エンジニアとして採用されたにも関わらず「コールセンター」や「家電量販店」へ派遣するような企業とは取引をしていないので、ご安心ください。

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7-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例

植野亮平様インタビュー

ー転職活動を始めた時のご経歴を教えてください!

高校卒業後は大学に進学しましたが1年で中退、その後ラーメン屋の店長として経営に携わっていました。

その後、契約社員としてコールセンターで3ヶ月ほどスマートフォンのカスタマーサポート業務を行い、エンジニア経験は全くない状態で転職活動を始めました。

ー今の会社に入社を決めた理由はなんですか?

研修で結果を残せると、キャリアアップのスピードを格段に上げられることです。

早く上流工程に携わりたくて、研修を頑張れば最初から上流の業務に携われる企業を選びました。

ーユニゾンキャリアを利用してどう思いましたか?

とても手厚いサポートで特に面接対策がすごいしっかりしていたので、実際の面接の時に「業界理解がすごいできてますね」と褒められました。

キャリアアドバイザーの方もどんな時でもすぐに対応してくれるので、本当にありがたかったです。

転職成功事例:【大学中退からエンジニア】研修制度が整った大企業に2週間で内定!秘訣は面接対策にあり

ユニゾンキャリアでは業界説明から丁寧にお教えしますので、少しでも転職活動に不安を感じているのであれば、お気軽にご相談ください

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はじめに職歴をお聞かせください。

この記事の監修者

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エンジニア

土肥 将司

大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役

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