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システムエンジニア(SE)の転職・就職におすすめの資格TOP10

システムエンジニア(SE)の転職・就職におすすめの資格TOP10

システムエンジニア(SE)に転職・就職するために必要な資格が知りたい…

資格なしでもシステムエンジニア(SE)になれる…?

✓本記事の流れ

  • ・システムエンジニア(SE)への転職・就職におすすめの資格TOP10
  • ・システムエンジニア(SE)の就活・転職に資格は必要?
  • ・システムエンジニア(SE)に転職・就職する有利な方法をご紹介!

本記事では他にも、システムエンジニアになるために資格以上に必要とされているスキルや資格勉強法についてもご紹介しております。

資格なしからシステムエンジニア(SE)に転職・就職する際に、役立つ情報を多く解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

→参考記事:システムエンジニア(SE)とは何か?【図解】仕事内容・資格・年収をわかりやすく簡単に解説

目次

1.システムエンジニア(SE)への転職・就職におすすめの資格TOP10!

IT業界未経験の人でシステムエンジニア(SE)に興味を持っている人は、「少しでも有利な状況で転職活動を進めたい」と考えている場合も多いでしょう。

この章では、システムエンジニア(SE)への転職・就職において、事前に取得しておくと有利になる資格をランキング形式でご紹介します。

なお、このランキングは以下の3つのポイントに基づいています。

資格ランキングのポイント

  • ・システムエンジニア(SE)としての基礎的なスキルの証明ができる資格であること
  • ・就職・転職市場における需要が高い資格であること
  • ・取得に必要な費用や時間が比較的少ない資格であること

それでは、システムエンジニアのおすすめ資格TOP10を見ていきましょう!

1-1.【第1位】基本情報技術者試験

試験概要

詳細

試験時間

科目A:90分

科目B:100分

合格率

25%

目安の勉強時間(難易度)

初学者 200時間

出題数

科目A:60問

科目B:20問

出題形式

科目A:多肢選択式(四肢択一)

科目B:多肢選択式

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

7,500円(税込)

受験場所

全国(試験会場)

開催時期

通年

URL

公式ページ


基本情報技術者試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が認定している国家資格で、すべてのIT系資格のなかで最も受験者数の多い資格です。

あらゆるITエンジニア職にとって登竜門的位置づけにある資格ですが、合格率は例年20%代となっており、そこまで高くはありません。

ITに関する基礎的な知識が幅広く問われるので、取得することでIT業界での転職・就職市場において一定の評価を受けやすくなります。

システムエンジニアへの転職・就職を目指すのであれば最初に取得しておきたい資格です。

1-2.【第2位】応用情報技術者試験

試験概要

詳細

試験時間

午前(9:30~12:00):150分

午後(13:00~15:30):150分

合格率(%)

25%

目安の勉強時間(難易度)

初学者 500時間

出題数

午前:80問

午後:11問

出題形式

午前:多肢選択式(四肢択一)

午後:記述式

受験方式

会場での筆記試験

受験費

7,500円(税込)

受験場所

全国(試験会場)

開催時期

4月、10月

URL

公式ページ


応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験よりひとつ上の難易度の国家資格です。

問題は多肢選択式だけでなく記述式も含まれているため、基本情報技術者試験よりも合格率はシビアになります。

応用情報技術者試験では、ITの知識以外にも経営やマネジメントに関する知識も問われます。

そのため、応用情報技術者試験の資格を活用すればプロジェクトマネージャーをはじめとするリーダー職に就くなど、キャリアアップを狙いやすくなるでしょう。

1-3.【第3位】データベーススペシャリスト

試験概要

詳細

試験時間

午前Ⅰ:9:30~10:20(50分)

午前Ⅱ:10:50~11:30(40分)

午後Ⅰ:12:30~14:00(90分)

午後Ⅱ:14:30~16:30(120分)

合格率(%)

15%前後

合格ライン

60点以上(100点満点)

目安の勉強時間

実務経験者:200時間

実務経験なし:250時間

出題数

午前Ⅰ:30問

午前Ⅱ:25問

午後Ⅰ:3問

午後Ⅱ:2問

出題形式

午前Ⅰ:多肢選択式(四肢択一)

午前Ⅱ:多肢選択式(四肢択一)

