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SE(システムエンジニア)はブラックなの?優良企業の見分け方を解説

SE(システムエンジニア)はブラックなの?

SE(システムエンジニア)ってブラック職種なの…?

実際、IT企業ってブラックが多いの…?

ブラックなIT企業の見分け方を知りたい…

✓本記事の流れ

  • ・SE(システムエンジニア)がブラックと言われる理由を知ろう
  • ・ブラックIT企業の見分け方を確認しよう
  • ・SE(システムエンジニア)のブラック企業入社を避ける転職方法を確かめよう

SE(システムエンジニア)はブラックという印象を受けがちですが、ホワイト企業も多く存在します。

本記事では、ブラックIT企業に入社しないために、ブラック企業とホワイト企業の見分け方を詳しく解説しています。

→参考記事:システムエンジニア(SE)とは何か?【図解】仕事内容・資格・年収をわかりやすく簡単に解説

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目次

1.SE(システムエンジニア)は本当にブラックなの?

結論

ホワイト・ブラック企業どちらも存在する

結論から申し上げると、ホワイト・ブラックどちらも存在しています。

ですが、これはSEに限らず、どの業界にも言えることかもしれません。

SEはソフトウェアの設計・開発を行う職種です。

クライアントの要望や悩みを解決するためのシステムのヒアリング・提案・開発を行うために、長期の時間がかかり、また納期が絶対な仕事でもあるために、どうしても拘束時間が長い業務になってしまいます。

【→関連記事:システムエンジニア(SE)とは何か?【図解】仕事内容・資格・年収をわかりやすく簡単に解説

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2.SE(システムエンジニア)がブラックと言われる理由7選

SE(システムエンジニア)がブラックと言われる理由はいくつかあります。

SEがブラックと言われる理由

  • ・人手不足
  • ・納期厳守で残業が多い・長い
  • ・仕様変更依頼が多い
  • ・スケジュール管理が大雑把
  • ・給料が釣り合っていない
  • ・上司の質が悪い
  • ・労働組合が存在しない

上記の理由から「SE(システムエンジニア)はブラック」と言われてしまうようです。一つずつ解説をしていきます。

2-1.SEがブラックと言われる理由①人手不足

IT業界は急速な成長をしていて、SEの需要は増加しています。

人材供給が追いついていないことから長時間労働をせざるを得ず、結果「SEはブラック企業」と言われています。

プロジェクトの期限が迫っている時、人手が足りないため労働時間が長くなることがあります。

また、SEは開発現場だけではなく、保守や運営などのフェーズにも関わらないといけないため、業務量が多いのも原因です。

【→関連記事:ITエンジニアの人材不足の現状を2023年最新データで解説

2-2.SEがブラックと言われる理由②納期厳守で残業が多い・長い

システム開発は納期厳守のため、途中で問題が発生したり、開発途中でクライアントから要求があった場合にでも納期を守らなければいけません。

出勤時間内だけでは収まらない時には、休日出勤や残業することもしばしばあるようです。

特にシステムやアプリのリリース前になると、残業や休みに出社があったりします。

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2-3.SEがブラックと言われる理由③仕様変更依頼が多い

開発が始まった後でも、クライアントの要望によって仕様が追加されることがあります。

たとえば、開発途中で「社員の評価が見れる、仕様にしてほしい」などです。

新しい機能の追加や仕様変更には多くの時間を必要とします。

しかし納期を変えることはできないため、結果として残業が増えてしまい、ブラックと言われています。

2-4.SEがブラックと言われる理由④スケジュール管理が大雑把

SEはスケジュール管理が大雑把な中で作業を強いられることからブラックという意見もあります。

特に、自社だけでプロジェクトを進めるのではなく、一部の仕様を外に発注している場合は外注先の遅れがスケジュールに影響してしまいます。

その結果、スケジュール管理が雑になり、作業が遅れることになります。

2-5.SEがブラックと言われる理由⑤給料が釣り合っていない

SEは未経験から入社すると、勉強とプロジェクトに付いていくのが大変です。

システムエンジニアになると最初のうち、勉強しなければ、プロジェクトに付いていくことができず、しんどい思いをすることが多いです。

そのため、努力に比べると、給料が見合わないと感じることが多いです。

【→関連記事:システムエンジニアの平均年収や年収1000万円の秘訣

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2-6.SEがブラックと言われる理由⑥上司の質が良くない

