SESの案件ガチャ(現場ガチャ)は実在する!回避するためのアクションプラン徹底解説|SES
本音で向き合う「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- ・SESでいわれる案件ガチャって?
- ・案件ガチャの回避方法を知りたい!
- ・良い案件がなさそうなんだけど…。
エンジニア界隈でよく噂されている案件ガチャ。
「本当にあるの?だったり、外れを引いてしんどいです。」なんてご相談を多々いただきます。
そんな案件ガチャをどう捉えるべきなのか?元ITエンジニアが徹底分析してきました。
本記事では案件ガチャでお悩みの方を対象に、なぜSESは案件ガチャといわれているのか、その理由から対策まで具体的なアクションプランをご提案します。
SESが分からないという方はこちらを事前にチェック⇒【図解】SES(システムエンジニアリングサービス)とは?プロが教える7つのポイント
目次
1.SES案件ガチャは実在する!その理由とは?
SESの仕事ではよく案件ガチャという言葉が飛び交っています。初めて、目にした方はどういうこと?と思ってしまいますよね。
まず、この「案件ガチャ」というのは何か?どうしてそういうことが発生するのか?という疑問から紐解いていきます。
1-1.案件ガチャとは?
SESの仕事は、案件ごとに客先に常駐する形式です。
そのため、常駐先の企業の「合う」「合わない」や自身がやりたい仕事の内容ではないということが起こります。
この仕事の当たりはずれをエンジニア界隈では「案件ガチャ」と呼んでいます。
実のところ、案件ガチャの当たり外れは非常に曖昧で、人によって評価が分かれるのも事実です。 話をすごく単純に語ってしまうと、食べ物に好き嫌いがあるのと同じです。 |
当たり前ですが、こういった巷の意見は参考にはならないので、自身のキャリアプラン上で当たりはずれを判断するぐらいでちょうどいいかもしれません。
1-2.SESの案件ガチャが生まれる要因
では、なぜSESでは案件ガチャという言葉がよく使われるようになったのか?
その答えは、「案件の内容に様々なケースがあり、自身で選択できないこと」にあります。
エンジニアの仕事といっても無数にありますし、扱う言語もいくつもあります。開発なのか、運用なのかといった部分でも分かれてきます。企業によって扱うシステムも多種多様です。 |
このような「変数」がたくさんあり、エンジニアをやっていく上では避けては通れません。
自身でフリーランスなどをしている場合は、自分で仕事を選ぶことができるでしょう。
また、ある分野に強みを持っている開発会社なら、扱う案件はある程度、方向性が決まっています。
しかし、SESの場合、開発からインフラ、テスター、ヘルプデスクなど様々な業務も引き受けるので案件のバリエーションがどうしても多くなってしまいます。
人材派遣型のサービスモデルなのもあいまって「案件×企業=ガチャ数」という状態になっているのです。
このような背景からSESでは案件ガチャに関する話がよく挙がる理由になっています。
企業の当たりはずれ、案件の当たりはずれの2つの要素でガチャ要素が強くなる。
2.案件ガチャを受け入れ対策せよ!
SESの仕事形態上、案件ガチャが起こってしまうことは仕方のないことです。
ここに対して文句をいっていても何も始まりません。
重要なのは「案件ガチャをどうやったらこちら側である程度コントロールできるか考えること」ではないでしょうか?
もちろん、案件ガチャのすべてをコントロールするのは難しいのは事実です。
ですが、自分から何をしたいのかを発信したり、案件がある程度絞られる会社に入社するための行動はできるという話です。
例えるなら、休みの日に出かけようと思っていたのに雨が降ってしまった時、天気に「クソ!」と文句いうのではなく、雨でも出かけられる場所を探しましょう。ということです。 |
案件ガチャ自体をコントロールするのではなく、自分自身でできる対策に全集中するほうがエンジニアとしてのキャリアアップは早くなります。
もし、案件ガチャでお困りの方は、弊社ユニゾンキャリアへお気軽にお問い合わせください。
ご相談から内定まで完全無料で利用できます。
3.案件ガチャの回避方法5選
案件ガチャをどうやったらある程度、回避できるようにしてきたのかを私の体験をベースに5つ紹介します。
「入社前にできる対策」と「職場でできる対策」があるので、状況に応じて使い分けてください。
3-1.入社前にできる対策
成長ができる案件を持っている企業を選ぶというのは就職・転職問わず共通です。
入社前にできる対策としては以下の2つがあります。
チェックポイント
- 企業情報を徹底的に調べる
- 面接の逆質問で仕事内容を確認する
1つ目の企業情報を調べる際に、着眼すべき点は「取引先の情報」です。
これはシンプルな話、取引先を確認しておけば案件の内容がおおよそで想像が付きます。
取引先が良いほど、案件の振れ幅が小さくなり、ガチャ要素を抑えることが可能になります。
2つ目の逆質問では「仕事内容を問うこと」で確認することです。
もちろん未経験の場合は、最初はできる業務が限られているので、企業が提案してくれる案件をこなさなくてはいけません。
しかし、成長したら案件にある程度融通が利くかかどうかは確認をしておいて損はありません。
また、ここでの仕事内容が異なるようであればブラック企業であるということはほぼ確定です。
後々のアクションを起こす判断軸になるので、事前に確認しておいて損はありません。
入社前の対策が最もこちらでコントロールしやすい。
3-2.職場でできる対策
もう実際に企業に入社している人がやるべきことは、とにかく自分の情報を発信することです。
具体的には以下のような内容です。
チェックポイント
- 希望の発信(キャリアビジョンを明示)
- 現状の報告(勉強をどのくらいしているのか)
- 希望案件の依頼(次回の案件希望の妥当性)
入社時、現状、将来の3つの軸で自分の意思を伝えるようにしましょう。
多くのエンジニアは自分の意思を伝えないまま、しんどい、辛いといってしまっているケースが多いです。
具体的には
- 将来的に○○ができるエンジニアになりたいから○○を勉強したいと思っています。
- すでに○○の資格を取りました。そろそろどうでしょうか?
