ITエンジニアが年収1000万を目指すためのキャリアプランを解説!|就職・転職者職業ガイド
IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- ・ITエンジニアは高年収のイメージだけど年収の目安てどのくらい?
- ・ITエンジニアが年収1000万の稼げるって本当?
- ・ITエンジニアになったんだけど、年収を上げられるイメージが持てない
エンジニアは高年収の職業というのは、最近では周知の事実となりつつあります。実際に、エンジニアを目指す人の多くは高年収を目指しているのが実態です。
特に多いのが、同じく稼げる職業のイメージがある営業職からの転職です。
では、エンジニアって本当に稼げるのか?果たして、年収1000万まで到達できるひとはどのくらいいるのか?その真偽を紐解いていきます。
事前に読みたい⇒【平均年収比較】エンジニアの年収・給料を職種・企業・年齢などから導く高年収のポイント!|就職・転職者職業ガイド
目次
1.エンジニアは年収1000万を稼ぐことはできるのか?
結論から言うと、エンジニアが年収1000万を稼ぐことは可能です。
しかし、実際に年収1000万を達成している人の割合は、「民間給与実態統計調査結果」によると、約5%に留まっています。
ただ、日本全体の平均年収は443万円なのに対し、ITエンジニアの平均年収は544万円と高額なのは事実です。
ここで紹介した年収達成の割合はあくまでも民間企業の給与実態の話です。では、フリーランスや個人事業主の場合はどうでしょうか?
「【2023年版】フリーランスエンジニア白書」によると、年収1000万を超えるエンジニアの数はなんと、約10%です。
これが多くの方がエンジニアになってからフリーランスを目指す理由の1つとなっています。
2.ITエンジニアが年収1000万円以上を稼げる理由
エンジニアが年収1000万を目指せる理由は大きくわけて2つです。
- ・エンジニアの供給量が少なく、需要が高い
- ・高度なスキルが求められる
2-1.エンジニアの供給量が少なく、需要が高い
現在、エンジニアは売り手市場の状態です。
IT人材不足であるという現在の状況下では、人材確保のための競争が激化しています。その激化に波に煽られるように年収が高額化しているのです。
実際に、経済産業省による平成31年「IT人材需給に関する調査」によれば、2030年には最大で79万人ものIT人材が不足すると予想されています。
エンジニアの需要が供給を上回る傾向は社会的な課題として表面化しているため、今後ますます人材獲得競争が激化していくと思われます。
つまり、年収の上がり幅はまだまだ上限ではないというわけですね。
2-2.高度なスキルが求められる
現在、我々の年収に大きな影響を与えているのがスキルです。
一般的に、弁護士やパイロットといった特殊技能を持った人の年収は高くなります。
エンジニアも同様で、優秀なスキルを持つエンジニアはビジネスのインパクトに直結するぐらいの影響力を持っているので、当然年収も大幅に高くなるという訳です。
逆に多くの年収が上がらないという人はスキルを磨く意識がなかったり、自主的に学習ができていなかったりが原因となっています。
3.年収1000万円稼ぐエンジニアの特徴
年収1000万クラスのエンジニアには大きくわけて6つの共通点があります。
3-1.対応できる分野が広い
対応できる技術の範囲が広いと、それだけ年収がアップしていきます。
その他、複数の業界での開発経験がある、大小さまざまな規模のプロジェクト経験豊富というのも高い評価を得られます。
対応可能な分野が大きいというのは非常に有利です。
3-2.コミュニケーションスキルが優れている
年収1000万のエンジニアになるには、コミュニケーションスキルを磨くのは避けて通れません。
上流工程になるほど、クライアント、開発メンバー、営業、デザイナーなどさまざまな職種の人と接しながら、プロジェクトを動かしていかなければいけなくなるからです。
クライアントやプロジェクトメンバーと信頼関係を構築できるかが問われます。
3-3.新しい技術の知識がある
年収1000万越えのエンジニアは、常に自分の知識レベルを最新状態に上書きするのを怠りません。
IT業界は変化が目まぐるしく、いつ新しいビジネスチャンスが生まれるかわかりません。
最新技術を絶えず装備して「チャンスを逃さない」という姿勢が大事です。
3-4.マネジメント能力がある
年収1000円を達成したエンジニアの多くがプロジェクトマネージャー職にあたります。
プロジェクトマネジメント能力が高いとビジネスに与える影響が大きくなるので、当然年収が高くなります。
年齢が上がるにつれて年収が上がっていくのもマネジメントをして責任が増えるからです。
マネジメント能力が高ければ、プロジェクトマネージャーにとどまらず技術責任者(CTO)としてさらなる年収アップも目指せます。
4.年収1000万円以上を目指せるIT職種
年収1000万を目指しやすいITエンジニアの職種はおもに次の3つです。
