サーバーエンジニアの資格8選!取得後の転職の流れや勉強法も解説|サーバーエンジニア
サーバーエンジニアにおすすめの資格って何だろう…?
未経験者が最初に取得すべき資格は…?
✓本記事の結論
・最初にサーバーエンジニアが取得すべき資格としてはLinuC、LPICがおすすめです。
・LinuC、LPIC以外でサーバーエンジニアにおすすめの資格はこちらです。
- ・基本情報技術者試験
- ・CCNA(ネットワーク関連)
- ・CCNP(ネットワーク関連)
- ・ITIL認定資格
- ・AWS
- ・Azure
- ・GCP
サーバーエンジニアになるために資格の取得を考えている方のなかには、上記のような悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。
実際、サーバーエンジニアになるために必要な資格はありません。
しかし、資格を取得することで内定が取りやすくなり就職や転職に役立ちます。
さらにIT企業に入社した際には、資格手当によって給料が上がるというようなメリットがあります。
また、本記事では資格を取得した後の転職の流れについても詳しく解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
先に読んでおきたい⇒サーバーエンジニアの仕事内容とは?転職方法や必要な知識・スキルも解説
目次
1.サーバーエンジニアにおすすめの資格8選!難易度も解説
サーバーエンジニアにおすすめの資格は以下の通りです。
- ・LinuC、LPIC
- ・CCNA
- ・CCNP
- ・基本情報技術者試験
- ・ITIL認定資格
- ・AWS資格
- ・Azure資格
- ・GCP資格
特に1番目に紹介するLinuC・LPICは未経験の方にとって非常におすすめの資格なので、しっかりと押さえておきましょう。
また、AWS・Azure・GCPはクラウドに関する資格で、将来性が非常に高い資格となっています。
ここでは、それぞれの資格について詳しく解説していきます。
1-1.LinuC、LPIC(OS関連)
まず最初に取るべき資格としては、LinuC・LPICがいいでしょう。
サーバーエンジニアにとって押さえておきたい知識やスキルの証明になるので、最初に取得するべき資格としておすすめです。
LinuC・LPICはLinuxの技術者としてのスキルを認定する資格となっています。
これらの資格を取得することでサーバー構築や運用・保守などに対する知識やスキルの証明が可能となります。
Linuxは、WindowsやMacのようなパソコンやスマホを動かすために必要なシステムであるOSの一種です。
Linuxは、サーバー用のOSとして使われることが多いです。
●LPIC、LinuC試験概要
LinuC | LPIC | |
実施期間 | 随時実施 | 随時実施 |
試験時間 | 90分 | 90分 |
問題数 | 60問 | 60問 |
受験料 | 16,500円 | 15,000円 |
学習期間 | レベル1:1~3ヶ月 レベル2:3ヶ月~半年 レベル3:半年~1年 |
レベル1:1~3ヶ月 レベル2:3ヶ月~半年 レベル3:半年~1年 |
主催者 | 日本のNPO法人 | カナダのNPO |
公式サイト | LinuC | LPIC |
LinuCの勉強時間
結論
・難易度 :3段階に分けられている
・勉強時間:
- レベル1 200時間程度(1ヶ月~3ヶ月)
- レベル2 150時間程度(3ヶ月~半年)
- レベル3 100~150時間程度(半年~1年)
LinuCはLinuxに関する知識が全くない人にはやや難しい試験内容ですが、未経験者でも勉強をしっかりすることで問題なく取得できる資格となっています。
また、試験の難易度は「レベル1」「レベル2」「レベル3」と3つに段階分けされているので、自分に合った試験を受けることができます。
しかし、レベル1認定を取得するまでレベル2認定は取得できないため、難易度順に受験することをおすすめします。
LinuCを取得するために必要な勉強時間は、レベルごとに違います。
「レベル1」は200時間程度(1~3ヶ月)、「レベル2」150時間程度(3ヶ月~半年)、「レベル3」は100~150時間程度(半年~1年)とされています。
●LPICの勉強時間
結論
・難易度 :3段階に分けられている
・勉強時間:
- レベル1 200時間程度(1ヶ月~3ヶ月)
- レベル2 150時間程度(3ヶ月~半年)
- レベル3 100~150時間程度(半年~1年)
LPICもLinuCと同様にLinuxに関する試験で、未経験者でも勉強することで取得できる資格です。
試験の難易度もLinuCと同じで「レベル1」「レベル2」「レベル3」の3つの段階に分けられています。
LPICを取得するために必要な勉強時間は、LinuCと同様でレベルごとに違います。
「レベル1」は1~3ヶ月、「レベル2」は3ヶ月~半年、「レベル3」は半年~1年とされています。
LPIC、LinuCはどちらの資格を取得すればいいの?
