正社員のエンジニアになるメリットは?エンジニアの働き方を比較解説
エンジニアは正社員として働くべき?
正社員で働くメリットは?
✓本記事の流れ
- ・正社員エンジニアの働き方を解説
- ・正社員エンジニアのメリット・デメリットを解説
エンジニアには正社員、派遣・契約社員、フリーランスの3つの働き方がありますが、その中でも正社員エンジニアという働き方はどの点で優れているのでしょうか。
本記事では、エンジニアが正社員として働くメリット・デメリットや、正社員エンジニアになるための方法を解説します。
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目次
1.正社員以外には何がある?エンジニアの働き方
- ・正社員エンジニア
- ・派遣・契約社員型エンジニア
- ・フリーランスエンジニア
ここでは、それぞれの働き方について詳しく解説していきます。
1-1.正社員エンジニア
正社員として働くことで、安定した給与をもらいながら長期的な目線でスキルアップできるメリットがあります。
正社員エンジニアは、さまざまな業界での働き方があります。
例を挙げると、以下のような業界です。
- ・SI業界
- ・Web業界
●SI業界
SI業界とはシステムインテグレーターの略で、顧客の要望に応じてシステム開発をする業界を指します。
業務内容としては、基本的にシステムの企画や設計・開発などの工程を行い、保守や運用まで行う場合もあります。
SI業界で人材不足が進んでいることを背景に、正社員エンジニアはIT業界未経験であっても就業可能な求人が多くあります。
●Web業界
Web業界はインターネットサービスを提供している業界で、インターネットが普及し始めていることから成長を遂げています。
正社員エンジニアの業務内容は、Webサービス構築や開発、保守などで、IT技術を活かしながらWeb上のサービスを生み出すことで利益を上げています。
このように正社員エンジニアは、システム開発やWeb上のシステムを構築する仕事を行います。
最も大きな魅力は、1つの企業で働くことで特定の業界におけるスキルを高められる点でしょう。
1-2.派遣・契約社員型エンジニア
派遣・契約社員型エンジニアは、それぞれ以下のような働き方の特徴を持ちます。
・派遣型エンジニア
派遣会社に登録して派遣先の会社でエンジニアとして働き業務を行う働き方
・契約社員型エンジニア
決められた期間の契約で業務を行う働き方
内定の難易度が正社員よりも低くなるため、スキルが身についていないうちは派遣・契約社員型エンジニアから始める人が多くいます。
また派遣・契約社員型エンジニアは時給制が大半であり、給与は人材派遣会社から支給される傾向にあります。
正社員エンジニアと比べてのメリットは、1つの企業に縛られずにさまざまなプロジェクトへ参加できる点です。
派遣先によって案件や取引先が変わるため、複数の現場で幅広い知識やスキルを身に付けられます。
つまり派遣・契約社員型エンジニアは、同じ業務やプロジェクトに関わる正社員エンジニアとは違った働き方をすることが可能で、未経験歓迎の求人も多くあります。
そのため、異業種からのキャリアチェンジを希望する人でも就職しやすい働き方です。
このように、異業界からエンジニアに転職をしたいと考えているものの、何をするべきか分からずに一歩を踏み出せずにいる方には、転職エージェントの活用がおすすめです。
そしてエンジニアは専門性が高い職業であるため、転職エージェントの中でもIT業界を専門的に扱っているサービスを利用することがおすすめです。
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1-3.フリーランスエンジニア
フリーランスエンジニアとは、企業と直接契約して収入を得るエンジニアで、取引できる企業を自由に選べ在宅で仕事も可能など、自由度が高い職業といえるでしょう。
具体的には、常駐型と請負型に分かれます。
常駐型は、クライアントと業務委託契約を結んで仕事を行うため企業のオフィスに常駐でき、正社員と似たような働き方といえます。
請負型は、顧客から仕事を請け負い納品するスタイルの仕事で、基本的に成果に対して報酬が発生します。
どちらも、エンジニアとしてのスキルが高くなれば、安定した仕事の獲得も期待できます。
そのため、正社員エンジニアで経験を積んでからフリーランスエンジニアになることで高年収を目指す方法がおすすめです。
2.正社員エンジニアとして働くメリット・デメリット
正社員エンジニアとして働くメリットとデメリットを解説します。
2-1.正社員として働くメリット
正社員エンジニアとして働くメリットは、以下の5点です。
正社員エンジニアのメリット
- ・給与が安定している
- ・社会保険に加入できる
- ・福利厚生が充実している
- ・研修制度が充実している
- ・昇給や昇進がある
それでは、これらのメリットを詳しく解説していきます。
●給与が安定している
正社員エンジニアは、企業の業績や自身の成績が悪いとしても給与がカットされないというメリットがあります。
