インフラエンジニアにおすすめの本18選!【元エンジニアが解説】
インフラエンジニアにおすすめの本を知りたい!
本が多すぎて何がいいかわからない…
本記事では、インフラエンジニアの本を何を買っていいかわからない!そんな方に向けて、おすすめの本をご紹介しています。
先に読んでおきたい⇒関連記事:インフラエンジニアとは?仕事内容をわかりやすく解説!
目次
1.そもそもインフラエンジニアとは?
インフラエンジニアとは、ITインフラを開発・運用するエンジニアのことを指し、大きく分けて4種類に分類できます。
【→関連記事:インフラエンジニアの4つの種類|仕事内容や求められるスキルを解説】
自分のなりたい職種や、今の職種を確認してから、選ぶべき本を決めていきましょう!
1-1.サーバーエンジニア
サーバーの構築や保守を行うエンジニアです。
Webサーバーやメールサーバーなど、さまざまな種類のサーバーから必要なものを検討して設計します。
主に、Windows、Mac、LinuxといったOSの知識が必要です。
【→関連記事:サーバーエンジニアの仕事内容とは?転職方法や必要な知識・スキルも解説】
1-2.ネットワークエンジニア
コンピューターを接続するためのネットワークを扱うエンジニアです。
クライアントが求めるシステムをヒアリングし、要望通りのネットワークを構築します。
TCP/IP(通信プロトコル)や、OSI参照モデルに関するスキルが求められます。
【→関連記事:ネットワークエンジニアとは?仕事内容・年収・将来性をわかりやすく解説!】
1-3.クラウドエンジニア
クラウド環境上のサーバーやネットワークを整備するエンジニアです。
場合によっては、クラウド環境そのものを構築することもあります。
クラウドエンジニアとして活躍するには、クラウドやハードウェアについて勉強する必要があります。
【→関連記事:クラウドエンジニアの仕事内容って?スキルと将来性についても解説】
1-4.セキュリティエンジニア
サイバー攻撃や不正アクセスに対応できるセキュリティ環境を整備(設計、運用、保守など)を担当するエンジニアです。
最新のセキュリティの知識やサーバー、OSの知識だけでなく、法律に関する知識も求められます。
【→関連記事:新卒でセキュリティエンジニアになれるの?就職で必要なことを解説】
2.インフラエンジニアにおすすめの本18選!
ここからは、インフラエンジニアを目指す人にぜひ読んでもらいたい本をご紹介します。
勉強内容や職種に合わせて、全部で18冊の本を表でまとめました。
<←この表は横スクロールできます→>
タイトル |
学習できる内容 |
価格 |
インフラ全般 |
2,200円 |
|
インフラ全般 |
2,618円 |
|
インフラ全般 |
2,750円 |
|
サーバーエンジニア |
3,520円 |
|
サーバーエンジニア |
2,970円 |
|
サーバーエンジニア |
2,948円 |
|
サーバーエンジニア |
3,278円 |
|
ネットワークエンジニア |
1,958円 |
|
ネットワークエンジニア |
2,640円 |
|
ネットワークエンジニア |
2,420円 |
|
クラウドエンジニア |
2,178円 |
|
クラウドエンジニア |
2,970円 |
|
クラウドエンジニア |
2,178円 |
|
セキュリティエンジニア |
1,760円 |
|
セキュリティエンジニア |
2,420円 |
|
CCNA |
4,268円 |
|
LPIC レベル1 |
4,180円 |
|
AWSクラウドプラクティショナー |
2,618円 |
ぜひ自分に合った本を選んでみてください。
各書籍の詳しい説明を次章以降で解説していきます。
気になる書籍があったら、参考にしてみてください。
3.インフラエンジニア全般の知識が学べる本3選!