結論 どちら取得しても評価は変わらない
この2つの資格の違いとしてLinuCはLPI-Japanという日本のNPO法人が主催している試験で、LPICはカナダのトロントにあるNPOが主催している試験であることが挙げられます。
【→関連記事:LinuCとLPICの違いは?どっちがいい?おすすめも紹介】
つまり、LinuCは日本でのみ行われる試験で、LPICは全世界共通で行われている試験であるということです。
LinuCとLPICのどちらの資格を取得すればいいのか悩んでいる人も多いと思います。
日本語環境に最適化された資格を取りたい方はLinuC、世界的な認知度が高い資格を取りたい方はLPICを取得しましょう。
●LPIC、LinuCのおすすめの本
初めてLinuC・LPICの対策をする方は以下の参考書がおすすめです。
【→関連記事:LinuCのおすすめ参考書5選!おすすめの問題集やwebサイトも解説 / LPICのおすすめ参考書3選!問題集や効率的な勉強方法も解説】
・LinuC:最短突破 LinuCレベル1 バージョン10.0 合格教本[101試験, 102試験対応]
こちらの参考書ではLinuxの研修に関する経験・実績が豊富な講師によるわかりやすい解説が掲載されいていて基礎知識を学ぶことができるので、初心者の方にはもってこいの一冊となっています。
LPIC:1週間でLPICの基礎が学べる本 第3版
こちらの参考書はLPICの基礎について見やすく理解しやすい内容で書かれているので、初心者の方にはおすすめの一冊です。
1-2.CCNA(ネットワーク関連)
CCNAはシスコシステムズが実施する世界共通基準のベンダー資格で、シスコ社製品に関するスキルの証明ができる資格です。
基礎的な問題が多いため、ITキャリアにおいての基礎スキルを幅広く証明することができます。
なぜ必要なのか?
様々なシステムとの連結作業を行うサーバーエンジニアには、ネットワークに関する知識や技術が必要となってきます。
そこで、世界的なシェアを誇るネットワーク機器開発会社であるシスコシステムズの製品に関する知識・スキルの証明ができるCCNAを取得することで、大きな活躍が期待できるからです。
●CCNAの試験概要
CCNA | |
実施期間 | 任意で指定 |
試験時間 | 120分 |
問題数 | 100問程度 |
受験料 | 36,960円 |
学習期間 | 160時間程度 |
公式サイト | CCNA |
試験時間は120分となっており、受験資格はなく18歳以上であれば誰でも受けることができます。
シスコシステムズが実施している試験は5つの段階に難易度が分けられていて、CCNAは下から2番目のレベルであるため、比較的難易度が低い試験であるといえるでしょう。
●CCNAの勉強時間と難易度
結論
- ・難易度 :ネットワーク関連の資格の中では比較的易しい
- ・勉強時間:160時間程度
CCNAはネットワーク関連の基本的な知識・スキルが必要になる資格で、ネットワーク関連の資格の中では入門的な位置づけがされているので、未経験者でも勉強することで十分に合格を狙えます。
CCNAを取得するために必要な勉強時間は、160時間程度とされています。
毎日2時間の勉強をすると3ヶ月程度かかる計算となります。
CCNAを受験する方は以下の参考書がおすすめです。
【→関連記事:【2023年最新版】合格に導く!CCNAのおすすめ参考書を解説】
・シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200-301
1-3.CCNP(ネットワーク関連)
CCNPはCCNAと同様にシスコシステムズが実施する世界共通基準のベンダー資格のことをいいます。
CCNPでは応用的な問題が多く出題されるためCCNAよりも難易度が高くなります。
なぜ必要なのか?
