アプリケーションエンジニアはオワコン?将来性や現在の需要を解説|アプリケーションエンジニア
現在、アプリケーションエンジニアとして転職・就職を考えており、将来性あるのか知りたい…
✓本記事の結論
本記事では、アプリケーションエンジニアの現在の需要、将来性について詳しく解説しています。
また、アプリケーションエンジニアが目指せるキャリアパスついても解説していますので、今後の転職・就活にお役立てください。
関連記事:アプリケーションエンジニアとは?仕事内容や将来性、向いている人は?年収や必要なスキル・資格は?
目次
1.アプリケーションエンジニアの将来性
アプリケーションエンジニアとは、ITシステムにおける、アプリケーションの開発に携わるエンジニアのことをいいます。
プログラムの開発、システムの動作確認などシステム開発の一連の作業を担当します。
デジタル機能の発達により、アプリケーションエンジニアの需要はますます高まっています。
1-1.アプリケーションエンジニアの現在の需要
現在のアプリケーションエンジニアの需要は高くなっています。
アプリケーションエンジニアは、システムの設計から構築、運用など、幅広く携わるため、人材が不足しています。
どの業界でも積極的にITを取り入れる動きがみられ需要がなくなることはないでしょう。
✓大手求人サイトの求人数
求人サイト名 |
未経験求人数 |
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doda |
348件 |
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マイナビ転職 |
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1-2.アプリケーションエンジニアの将来性
アプリケーションエンジニアは将来性が高い仕事です。
現在もかなりの需要がありますが、今後も需要が高まるとされています。
出典:DX白書2021
DXとはデジタルトランスフォーメーションのことで、データとデジタル技術を活用して、製品やサービス、デジタルモデルを変革し、競争上の優位を獲得することです。
上記を見ると、どの業界でも約半数の企業がDXに取り組んでいることがわかります。
出典:IT人材供給に関する調査
この先、需要は伸びていくにもかかわらず、人材供給の伸びが思わしくない事が分かります。
2018年現在では、ITエンジニアは22万人が不足しており、2030年までには、30万人~79万人が不足になると予想されています。
出典:DX白書2021
8割もの企業がIT人材が不足しているというデータがでています。
以上の2つの資料からも分かるように、IT業界の人材不足が目立ちます。
今後の人口減少の観点からアプリ・システムを開発し人手不足を補う必要があり、様々な業界でIT化がさらに加速するでしょう。
これらのことから、アプリケーションエンジニアの需要は十分にあり、将来性も高いといえます。
関連記事:ITエンジニアの人材不足って嘘?本当?2023年最新のデータで解説!
2.アプリケーションエンジニアのキャリアパス
アプリケーションエンジニアと一概に言っても、具体的に働く想像がつかない人が多いと思います。
ここでは、アプリケーションエンジニアのキャリアパスを、6つ紹介します。
キャリアパス
- ・プロジェクトマネージャー、リーダー
- ・ITコンサルタント
- ・社内SE
- ・システムエンジニア
- ・フルスタックエンジニア
- ・フリーランス
2-1.プロジェクトマネージャー、リーダー
プロジェクトを円滑に進めるために、スケジュールや予算の管理や、開発チームのサポートなど幅広く業務を行います。
プロジェクトマネージャーはプロジェクトの責任者で、プロジェクトリーダーは、プロジェクトチームを分割したグループのトップのひとを指します。
両者とも、プロジェクトを円滑に進行させるための役職です。
2-2.ITコンサルタント
企業のIT戦略の査定、システムの見直し、新システム導入の提案など多岐にわたります。
クライアントからヒアリング・分析を行い、提案・マネジメントをするのが仕事です。
経営に関わるため、クライアントとのやり取りが重要になりコミュニケーション能力が必要になります。
2-3.社内SE
自社のシステム構築・運用保守に関わる業務や社内インフラの整備、社員からの問い合わせ対応等を担う仕事です。
自社内のシステムに関わる業務のみを行います。
2-4.システムエンジニア
クライアントの要求から、プログラムの仕様書やソフトウェアの設計書を作ります。
それから、開発、テストの一連の業務を行います。
また、開発プロジェクトや開発チームの管理も行います。
関連記事:システムエンジニア(SE)とは何か?【図解】仕事内容・資格・年収をわかりやすく簡単に解説
2-5.フルスタックエンジニア
フルスタックエンジニアはマルチエンジニアとも呼ばれ、企業のシステム開発や運用における複数のスキルを持ち、分野を問わず全ての分野をマルチでこなせる技術や知識を持っています。
様々な分野の仕事を請け負うことが可能であるため、企業からの注目も集まっています
2-6.フリーランス
自身で案件を獲得し、クライアントの要求に沿った業務を行います。
フリーランス向け案件サイトもあるので、その中から自分に合った案件を探すことができます。
関連記事:アプリケーションエンジニアのキャリアパス6選|仕事内容、将来性も解説
3.アプリケーションエンジニアの年収
アプリケーションエンジニアの年収は下記のようになっています。
調査方法:大手求人サイト(doda、indeed、求人ボックス、type)のデータを基に算出
各求人サイトの平均年収は約500万円となっています。
日本の平均年収は443万円です。(国税庁「民間給与実態統計調査(令和3年分)」)
比較するとアプリケーションエンジニアの年収は57万円ほど高いことが分かります。
高い平均年収の背景には、アプリケーションエンジニアの需要の高まりや慢性的なIT人材不足が挙げられます。
アプリケーションエンジニアの最大値の年収や年代別平均年収はこちらの記事を参考にしてください。
→アプリケーションエンジニアの年収とは?仕事内容や資格なども紹介!
