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クラウドエンジニアの年収が高い理由!|将来性や仕事内容も解説

クラウドエンジニアの年収が高い理由

クラウドエンジニアの平均年収っていくら?

どんなスキルがクラウドエンジニアには求められるの?

✓本記事の流れ

  • ・クラウドエンジニアの年収っていくら?
  • ・そもそもクラウドエンジニアの仕事内容って?
  • ・クラウドエンジニアが年収を上げるために必要なスキルを解説!


ITエンジニアは全体的に年収は高い傾向にありますが、クラウドエンジニアはその中でも頭1つ抜けて年収が高い職種なります。

実務経験やスキル次第では1000万円を超えることも可能です。

本記事では、クラウドエンジニアの年収の他に年収アップに求められるスキルやキャリアパスについても解説しております。

1.クラウドエンジニアの平均年収

求人ボックスのデータよると、クラウドエンジニアの平均年収は597万円になります。

一方、国税庁が発表した「令和3年 民間給与実態統計調査」によると、日本人全体の職業の平均年収は443万円になります。

このことから、クラウドエンジニアの年収は比較的高いと言うことができるでしょう。

クラウドエンジニアの年収は、その人のITスキルや知識、経験などに比例するため、より高度なスキルを身に付ければ高い収入が期待できます。

また、IT業界全体の人材不足とクラウドエンジニア不足も相まって、今後さらに年収も高くなることが予測されます

2.クラウドエンジニアの仕事内容

クラウドエンジニアの仕事内容は、大きくわけて以下の3つになります。

  • ・インフラ・クラウド設計
  • ・クラウドの構築作業
  • ・保守・運用

では、それぞれの業務を詳しく説明していきます。

2-1.インフラ・クラウド設計

インフラ・クラウド設計では、クライアントの要望を聞きます

そしてシステムやサービスの種類、規模、想定ユーザー数などの要件を把握し、どのクラウドサービスが適切なのかを選定していきます。

その後、打合せで決定した要件定義の内容をもとに、設計書に落とし込んでいきます

2-2.クラウドの構築作業

クラウドの構築作業では、作成した設計書をもとにクラウド上にインフラシステムを構築していきます。

具体的には、仮想サーバーを作成したり、データベースやネットワークの構築を行ったりします。

また、構築完了後はシステムに問題ないか稼働テストを行います

テストでバグやエラーが見つかったら修正を行い、エラーがなくなるまでテストを実施します。

2-3.保守・運用

クラウド上でシステムが安全に稼働できることを確認できたら、運用を開始します。

そしてシステムが安定して稼働しているかを毎日監視します

必要に応じて様々な対応を行う工程です。

例えば

  • ・システムにエラーが発生していないかを確認
  • ・OSの定期アップデート
  • ・トラブル対応
  • ・仕様追加対応

クラウドエンジニアの仕事内容については、以下の記事でさらに詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