CCNPもCCNAと同様にネットワークに関する知識の証明となり、取得することで多くの場面で活躍が見込めるからです。
また、CCNPはCCNAよりも難易度が高く応用的な問題も多く出題されるため、即戦力として現場で活躍でき、高い評価を得られるということもCCNPを取得したほうがいい理由です。
●CCNP試験概要
CCNP | |
実施期間 | 任意で指定 |
試験時間 | コア試験:120分 コンセントレーション試験:90分 |
問題数 | 非公開 |
受験料 | コア試験:44,800円 コンセントレーション試験:33,600円 |
学習期間 | 400時間程度 |
公式サイト | CCNP |
CCNPはコア試験とコンセントレーション試験の2つの試験に合格する必要があります。
受験資格は特にありませんが、3~5年のネットワーク運用および開発の実務経験者が受験者として想定されているため、未経験者が合格するのは難しいでしょう。
●CCNPの勉強時間と難易度
結論
- ・難易度 :CCNAよりもレベルの高い資格で、合格率は20%程度
- ・勉強時間:400時間程度
CCNPもネットワーク関連の資格ですが、CCNAよりも難易度が高くなっていて、より深い知識や スキルが必要になる資格となっています。非常に難しい資格とされており、合格率は20%程度といわれています。
CCNPを取得するために必要な勉強時間は、400時間程度とされています。
CCNPは3~5年のネットワーク運用および開発の実務経験者を受験者として想定しているので、十分な勉強時間が必要となるでしょう。
CCNPを受験する方は以下の参考書がおすすめです。
・シスコ技術者認定教科書 CCNP Enterprise 完全合格テキスト&問題集 [対応試験]コア試験 ENCOR(350-401)
1-4.基本情報技術者試験
基本情報技術者試験はIPAが実施している試験で、ITに関する基本的な知識やスキルを認定する試験となっています。
IPAとは、日本のIT分野の発達を目的として、IT人材の育成・情報セキュリティの調査・研究・IT分野の技術開発支援を行っている組織のことをいいます。
なぜ必要なのか?
基本情報技術者試験は、ITエンジニアならば職種を問わずに理解しておきたい基本的な知識を証明することができる資格だからです。
ITの基礎が備わっていることの証明になるので、サーバーエンジニアとしてのキャリアをスタートさせる際には役立つでしょう。
●基本情報技術者試験概要
基本情報技術者試験 | |
実施期間 | 通年 |
試験時間 | 科目A:90分 科目B:100分 |
問題数 | 科目A:60問 科目B:20問 |
受験料 | 7,500円 |
学習期間 | 200時間程度 |
公式サイト | 基本情報技術者試験 |
この試験は通年受験することが可能で、受験方式はCBT方式(コンピュータで受験)です。
基本情報技術者試験の合格率は平均25%程度であるため、比較的難易度の高い試験といえるでしょう。
基本情報技術者試験の勉強時間と難易度
結論
- ・難易度 :合格率は25%程度で難易度はやや高め
- ・勉強時間:200時間程度
基本情報技術者試験はIT業界で必要な基本的知識の理解が求められる資格です。
未経験者にとって難しい内容も含まれているので、十分な時間をとって理解することが大切な資格です。
基本情報技術者試験を取得するために必要な勉強時間は、200時間程度とされています。
基本情報技術者試験を受験する方は以下の参考書がおすすめです。
・令和04年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室 (情報処理技術者試験)
この参考書はイラストや図解が豊富なので、記憶に残りやすく初心者の方でも学びやすい一冊となっています。
1-5.ITIL認定資格
ITILとは、ITサービスのマネジメントをした企業などの成功した事例を集約した書籍のことをいいます。
ITILはITサービスマネジメントを実施する際に、初期の段階から失敗のリスクを低減してくれるガイドブックの役割を果たします。
そして、ITIL認定資格とは「ITIL」という書籍を理解していることを証明する資格になります。
ITIL認定資格を取得することで、ITサービスの管理の意識の向上やコスト改善などのメリットを得ることができます。
●ITIL試験概要
ITIL認定資格 | |
実施期間 | 任意で指定 |
試験時間 | 60分 |
問題数 | 40問 |
受験料 | 32,000円 |
学習期間 | 20時間程度 |
公式サイト | ITIL認定資格 |
この試験では40問の多肢選択式問題が出題され、試験時間は60分となっています。
