【出社拒否】SESをバックレたい!客先常駐先を無断欠勤したらどうなる?|SES
SESしんどい…バックレたい…
SESをバックレるとどうなるのかな?
✓本記事の流れ
- ・SES(客先常駐)をバックレるとどうなるのか解説
- ・SES(客先常駐)をバックレる前に確認してほしいこと
現在SES(客先常駐)で働いていて、「今すぐにでも現場を退場したい」「いっそのことバックレてしまいたい」と考えている方、ちょっと待ってください!!
SESをバックレるとどのような影響があるのか、バックレた後の転職活動はどうすればいいのか、考えていますか?
本記事では、SESをバックレたいと感じている方に向けて、バックレる前に知っておくべきことやバックレる前にやるべきことを分かりやすく説明しています。
SESをバックレてしまうその前に、一度立ち止まって考えてみてください。
また、次の記事ではそもそもSESとは何なのかについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
→SESとは?メリットや派遣との違いなどをわかりやすく解説!
目次
1.SESをやめたい!客先常駐のバックレはあり?
現在、SES企業で働いていて「仕事がつらい」と感じ、バックレたいと考えている方は少なくありません。
しかし、結論から申し上げますと、SES企業をやめるためにバックレるのはおすすめしません。
退職する際は、他の方法を検討しましょう。
また退職をする際には、次の転職先を考えておくことが重要です。
ユニゾンキャリアはIT業界に特化した転職エージェントで、あなたの経歴やスキルにマッチした優良IT企業を紹介してくれるので、就労環境の悪いSESからの転職を考えている方におすすめです。
2.SESをバックレたいと思ってる人は意外といる!客先常駐のリアル
実際にバックレるかどうかは別として、「SESをバックレてしまいたい」、「やめたい」と考えている人は数多くいます。
そこで、ここでは、現役でSESで働いていて「バックレたい」と主張している人の3つのリアルな声を以下に紹介します。
2-1.SESをバックレたい人の生の声①
SESの契約途中で退職することは可能でしょうか。 三ヶ月ごと更新の契約ですが転職するため途中で退場したいです。 途中で退職はできるでしょうか? 引用:Yahoo!知恵袋 |
2-2.SESをバックレたい人の生の声②
SESではバックレと精神疾患での退職者が多い。 むしろそれがスタンダード。 引用:X(旧ツイッター) |
2-3.SESをバックレたい人の生の声③
ベンチャー企業に入社して約1年ですが、激務と上司の理不尽さに限界がきて、バックレという形で退職したいと思っています。 一日2~3時間の睡眠で、更に、自分の能力以上の技術的な仕事を当然のように強要され、動悸が止まりません。 ちなみに残業代は一切なしです。 引用:教えて!goo |
3.SES(客先常駐)をバックレるとどうなる?よくある質問
ここでは、働いているSES企業からのバックレを検討している人から、よくある質問をまとめてQ&A方式で紹介していきます。
3-1.損害賠償を請求されることはある?
日本では、憲法や労働基準法で「職業選択の自由」や「退職する自由」は保証されているので、基本的には損害賠償を請求されることはありません。
しかし、会社によっては、突然の退職により、自分が担当していた業務を次の担当者に十分に引継ぎを行わなかった場合には、請求されてしまうリスクもあります。
早い段階で担当の営業や上司に退職の意向を伝え、引継ぎを行うことをおすすめします。
「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。」 「使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。」 |
3-2.客先との契約はどうなる?
客先とは、エンジニア個人ではなく、その雇用主のSES会社が契約を結んでおり、エンジニア個人にSES契約の責任が追及されることはありません。
法律上、SES契約などの準委託契約はいつでも契約解除できる契約です。
なお、準委託契約の特徴については以下のとおりです。
- ・労働時間に対して報酬が発生する
- ・成果物に対して責任を負わない
- ・指揮命令権はSES企業側にあり、クライアントにはない
準委託契約では、成果物を完成させる必要がなく、あくまで業務を遂行することに対して責任を負います。
3-3.懲戒解雇になる?
