【例文12選】新卒のSEの志望動機の書き方を解説
新卒からSEを目指す際の志望動機の例文を知りたい。
新卒からSEになるための志望動機はどのような内容にしたらいいの…?
✓本記事の流れ
- ・志望動機作成のために仕事内容を確認しよう
- ・新卒からSEになるための志望動機の例文を確認しよう
- ・新卒からSEになるための志望動機を書く手順を知ろう
- ・新卒からSEになるための志望動機を書く際のポイントを確かめよう
本記事では、新卒からSEの内定をもらうための志望動機を紹介しています。
また志望動機を書く際の手順やポイント、使用すべきでないワードなどについても解説しています。
新卒からSEになりたい方は最後まで読んで志望動機を考えてみて下さい。
目次
1.新卒からSEになった際の仕事内容は?
近年のIT業界の盛り上がりや将来性が高いことを理由に、新卒からSE(システムエンジニア)を目指す人が増えています。
そこでこの章では、新卒からSEになった場合に担当する仕事内容や、SEとプログラマーの違いなどについて解説していきます。
1-1.SEの仕事内容
SEの仕事内容は工程が上のものからまとめると以下の手順になります。
SEの仕事手順
- 1.要件定義
- 2.基本設計・詳細設計
- 3.プログラミング
- 4.テスト
- 5.実装
- 6.その他のマネジメント業務
では、それぞれの工程の仕事内容の詳細を見ていきましょう。
●要件定義
SEの仕事内容のもっとも上流に位置する工程が、要件定義です。
要件定義はシステム開発を行うにあたって、クライアントがどのようなことを求めているのか、そのニーズを確認するための工程です。
クライアントが導入したいシステムの仕様や要件を、さまざまな角度から掘り下げて聞き出していきます。
そして、聞き出した内容をもとに具体的なシステムの仕様を要件定義書としてドキュメント形式でわかりやすくまとめていきます。
●基本設計・詳細設計
SEの仕事内容の2つ目の工程は、基本設計と詳細設計です。
要件定義でどのようなシステムを開発するのか、その要件・仕様を明確にしたあとに、システムの設計を行っていきます。
設計の工程は、基本設計(外部設計)と詳細設計(内部設計)の2つに分かれています。
まず、基本設計でユーザーから目に見える部分のシステムの枠組みを組んでいきます。
そして、作成した基本設計をベースにして細かい機能ごとに詳細を定めていく詳細設計を行い、設計書を完成させます。
この後のプログラミング工程では、設計工程で作成した設計書を元に開発が進められるため、漏れのないように機能を実装することが求められます。
●プログラミング
SEの仕事内容の3つ目の工程は、プログラミング作業です。
SEは設計書を作成したあと、基本的にはプログラマーに開発作業を依頼します。
その場合は、SEはプログラミング作業を行う必要はありません。
しかし、プロジェクトの内容や人員数によっては、SEが設計だけでなく実際に手を動かしてシステム開発を行うこともあります。
そのため、SEはJavaやC言語などのプログラミング言語のスキルを習得しておく必要があります。
●テスト
SEの仕事内容の4つ目の工程は、開発したシステムに問題がないかをチェックするテストを実施することです。
プログラムを組み終わったあとに、システムが設計書通りに正常に作動するかの確認を行っていきます。
テストを行っていくなかで不具合やバグが発見されたら、プログラマーと連携を取って問題を修正して完全に解消されてからクライアントに納品します。
●実装
SEの仕事内容の5つ目の工程は、実装です。
実装工程では、開発したシステムを実際に稼働・運用していきます。
システムが改めて不具合などを起こさずに稼働すれば、システム開発の全工程が無事に終了となります。
●その他マネジメント業務
SEの仕事内容には、開発以外にもマネジメント業務が存在します。
具体的な業務内容としては、運用がスタートしたシステムにトラブルや障害が発生した際にその対応を行ったり、定期的なメンテナンスを行ったりします。
また、SEの重要な役割として、システム開発の予算や納期、人員の決定を行ったり、進捗管理をしたりといったマネジメント業務も担うという側面もあります。
1-2.SEとプログラマーの違い
新卒でSEを目指している人には、SEとプログラマーの違いについてピンときていない人もいるでしょう。
SEとプログラマーには仕事内容において大きな違いがあり、それはコーディングと呼ばれるシステム開発作業があるかないかです。
SEはシステム開発において設計面の担当や進捗管理などのマネジメント業務がメインになり、プログラミング言語を用いたコーディング作業はプログラマーに依頼することが多いです。
