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アプリケーションエンジニアの年収とは?仕事内容や資格なども紹介!

アプリケーションエンジニアの年収とは?

アプリケーションエンジニアを目指す上で平均年収と、どの程度の年収を見込めるのか知りたい..


 ✓本記事の結論

  • ・アプリケーションエンジニアの平均年収は約500万円
  • ・アプリケーションエンジニアエンジニアの最大値年収は約3,000万円

本記事では求人掲載をしている全ての企業から年収を算出しました。また、年代別での平均年収も調査しております。

アプリケーションエンジニアが年収アップできる資格・スキルも解説していますので、今後のキャリアにお役立てください。

事前に読みたい⇒アプリケーションエンジニアとは?仕事内容や将来性などをわかりやすく解説!

1.アプリケーションエンジニアとは

アプリケーションエンジニアとはアプリ開発の全般を担うITエンジニアのことをいいます。

アプリとは、課題の解決や便利な機能を提供するなどの特定の目的のために作成されたソフトウェアのことを指します。

具体例でいうと、SNSやWebサイトなどがあります。

それらのプログラミングや企画などを行ったり正常に動かしたりすることがアプリケーションエンジニアの仕事内容となります。

合わせて読みたい⇒アプリケーションエンジニアとは?仕事内容や将来性、向いている人は?年収や必要なスキル・資格は?

2.アプリケーションエンジニアの種類は?

アプリケーションエンジニアの種類は以下の画像の通り、3つに分けることができます。

アプリケーションエンジニアの3種類

アプリケーションエンジニアの3つの種類

それぞれについてここでは詳しく解説していきます。

2-1.スマホアプリケーション

スマホアプリケーション開発はスマホで利用するアプリケーションを開発する分野のことをいいます。

主なアプリの例としては以下の通りです。

  • ・スマホ用SNSアプリ
  • ・カメラアプリ
  • ・マップアプリ
  • ・スマホゲームアプリ

スマホは現在、日常生活に欠かせないものとなっているため、今後も高い成長が見込まれます。

2-2.業務系アプリケーション

業務系アプリケーションの分野では、企業の業務課題などを解決するためのアプリケーションを開発するという業務を行います。

代表的なアプリ例としては以下の通りです。

  • ・勤怠管理システム
  • ・生産管理システム
  • ・顧客情報管理システム

企業の業務内容に関わって仕事をするため、企業の業界知識や専門知識も必要になってくる職種となります。

2-3.Web系アプリケーション

Web系アプリケーションでは、Webのブラウザを利用するアプリケーションを開発します。

代表的なアプリの例を挙げると以下の通りです。

  • ・Amazon
  • ・YouTube
  • ・食べログ

Web系アプリケーションの分野もITに力を入れる企業の増加に伴い、需要が高まっています。

3.アプリケーションエンジニアの年収はどれくらい?

アプリケーションエンジニアの平均年収

アプリケーションエンジニアの平均年収

調査方法:大手求人サイトであるdodaindeed求人ボックスtypeの4社が公開している全データの平均を算出

大手求人サイトから算出した結果、約500万円が平均年収となりました。

日本の平均年収は443万円です(国税庁「民間給与実態統計調査(令和3年分)」)。

比較するとアプリケーションエンジニアの年収は57万円ほど高いことが分かります。

高い平均年収の背景には、アプリケーションエンジニアの需要の高まりや慢性的なIT人材不足が挙げられます。

現在アプリケーションは日常生活になくてはならないツールになっています。

アプリがどのようなものかいまいち想像しにくい方は下記の例をご覧ください。

代表例

  • ・SNS(ex:Twitter、Instagram)
  • ・通販サイト(ex:Amazon、楽天市場)
  • ・メールアプリ(ex:Gmail、Yahoo!メール)
  • ・グループウェア(ex:ExcelやWordなどのMicrosoft365)
  • ・スマートフォンの電話やカメラの機能

