SES1年目でも転職は可能?転職に有利になるエージェントを紹介
SES1年目で転職しても大丈夫…?
SES1年目で転職できる企業はあるかな?
✓本記事の流れ
- ・SES1年目でも転職が可能なのかについて解説
- ・SESを転職したいと感じるよくある理由を紹介
- ・SESからのおすすめの転職エージェントを紹介
SESに勤めてまだ1年目だけどスキルが身につかない、給料が低いなどの理由から転職を考えている方がいらっしゃると思います。
本記事では、SES1年目での転職が可能なのかについて解説しています。
また、最後にはおすすめの転職先を紹介していますので、今後のキャリア形成の参考にしてください。
SESの転職について網羅的に知りたい方はこちらを先にチェック⇒【SES転職完全ガイド】SESから転職するためには秘訣があった!?
目次
1.SES1年目で転職しても大丈夫?
SES1年目でも、転職は十分に可能です。
スキル面で心配している方や、転職活動の際に不利に働くのではないかと不安に思う方がいると思います。
1年で会社を辞めると転職で不利に働く可能性はありますが、退職理由をしっかりと述べるよう心がければ過度に不安視する必要はありません。
その根拠に挙げられるのが、IT業界の人材不足です。
出典:独立行政法人情報処理推進機構『DX白書2023』P21
独立行政法人情報処理推進機構『DX白書2023』によると、国内企業の約8割がDXを推進する人材について「大幅に不足している」もしくは「やや不足している」と感じています。
IT業界全体で人材不足が課題となっており、未経験や経験の浅い人を採用する動きが活発化していることが、SES1年目でも転職可能な理由です。
2.SES1年目が転職したくなる理由
せっかくSESとして採用されたにもかかわらず、1年目にして転職を検討し始めるのにはどのような原因があるのでしょうか。
SES1年目が転職したくなる主な理由を知り、他の人と比べて自分はどんな状況に置かれているのか、本当に転職すべきなのかを考えてみましょう。
2-1.給料が低い
特によく見られる理由は給料への不満です。業務内容に対して納得できる給料を得られず、転職を検討する人が多く見られます。
SESの給料が低くなりやすい要因には、下請けの仕事を担う特殊なビジネスモデルがあります。
SESでは2次請けや3次請けの仕事を担当するケースが多く、企業間で発生する仲介手数料の影響で、元請けに比べて給料が低いのが現状です。
2-2.スキルが身につかない
SESではスキルが身につかない案件に派遣されるケースもしばしば見られ、がんばっても自分の成長につながらないもどかしさが転職したくなる理由になります。
SESの仕事は下流工程が多く、上流工程は派遣先のエンジニアが担当し、既に詳細が決まっているプロジェクトの細かな作業を主にSESが担当します。
下流工程の単純な作業ばかり任されてしまっては、キャリアアップに活かせるようなスキルを身につけるのは困難です。
2-3.職場環境が合わない
SESならではの職場環境が自分に合わず、辞めたいと感じる場合があります。
職場環境に不満を感じる点は人それぞれで、「派遣先の人たちと馬が合わない」「派遣先がコロコロと変わる働き方が辛い」などが代表的です。
時には1人で派遣される可能性もあり、精神的辛さやコミュニケーションの難しさから転職を検討する人が少なくありません。
3.SES1年目で転職するためにやっておくこと
SES1年目の転職では、「ストレス耐性が低そう」「採用してもすぐ辞めてしまうのでは」といった印象を持たれやすく、退職理由をうまく説明できないと転職に不利になる可能性があります。
不安要素を乗り越えてSES1年目での転職を成功するため、次に紹介する準備を進めておきましょう。
3-1.自分のスキル状況を確認する
転職するためには、まず自分のスキルを把握することが重要です。
自分の何が強みで、どんなスキルを仕事に活かせるのかを明らかにしましょう。
スキル状況の確認には、「転職の方向性を定めること」と「アピールポイントの明確化」の2つの目的があります。
たとえばC言語プログラミング能力認定試験の資格を持っているなら、C言語の知識を活かせる企業を中心に転職先を探せるようになり、選考でのアピールポイントにもできます。
3-2.やりたいことを整理する
自分のスキルとやりたいことが一致する企業を探していけば、理想の転職を実現できる可能性が高くなります。
どんな仕事に携わりたいのか、今後どんなキャリアを築きたいのかなどを整理しましょう。
やりたいことが明確になれば、転職の動機も明確になります。
SES1年目での転職では、退職理由を具体的に説明できるかが鍵になるため、自分のアピールポイントとやりたいことの明確化が重要です。
3-3.転職エージェントに相談する
転職活動を自分の力だけで進めるのが難しい場合は、転職エージェントに相談しましょう。
転職エージェントでは個々に合った転職先を紹介してもらえるほか、書類添削や面接練習など転職活動を全面的にサポートしてもらえます。
転職エージェントのメリット
- ・プロのキャリアアドバイザーからアドバイスをもらえる
- ・自分のスキルや性格に合う転職先を紹介してもらえる
- ・選考対策をサポートしてもらえる(書類添削、面接練習など)
- ・企業との交渉を代行してもらえる(入社日調整、条件交渉など)
中でもIT専門の転職エージェントには、IT業界に精通したキャリアアドバイザーが多く在籍しています。