午後Ⅰ:記述式

午後Ⅱ:論述式

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

7,500円(税込)

受験場所

全国主要都市

開催時期

10月

URL

公式ページ


データベーススペシャリスト試験は上級者向けの国家資格で、難易度は応用情報技術者試験よりさらに上がります。

データベースの基礎理論から設計・構築・保守・運用・分析・管理など、データベースに関するあらゆる専門的な知識が問われます。

データベーススペシャリストの資格を取得することで、データベースについて深い知識のあるエンジニアであると客観的に証明できるようになります。

システムエンジニアは業務でデータベースに触れる場合も頻繁にあるため、実務で大いに役立つ資格です。

1-4.【第4位】AWS認定ソリューションアーキテクト

試験概要

詳細

試験時間

90分

合格率(%)

非公開

合格ライン

720点以上(1000点満点中)

受験資格

18歳以上

目安勉強時間

3ヶ月間~

出題数

65問

出題形式

単一/複数選択

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

16,500円(税込)ドル計算のため費用は上下する

受験場所

全国のテストセンター

開催時期

通年

URL

公式ページ


AWS認定ソリューションアーキテクトは、Amazonが提供する世界1のユーザー数を誇るクラウドサービス「AWS」の知識・スキルを認定する資格です。

AWS認定ソリューションアーキテクトを取得することで、クラウドやネットワークについての知識・スキル保持の証明になります。

特に最近はクラウドの需要が増えていることから開発現場でもクラウドの知識が求められるようになってきたため、システムエンジニアとしての市場価値を上げるためにもおすすめの資格です。

1-5.【第5位】情報セキュリティマネジメント試験

試験概要

詳細

試験時間

120分

合格率(%)

50%~60%

合格ライン

正答率60%以上

目安勉強時間

200時間程度

出題数

科目A:60問

科目B:60問

出題形式

科目A:多肢選択式(四肢択一)

科目B:多肢選択式

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

7,500円(税込)

受験場所

全国

開催時期

4月、10月

URL

公式ページ


情報セキュリティマネジメント試験はIPAが認定している国家資格で、その名のとおり、情報セキュリティに関する内容が問われます。

サイバー攻撃の方法や情報セキュリティの脆弱性・機密性、不正アクセスへの対処法などの知識が出題内容に含まれます。

合格率は50〜60%と比較的高く、取得しやすいため、保守・運用業務を担当するシステムエンジニアは積極的に取得しておくとよいでしょう。

1-6.【第6位】システムアーキテクト

試験概要

詳細

試験時間

午前Ⅰ(9:30~10:20):50分

午前Ⅱ(10:50~11:30):40分

午後Ⅰ(12:30~14:00):90分

午後Ⅱ(14:30~16:30):120分

合格率(%)

13%~15%前後

合格ライン

60点以上(100点満点)

受験資格

なし

目安の勉強時間

120時間~200時間程度

出題数

午前Ⅰ:30問

午前Ⅱ:25問

午後Ⅰ:4問

午後Ⅱ:3問

出題形式

午前Ⅰ:多肢選択式(四肢択一)

午前Ⅱ:多肢選択式(四肢択一)

 

午後Ⅰ:記述式

午後Ⅱ:記述式

受験方式

筆記試験

受験費

7,500円(税込)

受験場所

全国主都市

開催時期

4月

URL

公式ページ


システムアーキテクトはシステムエンジニアの上流工程の知識・スキルが問われる国家資格です。

情報システムや組込みシステムの要件定義・設計・開発の高度な知識・スキルが問われるため、取得すると高いスキルを持っている証明になります。

転職時にアピールできる資格のため、経験豊富なシステムエンジニアは取得を目指してみてもよいでしょう。

1-7.【第7位】Java Sliver(Oracle認定Javaプログラマ)

試験概要

詳細

試験時間

180分

合格率(%)

63.00%

目安の勉強時間

80時間〜100時間程度

出題数

80問

出題形式

選択問題

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

37,730円(税込)

受験場所

全国のテストセンター

開催時期

通年

URL

公式ページ


Java Sliver(Oracle認定Javaプログラマ)は日本オラクル社が認定している資格のひとつで、プログラミング言語の1種であるJavaの知識やスキルを問うものです。

