アプリケーションエンジニアに向いている人の特徴7選!~アプリエンジニアを志す人必見~
自分はアプリケーションエンジニアに向いているのかな…?
アプリケーションエンジニアに求められるスキルは…?
✓本記事の結論
- ・アプリケーションエンジニアはIT技術を継続的に学んでいくことができる人は向いている
- ・アプリ開発はチームで進めていくため、協調性がある方はアプリケーションエンジニアに向いている
- ・アプリ開発はエラーが発生することが多いため、問題解決能力などの論理的指向が求められる
アプリケーションエンジニアは向き不向きがあるため、誰でもなれる職種ではありません。
「アプリ開発をしたい!」という人はまず自身の向き不向きを確認しましょう。
また、求められるスキルも解説していますので、自分でも「できそう!」と感じたらまず、勉強から入るのもよいでしょう。
次の記事では、そもそもアプリケーションエンジニアとは何なのかについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
1.アプリケーションエンジニアに向いている人の特徴7選
アプリケーションエンジニアとは、ITシステムにおける、アプリケーションの開発に携わるエンジニアのことをいいます。
要件定義、設計、プログラミング、テスト、運用、保守等、アプリケーションにかかわるシステム開発で、一連の作業を行います。
アプリケーションエンジニアに向いている人の特徴は下記の7つです。
向いている人の特徴
- ・学ぶことが好き
- ・論理的思考力がある
- ・効率化を進められる
- ・地道な作業ができる
- ・協調性がある
- ・コミュニケーション能力がある
- ・IT技術やPCが好き
1-1.学ぶことが好き
学ぶことが好きな人はアプリケーションエンジニアだけでなく、IT業界に向いていると言えます。
アプリケーションエンジニアに求められるスキルや知識は幅広く、世の中の動向によって日々変わっていきますので、学び続けなければなりません。
学びそれ自体が好きな人であれば、アプリケーションエンジニアに向いていますし、幅広い見地でアプリケーション開発に携わることができます。
多くの分野やジャンルに挑戦できるアプリケーションエンジニアこそが、時代に求められるエンジニアだと言えます。
1-2.論理的思考力がある
アプリ開発では、日々エラーとの戦いです。エラーの規模は小さいものから大きいものまで様々です。
エラーが起こった時こそ、この論理的思考が役立ちます。
また、開発しているアプリケーションの設計段階で大きな壁に直面した際にも、大きな壁の原因は何か、どうすればその壁を乗り越えられるか、どこを改善すれば問題解決ができるかといったことを見つけるためにも、論理的思考の活用が有効だと言えます。
1-3.効率化を進められる
アプリケーションエンジニアの業務の中には、単調作業や反復的な作業が意外と多く発生します。
この単調作業や反復的な作業を、いかに効率化できるか考えることが大切です。
効率化のために、一時的にはプログラムの作成に時間が取られたとしても、全体的に見ると業務の効率化につながっているというシステム構築ができる能力は、アプリケーションエンジニアに必要な能力と言えます。
例えば普段の仕事で、多くのデータをエクセルを使用して入力する場合、手入力で一つずつ入力していくのか、それとも数式を入れたり、関数を活用したりして、より効率的に入力するのかといったことでも、仕事のパフォーマンスも変わってきます。
アプリケーションエンジニアとして仕事に携わる上で、単調作業や反復的な作業をいかに効率的にできないかと考えることは、とても重要です。
1-4.地道な作業ができる
プログラミングの作業は、膨大なコードと向き合いながら行っていく作業です。
一つ一つのコードが集まって、その結果として初めて新しいアプリケーションが生まれますが、そのためには地道な作業を続ける必要があります。
例えば、設計通りにプログラミングをする上で、不明点が出てきた際には、調べて解決し、設計通りにプログラミングをしていく必要があります。
また、エラーが発生した際には、コードのどこかが間違っているということですから、原因を突き止めて修正する必要が出てきます。
ログやエラーと向き合いながらのアプリケーション開発は、忍耐力と根気も必要になります。
こういった地道な作業をコツコツと進めて行くことが好きな人は、アプリケーションエンジニアに向いていると言えます。
1-5.協調性がある
複数のエンジニアと組んでプロジェクトを進めて行くので、アプリケーションエンジニアには協調性も求められます。
