javaプログラミング能力認定試験ってどんな検定?難易度も解説|Javaプログラミング認定試験
javaプログラミング能力認定試験ってどんな資格?
javaプログラミング能力認定試験を受験するメリットを知りたい…
✓本記事の流れ
- ・javaプログラミング能力認定試験の概要を確認しよう
- ・javaプログラミング能力認定試験の難易度、勉強時間、合格率を確認しよう
- ・javaプログラミング能力認定試験のメリットを確認しよう
本記事では、javaプログラミング能力認定試験の情報を全て網羅しています。
自身に必要な情報を収集していただき、資格取得にお役立てください。
関連記事:【資格17選】ITエンジニアにおすすめの最強資格!初心者向けに徹底解説
目次
1.javaプログラミング能力認定試験とは
javaプログラミング能力認定試験についてここでは詳しく解説していきます。
1-1.javaプログラミング能力認定試験とは
javaプログラミング能力認定試験は、株式会社サーティファイが主催する資格試験で、Javaに関する基本知識を問うものです。
具体的には、オブジェクト指向に基づきアプリケーションプログラムやアプレットを作成する能力を認定します。
項目 |
内容 |
オブジェクト指向 |
プログラムを小さな部品として捉え、それを組み合わせてシステムを構築する考え方 |
アプレット |
アプリケーションの中に組み込まれて動くプログラムのこと |
javaプログラミング能力認定試験には、1級、2級、3級の3種類があります。
それぞれの認定基準を表にまとめると以下のようになります。
級 |
認定基準 |
1級 |
|
2級 |
|
3級 |
|
1-2.javaプログラミング能力認定試験の受験資格
javaプログラミング能力認定試験を受ける場合に、学歴、年齢等の制限はありません。
ただし、1級の公開試験を受験する場合は、使用する環境について制限があるので注意が必要です。
1級で使用する環境
- ・コンパイラ:Java SE8
- ・エディタ:TeraPadまたはメモ帳
- ・文字コード:SHIFT-JIS
- ・改行コード:CR+LF
1-3.javaプログラミング能力認定試験の出題形式と試験範囲
級ごとの出題形式と試験範囲は以下の表のようになります。
級 |
形式 |
問題数 |
試験範囲 |
1級 |
実技(PC使用) |
2問 |
・事前に提示されたプログラムに対する仕様変更、仕様追加 ・上記に対応したプログラム作成および変更仕様書の作成 |
2級 |
リモートwebテスト |
7問 |
・Javaプログラミングに必要なプログラミング知識・技能 |
3級 | 6問 |
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2.javaプログラミング能力認定試験の難易度・勉強時間・合格率
javaプログラミング能力認定試験の難易度を勉強時間、合格率、合格基準の観点から級ごとに見ていきます。
試験概要
Javaプログラミング認定試験 |
|||
3級 |
2級 |
1級 |
|
試験時間 |
60分 |
90分 |
150分 |
合格基準 |
全得点の60%以上 |
全得点の60%以上 |
全得点の60%以上 |
合格率(%) |
59.4% |
59.4% (2021年度平均合格率) |
59.4% (2021年度平均合格率) |
目安の勉強時間 |
70時間 |
100時間 |
120時間 |
出題数 |
6問 |
7問 |
2問(実技試験) |
受験費 |
5,200円 |
6,400円 |
7,800円 |
受験場所 |
リモートwebテスト |
リモートwebテスト |
札幌、東京(23区内)、名古屋、大阪、福岡 |
開催時期 |
年により開催時期が異なる |
||
URL |
Javaプログラミング認定試験は、他のIT系資格試験に比べて合格率が高く、合格に必要な勉強時間も少ないことから、IT資格試験の中では比較的簡単な試験だということがわかります。
3.javaプログラミング能力認定試験のメリット
続いて、javaプログラミング能力認定試験を受験するメリットについてご紹介します。
3-1.Javaの基礎知識を習得することができる
Javaプログラミング能力認定試験を受験すると、Javaのスキルや知識を習得することができます。
ライブラリやオブジェクト指向などJavaの幅広い範囲を網羅しているため、資格取得ができればエンジニアとして活躍する幅が広がります。
一般にプログラミング学習は挫折しやすいと言われていますが、試験への合格という明確な目標があれば学習も続けやすいでしょう。
3-2.就職・転職に役立つ
