新卒のエンジニアの逆質問ってどんなことを聞けばいいの?
逆質問ってしなくてもいい…?
エンジニアの面接の逆質問って何を聞けばいいの…?
✓本記事の流れ
- ・逆質問で「特にありません」はNG?
- ・新卒でエンジニアを目指す人の逆質問の例を紹介
- ・逆質問をする際の注意点を解説
新卒でエンジニアの選考を受けようと考えているけど、面接は不安だし、逆質問の対応の仕方が分からないという方が大勢いらっしゃると思います。
本記事では、面接での逆質問に上手に応対できるように、面接官が逆質問を求める意図について解説しています。
エンジニアを目指して面接に挑む方にとって有益な記事となっていますので、ぜひ最後までお読みください。
また、次の記事ではそもそもエンジニアとは何なのかについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
⇒【図解付き】エンジニアとは?職種・種類・仕事内容・ITエンジニアの適性までわかりやすく完全網羅!
目次
1.新卒のエンジニアの面接で逆質問は必要なのか
新卒でエンジニアの面接を受ける際、逆質問に頭を悩ませる人は多いです。
いったい、どのような内容を質問すればいいのでしょうか。
また、そもそも逆質問は必要なのでしょうか。
逆質問について多くの方が疑問に思う点をまとめたので逆質問利用時の参考にしてください。
1-1.逆質問とは
逆質問とは、就職活動や転職活動において、応募者側が面接官側に質問を行うことです。
多くの場合、面接の終盤で面接官側から「何か質問はありますか?」と尋ねられます。
この逆質問では入社意欲の高さなどをアピールし、ほかの応募者に差をつけることができる絶好のチャンスです。
絶対にしなければいけないというわけではありませんが、余程のことがない限り、逆質問は行うようにしましょう。
1-2.「特にありません」はNG?
逆質問を促された際、「特にありません」と答えることは避けましょう。
なぜなら、「入社意欲が低い」「積極性が足りない」と判断されてしまうからです。
どんなに面接がうまくいっても逆質問で志望度が低いとネガティブな印象が付いてしまうと、逆質問をしないだけで内定者選定の際に不利に働いてしまいます。
少なくとも2~3個は逆質問を行えるように、事前にいくつかの質問を考えておくと良いでしょう。
しかしホームページや企業説明会などで分かる情報を逆質問で使用しないように注意が必要です。
企業研究があまり出来てない状態で面接に挑み、志望度が低いと思われてしまうため、逆質問がマイナスになってしまいます。
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1-3.逆質問をするメリット
逆質問を行うと、どのようなメリットがあるのでしょうか。
利点を知ることで、逆質問対策へのモチベーションが上がるはずです。
今回は、主なメリットを4つピックアップしてご紹介していきます。
●伝えきれていない部分を補完できる
1つ目のメリットは、面接中に伝えられなかったアピールポイントを補完できることです。
面接の流れによっては、伝えたいと用意していたアピールポイントを話すことができずに面接官の質問が終わってしまうこともあります。
逆質問で自ら話を展開することで、在学中の実績や特技、就活のために勉強してきたことなどをアピールできます。
また、面接本編でうまく質問に答えられなかった内容を、逆質問で改めて回答することも可能です。
このラストチャンスを有効活用することで、内定獲得の可能性を大幅に高められるでしょう。
●意欲や熱意が伝わりやすい
2つ目のメリットは、面接官に意欲や熱意を伝えられることです。
逆質問では、「自ら疑問点を探し出し、文章に表現して質問する」という能動的で積極的な姿勢を見せられます。
企業を入念に調べたうえでうまく逆質問を行うことができれば、入社意欲において他の応募者に大きな差をつけることが可能です。
逆質問は、いわば「質問形式を取った、自己アピールの場」と言ってもいいでしょう。
●高い評価につながる
3つ目のメリットは、面接官の心に刺さる質問を行った場合、高評価がもらえることです。
企業を徹底的に調べ上げたうえで、他の就活生と違った視点で、面接官が考えさせられるような鋭い質問をすると、非常にポジティブな印象を与えられます。