個々の専門分野で力を発揮しながらも、チームワークと協調性が必要不可欠です。
アプリケーションエンジニアとして経験を積み、実力が認められると、開発プロジェクトの責任者としての役割を担う場合も出てきます。
この場合、全体の流れを把握し、メンバーとうまく意思疎通をしながら、開発プロジェクトをまとめていく必要があります。
メンバーの動きを見て、時に指示を出したり、助言するなどして、メンバーの士気を高めていくといった、リーダーシップを発揮する場面も多く出てくると思います。
協調性があり、まとめ役にもなれるような人は、よりアプリケーションエンジニアに向いていると言えます。
1-6.コミュニケーション能力がある
アプリケーションエンジニアは、あまり人とコミュニケーションを取らないというイメージがあるかも知れません。
アプリ開発はチームで行います。
チーム内のメンバーと、円滑なコミュニケーションを取ることができる能力は重要です。
プロジェクトに関わる他のエンジニアとは勿論、ディレクターやデザイナー、その他の専門分野のメンバーともコミュニケーションが必要です。
的確な情報伝達であったり、正確な意思疎通を図ることは、仕事をスムーズに進めて行く上で欠かせません。
●どの程度のコミュニケーション能力が必要?
ニケーション能力と言っても、話が上手かったり冗談で人を笑わせるのが得意だという必要はありません。
最低限、人とコミュニケーションを取ることができ、他の人と一緒にものごとを進めることに抵抗がない人であれば、アプリケーションエンジニアとして仕事をすることができます。
ただし、アプリケーションエンジニアの中には、コミュニケーションを不得意とする人が多いのも事実です。
コミュニケーションが不得意なアプリケーションエンジニアは、技術レベルが非常に高い方が多いです。
コミュニケーション能力はあればいいですが、どうしてもコミュニケーションが苦手だという場合でも安心して下さい。
コミュニケーションに自信がなくても、技術レベルを上げるという方向に努力できる人は、アプリケーションエンジニアに向いています。
関連記事:【苦手な人必見】エンジニアにおけるコミュニケーション能力の重要性
1-7.IT技術やPCが好き
IT業界はトレンドの移り変わりが非常に早く、常に新しい情報や技術が生まれています。
従って、プログラミングやIT技術が好きで、最新技術が出たら実際に自分で触って、動かしてみたりできる人が向いています。
日頃から最新技術に触れていると、アプリケーションエンジニアとして向上心も生まれますし、新しい開発に挑戦する機会も増えるでしょう。
●IT技術が好きな人は面接では有利
アプリケーションエンジニアは未経験者の求人もあります。
未経験からのアプリケーションエンジニアの採用の際には、IT技術は好きか、IT技術に興味があるかどうかという基準でも、合否を決める際の材料にしている企業も実際にあります。
ITが好きかどうかを判断する基準は普段からどのようなものに触れて、勉強しているかが重要になってきます。
2.アプリケーションエンジニアに向いていない人の特徴7選
もし、アプリケーションエンジニアを目指しているけれど、これから挙げる7つの特徴に当てはまってしまっていると感じたら、問題の改善に努めることをおすすめします。
問題の改善ができれば、アプリケーションエンジニアとしての転職はより現実的になります。
アプリケーションエンジニアに向いていない人の特徴は下記の7つです。
向いている人の特徴
- ・勉強を続けることができない
- ・IT技術に全く興味を持てない
- ・地道な作業ができない
- ・課題を解決をしようとしない
- ・細かい作業が苦手
- ・協調性がない
- ・プログラミングが好きではない
2-1.勉強を続けることができない
アプリケーションエンジニアは、アプリケーションの要件定義、設計、プログラミング、テスト、運用、保守を担当するため、開発工程の全体像を把握し、各工程のスキルと知識が必要になってきます。
更に、ソフトウェア、ハードウェア、データベース、ネットワーク等、開発における幅広い知識も必要とされ、そのトレンドは日々変わり続けて行きますので、学び続ける必要があります。
アプリケーションエンジニアには、常にIT業界の情報をキャッチし、最新のIT技術について学び続けることが求められます。
2-2.IT技術に全く興味を持てない
IT技術のトレンドの移り変わりは非常に早く、IT業界で働くためには、常に最新の情報、新しい技術に触れて、知識を深めていくことが必要不可欠です。