 
皆さん一度は利用したことがあるものも多いのではないでしょうか。


アプリケーションと聞くとスマホアプリをイメージする方が多くいますが、SNSや通販サイトなど種類は多岐にわたります。

コミュニケーションや買い物などに欠かせないツールのため、アプリケーションの需要が今後も高まり続けることは容易に想像できますよね。

また、エンジニアは技術職のため、資格手当を設けている企業が多くあります。

その制度を利用すれば誰でも大幅な年収アップが可能です。

おすすめの資格は後ほど詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

4.アプリケーションエンジニアの最大値年収

アプリケーションエンジニアの最大平均年収

アプリケーションエンジニアの最大平均年収

調査方法:大手求人サイトであるdodaindeed求人ボックスtypeの4社が公開している求人から算出

各社が掲載している求人の中から一番高い年収額を一覧にしました。最高額は平均年収の6倍にもなります。

どの媒体においても全体的に高い水準で求人募集されていることが分かりますね。

1,000万円を超える年収の求人には「実務10年以上」「英語スキル」「プロジェクトマネージャー」などの条件が加わることがほとんどです。

エンジニアとしての市場価値を高めるためには、経験やスキルを身につける努力が必要になります。

5.アプリケーションエンジニアの年代別平均年収

年代別アプリケーションエンジニアの平均年収

年代別アプリケーションエンジニアの平均年収
※従業員10人以上の企業に属するソフトウエア作成者のデータから算出
※「きまって支給する現金給与額」は超過労働金額を含む

厚生労働省の賃金構造基本統計調査を基にアプリケーションエンジニアの平均年収をまとめました。

データをみると、30代で日本の平均給与である443万円を超えており、比較的高い給与帯であることが分かります。

最高額は55~59歳の701万円で、20代と50代では300万円以上の差がありますね。

エンジニアは経験を積むほどできる案件や業務の幅が広がるので、年齢の増加に伴い年収も増えていきます。

経験値が上がるとアプリ開発のプロジェクトリーダーやマネジメント職に就くチャンスが増え、より高い年収を実現しやすくなります。

6.アプリケーションエンジニアが年収アップできる資格

年収を上げる方法として資格取得はかなり有効です。

資格取得のメリット

  • ・資格手当がもらえる
  • ・就職や転職が有利になる
  • ・仕事の幅が広がる


6-1.資格取得のメリット

資格手当がもらえる

資格手当の相場は月5千円〜3万円とされています。

月3万円が支給される資格に合格した場合、年収は36万円もアップします。

さらに複数の資格を取得すれば、より高額な年収を実現できることが分かりますね。

ただ、金額や対象資格は会社の制度によって異なります。

給与アップを目的に資格取得をする際は、事前に会社のルールをよく確認しておくことをおすすめします。

就職や転職で有利になる

資格を取得すれば、企業に対してアプリ開発の知識や技術を証明することができます。

そのため、実務未経験であっても「未資格」より「有資格」の方が意欲やスキルをアピールしやすいです。

経験者の場合でも、保有資格によって担当する業務の幅が広がるため、資格を持っていると現年収を超える条件で転職できる可能性が高くなります。

関連記事未経験からアプリケーションエンジニアに転職するための勉強方法

仕事の幅が広がる

資格を取得することでレベルの高い仕事を任されることも増えていき、仕事の幅が広がります。

それによってキャリアアップのスピードが早くなるため、資格取得はおすすめです。

関連記事アプリケーションエンジニア向け資格10選【2023年版】難易度や必要なスキルを詳しく解説

6-2.年収がアップする資格

年収アップできるIT資格


  • ・基本情報技術者試験
  • ・応用情報技術者試験
  • ・C言語プログラミング能力検定試験
  • ・Oracle認定Javaプログラマ
  • ・Ruby技術者認定試験
  • ・システムアーキテクト試験
  • ・プロジェクトマネージャー試験

それでは1つずつ説明していきます。

基本情報技術者試験

IPA(情報処理推進機構)が主催するIT系国家資格の1つです。

ITエンジニアの登竜門と呼ばれ、情報処理の基本的知識や技能を習得した証明になります。

ITの基礎理論はもちろん、アプリケーションエンジニアに必要なソフトウェア開発管理技術を身につけることができます。

システム開発の進め方や使用ツールなどの初歩的な内容から学べるので、初心者の方でも挑戦しやすい資格です。

ただし、試験内容はかなり広範囲に設定されています。

マネジメントや経営戦略などの基礎も問われるので勉強時間を十分に確保しておくとよいでしょう。

試験概要

概要

詳細

試験時間

科目A:90分
科目B:100分

合格率

25%

目安の勉強時間(難易度)

初学者 200時間

出題数

科目A:60問
科目B:20問

出題形式

科目A:多肢選択式(四肢択一)
科目B:多肢選択式

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

7,500円(税込)