- ・プロジェクトマネージャー
- ・データサイエンティスト
- ・AIエンジニア
なぜ、これらのIT職種が年収1000万をねらいやすいか、その理由を解説します。
4-1.プロジェクトマネージャー
年収1000万という条件を用意してでも、優秀なプロジェクトマネージャーを採用したい企業が増えています。
DX化が叫ばれる昨今、一般企業におけるシステム開発のニーズが高まり、プロジェクトマネージャーの人手不足は加速する一方だからです。
最近ではオンラインでのコミュニケーションツールを使用したグローバル規模での開発も増えているので、語学力も武器となります。
4-2.データサイエンティスト
データサイエンティストのおもな仕事は、クライアントの悩みに対してデータを分析しながら新しいビジネスを提案していくことになります。
IT技術はもちろん、数学、統計学などに関する高い専門性を持っているのが特徴です。
ビッグデータを活用したい企業が急増する中、データサイエンティストの需要も高まっています。
このため、年収1000万を提示してでもデータサイエンティストを迎えたい企業も少なくないのです。
4-3.AIエンジニア
AIエンジニアはエンジニアの中でも年収1000万以上をねらいやすい職種といえます。
AIは音声認識、自動運転などさまざまな最先端分野で必ず活用されているといっても過言ではないからです。
最先端のAI技術について精通するには、英語の学術論文も自在に読みこなす力が必要です。
語学力だけではなく微分積分・線形代数・確率統計などの数学知識も欠かせません。
したがって、AIエンジニアは理系大学もしくは大学院を卒業しているのが理想です。
誰もがなれるわけではないにもかかわらず需要は急増していて、今後とも高年収が見込まれます。
5.年収1000万円稼げるIT企業一覧!
エンジニアが年収1000万を目指せるIT企業を5つ紹介します。
紹介する企業は相当なスキルが必要になるため、誰でも入れるという分けではありませんが、スキルを高め、新しい技術を取り入れているエンジニアであれば、可能性はあるでしょう。
●野村総合研究所
日本を代表するシンクタンクであり、SIer、コンサルティングファームという3つの事業を柱としています。
年功序列型の典型的日本企業ですが、年収1000万円ラインを越えるのはおよそ30歳とかなり早めです。
●キーエンス
企業向けの各種センサーなどを自社で開発・販売するキーエンスは、知名度こそ低いものの時価総額ではつねにトヨタ、NTTなどと肩を並べる優良日本企業です。
営業利益の10%をボーナスとして分配するなどの独自システムを持ち、平均年収が高いことで知られています。
●アクセンチュア
外資系コンサルティングファームのアクセンチュアは、IT部門の大量採用を行っているのが特徴です。
学歴・経験不問の求人もあり年収1000万円をねらえる大企業の中では広く門戸が開かれていますが、実力主義ゆえの厳しさもあります。
●シスコシステムズ
シスコシステムズはアメリカに本社を置く世界最大のネットワーク機器開発会社で、日本ではシスコシステムズ合同会社として事業展開しています。
基本給は特別高いわけではありませんが、インセンティブによって年収1000万を越えているエンジニアも少なくありません。
世界トップクラスのIT企業Googleの日本法人であるグーグル合同会社では、エンジニアの平均年収は1,500万を越えるともいわれています。
ただし、採用条件は本国Googleと同レベルの傾向があり、突破するのは至難の業です。
いずれも大手企業ばかりですが、資本金が多いため年収も高くなるのは当然ともいえます。
じつは、このような大手企業に限らず、エンジニアとして年収1000万を目指せる企業は少なくありません。
6.まとめ
エンジニアが年収1000万を目指せる理由は次の2つです。
- ・エンジニアの需要が高い
- ・高度なスキルが求められる
エンジニアにとって年収1000万は、オーソドックスな大手・優良企業への就職以外にも、フリーランス、起業などさまざまな勤務形態で実現可能です。
高度なスキルを持っていることもエンジニアの年収が高い理由のひとつです。
年収1000万を目指すなら、将来性が見込まれる分野の専門性を高めるようにしましょう。
エンジニアで年収1000万を超える方法は以下の3つです。
- ・転職する
- ・フリーランスになる
- ・起業する
専門性の高い資格を取得すればアピールポイントになり、年収1000万が期待できる仕事を得る機会も増えるでしょう。
起業して年収1000万を遥かに越える成功をしているエンジニアもいます。
いずれは起業という目標があるとしても、まずはよりチャレンジしやすい転職というのも賢い選択です。
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この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役