正直、IT技術に触れても全く楽しくないという人はエンジニアには向いていません。
IT技術に興味を全く持てないと、常に情報に触れて、知識を深めていくことは難しいでしょう。
IT技術について、自分は興味があるのか、興味がないのかを判断することは、イメージが付かない場合にはなかなか難しいところもあります。
まずは、アプリケーションエンジニアの勉強から始めて、IT技術が好きかを判断するところから始めてみましょう。
勉強する内容についてはこちらの記事を参考にしてください。
→【2023年版】アプリケーションエンジニアの勉強方法やおすすめの資格を解説
2-3.地道な作業ができない
アプリケーションの開発に必要となるプログラミングは、膨大なコードと向き合いながら地道でコツコツとした作業を積み重ねる作業です。
プログラミングの響きはかっこいいですが、実際にはプログラミングとは、地道な作業の積み重ねなのです。
プログラミングには、忍耐力と根気が必要になりますので、この二つが無いとアプリケーションエンジニアとしては仕事をすることが難しいです。
未経験からアプリケーションエンジニアになりたいけれど、地道な作業が苦手という人は、プログラミングを学び、簡単でもいいので一つプログラムを動かしてみることをおすすめします。
プログラミング自体は地道な作業ですが、完成したプログラムが思い通りに動いた時に、自分がどう感じるのかやってみましょう。
2-4.課題を解決をしようとしない
アプリケーション開発の基本的な考え方は、より効率よく作業を進めるために必要なアプリケーションを作るという発想です。
アプリケーションエンジニアには、課題を見つけ、その改善方法を探し、課題に対して効率よく問題解決ができる方法を考える能力が必要不可欠です。
常に課題を見つけ、改善方法を見つけていくという姿勢は、アプリケーションエンジニアにとって重要な姿勢です。
どの部分をどうやって自動化するか、どうやって作業を短縮するのか、そのようなアプリケーションが有効なのか、こういったことを考え、模索する必要があります。
課題を解決しようとしているか、それとも全くしていないかということでも、アプリケーションエンジニアに向いているか向いていないかという判断材料になります。
2-5.細かい作業が苦手
アプリケーションを開発するために必要なプログラミングは、細かい作業も必要になります。
例えば、たった一つのスペルミスがあるために、全体のプログラムが上手く動かないということがよく起こります。
この場合は、そのたった一つのスペルミスを発見し、どこが間違っているかを突き止め、修正をするという作業が必要になります。
場合によってはこの作業だけで何時間も費やすこともあります。
アプリケーションエンジニアには、こういった細かい作業をすることが求められますので、細かい作業が苦手だと難しいいです。
2-6.協調性がない
アプリ開発はチームで開発するため、複数のエンジニアと組んでプロジェクトを進めて行きますので、協調性が求められます。
相手とのコミュニケーションを取ろうとせず、自分のスキルを過信していたり、やりたいことのみをやっていたり、報連相ができない人がチームに居る場合には、それだけでプロジェクト全体の遅れに繋がります。
チームで動いていても、つい単独行動をしてしまったり、先走ってしまったりする人はアプリケーションエンジニアには向いていません。
もし、協調性がないと自覚していてもアプリケーションエンジニアになりたい場合には、やはり、協調性は磨いていく必要があります。
2-7.プログラミングが好きではない
アプリケーションエンジニアにとって、様々なプログラミング言語を使って、常に学びながらプログラミングをしていくというのが日常となります。
プログラミングが好きではない場合には、アプリケーションエンジニアとしての仕事自体にも苦痛を感じてしまう可能性が高いです。
未経験からアプリケーションエンジニアを目指す場合には、まず自分が、プログラミングが好きかどうかというのは重要な観点です。
もし自分がプログラミングが好きか嫌いか分からないという人は、ひとまずプログラミングを始めてみることをおすすめします。
3.アプリケーションエンジニアの仕事内容
アプリケーションエンジニアの仕事内容について、まず概要の説明からさせて頂きます。
アプリケーションエンジニアは3種類に分類されます。
- ・スマホアプリケーション
- ・業務系アプリケーション
- ・Webアプリケーション
アプリケーションのジャンルによって仕事内容や使用する言語が異なります。