受験場所

全国(試験会場)

開催時期

4月、10月

公式URL

基本情報技術者試験 公式サイト

CBT方式:コンピューターを利用して実施する試験

応用情報技術者試験

情報処理技術者試験の応用的知識・技能レベルに位置する「応用情報技術者試験」です。

ITの基礎知識が中心の基本情報処理技術者試験の上位にあたる試験で、高度なITエンジニアとしてのレベルアップを図るための応用力や実践力を身に付けることが可能な内容です。

組織経営をふまえた情報処理技術による戦略立案や、システム開発・設計・構築・運用において高度なスキルが求められます。

試験概要

概要

詳細

試験時間

午前(9:30~12:00):150分
午後(13:00~15:30):150分

合格率(%)

25%

目安の勉強時間(難易度)

初学者 500時間

出題数

午前:80問
午後:11問

出題形式

午前:多肢選択式(四肢択一)
午後:記述式
CBT方式(コンピュータでの受験)

過去問

応用技術者検定試験 過去問

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

7,500円(税込)

受験場所

全国(試験会場)

開催時期

4月、10月

URL

応用技術者検定試験 公式サイト

C言語プログラミング能力認定試験

ビジネス資格を展開するサーティファイが提供するプログラミング試験です。

この試験では、開発領域で高いシェアを占めるC言語のプログラミング能力が試されます。

C言語はどのような環境でも高速処理ができるため、OSやソフトウェア、家電・電子機器の制御プログラムなどで使用されています。

難易度別に1級~3級の試験が設けられており、学歴年齢問わず好きな級を受験できます。

3級は超入門レベルのため、年収アップを目指すのであれば2級以上の技術力を身につけるとよいでしょう。

1級になると実践レベルのスキルが求められるので、取得すれば実際の現場でも活かすことができます。

詳細情報

概要

1級

2級

3級

受験料

7,800円

6,400円

5,200円

開催日

年2回(1月・6月)

年3回(1月・6月・9月)

