インフラエンジニアに数学は不要?インフラ分野における文理の優位性|インフラ職業ガイド
IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- ・インフラエンジニアに数学って必要?
- ・インフラエンジニアは理系のほうが向いている?
- ・インフラエンジニアには文系出身でもなれる?
インフラエンジニアに興味があるけど、数学が苦手だから無理かもしれないと考える方は多いのではないでしょうか?
実際、弊社の利用者からも「エンジニアといえば理系のイメージがあるから、インフラエンジニアも理系向きなんじゃないの?」といった質問を受けることがあります。
しかし実際のところ、数学が苦手でもインフラエンジニアになることは十分に可能です。
事前に読みたい⇒【インフラエンジニアの種類】仕事内容の違いからスキルと役立つ資格、キャリアを解説!|インフラ職業ガイド
目次
1.インフラエンジニアに数学は重要ではない
結論、インフラエンジニアにとって数学ができるかできないかはそこまで重要ではありません。
数学が苦手でも文系でも、以下のような点を考えればインフラエンジニアとして活躍できる可能性は多いにあります。
1-1.インフラエンジニアは暗記が多い
インフラエンジニアの業務で重要なのは「暗記力」であり、コマンドやネットワーク機器の設定などをいかに覚えているかが問われます。
特に何らかのトラブルが発生した際、トラブルの原因をいち早く突き止めて解決するには、症状やトラブル解消の手順をきちんと頭に入れておくことが大切です。
逆に、インフラエンジニアの仕事では数学的な計算や理論はほとんど使用しません。
そのため、学生時代に暗記教科が得意だった方には、インフラエンジニアは向いているといえます。
1-2.インフラエンジニアの文系も活躍できる
インフラエンジニアとして活躍している人の中には、文系出身者の方も多いです。
情報処理推進機構(IPA)発刊の「IT人材白書2020」によれば、2020年時点で、IT従事者の約3割は最終学歴の専攻分野が文系というデータがあります。
参考:IT人材白書2020
前項でも解説した通り、インフラエンジニアにとって重要なのは計算力よりも暗記力です。
そのため文系出身の方も、ITインフラの基礎知識さえ暗記して習得すれば、インフラエンジニアとして活躍できます。
インフラ領域に限らず、ITエンジニアは基本的にチーム単位でプロジェクトを進めていきます。スムーズなプロジェクト進行には、コミュニケーション能力が重要です。
チームメンバーと円滑なコミュニケーションが取れ、論理的思考力があれば、価値の高い人材になり得るといえます。
上記をふまえれば、数学が苦手でもインフラエンジニアとして活躍することは決して難しくありません。
ユニゾンキャリアでは、IT専門の就活・転職支援サービスを行っています。「文系だし無理かも」と諦める必要はありません。
文系・理系にかかわらず、インフラエンジニアの仕事に興味がある方は、ぜひ一度弊社にお問い合わせください。
2.数学が必要な分野はセキュリティ
インフラエンジニアには数学はそこまで重要ではないとお伝えしましたが、実は例外もあります。
セキュリティ領域やクラウド領域を担当する場合は、数学の知見がある程度必要です。
2-1.インフラエンジニアの5つの領域
インフラエンジニアには、大きく分けて以下5つの領域があります。
- ・ネットワーク領域:ネットワークの設計、構築、運用を担当
- ・サーバー領域:サーバーの設計、構築、運用を担当
- ・クラウド領域:クラウドサービスの設計、構築、運用を担当
- ・セキュリティ領域:情報セキュリティ対策の立案、実装、監視を担当
- ・データベース領域:データベースの設計、構築、運用を担当
クラウド領域やセキュリティ領域の業務をこなすには、ネットワーク領域とサーバー領域、データベース領域についての理解も必要です。選ぶ領域によって、得るべき知識の範囲が異なります。
2-2.セキュリティエンジニアに数学が必要な理由
インフラエンジニアの中で、「ホワイトハッカー」とも呼ばれるセキュリティエンジニアは比較的難易度が高い職種です。
ただ、難易度がそれほど高くない監視業務もあるため、微経験者からセキュリティ領域に携われる機会は十分にあります。
「数学が苦手だからセキュリティエンジニアは無理」と諦める必要はありません。
3.インフラでゲームやAIを扱うなら完全に理系が優位
文系出身のインフラエンジニアは多数存在しますが、数学の素質がないと難しいジャンルもあります。それはずばり、「ゲーム」と「AI」です。
この2ジャンルで文系よりも理系が優位な理由について、以下で詳しく解説します。
3-1.ゲームサーバーは高度な技術力と数学的素養が必要
ゲームの運用において、様々な通信システムの設計や構築、保守を行うインフラエンジニアには、高い技術力が求められます。
ゲームではデータ処理が大規模になるため、効率的なデータベース設計とパフォーマンスチューニングを行うことが重要です。
そのほかにも、ボットや不正行為の検知など数学的専門性の高い業務を行うことから、数学が苦手な方には難度が高いジャンルであるといえます。
3-2.AIのインフラ構築はアルゴリズムや統計学の知識が重要