- ここまで○○についての経験を積んできたので次は○○の案件にチャレンジしたいです。
仕事をするうえで、自身のアピールは非常に重要です。社内の営業もエンジニアのやる気に呼応して案件を取ってきてくれたりします。
そういった観点から、やる気や努力は隠さないほうが自身のキャリアにとって有益です。
社内で自身で発信するのは必要なこと!むしろ、やらないほうが損をする。
4.環境を変えるべき3つのケース
内部でここまでやってダメなら環境を変えるしかありません。ここもまたあなたの行動がカギになります。
これから紹介する企業に在籍する場合は、早急に転職活動に踏み出す決断が必要なケースです。
4-1.研修制度が整っていない企業
研修制度が整っていない企業は「エンジニアを育てるつもりがない」といっても過言ではありません。
このような企業の場合は、簡単な仕事ばかりを回されて一向にスキルアップできないということもよくあります。
仮に、スキルの必要な高単価案件を企業が取っている場合は、エンジニアのスキルを高めるために研修制度を充実させるはずです。 |
つまり、案件の内容がスキルを上げなくてもこなせてしまうというのを暗に提示してしまっているのです。
だから、研修制度が整っていない企業は早急に転職をおすすめします。
4-2.営業力の弱い企業
なぜ営業力の弱い企業が環境を変えるべき企業なのか?
理由は簡単で、「営業力の弱い=あまり人気のない案件」の可能性が高いからです。
世の中は需要と供給のバランスでできています。
資金力のある大手の取引先は競争率が高くなるので案件の獲得は難しくなります。一方で、中小企業の案件は規模が小さく競争力が低くなるので営業力が弱くても獲得できます。 |
営業力が弱いということは、それだけで案件の差が大きくなり、スキルアップが難しい案件がたくさん回ってくるということです。
なので、ずっと同じところにいても状況は変わらず、時間の無駄になるので早めの転職がおすすめです。
4-3.ブラックな悪徳企業
悪徳企業は問答無用で転職すべきなのは語るまでもありません。
こういう企業は、人を人と思っていないので、面接時にいっていたことを実現することはなく、ただの社畜になるのみです。
特徴としては、エンジニアに関係のない仕事を派遣先としていたり、SES面談で経歴詐称を強要してきたりと様々です。
以下の記事では、ブラック企業のやばい派遣先の特徴を解説しています。
やばい企業の派遣先シリーズ
悪徳企業の場合は、ほとんどスキルがつくことはありません。「逃げて!」といいたくなるレベルで早急な転職を推奨します。
5.優良企業選びで爆速スキルアップを!
未経験からだとSESしか選択肢がほぼないので、どうしても案件ガチャを避けることはできません。
ですが、自身の努力次第では案件ガチャの当たりを引く確率を上げることができます。
優良企業というのは総じていえば、営業が強く、継続的に大手との取引があり、経営が安定しているということです。
裏を返せば、「SESでも優良企業には案件ガチャの当たりが多い」ということになります。
途中でもお話しましたが、「案件ガチャに対しては企業選びが最大の焦点」になるというのが見えてきたのではないでしょうか。
現在、案件ガチャに不満を感じながら放置してしている方に、最も伝えたいのは我慢して不平不満いっていても何もはじまらないということです。 |
まずは、対策を練って行動として一歩踏み出すことです。
弊社ユニゾンキャリアでは、そんな一歩目を踏み出すためのお手伝いをさせていただきます。
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こんにちは!
はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役