SESをバックレた場合、長期間の無断欠勤として懲戒解雇になる場合があります。
懲戒解雇された場合の影響については、主に以下の4つのとおりです。
- ・離職票に「重責処分」と記載される
- ・今後の就職や転職のハードルが上がる
- ・失業保険が制限される
- ・退職金がもらえない
懲戒解雇されてしまった場合、離職票に「重責処分」と書かれてしまいます。
そのため、今後採用面接を受ける際、面接先の企業にも懲戒解雇を受けたことが分かってしまいます。
採用企業側としては、「素行面や精神面などに問題を抱えていて、採用後にトラブルを起こすのではないか」と考える可能性が高まり、採用のハードルが上がってしまう可能性があります。
そのほか、退職金や失業保険がもらえないなどの金銭的な不利益を被ることもあるので、長期間の無断欠勤などをして懲戒解雇されることは避けたほうがよいでしょう。
3-4.退職はいつまでに伝えればいいの?
従業員は2週間前に会社へ伝えれば退職できることが民法で決まっています。
そのため、SESをやめたくても、突然バックレるのではなく、期間に余裕を持って退職の意思を会社に伝えるようにしましょう。
「当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。」 |
3-5.バックレて今の会社を辞めた後転職先は見つかる?
「業務がイヤ」「職場の人間関係がイヤ」などさまざまな理由でSES企業をバックレた場合でも、IT業界は深刻な人材不足のため、次の就職・転職先は比較的見つけやすいでしょう。
SESをバックレてしまったあとの転職活動では、IT業界専門の転職エージェントを活用すると良いでしょう。
転職エージェントでは、優良求人の紹介のほか、書類添削や面接対策などのサポートも受けられるため、前職をバックレたことを面接時にうまくカバーできるような訓練もできます。
4.【デメリット】SES(客先常駐)をバックレる前に確認してほしいこと
この章では、SESの企業をどうしてもやめたくてバックレようとしている人向けに、バックレることのデメリットや事前に確認すべきことを以下の3つの観点から解説していきます。
バックレる前に確認すべきこと
- ・上司や同僚から信頼を失う
- ・バックレてOKという認識はビジネスマナー的にNG
- ・無断欠勤による給与や退職金への影響がある
では、それぞれのポイントを詳しく解説していきます。
4-1.上司や同僚から信頼を失う
SESをバックレる前に確認してほしいデメリットの1つ目は、上司や同僚からの信頼を失ってしまうことです。
「バックレたらもうその会社には顔を出さないので、上司や同僚にどう思われてもかまわない」と考える人もいるかもしれません。
実際、バックレることでその会社との縁は切れるでしょう。
ただし、そのあとに同じIT業界で就職・転職する場合、業界内は意外に狭い世界なので、上司や同僚からバックレたことの情報が出回ってしまうリスクがあります。
また、同じIT業界の場合、再就職先の企業の取引先がバックレた古巣の企業であるということもあり得るので注意が必要です。
そのため、SESをバックレるとなると再就職先で影響が出る可能性も考慮しておきましょう。
4-2.バックレてOKという認識はビジネスマナー的にNG
SESをバックレる前に確認してほしいことの2つ目としては、バックレてOKという認識はビジネスマナー的にはNGであるということです。
バックレるということは、事前に辞意を伝えずに無断で仕事に来なくなるということであるため、会社や取引先には当然、迷惑がかかります。
ビジネスマンとして、会社やクライアントに迷惑をかけないように、報告・連絡・相談することは基本中の基本の行為です。
バックレることはビジネスマン・社会人にはふさわしくない行為であることは強く認識しておきましょう。
4-3.無断欠勤による給与や退職金への影響がある
SESをバックレる前に確認してほしいデメリットの3つ目としては、無断欠勤することで、給与や退職金への影響があることです。
バックレ時に仮に有給が余っていても、無断欠勤した分は自動的に有給になるわけではありません。
また、バックレてしまった場合には、賞与(ボーナス)や退職金がもらえない可能性があります。
このようにSESをバックレることで、自分の経済面でマイナスな影響が起こることも事前に考えておかなくてはなりません。
5.SESを辞める方法はバックレだけじゃない!客先常駐を辞める方法
「長時間残業が続き、神経が振り減っている」「上司のパワハラがしんどい」などの理由でSESをバックレようとしている人は多いでしょう。
ただし、SES・客先常駐をやめる方法はバックレだけではないことを認識しておきましょう。
この章では、そもそもバックレる行為の定義についてや、SESをやめたくなったときの対処法を紹介していきます。
5-1.そもそもバックレるってどういうこと?