難易度は比較的低く、1~2ヶ月程度の学習期間で十分に合格を狙える資格です。
ITIL認定資格の勉強時間と難易度
結論
- ・難易度 :基礎レベルの資格で、他の資格と比べると難易度は低い
- ・勉強時間:20時間程度
ITIL認定資格は基礎レベルの資格となっているため、他の資格と比べて難易度は低いです。
ですので、未経験者が取得しやすい資格といえるでしょう。
ITIL認定資格を取得するために必要な勉強時間は、20時間程度とされています。
ですので、1ヶ月程度の学習期間で十分に合格を狙えるでしょう。
ITIL認定資格を受験する方には以下の参考書がおすすめです。
・ITIL はじめの一歩 スッキリわかるITILの基本と業務改善のしくみ
こちらの参考書ではITILの基本や全体像が分かりやすく学べるので、初心者の方におすすめの一冊となります。
1-6.AWS資格
AWSとは、Amazonが提供しているクラウドコンピューティングを使ったサービスのことをいいます。
クラウドコンピューティングは、インターネットを介したコンピューターを使って、様々なサービスを利用することを指します。
AWSの認定資格は数多くありますが、サーバーエンジニアに役立つ資格としては「AWS Certified Cloud Practitioner」「AWS Certified Solutions Architect-Associate」が挙げられます。
AWSの認定資格を取得することで、クラウドサービスやAWSについての知識・スキルの証明につながります。
●AWS資格の試験概要
AWS Certified Cloud Practitioner | AWS Certified Solutions Architect -Associate | |
実施期間 | 任意で指定 | 任意で指定 |
試験時間 | 90分 | 130分 |
問題数 | 65問 | 65問 |
受験料 | 100USD | 150USD |
学習期間 | 50時間程度 | 3ヶ月程度 |
公式サイト |
「AWS Certified Cloud Practitioner」は、AWS認定資格のなかでもっとも基礎になる資格のことをいいます。
この資格を有していることで、ITやAWSに関する前提知識を理解していることの証明になります。
「AWS Certified Solutions Architect-Associate」では、システム設計や運用、AWSの最適な活用方法などに関する問題が出題されるため、ネットワークやクラウドに関する基本的な知識が必要になる資格となっています。
「AWS Certified Cloud Practitioner」のほうがレベルが低いので、初心者の方はこちらの資格から取得することをおすすめします。
ある程度知識がある方は、「AWS Certified Solutions Architect-Associate」から取得するのがいいでしょう。
●AWS資格の勉強時間と難易度
結論
- ・難易度 :「AWS Certified Cloud Practitioner」は基礎の資格で、比較的易しい試験である
- ・勉強時間:50時間程度
AWSの認定資格はたくさんありますが、先ほど説明した「AWS Certified Cloud Practitioner」「AWS Certified Solutions Architect-Associate」はAWSのなかでは比較的簡単な試験となっています。
とくに「AWS Certified Cloud Practitioner」はAWS認定資格の中でもっとも基礎になる資格で、勉強時間は50時間程度とされています。
ですので、未経験者でも取得しやすい資格といえるでしょう。
これらの資格を受験する方は以下の参考書がおすすめです。
・AWS Certified Cloud Practitioner:AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー
・AWS Certified Solutions Architect-Associate:AWSの基本・仕組み・重要用語が全部わかる教科書 (見るだけ図解)
1-7.Azure資格
マイクロソフト認定資格はMicrosoft社製品に関する知識やスキルを認定するベンダー資格の総称のことをいいます。
試験は細分化されており、サーバーエンジニアに役立つ資格としては「Azure Fundamentals」や「Azure Administrator Associate」などが挙げられます。
Azureの認定資格を取得することで、クラウドサービスの基礎やAzureの基本的な知識・スキルを証明することができ、業務に生かすことができるからです。