クラウドエンジニアの仕事内容って?スキルと将来性についても解説

2024.09.04

3.クラウドエンジニアの需要と将来性

ここでは、クラウドエンジニアの需要と将来性について、根拠となるデータを示しながら解説していきます。

3-1.クラウドの需要

結論からいうと、クラウドエンジニアの需要は増加傾向にあります

企業におけるクラウドサービスの利用状況

企業におけるクラウドサービスの利用状況

総務省の「通信利用動向調査」の結果によると、クラウドサービスの利用状況について「利用している」と回答している企業の割合は年々増加しています。

増加している理由としては、クラウドを利用することで業務の効率性や利便性が上がり、結果として業務経費のコストダウンを図れるからという側面が大きいです。

また、企業活動のDX化が推し進められていることもあり、今後クラウドの需要はより増えることでしょう

3-2.クラウドエンジニアの将来性

クラウドエンジニアの将来性は、結論から言うと高いです

その理由として、企業の業務への導入や政府主導のDX化の影響で、クラウドの需要は増加傾向にあるため、それを扱うエンジニアの需要も上がります。

従来のオンプレミスからクラウドへシステムの運用環境を移行する企業は多いです。

そのためITインフラに関するスキル、特にオンプレミスに関するスキルを持ち合わせているクラウドエンジニアの将来性は明るいです。

クラウドエンジニアの需要が高いのはなぜ?将来性や仕事内容も解説

2024.09.04

4.クラウドエンジニアの年収をアップさせる方法

クラウドエンジニアとして年収をあげるには、どのようにすればいいのでしょうか。

クラウドエンジニアの年収をアップさせる手段として、主に以下の3つの方法があります。

  • ・クラウドエンジニアに関する資格を取得する
  • ・年収の高い企業に就職・転職する
  • ・オンプレミスに関する知識を習得する

ここでは、クラウドエンジニアの年収を効率的にアップさせる方法について解説していきます。

4-1.クラウドに関する資格を取得する

年収をアップさせる方法の1つ目は、クラウドに関する資格を取得することです

資格は客観的に自分の知識やスキルを証明でき、実力を企業側にアピールできるため、年収アップに有効です。

特に難易度の高いクラウド系資格を所持している人は、高度なスキルが必要とされるプロジェクトに携わることができるため、重宝されます

クラウドエンジニアにおすすめの資格とは?求められるスキルも解説

2024.09.04

4-2.年収の高い企業に就職・転職する

年収をアップさせる方法の2つ目は、年収の高い企業に就職や転職をすることです

どんなに専門的スキルや経験があっても、基本給が低い企業で働き続けていたら、一向に年収は上がりません。

高い年収を得たいのであれば、身につけたスキル・実力をしっかり評価してくれる企業に転職・就職することが重要です。

評価制度の整ったIT企業の見つけ方がわからないという方は、転職エージェントの利用がおすすめです

特にIT業界専門の転職エージェントであれば、クラウドエンジニアの求人も豊富に揃っているため、希望する条件の企業に就職できる可能性を高められます

4-3.オンプレミスに関する知識を習得する

年収をアップさせる方法の3つ目は、オンプレミスに関する知識を習得することです

従来のオンプレミスからクラウドへ移行する企業は増えてきています。そのため、オンプレミス・クラウド双方の技術に精通したエンジニアが求められています。

従来型のオンプレミスのスキルのみでは需要を高めるのは難しいです。

逆に最新トレンドのクラウドのスキルだけでも周りとの差別化が難しく埋もれてしまうおそれがあります。

そのため、両方のスキルをバランスよく身に付けるようにしましょう

5.クラウドエンジニアの年収アップに求められるスキル

年収をアップさせるためには、スキルを磨いて市場価値を上げることが大切です

年収アップに求められるスキルは、主に以下の4つです。

  • ・クラウドに関する深い知識
  • ・ITインフラに関する知識
  • ・セキュリティに関する知識
  • ・DevOpsに関する知識

では、上記それぞれの知識・スキルについて深掘りしていきます。

5-1.クラウドに関する深い知識

年収アップに求められるスキルの1つ目は、クラウドに関する専門知識です。

クラウドエンジニアという名称だけあって、クラウドサービスについての知識やスキルは当然必要になります

具体的には、AWSやAzure、GCP(Google Cloud)などの主要パブリッククラウドを扱えることが求められます。

その上で、各クラウドサービスの特性まで深く理解して、環境に合わせてインフラシステムを構築する能力が、年収をアップさせるには重要になります。

5-2.ITインフラに関する知識

年収アップに求められるスキルの2つ目は、ITインフラに関する知識です

OSなどのサーバーやデータベース、ネットワークなどのITインフラをクラウド上に構築していくことになるため、これらについて正しく理解しておく必要があります。

年収をアップさせてキャリアの可能性を高めるためには、このようなITインフラの知識・スキルが必要不可欠です。