試験時間

150分

90分

60分

出題形式

実技試験

公開試験・団体試験

出題数


2問必須

テーマ別
大問8問必須

テーマ別
大問6問必須

公式URL:C言語プログラミング能力認定試験

Oracle認定Javaプログラマ

Javaの開発を行っているOracle社が提供しているベンダー資格です。

開発元が実施しているため、高い信頼性を誇ります。

難易度別に「Bronze」「Sliver」「Gold」の試験を選択できます。

「Bronze」はJava未経験者を対象とした日本独自の資格です。

そのため、グローバル資格である「Sliver」「Gold」の取得がおすすめです。

「Sliver」は初心者向けで比較的挑戦しやすいです。

取得すればJavaの基本的な知識や操作の習得をアピールでき、就・転職でかなり有利になります。

大幅な年収アップを狙うなら「Gold」を目指しましょう。

Javaを使用して設計~実装までを自力で行える証明となります。

実務経験のある上級者レベルのため、合格すれば確実に年収を上げることができます。

詳細情報

概要

Bronze

Sliver

Gold

受験料

14,630円

37,730円

37,730円

開催日

随時受付中

試験時間

65分

180分

180分

出題形式

選択問題

出題数

60問

80問

80問

公式URL:Oracle認定Javaプログラマ
※最新ver.SE11の情報を記載しています

Ruby技術者認定試験

主にWEBアプリ開発で使用されているRubyのスキルを認定するため、Ruby Associationが実施しているプログラミング試験です。

Rubyは日本生まれの言語で、コードが短くシンプルなのが特徴です。

Ruby開発を簡単に行える専用ツール「Ruby on Rails」を利用することで、より少人数・短時間での開発が可能になります。

現在はWEBサイトをはじめ、スマホアプリやサーバ上のシステムなどにも使われています。

試験は「Sliver」と「Gold」の2種類あります。

「Sliver」ではRubyにおける基本的な知識や技術が出題されます。

「Gold」は試験範囲がより専門的になり、アプリケーション設計ができるレベルに相当する難易度の高い資格となります。

取得できれば年収アップにも実務にも役立ちます。

詳細情報

概要

Sliver

Gold

受験料

16,500円

16,500円

開催日

随時受付中

試験時間

90分

90分

出題形式

選択式

出題数

50問

50問

公式サイト:Ruby技術者認定試験

システムアーキテクト試験

システム開発の上流工程に特化したIPAの難関国家資格です。

「アーキテクト」は建築家の意味で、「システムアーキテクト」はシステムの基盤をつくる設計者のことを指します。

この資格では、企画や設計などの最重要工程を担当する上級エンジニアと同等の技術が求められます。

記述式・論述式の問題も出題されるので入念な試験対策が必須です。

合格率は一般的に12%〜15%といわれています。

この数字からも希少価値の高い資格であることが分かりますね。

取得すると業務の幅が格段に広がるため、昇格や転職による年収アップを狙えるでしょう。

試験概要

概要

詳細

試験時間

午前Ⅰ(9:30~10:20):50分
午前Ⅱ(10:50~11:30):40分
午後Ⅰ(12:30~14:00):90分
午後Ⅱ(14:30~16:30):120分

合格率(%)

13%~15%前後

合格ライン

60点以上(100点満点)

受験資格

なし

目安の勉強時間

120時間~200時間程度

出題数

午前Ⅰ:30問
午前Ⅱ:25問
午後Ⅰ:4問
午後Ⅱ:3問

出題形式

午前Ⅰ:多肢選択式(四肢択一)
午前Ⅱ:多肢選択式(四肢択一)
午後Ⅰ:記述式
午後Ⅱ:記述式

受験方式

筆記試験

受験費

7,500円(税込)

受験場所

全国主都市

開催時期

4月

URL

システムアーキテクト試験 公式サイト

プロジェクトマネージャー試験

こちらもIPAが提供する国家資格で、開発プロジェクトの責任者に必要な知識・スキルの証明になります。

プロジェクトマネージャー(PM)とは、全体のスケジューリング、予算や納期の設定、人員管理など、プロジェクトを総合的に統括する責任者のことです。

また、問題の早期解決をすることで円滑に計画を遂行するのも重要な役割です。

責任重大なポジションのため、記述・論述の実践的なテストが行われ、合格率は13%程度に留まっています。

合格するにはシステム開発のスキルに加え、経営戦略や品質・予算におけるマネジメントへの深い理解が必要です。

難易度の高い資格なので、合格すれば高額な資格手当やPMへの昇格・転職が見込めます。

試験概要

概要

詳細

試験時間

午前Ⅰ(9:30~10:20):50分
午前Ⅱ(10:50~11:30):40分
午後Ⅰ(12:30~14:00):90分
午後Ⅱ(14:30~16:30):120分

合格率(%)

14%前後

合格ライン

60点以上(100点満点)

受験資格

なし

目安の勉強時間

実務経験有:180時間程度
実務経験なし:220時間以上

出題数

午前Ⅰ:30問
午前Ⅱ:25問
午後Ⅰ:4問
午後Ⅱ:3問

出題形式

午前Ⅰ:多肢選択式(四肢択一)
午前Ⅱ:多肢選択式(四肢択一)
午後Ⅰ:記述式
午後Ⅱ:記述式

受験方式

筆記試験

受験費

7,500円(税込)

受験場所

全国主都市

開催時期

10月

URL

プロジェクトマネージャー試験

7.アプリケーションエンジニアの年収アップに役立つスキル

年収アップに直結するスキルを3つご紹介します。

年収アップに役立つスキル

  • ・上流工程のスキル
  • ・英語スキル
  • ・マネジメントスキル

7-1.上流工程のスキル

アプリケーションの開発工程は下流工程と上流工程の2種類に分けられます。

アプリケーションエンジニアの仕事の工程

アプリケーションエンジニアの仕事の工程

~上流工程~

要件定義
クライアントの要望をヒアリングして必要な機能をまとめる

基本設計
要件を踏まえてアプリケーションの画面やデザインを設計する

詳細設計
プログラミングで作成する具体的な機能や動作を設計する

~下流工程~

コーディング
設計を基にプログラム言語を用いてアプリケーションを構築する

テスト
開発したプログラムが要件定義で決定した項目をクリアしているか確認する

運用
リリース後、エラー発生時に備えてアプリケーションを監視し、トラブル対応やシステムのアップデートを行う

さらに詳しくは以下の記事で解説しています⇒アプリケーションエンジニアとは?仕事内容や将来性、向いている人は?年収や必要なスキル・資格は?

