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新卒で社内SEになる方法は?「やめとけ」と言われる理由も解説

新卒で社内SEになる方法は?

新卒で社内SEになるにはどうしたらいいの…?

そもそも新卒で社内SEの求人ってあるのかな..

✓本記事の流れ

  • ・新卒で社内SEになる方法を解説
  • ・新卒で社内SEになるためにやるべきことを紹介
  • ・新卒で社内SEに就職するメリット5選

新卒で社内SEになりたいけど、「やめとけ」とか「難しい」とか言われてるから、諦めようか悩んでいる方や、社内SEは実際どうなの?って気になる方がいらっしゃると思います。

本記事では、新卒で社内SEはやめとけと言われる理由や新卒で社内SEになるメリットについて解説しています。

社内SEに少しでも興味のある方は、本記事を最後まで読んで就職活動にお役立てください。


1.社内SEとは

社内SEとは、自社システムの開発・運用・保守を始めとした、社内のシステム運用に幅広く携わるITエンジニアの名称です。

ここでは社内SEがどのような職種かについて、仕事内容、平均年収、需要の観点から解説していきます。

1-1.社内SEの仕事内容

社内SEの仕事内容は、大きく分けて次の3つがあります。

●システムの企画

社内SEは、企業の課題や事業内容を理解した上で、業務の効率化やコスト削減など自社の課題解消を目指すためのシステムを企画・開発します。

具体的なものとしては、以下の例があります。

  • ・既存のシステムの改善
  • ・業務改善につながるシステムの企画
  • ・社内セキュリティ体制の強化

社内で使われるシステムを企画するため、やりがいを感じる人は多いです。

●システムの運用・保守

社内SEはシステムの企画だけではなく、システムがスムーズに稼働するようにシステム導入後の運用と保守も行います。

具体的なものとしては、以下の例があります。

  • ・社内ネットワークや情報インフラの管理・監視
  • ・社内システムに不具合が発生した際の調査・修正
  • ・要望に応じたシステムの改修や拡張

社内システムが止まってしまうと社内の様々なところで支障が生じるため、トラブルが発生した際には迅速な対応が求められます。

そのことからも責任の大きい仕事と言えるでしょう。

●社員からの問い合わせ対応

社内SEは、社内にいる「IT関連の何でも屋さん」として、社内の従業員からの問い合わせ対応も行います。

具体的には、システムやITツールの使用中に生じるさまざまなトラブルの対応や、社内システムのマニュアルの作成などが挙げられます。

ITに詳しくない人からの問い合わせが多数を占めるため、わかりやすく説明できるコミュニケーション能力が求められるでしょう。

社内の人から感謝されることも多いため、大変さとやりがいを同時に感じられる仕事です。

1-2.社内SEの平均年収

社内SEの平均年収は、日本の一般の平均年収よりも高い傾向にあります。

大手求人サイト「求人ボックス」によれば、社内SEの平均年収は約525万円となっています。

国税庁が出している資料によれば日本人の平均年収は約443万円のため、おおよそ100万円ほど社内SEの平均年収が高いことがわかります。

1-3.社内SEの需要

近年では社内でシステムを内製化させる企業も増えてきていることから、社内SEの需要は増加傾向にあります。

今後も社会のIT化が進むにつれて、企業内でのITの需要もますます高まることが予想されます。

そのことから、社内SEは今後も需要が高いまま推移していくでしょう。IT系のバナー66

2.新卒で社内SEになるには

新卒で社内SEになるのは一般的に難しいとされています。

社内SEになるのが難しい理由

  • ・社内SEは経験者を募集する場合が多く、新卒が採用されづらい
  • ・エンジニアの職種の中でも、社内SEは特に人気な職種
  • ・新卒は総合職として募集するため、入社時まで社内SEになれるか不明

このように新卒から社内SEになるのは難しいですが、ここからは新卒で社内SEになる具体的な就活対策を紹介していきます。

2-1.就活エージェントを利用する

もし自分で社内SEの求人を探すのが大変そうだと感じたら、就活エージェントを利用しましょう。

就活エージェントは就職サイトには載っていない特別な求人を多数扱っているため、利用することで効率的に社内SEを募集している企業を探すことができます。

また、履歴書の添削や面接対策も行っているので、選考に不安がある方にもおすすめできるサービスになります。

ユニゾンキャリアはITに特化した就活エージェンです。

未経験からエンジニアになりたい方へのサポートを強みにしているため、興味のある方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか?