4.アプリケーションエンジニアに求められるスキルと資格
アプリケーションエンジニアは3種類に分かれており、種類によって、求められるスキルやプログラミング言語が異なってきます。
種類
- ・スマホアプリケーションエンジニア
- ・Web系アプリケーションエンジニア
- ・業務系アプリケーションエンジニア
それでは、種類ごとに詳しく解説します。
関連記事:アプリケーションエンジニアに必要なスキルは?おすすめの資格も紹介
4-1.スマホアプリケーションエンジニアに必要なスキルと資格
スマホアプリケーションエンジニアは、その名の通りiPhone、Androidなどのスマートフォン用のアプリケーションを開発します。
代表的なアプリ例
- ・メモアプリ
- ・電卓アプリ
●必要スキル
iOSとAndroidで必要なプログラミング言語が変わってきます。
必要なスキル
- ・Swift(iOS)
- ・Android Java(Android)
- ・Kotlin(Android)
SwiftはiPhone用アプリケーション開発、JavaやKotlinはAndroid用アプリケーション開発に使用されています。
●おすすめ資格
おすすめ資格
Android技術者認定試験は、Androidのアプリ開発におけるスキルを認定する試験です。
「ベーシック」と「プロフェッショナル」にレベル分けがされているため、初めて受ける方はベーシックがおすすめといえます。
4-2.Web系アプリケーションエンジニアに必要なスキルと資格
Webアプリケーションとは、インターネットを通してブラウザ上で利用できるアプリケーションのことです。
代表的なアプリ例
- ・楽天市場
- ・Amazon
●必要なスキル
必要スキル
- ・Java
- ・C
- ・Python
- ・Ruby
- ・PHP
- ・JavaScript
それぞれの言語には特徴があり、開発環境に応じて使用する言語が異なります。
●おすすめ資格
必要な資格
- ・Java Sliver
- ・Ruby Silver
- ・C言語プログラミング能力認定試験
- ・PHP8技術者認定初級試験 ITSS レベル1
Web系アプリケーションエンジニアでよく使われるC言語やJava系の資格を取得することをおすすめします。
4-3.業務系アプリケーションエンジニアに必要なスキルと資格
業務系アプリケーションエンジニアは、企業の業務効率化などを目的とした開発を行います。
代表的なアプリ例
- ・生産管理システム
- ・勤怠管理システム
●必要なスキル
必要なスキル
- ・Java
- ・C言語
- ・Python
- ・Ruby
- ・COBLE
それぞれの言語には特徴があり、開発環境に応じて使用する言語が異なります。
●おすすめ資格
おすすめ資格
- ・Java Sliver
- ・Ruby Silver
- ・Javaプログラミング能力認定試験
- ・C言語プログラミング能力認定試験
業務系アプリケーションエンジニアがよく使うC言語やJava系の資格を取得することをおすすめします。
関連記事:アプリケーションエンジニア向け資格10選【2023年版】難易度や必要なスキルを詳しく解説
5.アプリケーションエンジニアになるには
知識のない人が、アプリケーションエンジニアになるのは難しいです。
もちろん未経験でもポテンシャル採用をしている企業もありますが、求人件数は多くはありません。
少しでも確率を上げるためには勉強することをおすすめします。
5-1.IT企業への具体的な転職方法
アプリケーションエンジニアを目指すなら以下の流れがおすすめです。
アプリケーションエンジニアになる手順
- ①プログラミング基礎を学習する
- ②ポートフォリオを作成する
- ③IT専門転職エージェントで情報収集をする
- ④大手転職サイトを利用する
「何から勉強したらいいか分からない」「転職に不安がある」という方は、勉強する前にIT専門のエージェントに相談して情報収集すると良いでしょう。