そのため、コーディングの業務を担当することはそこまで多くありません。
一方、プログラマーはSEが作成したシステムの設計書を基にして、プログラミング言語を駆使してコーディングを行い、システムを開発していくことが主な業務内容になります。
このように、一言で言えばSEは管理者、プログラマーは作業者というような仕事上の明確な役割の違いがあるのです。
2.新卒からSEになるための志望動機の例文12選
この章では、新卒からSEになるための志望動機の例文を理系・文系・NG例にわけて合計12個紹介していきます。
志望動機の書き方がわからない新卒の方はぜひ参考にしてみてください。
2-1.【理系】の新卒からSEになるための志望動機例5選
まず、理系の新卒からSEになるための志望動機例を以下に5つ紹介していきます。
理系からSEになるために志望動機例①
貴社のシステムエンジニアを志望した理由は2点です。 1点目は顧客のDX化を図ることで、豊かで安定した社会を実現したいと考えたためです。 現代では労働力の減少が深刻な社会問題になっている中、貴社は労働環境をより良くすることを目的に多くのシステムをリリースしており、魅力を感じております。 2点目は若手から責任あるポジションに挑戦できる風土がある点です。 私はサークルのリーダーとしての経験から、個人の適性を把握した上で役割を調整し、チーム一丸となって動くことにやりがいを感じており、それが叶うPMのポジションに興味を持っています。 将来的にはPMという立場からDX化を推進し、顧客のDX化を通じて社会に貢献していきたいと考えます。 |
理系からSEになるために志望動機例②
全てのユーザーが利用しやすいシステムを開発できるIT技術者を目指しています。 理由は老人ホームでボランティア活動を行った際、スマートフォンを始めとしたIT機器の利用方法を聞かれる機会が多くあった経験からです。システムの多くは機能が複雑で、わかりにくい、使いにくいという声が多くありました。 IT化が進む日本において、ユーザーの一部であるお年寄りが置いて行かれてしまっている現状に危機感を抱いたことから、年代に関わらず利用できるシステムを作れるようになりたいと考えます。 大学で培った開発のスキルを活かし、お客様の想像以上のものを提供することを企業理念として掲げている貴社で、より利用しやすいシステムを開発していきたいです。 |
理系からSEになるために志望動機例③
1点目はICTを活用した教育現場の改善に関心があるためです。 私は予備校でのアルバイトにてツールを導入し、それにより業務改善がなされたことを実感しました。この経験から、教育現場の課題を解決できるICTに関心を持っています。 2点目は、システムを作ることにやりがいを感じたためです。 私は授業やアルバイトでのプログラミング経験を通し、技術力を成長させることにやりがいを感じています。 そのため、エンジニアとして技術力を高め、システムを形にできる環境で働きたいと考えます。 貴社はICTシステムのプロとして、システムを通じ社会課題と向き合うことを理念としていることから、貴社のような企業で社会に貢献していきたいと考え、志望いたしました。 |
理系からSEになるために志望動機例④
私は医療現場の問題解決のためにIT技術が役に立つと考え、大学の研究テーマとして学んだことをきっかけに「IT技術を通して日本の医療に貢献し、より多くの人の役に立ちたい」と考えるようになりました。 昨今では医療業界の人手不足により、医療現場の崩壊が社会問題になっていると感じています。 貴社はそんな医療現場の問題を解決するようなシステムを提供し、医療業界のクライアントを支えるだけでなく、医療という現場に新たな価値を提供している点を魅力に感じました。 もし貴社に入社できた場合は、これまで大学で学んだことを活用し、お客様が抱えている課題に適したIT技術を提供できるSEとして活躍していきたいと考えます。 |
理系からSEになるために志望動機例⑤
私はAIを活用して社会問題の課題解決に貢献していきたいと考えています。 近年では少子高齢化が進み、現役の働き手の不足や後継者問題が社会問題となってます。 この問題に対して私の研究対象であるAIは、省人化やノウハウ・技術の継承など、様々な課題の解決に役立つと考えております。 貴社では既にAIによる接客ロボットの開発やAIを利用したサービスを提供しており、その新しく、高い技術を吸収することで自身のSEとしての成長に繋げていきたいと考えております。 そしてその技術力やこれまで研究してきた知識をもって貴社のSEとして社会、企業の課題解決に取り組み、活躍していきたいと思い志望しました。 |
2-2.【文系】の新卒からSEになるための志望動機例5選
