インフラエンジニアに英語は必要なの?英語が使えるメリットを解説
インフラエンジニアに英語力は必要なの?
英語の効率的な勉強方法って?
✓本記事の流れ
- ・インフラエンジニアに英語が必要な理由を説明
- ・インフラエンジニアにおすすめの英語の勉強方法を解説
- ・英語が活きるインフラエンジニアの求人例を紹介
グローバル化が進む現代では、インフラエンジニアにも英語力が求められることがあります。
ある程度の英語力を身につけることで、最新情報をいち早く得たり業務上でのコミュニケーションを円滑に進めたりすることができます。
インフラエンジニアの概要や仕事内容について知りたいという方は、以下の記事をご覧ください。
【→関連記事:インフラエンジニアとは?仕事内容をわかりやすく解説!】
本記事では、インフラエンジニアに英語が必要な理由や実際の求人例を紹介しているのでぜひ最後までご覧ください。
目次
1.インフラエンジニアに英語は必要なの?
結論から言うと、インフラエンジニアとして仕事をするのに英語の能力は必須ではありません。
しかし、ある特定の状況下においては、英語力が必要になったり、有利になったりするケースがあります。
インフラエンジニアが英語を必要とする場面は以下のとおりです。
英語が必要な場面
- ・最新情報を得る
- ・技術文書やマニュアルを正確に読み取る必要がある
- ・業務上必要な機会がある
- ・海外出張や留学の機会に必要になる
では、それぞれの場面でどのように英語が必要になるのかを解説していきます。
1-1.最新情報を得る
インフラエンジニアとして働いていて、IT業界の最新情報を取得するときに英語力が必要になる場合があります。
世界的なIT企業であるGoogle社やApple社、Amazon社はすべて海外に本拠点があります。
このようなグローバルなIT業界では「〇〇のサービスがリリースされた」、「〇〇の技術が開発された」というようなITインフラの最新情報は、すべて英語のドキュメントで公表されます。
そのため、目まぐるしい技術革新やサービスローンチの情報を自分でいち早く調べて正しく理解するには、ビジネスレベルの英語の文章を読解するスキルが必要になります。
ITエンジニアとして活躍するには常に最新技術やトレンドについていかなければなりません。その方法を以下の記事で紹介しております。
【→関連記事:エンジニア必見!IT業界動向から最新技術トレンドまで情報収集のコツ】
1-2.技術文書やマニュアルを正確に読み取る必要がある
技術について書かれた文書やマニュアルを読み取るときにもインフラエンジニアは英語力が必要になる場合があります。
セキュリティ、ネットワーク、サーバーなどの各ITインフラシステムの設計や構築の際に、機器の取り扱い説明書やマニュアルが英文で書かれていることがあります。
このような場合に英語力が不足していると、説明書の内容を正しく読み取れず、設計上の重大なミスに繋がってしまうリスクもあります。
そのため、場合によっては難解な英文を正しく解釈する英語力が必要になってくるのです。
1-3.業務上必要な機会がある
IT業界のグローバル化にともなって、インフラエンジニアにも海外エンジニアとのコミュニケーションが求められるケースがあります。
また、業務で使用している機器が英語圏のものであれば、機械のマニュアルも英語表記である可能性があります。
その他にも、製品サポートへの問い合わせでも英語が必要になるケースがあるなど、インフラエンジニアとして働いていると業務上のさまざまな場面で英語力が求められる機会があるのです。
1-4.海外出張や留学の機会に必要になる
インフラエンジニアとして働いていると、海外出張や留学の機会で英語が必要になる場合があります。
クライアントが海外の企業の場合や、海外メンバーと共同でプロジェクトを進めていたりすると、業務の情報を共有するために海外出張や留学を行うこともあるでしょう。
このようなケースは、グローバルかつ大規模なプロジェクトに限定される傾向はありますが、キャリアアップをすればすれるほど海外出張や留学の機会は増えます。
キャリアアップと同時に英語力が必要になる可能性も考慮しておきましょう。
2.インフラエンジニアが英語を習得するメリット
インフラエンジニアが英語を習得するメリットは、主に以下の5つあります。
英語を取得するメリット
- ・英語文章の理解が容易になる
- ・グローバルな案件に参加できる
- ・世界のどこでも働くことができる
- ・業務上のコミュニケーションに役立つ
- ・転職に役立つ
では、それぞれのメリットの詳細を解説していきます。
2-1.英語文書の理解が容易になる
インフラエンジニアが英語を習得するメリットの1つ目は、英語で書かれた文書の理解が容易になることです。