Javaはプログラミング言語の中でも人気が高く、多くの企業で使われる市場価値の高い言語です。
そのため、Javaを扱えるITエンジニアは実務でも重宝されます。
この資格を取得することで、Javaのスキルや知識を保有することをある程度証明できるため、ITやWeb系企業への転職・就職に活用することができます。
また、学習意欲の高さや努力できるということもアピールできるでしょう。
3-3.実用的なプログラミングスキルが身に付く
プログラミング業界で働く時、Javaのスキルが活かせる場面はたくさんあります。
仮に設計に携わらなくても、IT業界で働くのにJavaの知識があって困ることはありません。
3-4.資格手当や報奨金をもらえる可能性がある
Javaプログラミング能力認定試験に出される問題は実践的なものが多く、多くのIT・Web系企業で評価されています。
そのため一部の企業では、高いレベルのJavaプログラミング能力認定試験に合格した人に対し資格手当を用意しているところがあります。
資格合格が年収に直結するため、モチベーションにも繋がるでしょう。
4.javaプログラミング能力認定試験の勉強法
ここでは、javaプログラミング能力認定試験の勉強法を3つご紹介していきます。
javaプログラミング能力認定試験は独学で合格している人もめずらしくないため、それぞれのレベルに合わせたスタートで勉強を進めましょう。
4-1.参考書で勉強する
Javaについて基礎から学びたい方は、まず参考書や教科書を丁寧に読み込んで知識を頭に入れましょう。
最初はわからない所も多いと思いますが、1周目はとにかく一通り目を通してみましょう。
その後も何度か読み返す中である程度知識が身に付いているはずです。
おすすめ参考書
4-2.過去問で勉強する
Javaプログラミング能力認定試験の過去問は、いずれの級も市販されています。
過去問に何度か触れ、本番の試験形式をリアルに体験することで、本番の時間配分も具体的にイメージすることが大切です。
過去問を解くことで苦手な部分に気づくことができます。
できるだけ早めに過去問は解いておきましょう。
4-3.Webサイトで勉強する
参考書ではわかりにくい場合や、勉強する時間が上手く確保出来ない場合は、Webサイトを使って勉強する方法をおすすめします。
Webサイトであれば時間と場所を選ばずに学習できるので、少しの時間だけ勉強したい、電車の中で勉強したい等、自由に学習時間を確保することができます。
関連記事:未経験から独学でITエンジニアになるには何を勉強すればいい?
5.おすすめのjavaプログラミング能力認定試験のテキスト・過去問・問題集
さらに、おすすめのjavaプログラミング能力認定試験のテキスト・過去問・問題集を級ごとに分けてご紹介していきます。
独学で勉強することを考えている方は必見です。
5-1.おすすめ参考書
ここでは、おすすめの参考書について解説していきます。自分のレベルにあった参考書を選ぶようにしましょう。
やさしいJava 第7版 |
プロになるJava 仕事で必要なプログラミングの知識がゼロから身につく最高の指南書 |
わかりやすいJava オブジェクト指向編 |
【おすすめポイント】 ・わかりやすい解説 ・豊富なサンプルプログラム |
【おすすめポイント】 |
【おすすめポイント】 |
Javaの基礎からしっかりと理解できる書籍です。 |
Javaを使ってプログラミングをする方法を丁寧に解説している本です。 |
Java言語の基本を学習した人に向けて、Javaのオブジェクト指向を詳しく解説した本です。
|
5-2.おすすめ問題集
問題集は、Java プログラミング能力認定試験の主催である株式会社サーティファイから出版されているものを使いましょう。
過去6回分の試験内容が解答・解説と共に収録されているため、おすすめです。
3級過去問題集 |
2級過去問題集 |
1級過去問題集 |
6.javaプログラミング能力認定試験の試験日程・会場・申込方法
javaプログラミング能力認定試験を受験しようと考えている方に向けて、実際に申し込む際に必要な情報をまとめました。
6-1.2023年度の試験日程・会場
javaプログラミング能力認定試験は、年度によって開催日程が異なります。
参考までに、2023年度の試験日程と会場をまとめましたので、参考にしてみてください。
実施回 |
試験日程 |
級 |
申込期間 |
試験時間 |
会場 |
第60回 |
2023年 |
3級 |
2023年1月30日~ 2023年6月11日 |
10:00~12:00の間の60分 |
リモートWebテスト |
2級 |
13:00~15:00の間の90分 |
||||
1級 |
2023年1月30日~ 2023年5月28日 |