2-2.就職サイトなどを活用して選考を受ける

新卒の就職先を探す方法で一般的なのは、自分の応募したい企業を探して選考を受けることです。

社内SEは新卒の求人が少ないため、他のエンジニア職種と比べると求人が見つけにくい可能性があります。

もし就職サイトを利用する場合は、就活エージェントや複数のサイトを併用して、ひとつでも多くの求人を見つけられるようにしましょう。

2-3.アルバイト・インターンシップから採用される

企業の情報システム部門が、エンジニアのアルバイトやインターンを募集している場合はチャンスです。

社内SEを目指すなら、応募するようにしましょう。

情報システム部門でアルバイトやインターンの経験を積んでおくと、企業の雰囲気や社内SEの仕事内容を知ることができるため、就職後にイメージとのギャップを感じにくくなります。

また企業側も新卒学生の獲得を目的としてインターンを実施していることが多いため、アルバイトやインターンとして企業に印象付けることができれば、そのまま企業に入社できる可能性が高まります。

2-4.一度経験を積んでから社内SEになる

新卒を対象とした社内SEの求人は少ない傾向にあります。

ですが、エンジニアとして経験を積んだ後であれば応募できるSEの求人が大幅に増えます。

もし新卒から社内SEになるのが難しいと感じたら、一旦Web系やSIerなどの別のSEの職種に就職して、経験を積むことも検討してみてください。

3.新卒で社内SEになるためにやるべきこと

新卒から社内SEになるのは狭き門です。

この狭き門を突破するためには、社内SEとして求められる能力をあらかじめ備えておくことが大切です。

ここでは新卒から社内SEを目指す上で、選考通過率を上げるための対策を紹介していきます。

3-1.業界知識を蓄える

社内SEに限らず、エンジニアを目指している人は業界研究をしっかり行いましょう

社内SEはIT関連にのみ強ければいいと思われがちですが、企業が社内SEに求めていることを理解するには業界知識が必要不可欠です。

弊社ユニゾンキャリアでは、IT専門の就活・転職の支援サービスを行っています。

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3-2.資格を取得する

社内SEになるために必須の資格はありません。

ですが、社内SEの業務に必要となる資格を取得していると、実践的なスキルを持ち合わせていることを企業側にアピールすることが可能です。

そのため、新卒から社内SEを目指す方は取得してみることをおすすめします。

こちらの記事では、各エンジニアにおすすめの資格を徹底解説しています。

資格を取ることを検討されている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

【資格17選】ITエンジニアにおすすめの最強資格!初心者向けに徹底解説

2024.09.04

3-3.コミュニケーション能力を上げる

社内SEに限らず、全てのエンジニアにとってコミュニケーション能力は大切です。

特に社内SEは、システムを知らない人に説明する機会が多いので、専門知識がない人でも分かるように説明する能力が求められます。

自分の思ったことを相手に正しく伝えるためにも、普段から相手に分かりやすく伝えるための工夫をして、コミュニケーション能力を養うのが良いでしょう。

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4.新卒で社内SEに就職するメリット

新卒で社内SEを目指すのは難しいですが、そのぶん社内SEとして働くことで得られるメリットも多くあります。

ここでは、社内SEの魅力について紹介していきましょう。

4-1.人事異動が少ない

社内SEは社内のシステム運用を行うための特定の知識が必要なので、部署異動が少ないのが特徴です。

また、社内システムに関連する業務がほとんどなので、社外への出張や出向もほとんどありません。

4-2.定時退社しやすい

社内SEは通常のSEに比べて定時退社しやすい職種といえるでしょう。

通常のSEは納期の関係から、残業や休日出勤が発生することが多い傾向にあります。

一方で社内SEは自社企業のシステム開発を行うため、ある程度スケジュールの融通がきくことが多いです。

また、企画段階から無理のないスケジュールが組まれやすいことからも、残業が少なく定時退社しやすい傾向にあります。

4-3.ユーザーとの距離が近い

社内SEは、自身が開発したシステムに対するユーザーの反応を間近で感じやすい職種です。

通常のSEの場合は実際にシステムを利用するユーザーと関わる機会が限られていますが、社内SEの場合はユーザーは自社社員のため、反応を直接知ることが可能です。

改善の要望や感謝の声を直接聞くことができるため、モチベーションアップにも繋がるでしょう。

4-4.経営的な視点を養える

社内SEは社内システムの企画、開発、運用に携わり、自社の作業効率化や作業のシステム化に貢献します。

売上にこそ直結しませんが、社内システムの導入によってそれまでにかかっていた費用や時間を削減できることから、企業の経営的な側面について考える機会が多い職種といえるでしょう。