ここでは、それぞれのアプリケーションにおける仕事内容、プログラミング言語、代表的なアプリケーションを紹介していきます。
3-1.スマホアプリケーション
皆様もイメージしやすいスマホアプリケーション開発は、スマートフォンにインストールをして使用するアプリケーションの開発を行います。
代表的なアプリ
- ・LINE
- ・メモアプリ
スマートフォンのOSはiOS、Androidが主流ですが、それぞれに適したアプリケーション開発が必要となります。
スマホアプリケーションの開発言語は以下となります。
iOSの開発言語
- ・Swift
- ・Objective-C
Androidの開発言語
- ・Java
- ・Kotlin
上記のプログラミング言語を利用してスマートフォンのアプリを開発していきます。
3-2.業務系アプリケーション
業務系アプリケーション開発は、企業や団体向けに、業務の効率化や経営課題の解決に役立つアプリケーションの開発を行います。
代表的なアプリケーション
- ・会計アプリ
- ・生産管理アプリ
- ・勤退管理アプリ
企業が抱えている問題の解決をしたり、団体の要望を叶えたりするためのアプリケーションの設計、プログラミング、テスト、運用、保守といった業務に携わります。
使用するプログラミング言語は以下となります。
- ・Java
- ・C言語
- ・Ruby
- ・COBOL
特に業務系アプリケーションの開発で利用されている言語は「java」となります。
業務系のアプリケーションは非常にニーズが高く、ほとんどの大手が効率化のためにアプリやシステムを開発しています。
3-3.Webアプリケーション
Webアプリケーション開発は、PCやスマホ、タブレットにインストールせずに、Web上で利用できるアプリケーションの開発を行います。
代表的なアプリケーション
- ・楽天市場
- ・Amazon ECサイト
- ・Gmail
簡単にいうと、個人ユーザーが利用するサイトとなります。
スマホアプリケーションと似ていますが、端末にインストールする必要があるかないかが大きな違いです。
Webアプリケーションの中の役割は大きく2つに分かれています。
2つの役割
- ・フロントエンド
- ・バックエンド
以下の2つの説明を簡単に行います。
フロントエンド
バックエンド
クライアントやユーザーが使用する部分の開発に携わるフロントエンドエンジニア、そして、サーバー側の開発に携わるサーバーサイドエンジニアに分かれます。
フロントエンドの言語
- ・HTML
- ・CSS
- ・JavaScript
バックエンドの言語
- ・Java
- ・PHP
- ・Python
- ・Ruby
Webアプリケーションで代表的なアプリケーションは、Webブラウザで使用できるあらゆるアプリケーションです。
4.アプリケーションエンジニアに求められるスキル
アプリケーションエンジニアは仕事の種類によって、求められるスキルやプログラミング言語が異なってきます。
アプリケーションエンジニアには、特にプログラミングのスキルが求められます。
ここでも、アプリケーションエンジニアを3つに分けて、それぞれ使用するプログラミング言語について紹介していきます。
4-1.スマホアプリケーションエンジニア
スマホアプリケーションエンジニアスキル
- ・iPhone用:Swift、またはObjective-C
- ・Andoroid用:JavaやKotlin
開発環境のXamarinを使用することによって、C#でのアプリケーション開発が可能です。
勉強できる本とwebサイトをご紹介します。
●Webサイト
progate
出典:progate
完全未経験者、初学者であれば「progate」はおすすめです。
基礎部分は完全無料で学習できるので、非常におすすめのサイトです。
また、「Swift」「Java」以外に学習できるプログラミング言語がいくつもございます。
Udemy
出典:Udemy
udemyは様々な分野が勉強できる動画学習サイトです。
アプリ開発やSwiftなどを勉強できる環境が整っていますので、おすすめです。
progateに比べて少し金額は高い(1~2万円)ですが、効率よく学べるため、早く勉強していきたい方はudemyをおすすめします。
●おすすめの本
[増補改訂第3版]Swift実践入門 ── 直感的な文法と安全性を兼ね備えた言語
出典:Amazon
こちらの書籍は「手を動かしながら」学ぶことができ開発環境の構築も最初に解説していますので、未経験者・初学者でも勉強しやすい本となっています。
