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ITパスポートの内容とは?難易度が簡単って本当?合格率と勉強時間を徹底解説|IT資格ガイド

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」 の真心です。 

本記事のトピックスはこちら!

  • ・ITパスポートはどのような資格なの?
  • ・未経験でも取得できるって本当?
  • ・勉強時間の目安は?何割取ったら合格できる?

未経験からエンジニアを目指す場合、「業務についていけるだろうか?」「ITの知識をまるで持っていないのだけれど…」と不安を覚える方は多いのではないでしょうか?

そこでおすすめしたいのが、未経験者向けの国家資格である「ITパスポート」です。IT業界で働くうえで最低限必要な知識を身に付けられます。

本記事では、未経験でも取得できる資格をお探しの方に向けて、ITパスポートの詳しい内容や気になる合格率、取得するメリット、おすすめの勉強法など、体系的に解説します。

事前に読みたい⇒【初心者向け】ITエンジニアの勉強方法とは?未経験の転職から初期学習のポイントを解説|就職・転職者職業ガイド

1.ITパスポートとはどのような資格?

ITパスポートとはどのような資格なのか、分かりやすく解説します。

1-1.IT基礎知識を有する証明となる国家資格

ITパスポート(iパス)は、「ITに関する基礎的な知識」が証明できる国家資格です。

主催は独立行政法人 情報処理推進機構(以降IPA)で、2009年に試験が開始されて以来、累計応募者数が100万人以上となり、幅広い層から支持を受けています。

インターネットが当たり前の現代において、ITとビジネスは切り離せないものとなっています。

ITは経済に大きな影響を与えるため、業種を問わず重要視されているのです

IT基礎知識はもちろん、近年話題のAIやビッグデータ、IoT(Internet of Things/モノのインターネット) などの新技術や、アジャイルといった新しい手法などの知識、経営全般の知識、プロジェクトマネジメントの知識など、幅広い分野の知識が問われます。

株式会社NTTドコモや株式会社ジェーシービーといった有名企業はもちろん、金融庁やデジタル庁といった官公庁もITパスポートの取得を推奨するほど、認知度の高い資格となっています

1-2.未経験からエンジニアを目指すなら取得必須

ITパスポートは、未経験からエンジニアへ転職する方におすすめの資格です

IT業界に挑戦する社会人や、これから社会人となる学生など幅広い層に受験されています。

ITを正しく理解し、ビジネスに利活用するためのスキルが体系的に結び付くので、未経験職への不安を解消しやすい点がメリットです。

また、未経験の業界へ挑戦する際、アピールポイントに悩む転職者は多く見受けられますが、ITパスポートを取得することで、知識を取り入れる主体性をアピール可能です

2.ITパスポートの難易度は?気になる合格率を解説

ITパスポートの難易度や、合格率をもとに、どれくらいの勉強時間を確保できれば合格できるのか詳しく解説します。

2-1.未経験者向けのエントリーレベル

ITパスポートは、IPAの主催する情報処理技術者試験の中で、最も難易度が低い試験です

経済産業省はIT人材のスキルを数値化するためにITSS(ITスキル標準)を定めており、ITパスポートはレベル1に該当します。

ITSSレベル1は、IT企業の実務未経験者や新入社員に向けた、最低限必要な基礎知識を有するエントリーレベルです。

未経験向けのレベルとはいえ、権威性のある国家資格であるため、取得して損することはありません

2-2.合格率は50%!2人に1人は合格している

以下の表は、過去10年間のITパスポートの合格率と、属性別の合格率をまとめたものです

試験の年度

受験者数

合格者数

合格率

2014年

71,464人

34,215人

47.9%

2015年

73,185人

34,696人

47.4%

2016年

77,765人

37,570人

48.3%

2017年

84,235人

42,432人

50.4%

2018年

95,187人

49,221人

51.7%

2019年

103,812人

56,323人

54.3%

2020年

131,788人

77,512人

58.8%

2021年

211,145人

111,241人

52.7%

2022年

231,526人

119,495人

51.6%

2023年

265,040人

133,292人

50.3%

 

受験者属性

受験者数

合格者数

合格率

社会人

208,912人

110,750人

53%

学生

56,128人

22,542人

40.2%

受験者属性

受験者数

合格者数

合格率

IT系

27,167人

15,549人

57.2%

非IT系

181,745人

95,201人

52.4%

 
参考:IT情報処理技術者試験

合格率は10年間で50%前後を推移しています。2人に1人は合格できる割合です

受験者の属性で考えると、社会人と学生を比較したところ社会人の方が合格率は高くなっています。ITパスポートでは、ビジネス的な視点を問われるため、学生よりも社会人の方がビジネス経験を積んでいる分有利なのです。

また、IT系よりも非IT系の受験者数の方がはるかに多いのもITパスポートの特徴です。非IT系の方でも合格率は50%を超えています。未経験からでも十分挑戦できる資格である証拠となっています

2-3.勉強時間の目安は50〜100時間

経験者は50時間、未経験者は100時間がITパスポート合格の目安となります。

ストラテジ系」(企業経営に関する分野)、「テクノロジ系」(ITの基礎に関する分野)、「マネジメント系」(開発技術、マネジメント分野)の3つの分野が出題されます。

未経験者は全ての範囲を網羅して対策しなければならないので、比較的勉強時間が多くなるのです。

3.ITパスポートの試験内容!どんな問題が出る?