下流工程から上流工程へキャリアアップすると年収は格段に上がります。

その理由は求められる知識や技術のレベルに差があるからです。

未経験者は下流工程からスタートするのが一般的です。

マニュアル化されていることが多く、初心者でも担当しやすい業務なので給料はそこまで高くありません。

一方、上流ではアプリケーション開発の企画や設計を行い、ゼロからアプリケーションの枠組みを作っていきます。

ここで失敗してしまうとプロジェクト自体が無駄になってしまいます。

ハイレベルな知識・技術が求められ、その対価として年収の額は必然と上がっていきます。

そのため、年収アップを狙う方は、詳細設計~要件定義のスキルを習得しましょう。

中には年収を上げるために「色々なプログラミング言語を学ぼう!」と考える方がいますが、あまり得策ではありません。

なぜなら、新しい言語を学んでも、新しいフィールドでまた下流からスタートしなければならないからです。

できる言語を増やすよりも、今できるプログラミング言語を上流レベルまで勉強し、いち早いキャリアアップを目指しましょう。

エンジニアの上流工程とは?上流工程の仕事内容から必要なスキルまで解説|就職・転職者職業ガイド

2024.04.09

7-2.マネジメントスキル

開発プロジェクトのチームリーダーや責任者になると大幅な給与アップに繋がります。

そのため、ビジネスにおける管理能力はぜひ身につけておきたいスキルです。

マネジメントができれば、プロジェクト全体を管理するプロジェクトマネージャー(PM)や、各工程の現場をまとめるプロジェクトリーダー(PL)などへのステップアップが可能です。

これらの役職はプロジェクト遂行を達成するために「人員」「納期」「予算」「品質」などの決定・管理を行います。

その際に状況判断力やコミュニケーションスキル、問題の早期解決能力など複合的なスキルが必要になります。

「プロジェクトマネージャー試験」などの資格でマネジメントを学んでおけば、それらの様々なスキルを客観的に証明できるので、積極的に活用するとよいでしょう。

エンジニアにおけるマネジメントとは?読むべきマネジメント本も紹介

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7-3.英語スキル

プログラミング言語は英語で構成されていますが、英語スキルはエンジニアにとって必須ではありません。

ただ、年収アップしたい方にとってはメリットが豊富にあります。

まず、海外に基盤がある外資系企業への就職が可能になります。

成果主義を採用していることが多く、努力した結果が給料として還元されるため、日本の国内企業に比べて平均年収が10~20%高くなる傾向にあります。

他の利点として、オフショア開発に携われる点が挙げられます。

オフショア開発とは、システムやアプリケーションの開発を海外の会社に委託する手法です。

この方法は、IT人材不足により課題となっているコストの削減とリソースの確保ができることから、近年注目が集まっています。

海外とのコネクションを求める日本企業からすると英語ができるエンジニアは貴重な存在です。

ビジネスコミュニケーションができれば、海外のクライアントと取引ができたり現地スタッフと円滑に連携ができたりと、グローバルな環境で働くことができます。

日本と海外を繋ぐ重要な役割のため、役職によっては年収1,000万円以上を実現できます。

関連記事システムエンジニア(SE)に英語は必要?おすすめ勉強法や本も紹介

8.アプリケーションエンジニアのキャリアパス

アプリケーションエンジニアから目指せる代表的なキャリアパスは以下の3つです。

キャリアパス

  • ・プロジェクトマネージャー
  • ・ITコンサルタント
  • ・フリーランス

合わせてこちらのグラフをご覧ください。

経済産業省(2019年):IT関連産業の給与等に関する 実態調査結果
※現在はHPからページ削除されています

IT職種別の平均年収をまとめたデータによると、1位「ITコンサルタント」2位「プロジェクトマネージャー」は平均900万円前後とかなり高い年収であることが分かります。

敷居が高いと感じる方も多いかと思いますが、どちらもアプリケーションエンジニアからキャリアアップできる職種です。

昇格・転職が実現すれば大幅な年収アップに繋がります。

また、時間や場所を選ばずに仕事ができる「フリーランス」の道も選べます。

スキルや経験値にもよりますが、獲得する案件次第で年収1,000万円以上を十分に目指せます。

それでは、それぞれの給与や仕事内容について説明していきます。

8-1.プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャー(PM)とは開発プロジェクトを統括する責任者のことです。