iPhoneアプリ開発をしたい方におすすめの書籍となっています。
TECHNICAL MASTER はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編
URL:Amazon
Android環境で初めてアプリ開発を勉強するための書籍です。
未経験者・初学者向けの書籍となっています。
Andoroidアプリの開発手順を基礎から学べることができ、概要、環境構築など基礎から丁寧に教えていただけます。
4-2.業務系アプリケーションエンジニア
業務系アプリのスキル
- ・Java
- ・C言語
- ・Python
- ・Ruby
- ・COBLE
業務系アプリケーションの開発には、膨大なデータベースの分析、管理も必要になる場合が多くあります。
業務系開発で利用されるDB
- ・Oracle SQL
- ・MySQL
特に業務系アプリケーション開発で利用されているプログラミング言語は「Java」が多いです。その次にC言語です。
そのため、業務系アプリケーションエンジニアを目指すなら「java」か「C言語」を勉強しましょう。
●おすすめWEBサイト
ドットインストール
出典:ドットインストール
こちらは1章3分の動画構成となっており、順序を追って少しずつ勉強したい方におすすめです。
様々なプログラミング言語やデータベース、web制作の動画があり、基礎から丁寧に勉強できるのでおすすめです。
【Java-基礎】完全未経験からの基礎入門講座(丁寧解説/豊富な図解/ハンズオン/Java Silver試験対応)
出典:udemy
Udemyの動画サイトにある、初学者向けの講座がおすすめです。
ゼロから学ぶことができ、難しいJavaの環境構築についても解説しています。
また、先程ご紹介した以下のサイトもおすすめです。
- ・progate
- ・udemy
●おすすめ書籍
スッキリわかるJava入門 第3版 (スッキリわかる入門シリーズ)
出典:Amazon
私もエンジニアを目指す時に一番始めに読んだ本です。
Javaの基礎から丁寧に解説されており、初心者が最も躓きやすい、オブジェクト指向についてもわかりやすく触れています。
ゲームを作りながら、Javaを動かしていくので、初学者にはおすすめ本です。
関連記事:オブジェクト指向とは?例を使ってわかりやすく解説!
スッキリわかるC言語入門 第2版 (スッキリわかる入門シリーズ)
出典:Amazon
Cはプログラミング言語の中でも、トップレベルに難しい言語です。
こちらの本は初学者が躓きやすいポイントを丁寧に解説しており、環境構築をせずにwebブラウザ上ですぐにプログラミングを始めることができます。
評価も非常に高く、おすすめの書籍となっています。
4-3.Web系アプリケーションエンジニア
Web系アプリケーションは業務アプリケーションの開発と利用言語は似ていますが、ユーザーが利用することが多いため、ユーザーが使う側(フロントエンド)も重要になります。
Web系アプリケーションは以下の業務にわかれています。
- ・フロントエンド
- ・バックエンド
フロントエンド言語
- ・HTML
- ・CSS
- ・Javascript
バックエンド言語
- ・PHP
- ・Java
- ・Ruby
- ・C言語
●おすすめWEBサイト
先程、ご紹介したWEBサイトがおすすめです。
フロントエンドとバックエンドの勉強をすることができます。
●おすすめ書籍
フロントエンドとバックエンドのおすすめ書籍をご紹介します。
ステップアップJavaScript フロントエンド開発の初級から中級へ進むために
出典:Amazon
こちらの本では、プログラムの1行1行が何を意味していて、どう動くのかが理解できます。
この新しいアプローチで「プログラムが読めないから、自分がいま何をしているのかわからない」といった、プログラミング入門者が途中で挫折してしまう原因を解決している本です。
初心者向けに丁寧に解説している本です。
1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座
出典:Amazon
ベストセラーにはなっている本で、HTML、CSSを知識ゼロから体系的に学ぶことができます。
手を動かしながら、学ぶことができるので、現場で役立つテクニックを解説しています。
PHPフレームワークLaravel入門 第2版
出典:Amazon
人気No. 1 PHPフレームワークのロングセラー定番解説書です。