たとえば、以下のような例が挙げられます。
- ・面接官自身の考えを尋ねる
- ・時事問題を取り入れる
- ・自分の考えを述べてから逆質問を行う
逆質問の場で上記のような個性を出せれば、良い印象を持ってもらえるでしょう。
しかしこれらを即興ですることは非常に難しいです。
面接前に完璧に仕上げなくても、ある程度の方向性を考えておくようにしましょう。
●志望度の高さを示せる
4つ目のメリットは、志望度の高さをアピールできることです。
逆質問で入社する企業のことを深堀りすることができれば、入社意欲の高さをアピールできるでしょう。
逆質問では応募者側が自由に話を進められるため、ある程度予想したシミュレーションに沿って自己PRを行えます。
志望度の高さを伝えられるように、質問内容を細かく考えてみましょう。
2.新卒のエンジニアの逆質問の例
ここでは、新卒エンジニアの面接で実施しておきたい逆質問の例をご紹介します。
「うまく逆質問を作れない」という方は、この逆質問の例を参考にして逆質問を上手く乗り切りましょう。
新卒の方は、ぜひ参考にしてください。
2-1.業務内容について
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業務内容に関する質問は逆質問の王道です。
入社後具体的にどのような業務を行うのか、不安に思う方も多いでしょう。
逆質問の場を借りて業務内容に関する質問を行えば、会社への疑問点もまとめて払拭することができます。
ただし、公式サイトなどで紹介されている業務内容を改めて尋ねることは避けましょう。
事前に企業研究を行っていないと思われてしまうからです。
さらに詳しい部分をピンポイントで質問するなどして、「前もって企業について調べていること」をアピールできるとベターです。
2-2.入社までに準備することや勉強しておくこと
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このような質問を行うと、「入社までの期間中も積極的に勉強を行い、スキルを伸ばしたい」と考えている能動的な人材だと伝えられます。
そして、「この人なら、入社後も自分から成長を続けてくれそう」と思ってもらえるでしょう。
もしも企業研究の中で得た情報(評価基準や教育体制など)がある場合は、その内容も取り入れてください。
入社意欲の高さもまとめて主張できるため、好感を持ってもらいやすいです。
2-3.経歴やスキルを見て足りないと感じる点
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自分自身の経歴やスキルを面接官に評価してもらい、足りない部分を指摘してもらう逆質問です。
今後自分の能力を高めていきたいという、積極性や向上心を強くアピールできます。
しかし、これは面接官側に負担をかける質問でもあります。
相手の足りない部分を指摘するには、面接官といえども大きなエネルギーが必要だからです。
面接の残り時間が少ない場合などは、別の質問に変えた方がいいでしょう。
2-4.活躍しているエンジニアの特徴
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実際に社内で活躍しているエンジニアの特徴を質問することで、将来どのようなキャリアを積むことができるのかある程度把握できます。
そして、今後のスキルアップにおける計画を立てることが可能です。
またどのようなエンジニアが活躍しているのかを知ることで、私の目指すエンジニアと違うといった入社後のギャップを取り除くことができます。
もちろん、自分の能力を高めて企業に貢献したいという意欲を伝えることも可能です。
回答を得たあとは、「そのような人材になれるように努力します」と成長意欲を伝えると、さらに好印象を持ってもらえるでしょう。
2-5.教育体制について
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エンジニアの教育体制に関する質問も、逆質問の定番です。
教育体制について応募者側が尋ねることで、「早く戦力として活躍したい」という学ぶ意志を見せることができます。