プロジェクトの規模は数人〜数百人と案件によって様々です。

平均年収

891.5万円

開発の命運を握る役職のため、平均年収は必然と高くなります。

IT職種の中で2番目に高く、日本の平均年収443万円と比較すると倍以上の差がありますね。

仕事内容

  • ・顧客の要望をヒアリング
  • ・開発プロジェクトの企画立案
  • ・開発メンバーの手配・チーム編成
  • ・予算や納期の決定
  • ・スケジュールの修正
  • ・トラブル対応 など

プロジェクトのトップですから、プロジェクトの企画から成果物の納品まで全ての工程に携わります。

常に進捗状況をチェックしながらQDC(Quality[品質]、Cost[費用]、Delivery[納期])の管理を主導します。

プロジェクトマネージャーの采配によって「顧客の要望を満たしているか」「安定して稼働できているか」「予算や納期は予定範囲に収められたか」などをクリアできるかが決まります。

キャリアアップするには上流工程での実務経験が必須になるでしょう。

アプリケーションエンジニアとして上流工程で経験値を積み、同時に「プロジェクトマネージャー試験」などの資格勉強で知識を蓄えておくとステップアップしやすいでしょう。

8-2.ITコンサルタント

ITコンサルタントは企業の課題に対してITの観点でアドバイスや提案を行うコンサルタントです。

平均年収

928.5万円

IT職種の中で一番高い収入額であり、上流工程を担当する「高度SE・ITエンジニア」と比較しても約150万円の違いがあります。

エンジニア歴が長い人材でも、ITコンサルタントへの転職が成功すれば確実に年収を上げることができます。

仕事内容

  • ・企業が抱える問題のヒアリング
  • ・問題の原因分析
  • ・解決策の提案
  • ・システム導入支援
  • ・システムの運用や改善 など

ITコンサルタントの仕事は悩みを抱えている企業からヒアリングし、問題の原因を分析・究明するところから始まります。

原因特定ができたら、問題を解決するシステムの提案を行います。

提案の例


①「社員数が増えてスケジュール管理が大変」
          ↓          
社員同士でスケジュールを共有できる「グループウェア」

②「受注データが膨大で処理に時間がかかる」
          ↓          
受注データをクラウド上で管理できる「受注管理システム」

提案が承認されたら「このようなシステムを作ってほしい」とエンジニアに依頼します。

その後、プロジェクトマネージャーなどによって開発プロジェクトがスタートします。

つまりITコンサルタントはプロジェクトマネージャーよりも上流に位置する職種になります。

また、完成したシステムの導入や運用の支援を行って企業の問題解決を目指します。

システム開発の知識に加え、クライアントに信頼されるようなコミュニケーションスキルやビジネス理解など様々なスキルが求められます。

アプリケーションエンジニアからITコンサルタントになる場合は、最低3~5年は上流工程で開発に携わり、最終的にIT系コンサルティングファームへ転職する必要があります。

その過程でプロジェクトマネージャーを経験すると有利に転職活動を進めることができます。

また、マネジメントスキルや対人能力を磨いたり、最新のIT技術を積極的にインプットしたりと、普段からスキルの吸収を意識的に行いましょう。

8-3.フリーランス

フリーランスは企業に属さずに個人で仕事を受注する人を指します。

自分のスキルや経験に応じて自由にクライアントやプロジェクトと契約を結びます。

フリーランスの給与目安

  • ・下流経験者
     →平均月額40~50万円
  • ・上流経験者
     →平均月額60~80万円 ※100万円以上も可能!

フリーランスはエンジニア経験があれば誰でもなれます。

ただ、保有スキルや経験値によって受注できる案件単価は変動します。

案件内容のレベルと比例して収入も高くなるため、どの工程ができるかでいくら稼げるかが決まります。

仕事内容

  • ・案件によって異なる

開発するアプリケーションの種類や担当業務は契約したプロジェクトごとに違います。

100万円以上の案件の場合は、チームのマネジメントやクライアントとの交渉など、重要な役割を任されることが多いです。

高い単価の案件を請け負うフリーランスになるには、まずはエンジニアとして企業に就職して最低でも3年は開発に携わりましょう。

その際に上流工程や管理職にステップアップすれば、将来的にできる案件は確実に増えていきます。

また、自力で案件を獲得するには営業力も必要になってきます。

そのため、ポートフォリオの作成や資格の取得に取り組んでおくとよいでしょう。

関連記事アプリケーションエンジニアのキャリアパス6選|仕事内容、将来性も解説

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9.アプリケーションエンジニアの将来性は?

