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SESの案件を抜けたい!抜け方や、気を付けるべきポイントを解説|SES

SESの案件を抜けたい!

今のSESの案件がきついんだけど、抜けられるのかな…

SESの案件を抜けたいんだけど、その後どうしたら良いのかな?

✓本記事の流れ

  • ・SES案件の抜け方やポイントを解説!
  • ・SES案件を抜けたいと感じたら確認すべきことを解説!
  • ・SESの経験を活かせる仕事を解説!

今のSESの客先に、労働環境や仕事内容で不満を抱いている人は多いです。

本記事では、SES案件の抜け方や、確認すべきこと、案件を抜けた後のキャリアプランについても詳しく解説しています!

ぜひ最後まで読んで、あなたの転職・就職活動に役立ててください。

1.今持っているSES案件は抜けられる?抜け方を解説

SES案件を抜けることは可能ですが、正しい手順を踏まないと自社や客先に多大な負担がかかってしまいます。

トラブルにつながるリスクも高まるので、連絡せずに急に出勤しなくなるような行動は避けましょう。

ここでは、「案件だけを変えたい場合」「転職を考えている場合」の状況別にSES案件の抜け方を紹介します。

自分の状況に合わせ、正しい手順で抜けるように心がけてください。

1-1.案件だけを変えたい場合

多くの人に当てはまるのは、「転職するつもりはないけど、今のSES案件は自分に合っていないから変えたい」というケースだと思います。

会社はそのままでSES案件だけを変えたい場合は、以下の方法が適切です。

●担当の営業や上司に確認する

まずは担当の営業や上司に相談しましょう。契約期間の調整や抜け方など、今後どう行動すべきかの指示を仰ぐのが最初の流れになります。

ここで大切なのは自分の気持ちを明確に伝えることです。

「会社に迷惑をかけるのが申し訳ない」「上司に怒られるのが怖い」といって本音を言わずにいると、気持ちを汲み取ってもらえずうやむやになる可能性があります。

今のSES案件に不満があるなら、どこが不満でどう改善してほしいのか正直に伝えましょう。

●契約更新のタイミングで話し合おう

担当の営業や上司への相談は、契約更新のタイミングが最適です。

契約更新のタイミングであれば、客先との調整や他のエンジニアへの引継ぎをスムーズに進められ、トラブルにつながるリスクを軽減できます。

SES案件は1〜3か月程度で契約更新となるケースが一般的です。

無理に我慢してまで待つ必要はありませんが、トラブルを避けたいなら、なるべく契約更新のタイミングを相談の目安にしましょう。

1-2.転職を考えている場合

転職を考えている場合も、基本的な流れは案件だけを変えたい場合と同じです。

退職時に発生する複雑な手続きの負担を考慮し、最低でも1か月前には担当の営業や上司に退職の旨を伝えましょう。

民法では、期間の定めのない雇用の労働者(主に正社員)に「退職の自由」が認められているため、SES案件のプロジェクト期間中であっても退職可能です。

契約更新のタイミングを待てないほどの不満がある場合は、期間中でも無理をせずに相談しましょう。

プロジェクト期間中の転職が不安な方には、転職エージェントの活用がおすすめです。

転職エージェントを利用すれば、企業への連絡や手続きなどを仕事中に行う必要がなくなるため、働きながら転職をしたいという方に特におすすめです。

2.SES案件を抜けるときのポイント

抜け方の手順を理解したところで、次はSES案件を抜けるときのポイントを確認していきましょう。

SES案件を変えてもらう場合と退職する場合、どちらにしろ会社との調整を円満に進めることが大切です。

無用なトラブルを避けるためにも、以下の4つのポイントに注意しましょう。

2-1.いきなり客先に相談しない

SES案件を抜けるときに、ついついやってしまいがちな失敗が「いきなり客先に相談してしまう」です。

契約を結んでいるのはあくまで自分が所属する企業であって、客先の企業ではありません。

自社を通さずに勝手に現場で話してしまうと混乱を招く可能性があるため、まずは自社の上司などに相談しましょう。

上司から客先に伝えてもらったのちに、自分からも意向を客先に伝えると丁寧です。

2-2.退職する際には1か月前には伝える

法律では「申入れから2週間が経過すると雇用契約が終了する」とありますが、余裕をもって1か月前には伝えるのがおすすめです。

1か月ほどの猶予があれば、会社は人材の選定や業務の引継ぎをスムーズに進められます。

また、会社によっては就業規則で独自の期間を定めているケースがあります。

就業規則は法律のような義務ではありませんが、円満に退職するためには、できる限り従うように心がけると好印象です。

2-3.引継ぎを行う

後任者への引継ぎはしっかりと行いましょう。

引継ぎが不十分では後任者に迷惑がかかってしまううえ、トラブルのたびに問い合わせがくるようでは自分にも負担がかかってしまいます。