5-3.セキュリティに関する知識

年収アップに求められるスキルの3つ目は、セキュリティに関する知識です

近年、システムへの不正アクセスや改ざんなど情報セキュリティに関するインシデントが増加しているため、企業の間でセキュリティに関する意識が高まっています。

クラウドサービスの大元のセキュリティ対策は提供会社が行っているとは言え、クラウドエンジニアも行うべき対策があります。

クラウドサービスの設定において、セキュリティ対策を行えるクラウドエンジニアは市場価値が高く、高い年収が狙えるでしょう。

5-4.DevOpsに関する知識

年収アップに求められるスキルの4つ目は、DevOpsに関する知識です

DevOpsはシステム開発における考え方の1つであり、迅速な開発ができるように開発と運用の両チーム間の対立をなくすための考えです。

開発の英単語である「Development」と運用の英単語である「Operations」の頭文字を組み合わせた造語になります。

開発の現場では、開発チームと運用チームの考えの相違による対立が頻繁に起こります

そのような対立を防ぐことや、対立をした際に間を取り持つことができるように、このDevOpsの考え方があるのです。

ITシステムにおける開発と運用・保守の工程をバランスよくサイクルさせるために、この知識が現場で急速に求められてきているのです。

6.クラウドエンジニアのキャリアパス

スキルや経験を積んだあとの具体的なキャリアパスとしては、主に以下の4つがあります。

  • ・クラウドスペシャリスト
  • ・クラウドアーキテクト
  • ・クラウドコンサルタント
  • ・プロジェクトマネージャー

では、それぞれのキャリアパスについて詳しく説明していきます。

6-1.クラウドスペシャリスト

クラウドスペシャリストは、ITインフラをクラウド上に構築したり、クラウド環境自体を構築したりするクラウドの専門家です。

クラウドの深い知識に加えて、サーバーやネットワーク、データベース、セキュリティなどのインフラ周りの深い知識と豊富な実務経験が求められ、高い年収が期待できます。

ロジェクト内ではクラウドに関する幅広い知識を求められることになるため大きな使命感とやりがいを持つことができるでしょう

6-2.クラウドアーキテクト

クラウドアーキテクトは、クラウドサービスの導入や設計など、クラウドに関する上流工程を管理する職種です。

システムの設計はもちろん、クラウドをどのように業務に導入するのか、その仕組み、運用の仕方について計画を練り、クライアントに提案していきます。

ITスキルだけでなくコミュニケーション能力も求められる職種ですが、その分高い年収が期待できます。

6-3.クラウドコンサルタント

クラウドコンサルタントは、主にクラウドを利用したシステムの提案を企業に行う職種です。

クライアント企業が抱える業務上のボトルネックや課題を正しくヒアリングして、その内容をもとに、最適なクラウドシステムの提案をして、解決に導きます。

クライアントの業績にも直結する責任の大きい職種のため、ITスキル、コミュニケーション能力、経営能力など幅広く求められますが、年収も非常に高いです

6-4.プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、進捗管理やエンジニアのアサイン、メンバーのマネジメント、クライアントの折衝などプロジェクト全体を統括するリーダー的存在です。

ITスキルはもちろんのこと、高度なリーダーシップやコミュニケーションスキルが求められるため、責任の大きい職種です。

しかし、長年培ったクラウドのスキルを活かしながら現場をまとめあげることは、楽しさもあり、メンバーの成長も見届けられる職種でもあります。

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7.クラウドエンジニアの年収と年収アップに必要なスキルのまとめ

クラウドエンジニアの年収アップに求められるスキルは以下のとおりです。

  • ・クラウドに関する深い知識
  • ・ITインフラに関する知識
  • ・セキュリティに関する知識
  • ・DevOpsに関する知識

クラウドエンジニアの平均年収は597万円です。日本の平均年収よりもかなり高い年収になっています

さらに、クラウドの需要が今後増していくことやIT人材不足の背景から将来性が高い職業と言えるでしょう。

クラウドについての知識はもちろんのこと、データベースやサーバーOS、セキュリティなどの基本的なITインフラの知識とスキルを身に付けることが必要です。

年収アップを目指すためには、まずは求められるスキルを磨くことから始めていきましょう。

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この記事の監修者

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エンジニア

土肥 将司

大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役

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