そもそも「バックレる」という言葉の意味は、仕事や人との約束などを連絡もなしに無断で反故にして、その後の連絡に一切返信せずに仕事をやめたり、姿を現さなかったりすることです。
よく、学生が軽いノリで「バイトをバックレた」などの会話を仲間内ですることがありますが、SESの正社員でバックレることは、それとは責任の重大さが桁違いな迷惑行為です。
5-2.客先ではなく自社の上司に相談する
もしSES企業で働いていて、常駐先の仕事が合わずにやめたい場合、バックレるのではなく、まずはストレスを感じる客先(クライアント)の現場から脱出できないかを考えましょう。
具体的には、自分がやめたいと感じている常駐先の現場の状況を自社の上司に伝え、常駐先を変更できるかどうか相談してみましょう。
やめたいと感じる理由を明確にして自社の上司に意思表示することで、自分のスキルや性格に合った客先常駐先に現場を変更してもらえる場合も企業によってはあります。
5-3.退職代行を利用する
「仕事をやめたいけど会社に言いにくい」という場合は、退職代行を利用するという選択肢もあります。
退職代行は、弁護士や代行業者が本人の代わりに退職の手続きを請け負ってくれるサービスのことです。
従業員が辞意を伝えても強い引き止めにあったり、損害賠償を匂わせたりする企業の存在が表面化したことにより、近年、ニーズが高まっているサービスです。
退職代行を利用するメリットは、主に以下の4つです。
退職代行を利用するメリット
- ・退職時の心理的負担が軽減される
- ・状況や理由に関わらず100%退職が可能
- ・退職手続きで上司と顔を合わせなくてよい
- ・退職後に会社側と揉めることがない
退職代行を利用することで、会社をやめる意思を自分で直接、上司や人事担当者に伝える必要がなくなります。
そのため、自分からやめることを言いにくい人にとっては、精神的な負担が軽くなります。
また、プロジェクトの途中などで引き継ぎをしていないケースの場合でも、退職代行を利用すると民法627条を根拠に2週間など短期間でスムーズに退職することが可能です。
さらに、労働基準法第16条を根拠に、企業は従業員の退職時に損害賠償請求をすることが違法になるため、退職代行を利用することで会社側と金銭的にトラブルになることはないでしょう。
このように退職代行を利用することによるメリットもあるので、バックレるくらいであれば利用してみるのもよいでしょう。
一方、退職代行を利用するデメリットは以下のとおりです。
退職代行を利用するデメリット
- ・利用料金が発生する
- ・悪徳な業者が一部存在する
- ・上司や同僚との縁が切れやすい
退職代行は有料サービスのため、当然ながらお金がかかります。
費用の相場は、約3〜5万円と言われています。
これを必要な費用と捉えるか、高いと捉えるかは人それぞれですが、円満退社であれば払わずに済むお金であることは確かです。
ただし、退職代行では、有給申請代行のサービスも提供しているので、有給が余っている人であれば、退職代行の発生費用を有給で賄うことができる場合もあります。
また、一部の退職代行業者は、法外な利用料金を請求してきたり、弁護士資格を持たない人が運営していたりするケースもあるので注意が必要です。
そして、退職代行を利用することで、所属先の上司や同僚に挨拶することなくやめることになるので、退職後は縁が切れ、人間関係を修復できないこともある点を認識しておきましょう。
6.今すぐSESの客先常駐先からバックレたい!バックレる前にやるべきこと
この章では、「今すぐSESの客先常駐先からバックレたい!」と考えている人に向けて、バックレる前にやるべきことを4つ紹介します。
バックレる前にやるべきこと
