Java Silverの難易度・勉強時間は?効率の良い勉強法を解説|Oracle認定Java
Java Silver を受験したいけど、難易度はどのくらいだろう…
どのくらいの難易度なのかわからない…
✓Java Silverの難易度
- ・プログラミング初心者:約80〜100時間
- ・Javaを理解している方:約20〜30時間
- ・Javaの実務経験者:約20〜30時間
初心者の方がJava Silverに合格するのは少し難しいですが、資格を取得していると転職・就職できる求人数も増えてきます。
本記事では、未経験の方でも合格できる、効率の良い勉強方法を紹介していきます。
それでは解説します。
関連記事:【資格17選】ITエンジニアにおすすめの最強資格!初心者向けに徹底解説
目次
1.Java Silverの難易度と勉強時間を解説
まずはJava Silverの試験概要について確認していきましょう。
1-1.Java Silverについて
Java SilverはJavaアプリケーション開発に必要なプログラミング知識を問う資格試験です。
比較的初心者向けの試験であることから、WEB系エンジニアを始めとしたJavaを扱うエンジニア職種全般に人気の高い資格になります。
試験概要 |
詳細 |
試験名 |
Java Silver(Java SE 11 Programmer I) |
試験時間 |
180分 |
合格率(%) |
63.0% |
出題数 |
80問 |
出題形式 |
選択問題 |
受験方式 |
CBT方式(コンピュータでの受験) |
受験費 |
37,730円(税込) |
受験場所 |
全国のテストセンター |
開催時期 |
通年 |
URL |
2023年5月現在、行われているJava SilverはJava SE 11 Programmer Iのみになります。
SE8やSE7は古いバージョンの試験になるため、間違って古い参考書や問題集を購入しないように注意しましょう。
1-2.Java Silverの難易度
Java Silverはしっかりと試験勉強を行えば、プログラミング未経験の方でも取得することができる難易度の試験です。
Java Silver取得までにかかる目安の時間をレベル別に紹介していきます。
●プログラミング初心者
他の言語の勉強もしたことがなく、プログラミングの勉強が今回初めての方の勉強時間を紹介します。
プログラミング初心者の方の場合は、勉強時間の目安は計80時間〜100時間ほどです。
Javaの基礎から理解し、試験の合格まで持っていくためには、基礎・応用の勉強と試験対策を行う必要があるため、勉強時間をしっかり確保していきましょう。
●Javaを理解している方
Javaを使った開発の実務経験はないものの、ある程度Javaプログラミングについて理解している方、もしくは他の言語で開発経験のある方の勉強時間をご紹介します。
Javaを理解している方の勉強時間の目安は、計20時間〜30時間ほどです。
理解度には個人差があるため、自信のない方は40〜50時間程確保するといいでしょう。
自分ができていないところの復習や、試験対策を重点的に行うようにしましょう。
●Javaの実務経験者
Javaを使った開発の実務経験がある方は、経験年数にもよりますが計20時間〜30時間ほど勉強時間を確保できれば問題ないでしょう。
実務で大体のことは把握できているので、試験対策を中心に行い、分からないところがある場合には復習を行いましょう。
2.Java資格の難易度比較
ここでは、Javaが関わる資格試験の難易度を合格率や目安の勉強時間を目安に紹介していきます。
Java Silverが他の資格と比べ、どの程度の難易度なのかを見ていきましょう!