また、マイクロソフト社の認定資格であるので、社内外からの信頼が厚くなることも取得するべき理由といえるでしょう。
●Azure資格試験概要
Azure Fundamentals | |
実施期間 | 随時実施 |
試験時間 | 40分 |
問題数 | 35問前後 |
受験料 | <社会人/一般の方> 13,200円 <学生の方> 7,700円 |
学習期間 | 1ヶ月程度 |
公式サイト | Azure Fundamentals |
「Azure Fundamentals」や「Azure Administrator Associate」はマイクロソフトが提供するクラウドサービスであるAzureに関する試験となっています。
多くの企業で採用されているWindows Serverの問題も出題されるため、サーバーエンジニアにとって役立つ資格といえるでしょう。
●Azure資格の勉強時間と難易度
結論
- ・難易度 :3つの段階に分けられている
- ・勉強時間:Azure Fundamentals 30時間程度
Azureの試験の難易度は「Fundamentals」「Associate」「Expert」の3つの段階に分けられており、順にレベルの高い試験となっています。
先ほど説明した「Azure Fundamentals」は初級に分類されるため、未経験者でも十分に取得可能な資格です。
Azure Fundamentalsを取得するために必要な勉強時間は30時間程度とされていて、期間で言うと1ヶ月程度とされています。
Azureの対策をする方には以下の参考書がおすすめです。
・合格対策 Microsoft認定 AZ-900:Microsoft Azure Fundamentalsテキスト&問題集
1-8.GCP資格
GCPとは、Googleが提供しているクラウドコンピューティングサービスのことです。
GCPでは、機械学習やコンピューティング、ストレージなどクラウド上で様々な機能を提供しています。
GCPの認定資格は数多くありますが、まずは「Cloud Digital Leader」という資格がおすすめです。
この資格の試験内容は、主にサービス概要について答えるような出題傾向になっているので、基本的な知識が求められます。
GCPはAWS・Azureと同様に世界的に有名なクラウドサービスであるので、クラウドに関する知識を身につけるうえではGCPの知識は必要になってくるでしょう。
●GCP資格試験概要
Cloud Digital Leader | |
実施期間 | 任意で指定 |
試験時間 | 90分 |
問題数 | 50~60問前後 |
受験料 | 99USD |
学習期間 | 20時間程度 |
公式サイト | Cloud Digital Leader |
GCPのなかでこの資格はもっとも基礎的な資格であるため、短い学習期間で取得することが可能となっています。
また、試験内容はGoogleのクラウドに限定されません。
オンプレミス環境と比較した時のクラウドのメリットや一般的な情報のセキュリティに関する問題も出題されます。
オンプレミスとは、システムの稼働やインフラの構築に必要となるネットワーク機器やサーバー、ソフトウェアなどを自社で保有し運用するシステムのことです。
オンプレミス環境はクラウドの対になる環境となっています。
●GCP資格の勉強時間と難易度
結論
- ・難易度 :「Cloud Digital Leader」はGCPの資格の中では最も易しい難易度となっている。
- ・勉強時間:30時間程度
GCP認定資格として先ほど説明した「Cloud Digital Leader」は、主にサービス概要についての出題のため、GCP認定資格の中で最も易しい難易度となっています。
「Cloud Digital Leader」を取得するために必要な勉強時間は、20時間程度とされています。
未経験者でもしっかりと勉強すればすぐに取得できる資格といえるでしょう。
Cloud Digital Leaderを受験する方は以下の参考書がおすすめです。
・GCPの教科書
この参考書は教科書という名の通りGCPの全容を理解するうえで有用なものなので、これからGCPの学習を始める方におすすめです。
ここまで様々な資格を紹介してきましたが、今の自分はどの資格を取得するべきなのか分からない方も多いと思います。
そんな方にはユニゾンキャリアに相談してみることをおすすめします。
ユニゾンキャリアでは、あなたに合った転職のサポートを行うため、「結局、どの資格を取得するべきなの?」というような疑問も解消してくれます。
気になる方は、まずは以下の赤いボタンから30秒で登録できる無料相談を試してみてください。
2.サーバーエンジニアが資格を取得するメリットとは?