まずは、インフラエンジニア全般の知識を学べる本を3つ厳選しました。
インフラエンジニアのどの職種でも参考になる本ばかりなので、本選びに迷ったらまずはこちらを読んでみましょう。
3-1.インフラエンジニアの教科書
項目 |
内容 |
タイトル |
|
出版社 |
シーアンドアール研究所 |
著者 |
佐野 裕 |
価格 |
2,200円 |
ページ数 |
184ページ |
出版日 |
2013/10/26 |
インフラエンジニアに求められる基本的な知識をわかりやすくまとめた本です。
伝説のインフラエンジニアと呼ばれた筆者が丁寧に解説してくれるため、勉強を始めたばかりの人でも内容が頭に入ってきやすいです。
インフラエンジニアの仕事概要から仮想技術まで詳しく解説している、実務的な一冊になります。
3-2.絵で見てわかるITインフラの仕組み
項目 |
内容 |
タイトル |
|
出版社 |
翔泳社 |
著者 |
山崎 泰史、三縄 慶子、畔勝 洋平、佐藤 貴彦、小田 圭二 |
価格 |
2,618円 |
ページ数 |
376ページ |
出版日 |
2019/6/19 |
ITインフラの仕組みをイラストで学べるロングセラーの新装版です。
文章だけではうまく想像できない部分も、イラストのおかげで具体的なイメージが浮かべられるようになっているため、初心者にもおすすめの本になります。
アーキテクチャ、ネットワーク、サーバー、プロセス、要素技術など、インフラエンジニアに必要な知識を総括して解説している一冊です。
3-3.サーバ/インフラエンジニアの基本がこれ1冊でしっかり身につく本
項目 |
内容 |
タイトル |
|
出版社 |
技術評論社 |
著者 |
馬場 俊彰 |
価格 |
2,750円 |
ページ数 |
232ページ |
出版日 |
2021/4/14 |
サーバーやインフラの基礎知識をまとめた、初心者向けの本です。
ネットワークやサーバーに関する情報や、インフラエンジニアとして働く上で必要な考え方などについて解説されています。
学習方法や職業倫理などについても触れているので、インフラエンジニアの精神を鍛えられることができておすすめの一冊です。
4.サーバーエンジニアにおすすめの本
次に、サーバーエンジニアを目指す人に読んでほしい本を4つ選びました。
サーバーエンジニアはLinuxを使う機会が多いため、Linuxについて解説した本を中心にご紹介します。
4-1.Linuxのしくみ ―実験と図解で学ぶOS、仮想マシン、コンテナの基礎知識
項目 |
内容 |
タイトル |
|
出版社 |
技術評論社 |
著者 |
武内 覚 |
価格 |
3,520円 |
ページ数 |
336ページ |
出版日 |
2022/10/14 |
Linuxの仕組みや動作について、グラフや図解を使いながらわかりやすく解説している本になります。
OSやハードウェアの知識がない人も、フルカラーのわかりやすいイメージ図のおかげでスムーズに理解できるでしょう。
Go言語やPythonを使ったプログラムの実験と結果にも触れているので、最先端の情報に触れられますよ。
4-2.新しいLinuxの教科書
項目 |
内容 |
タイトル |
|
出版社 |
SBクリエイティブ |
著者 |
三宅 英明、大角 祐介 |
価格 |
2,970円 |
ページ数 |
440ページ |
出版日 |
2015/6/6 |
こちらの本は、はじめてLinuxを扱う人に最適な入門書です。
Linuxの基本的な知識だけでなく、ネットワークエンジニアがよく使うことになるシェルスクリプトやGitに関するノウハウも徹底的に説明しています。
シェルスクリプトについては実行例も載せているので、Linuxを操作しながら内容を読み込んでみてください。
4-3.ゼロからはじめるLinuxサーバー構築・運用ガイド 動かしながら学ぶWebサーバーの作り方
項目 |
内容 |
タイトル |
|
出版社 |
翔泳社 |
著者 |
中島 能和 |
価格 |
2,948円 |
ページ数 |
280ページ |
出版日 |
2016/7/6 |
さまざまなレベルに合わせたLinuxの実務的な知識を解説した本です。
Linuxのインストール方法から実際にWebサーバーを動かす実践編まで、重要な情報が一冊にわかりやすくまとめられています。
巻末付録にコマンドリファレンスもついているので、サーバー運用に大きく役立つでしょう。
4-4.本気で学ぶLinux実践入門 サーバ運用のための業務レベル管理術
項目 |
内容 |
タイトル |
|
出版社 |
SBクリエイティブ |
著者 |
大竹 龍史、山本 道子 |
価格 |
3,278円 |
ページ数 |
584ページ |
出版日 |
2019/5/30 |
こちらの本は、Linux初心者から一歩先に進むための入門書です。
基本的な操作方法はもちろんのこと、実務で毎日使うような各種コマンドについて詳しく掲載しています。
実用例も多数解説しているので、業務でLinuxを扱う人は一度目を通してもらいたい一冊です。
5.ネットワークエンジニアにおすすめの本
次に、ネットワークエンジニアに必要な知識をまとめた本をご紹介します。
現役ネットワークエンジニアから特に人気が高い本を、3冊ピックアップしました。
5-1.[改訂新版]3分間ネットワーク基礎講座
項目 |
内容 |
タイトル |
|
出版社 |
SBクリエイティブ |
著者 |
網野 衛二 |
価格 |
1,958円 |
ページ数 |
584ページ |
出版日 |
2019/5/30 |