入社後にどのような教育を受けられるのか知ることで、同時に応募者側の不安も減らすことができます。
一方で勉強に対して受け身であると捉えられてしまう可能性もあります。
面接中や他の逆質問で自身でも勉強し、新しいIT情報・技術を取り入れていく意思を伝えるようにすると良いでしょう。
もし複数の企業で入社を迷っている場合は、ここで得た回答が企業選びの基準になるかもしれません。
2-6.学習体制について
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このような質問を行うと、エンジニアに必要な向学心のアピールができます。
新技術やトレンドの用語を出すことで、日常的にITの勉強を行っていることも伝えられるでしょう。
資格取得のサポート環境を尋ねれば、「今後積極的に資格を取得して、技術を伸ばしたい」という気持ちを主張することも可能です。
2-7.面接官に意見を求める質問
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面接官自身の感想を求めるタイプの逆質問も、うまく活用すると高い評価が得られます。
面接官個人が企業について感じていることや、業務に関する個人的な質問などを尋ねてみましょう。
こういったやり取りの中で、面接官が心の距離を縮めてくれた場合は、内定獲得の可能性が大幅に向上するでしょう。
2-8.仕事に対する評価制度について
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評価制度について質問することで、具体的な入社後のイメージを持っていることが伝わり、熱意や入社・成長意欲の高さをアピールすることができます。
また評価制度を聞く際に、評価制度のみを聞くのではなく、自身に成長意欲があることも一緒に伝えると、将来的に自社に貢献してくれると判断され、さらに良い印象を与えることができるでしょう。
2-9.若手のアイデアが実際のサービスになった事例
「若手の方のアイデアが実際にサービスとなった事例があれば教えていただけますでしょうか。」 |
その企業が地位や役職に関係なく一社員の意見に耳を傾け、新しいことにチャレンジできる環境なのかを判断することができます。
逆質問をする際に、自分が入社後にやってみたいサービスや企画のアイデアについて伝えるとより企業のことを考えていることが伝わりやすいので評価してもらえるでしょう。
しかし入社後にやってみたいことのアイデアは付け焼き刃では、もし面接官に質問された際にボロが出てしまうため事前準備は必須になってきます。
3.新卒エンジニアの逆質問の考え方
ここからは、新卒エンジニアの面接で尋ねておきたい、逆質問の考え方について解説します。
ただやみくもに逆質問を作るよりも、「効果的な逆質問を行うには、どうすればいいのだろう?」と考えることが重要です。
ここでは、主な特徴を3つ取り上げます。
3-1.企業理解を深める
1つ目は、企業理解を深めた上で逆質問を考えることです。
公式サイトや説明会などですでに公開されている情報について質問すると、「企業研究が足りていない」「入社意欲が少ない」とみなされてしまいます。
このような逆質問を行うと、どれだけ面接本編で完璧な受け答えをしていても、採用には一歩届かないでしょう。
逆質問で確実に印象を高めるためには、念入りに企業情報をチェックすることが必要です。
3-2.自分の強みを整理する
2つ目は、自分自身の強みを整理・理解して質問を考えることです。
ただ知りたい内容を尋ねるだけでなく、自分の強みを入れ込みながら策略的に質問を行わなければなりません。
うまく逆質問ができれば、他の応募者との差も生み出せ、面接官に評価してもらいやすくなります。
「私は学生時代、○○に力を入れていました。御社ではこのような経験を活かすことができますか?」のような質問方法が主な例です。
自分の強みを述べたうえで、そこから発展させた逆質問を考えましょう。
3-3.入社後のギャップをなくす
3つ目は、リアルな労働環境を知り、理想とのギャップをなくせるような質問を選ぶことです。
入社後に業務内容の実態を知ったことがきっかけで退職する場合、企業側・社員側の双方に負担がかかります。
早いうちに業務について正しい情報を知っておくことで、マッチングミスを防ぐことも可能です。