自分のこれまでの仕事を振り返ることで改善点の発見にもつながるので、適当に済ませず丁寧な引継ぎを心がけましょう。

後任者のスキルや経験に合わせて引継ぎ資料を作成したり、スケジュールを組んだりしておくと確実です。

2-4.退職する際には損害賠償の支払い義務はない

プロジェクト期間中に退職してしまったら、損害賠償を請求されるのではないかと不安に思う方は多いと思います。

ですが、法律で「退職の自由」と「賠償予定の禁止」が定められているため、プロジェクト期間中の退職でも損害賠償の支払い義務はありません。

期間の定めのない雇用では、2週間前までにきちんと意思表示しておけば義務を負うことなく退職可能です。

ただし、意思表示しないまま突然退職してしまった場合には、損害賠償を請求される可能性がある点に注意しましょう。

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3.SESの案件を抜けたいと考える理由5選

ここでは、エンジニアがSES案件を抜けたいと考える主な理由を紹介します。

他のエンジニアがどういった理由から案件を抜けたいと考えるのかは、自分が今後取るべき行動の参考になるはずです。

周囲の人の考えを参考に、SES案件を抜けることが本当に自分にとって最適な方法なのかを判断しましょう。

3-1.仕事についていくのが難しい

仕事についていくのが難しく、思うように活躍できないもどかしさから抜けたいと考える人がいます。

たとえば、「自分の持っているスキルと違うことが求められている」「自分のスキル以上のことを求められている」といったケースです。

こうしたミスマッチには、以下のような原因が考えられます。

  • ・担当者が自分のスキルを正しく把握できていない
  • ・経歴詐称を強要される

特に、早く案件を獲得したいがために経歴詐称を強要してくるような企業には注意が必要です。

今の会社で、経歴詐称が原因で仕事についていくのが難しい状況に陥っているなら、一刻も早くきちんとした企業への転職を考えましょう。

3-2.思っていた仕事ではなく、スキルアップにつながらない

スキルアップを見込めないのも、抜けたいと考える理由の一つです。

家電量販店に派遣されたり、コールセンターに行かされたりと、エンジニア業務と関係のない仕事ばかり任されるときにこうした不満を持ちやすくなります。

自分の頑張りにかかわらず、いつまで経っても雑用ばかりの状態ではキャリアアップが遠のいていくだけです。

時間が無駄になってしまうため、エンジニアのスキルアップにつながるような仕事への転職を検討しましょう。

3-3.客先での人間関係がきつい

SESで特に抱えやすいのが人間関係の不満です。

SESでは客先が変わるたびに新たな人間関係を築く必要があり、コミュニケーションの難しさから抜けたいと考える人が多く見られます。

この場合は、SESの働き方そのものに不満があるのか、それとも今の客先での人間関係に不満があるのかを明確にすることが大切です。

SESの働き方に不満があるなら他職種への転職を検討する必要がありますが、客先に不満があるだけなら案件を変えてもらうことで不満を解消できる可能性があります。

3-4.残業時間が多い

SESは案件によって働く環境が大きく変化するため、長時間の労働を強いられるケースが少なくありません。

その結果、プライベートの時間を削られてしまうことにストレスを感じ、案件に不満を抱える人が見られます。

指揮命令権が自分の所属する企業にあるSESは、基本的に残業が発生しづらい働き方ですが、まったくないわけではありません。

たとえば、期日までの納品が困難になった「炎上プロジェクト」に携わる場合は、労働時間が伸びやすく、残業を断りづらい状況に置かれやすい傾向にあります。

3-5.正当な評価がされない

正当な評価をしてもらえないために案件を抜けたいと考える人もいます。

「自分を評価してくれる上司が現場にいない」「自社の評価制度が曖昧」といったケースで、自分の評価への不満を抱えがちです。

SESは自社ではなく客先を職場とする特性上、正当な評価を得づらい環境にあります。

客先での印象が人事評価に大きく影響するため、同じような案件を同じようにこなしても、客先次第で評価が上下してしまう点に注意が必要です。

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4.SES案件を抜けたいと感じたら確認すべきこと

行き当たりばったりでは転職に失敗するリスクが高まります。

今のSES案件から一刻も早く抜けたいからといって、何も決めずに退職するのではなく、どう行動すべきか一度冷静になって考えることが大切です。

SES案件を抜けたいと感じたら、以下の3ステップで今後の方向性を明確にしましょう。

4-1.SES案件を抜けたいと思っている理由を明確にしよう