仕事をしていくうちに、システム改修やシステム導入の際に、社内の経営を改善するためには何が必要なのかを考えられるようになります。

4-5.マルチタスクスキルが身につく

社内SEは、システムの企画、開発、運用など上流過程から下流過程まで一連の業務を同時並行して進めるため、マルチタスクスキルが身に付きます。

社内SEは人数が少ないので、複数案件を扱うことも多く、なおかつ社内からの問い合わせ対応も求められます。

そのため、自分が担っている仕事を中断されることも頻繁にある他、重要なタスクが複数同時に発生することも多いです。

全てのタスクを正しく捌いていく必要があることから、自然とマルチタスクスキルが磨かれます。

5.新卒で社内SEは「やめとけ」と言われる理由

ネットで検索すると、新卒から社内SEになるのはやめとけという意見も見られます。

もちろん、社内SEならではのデメリットも存在します。

ここでは、新卒が社内SEになる上で感じやすいデメリットをご紹介していきます。

5-1.専門知識が身につかない

社内SEの仕事の多くは、社内のシステム管理や社員からの問い合わせ対応などが占めます。

そのため、一般的なSEと比較すると新しい技術や知識に触れる機会が少なく実務を通じてスキルアップできるチャンスが少ないです。

仕事を通じて新しい技術に触れていきたい人や、幅広い実務経験を積みたい人にとっては、社内SEは物足りなく感じる可能性があるでしょう。

5-2.コードを書く時間が短い

社内SEの主な仕事は、社内システム運用やトラブル対応などのため、プログラミングコードを書く業務は通常のSEに比べて少なくなります。

そのため、プログラミング言語を使ったシステム開発をやりたい人はイメージとのギャップを感じやすいです。

「こんなはずじゃなかった」と感じる人も多いことから、社内SEはやめとけと言われています。

5-3.売上に直結しないため評価されにくい

社内SEの仕事は社内のシステムを整えることであるため、成果が売上に直結せず評価されにくいです。

営業や開発部門では製品の開発や販売が売上に影響しますが、一方で社内SEは成果物が直接売上に影響するわけではありません。

業務の効率化やコスト削減などによって間接的に売上に貢献していますが、目に見える成果がないためやりがいを感じにくい場合があります。

5-4.資料作成が多い

社内SEは、様々な場面で資料作成が求められます。

社内SEが資料作成を求められる場面の一例としては、次のようなものがあります。

  • ・社内システムの企画書
  • ・社内システムの取扱説明書
  • ・システムトラブル報告書

そのため事務作業が苦手な人や、プログラミングだけを行いたい人にとっては「社内SEはやめとけ」と感じるでしょう。

5-5.人材不足に陥りやすい

社内SEの仕事は売上に直接影響を与えることが少ないことから、人件費削減の対象になる傾向にあります。

その結果、1人当たりの業務が多くなっている企業も少なからず存在します。

そういった理由から、社内SEはやめとけという声があるのです。

6.新卒で社内SEに向いていない人の特徴

新卒から社内SEを目指す上で、社内SEに向いていない人にはどんな特徴があるのでしょうか。

ここでは、社内SEに向いていない人の特徴を紹介していきましょう。

6-1.マルチタスクが苦手な人

社内SEはシステムの企画、開発、運用など幅広い業務を担うため、複数の仕事を並行して進めることができるようなマルチタスク能力が求められます。

そのためシステムの開発に集中したい人やシングルタスク気質の人には難しいでしょう。

6-2.プログラミングスキルを身につけたい人

社内SEは、社内のシステム関連の仕事を全て受け持つ職種です。

そのため、必ずしもプログラミングを使用した仕事ができるとは限りません。

システム開発に専念したり、最先端のプログラミング言語を使って開発をしていきたいと考えている人が社内SEになってしまうと、イメージとのギャップに苦しむ可能性があります。

プログラミングスキルを活かしたい方は、社内SEではなくSIerや受託開発企業のSEなどが向いているでしょう。

6-3.評価されない業務内容に不満を持つ人

社内SEは成果が売上に直結しにくいため、目に見える成果が欲しい方には向いていないと言えるでしょう。

通常のSEの場合、作ったシステムがそのまま売上に繋がりますが、社内SEの場合は社内システムの開発になるため、売上という形で結果が残せることは稀です。

努力や成果を別部署に示すことが難しいため、望む評価が得られない可能性があります。

そのため、成果を急ぐ人にとって社内SEは向いていない可能性があります。

7.社内SEが想像と違うと感じた人は…

社内SEとして実際に働いてみたり、ここまで社内SEの説明を読んだうえで「自分は社内SEには向いていない」と感じた方もいらっしゃると思います。

そのように感じた方は、一度他のエンジニアの職種も考えてみましょう。

エンジニアには様々な職種があり、職種ごとに仕事内容や特徴が異なります。

社内SEが向いていないと感じた場合でも、他のエンジニア職であれば問題ないこともありますので、ぜひ一度検討してみてください。

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8.まとめ

新卒で社内SEになるには

  • ・就活エージェントを利用する
  • ・就活サイトなどを活用して選考を受ける
  • ・アルバイト・インターンシップから採用される
  • ・一度経験を積んでから社内SEになる

新卒で社内SEになるのは、一般的に難しいとされています。

また、新卒は就職活動自体が初めてになるため、失敗しないためにも就活エージェント等を利用して上手に就職活動を行っていきましょう。

新卒から社内SEを目指す場合は、次のことに力をいれるといいでしょう。

社内SEになるためにやること

  • ・業界知識を蓄える
  • ・資格を取得する
  • ・コミュニケーション能力を上げる

社内SEには、社内SEにしかないやりがいや魅力も多くあります。

社内SEは狭き門ですが、もし目指すことを決めたならしっかりと準備して就職活動を行っていきましょう!

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この記事の監修者

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エンジニア

土肥 将司

大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役

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