次に、文系の新卒からSEになるための志望動機例を以下に5つ紹介していきます。
文系からSEになるために志望動機例①
私がシステムエンジニアを志望する理由は、私の強みである成長意欲や責任感を活かすことができると考えたからです。 大学時代は〇〇部に入部し、主将を務めました。活動をする上では主体的に行動するように心掛け、様々な知識を吸収しながらチームを引っ張り、最終的に全国大会に出場することができました。 この経験が、変化の激しいIT業界で活かせると感じています。日々更新される情報を学び続けながら、企業の変革をサポートしたいと考えています。 そしてIT業界の中でも貴社のシステムエンジニアを志望する理由は、貴社が多様な業界の企業を支えているからです。 幅広い領域の事業に携わりながら、多くの知識をスキルを身につけていきたいです。 |
文系からSEになるために志望動機例②
私がシステムエンジニアを志望する理由は、IT技術を用いて便利で豊かな社会を作ることに貢献したいと考えるからです。 私は学生時代に飲食店でアルバイトをしていました。オーダーミスが多いことが店舗の課題点として上がり、貴社のセルフオーダーシステムを導入したところ、オーダーミスが減りました。それだけでなく、業務が効率化され回転率が上がったことで、売り上げを向上させることができました。 この経験から、IT技術は人々の生活を豊かで便利なものにすると考えています。 貴社にシステムエンジニアとして入社したら、世の中の役に立つシステムを提供できる人材を目指して努力したいと考えております。 |
文系からSEになるために志望動機例③
私が貴社を志望する理由は2つあります。 1つ目は、貴社の事業が大規模であり、人々の生活に欠かせない重要なライフラインを担っているからです。このように、大規模で必要不可欠な業務に携わることができるのはやりがいと責任感に繋がると考えています。これは、仕事を続ける上で原動力となると考えています。 2つ目は、システムエンジニアは自分の強みであるコミュニケーション能力が活かせる職業であると感じたからです。接客業でのアルバイトの経験から、クライアントの要望を正確にくみ取って満足度の高いシステムを構築することができると思います。 貴社に入社したら、技術を習得するために人一倍の努力をしたいと考えております。 以上より、私は貴社を志望します。 |
文系からSEになるために志望動機例④
私は幼いころからコンピュータで様々な情報を得ることが好きでした。はじめはwebサイトを見たり、情報収集をすることが好きだったのですが、次第にどのようにシステムが構築されているのか興味が湧くようになりました。 大学では文学部に所属していますが、少しでもIT関連の知識を付けたいと考えプログラミングスクールに通ったり、ITパスポートの資格を取得しました。現在は基本情報技術者試験に向けて学習をしております。 貴社のシステムをシステムエンジニアとして作成することで、人々の生活の役に立ちたいと考えています。 貴社に入社したら、自分の長所である向学心を生かしながら学習を続けていきたいと考えております。 |
文系からSEになるために志望動機例⑤
私がシステムエンジニアを志望する理由は、貴社のIT技術の発展に携わりたいと考えるためです。 私は子どものころから貴社のサービスである〇〇や〇〇を利用しながら成長しました。さらに最近開発された〇〇という製品では最新のIT技術が用いられており、時代の変化に適応しながら成長し続ける貴社の努力に感銘を受けました。 また貴社は日本の〇〇業界を牽引するリーディングカンパニーであり、グローバルに進出しています。私は大学で英語を専攻していたので、そこで培った英語力を生かしながら貴社の発展に貢献したいと考えています。 貴社に入社したら積極的に学習をし、1日でも早くシステムエンジニアとして活躍できるように自己研磨に励みます。 |
2-3.新卒からSEになるための志望動機NG例2選
最後に、新卒からSEになるための志望動機として採用企業側からの評価を得にくかったり、マイナスな印象を与えてしまうNG例を以下に2つ紹介します。
NG志望動機①
私はアルバイトの経験を通して、人の役に立てるような仕事をしたいと考えています。 飲食店でアルバイトをしていた際、お客様に「ありがとう」と言われることをやりがいに感じていました。その経験からより多くの人に感謝される仕事をしたいと考え、志望いたしました。 将来は社会に貢献し、人の役に立てるようなシステムエンジニアになりたいと考えています。 プログラミングは未経験ですが、貴社に入社後に勉強し、いち早く一人前として仕事ができるエンジニアになるために尽力します。 |
ここがNG!