- ・仕事を辞めるか休むか判断しよう
- ・退職する場合、二週間前までに会社に退職届を提出しよう
- ・退職代行を検討するのもあり
- ・事前に転職エージェントに登録しておこう
ではそれぞれの内容について詳しく解説していきます。
6-1.仕事を辞めるか休むか判断をしよう
SESの客先常駐先からバックレる前にやるべきことの1つ目は、仕事をやめるか休むかの判断をすることです。
仕事のストレスや人間関係が原因でやめるかどうかを迷っている場合には、可能であればまとまった休暇を取得したり、休職したりすると良いです。
短期間でも仕事の日々から離れることで、心身ともにリフレッシュされて復職後にモチベーション高く働けて、やめる必要がなくなる場合があります。
6-2.退職する場合、二週間前までに会社に退職届を提出しよう
どうしてもSESをやめたい場合は、バックレるのではなく、退職したいタイミングの2週間前までに会社に退職届を提出するようにしましょう。
2週間前までに会社側に辞意を伝える理由は、民法に『雇用契約は退職の申出後2週間で契約が終了する』との規定があるからです。
そのため、退職後に会社と揉めたくない場合は、法律に則って手続きを進めるのがよいでしょう。
6-3.退職代行を検討するのもあり
上司や会社側に退職の意思を伝えるのが気まずかったり、強い引き止めが予想されるためにバックレたいと考えているのであれば、退職代行を利用するのを検討するのもありです。
第5章で説明したとおり、退職代行には精神的負担を軽くしてスムーズに退職できるなどのメリットがあるため、会社とのやり取りが辛かったり、退職の手続きが不安な方にはおすすめです。
6-4.事前に転職エージェントに登録しておこう
「SESを今すぐバックレたい」と思ってしまった場合は、バックレるのではなく、退職前に転職エージェントに登録して転職の準備を進めておきましょう。
ユニソンキャリアは、IT特化型の転職エージェントであり、優良IT企業の求人を数多く持っています。
求人紹介のほか、書類添削や面接対策のサポートも行っており、面接から採用、入社日までの流れも比較的短期間で進められます。
そのため、退職する前に、転職先の内定をもらうことも十分可能です。
SESをバックレようか悩んでいる人は、今すぐ無料相談に申し込んでみましょう。
7.【まとめ】SES(客先常駐)をバックレる前に転職エージェントに登録を!
この記事では、さまざまな理由から「SESをやめたい、今すぐバックレたい」という人に向けてバックレはおすすめできないことをお伝えしてきました。
SES(客先常駐)をバックレる前に確認するべきことは以下の3つです。
バックレる前に確認するべきこと
- ・上司や同僚から信頼を失う
- ・バックレてOKという認識はビジネスマナー的にはNG
- ・無断欠勤による給与や退職金への影響がある
また、SESをバックレる前にやるべきことは以下の4つです。
バックレる前にやるべきこと
- ・仕事を辞めるか休むか判断する
- ・退職する場合、二週間前までに会社に退職届を提出する
- ・退職代行を検討する
- ・事前に転職エージェントに登録しておく
バックレは、経歴に傷がついてしまい、懲戒解雇になれば再就職にも悪影響が出てしまいます。
この記事で紹介したように、バックレ以外の方法で退職をすることが望ましいでしょう。
また、やめる前にIT特化の転職エージェントに登録して、サポートを受けながら転職先を決めることをおすすめします。
このようなことで
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はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役