資格名 |
合格率 |
目安の勉強時間 |
Javaプログラミング能力認定試験 3級 |
約65% |
約70時間 |
Javaプログラミング能力認定試験 2級 |
約65% |
約100時間 |
Javaプログラミング能力認定試験 1級 |
約65% |
約110時間 |
Java Bronze |
非公開 |
約40~50時間 |
Java Silver |
非公開 |
約80~100時間 |
Java Gold |
非公開 |
約150時間 |
Androidアプリケーション技術者認定試験 ベーシック |
約40% |
約60~120時間 |
一般的に、Javaプログラミング能力認定試験よりもOracle認定Javaプログラマ試験の方が難易度が高いと感じる方が多いようです。
また、Androidアプリケーション技術者認定試験の難易度はJava Goldと同等と言われています。
次は4つのJava資格について細かく見ていきましょう。
2-1.Oracle認定Javaプログラマ
出典:公式サイト
Oracle認定Javaプログラマは、Javaの開発元であるOracle社が開催している資格です。
3つの段階に分かれており、簡単なものから順にBronze→Silver→Goldとなっています。
それぞれの難易度は以下の通りです。
勉強時間の目安 |
合格率 |
|
Bronze |
約40~50時間 |
非公開 |
Silver |
約80~100時間 |
非公開 |
Gold |
約150時間 |
非公開 |
※GoldはSilverを取得後に受験可能になります。
※SilverはBronzeを取得していなくても受験可能です。
Java GoldはJavaの資格試験の中では最も難易度の高い試験のひとつです。
もしJavaの知識が身についてきた場合は、挑戦してみるといいでしょう。
2-2.Javaプログラム能力認定試験
Javaプログラム能力認定試験とは、サーティファイ情報処理能力認定委員会が提供する、Javaの能力を証明する民間資格です。
3級は比較的初心者向けのため、Javaを使った資格を取りたい場合はおすすめです。
3級と2級はWEB試験になりますが、1級は実技試験になります。
3級と2級に比べて難易度も上がるため、注意が必要です。
勉強時間の目安 |
合格率 |
|
3級 |
約70時間 |
59.4%(2021年度平均) |
2級 |
約100時間 |
59.4%(2021年度平均) |
1級 |
約110時間 |
59.4%(2021年度平均) |
2-3.Android技術者認定試験
Android技術者認定試験とは、Androidアプリケーション開発に必要なスキルや知識を測定するための民間資格です。
直接的にJavaのスキルを証明する資格ではありませんが、Javaの知識・スキルがなければ合格できない試験です。
難易度としてはJava Goldと同程度なので、比較的難易度の高い試験と言えるでしょう。
勉強時間の目安 |
合格率 |
|
ベーシック |
約60~200時間 |
44.6% |
出典:平均点と合格率を一挙公開 | Authorized Certification of Engineer for Android
3.Java Silverを取得するメリット
いくつかあるJava資格の中でも特にJava Silverはおすすめです。その理由を説明していきます。
3-1.Javaの開発元による公式ベンダー資格
Java Silverは、Javaの開発元であるOracle社が開催している資格であり、IT業界での知名度、信頼度も高いです。
そして、Java Silver取得の最大のメリットは、Javaプログラマーとして信頼されることです。
Javaアプリケーション開発案件において、即戦力となる人材であると認識され、ITやWeb業界に転職する際にも、Java Silverの取得はプラスになります。
3-2.就職や転職の際にも有効的な資格
Javaの経験があったとしても、Javaの知識がどのくらいあるのかは、他人からはわかりません。
またJava Silverの資格試験では、Javaで開発を行う上で必須となる文法とルールが出題されます。
そのため、Java Silverを取得しているとJavaのプログラミングの知識があることの証明になり、採用企業に評価してもらいやすくなります。
3-3.未経験におすすめである
Oracle認定JavaプログラマのJava SE11には、Silverの前にBronzeがプログラミング初心者向けにあります。
しかし、Java Bronzeの知識だけではシステム開発は難しいことから、取得していても転職や就職で有利に働くことは滅多にありません。
ですので、Java資格の受験を考えている方は、知名度、信頼度がともに高く、しっかりと勉強を行えば取得できるJava Silverをおすすめします。
関連記事:未経験のITエンジニアに必要な資格は?【元エンジニアが解説】
4.Java Silverの勉強方法
ここでは、Java Silverを受験する上でおすすめの本と勉強サイトを紹介していきます。
Java Silverを受験する人の多くが同じ勉強方法で勉強しています。
自分の理解度に合った難易度の勉強方法を選ぶようにしましょう。
4-1.Java Silverのおすすめ書籍
Java Silverの参考書や問題集は、多くの受験者に人気の書籍がありますのでそちらを紹介していきます。
●スッキリわかるJava入門 第3版
プログラミング初心者やJava初心者の疑問をわかりやすく説明しつつ、Javaの基礎から解説している書籍です。
プログラミングに関する知識がない方は、まずこの本を読みJavaの基礎知識を頭に入れましょう。
初心者向けではありますが、問題集などを併用することで十分合格に近づけます。
プログラミング初心者の方はぜひ候補に入れてみてください。
●Javaプログラマ Silver SE11
