WebエンジニアとWebプログラマーの違いは?キャリアパスも解説!
WebエンジニアとWebプログラマーの違いって何?
WebエンジニアとWebプログラマーのキャリアパスってどんなの?
✓本記事の流れ
- ・WebエンジニアとWebプログラマーの違いと共通点
- ・WebエンジニアとWebプログラマーの仕事内容
- ・WebエンジニアとWebプログラマーのキャリアパス
WebエンジニアとWebプログラマーの違いが何か気になっている方がいると思います。
この記事では、WebエンジニアとWebプログラマーの違いと共通点、仕事内容について詳しく解説していきます。
WebエンジニアとWebプログラマーの平均年収や未経験からWeb業界にいく方法も紹介しているので、最後までご覧ください!
そもそもWebエンジニアがどのような職業か知りたい方は、次の記事をご覧ください。
目次
1.WebエンジニアとWebプログラマーの違いと共通点
これから未経験でWeb業界を目指している人は、WebエンジニアとWebプログラマーの違いについてよく知らない方も多いでしょう。
それでは、WebエンジニアとWebプログラマーの違いと共通点について説明していきます。
1-1.WebエンジニアとWebプログラマーの違い
違い
- Webプログラマー:WebサイトやECサイト、アプリなどの制作に特化した職種
- Webエンジニア:幅広いWebコンテンツ業務を担当する職種
はじめに、WebエンジニアとWebプログラマーの違いを説明します。
まず、WebプログラマーはWebサイトやECサイト、アプリなどの制作に特化した職種です。
そのため、Webプログラマーは、JavaScriptなどのプログラミング言語を使用してフロントエンド部分の構築を行います。
また、RubyやPythonなどを駆使してバックエンド部分の構築を行う業務も行います。
一方、WebエンジニアはWebプログラマーと比較してより幅広い業務を行う職種です。
具体的には、Webコンテンツの構築に加え、それらの運営やディレクション、サイトの設計、マーケティング施策の実行、企画などを行います。
1-2.WebエンジニアとWebプログラマーの共通点
ポイント Webプログラマーは広義ではWebエンジニアに含まれる
続いて、WebエンジニアとWebプログラマーの共通点を説明します。
まず、どちらの職種もWeb業界という同じ業界でパーフォーマンスを発揮して、プログラミング言語についての深いスキルが必要な点が共通点と言えます。
具体的には、プログラミング言語の知識とスキルを駆使して、Webサイトやアプリケーションなどのコンテンツの開発に関わる点が共通点となります。
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2.Webエンジニアの仕事内容
Webエンジニアの仕事内容は大きくわけると、要件定義・設計・開発の3工程になります。
要件定義の段階では、クライアントの担当者と話し合い、経営上の課題やWebコンテンツの導入で実現したいことを明らかにします。
その上で、どのようなWebサイトやアプリケーションを開発するのか、仕様を要件定義書にまとめていきます。
設計段階では、要件定義で決められた内容をもとに、Webサイトやアプリのレイアウトやデータベースなどのバックエンドの部分をプログラマーが構築しやすいように詳細に設計していきます。
開発では、作成した設計書をもとに、さまざまな言語を用いて開発作業を行います。
上記の作業以外にも、開発したWebコンテンツの運用・保守業務を行うことから、幅広い知識とスキルが必要とされる職業です。
Webエンジニアの仕事内容について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
3.Webプログラマーの仕事内容
Webプログラマーの主な仕事内容は、さまざまなプログラミング言語を駆使して、Webサイトやアプリケーションを構築していくことです。
使用する言語は、ユーザーから目に見えるフロントエンド部分の構築であれば、JavaScriptやHTML、CSSなどがあります。
また、サーバーやデータベースなどのユーザーから直接目に見えないバックエンド部分の構築では、PHPやPython、Rubyなどを使用します。
構築作業以外にも、バグの修正やテストの実行、構築したWebサイトなどの運用・保守を行うこともWebプログラマーの仕事になることがあります。