9:40~12:30 |
札幌、東京(23区内)、名古屋、大阪、福岡 |
||
第61回 |
2023年 9月10日(日) |
3級 |
2023年6月19日~ 2023年9月3日 |
10:00~12:00の間の60分 |
リモートWebテスト |
第62回 |
2024年 |
3級 |
2023年9月11日~ 2024年1月21日 |
10:00~12:00の間の60分 |
リモートWebテスト |
6-2.申込方法・支払方法
試験申し込みは、株式会社サーティファイのサイトから行えます。
申し込みはこちらから:Javaプログラミング能力試験申込サイト
支払方法には、以下の方法があります。
支払い方法
- ・クレジットカード決済
- ・銀行振込(手数料がかかります)
- ・コンビニ振り込み
受験申込時に表示される決済センターで、支払方法が選択できます。
詳しくは、サーティファイ公式ホームページを参照ください。
6-3.受験票の受け取り方法
受験票は、試験日の1週間前までにメールで送信されます。
資格受付ONLINEのマイページにログインし、受験票の記載内容と試験時間を確認しましょう。
万が一、1週間前までに受験票の案内が届かない場合は、サーティファイ認定試験事務局まで連絡してください。
※WEBテストを受ける場合は、試験日前日までに「リモートWebテスト 受験までの流れ」を確認しましょう。
6-4.結果の確認方法
試験後1か月を目処に、試験結果がメールで届きます。
メールが届いたら資格受付ONLINEのマイページにログインし、試験結果を確認しましょう。
ここで合格した方には、オープンバッジとデジタル認定証が発行されます。
もし同じ試験をもう一度受験したい場合は、前回の試験の合否結果を受け取ってから申し込むようにしましょう。
7. javaプログラミング能力認定試験以外のおすすめ資格
ここでは、javaプログラミング能力認定試験以外のおすすめ資格をご紹介していきます。
もし他の資格の取得を考えている場合は、こちらを参考にしてください!
7-1.C言語プログラミング能力認定試験
C言語プログラミング能力認定試験は、Javaプログラミング能力認定試験と同様、サーティファイ情報処理能力認定委員会が主催する資格試験です。
C言語はJavaと並び広く利用されるプログラム言語のため、JavaとあわせてC言語の資格も持っておけば、さらに有能ななエンジニア・プログラマとして評価されるはずです。
7-2.Oracle認定Javaプログラマ(旧SCJ-P)
Javaの開発元であるOracle社が開催している資格です。
3つの段階に分かれており、簡単なものから順にBronze→Silver→Goldとなっています。
Oracle認定は受験料も高額で躊躇しがちですが、Javaの開発元による公式ベンダー資格であり、加えて就職活動でも有効性の高い資格です。
もしJavaを使った開発エンジニアを目指したい場合は、「Java Silver」の取得を目標にするといいでしょう。
7-3.基本情報技術者試験
基本情報技術者試験とは、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が主催するIT系国家試験です。
ITに関する知識を幅広く問われることから、IT業界を目指すならば絶対に取っておきたい資格のひとつになります。
IT業界であればどの職種でも使える資格のため、転職の際にも有利です。
もし基本情報技術者試験の内容が難しいと感じる方には、ひとつ下の難易度であるITパスポート試験をおすすめします。
また、もっと難しい試験に挑みたい方には、ひとつ上の難易度である応用情報技術者試験がおすすめです。
8.まとめ
javaプログラミング能力認定試験のメリットは以下の通りです。
資格を取るメリット
- ・Javaの基礎知識を習得することができる
- ・就職・転職に役立つ
- ・実用的なプログラミングスキルが身に付く
- ・資格手当や報奨金をもらえる可能性がある
一度試験に合格すれば、その後の可能性を広げる事が出来ます。
受験を悩んでいる人はぜひチャレンジしてみてください。
javaプログラミング能力認定試験以外のおすすめ資格は以下の通りです。
おすすめ資格
- ・C言語プログラミング能力認定試験
- ・Oracle認定Javaプログラマ(旧SCJ-P)
- ・Android 技術者認定試験
javaプログラミング能力認定試験だけでなく、類似・関連する資格も取りながら、スキルアップを図りましょう。
このようなことで
悩まれています。
簡単30秒
まずは気軽にWebで無料相談
こんにちは!
はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役