上司のマネジメントスキルが低いと、余計な仕事が増えたり、上手く仕事を進められずブラックと感じる可能性があります。

スケジュール通りに仕事をするには、マネジメントスキルは必要不可欠です。上司のスキルが不十分であれば、チームメンバー全員が被害を受けることになります。

2-7.SEがブラックと言われる理由➆労働組合が存在しない

IT業界は発展が著しく、多くがベンチャー企業や中小企業で構成されています。

そのため、労働組合が存在していない場合が多いです。

労働組合があれば、残業時間や賃金未払いに監査が入ることが期待できますが、労働組合がない場合はそういったことを相談する場所もないため、ブラックと感じる可能性があります。

以下のLiberty Worksの記事では、システムエンジニアがきつい時の対処法などを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

システムエンジニアはきついって本当?現役SEの本音ときつい時の対策法|Liberty Works

3.SE(システムエンジニア)のブラック・ホワイト企業の見分け方6選

SE(システムエンジニア)はブラック企業が多いと言われていますが、ホワイト企業とブラック企業の見分け方にはどのようなものがあるのでしょうか。

いくつかの方法をあげていきます。

見分け方

  • ・平均年齢が低い
  • ・完全週休2日制でない
  • ・固定残業代(みなし残業)・年俸制
  • ・未経験を多く中途採用している
  • ・客先常駐で下流工程のみ任される
  • ・3次請け以上の案件が多い

上記の見分け方について1つずつ解説をします。

3-1.SEのブラック・ホワイト企業の見分け方①平均年齢が低い

平均年齢の低い企業は一般的にブラック企業の可能性があります。

設立年数が古いのにも関わらず平均年齢が高い場合は、労働環境が悪く中堅社員が辞めてしまっている可能性があることから、離職率が高く、平均年齢が低い場合は要注意です。

3-2.SEのブラック・ホワイト企業の見分け方②完全週休2日制でない

システムエンジニアは急なトラブルがない限り、24時間、365日仕事をしなければならない職種ではありません。

IT企業のほとんどは、完全週休2日制です。

ただし、週休2日と書かれているところには注意が必要です。週休2日制と完全週休2日制には大きな違いがあるため、注意してください。

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3-3.SEのブラック・ホワイト企業の見分け方③固定残業代(みなし残業)・年俸制

みなし残業や年俸制を導入している企業は、比較的ブラック企業であると言われることがあります。

もちろん、全ての企業がブラックではなく、残業・年俸制の企業にもホワイトなところはあります。

みなし残業とは、あらかじめ決められた残業時間分の給料が月給に含まれている給与形態です。

年俸制は年単位で給与額が決められているため、ボーナスや残業代が出ないことがあります。

提示される年俸額が高そうに見えても、残業代込みであることを考えると、意外とメリットがないケースもあるので注意が必要です。

3-4.SEのブラック・ホワイト企業の見分け方④未経験を多く中途採用している

未経験を多く中途採用している企業はブラック企業の可能性があります。

未経験を多く採用するということは、単純な作業を繰り返し行う業務が多いという意味でもあります。

ひたすら数をこなすのは仕事を覚える上で大切ではありますが、何年経っても仕事内容が変わらなければスキルアップに繋げることはできません。

ただ、未経験募集の企業も優良企業は多くあります。そのため、見分け方は重要になってくるでしょう。

3-5.SEのブラック・ホワイト企業の見分け方⑥3次請け以上の案件が多い

IT業界の多重下請け構造

IT業界の多重下請け構造

IT業界では、1次請けから2次請け、そして孫請けといったように、多重請け構造となっていることがあります。

上位の一次請け企業は利益を比較的簡単に上げることができますが、下位企業は作業時間は長く、給料は少ない場合が多いです。

安い報酬で長時間労働の仕事を抱えている企業は、ブラック企業になりやすいです。

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4.ブラックなSE(システムエンジニア)企業を避ける転職方法

