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「社内SEはやめとけ」を徹底調査!社内SEのきついところを詳しく解説

IT業界
「社内SEはやめとけ」を徹底調査

社内SEってならない方がいいの…?

社内SEってそんなにきついのかな…

✓本記事の流れ

  • ・「社内SEはやめとけ」と言われる理由を調査!
  • ・きつさの裏側にあるやりがいや魅力を紹介
  • ・社内SEになって後悔しないためのポイントも解説

社内SEに興味があるけれど、「やめとけ」と聞いて諦めようとしていませんか?

本記事では社内SEがやめとけと言われてしまう原因を説明した上で、社内SEの良いところも掘り下げていきます。

社内SEの様々な側面を知り、じっくり自分のキャリアと向き合ってみてください!

1.なぜ社内SEはやめとけ・きついと言われるの?

社内SEは、自社で使うシステムの開発・設計・運用・管理が主な仕事です。

企業によっては、ITに関することすべてが守備範囲となります。

ほかのシステムエンジニアと比べて待遇が良いことが多く、転職を希望する人は増えています。

その一方で、社内SEは「やめとけ」「きつい」といわれることも多いです。

なぜ、そのような否定的な意見があるのでしょうか。

ここでは、社内SEがやめとけといわれる理由を5つ紹介します。

1-1.社内SEは楽だと思い込んでいる人が多いから

社内SEは楽だと思っていたけど、実際はきつくてやめとけば良かったという意見は多いです。

たしかに、社内SEについて調べると楽だという声を目にします。

社内SEの楽なところ

  • ・残業が少ない
  • ・外部からのプレッシャーがない
  • ・簡単な仕事が多い
  • ・暇なときがある

しかし、実際は社内SEがやるべきことは多岐にわたります。

社内SEの業務内容

  • ・IT戦略の企画・立案・実行
  • ・社内システムの開発
  • ・社内システムの運用・保守
  • ・インフラ・セキュリティの管理
  • ・システムのトラブル対応
  • ・外部ベンダーの管理・調整
  • ・問い合わせ対応

会社によっては「なんでも屋」として扱われ、雑務までやらされることがあります。

特に、社内SE1人しかいない会社ではすべての業務を自分でやらないといけないため、負担が大きくなるでしょう。

このように「楽だと思っていたのに、きつかった」というギャップは、社内SEはやめとけといわれる大きな要因となっています。

1-2.高い社内調整能力が必須

社内SEはプロジェクト全体のリーダー的存在として、システム開発を円滑に進める社内調整能力が必須です。

たとえば、以下のような場面で関係者とのやりとりが必要となります。

  • ・経営層へのシステム導入に関する説明・稟議
  • ・ユーザー部門とシステムの仕様・納期の調整
  • ・ユーザー部門へのヒアリング

関係者間の調整がうまくいかなければ、プロジェクトは難航してしまいます。

そのため、プロジェクトを円滑に回せる調整力がない人は、社内SEはやめとけば良かったと後悔しかねません。

特に、人づきあいが苦手な場合は社内SEの仕事がきついと感じるでしょう。

1-3.幅広い知識が求められる

幅広い知識が求められてきついことから、社内SEはやめとけというエンジニアもいます。

社内SEの仕事範囲は広いため、以下のようにさまざまな知識が必要です。

社内SEに求められる知識

  • ・システム開発
  • ・システム運用・保守
  • ・インフラ整備
  • ・セキュリティ対策
  • ・プロジェクトマネジメント
  • ・生産・販売管理・会計

これらのような技術的な知識はもちろん、マネジメントや企業活動の根幹を担う業務の知見・スキルも欠かせません。

さまざまな知識が必要とされるため、決して楽な仕事ではないことは知っておきましょう。

1-4.マルチタスクをこなさなければならない

社内SEはマルチタスクをこなさなければいけないことも、きついからやめとけといわれる理由にあげられます。

たとえば、以下のケースです。

  • ・トラブル対応と同時に新システムの導入
  • ・システム保守をしながらユーザーサポート
  • ・セキュリティ対応と同時に問い合わせ対応
  • ・複数のプロジェクトを同時に進める