また、給料だけでなく賞与も安定してもらえる傾向にあります。
派遣・契約社員型エンジニアの場合は契約期間しか働けないため、長期間安定的に収入を得ることができる保証はありません。
正社員エンジニアであれば「収入がなくなるかもしれない」という不安から解放されるため、精神的な安定を手にしながらスキル獲得できるという大きなメリットがあります。
●社会保険に加入できる
派遣・契約社員型エンジニアやフリーランスエンジニアの場合、国民健康保険に加入し、支払いは全額自己負担になることがあります。
しかし、正社員エンジニアであれば社会保険に加入でき、保険料は会社と自分の折半です。
つまり、正社員として働くと毎月の保険料が安く済むのです。
例えば、毎月の社会保険料が4万円の支払いだとして、正社員の場合には会社と折半の2万円負担になります。
派遣・契約社員型エンジニアやフリーランスエンジニアは全額支払う必要があり、比較すると1年で24万円の差が生じます。
そのため、正社員として働くと社会保険に加入できるというメリットは大きいといえます。
●福利厚生が充実している
正社員エンジニアとして働くと、会社の福利厚生を受けられるメリットがあります。
具体的的には、会社の施設やカフェを無料で利用できたり、家賃補助を受けられるなど、福利厚生が充実している企業の従業員は様々なサービスを受けることができます。
福利厚生をうまく利用するとワークライフバランスが整うため、正社員として企業に勤めるメリットであると言うことができるでしょう。
●研修制度が充実している
正社員エンジニアとして働くメリットとして、研修制度が充実している点が挙げられます。
例えば、エンジニアとしてのスキルを磨ける機会を会社の経費で支払ってもらえるのです。
フリーランスであればスキル獲得のための勉強も自己負担になりますが、会社に負担してもらえるのは、知識を深めるために役立ちます。
具体的には、以下のような研修制度を活用して学習することができます。
- ・プログラミング学習
- ・最新技術の学習
教材費も支給してくれる場合もあるため、研修制度が充実している企業に就職することができた場合には、この制度を積極的に学習をしてスキルアップを目指しましょう。
●昇給や昇進がある
正社員エンジニアは、昇給や昇進がある点がメリットといえます。
昇給や昇進があることで、スキルを磨き意欲的に働くと給料が上がったり、大規模な案件の責任者になったりできるのです。
反対に派遣・契約社員型エンジニアやフリーランスエンジニアでは昇給や昇進がないため、正社員特有の魅力と言えます。
2-2.正社員として働くデメリット
正社員エンジニアとして働くデメリットは以下の3点です。
- ・長時間拘束される
- ・残業がある
- ・人間関係が大変
それぞれのデメリットを詳しく説明していきます。
●長時間拘束される
ほとんどの会社で正社員の業務時間は週5日であり、9時から18時のような時間帯で決められています。
派遣エンジニアやフリーランスエンジニアであれば短時間勤務といった工夫もできますが、正社員エンジニアは自由に働く時間を決められない傾向が強いです。
さらに緊急時に休みを確保することも難しく、正社員として働くエンジニアは仕事に拘束される時間が多くなってしまいます。
そのため、正社員として働くことは「家庭の事情がある人」や「自身のやりたいことがある人」にとっては長時間拘束される点がデメリットとなるでしょう。
しかし、最近では有給休暇が積極的に取れる制度や長期休暇が取れる制度、さらにフレックスタイムやリモート勤務を取り入れている企業が増えてきています。
そのため、転職活動時にはどのような働き方を取り入れているのか確認すると良いです。
●残業がある
正社員エンジニアとして働くデメリットは、残業がある点です。
正社員エンジニアは業務時間が決まっていますが、納期に間に合わない場合には残業をして業務を終わらせる必要があります。
特にシステムエンジニアは残業時間が長いといわれており、納期のギリギリになると夜中まで働くこともあります。
しかし、近年では働き方改革により職場の残業削減に取り組んでいる会社が増えているため、そのような取り組みを行っている企業への転職を目指すと良いでしょう。
●人間関係が大変
正社員エンジニアとして働くデメリットとして、人間関係が大変な点が挙げられます。
実際上司に気を遣ったり部下の面倒を見ることで、エンジニアの業務と直接関係ない点で疲れてしまうエンジニアがいます。
そのため、価値観と合う人が多い会社なのかを就職前に判断することで人間関係の問題を防ぐ努力をしましょう。
具体的には、社員と面談したり口コミサイトを見たりする方法が挙げられます。
3.正社員エンジニアの平均年収
正社員エンジニアの平均年収は、高い傾向にあります。
求人ボックスによると、ITエンジニア正社員の平均年収は約494万円です。
一方で、契約社員や派遣社員の平均年収は、約438万円です。
さらに、8時間働けない場合は、438万円よりも低くなります。
上記のように、給与面で正社員エンジニアは派遣社員に比べて安定しています。