- ・SEじゃなければいけない理由がない
- ・SEになるための努力をしてきていない
「人の役に立ちたい」だけでは、SE以外の仕事でもいいのでは?と思われてしまいます。
なぜSEでなければいけないのか、そのためにどんな努力をしてきたのかを明確にしましょう。
そのうえで、沢山ある企業の中でその企業でなければいけない理由について触れられるとよりいいです。
NG志望動機②
システムエンジニアとして年齢関係なく成長できる環境が整っている点を魅力に感じ、貴社を志望いたしました。 年功序列に関わらない評価制度や、資格取得に関する手当の制度など、エンジニアが成長するための環境づくりに重点を置いていることから、エンジニアとして成長したい私と社風がマッチすると考えました。 また貴社では残業時間を減らすように取り組まれている点にも魅力を感じております。 |
ここがNG!
- ・企業にとってのメリットがわからない
- ・福利厚生の部分しか魅力に感じていない
企業は将来的に自社の戦力・メリットになる人材を求めているわけですから、それが感じにくい志望動機では魅力的に映りません。
また福利厚生のみに言及するのはNGです。給与や待遇以外にも、その企業が魅力的だと感じた理由について盛り込みましょう。
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3.新卒からSEになるための志望動機を書く手順
志望動機を作成しようとして、いきなり志望動機を書き始めても内定をもらうことは厳しいでしょう。
新卒からSEになるために書類審査を通過するためには、事前準備をし、段階を踏んで内容の濃い志望動機を書く必要があります。
採用企業にアピールしやすい志望動機を書く手順について解説していきます。
新卒からSEになるための志望動機を書く具体的なステップは以下の通りです。
SEの志望動機を書く手順
- 1.業界・企業研究を進める
- 2.自己分析を進める
- 3.志望動機を書く
では、それぞれの手順の内容について解説していきます。
3-1.業界・企業研究を進める
新卒からSEになるための志望動機を書くための最初の手順は、業界・企業研究を行うことです。
SEを採用しているということは、ITに力をいれている企業であるため、IT業界のトレンドを把握しておく必要があります。
たとえば、IoTやクラウド、AI、ビッグデータなどの最新テクノロジーに関しては、最低限用語の意味やその中身・仕組みを理解しておく必要があるでしょう。
また、IT業界もハードウェア業界やソフトウェア業界、インターネット業界などさまざまな種類の業界に分類できます。
そのため、業界研究を通じて、自分がITの中でもどの分野に従事したいのかを見定める必要があります。
また企業ごとに経営理念やビジョン、社内構造、業務内容などが異なってくるので、志望度の高い企業を見つけたら入念に調べましょう。
企業研究を怠ると、その企業にマッチした志望動機を作成することが困難になり、どこの企業にも当てはまりそうな当たり障りのない志望動機しか書けません。
その企業に対しての志望度が分かりづらい志望動機では採用担当者に刺さりにくくなってしまいます。
3-2.自己分析を進める
新卒からSEになる志望動機を書くためには、自己分析を行うことも大切です。
大学で自分はどのような学問を学び、その結果どのような思考や知識・スキルを身につけたのかを整理していくことで自己分析を深めることができます。
就活における自己分析の目的は、自分自身を知ることで自分が本当に仕事で実現したいことを明確にして、企業とのミスマッチを防ぐことにあります。
学生生活や今までの人生経験の中からなぜSEになりたいと考えたのか、具体的なエピソードを掘り起こしてみることも大切です。
3-3.志望動機を書く
業界・企業研究と自己分析を納得いくまで行ったら、いよいよ志望動機を書いていきましょう。
採用企業に「意欲のある有能な人材」と思わせるためには、以下の4つのポイントを意識して志望動機を書く必要があります。
志望動機を書く手順
- ・書き出しは結論から書く
- ・結論の具体的な理由や補足を書く
- ・結論に至った背景を書く
- ・入社後のビジョンを書く