Webプログラマーの仕事内容について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
4.WebエンジニアとWebプログラマーに求められるスキル
求められるスキル
- ・プログラミングスキル
- ・コミュニケーションスキル
- ・マネジメントスキル
WebエンジニアとWebプログラマーに求められるスキルについてですが、両者の職種において、実際の現場で要求されるスキルに明確な違いはあまりないと言えます。
WebエンジニアもWebプログラマーも、どちらもプログラミングスキルが最も重要なスキルとして必要とされます。
身に付けるべきプログラミング言語の種類については、フロントエンド部分の開発を担当するのであれば、JavaScriptやHTML、CSSなどです。
一方、バックエンド部分の開発を担当するのであれば、PHPやPython、Rubyなどになるので、担当領域によって言語に違いがある点は認識しておきましょう。
また、クライアントの要望を正確に汲み取ったり、チームメンバーと協力して作業を進めたりする際にコミュニケーションスキルも必要になります。
さらに、Webエンジニアでディレクション業務も行うのであれば、メンバーに対するマネジメントスキルもあったほうが良いでしょう。
5.WebエンジニアとWebプログラマーのキャリアパス
ここでは、WebエンジニアとWebプログラマーのそれぞれのキャリアパスについて説明していきます。
WebエンジニアとWebプログラマーではキャリアパスが少し異なるため、これからWeb業界への転職を考えている人は、転職前にしっかりと理解しておきましょう。
5-1.Webエンジニアのキャリアパス
Webエンジニアのキャリアパスにはさまざまな道があります。
Webエンジニアの代表的なキャリアパスとしては、ITスペシャリストやITアーキテクトやWebディレクターなどが挙げられます。
ITスペシャリストは、プログラミング言語の専門家としてハイクオリティなWebサイトやアプリケーションを開発していきます。
ITアーキテクトは、クライアントにとって最適なWebコンテンツを専門的なITスキルを活かして企画・提案する職種です。
Webディレクターは、監督者としてプログラマーのマネジメントを行い、プロジェクト全体の進捗管理を行います。
Webエンジニアのキャリアパスの詳しい内容は、以下の関連記事で解説していますので、さらに知りたい方はぜひご覧ください。
5-2.Webプログラマーのキャリアパス
一方、Webプログラマーの主なキャリアパスはWebエンジニアになることです。
Webプログラマーはあくまでも、プログラミングスキルを活かした、Webサイトやアプリケーションの構築作業が中心となる職種です。
そこからWebエンジニアにキャリアアップすることで、コンテンツの構築のほかに、クライアントとの折衝や要件定義、設計、企画立案、ディレクションなど行える業務の幅も広がります。
またWebプログラマーからWebエンジニアになることで、年収を上げることが可能となります。
Webプログラマーのキャリアパスの詳しい内容は、以下の関連記事で解説していますので、さらに知りたい方はぜひご覧ください。
6.WebエンジニアとWebプログラマーの平均年収
求人ボックス(2023年8月23日現在)によると、Webエンジニアの平均年収は約548万円となっています。
同様に求人ボックス(2023年8月23日現在)によると、Webプログラマーの平均年収は約473万円となっています。
このことから、より幅広い業務を担当するWebエンジニアのほうが、Webプログラマーよりも平均年収が高い傾向にあることがわかります。
また、Webエンジニア・Webプログラマーどちらの職業も、国税庁が2022年9月に発表した、民間給与実態統計調査で示されている日本の平均年収の443万円を大きく上回っています。
この結果により、WebエンジニアとWebプログラマーは、高年収をもらいやすい職種であると言えるでしょう。
WebエンジニアとWebプログラマーの平均年収については、次の記事で詳しく解説しています。
7.未経験からWeb業界に行く方法
「Web業界に就職・転職したいものの、WebエンジニアやWebプログラマーの知識が少なく方法がわからない」という方もいらっしゃると思います。
そこで、ここでは未経験からWeb業界へいく方法を4つのプロセスにわけて紹介していきます。
未経験からWeg業界に行く手順