ITパスポートでどのような問題が出るのか、試験内容について詳しく解説します。

3-1.ITパスポートの試験概要

ITパスポートの試験時間や出題数、合格点、試験方式などの概要をまとめました。

試験概要

詳細

対象者

職業人及びこれから職業人となる者が備えておくべき、IT に関する共通的な基礎知識をもち、ITに携わる業務に就くか、担当業務に対してITを活用していこうとする者

試験実施時期

随時

試験時間

120分

出題数/回答数

100問/100問

※採点対象

総合評価:92問(8問はダミー)

分野別評価:ストラテジ系32問、マネジメント系18問、テクノロジ系42問

出題形式

選択式(四択)

合格点(合格基準)

総合評価点:600点以上/1,000点

かつ

分野別評価点

ストラテジ系:300点以上/1,000点

マネジメント系:300点以上/1,000点

テクノロジ系:300点以上/1,000点

試験方式

CBT(Computer Based Testing)方式

→コンピュータに表示された試験問題に、マウス・キーボードを用いて解答

参考:試験要項Ver.5.3

基本的にはCBT方式(コンピュータを利用した試験)ですが、身体の不自由等で受験が難しい方は、4月と10月の2回、筆記試験を実施しています

3-2.ITパスポートの出題範囲

ITパスポートの出題範囲はストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の3つとなります。

分野

大分類

中分類

ストラテジ系(経営全般)

35問程度

企業と法務

企業活動、法務

┗企業活動や経営管理、PDCA、データの可視化、知的財産権、ライセンス形態など

経営戦略

経営戦略マネジメント、技術戦略マネジメント、ビジネスインダストリ

┗分析方法、技術開発戦略、AIやIoTの知識など

システム戦略

システム戦略、システム企画

┗効果的なコミュニケーション、業務自動化、最新のIT技術動向、見積書、提案依頼書など

マネジメント系(IT管理)

20問程度

開発技術

システム開発技術、ソフトウェア開発管理技術

┗システム開発の流れ、代表的な開発モデル、開発手法など

プロジェクトマネジメント

プロジェクトマネジメント

┗プロジェクトマネジメントの意義、目的、考え方、プロセス、手法など

サービスマネジメント

サービスマネジメント、システム監査

┗IT サービスマネジメントの意義、目的、考え方、サービスデスク、システム環境整備、システム監査、内部統制など

テクノロジ系(IT技術)