特に、規模が小さい企業は社内SEの人数が少ないため、1人あたりの業務量は多くなります。

複数の業務を同時にこなせなければ仕事が追いつかないため、マルチタスクが苦手な人は苦労するでしょう。

1-5.専門スキルがあまり身につかない

社内SEは管理業務がメインで、専門スキルを身につけづらいからやめとけといわれることもよくあります。

一般的なシステムエンジニアはシステム開発・設計が主な仕事なため、専門的なスキルを身につけることが可能です。

一方、社内SEさまざまな業務をこなす必要があり、プログラミングを極めたり新しい技術を習得する機会はほとんどありません。

専門的なスキルが身につかないため、エンジニアとしての評価が得にくいのは社内SEのデメリットといえます。

「やめとけ」と言われない社内SEになるためには、企業選びが大切です。

多くの企業を見るためには、IT専門の転職エージェントの利用を検討してみてください。

求人サイトには載っていない優良企業の求人を多く持っているので、企業を比較したい方におすすめのサービスです。

2.「新卒、未経験が社内SE」はもっとやめとけ!?

なかには、新卒や未経験から社内SEになるのはやめとけといわれて、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

なぜやめとけといわれるのか、それぞれ理由を見ていきましょう。

2-1.未経験で社内SEはやめとけと言われる理由

未経験で社内SEはやめとけといわれる理由は、求人が少ないことです。

求人に「未経験からでも転職可能」「未経験歓迎」と書かれていることはあります。

しかし、この「未経験」は「社内SE未経験可」という意味であり、エンジニア未経験やIT未経験のことではないケースがほとんどです。

仮にIT未経験でもOKとなっていても、ブラック企業で雑務ばかりやらされることもよくあります。

IT業界が完全に未経験の場合は、優良企業の社内SEになるのは難易度が高いでしょう。

ただし、IT業界は人手不足なため、マネジメントやリーダー経験がある人は採用されることがあります。

未経験から社内SEになる方法や必要な知識・スキルが気になる方は、以下の記事を参考にしてください。

未経験でも社内SEになれるってホント?転職成功のコツを徹底解説!

2024.09.04

2-2.新卒で社内SEはやめとけと言われる理由

新卒に社内SEは厳しい理由

  • ・専門知識が身につかない
  • ・雑務をやらされることが多い
  • ・社内SEからの転職はむずかしい

社内SEの仕事はシステム管理や問い合わせ対応がメインなため、専門的なスキルを身につけるチャンスが少ないです。

なかには、Excelの使い方やパソコンの設定を教えてほしいなどの雑務を頼まれることもあります。

エンジニアに必要なスキルが身につかず、社内SE以外への転職はむずかしくなるため、やめとけといわれることが多いです。

とはいえ、新卒で社内SEに就職するメリットもたくさんあります。

新卒で社内SEになる方法やメリットなどが気になる方は、以下の記事をご覧ください。

新卒で社内SEになる方法は?「やめとけ」と言われる理由も解説

2024.09.04

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3.きついと言われる社内SEのやりがいや魅力は?

社内SEはやめとけといわれる一方で、やりがいや魅力もある仕事です。

ここでは、社内SEとして働くメリットを見ていきましょう。

3-1.残業が少ない

社内SEは残業が少ない傾向にあります。

大手転職サイトDodaによると、社内SEの平均残業時間は21.5時間で、ほかのエンジニアと比べて少ないことがわかります。

【エンジニアの残業比較】

  • ・社内SE:21.5時間
  • ・Webエンジニア:24.9時間
  • ・ネットワークエンジニア:22.9時間
  • ・アプリケーションエンジニア:22.1時間

引用:doda-平均残業時間ランキング【94職種別】

 

社内SEの残業が少ない理由

  • ・開発スケジュールを無理なく組める
  • ・急な仕様変更や差し戻しがない
  • ・大規模システムの場合は外部に発注することが多い

上記の理由により、社内SEはエンジニアの中でもワークライフバランスが取りやすくなっています。

プライベートも重視したい人にとっては、働きやすい環境が整っているといえるでしょう。

3-2.社員からの反応が直に伝わってきやすい

自社を相手にするため、システム利用者の反応をダイレクトに感じられるのも社内SEの魅力です。

ほかのエンジニアはクライアントのシステムを開発したり、客先に常駐して働くため、システム利用者の反応を感じにくいです。

しかし、社内SEの場合は自社の社員が使うシステムを扱うため、「便利になった、ありがとう」などダイレクトに伝えてもらえます。

システムをつくる側として、システム利用者から感謝の言葉をいってもらえるのは大きなやりがいになるのではないでしょうか。

3-3.上流工程に携わりやすい

社内SEは上流工程にたずさわることが多いため、要件定義や設計の経験を積めるのがメリットです。

ほかのエンジニアの場合、プログラミングやテストなどの下流工程しか担当できないことがよくあります。

しかし、社内SEならシステムの企画段階からたずさわれることもあり、スキルアップが可能です。

上流工程の経験はキャリアアップに必要なため、将来の昇格や転職に役立つでしょう。

4.社内SEに向いている人の特徴3選!