Javaは多くの現場で使用されている汎用性の高いプログラミング言語のため、システムエンジニアとして仕事をしていくうえで持っておいて損のない言語です。

【→関連記事:Java Silverの難易度・勉強時間は?効率の良い勉強法を解説

1-8.【第8位】ITサービスマネージャー

試験概要

詳細

試験時間

午前Ⅰ(9:30~10:20):50分

午前Ⅱ(10:50~11:30):40分

午後Ⅰ(12:30~14:00):90分

午後Ⅱ(14:30~16:30):120分

合格率(%)

15%前後

合格ライン

60点以上(100点満点)

受験資格

なし

目安の勉強時間

130時間~180時間

出題数

午前Ⅰ:30問

午前Ⅱ:25問

午後Ⅰ:3問

午後Ⅱ:2問

出題形式

午前Ⅰ:多肢選択式(四肢択一)

午前Ⅱ:多肢選択式(四肢択一)

午後Ⅰ:記述式

午後Ⅱ:記述式

受験方式

筆記試験

受験費

7,500円(税込)

受験場所

全国主都市

開催時期

4月

URL

公式ページ


ITサービスマネージャーは、エンジニア系資格の中でも最高峰の難易度を誇る国家資格です。

クライアントのITニーズを適切に捉えた上で、高品質のITシステムを提供できる能力が問われます。

毎年13〜14%ほどの合格率であり、その数字から難易度の高さがうかがえます。

ITサービスマネージャーの資格を取得することで、IT・経営・マネジメント・法務・システム戦略など幅広い専門的な知識を有することの証明になります。

そのため、高待遇の企業に転職したい場合に有利になる資格です。

1-9.【第9位】ITストラテジスト

試験概要

詳細

試験時間

午前Ⅰ(9:30~10:20):50分

午前Ⅱ(10:50~11:30):40分

午後Ⅰ(12:30~14:00):90分

午後Ⅱ(14:30~16:30):120分

合格率(%)

15%前後

合格ライン

60点以上(100点満点)

受験資格

なし

目安の勉強時間

150時間~200時間程度

出題数

午前Ⅰ:30問

午前Ⅱ:25問

午後Ⅰ:4問

午後Ⅱ:3問

出題形式

午前Ⅰ:多肢選択式(四肢択一)

午前Ⅱ:多肢選択式(四肢択一)

午後Ⅰ:記述式

午後Ⅱ:記述式

受験方式

筆記試験

受験費

7,500円(税込)

受験場所

全国主都市

開催時期

4月

URL

公式ページ


ITストラテジストは情報処理の知識・スキルを問う資格で、IPAが認定している国家資格のなかでももっとも難易度の高いレベル4に位置づけられています。

ITストラテジスト取得のメリットは、IT業界では難易度の高さが認知されているため、転職・就職市場でエンジニアとしての実力を評価されやすい点にあります。

また、資格を取得することでシステム開発以外にもコンサルティングの一定のスキルを持っていることの証明になるため、上位の役職に就きやすくなるなどキャリアパスの選択肢を広げられます。

1-10.【第10位】プロジェクトマネージャー試験

試験概要

詳細

試験時間

午前Ⅰ(9:30~10:20):50分

午前Ⅱ(10:50~11:30):40分

午後Ⅰ(12:30~14:00):90分

午後Ⅱ(14:30~16:30):120分

合格率(%)

14%前後

合格ライン

60点以上(100点満点)

受験資格

なし

目安の勉強時間

実務経験有:180時間程度

実務経験なし:220時間以上

出題数

午前Ⅰ:30問

午前Ⅱ:25問

午後Ⅰ:4問

午後Ⅱ:3問

出題形式

午前Ⅰ:多肢選択式(四肢択一)

午前Ⅱ:多肢選択式(四肢択一)

午後Ⅰ:記述式

午後Ⅱ:記述式

受験方式

筆記試験

受験費

7,500円(税込)