サーバーエンジニアが資格を取得することで様々なメリットを得ることができます。
ここでは、そのメリットについて解説していきます。
- ・知識やスキルの証明になる
- ・体系的に学ぶことができる
- ・ネットワークの分野でも役立つ
- ・キャリアアップしやすくなる
- ・年収がアップする
2-1.知識やスキルの証明になる
資格を取得することで、自分のもっている知識やスキルを客観的に証明することができ、就職や転職を有利に進められます。
また資格によって専門性が違うので、専門性の高い業務に関わっていくことができるというメリットもあります。
2-2.体系的に学ぶことができる
サーバーエンジニアには幅広い知識やスキルが求められますが、資格を取得するための勉強によって体系的に学ぶことができるため、効率的に正しいスキルを身につけていくことが可能です。
2-3.ネットワークの分野でも役立つ
サーバーの構築や運用において、ネットワークの分野との関わりは深いです。
そのため、CCNAやCCNPといったネットワーク関連の資格を取得することで、ネットワークエンジニアとのコミュニケーションをスムーズに行うことができるでき、効率的に業務をすすめることができるでしょう。
また、ネットワークの構築には専門性の高い知識が求められるため、実務経験が浅い場合でも資格を持っていれば即戦力として働くことができるというメリットもあります。
2-4.キャリアアップしやすくなる
転職をする際に資格を持っているだけで優位になるので、キャリアアップがしやすくなります。
キャリアアップをすると年収が上がり、福利厚生が良くなるというメリットがあるので、ぜひ資格を取得しましょう。
また、キャリアアップすると周りの環境のレベルが上がるので、自分の技術力も成長できるというメリットもあります。
2-5.年収がアップする
資格を取得することで、企業によっては資格手当が支給され給料が上がるというメリットもあります。
支給額は会社によって変わりますが、月に2万円の支給や月5万円の給料アップがあります。
取得した資格が難しいほど、支給される金額が多くなっていきます。
月ごとに資格手当が出るため、資格を取得することで、大幅な年収アップを期待できるでしょう。
3.資格を取得するための勉強法
資格を取得するためには効率的に勉強をすすめていくことが重要となります。
ここでは、資格を取得するために効果的な勉強法について紹介していきます。
3-1.参考書で勉強する
近年では、様々な参考書が電子書籍としても販売されるようになり、手軽に購入できるようになっています。
様々な参考書があるため、自分に合った参考書を見つけて勉強することで、効果的に学ぶことができるでしょう。
参考書を以下にまとめてあるので、ぜひ活用してください。
資格 |
題名 |
LinuC | |
LPIC | |
CCNA |
シスコ技術者認定教科書 CCNP Enterprise 完全合格テキスト&問題集 [対応試験]コア試験ENCOR(350-401) |
基本情報技術者試験 | |
ITIL認定資格 | |
AWS Certified Cloud Practitioner | |
AWS Certified Solutions Architect-Associate | |
Azure | 合格対策 Microsoft認定 AZ-900:Microsoft Azure Fundamentalsテキスト&問題集 |
GCP Cloud Digital Leader |
3-2.webサイトを活用する
webサイトを活用することは、スマホでいつどこでも勉強することができて、費用がかからないというメリットがあります。
ですが、webサイトの情報には誤った知識などが書かれている場合もあるので、注意して勉強する必要があります。
それぞれの資格におけるおすすめの学習サイトを以下にまとめてあるので、ぜひ参考にしてください。
資格 | サイトURL |
LinuC・LPIC | Ping-t |
CCNA | Udemy |
CCNP | Ping-t |
基本情報技術者試験 | IPA |
ITIL認定資格 | Ping-t |
AWS | Qiita |
Azure | Microsoft |
GCP | Google Cloud |
3-3.スクールの講座で勉強する
養成スクールなどの講座を活用することで、すぐに講師に分からないことなどを質問で きるので、効率的に勉強をすすめることができます。
また、何から始めたらいいのかわからない方でも安心して学べるため、初心者の方にはおすすめです。
しかし、受講料を払う必要があるので、多くのお金が必要となることを頭に入れておきましょう。
●おすすめのインフラスク―ル
ユニゾンカレッジ
項目 | 内容 |
金額 | 無料 |
特徴 | ・受講料0円 ・就職決定98%以上 ・専任のキャリア担当に目標を設定してもらえる ・IT業界全般の解説がある ・現場のエンジニアのリアルな話を聞ける ・資格取得サポートがある |
受講形式 | ・オンライン ・スクール |
担当する講師 | ・元エンジニアの講師 ・専任キャリア担当 |
講師対応時間 | 月~金 10:00~21:00 土曜日:10:00~18::00 |
受講場所 | ・オンライン ・スクール 東京都渋谷区渋谷3丁目11-7 第2ミネギシビル9F |
公式URL | ユニゾンカレッジ |
当社にはLPICのスクールもございます。気になる方は話だけでも聞いてみてください。
3-4.仮想マシンを作って勉強する
仮想マシンを利用して実際にサーバーを作ることで、アウトプットしながら学べるため効果的に勉強をすすめることができます。
実際に行う場合は、配線や中古サーバーを設置するなどの作業が必要となることを頭に入れておきましょう。
4.資格を取得した後のサーバーエンジニアの転職の流れとは?