通称「紫本」と呼ばれる、Java Silverの参考書として鉄板の書籍の1つです。
「スッキリわかるJava入門」に比べると書いてある内容は難しいですが、Java Silverの出題傾向に特化しているため、多くの人が参考書として使用しています。
本書ではサンプルコードを動かしながら勉強ができるため、Java Silver合格のためにもおすすめの一冊です。
●徹底攻略Java SE 11 Silver問題集
通称「黒本」と呼ばれる、Java Silverの問題集として鉄板の書籍の1つです。
「この一冊を何度も繰り返し解けば、確実に合格できる」と言われるほど、Java Silverの試験に特化した問題集です。
Java Silverの問題の多くが、黒本に載っている内容から出題されています。
この一冊と参考書さえあれば問題はないでしょう。
本書には模擬試験が2回分ついているため、ある程度理解が進んだら実際に模擬試験を解いてみるといいでしょう。
●Javaプログラマ Silver SE11 スピードマスター問題集
通称「白本」と呼ばれる、こちらもJava Silverの問題集として鉄板の書籍の1つです。
黒本の問題だけでは不安が残るという方は、こちらも利用するといいでしょう。
基本的な問題から細かい知識まで載っているため、実践にも役に立つ知識が身に着けられます。
関連記事:エンジニアにおすすめの本を厳選!初心者におすすめの本から順に紹介
4-2.Java Silverのおすすめ勉強サイト
Java Silverの勉強におすすめの勉強サイトをご紹介します。
●Udemy
動画買い切りのオンライン学習プラットフォームです。
書籍を読んで、理解しにくかったところを説明している動画を視聴するとよいでしょう。
Javaに関する講座は沢山あるため、概要やお試し学習をした上で、自分がわかりやすいと思う動画を購入してみましょう。
Java Silverを勉強する際は書籍中心で勉強し、分からない場合は勉強サイトを利用して試験勉強を進めていくことをおすすめします。
Java Silverの勉強方法や勉強におすすめの参考書・サイトを詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
【→関連記事:Java Silverの勉強方法や勉強サイト・問題集】
5.Java Silverを取得して応募できる求人
当社で募集している求人をご紹介します。
Javaを勉強した場合、どのような企業に入社できるのかを参考にしてください。
◆開発エンジニア
職種 |
Webエンジニア |
仕事内容 |
入社後は3ヶ月間の研修から始めていただきます。 【研修内容】 1. 業務の基本的な流れを知る 2. HTML5、CSS3、JavaScript 基礎 3. プログラミング基礎 4. Webアプリケーション基礎 5. SQL基礎 6. 情報セキュリティ基礎 7. ユニットテストフレームワーク基礎 8. バージョン管理基礎 9. コーディング作法 10. 課題制作 【仕事内容】 フィンテックを使った個人間送金や、医療機関・法人・自治体が一体となった大規模なヘルステックの仕組みなど、大手企業が推進する先端事業の構築に携わり、アーキテクチャの提案から開発、インフラ構築、システム保守運用などを一貫して担っています。 |
雇用形態 |
正社員(試用期間3か月) ※試用期間中の給与・待遇に差異はありません |
給与・年収 |
◆年収 370~420万円 ◆昇給 年1回(4月) ◆賞与 年 2 回(7 月・12 月) ※昨年度4.7カ月分支給 |
勤務時間 |
9:00~17:30(実働7時間30分、休憩1時間) |
勤務場所 |
東京都 ※ほとんどの社員がリモート勤務 入社1年間は出社となります。 |
休日・休暇 |
年間休日125日以上 ◆完全週休 2 日制(土日) ◆土日祝休み ◆年末年始休暇 ◆有給休暇 ◆慶弔休暇 ◆結婚休暇 ◆忌引き ◆介護・育児休暇(男性の取得実績あり) |
福利厚生 |
◆通勤手当 ◆家族手当 ◆住宅手当 ◆健康保険 ◆厚生年金保険 ◆雇用保険 ◆労災保険 ◆厚生年金基金 <各手当・制度補足> 通勤手当:全額支給 ※会社規定に基づく 家族手当:一律 5 千円/月 住宅手当:1万円/月(家賃、住宅ローン有の方) 社会保険:補足事項なし 厚生年金基金:補足事項なし <教育制度・資格補助補足> ■資格取得合格祝い金(受験費用も支給)
<その他補足> ■レジャー・保養所 ■映画館・遊園地等のチケット購入補助 ■旅行宿泊補助金制度 ■在宅勤務制度あり |
選考の流れ |
書類選考 ↓ 適性検査 ↓ 面接:2回 |
6.まとめ
Java Silverの難易度や取得するメリットについて説明していきました。
Java Silverの難易度はJavaの理解度によって変わってくるので確認しておきましょう。
Java Silverの難易度
- ・プログラミング初心者:約80〜100時間
- ・Javaを理解している方:約20〜30時間
- ・Javaの実務経験者:約20〜30時間
また、Java Silverはさまざまなエンジニア職種で活躍する資格です。
Java Silverのおすすめポイントはこちらになります。
Java Silverはおすすめ!
- ・Javaの開発元による公式ベンダー資格
- ・就職や転職の際にも有効的な資格
- ・未経験でも取得しやすい
- ・世界で通用する
特にJavaを使って仕事をしようと考えている方は、Java Silverを取得すると就職・転職の際のアピールポイントになります。
しっかり勉強すれば、未経験からでも問題なく取得できる資格です。
計画的に勉強を続けて、試験合格を目指しましょう!
このようなことで
悩まれています。
簡単30秒
まずは気軽にWebで無料相談
こんにちは!
はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役