では、それぞれのポイントを解説していきます。
●書き出しは結論から書く
新卒からSEになるための志望動機では、書き出しは結論から書くようにしましょう。
たとえば、「〇〇の理由でシステムエンジニアを志望します」といった風に、これから述べていく内容の結論を最初に端的に述べることで、採用担当者に自分の志望動機の大枠を理解してもらうことができます。
自分が述べる内容の結論からスタートすることは、文章に限らず面接時に話す際にも有効な、ビジネスシーンでの基本的なマナーです。
いきなり具体例から書いたり話を始めてしまうと聞き手側にストレスを感じさせて「それで結局あなたは何がしたいの」と思われやすくなってしまいます。
相手の貴重な時間を奪わないためにも結論ベースで論旨を展開することを意識しましょう。
●結論の具体的な理由や補足を書く
志望動機の書き出しで結論を述べたら、次に、その結論にいたった具体的な理由を書いていきます。
書き出しでの結論は必要最小限の端的なボリュームに留めるため、読み手側はその理由を知りたがります。
そこで、端的に述べた結論の具体的な理由や補足をわかりやすく書いていきましょう。
理由が複数ある場合は、内容が長くなり過ぎないように複数あげて書いても構いません。
●結論に至った背景を書く
結論の理由まで書いたら、その結論にいたった背景を詳細に書いていきましょう。
なぜその結論、志望理由のようなことを考えたのか、自分の大学生活や人生経験と結びつけて具体的なエピソードを書いていきましょう。
エピソードトークは、誰でも書けそうな抽象的な内容ではなく、オリジナリティのある内容であればあるほど採用担当者の興味を引くことができます。
●入社後のビジョンを書く
結論の理由の背景まで書いたら、志望動機の最後に入社後のビジョンを書きましょう。
入社後にどのような人材になりたいのか、どのような業務をしてその企業に貢献していきたいのか、SEとしてどのようなキャリアを歩みたいのかなどを書きます。
入社後のビジョンを書く際も、どの企業にも当てはまるような普遍的な内容ではなく、その企業の理念や事業とマッチした内容を書くと評価を得やすくなります。
そのような具体性のあるビジョンを書くためには、事前の企業研究が重要になります。
4.新卒からSEになるための志望動機を書く際のポイント
新卒からSEになるための志望動機を書く際には、企業の採用担当者に好印象を与えるためにいくつか気をつけるべきポイントがあります。
志望動機を書く際のポイントは主に以下の4つです。
志望動機のポイント
- ・なぜSEを志望するのか
- ・応募先を選んだ理由
- ・IT業界やSEに対する興味や意欲をアピールする
- ・入社後のビジョン
では、それぞれのポイントの内容を深掘りしていきます。
4-1.なぜSEを志望するのか
志望動機では、数ある職業のなかからなぜSEを志望するのかを明示するようにしましょう。
SEを志望する理由を明確に書くことが、IT業界の研究や自己分析をしっかりと行っていることの指標となります。
とくに新卒の就活では、第二新卒や中途採用者の転職とは違い、ほとんどの人がスキルや知識を証明できる業務経験がないため、ポテンシャルが重視される傾向にあります。
自分のポテンシャルや意欲の高さを示す要素として志望理由のわかりやすさが重要になります。
4-2.応募先を選んだ理由
採用担当者に好印象を与える志望動機を書くためには、なぜ応募先の企業を志望したのかの理由もわかりやすく書くようにしましょう。
応募先企業を選んだ理由は、採用担当者にとって新卒者の企業研究の充実度や、自社への志望度の高さを判断するための指標となります。
志望企業の理念や独自の制度、社風と絡めて具体的な志望理由を書けると良いアピールにつながります。
4-3.IT業界やSEに対する興味や意欲をアピールする
IT業界やSEに対する興味・意欲を志望動機に盛り込んでアピールすることも書類選考を突破しやすくなるポイントです。
意欲の高い新卒就活生は、入社後にいち早くスキルや知識を吸収するなど成長が早く、早い段階から活躍できる人材である可能性が高いと企業は捉える傾向があります。