結論から言うと、アプリケーションエンジニアの将来性は高いです。

なぜなら、現在IT業界は人材不足に陥っているからです。

以下の経済産業省のデータによると2030年までには最大79万人が不足すると予想されています。

IT人材の需給

IT人材の需給

出典:IT人材需給に関する調査

そのため、将来的にアプリの必要性が高まる一方で、アプリケーションエンジニアが大きく不足する可能性が考えられます。

アプリケーションエンジニアの将来性については以下の記事で詳しく解説しています。

アプリケーションエンジニアはオワコン?将来性や現在の需要を解説

10.アプリケーションエンジニアの求人例

アプリケーションエンジニアを目指したい!と思った方向けに実際の未経験求人をご紹介します。

ぜひ就職やキャリアチェンジの参考にしてください。

年収や研修プログラムは経験・保持資格などによって優遇される可能性があります。

就職・転職に向けて資格取得を目指している方は求人票の使用言語にも要注目!何を事前に勉強しておけばいいのか、しっかりと見極めてから準備するようにしましょう。

✓アプリケーションエンジニアの求人例
★自社サービス開発 ★年収1,000万円可能 ★資格手当あり ★在宅勤務9割 
★最新事業の構築に携われる ★未経験OK/研修約1年

項目

詳細

職種 

Webアプリケーションエンジニア

雇用条件 

正社員(試用期間3か月)
※試用期間中の給与・待遇に差異はありません

  仕事内容

◆エンドユーザ直接取引の受託開発案件
◆自社サービスの企画開発・サービス運用!
金融・ヘルスケア領域における大規模システムの開発を担当していただきます
キャリアに合わせてテストから設計までステップアップ可能です
[使用言語] Java,AWS,Azureなど

【在宅勤務制度完備】
【社員の 9 割が在宅勤務】

給与












 勤務時間





 研修内容



休日・休暇

【年収】 380~1000万円 ※経験に合わせて応相談
【昇給】 年1回(4月)
【賞与】 年 2 回(7 月・12 月) ※昨年度4.7カ月分支給

9:00~17:30 (所定労働時間:7 時間 30 分)
休憩時間:60 分
時間外労働有無:有

約1年かけて基礎から専門知識まで習得していきます
最後には、学んだ内容を基に、1からシステムをつくっていただきます
1. 業務の基本的な流れを知る
2. HTML5、CSS3、JavaScript 基礎
3. プログラミング基礎
4. Webアプリケーション基礎
5. SQL基礎
6. 情報セキュリティ基礎
7. ユニットテストフレームワーク基礎
8. バージョン管理基礎
9. コーディング作法
10. 課題制作
※経験によって省略するプログラムがあります

■完全週休 2 日制(土日) ■土日祝休み ■年末年始休暇 ■有給休暇
■慶弔休暇 ■結婚休暇 ■忌引き ■介護・育児休暇(男性の取得実績あり)

福利厚生 

<各手当・制度補足>
通勤手当:全額支給 ※会社規定に基づく
家族手当:一律 5 千円/月

  住宅手当:1万円/月(家賃、住宅ローン有の方)

<定年>
65 歳

<教育制度・資格補助補足>
■資格取得合格祝い金(受験費用も支給)

<その他補足>
■レジャー・保養所
■映画館・遊園地等のチケット購入補助
■旅行宿泊補助金制度
■在宅勤務制度あり

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11.まとめ:アプリケーションエンジニアの平均年収は500万円である!

今回はアプリケーションエンジニアの年収について解説しました。

平均年収

平均年収:約500万円

アプリケーションエンジニアは日本の平均給与に比べると高い年収を実現できます。

実務経験年数や保有スキルによってはさらなる収入が見込めるでしょう。

最大値年収

最大値年収:3,000万円

また、大幅な年収アップを叶えるためには資格取得が有効であることもお伝えしました。

おすすめの資格をいくつかご紹介したので、ぜひ参考にしてくださいね。

この記事が就職やキャリアチェンジのお役に立てれば嬉しいです。

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この記事の監修者

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エンジニア

土肥 将司

大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役

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