受験場所

全国主都市

開催時期

10月

URL

公式ページ


プロジェクトマネージャー試験もIPAが認定している国家資格で、プロジェクトを管理・統括する人材をターゲットにしています。

合格率は15%と難しいため、プロジェクトマネージャー試験に合格することでマネジメントに関する高度な知識・スキル・適性を有していることが証明できます。

また、マネジメントスキルを磨くと、昇進や転職での年収アップにつながる場合もあります。

上の年収を目指したいエンジニアにおすすめの資格です。

2.システムエンジニア(SE)になるための資格対策おすすめ勉強法

いざ資格勉強を始めようとしても、どこから勉強していいかイメージがつきにくい方もいらっしゃることでしょう。

ここでは、システムエンジニアになるための資格対策の具体的な勉強法を以下に3つ紹介していきます。

SEの資格対策おすすめ勉強法

  • ・本で勉強する
  • ・eラーニングや通信講座で勉強する
  • ・スクールを利用する

それぞれの勉強法のメリットやデメリットについて詳しく見ていきましょう。

2-1.本で勉強する

システムエンジニアになるための資格勉強法の1つ目は、本を読むことです。

具体的には、自分が取得したい資格試験の過去問や参考書を何周も読み込むやり方がおすすめです。

過去問や参考書の選び方のポイントは、自分の現在の知識レベルより少し上のランクのものを選ぶようにしましょう。

自分のレベルより遥かに上や逆に簡単すぎる本を選んでしまうと、勉強が途中で挫折してしまったり、新しい知識が吸収できたりしないので注意しましょう。

【→関連記事:ITエンジニアにおすすめの勉強本やキャリア本

2-2.eラーニングや通信講座で勉強する

資格勉強法の2つ目は、eラーニングや通信講座で勉強することです。

eラーニングや通信講座を活用するメリットは、用意されている学習コースを自分のペースで進められる点です。

以下がシステムエンジニアの資格対策のためのおすすめのeラーニングになります。

スタディングは、さまざまな業界の資格講座をオンラインで受講できます。

IT系の資格ではITパスポート・基本情報技術者試験・応用情報技術者試験・ITストラテジストの4つの国家資格が対応しています。

一方、TORAINACATEはベンダー資格にも対応しているeラーニングサイトです。

ベンダー資格は国家資格と比較してより実務向けなので、即戦力の人材になりたい場合はTORAINACATEのトレーニングを受講してみましょう。

2-3.スクールを利用する

システムエンジニアになるための資格勉強法の3つ目は、スクールを利用することです。

スクールを利用するメリットは、専門の講師が学習をサポートしてくれるので挫折しにくい点です。

そのため、独学が苦手な人には特におすすめできる資格勉強法です。

一方、デメリットはスクールによっては費用が多少高額になる傾向がある点が挙げられます。

次に、おすすめ資格対策スクールをご紹介します。

中には無料で受講できるコースもあるので、スクールの利用を考えている方は是非チェックしてみてください!

スクール名

概要

エンジニアカレッジ

通学型とオンライン型が選べるスクールで、専門のアドバイザーからITに関する業務知識を幅広く学べるほか、面接対策やビジネスマナー研修を受講することもできます。

ネットビジョンアカデミー

未経験から最短2ヶ月でエンジニアに就職できるコースが完全無料で用意されています。資格習得のサポートも充実していて、CCNAの合格率は99%を誇っています。

 
【→関連記事:プログラミングスクールおすすめ30選!元エンジニアが各社を徹底比較【2023年10月】

また、システムエンジニアになるために必要な勉強や独学での勉強方法について、詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

【→関連記事:システムエンジニアに必要な勉強や独学での勉強方法

3.システムエンジニア(SE)の転職・就活にそもそも資格は必要?