PHPでWebアプリケーションの開発を勉強したい方におすすめの一冊です。
PHPを基礎から勉強でき、初学者にわかりやすいように、PHPの基礎やフレームワークについて解説しています。
次の記事ではアプリケーションエンジニアの勉強方法を詳しく解説してるので、ぜひ参考にしてみてください。
5.アプリケーションエンジニアの魅力・やりがい
アプリケーションエンジニアには様々な魅力ややりがいがあります。
充実感を持って、長く働いていくためには、アプリケーションエンジニアの仕事にやりがいを感じることも重要です。
今回紹介するアプリケーションエンジニアの魅力・やりがいは以下の3つです。
アプリエンジニアの魅力・やりがい
- ・ユーザーの声を聞くことが出来る
- ・ものづくりの楽しさを感じることが出来る
- ・年収が他職種と比べて高い
5-1.ユーザーの声を聞くことが出来る
アプリケーションエンジニアのやりがいとして、実際にアプリを利用したユーザーの声を聞けることが挙げられます。
使用している方からの感謝や、売り上げの向上、知名度の上昇を通じて、開発したアプリの成果を実感できることは大きな魅力でしょう。
5-2.ものづくりの楽しさを感じることが出来る
アプリケーションエンジニアは、1からアプリを作り上げていく楽しさを感じることができます。
スマホの普及などでアプリを利用する人が増えているので、開発したアプリをより多くの人に届けることができるということも、やりがいにつながるでしょう。
社会からも求められているものを自分たちで作り出していけることはアプリケーションエンジニアの大きな魅力です。
5-3.年収が他職種と比べて高い
給料の高さも仕事のやりがいにつながるでしょう。
実際にアプリケーションエンジニアの平均年収は約440~560万円であり、「民間給与実態統計調査-国税庁」によると日本の平均年収は433万なので、収入は高いと言えます。
上流工程に携われるようになったり、マネジメント力やプログラミングスキルを磨いていくことで年収を上げていくことが出来ます。
6.アプリケーションエンジニアはきつい?
アプリケーションエンジニアについて調べていると、アプリケーションエンジニアはきついという趣旨の記事や声を見ることがあると思います。
ここではきついと言われる理由と気を付けるべきポイントについて解説をしていきます。
アプリケーションエンジニアがきついと言われる理由として、以下の3つが挙げられるでしょう。
きついと言われる理由3つ
- ・継続的な学習が必要
- ・プロジェクトによっては残業が多い
- ・客先常駐の可能性がある
6-1.継続的な学習が必要
アプリケーションエンジニアに限った話ではありませんが、IT技術は常に進化しており、求められるスキルやトレンドも変化しています。
そのため、自主的に最新技術などの学習を継続していく必要があります。
ある程度仕事に慣れてきた後も、継続的に学習をしなければならないという点できついと感じる方もいるでしょう。
6-2.プロジェクトによっては残業が多い
アプリの開発作業は、エラーの対処や仕様変更を伴います。
もちろんアプリ開発には納期もありますので、時期によってはどうしても残業時間が多くなってしまうことがあります。
6-3.客先常駐の可能性がある
会社によっては、客先常駐(SES)をする可能性があり、人によっては勤務形態が合わないという場合があります。
客先常駐(SES)とは、実際にクライアントの企業に出社をして働くという勤務形態です。
客先常駐をする場合、短期間で様々な企業で働く必要があり、人間関係のストレスや帰属意識が芽生えないといったことに苦労をする人もいます。
次の記事では、アプリケーションエンジニアがきつい、やめとけと言われる理由を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
→アプリケーションエンジニアはきつい、やめとけと言われている理由
7.アプリケーションエンジニアのおすすめ資格
未経験からアプリケーションエンジニアになりたい場合、企業への自己PRの材料として資格を持っていることをアピールすることは効果的です。
資格を持っていると、実務経験はなかったとしても相応のスキルがあることの証明になります。
スマホアプリケーションエンジニアと、業務系・Web系アプリケーションエンジニアの2つに分けておすすめの資格を紹介していきます。
7-1.スマホアプリケーションエンジニアのおすすめ資格
●Android技術者認定試験
Android技術者認定試験は、一般社団法人 IT職業能力支援機構 Android技術者認定試験制度委員会が実施している試験です。