45問程度

基礎理論

基礎理論、アルゴリズムとプログラミング

┗基数や解析方法、デジタル化の基本的な考え方、アルゴリズムとデータ構造、プログラミングの役割など

コンピュータシステム

コンピュータ構成要素、システム構成要素、ソフトウェア、ハードウェア

┗コンピュータ、システムの基本的な構成、ODの必要性、入出力装置など

技術要素

情報デザイン、情報メディア、データベース、ネットワーク、セキュリティ

┗Webデザイン、メディア表現、データベース管理・分析、インターネットの特徴、セキュリティの考え方など

参考:ITパスポート試験「試験内容・出題範囲」

4.ITパスポートを取得する3つのメリット

ここでは、ITパスポートを取得する3つのメリットを解説します。

4-1.未経験でも安心!IT業界に必要な基礎知識が身に付く

ITパスポートを取得することで、IT業界で働くうえで必要になる知識が身に付きます

基本的な用語・概念の学習を通じて、ビジネスで活用されるITスキルが身に付くので、働く前の準備ができます。

ITリテラシー、セキュリティ意識も芽生えるので、情報漏洩やサイバー攻撃などの防止に役立つ点もメリットです。

4-2.更新不要!一度取得すればずっと使える

ITパスポートには有効期限がないので、更新不要です。取得したら永続的にアピール材料として使えます。

有効期限がある資格の中には、更新のための再受験・再合格が必要な場合があるので、更新不要な試験は利便性が高いのがメリットです。

また、ITパスポートの内容を網羅すると、上位の資格に挑戦する足掛かりにもなります

4-3.高い権威性!書類選考に通りやすくなる

重ねての説明にはなりますが、ITパスポートは高い権威性を持つ国家資格です。認知度も高く、未経験からのIT業界への挑戦を後押しする力があります。

企業によっては、エントリーシートでITパスポート取得の有無を聞かれる場合があるほど需要の高い資格です。

ITパスポート合格の有無も重要ですが、合格時のスコアを参照することもあるので、可能な限り高得点で合格するのが選考に通りやすくなるポイントです

5.ITパスポートの申し込み方法

ITパスポートの申込方法を解説します。

5-1.ITパスポートの申し込みの流れ

ITパスポートは以下の5ステップで申し込みを行います。

①利用者ID登録

②パスワード登録

③試験会場/日程選択

④受験料支払い(クレジットカード、コンビニ、バウチャー)

⑤受験本番

受験料は税込7,500円で、クレジットカード、コンビニ、バウチャーのいずれかの方法で支払うことになります。

5-2.ITパスポートの試験日はいつ?

ITパスポートは全国の試験会場で適宜開催されています。土日平日関わらず開催しているので、スケジュールは調整しやすいのがメリットです

ただし、試験会場によって「毎月1日土曜日のみ」「土日のみ」など開催状況が異なるので、事前に会場ごとの開催状況を確認しておくことをおすすめします。

6.ITパスポートの勉強方法

ITパスポートのおすすめの勉強方法は、以下の3ステップです。

①参考書・動画教材で基礎知識をインプット

②問題演習を繰り返し、苦手分野を克服

③過去問を解いて本番に備える

まずは参考書や動画教材で基本的な知識をインプットし、「どのような問題が出るのか」を把握する工程が必要です。

インプットした知識は、問題演習を繰り返すことで、習熟度を測れます。

正答率の悪い部分、即座に回答が思い浮かばなかった箇所は苦手分野になるので、入念に対策することで合格に1歩近付きます。

ある程度演習問題を解いたら、公式サイトから入手可能な過去問を解きます。

平成21年〜令和6年度までの過去問が公開されており、問題の傾向を掴むのに役立つ重要なステップです

7.エンジニアへの転職はユニゾンキャリア

  • ・不安はあるけど未経験の業界に挑戦してみたい
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上記のような希望をお持ちの方は、ユニゾンキャリアまでご相談ください

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7-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴

ユニゾンキャリアはIT業界に精通した転職のプロフェッショナルが在籍する転職支援サービスです

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7-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例

阿部海斗様インタビュー

ー転職のきっかけを教えてください!

もともと新しいものが好きで、新しい技術の登場で今まで時間がかかっていた作業などが楽にできるようになる、ということにすごく面白さを感じていました。

例えば、紙での管理からデータ化され、効率的に仕事ができるようになったのは素晴らしいなと感じています。

ただ、学生時代にエンジニアになるという選択肢はなく、別の業界に就職しました。

それでも実際働いてみて、これから長く働いていくうえで興味がない仕事よりも自分の興味があることをやりたいなと思い、ITエンジニアに挑戦してみよう!と思ったのがきっかけです。

ー転職活動中に何か不安なことはありましたか?

未経験の人は雑用ばかりを押し付けられるという話を聞いたことがあったので、自分がちゃんとやっていけるかどうか、ということが不安でした。

例えば、ITエンジニアの業務ができますよと言われて採用されたのに、事務作業しかさせてくれないだとか…それを考えると、1人で転職活動をするうえで会社選びって本当に難しいなと思いました。

あとは、ネットで調べるとITの人口が少なくなっており、人材不足という話を聞いたので、ブラックな労働条件にならないか、というのも心配でした。

ー転職活動にかかった期間はどれくらいですか?

選考に入ってからだいたい1ヶ月ぐらいで内定が出ました。働きながらの転職活動だったので、もう少し時間がかかるかもしれないと思っていたのですが、割と早く決まって良かったです!

前職は拘束時間がかなり長かったので、働きながら転職活動をするのは大変だなと思うこともあったんですが…システムエンジニアになりたい、今の会社でこのまま長くやっていくのは無理だなという思いと、キャリアアドバイザーの佐瀬さんのサポートがあって頑張れました。

転職体験インタビュー:【未経験からシステムエンジニア】働きながら転職活動を行いキャリアチェンジに成功!

阿部さまのご経歴

  • ・完全未経験
  • ・資格なし(Javasilver勉強中)
  • ・前職は住宅設備の卸売業の営業

もっと色々なインタビューを見たい方はこちら⇒弊社を利用した転職者のインタビュー

ユニゾンキャリアには、IT業界の転職における専門知識と経験豊富なアドバイザーが在籍しております

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この記事の監修者

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エンジニア

土肥 将司

大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役

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