結論から言うとシステムエンジニアの転職・就活に資格取得は必須ではありません。

ですが、資格を持っていることで転職や就活時の選考が有利になることがあります。

転職・就職に資格は役立つ

  • ・スキルが証明できる
  • ・他の応募者との差別化
  • ・スキルアップの促進
  • ・資格が必須の場合もある

では、それぞれの理由を詳しく見ていきましょう。

3-1.スキルが証明できる

システムエンジニアに資格取得をおすすめする理由の1つ目は、客観的にスキルが証明できるからです。

資格を取得すると、システムエンジニアとして必要なスキルセットを身に付けていることを証明することができます。

そのため、企業の採用担当者に対してもアピールしやすく、選考が有利になる傾向があります。

口頭で「こういうスキルを持っている」と説明するより、資格を取得した方が説得力が出るためおすすめです。

【→関連記事:システムエンジニアに必要なスキルやスキルアップ方法

3-2.他の応募者との差別化

資格を取得すると、他の求職者と差別化できるため選考が有利になることがあります。

IT業界の就活・転職市場では、それまでの業務経験からほとんどの人が似たような知識やスキルを持っています。

そのため、ここで資格を取得しておくことで他の求職者と差別化を図ることができるのです。

資格を取得できれば、企業側によりシステムエンジニアとしての熱意をアピールしやすくなり、印象を残すことができるようになります。

3-3.スキルアップの促進

資格を取得すればシステムエンジニアとしてのスキルアップに繋がるため、おすすめです。

試験に合格して資格の認定を受けるためには、まとまった勉強の時間を確保して一定の努力をすることが必要です。

この勉強の過程で、新しいIT知識やスキルを身につけることができます。

資格勉強で得た知識はシステムエンジニアの実際の仕事でも活用することができるため、資格を取得することでより優秀なシステムエンジニアになることができるでしょう。

3-4.資格が必須の場合もある

システムエンジニアの求人の中には、資格の取得を必須としている企業もあります。

資格を必須としている企業は経験者相当の知識を求めているため、資格がなかったり入社してから勉強しようという姿勢ではまず入社できません。

希望する企業に資格が必要な場合は、スケジュールを決めてしっかりと勉強して行きましょう!

4.資格なしでもシステムエンジニア(SE)に転職・就職できるのか?

結論から言うと、資格なしのまったくの未経験からでもシステムエンジニアに転職・就職することは可能です。

資格無しでもSEになれる理由

  • ・IT業界は人手不足で未経験者の採用が増えている
  • ・未経験者向けの教育プログラムが充実してきている
  • ・コミュニケーション能力が重要視されている

では、それぞれの理由を詳しく説明していきましょう。

4-1.IT業界は人手不足で未経験者の採用が増えている

上の画像のグラフは、情報処理推進機構(IPA)が発表したDX白書2023から引用したものです。

現在、日本企業の約8割を超える企業が「IT人材が不足している」と回答しています。

2021年度と比較して「大幅に不足している」と回答している企業が増えていることからも、現在進行系で需要が高まり続け、供給が追いついていない状況だということがわかります。

そのため、エンジニア未経験でもポテンシャルを重視して採用を行う企業が増えており、IT企業への熱意が高ければ資格を持っていなくても入社できるケースが増えているのです。

【→関連記事:ITエンジニアの人材不足について2023年最新データで解説

4-2.未経験者向けの教育プログラムが充実してきた

多くのIT企業では、未経験入社のエンジニア向けに2週間から1・2ヶ月単位の期間を設けて研修を実施しています。

また、中には研修期間で基礎的な資格取得のサポートを施す企業もあります。

慢性的なIT人材不足から、「システムエンジニアの素質がある人を自社で育てる」という方針で採用を行っている企業も多いため、現在ではそこまで資格を重視する必要がないという企業もあります。