ベーシック、プロフェッショナルの2段階のレベルが用意されているので、まずはベーシックの試験を受けてみることをおすすめします。
ベーシックの試験概要を以下で紹介しています。
試験概要
項目 |
内容 |
試験時間 |
90分 |
合格率(%) |
44.6% |
目安の勉強時間(難易度) |
初学者 50〜80時間 |
出題数 |
70問 |
出題形式 |
四肢択一 |
受験方式 |
CBT方式(コンピュータでの受験) |
受験費 |
16,500円(税込) |
受験場所 |
全国160ヶ所以上 |
開催時期 |
通年 |
URL |
● App Development with Swift
App Development with SwiftはAppleが開発したプログラミング言語Swift、Xcodeといったアプリケーション開発ツールの基礎知識が証明できる資格です。
Swiftの基礎知識を証明する資格となっています。
現在は英語版しか出ていないため、受験する方は英語できる方のみとなります。
7-2.業務系・Web系アプリケーションエンジニアにおすすめ資格
業務系・Web系アプリケーションエンジニアに一番おすすめの資格は、Oracle認定Java認定資格のjava Sliverです。
初級のJava bronzeに受かっていなくても受験することが可能です。
●Oracle認定Java認定資格
Oracle認定Java認定資格とは、日本オラクル社が認定を行っており、Javaの正しい知識やスキルを持っていることの証明ができます。
Oracle認定Java資格は、Bronze、Silver、Goldの3つのレベルに分かれています。
民間企業の日本オラクルが認定している民間の資格ですが、IT業界では認知度が高いことが特徴です。
他のプログラマーとの差別化、キャリアアップにも活用が出来るため、取得するメリットが大きい資格と言えます。
●Java bronze
Java bronzeはエントリーレベルで、Javaプログラミングの基礎知識が試されます。
試験概要
項目 |
内容 |
試験時間 |
65分 |
合格率(%) |
60.0% |
目安の勉強時間 |
40〜50時間 |
出題数 |
60問 |
出題形式 |
選択問題 |
受験方式 |
CBT方式(コンピュータでの受験) |
受験費 |
13,300円(税込) |
受験場所 |
全国のテストセンター、自宅or職場 |
開催時期 |
通年 |
URL |
●Java Sliver
Silverは国家資格で中級レベルです。
Javaの基本文法、例外処理、クラス等、オブジェクト指向プログラミングに必要な使用を理解しているかどうかが問われます。
試験概要
項目 |
内容 |
試験時間 |
180分 |
合格率(%) |
63.0% |
目安の勉強時間 |
80〜100時間程度 |
出題数 |
80問 |
出題形式 |
選択問題 |
受験方式 |
CBT方式(コンピュータでの受験) |
受験費 |
37,730円(税込) |
受験場所 |
全国のテストセンター |
開催時期 |
通年 |
URL |
●Ruby Silver(Ruby技術者認定試験)
Ruby技術者認定試験はRuby言語での基礎的な開発、設計、運用を認定する資格です。
「Ruby Silver」「Ruby Gold」に分かれています。
SilverはRubyの基礎的な知識及びスキルの保持を証明する試験です。
Rubyをこれから勉強したい初心者の方が勉強するのに適したレベルです。
試験概要
項目 |
内容 |
試験時間 |
90分 |
合格率(%) |
非公開 |
合格ライン |
75%以上の正答 |
目安の勉強時間 |
50時間ほど |
出題数 |
50問 |
受験方式 |
CBT方式(コンピュータでの受験) |
受験費 |
16,500円(税込) |
受験場所 |
全国テストセンター |
開催時期 |
通年 |
URL |
Ruby技術者認定試験は、Rubyを使用しているエンジニアだけではなく、Rubyを教える講師、またはRubyを学ぶ学生も対象にしています。
●C言語プログラミング能力認定試験
一般的にC言語はプログラミング言語の中でも難易度が高いと言われています。
そのため、習得にかかるまでの勉強時間は長くなります。
1~3級の3種類があり、その中でも、3級試験は未経験者でも合格を目指すことができるレベルとなっています。
試験概要(3級)
項目 |
内容 |
試験時間 |
60分 |