IT業界の特徴を踏まえたサポートを受けられるので、IT業界への転職を検討している方に特におすすめです。
4.SES1年目におすすめの転職エージェント
ここでは、SES1年目におすすめの転職エージェントを3つ紹介します。
SES1年目はまだ経験が浅く、転職の知識も不十分なケースがほとんどです。
効率的に転職活動を進められるよう、求人紹介から入社後のフォローまで広くサポートしてくれる転職エージェントを選びましょう。
4-1.ユニゾンキャリア
ユニゾンキャリアは、ITエンジニアに特化した転職エージェントです。
キャリアアドバイザー全員がIT業界に精通している点が特徴で、ITエンジニアの転職ならではの注意点や、志望企業の内情などを細かく教えてもらえます。
ユニゾンキャリアの魅力
- ・キャリアアドバイザー全員がIT業界に精通
- ・ITエンジニアのみに絞った豊富な求人
- ・相談から選考対策、入社後まで包括的にサポート
また、PythonやJavaなどのスキルが身につくITスクールを、完全無料で利用できる点も魅力です。
SES1年目の転職では経験の浅さが不利に働きやすいため、ぜひユニゾンキャリアでスキルアップを目指しながら転職活動を進めてみてください。
4-2.doda
doda(デューダ)は、 パーソルキャリア株式会社が運営する転職エージェントです。業界最大級の求人数を誇っており、各業界に精通したキャリアアドバイザーによるサポートも受けられます。
dodaの魅力
- ・ITエンジニアだけで5万件以上の求人
- ・キャリアアドバイザーと採用プロジェクト担当によるサポート
- ・スカウトサービスも提供
dodaには「ITエンジニア」「モノづくりエンジニア」「メディカル」などの専門サイトがあり、志望する職種に絞った転職活動が可能です。
また、スカウトサービスを提供しているため、自分のプロフィールに興味を持った企業からオファーをもらえる可能性があります。
4-3.リクルートエージェント
リクルートエージェントは、株式会社リクルートが運営する転職エージェントです。
キャリアアドバイザーによる面談や求人紹介、書類添削、面接対策、退職交渉など総合的なサービスを提供しています。
リクルートエージェントの魅力
- ・内定後も継続的にサポート
- ・関東を中心に全国16箇所の拠点
- ・職種別、目的別の専門サイト
リクルートエージェントでは、「エンジニア・IT転職」「MRの転職」「第二新卒の転職」などの専門サイトが用意されています。
全国に16箇所の拠点があり、対面で相談しやすい環境が整っているため、転職に不慣れな方に特におすすめです。
5.SES1年目におすすめの転職先
最後に、SES1年目におすすめの転職先を紹介します。
スキルとやりたいことによっても自分に合う転職先は変わりますが、以下のような企業・職種は満足感を得やすい傾向にあります。ぜひ転職先を決める際の参考にしてください。
5-1.SESの優良企業
SES企業の中でも、スキルが身につくような企業に転職しましょう。
SES1年目で転職となると、十分な経験を積めていない場合がほとんどです。
経験が浅いとSES以外の転職先が見つからないこともあるため、別のSES企業でさらに経験を積むのがおすすめです。
特に、給料や人間関係に不満がある場合は、SESの仕事そのものではなく今の環境が合わないだけとも考えられます。
環境が変わると不満を解消できる可能性が高いので、別のSES企業への転職を検討してみましょう。
SESの優良企業について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
5-2.SIer
SESと比べると転職の難易度は上がりますが、SIer(エスアイヤー)もおすすめの転職先です。
SIerはシステムインテグレーターの略称で、システムの企画立案から運用保守まで広く担当する仕事です。
システム開発の全工程に関われるためスキルを身につけやすく、労働環境もSESより安定している傾向にあります。
上流工程に携わりたい方や、SESの働き方が合わないと感じる方は、SIerへの転職を考えてみてください。
5-3.社内SE
社内SEもSIerと同様に労働環境が安定しており、SES1年目におすすめの転職先です。
クライアント企業のシステム開発を手がけるSESとSIerに対し、社内SEは文字通り自社のシステム開発や運用保守を担当します。
自分の所属する会社の人たちと一緒に働くことになるので、帰属意識を持ちやすい点が大きな魅力です。
SESの仕事が孤独で辛いと感じる方や、1つの会社で腰を据えて働きたい方は社内SEに向いています。
6.まとめ:SES1年目でも転職は可能
ここまで、SES1年目の転職事情やおすすめの転職先を紹介しました。
SESは様々な環境で働ける点が魅力ですが、次のような理由から転職を検討する人が多く見られます。
SES1年目で転職したくなる理由
- ・給料が低い
- ・スキルが身につかない
- ・職場環境が合わない
退職理由を具体的に説明する必要はあるものの、SES1年目でも転職は可能です。
自分のスキル状況とやりたいことをきちんと整理したうえで、転職エージェントを上手に活用して転職を成功させましょう!
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こんにちは!
はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役