国税庁による民間給与実態統計調査によると日本の平均年収が443万円のため、正社員エンジニアの年収は日本の平均年収と比較しても高いといえます。
また、エンジニアはスキルを上げることによって平均年収を上げることも可能です。
例えば、経済産業省の「IT人材に関する各国比較調査結果報告書」によると、エンジニアとしてレベルが上がると平均年収が以下のようになります。
スキル |
平均年収 |
レベル1(※1) |
約437万円 |
レベル2(※2) |
約499万円 |
レベル3(※3) |
約576万円 |
レベル4(※4) |
約726万円 |
- ※1:レベル1:最低限求められる知識を有している人材
- ※2:レベル2:基本的知識技能を有している人材
- ※3:レベル3:応用的知識・技能を有している人材
- ※4:レベル4:高度な知識・技能を有している人材
このように、スキルアップ次第で大幅な年収アップをを狙える点が正社員エンジニアの魅力なのです。
年収を上げるためには、高度なプログラミングスキルを身に付けたり、マネジメント側になったりといった方法が挙げられます。
企業へのシステム提案などができるコンサルタントになる方法も考えられるでしょう。
常に知識や経験を積んで、高年収のエンジニアを目指しましょう。
エンジニアの年収を詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。
4.正社員エンジニアになるための方法
ここでは、正社員エンジニアになるための方法について解説します。
- ・正社員登用試験を受ける
- ・IT専門の転職・就活エージェントを活用する
4-1.正社員登用試験を受ける
現在派遣社員や契約社員のエンジニアが正社員エンジニアになるためには、正社員登用試験を受ける方法が有効です。
正社員登用試験とは、派遣社員や契約社員が自分の働いている会社の正社員になるための試験です。
この試験に合格するために、まずはスキルや経験を積んでから正社員登用試験を受けることがおすすめです。
具体的には、以下の流れで正社員登用を目指すと良いです。
- 1.ITスキルを磨く
- 2.自己分析をする
- 3.書類審査、面接を受ける
まず、正社員エンジニアを目指す際には、ITスキルを磨くことが欠かせません。
エンジニアとして働きながら、正社員として働く際にはどのようなスキルが役立つかを常に考えておきましょう。
具体的には、プログラミングスキルやシステム、ハードウェアなどの知識を身につけておくことをおすすめします。
ITスキルを身に付けた後には、自己分析をしましょう。
自己分析により、自分の価値観や強みなどが客観的に理解できるため、どのような業務が自分に合っているかを知ることができます。
また自己分析をすることで説得力のある志望動機を述べられるようになり、企業に対して自身のアピールする能力が向上するというメリットがあります。
そして最後に、書類審査と面接を受け、実際に正社員登用を目指します。
派遣社員や契約社員として実際に企業の業務に携わっているため、自社の強み・弱みを把握できているはずです。
そのため、正社員となることで自分の経験がどのように役立つのかをアピールするようにしましょう。
このような流れで準備をすると、派遣社員・契約社員から、正社員エンジニアになることができます。
4-2.IT専門の転職・就活エージェントを活用する
正社員エンジニアになるためのアクションを自分一人で起こすことに対して不安を感じる方がいらっしゃると思います。
自己分析をしても自分の強みがわからなかったり、選ぶべき企業がわからなかったりすることがあるのです。
また、面接でうまく話せないといった悩みを抱える可能性もあります。
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5.まとめ:正社員として働くエンジニア
エンジニアには、正社員エンジニアや派遣・契約社員型エンジニア、フリーランスエンジニアの3つの働き方があります。
そのうち正社員として働くメリットは以下のとおりです。
正社員として働くメリット
- ・給与が安定している
- ・研修制度が充実している
- ・昇給や昇進がある
正社員エンジニアは、業績や自身の成績が悪くても、給与カットされないメリットがあります。
研修制度が充実していることで、スキル獲得や昇給、昇進にもつながるでしょう。
また、正社員エンジニアになるための方法は以下のとおりです。
正社員エンジニアになるための方法
- ・正社員、登用試験を受ける
- ・IT専門の就活・転職エージェントを利用する
正社員エンジニアになるには、しっかりとスキルを身に付け、正社員登用試験を受けてみましょう。
その際には、ITスキルを身につけ自己分析をすると、書類審査や面接に通過する可能性を挙げられます。
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はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役