多くの読者に愛されてきたネットワークエンジニア参考書の名著です。
1講座3分で終わるコンパクトなページを読み進めていくことで、スキマ時間を有効活用しながらネットワークエンジニアに求められる知識を学べます。
なかなかまとまった勉強時間をとれない人に本書はおすすめです。
5-2.ネットワークはなぜつながるのか
項目 |
内容 |
タイトル |
|
出版社 |
日経BP |
著者 |
戸根 勤、日経NETWORK |
価格 |
2,640円 |
ページ数 |
445ページ |
出版日 |
2007/4/12 |
ネットワーク全体の動作について学ぶ初心者向けの解説本です。
ネットワークエンジニアを目指すなら、ネットワークのはたらきはまず理解しておかなければなりません。
TCP/IPとLANの動作や、光ファイバの仕組みについても触れているので、今まであいまいなイメージしか持てていなかった人も解像度が高められるでしょう。
5-3.マスタリングTCP/IP 入門編
項目 |
内容 |
タイトル |
|
出版社 |
オーム社 |
著者 |
井上 直也、村山 公保 、竹下 隆史、荒井 透、苅田 幸雄 |
価格 |
2,420円 |
ページ数 |
384ページ |
出版日 |
2019/12/1 |
こちらの本は、TCP/IP解説書の代表的存在として有名な書籍です。
ネットワークに関する基礎知識を体系的にまとめており、イラストや図版を使用して複雑な部分もわかりやすく解説されているところがポイントです。
時代の移り変わりに合わせて改訂版が出版されており、時代に合わせて内容もアップデートされています。
購入する際は最新版を購入するようにしましょう!
6.クラウドエンジニアにおすすめの本
続いて、クラウドエンジニアに読んでもらいたい本を3冊ご紹介します。
クラウドエンジニアが利用する機会の多いAWSの基礎について学べる本を中心に、現場で役立つ情報をまとめた本をピックアップしました。
6-1.クラウドエンジニア養成読本
項目 |
内容 |
タイトル |
|
出版社 |
技術評論社 |
著者 |
佐々木 拓郎、西谷 圭介、福井 厚、寳野 雄太、金子 亨ほか |
価格 |
2,178円 |
ページ数 |
152ページ |
出版日 |
2018/3/14 |
本書はクラウドエンジニアを目指す人や、クラウド構築のスキルを磨きたい人におすすめの一冊です。
AWSだけでなく、Google Cloud PlatformやMicrosoft Azureといった代表的なクラウドサービスに触れて説明されています。
代表的な企業の活用事例も解説しているので、読了後はクラウドにまつわるノウハウが理解できるでしょう。
6-2.Amazon Web Services基礎からのネットワーク&サーバー構築
項目 |
内容 |
タイトル |
|
出版社 |
日経BP |
著者 |
大澤 文孝、玉川 憲、片山 暁雄、今井 雄太 |
価格 |
2,970円 |
ページ数 |
224ページ |
出版日 |
2023/5/3 |
AWSを実機代わりにしながらインフラの知識を学べる、コストパフォーマンス抜群の一冊です。
この本を読めば、初心者でも自分の手でネットワークやサーバーを構築できるようになります。
最新の操作画面が反映されているので、書籍を読みながらの構築作業が学べるおすすめの本です。
6-3.図解即戦力 Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書
項目 |
内容 |
タイトル |
|
出版社 |
技術評論社 |
著者 |
小笠原 種高 |
価格 |
2,178円 |
ページ数 |
240ページ |
出版日 |
2019/11/7 |
この書籍は、「AWSの一番やさしい本」と称している入門書です。
その名の通り、知識がない人でもAWSの仕組みやクラウド・ネットワークの基礎知識をスムーズに理解できます。
具体的なサービス名や基礎用語まで丁寧に記載されているので、用語が難しくて学習を断念してしまった人におすすめの本です。
7.セキュリティエンジニアにおすすめの本
次に、セキュリティエンジニアを目指す人におすすめしたい書籍を2つご紹介します。
一見難解に思えるセキュリティの知識も、わかりやすい本があればすぐに理解できますよ。
7-1.図解まるわかり セキュリティの仕組み
項目 |
内容 |
タイトル |
|
出版社 |
翔泳社 |
著者 |
増井 敏克 |
価格 |
1,760円 |
ページ数 |
224ページ |
出版日 |
2018/9/21 |
こちらの本は、基本的なセキュリティの仕組みを図解で説明した実践的な教科書です。
解説とイラストがセットになっているため、難しい内容も理解しやすいでしょう。
各ページがキーワードごとに分類されているので、知りたい情報を探しやすい点もポイントです。
7-2.動かして学ぶセキュリティ入門講座
項目 |
内容 |
タイトル |
|
出版社 |
SBクリエイティブ |
著者 |
岩井 博樹 |
価格 |
2,420円 |
ページ数 |
264ページ |
出版日 |
2017/5/24 |
ただ説明文を読むだけではなく、実際に自宅や会社のパソコンでツールを動かしながら学ぶ実戦形式の解説書です。
本書では、サイバー攻撃の手口や怪しい動作についてさまざまな具体例を提示しています。
最後まで読めば、セキュリティ上の脅威に対してどのような予防や対策を行えばいいのか理解できるようになります。
8.【未経験向け】インフラエンジニアにおすすめの資格と勉強本は?