- ・なぜWeb業界に入りたいか考える
- ・プログラミングスキルを磨く
- ・就活・転職エージェントに相談する
- ・キャリアを積んでからWeb業界に再就職する
では、それぞれのプロセスの内容を詳しく解説していきます。
7-1.なぜWeb業界に入りたいか考える
未経験からWebエンジニアやWebプログラマーになりたい場合は、そもそもなぜWeb業界に入りたいのか、その動機を最初に明確にしておきましょう。
その際、「平均年収が高いから」や「なんとなく需要が高そうだから」などは動機としては少し浅いです。
自分がWeb業界に入ってどのようなWebサイトやアプリケーションを開発したいのか、業務を通してどのようにIT社会に貢献していくのか具体的にイメージできると良いでしょう。
また実際にWeb業界で働き始めた後も、ギャップに悩むことなく継続的にキャリアアップしていけます。
7-2.プログラミングスキルを磨く
Web業界に入りたい動機が固まったら、転職・就職活動を行う前に、プログラミングを学習してスキルを磨くようにしましょう。
Web業界未経験者のプログラミングの学習方法は、主に以下の2つがあります。
プログラミングの学習方法
- ・独学で学ぶ
- ・プログラミングスクールに通う
では、それぞれの学び方を詳しく見ていきます。
●独学で学ぶ
Web業界未経験者のプログラミングスキルの磨き方の1つ目は、独学で学ぶことです。
現在はさまざまな学習ツールが用意されており、動画学習サイトや書籍などを利用することで、プログラミングを独学で学ぶことが可能です。
独学のメリットは、自分のペースで好きな時間に好きな場所で学習を進められる点です。
苦手分野を何度も反復することで克服しやすくなります。
一方、自己管理が苦手な人には向いていない学習方法になります。
Webエンジニアにおすすめの本は、次の記事で詳しく紹介しています。
●プログラミングスクールに通う
Web業界未経験者のプログラミングスキルの磨き方の2つ目は、プログラミングスクールに通うことです。
プログラミングスクールは、現役のエンジニアや過去にエンジニアとして働いていた経験がある人など、ITスキルの高い講師陣が、マンツーマンでプログラミングスキルを指導してくれます。
自己管理が苦手で独学がはかどらない人でも、モチベーションを高めながら学ぶことができるでしょう。
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7-3.就活・転職エージェントに相談する
独学やスクールでプログラミングスキルを磨き、ある程度スキルが身についてきたら、就活・転職エージェントに、Webエンジニア転職の相談をしましょう。
就活・転職エージェントでは、専門のキャリアアドバイザーが、あなたの要望や悩みを親身になってヒアリングしてくれます。
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7-4.キャリアを積んでからWeb業界に再就職する
未経験からいきなりWeb業界に入るのではなく、キャリアを積んでからWeb業界に再就職するという方法もあります。
Web業界以外の別の業界や業種の実務経験を積むことで、発想の幅が広がります。
発想の幅が広がるとWebコンテンツの企画や開発に活かすことにもつながり、WebエンジニアやWebプログラマーとして活躍しやすくなるでしょう。
8.まとめ:なぜWebエンジニアになりたいか考えよう!
この記事では、WebエンジニアとWebプログラマーの違いについて解説してきました。
WebエンジニアとWebプログラマーの相違点として、Webエンジニアのほうがより幅広い業務を担当する点が挙げられます。
共通点は、どちらもWebサイトやアプリケーション開発に携わる点です。
また、プログラミングスキルが必要など、業務で求められるスキルも共通しています。
Webプログラマーの主なキャリアパスがWebエンジニアとなる点も重要なため、Webプログラマーを目指す際には覚えておくようにしましょう。
また、未経験からWebエンジニアやWebプログラマーなどのWeb業界をへ転職する際には、転職エージェントを活用しながら理想のキャリアパスを歩めるようにしましょう!
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はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役