そのため、ITテクノロジーやSEという仕事に自分がいかに興味があり、意欲を持ち合わせているかをくどくならない程度に存分に志望動機に書いていきましょう。
4-4.入社後のビジョン
企業側に将来性を感じさせるような入社後のビジョンを志望動機に書くことも新卒からSEになるための重要な要素です。
特に新卒は実績が乏しい分、これからの将来性・ポテンシャルが重視されるため、応募者が入社後にどの程度成長して企業経営に貢献できる人材になれるかを採用担当者は見極めようとしています。
そのため、採用担当者を唸らせるような入社後のビジョンを示せれば、他の新卒の方よりも入社後に企業により貢献してくれるだろうと思わせることにつながるのです。
もし志望動機の内容や書き方に不安がある方は、IT業界を専門としている就活エージェントに相談してみましょう。
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5.新卒からSEになるための志望動機で注意すべきNGワード
この章では、新卒からSEになるために書く志望動機で入れるべきではない、注意すべきNGワードについて解説します。
主なNGワードは以下の3つです。
志望動機のNGワード
- ・残業が少ない
- ・研修制度が整っていて働きやすそう
- ・「とりあえず」「どうせ」などのネガティブな印象を与える言葉
では、上記のNGワードがなぜダメなのか解説していきます。
5-1.残業が少ない
「残業が少ない」というワードを志望動機に盛り込んでしまうと、業務に対する意欲の低さや主体性のなさを採用担当者に印象付けてしまいます。
仮に志望企業の福利厚生が整っていて、新卒就活生向けに残業の少なさをアピールしていたとしても、就活生側がそれを志望理由に用いることは避けたほうが無難でしょう。
5-2.研修制度が整っていて働きやすそう
「研修制度が整っていて働きやすそう」というワードも新卒からSEになるための志望動機には盛り込まないほうがよいでしょう。
新卒でSEを採用している企業は、入社する人材の大半がIT未経験であることを想定しているため、研修制度が充実しているところが多いです。
しかし、新卒者側が志望動機で研修制度について言及してしまうと、研修頼みで主体的に学習しようとする姿勢がない受け身な人材であるというマイナスな印象を与えてしまうリスクがあります。
5-3.とりあえず・どうせなどの言葉
「とりあえず」や「どうせ」などの言葉もネガティブな印象を持たれやすいので新卒でSEになるための志望動機には使用しないようにしましょう。
上記のような言葉を使用してしまうと、「とりあえずでウチの企業を受けたのか」などと採用担当者に失礼な印象を与えてしまう場合もあります。
志望動機では、このようなネガティブな表現を避けて、ポジティブな表現に言い換えて使用することを心がけましょう。
6.まとめ:新卒からSEの内定をもらうための志望動機の書き方
この記事では、大学や専門学校の新卒者がSEになるための志望動機について解説してきました。
新卒からSEになるための志望動機を書く手順は以下の通りです。
SEの志望動機を書く手順
- 1.業界・企業研究を進める
- 2.自己分析を進める
- 3.志望動機を書く
IT業界のなかでも自分がどの分野を担当領域にするのかを明確にして、学生生活や今までの人生経験からくるエピソードを掘り起こしていきましょう。
評価されやすく、オリジナリティの高い志望動機を書くことができます。
また、新卒からSEになるための志望動機を書く際のポイントは以下の通りです。
志望動機を書く際のポイント
- ・なぜSEを志望するのか
- ・応募先を選んだ理由
- ・IT業界やSEに対する興味や意欲をアピールする
- ・入社後のビジョン
とくに、応募先の企業を選んだ理由や入社後のビジョンを明確にすることで、企業研究の深さを示すことができて周囲の就活生との差別化をはかることにつながります。
新卒から希望した企業のSEになるためにも、志望動機はしっかりと考えていきましょう。
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この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役