グローバル化が進むIT業界では、最新技術に関する文書や、外資系企業が発表する文章は英語で書かれていることがほとんどです。
そのため、英語の読解力があると、翻訳では補えない微妙なニュアンスを汲み取ることができて、正確な情報を素早くキャッチするのに役立つでしょう。
2-2.グローバルな案件に参加できる
インフラエンジニアが英語スキルを有していると、グローバルなプロジェクトに参加できる機会に恵まれるというメリットもあります。
グローバルなプロジェクトは、世界各国のエンジニアと共同でインフラシステム開発を進めていきます。
そのため、円滑に業務を進めるためには、英語で海外メンバーと積極的にコミュニケーションを取れる人材が求められるのです。
グローバルなプロジェクトは待遇が良く、さらに高度なITスキルを積むことができるので、参画できればインフラエンジニアとして大きくキャリアアップできます。
2-3.世界のどこでも働くことができる
インフラエンジニアが英語スキルを身につけると、世界中のどの場所でも働けるというメリットがあります。
英語は世界的な公用語であり、英語が話せればほとんどの国でスムーズにコミュニケーションを取ることができるからです。
ビジネスで使用できるレベルの英語が話せるインフラエンジニアは日本国内にとどまらず、アメリカやヨーロッパはもちろんのこと、IT産業の成長が著しいインドや中東、アフリカなどでも活躍できるでしょう。
2-4.業務上のコミュニケーションに役立つ
インフラエンジニアが英語を習得すると、業務上のコミュニケーションに役立つというメリットもあります。
日本国内で働いている場合でも、プロジェクトによっては海外出身のメンバーとコミュニケーションを取りながら業務をこなしていく可能性があります。
また、外資系の企業では社内の公用語が英語に設定されているケースもあります。
そのような状況下では英語がなければ業務をこなせません。
もし外資系企業への就職を考えている場合は、インフラエンジニアでも英語スキルが必須です。
2-5.転職に役立つ
英語のスキルを持っていると、転職の際に評価されやすいというメリットがあります。
転職時に英語のスキルがあることを証明する手段としては、資格を取得することが挙げられます。
英語の資格として代表的なものにTOEICがあります。
TOEICで一定以上のスコアがあると英語に関してある程度の能力があることの証明になるため、より待遇や就労条件の良いホワイト企業に転職する際のアピールポイントとして使えるでしょう。
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3.インフラエンジニアに必要な英語のレベルの目安
インフラエンジニアにも英語が必要になる場面についてご説明しましたが、どの程度の英語スキルがあれば十分といえるのでしょうか?
ここでは、インフラエンジニアに必要な英語レベルの目安について解説していきます。
3-1.必要な英語のレベル
インフラエンジニアの業務で活かせるレベルの英語を取得するには、TOEICで700点以上のスコアを取る必要があるとされています。
国際ビジネスコミュニケーション協会によると2021年度に実施されたTOEICの平均スコアは611点でした。
上記のことから、業務に役立てられる英語レベルになるには平均よりも約100点高いスコアを取らなくてはいけません。
TOEICで700点以上のスコアは受験者のなかで上位30%以内ぐらいに入るレベルです。
充分な学習をしてから試験に挑む必要があるでしょう。
3-2.IT業界でよく使われる英語
インフラエンジニアとして仕事をする上で、最低限押さえておきたい英単語がいくつかあります。
そのなかでも以下の英単語は、インフラエンジニアを始めとしたITエンジニアであれば覚えておきたい単語です。
この機会にぜひ目を通してみてください。
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上記の英単語はエンジニアとして頻繁に使用することが多いため、正確に意味を理解しておきましょう。
その他のITエンジニアの現場でよく使われる英単語については、以下の記事にも記載しております。
【→関連記事:ITエンジニアに必要な英語力とは?よく使う単語やおすすめ勉強法など紹介】
4.効率的な英語の勉強方法
この章では、インフラエンジニアの仕事に役立つ英語スキルを身につけるための勉強方法を具体的に3つご紹介します。
以下の記事では、インフラエンジニアの勉強方法について解説しています。
もし英語以外の勉強方法が気になる方は、以下の記事も合わせてご覧ください。
【→関連記事:インフラエンジニアにおすすめの勉強方法|具体的な勉強内容も解説】
それでは、詳しく解説していきましょう。
4-1.技術書を読む