資格を取得した後は、実際にサーバーエンジニアに転職するための行動を起こしましょう。
サーバーエンジニアに転職するためのおすすめの方法は以下の通りです。
- ・ITに特化した転職のプロに相談する
- ・大手の求人サイトを使う
- ・転職サポート付きのスクールを活用する
それぞれの転職方法について解説していきます。
4-1.ITに特化した転職のプロに相談する
資格を取得した後、サーバーエンジニアに転職するために最もおすすめの方法はITに特化した転職のプロに相談することです。
IT専門の転職のプロは転職を検討している人と新しい人材を採用したい企業の仲介役となって、あなたを転職成功まで導いてくれます。
IT特化の転職のプロの中でも、特にユニゾンキャリアは完全無料で利用することができます。
ユニゾンキャリアを利用するメリットは以下の通りです。
メリット
- ・何でも気軽に無料で相談できる
- ・面接対策などの選考対策をしてくれる
- ・IT業界の詳しい説明をしてくれる
- ・非公開の求人も紹介してもらえる
効果的なアドバイスを受けたり、自分に合った企業を紹介してもらえたりと一人ひとりに合った転職のサポートを無料で享受することができます。
- 「資格を取得したけど、この後どうすれば転職できるんだろう…」
- 「IT業界に転職したいけど、何から始めたらいいか分からない…」
こんな疑問を持っている方は以下のボタンからユニゾンキャリアを一度利用してみてください。
4-2.大手の求人サイトを使う
サーバーエンジニアに転職する他の方法としては、求人サイトを使って自分で応募して転職する方法もあります。
自分のペースに合わせて転職活動を進めることができるというメリットがありますが、選考対策や求人を探すことなどを自分自身で行わなければいけないことに注意してください。
おすすめの大手の求人サイトは以下の通りです。
求人サイトを利用する際には、以上のようなサイトを使うようにしましょう。
4-3.転職サポート付きのスクールを活用する
これからサーバーエンジニアを目指す方はスクールに通って転職の支援を受けるのも一つの方法です。
スクールに通って、サーバーエンジニアの資格の勉強をしながら、転職先を紹介してもらうサービスがあるので、未経験者にはおすすめの転職方法と言えるでしょう。
転職サポート付きのスクールは以下の通りです。
名称 |
受講料 |
受講期間 |
特徴 |
就職実績 |
学べる |
受講形式 |
無料 |
2週間~3ヶ月間 |
未経験専用プログラムでIT業界に精通しているアドバイザーがサポート |
就職率98%以上 |
CCNA |
オンライン |
|
33,000円~ |
1ヶ月~ |
eラーニングでいつでもどこでも何度でも学習できる |
就職率97%以上 |
CCNA |
オンライン |
|
158,400円~ |
16週間~ |
1人1人に合わせた専用カリキュラムで専任講師によるマンツーマンレッスン |
|
要お問合せ |
オンライン |
|
無料 |
3週間〜3ヶ月 |
最短1ヶ月でエンジニアを目指せる転職特化型のスクール |
就職率97.8% |
CCNA |
通学実践型 |
|
無料/15万円 |
1~2ヶ月 |
CCNAの合格率99% |
就職率98% |
CCNA |
オンライン |
5.サーバーエンジニアのキャリアパスや将来性を紹介
資格を取得してサーバーエンジニアへの転職を成功させた後のキャリアパスや将来性について気になっている方も多いでしょう。
そこで、ここではサーバーエンジニアのキャリアパスや将来性について解説していこうと思います。
5-1.サーバーエンジニアのキャリアパス
サーバーエンジニアが目指せるキャリアパスをまとめると以下の通りです。
- ・プロジェクトマネージャー
- ・社内SE
- ・ITコンサルタント
- ・フリーランス
それぞれのキャリアパスについて詳しく解説していきます。
【→関連記事:サーバーエンジニアの将来性や需要は?キャリアパスや転職方法も解説】
●プロジェクトマネージャー
サーバーエンジニアのキャリアパスの一つとしてプロジェクトマネージャーが挙げられます。
プロジェクトマネージャーは全体の進行や管理を行う仕事で、プロジェクトを成功に導くまでが業務のひと通りの流れになります。