社内SEは、ほかのエンジニアとは異なる適性が求められます。

ただ、自分に向いている仕事なのかどうかがわからない人もいるのではないでしょうか。

ここでは、社内SEに向いている人の特徴を3つ紹介します。

転職を後悔しないためにも、しっかり確認しておきましょう。

4-1.コミュニケーション能力が高い

社内SEは、高いコミュニケーション能力が求められます。

なぜなら、業務をこなすうえで、役職・年齢などの立場が異なる人たちと関わることが多いからです。以下のような業務が例として挙げられます。

  • IT戦略に関する経営層との打ち合わせ
  • ・外部ベンダーとの調整・管理
  • ・他部署との打ち合わせ

さまざまな立場の人とコミュニケーションを取るのが好きな人は、社内SEとして高いパフォーマンスを発揮できるでしょう。

反対に、人間関係を構築するのが苦手な人にとっては、社内SEの仕事はきついと感じるかもしれません。

4-2.IT関連のことに興味がある

ITに興味がある人は、社内SEとして活躍しやすいです。

社内SEが扱うサーバーやネットワーク、セキュリティなどといった技術は常に進化しています。

社内SEはより使いやすいシステムを開発するにあたって、最新の情報を参考にしながら要件定義や仕様を決めていかなければいけません。

そのため、新しいIT知識や技術に興味を持って、積極的に学び続けられる人は社内SEに向いています。

4-3.マルチタスクが得意な人

社内SE複数のプロジェクトや業務を並行して進めていくため、マルチタスクが得意な人が向いています。

たとえば、以下のようなスキルがある人が望ましいです。

  • ・業務に優先順位をつけて進められる
  • ・時間管理ができる
  • ・物事の切り替えが早い

マルチタスクができる人は業務を円滑に進められるため、社内SEとして力を発揮できるでしょう。

一方で、1つずつ集中して仕事をこなしたい人は、社内SEはやめといた方が良いかもしれません。

5.社内SEは需要・将来性が高い

社内SEの将来性は高く、今後も高い需要が続いていくと予想されます。その理由は以下の通りです。

社内SEが求められ続ける理由

  • ・DX・内製化で自社内で開発する企業が増えている
  • ・リモートワーク増でIT環境の整備が必要
  • ・IT人材は人手不足

社内SE社内のDXを牽引する役割として、重要性が増しています

また、近年はリモートワークの普及により、ネットワークやセキュリティ管理の必要性が高まりました。

各企業でIT環境を整備する必要があるため、社内SEを採用する企業は増加しています。

さらに、IT業界は慢性的な人手不足であることから、ITに詳しい社内SEの需要が高い状況です。

※DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタル技術を活用して企業の競争力を高める取り組みのこと。

6.社内SEはやめとけば良かったとならないためには

社内SEはやめとけかどうかは、その人や入る会社によって異なります。

では、あなたが社内SEになったことを後悔しないためには、どうすれば良いのでしょうか。

ここでは、転職で失敗しないために重要なポイントを5つ紹介します。

6-1.自己分析をしてキャリアビジョンを明確化する

社内SEはやめとけば良かったとならないために重要なことは、自己分析をしてキャリアビジョンを明確にすることです。

転職前の自己分析を怠ると、以下のようなミスマッチが起きやすくなります。

  • ・社内SEの仕事にやりがいを感じない
  • ・求められるスキルと自分の能力にギャップを感じてつらい
  • ・目指すキャリアに必要なスキルを身につけられなかった

自己分析をおこないキャリアビジョンが明確になれば、今やるべきことや身につけるべきスキルが見えてきます。

転職の軸が定まることで自分に合った職種・企業を選べるようになるため、後悔のない転職ができるでしょう。

6-2.業界・企業研究を綿密におこなう

社内SEの仕事内容・待遇・残業は働く業界や企業によって大きく異なるため、事前の調査が必須です。

業界・企業研究を入念におこなわなければ、「社内SEという職種は合っていたのに、企業選びで失敗した」と後悔することもあります。

転職を成功させるためには、どの業界・企業が自分のやりたいことや希望にマッチしているのかをしっかり調べるようにしましょう。

業界・企業研究におすすめの方法

  • ・書籍・新聞・ニュースを活用する
  • ・転職サイトが発信する情報を確認する
  • ・企業のホームページをチェックする
  • ・口コミサイトで調べる
  • ・転職エージェントに相談する