ネットワーク機器の取り扱い説明書や技術書を読むことで、インフラエンジニアにとって必要な英語スキルを効率的に身に着けることが可能です。
英語で書かれたドキュメントを読むことで、実務に活かせるリーディング能力を培えます。
また、わからない英単語が出現した場合はその都度すぐに調べることによって、語彙力を確実に増やすことができます。
技術書に出てくる英単語は、大学受験レベルを超えた難しく専門的なものが多いですが、意味を確認すれば知識として蓄積され、知っている単語が増えていくでしょう。
知っている単語が増えれば読解のスピードも上がり、文章全体の意味もスムーズに把握できるようになるためおすすめです。
4-2.中学レベルの英語を復習する
もしビジネスレベルの英語が難しい場合は、まずは中学レベルの英語を復習するところから始めましょう。
中学校で習う教科書レベルの英文法さえ身につければ、たいていの英文は読めるようになります。
どんなに難しい英語のドキュメントでも、文法が完璧ならあとは英単語を覚えればいいだけです。
具体的な復習方法ですが、中学校レベルの英語は英検3級が目安と言われているので、英検の勉強や高校受験用の参考書から勉強する方法がおすすめです。
また、英会話スクールに通ったり、オンラインの英語学習アプリで勉強したりするのも良いでしょう。
4-3.TOEICで高得点を目指す
TOEICの勉強をして高得点を取れると、英語のスキルと資格を同時に取得できるためおすすめです。
TOEICで高いスコアを取得すると、ビジネスで使用できるレベルの英語の能力があることを客観的に証明できます。
TOEICは非常に認知度が高い資格のため、どの業界でもアピールできるでしょう。
インフラエンジニアに必要な英語のレベルの目安はTOEICで700点以上と言われているので、その点数を目標にしましょう。
ただし、TOEICで扱う英語は「読む・聞く」能力に特化しているため、英会話のスキルを向上させる点では少し弱いです。
英会話でのコミュニケーション能力を付けたい場合は、海外の友人を作ったり、英会話スクールに通ったりして日常的に英語を話すことがおすすめです。
5.英語が活用できる求人紹介
ここでは、ユニゾンキャリアで扱っている「英語が活用できる求人」をご紹介します。
もし英語能力を活かしたいなら、このような求人に応募することもおすすめです。
項目 |
内容 |
仕事内容 |
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雇用形態 |
正社員(試用期間3か月) |
給与・年収 |
【年収】 |
勤務時間 |
9:00~18:00(実働8時間、休憩60分) |
勤務場所 |
東京都 |
休日・休暇 |
年間休日131日 ■完全週休2日制(土・日) ■祝日休み ■年末年始休暇 ■GW休暇 ■夏季休暇 ■慶弔休暇 ■有給休暇(100%取得) ■産前・産後休暇 ■育児休暇 ■介護休暇 ■特別休暇 |
福利厚生 |
◆役職手当(チームリーダー:2万円/グループリーダー:5万円) ◆通勤手当(上限8万円/月) ◆残業手当(残業代は100%支給) ◆住宅手当(賃貸、もしくは住宅ローン支払い中の方に支給) ◆業務関連資格手当(当社規定に定める資格保有者に対して支給) ◆役職手当 ◆単身赴任手当 ◆単身住居手当 ◆帰省手当 |
選考の流れ |
書類選考 ↓ 適性検査 ↓ 面接:1回 |
6.まとめ:インフラエンジニアに英語は必須ではない
この記事では、インフラエンジニアに英語が必要な理由について解説してきました。
インフラエンジニアは必ずしも英語が必須という訳ではありませんが、状況によっては英語が必要になる場合もあります。
インフラエンジニアに英語スキルが必要な場面は以下の通りです。
英語スキルが必要な場面
- ・ITインフラの最新情報を得たいとき
- ・技術文書やマニュアルを正確に読み取る必要があるとき
- ・業務上必要な機会があるとき
- ・海外出張や留学の機会があるとき
インフラエンジニアのなかでもシステム設計や構築などの上流工程を担当する人は、使用機器が海外メーカーで説明書が英文で記載されていることはよくあるので、注意しておきましょう。
また、インフラエンジニアの効率的な英語の勉強方法は以下の通りです。
英語の勉強方法
- ・技術書を読む
- ・中学レベルの英語を復習する
- ・TOEICで高得点を目指す
TOEICでは700点以上のスコアを目安にしましょう。
また、基礎的な内容の学習方法は、英会話スクールに通ったり、参考書や英語学習アプリを使用したりなど様々あるので、自分に合ったものを選択するようにしましょう。
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はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役