合格率(%) |
70.3% |
合格ライン |
正答率60%以上 |
目安勉強時間 |
100時間程度 |
出題数 |
3級:6問 |
受験費 |
3級:5,200円(税込) |
受験場所 |
webリモートテスト |
開催時期 |
年により開催時期は変わります。 |
URL |
●HTML5プロフェッショナル認定試験
HTML5プロフェッショナル認定試験は、特定非営利活動法人エルピーアイジャパンが運営する資格試験です。
Web系アプリケーションエンジニアの中の、フロントエンド開発に役立つ資格です。
HTML5プロフェッショナル認定試験とありますが、実際にはCSS3、JavaScript、APIの内容も含まれている実践的な資格です。
レベル1とレベル2の2段階に分かれており、どちらを目指すのかによって学習範囲、勉強時間が変わってきます。
今回は基礎のレベル1の概要をご紹介します。
試験概要
項目 |
内容 |
試験時間 |
80分 |
合格率(%) |
非公開 |
合格ライン |
正答率約70%以上 |
目安勉強時間 |
360時間程度 |
出題数 |
40問~45問 |
受験費 |
16,500円(税込) |
受験場所 |
全国のテストセンター |
開催時期 |
通年 |
URL |
●PHP8技術者認定初級試験 ITSS レベル1(初級)
PHP技術者認定試験とは、PHPの知識やスキルを評価するための試験です。
PHP技術者認定試験は3種類に分かれています。
- ・初級試験
- ・上級試験
- ・認定ウィザード試験
今回は初級認定試験を解説します。
試験概要
項目 |
内容 |
試験時間 |
60分 |
合格率(%) |
70.0%(初級) |
目安の勉強時間 |
10~50時間 |
出題数 |
40問 |
出題形式 |
選択式 |
受験方式 |
CBT方式(コンピュータでの受験) |
受験費 |
13,200円(税込)/学割6,600円 |
受験場所 |
全国のテストセンター |
開催時期 |
通年 |
URL |
初級レベルの難易度は比較的易しめですが、上級レベルになると合格率は10%まで激減します。
初学者が初級レベルにチャレンジするなら50時間程度を勉強時間の目安としておくと良いでしょう。
関連記事:アプリケーションエンジニア向け資格10選【2023年版】難易度や必要なスキルを詳しく解説
8.まとめ
各工程を理解して円滑に開発プロジェクトを進めていくためには、幅広い知識が求められます。
ここで、アプリケーションエンジニアに向いている人の特徴をもう一度お伝えします。
向いている人の特徴
- ・学ぶことが好き
- ・論理的思考力がある
- ・効率化を進められる
- ・地道な作業ができる
- ・協調性がある
- ・コミュニケーション能力がある
- ・IT技術やPCが好き
どれも、アプリケーションエンジニアになるために必要な特徴です。
現在この特徴に当てはまっていないという方も、プログラミングを始めたり、プログラミングスクールに通ってみることで、実はアプリケーションエンジニアに向いているということもあり得ます。
また、アプリケーションエンジニアの仕事内容は、大きく3つに分かれるということもお伝えしてきました。
- ・スマホアプリケーション
- ・業務系アプリケーション
- ・Webアプリケーション
それぞれのアプリケーションには、使用するプログラミング言語や求められるスキルも違ってきますので、どのアプリケーションを開発したいのかというのを、最初に決めておくことが大切です。
また、未経験からアプリケーションエンジニアになりたい場合、実務経験がないので、どうしても自己PRが弱くなってしまいがちです。
転職時に自己PRをするためには、資格の取得がおすすめです。
最後に、この記事では自分はアプリケーションエンジニアに向いているのかどうか分からないという方向けに、アプリケーションエンジニアに向いている人の特徴、仕事内容、スキル、資格についても紹介してきました。
アプリケーションエンジニアとして活躍できそうかどうか、イメージをつけられたと思います。
未経験からアプリケーションエンジニアになるには、まずプログラミングを始めることが大切です。
プログラミングを始めて、初めてアプリケーションエンジニアに向いているかどうかも判断することができます。
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この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役