ですが、資格を持っていると企業にわかりやすい形でシステムエンジニアの素質があることをアピールできるため、持っておいても損はないでしょう。

【→関連記事:未経験からシステムエンジニアになるための必要なスキルや転職方法

4-3.プログラミング以外のスキルも重要視されている

プログラミング以外のスキルも重要視されてきている点も、資格なしの未経験者がシステムエンジニアに転職・就職しやすくなっている理由の1つです。

とくにコミュニケーション能力はシステムエンジニアにとって重要なスキルです。

システムエンジニアはチームで案件を進めることがほとんどで、メンバー間の情報共有や意思疎通が仕事の成功において大切になります。

そのため、優れたコミュニケーション能力を持っていれば、資格なしの未経験でも企業は積極的に採用の判断を下すのです。

【→関連記事:システムエンジニアに必要なスキルやスキルアップ方法

5.システムエンジニア(SE)に転職・就職する方法

ここでは、資格なしの状態からシステムエンジニア(SE)に転職・就職する具体的な方法を紹介していきます。

システムエンジニアの転職・就職を進める方法は主に以下の3つです。

SEに転職・就職する方法

  • ・IT特化型転職エージェントに相談する
  • ・転職サイトを使う
  • ・転職支援付きスクールを利用する

では、それぞれの方法を深掘りしていきます。

5-1.IT特化型転職エージェントに相談する

資格なしの状態からシステムエンジニアに転職するには、まずIT業界特化型の転職エージェントを利用することをおすすめします。

転職エージェントは、転職をしたい方の転職に関わる様々なサポートを行うサービスです。


IT業界特化型の転職エージェントを利用するメリットは以下の通りです。

  • ・キャリアアドバイザー全員がIT業界を熟知している
  • ・無料相談の段階で転職を成功させるための情報を教えてくれる
  • ・年収や勤務地など、希望条件にマッチしたおすすめ求人を紹介してくれる
  • ・エントリーシートや職務経歴書の添削、面接対策を行ってくれる
  • ・年収交渉や入社日の調整、入社後のサポートまで行ってくれる


IT特化型転職エージェントを利用することで、転職に関する相談から入社後までのサポートを全て無料で受けることが可能です。

未経験から資格なしでシステムエンジニアとしてIT業界で働きたい方や、次のキャリアステップを考えている方は、IT業界特化型の転職エージェントで一緒に転職活動をスタートさせましょう!

5-2.転職サイトを使う

資格なしの状態からシステムエンジニアに転職するには、転職サイトも利用すると効率よく就職・転職を進められます。

利用する際は複数の転職サイトに登録するようにしましょう。

転職サイトによって取引している企業が異なるため、大手のサイトを2〜3個併用すると、さまざまな求人が比較できます。

特におすすめの転職サイトは以下のとおりです。

転職サイト名

公開求人数

doda

195,000件以上

マイナビ転職

13,000件以上

リクナビNEXT

80,000件以上

type

約2,500件

エン転職

約5,000件

※2023年5月調べ

複数の転職サイトを利用しながら転職エージェントも活用するとより効率的にシステムエンジニアへの転職活動ができるのでおすすめです。

【→関連記事:IT・Webエンジニアおすすめ転職サイト27社ランキング!人気サイトを徹底比較

5-3.転職支援付きスクールを利用する

転職サポートのついているITスクールを利用することも、資格なしの状態からシステムエンジニアに転職するおすすめの手法です。

ITスクールの中には、卒業時に求人の紹介を受けられるなどの転職支援を利用できるところもあります。

カリキュラムによっては、システムエンジニアも含むITエンジニアの業務で必要なスキルを学べるほか、資格取得のサポートも受けられる場合があります。

このように、スクールはITの知識や資格の知識を効率良く学べたり、転職支援を受けられたりするのがメリットですが、高額な費用が発生する場合もある点を認識しておきましょう。

ユニゾンカレッジは、就職・転職サポートも同時に受けられる無料スクールです。

システムエンジニアになるための勉強のサポートもしておりますので、効率よく転職するために利用してみてはいかがでしょうか?

6.まとめ:未経験からの転職・就職なら資格は特におすすめ!

この記事では、システムエンジニアと資格についてさまざまな角度から解説してきました。

システムエンジニアの転職・就活に資格取得は必須ではありませんが、資格を取得することで有利に働く可能性があります。

資格を取ると転職・就活で有利になる理由は、以下の4つです。

資格がおすすめの理由

  • ・スキルが証明できる
  • ・他の応募者との差別化
  • ・スキルアップの促進
  • ・資格が必須の場合もある

未経験者でもIT系の資格を取得しておくことで、意欲や知識・スキルを企業側から評価されてシステムエンジニアに採用されやすくなる場合もあります。

また、資格なしでもシステムエンジニアに転職・就職する具体的方法としては以下の3つがあります。

資格無しで転職するには

  • ・IT特化型転職エージェントに相談する
  • ・転職サイトを使う
  • ・転職支援付きスクールを利用する

特にIT業界特化型の転職エージェントの利用がおすすめです。

転職エージェントを使えば、求人紹介、書類の添削、面接対策、入社後のフォローまでさまざまなサービスを受けられます。

資格を取る時間がない方でも効率よく就職・転職活動が行えるので、システムエンジニアを目指したい人には非常におすすめです。

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はじめに職歴をお聞かせください。

この記事の監修者

監修者画像

エンジニア

土肥 将司

大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役

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