まずは、SES案件を抜けたいと思う理由を明確にしましょう。

理由を自分自身が正しく把握できれば、適切な対策を取りやすくなります。

抜けたい理由の例

  • ・今の現場の人たちとどうしても反りが合わない
  • ・残業が多すぎて耐えられない
  • ・自分のスキルで対応できない業務が多い

上記のように、不満を抱えている点を洗い出してみてください。

不満が複数ある場合は、「その中でも特に辛い点」「少しの改善で許容できそうな点」といったように優先順位を付けるのがポイントです。

4-2.抜けたい理由をもとに、案件を変えるのか、転職をするのかを考える

理由が明確になったら、案件を変えるのが適切なのか、それとも転職をするのが適切なのかを考えましょう。

案件を変えても同じような不満を抱える可能性が高いのであれば、転職を視野に入れて検討すべきです。

具体的な方法としては、案件を変えると不満が解消できそうなのか、イメージを膨らませてみるのがおすすめです。

たとえば、今の現場の人間関係や労働環境に不満があるだけなら、案件を変えることが有効な手段となります。

一方で、自社に対して不満がある場合や、SESの働き方に不満がある場合は、案件を変えても根本的な問題の解決にはならないため、気をつけましょう。

4-3.後悔しないために労働条件や身につけたいスキルなどを明確にしよう

転職では、実際に入社した後のことまで考えておくとミスマッチのリスクを減らせます。

「待遇が良さそうだから自社開発企業に転職しよう」と安易に決めるのではなく、労働条件や身につけたいスキルなどから逆算して転職先を決めましょう。

一例

  • 一つの職場に腰を据えて働きたい→自社開発企業
  • 上流工程のスキルを磨きたい→SIer、自社開発企業
  • 職場や時間に縛られずに働きたい→フリーランス

そのほか、勤務地や携わりたい業務など、希望の条件が明確なほど自分に合った転職先を絞り込みやすくなります。

今の案件への不満を踏まえ、次の仕事では特に何を重視したいのか考えてみてください。

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5.SESの経験を活かせる仕事

SESはさまざまな業界での経験とスキルを積める仕事だけに、能力を活かせる場は多岐にわたります。

「今の職場から離れたいけど、どんな仕事が自分に合うかわからない」という方は、以下に紹介する転職先を参考にしてください。

  • ・SESから他のSES会社に転職する
  • ・SESからSIerに転職する
  • ・SESから自社開発企業に転職する
  • ・SESから社内SEに転職する
  • ・SESからフリーランスに転職する
  • ・SESから異業種、他職種に転職する

それぞれどんな働き方になるのかは、次の記事で詳しく解説しています。

SESからの転職先6選!SESから転職できないは嘘?ほんと?

たとえば「SESから自社開発企業に転職する」と決意が固まっても、自社開発企業の中にも幅広い企業があって転職先を選ぶのが大変ですよね。

企業選びや選考対策を効率的に進めるためには、IT特化の転職エージェントの活用がおすすめです。

転職エージェントのメリット

  • ・ITエンジニアの求人に絞って転職活動を進められる
  • ・IT業界やIT企業の実情を把握できる
  • ・非公開求人を紹介してもらえる
  • ・経験豊富なキャリアアドバイザーに選考対策をサポートしてもらえる
  • ・入社日の調整や年収交渉を代行してもらえる

ユニゾンキャリアのキャリアアドバイザーは全員がIT業界に精通しているため、自分の経験をどんな企業で活かせるか的確にアドバイスしてもらえます。

SESからの転職を考えている方は、ぜひ利用を検討してみてください。

6.まとめ:SESの案件は抜けられる!自分に合った選択をしよう

SESの案件は抜けられますが、正しい手順を踏まないとトラブルにつながる恐れがあります。

「案件を変えたい」「退職したい」といった考えに至ったら、タイミングを見計らいながら早めに担当の営業や上司に相談するようにしましょう。

また、案件を変えるだけで問題を解決できるのか、転職しないと解決できないのかは置かれた状況によって異なります。

後悔しないキャリアを歩むためにも、行き当たりばったりの行動は避け、案件を抜けたい理由を明確にしてから今後どうするか決めましょう。

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この記事の監修者

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エンジニア

土肥 将司

大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役

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