近年ではAIの急速な進化により、AIのインフラ構築ができる人材の需要が高まっています。
ただAI領域は、アルゴリズムや統計学の知識が必須であり、インフラエンジニアの中でも特に難しいです。
大規模なデータを扱うことから、その処理ができる最適なインフラ設計を行う必要があります。
数学的知識を応用してデータ分析をする場面も多く、論理的な思考が求められます。
また、AIの推論および学習を支えるデータパイプラインの設計と運用にも注力しなければなりません。
AIやゲームに関わるインフラエンジニアになりたいと考える人は少なくありません。ただ、実際の業務では高レベルな数学的知識が必要になる場面が多くあります。
4.数学が苦手ならネットワークとサーバーがおすすめ
数学が苦手な方に比較的向いているといえる領域は、「ネットワーク」と「サーバー」です。その理由について、以下で詳しく解説します。
4-1.CCNA・LPICは暗記でクリアできる
インフラエンジニアに転職する際に企業から重視される要素の一つが、資格の有無です。資格を持っていることでインフラエンジニアとしての人材評価が高まり、転職時に有利になります。
未経験から狙える、インフラエンジニアの主な資格は、ネットワーク技術に特化したCCNAと、サーバー技術に特化したLPICの2つです。
CCNAでは設定コマンドや動作原理、LPICではLinuxのコマンドや設定ファイルの理解が求められます。
どちらもいかに正確に暗記できるかが重要であり、数学的理論や計算はほとんどいりません。つまり暗記さえできれば、数学が苦手でも資格を取得しやすいです。
4-2.理論がわかれば仕事ができる
数学が苦手でも、理論さえ理解できれば業務を行うことは可能です。
ネットワークエンジニアの場合はOSI参照モデルやTCP/IPなどのネットワーク理論、サーバーエンジニアの場合はプロセス管理などのサーバー理論を把握しておくことが望ましいです。
インフラエンジニアの仕事は、物事を筋道立てて考える論理的思考力が重要になります。
効率性を高めるために作業の順番を工夫したり、問題解決のための効果的な方法を導き出したりすることが求められます。
確かに、数学的素質があれば知識を吸収しやすいなどのメリットはあるものの、数学ができなければインフラエンジニアになれないといったことは全くありません。
5.インフラエンジニアの転職はユニゾンキャリア
インフラエンジニアへの転職を考えている方は、IT専門の転職支援サービスであるユニゾンキャリアをご利用ください。
5-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ユニゾンキャリアは、ITエンジニア特化の転職支援サービスです。
IT業界に精通したアドバイザーが、これまでに数万人のIT転職を支援しています。
転職サポートではまず転職希望者一人ひとりとWEB面談を行い、希望や条件、疑問点などを徹底的にヒアリングします。
一人ひとりに適した職種・会社を紹介しますが、ブラック企業を紹介することはありません。
ご相談から内定まで「完全無料」でご利用できますので、お気軽にお問い合わせください。
\Google口コミ「★4.8」の安心サポート/ ※強引な大量応募・大量面接は一切なし!
5-2.インフラエンジニアの転職成功事例
─ユニゾンキャリアを使った理由は何ですか?
業種が多すぎて自分で絞りきれなかったっていうのはありますね。
もうそれだったら、その業界のプロにここ受けた方がいいですよっていうのを提示してもらった方がいいかなっていうのはあって。
もはや自分がどこに合ってるかもわかんないっていうのもあったので、そういう点でもエージェントを使って紹介していただくっていうのが自分にはすごく合ってるなっていうのがありました。
─インフラエンジニアになろうと思った理由は?
周りにエンジニアをしてる人が多かったっていうのと、元々携帯を扱っていたっていうところでめちゃめちゃ遠いところではなかったので、エンジニアをやりたいなっていう思いはちょっとあったんですよ。
で、実際にユニゾンキャリアの佐瀬さんとお話しして、インフラエンジニアのこととかエンジニアの職種について詳しく説明してもらって、そのうえで選択したって感じですかね。
正直、エンジニアに対して難しそうなイメージはあんまりなかったですね。というか、そもそも具体的にどういうことやってるかが分かんなかったので。
まあキャリアアドバイザーの佐瀬さんとお話してて、エンジニアってやっぱりいいなと思ったことが1番の決め手ですかね!
転職体験インタビュー:【未経験から上流工程】適職が分からない状態からインフラエンジニアへ転職して大成功したワケ
転職事例をさらに詳しく知りたい方はこちら⇒弊社を利用した転職者のインタビュー
ユニゾンキャリアでは、エンジニア転職を目指す方の転職サポートを行っています。
インフラエンジニアへの転職を考えている方は、ぜひ一度弊社にお問い合わせください。ご相談から内定まで「完全無料」でサポートいたします。
\本気のITエンジニア転職支援サービス/ ※同意なく進めることはありません!
このようなことで
悩まれています。
簡単30秒
まずは気軽にWebで無料相談
こんにちは!
はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役