ここからは、インフラエンジニアにおすすめしたい資格と勉強に必要な書籍について解説します。
資格を取得していると、就職・転職活動をスムーズに進められるためおすすめです。ぜひ、興味のある資格を見つけてみてください。
【→関連記事:インフラエンジニアの資格16選|取得の順番や難易度など一覧で解説!】
8-1.CCNA
CCNAは、ネットワークエンジニアの登竜門ともいえる資格です。
ネットワーク機器大手のシスコシステムズが主催する資格で、ネットワークの基本的な仕組みから無線接続などの専門分野まで幅広く出題されます。
おすすめの参考書は、『シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集』です。
【→関連記事:【2023年最新版】合格に導く!CCNAのおすすめ参考書を解説】
8-2.LPIC レベル1
LPICとは、Linuxの技術を認定する資格です。
レベル1はもっとも初歩的な知識が問われるため、Linuxの勉強を始めたばかりの初心者にもおすすめできます。
Linuxの知識を深め、徐々に上のレベルにチャレンジするようにしましょう。
インフラエンジニアとして活躍したいなら、まずは『Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応』で勉強を進めてみるのがおすすめです。
【→関連記事:LPICの難易度をレベル別で解説!効率の良い勉強方法も解説】
8-3.AWSクラウドプラクティショナー
AWSクラウドプラクティショナーは、AWSの提供元であるAmazonが主催するAWSの代表的な認定資格です。
AWSはクラウドのシェアが世界トップクラスのため、インフラエンジニアであれば触る機会が多いでしょう。
またこちらの資格は全世界共通なので、取得しているとクラウドエンジニアとしてキャリアの役に立てることができます。
おすすめの参考書は、『AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー』です。
【→関連記事:インフラエンジニアに必要なAWSスキル【元エンジニアが教える】】
9.インフラエンジニアの勉強を本で行うメリット
インフラエンジニアの勉強を本で行うと、以下のようなメリットがあります。
本で学習するメリット
- ・最新の情報を正確に学習できる
- ・自分の好きなペースで、スキマ時間を使いながら勉強できる
- ・プログラミングスクールに通うより費用を抑えられる
第三者の目がなくても学習スタイルを確立できる人は、本を使った勉強方法が向いています。
もし独学での勉強に自信がない場合は、プログラミングスクールへの通学がおすすめです。
プログラミングスクールには費用がかかるという大きなデメリットがありますが、中には無料でスクールを開放している企業もあります。
中でもユニゾンカレッジは、転職サポートと動画受講サービスが無料で受けられるスクールです。
もし本での勉強が難しいと感じる方は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか?
インフラエンジニアの勉強方法について、本以外の方法をもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。
【→関連記事:インフラエンジニアにおすすめの勉強方法|具体的な勉強内容も解説】
10.【まとめ】自分に合った本を使って勉強していこう
インフラエンジニアにおすすめの本をご紹介してきましたが、気になる本は見つかりましたか?
インフラエンジニアにもそれぞれ得意領域があり、それぞれについて学べる本が存在します。
まずは自分に適した本を探して、勉強してみるところから始めていきましょう!
もし本での勉強が合わない場合は、スクールに通うことも検討してみてください。
スクールは費用がかかることが大きなデメリットですが、中には無料で講座を受講できるスクールも存在します。
本やスクールを上手く使って、インフラエンジニアとしてスキルアップを目指していきましょう!
このようなことで
悩まれています。
簡単30秒
まずは気軽にWebで無料相談
こんにちは!
はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役