業界・企業研究を通じてそれぞれの特徴を知ることで、より広い視野から転職先選びができるようになります。

社内SEはやめとけば良かったと後悔しないためにも、使えるツールは最大限に活用していきましょう。

6-3.スキルを磨いて資格をとる

社内SEとして活躍していくためには、資格を取るなどしてスキルを磨き続けることが大切です。

社内SEはシステム開発だけでなく、ITインフラやセキュリティなどの知識・スキルも求められます。

会社によっては1人ですべての業務をこなさなければいけないため、幅広い知識がなければ苦労するでしょう。

社内SEにおすすめの資格は、以下のとおりです。

おすすめの資格

概要

応用技術者試験

IT戦略の立案やシステム企画・要件定義ができるようになる

情報セキュリティマネジメント試験

組織・企業の情報を外部の攻撃から守るための基本スキルを習得できる

ITストラテジスト試験

IT戦略の立案・実行に必要な知識・スキルを習得できる

プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトの計画・実行・管理などに必要な知識を得られる

CCNA

ネットワークの構築・管理に必要な知識・スキルを身につけられる


資格を取ることで社内SEとしてできる仕事が増えるため、成長や楽しさを感じられるようになります。

また、企業によっては資格手当をもらえたり年収アップにもつながるので、取っておいて損はないでしょう。

6-4.マネジメント力をあげる

社内SEをやめとけば良かったと後悔しないためには、マネジメント力も大事な要素です。

社内SEプロジェクトを引っ張る立場であるため、以下のような場面でマネジメント力が要求されます。

マネジメント力が必要なシーン

  • ・IT関連の予算管理
  • ・人材・コストの確保・運用
  • ・開発スケジュールの管理
  • ・外部ベンダー企業の管理
  • ・関係者間の調整

マネジメント力を高めるためには、日ごろから以下の点を意識して業務に取り組むことが大切です。

  • ・経営者に近い視点で仕事をみる
  • ・問題解決能力を高める
  • ・コミュニケーション能力を磨く

マネジメント力はすぐに身につくものではなく、日々の積み重ねで鍛えられていくものです。

自分に足りないものを考えながら、少しずつマネジメント力を磨いていきましょう。

6-5.転職エージェントを活用する

転職エージェントを活用することも、社内SEはやめとけば良かったとならないために大事なポイントです。

一口に社内SEといってもさまざまな業務があり、企業によってやることは異なります。

後悔のない転職にするためには、自分に合った企業選びをしなければいけません。

その点、転職エージェントを活用すれば、自分に合った企業選びができるようになります。

理由は以下のとおりです。

  • ・業界の動向に詳しい
  • ・企業の内部情報を把握している
  • ・アドバイザーから客観的なアドバイスをもらえる
  • ・キャリアの相談ができる
  • ・豊富な求人がある

また、会社ごとに面接対策をサポートしてくれるので、1人でやるよりも質の高い準備ができます。

ユニゾンキャリアは、ITエンジニア専門の転職・就職エージェントです。

エンジニア業界に精通したスタッフが1人ひとり丁寧にカウンセリングするため、あなたに合った求人を紹介することが可能です。

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7.まとめ:「社内SEはやめとけ」なんてことは無い!

本記事では、社内SEはやめとけをテーマに解説しました。

あらためて結論をお伝えすると、すべての社内SEがやめとけということはありません。

社内SEには、以下のようなやりがいや魅力がたくさんあります。

社内SEの良いところ

  • ・残業が少ない
  • ・社員からの反応が直に伝わってきやすい
  • ・上流工程にたずさわりやすい

一方で、きついことも多くやめとけといわれていることは事実です。

社内SEの大変なところ

  • ・社内SEは楽だと思い込んでいる人が多い
  • ・高い社内調整能力が必須
  • ・幅広い知識が求められる
  • ・マルチタスクをこなさなければならない
  • ・専門スキルがあまり身につかない

社内SEへの転職で後悔しないためには、仕事内容をしっかり把握したうえで自分の適性や希望に合った企業を選ぶ必要があります。

ただ、転職に慣れていない場合、自己分析や業界・企業研究を1人でやるのはむずかしいでしょう。

そんなときはぜひ、ユニゾンキャリアへご相談ください。

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この記事の監修者

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エンジニア

土肥 将司

大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役

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