もし現時点で不安や心配に感じていることがあるなら、逆質問の機会に尋ねてみましょう。
4.新卒のエンジニア面接で逆質問をするときに注意すべき点
この段落では、新卒エンジニア面接の逆質問で注意すべきポイントについて解説します。
逆質問は応募者側の自由度が高い分、状況を考慮しながら、いくつかの面に注意を向けて質問をしなければいけません。
大事な面接の場でミスをしないように、3つの注意点をよく覚えておきましょう。
4-1.調べると分かるような逆質問
まず、インターネットで調べればすぐに情報が出てくるような内容を質問しないようにしましょう。
主な例は以下の通りです。
- ・企業の沿革
- ・従業員数
- ・主な事業内容
- ・企業理念
このような質問を行うと、事前に企業研究を行っていないことが伝わってしまい、入社意欲が低いと判断されてしまいます。
4-2.ネガティブな逆質問
企業にとってネガティブな要素を、逆質問で尋ねることも控えましょう。
例として、以下が挙げられます。
- ・離職率
- ・残業時間
- ・休日出勤の多さ
労働時間や離職の現状については、仕事に対する意欲が低いと勘違いされてしまう可能性があるため、言及しない方がいいでしょう。
もしそういった内容を質問したい場合は、内定獲得後に担当者へ相談してください。
4-3.面接官が話した内容と重複する逆質問
面接官がすでに説明した内容と、重複する質問も逆質問しないように注意しましょう。
人の話が聞けない人と一緒に働いても業務に支障をきたしてしまうため、面接官の話を聞けていない、繰り返す、覚えていないといった方を採用することは少ないでしょう。
また場合によっては、前もって用意しておいた逆質問と関連する内容を、面接本編中に説明されることがあります。
内容の重複に気付くためには、面接官が話している内容を一字一句聞き逃さないようにしておく必要があります。
さまざまな場合に合わせて、複数の逆質問を用意し、その時々で選べるようにしておきましょう。
5.面接官が新卒に逆質問を求める意図
続いて、面接官が新卒に対して逆質問を行う意図について解説します。
企業側は、どうして一定の時間を設けて、逆質問を行うのでしょうか。
相手側の意図を知ると、効果的な対策方法も見えてきます。
5-1.疑問解決
1つ目の意図は、応募者側の疑問を解決させたいという意図です。
説明会などで質問の場を設けても、なかなか全員分の質問には回答できません。
面接の場で逆質問を行うことで、応募者側の質問に少しでも多く回答し、入社後のギャップやミスマッチを減らしたいという目的があります。
5-2.志望意欲
2つ目の意図は、応募者の志望意欲を確かめることです。
数多くの逆質問を行えば、入社への意欲が高いと判断されます。
逆にいうと、「特にありません」と回答する人は自社にそこまで興味がないのかなと判断され、内定が出る可能性は際めて低くなってしまうでしょう。
積極的に質問を行い、志望意欲の高さをアピールすることが重要です。
5-3.コミュニケーション力
3つ目の意図は、コミュニケーション力をチェックすることです。
逆質問をスムーズに行える人は、基本的なコミュニケーションスキルがあるとみなされます。
一方的な質問に回答するだけでなく、相互的な会話を進めるスキルがあると判断されるからです。
コミュニケーション力は社会人に必須となる能力なので、上手く逆質問を行えば有能な人材として評価してもらえるでしょう。
6.【まとめ】新卒のエンジニアの逆質問のポイント
新卒のエンジニア面接で逆質問をするときのポイントは、以下の通りです。
逆質問のポイント
- ・情報を隅々まで集めておく
- ・調べると分かるような逆質問をしない
- ・ネガティブな逆質問をしない
- ・面接官が話した内容と重複する逆質問をしない
新卒が逆質問で好感を得るには事前に企業研究を徹底的に行い、面接官が惹かれるような、印象に残りやすい質問をするようにしましょう。
なるべくポジティブな内容を選び、入社してもらいたい人材だと思ってもらうことが重要です。
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この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役