ブラックなSE(システムエンジニア)企業を避ける転職方法をいくつかあげていきます。

前もって知っておくことで、就職後のミスマッチをなくせるかもしれません。

4-1.企業の公式ホームページを確認する

公式ホームページや企業ブログ等があれば事前に確認をするとよいでしょう。

イベントごとや社内の様子を発信していることが多く、雰囲気を知ることができます。

人によって和気あいあいとした風土がよいのか、黙々と作業をする雰囲気がよいのかなどは変わります。

企業ブログやSNSなどは、社内の雰囲気を見るのに効率的です。

4-2.口コミを確認する

口コミサイトも就職・転職する上で参考になります。

口コミサイトには在職している人のリアルな意見が載っているため、求人情報には載っていない実際の情報を知ることができます。

しかし、口コミは誰でも書ける点やマイナスイメージの方が書かれやすいことから、あくまでも参考程度にとどめるようにしましょう。

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4-3.求人を確認する

まずは求人情報にある給料形態やみなし残業の量、有給取得実績など、採用条件の確認をしましょう。

自分の希望の条件にあっていない場合には、入社してから「こんなはずじゃなかった」と感じることになります。

4-4.IT特化の転職・就活エージェントを利用する

ブラックなIT企業を見極める一番いい方法はIT専門の転職エージェントを利用するのが、一番良いです。

IT専門の転職・就活エージェントなら、求人以上の企業の中身を教えていただくことができるので、ブラック企業に入社することもないでしょう。

そのため、IT専門の転職・就活エージェントを利用することをおすすめします。

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5.ブラック企業にSE(システムエンジニア) として入社した人の対処法

ブラック企業にSE(システムエンジニア)として入社してしまった人の対処法は2つあります。

無理をして働き続けると身体だけでなく精神も病んでしまうかもしれませんので、早めに対処することをおすすめします。

5-1.すぐに転職活動を始める

ブラック企業で明らかに待遇が悪い、思っていた企業と違う、残業が多すぎるけれど賃金がもらえないなどがあればすぐに転職活動を始めましょう。

確かにSE(システムエンジニア)にはブラック企業があるのは事実ですが、全ての企業がブラックなわけではありません。

ブラック企業で働き続けることは将来的にも大きな損なので、早めに見切りをつけましょう。

5-2.労働組合に相談する

会社内に労働組合があれば、すぐに相談をしましょう。

労働組合は、同じような相談がいくつかあった場合に交渉に応じてくれることがあります。会社を辞めやすくもなるので、転職をしやすくもなります。

外部団体に一人で加入することができる合同労働(ユニオン)などもあります。

こちらは不当解雇の交渉をしてもらうために加入される方や、ブラック企業の未払い残業代の交渉などで加入される方もいます。

6.【まとめ】SEはブラック?優良企業の見分け方

結論

ホワイト・ブラック企業どちらも存在する

巷ではブラックと言われるSE(システムエンジニア) ですが、どの企業にもホワイト・ブラック企業は存在します。

SEがブラックであると言われるにはいくつか理由があります。

  • ・人手不足
  • ・納期厳守で残業が多い・長い
  • ・仕様変更依頼が多い
  • ・スケジュール管理が大雑把
  • ・24時間体制
  • ・上司の質が悪い
  • ・労働組合が存在しない

ブラック企業に勤めないためには、ブラック企業の特徴を見極めて、該当する企業を避けるようにしましょう。

ただし、あくまでも傾向であり、絶対では無い点に注意です。

  • ・平均年齢が低い
  • ・完全週休2日制でない
  • ・固定残業代(みなし残業)・年俸制
  • ・未経験を多く中途採用している
  • ・3次請け以上の案件が多い

ブラックなSE(システムエンジニア)企業を避ける転職方法は以下の通りです。

  • ・企業の公式ホームページを確認する
  • ・口コミを確認する
  • ・求人を確認する
  • ・IT特化の転職エージェントを利用する

採用情報だけでは分からないところは、転職エージェントなど、多くの情報を持っている転職のプロに相談するのがよいでしょう。

SE(システムエンジニア)にもホワイト企業は存在しています。

自分のやりたいことが叶えられる、魅力ある企業で就職することを諦めず、転職活動を進めていきましょう。

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この記事の監修者

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エンジニア

土肥 将司

大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役

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