技術力とマネジメントスキルが求められるため、年収は1,000万円を超えることもあります。
●社内SE
社内SEもサーバーエンジニアの一つのキャリアパスです。
社内SEは自社のIT領域を担うエンジニアのことで、業務範囲はシステムの選定、社内のシステム開発、サーバーの構築・設計・運用など多岐にわたります。
サーバーエンジニアとしてのスキルを高めた場合はインフラ側の社内SEになるでしょう。
●ITコンサルタント
他にもITコンサルタントにキャリアアップする選択肢もあります。
ITコンサルタントは企業のIT分野における問題や課題を解決する仕事で、クライアントのヒアリングや問題解決能力などが求められます。
情報収集を行って、どのような戦略で問題を解決していくかを考えるのが主な業務です。
●フリーランス
サーバーエンジニアとしてスキルや知識を身につけ、資格を取得したら企業から独立してフリーランスになるキャリアもあります。
IT業界は現在人手不足にあるため、フリーランス向けの案件も少なくありません。
注意点としては、必要な経費などを自分で計算する必要があることやスキルや知識を持っていないと案件獲得が難しいことが挙げられます。
5-2.サーバーエンジニアの将来性はあるのか
結論から言うと、サーバーエンジニアの将来性はあります。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が発表した「DX白書2023」によると、企業のDXの取組が2021年度の調査の55.8%から2022年度の調査の69.3%に増加していることが分かります。
DXの取組みが増加しているのに伴い、サーバーエンジニアの需要も高まるため、将来性は非常に高いと言えるでしょう。
【→関連記事:サーバーエンジニアの将来性や需要は?キャリアパスや転職方法も解説】
6.まとめ:まず最初に取得するべき資格はLinuC・LPIC!
本記事の内容をまとめます。
サーバーエンジニアが最初に取得すべき資格は以下の通りです。
最初に取得すべき資格
- ・LinuC
- ・LPIC
LinuC・LPICを取得することで、サーバーエンジニアにとって押さえておきたい知識やスキルを証明することができます。
ですので、どの資格から取得するべきか悩んでいる人や未経験者の方は最初にこれらの資格を取得することを目指しましょう。
今回紹介したサーバーエンジニアにおすすめの資格は以下の通りです。
おすすめの資格
- ・LinuC、LPIC
- ・CCNA(ネットワーク関連)
- ・CCNP(ネットワーク関連)
- ・基本情報技術者試験
- ・ITIL認定資格
- ・AWS資格
- ・Azure資格
- ・GCP資格
これらの資格を取得することで、サーバーエンジニアに必要な力がつき、就職や転職の際に内定がりやすくなるなどのメリットを得ることができます。
サーバーエンジニアが資格を取得するメリットは以下の5つです。
資格を取得するメリット
- ・知識やスキルの証明になる
- ・体系的に学ぶことができる
- ・ネットワークの分野でも役立つ
- ・キャリアアップしやすくなる
- ・年収がアップする
資格を取得することで、以上のようなメリットを得ることができます。
就職・転職の際に役立つだけでなく、職に就いたあともメリットがあるので、サーバーエンジニアは資格を取得したほうがいいでしょう。
また、資格を取得するための勉強法として以下の4つの方法を挙げました。
資格を取得するための勉強法
- ・参考書で勉強する
- ・webサイトを活用する
- ・スクールの講座で勉強する
- ・仮想マシンを作って勉強する
以上の4つの勉強法を紹介しましたが、勉強方法に正解はありません。
ですので、自分に合った勉強法を見つけることが重要です。
自分の勉強法を見つけ、効率よく学習して資格取得を目指しましょう。
このようなことで
悩まれています。
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こんにちは!
はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役