また、ポートフォリオは必須ではありませんが、作成しておくと内定率がかなり上がります。
確実に内定獲得を目指すのであれば取り組むことをおすすめします。
詳しい勉強方法や転職方法は下記の記事で紹介しています。
→【2023年版】アプリケーションエンジニアの勉強方法|おすすめ資格も解説
●IT専門の転職エージェントを利用
転職・就活エージェントは以下の2つに分かれています。
- ・総合型
- ・特化型
総合型は1つの職種だけでなく、全職種を紹介しています。
メリット・デメリットは以下となります。
総合型
- メリット:幅広い業界の求人を紹介してもらえる
- デメリット:業界ごとの深い知識がない
特化型
- メリット:業界の知識が深く、サポートが充実している
- デメリット:他業界の求人を紹介できない
転職・就活エージェントに相談すると無料で業界の情報収集をすることが出来ます。
- ・履歴書
- ・職務経歴書添削
- ・求人紹介
- ・IT業界の説明
IT業界に絞っているのであれば、ITを専門にしている特化型の転職エージェントに頼りましょう。
弊社ユニゾンキャリアでは、IT専門の転職支援サービスを行っています。
専任のアドバイザーがあなたの状況をヒアリング。キャリアプランの構築から最適な企業の内定までトータルでサポートいたします。
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●大手転職サイトを利用する
転職・就職エージェントと併用して、大手転職サイトの利用をおすすめします。
大手転職媒体には、転職・就職エージェントが持っていない求人が掲載されています。
企業の幅を広げるためにも、転職サイトと転職・就職エージェントの両方を上手に利用しましょう。
✓未経験アプリケーションエンジニアの求人数
求人サイト名 |
未経験求人数 |
URL |
doda |
348件 |
|
マイナビ転職 |
395件 |
|
リクナビネクスト |
469件 |
6.アプリケーションエンジニアの求人例
当社にあるアプリケーションエンジニアの求人例を一部ご紹介します。
6-1.未経験募集のスマホアプリケーションエンジニア求人例
項目 |
内容 |
職種 |
スマホアプリケーションエンジニア |
仕事内容 |
【研修内容】 |
雇用形態 |
正社員(試用期間3か月) |
給与・年収 |
【年収】300万円~600万円 |
勤務時間 |
フレックスタイム制 9:00~18:00(実働8時間、休憩60分) |
勤務場所 |
東京都 |
休日・休暇 |
◆完全週休二日制(土・日) |
福利厚生 |
◆社会保険完備 |
選考の流れ |
書類選考 |
6-2.未経験募集のWebアプリケーションエンジニア求人例
項目 |
内容 |
職種 |
Webアプリケーションエンジニア |
仕事内容 |
入社後は3ヶ月間の研修から始めていただきます。 |
雇用形態 |
正社員 |
給与・年収 |
◆年収 |
勤務時間 |
9:00~17:30(実働7時間30分、休憩1時間) |
勤務場所 |
東京都 |
休日・休暇 |
年間休日125日以上 |
福利厚生 |
◆通勤手当 |
選考の流れ |
書類選考 |
6-3.未経験募集の業務系アプリケーションエンジニア求人例
項目 |
内容 |
仕事内容 |
入社後は3ヶ月の研修から始めていただきます。 |
雇用形態 |
正社員(試用期間3か月) |
給与・年収 |
【年収】 |
勤務時間 |
9:00~18:00(実働8時間、休憩60分) |
勤務場所 |
東京都 |
休日・休暇 |
◆完全週休二日制(土・日) |
福利厚生 |
◆役職手当(チームリーダー:2万円/グループリーダー:5万円) |
選考の流れ |
書類選考 |
7.まとめ
本記事の内容を最後にまとめます。
✓アプリケーションエンジニアの現在の需要
求人サイト名 |
未経験求人数 |
URL |
doda |
348件 |
|
マイナビ転職 |
395件 |
|
リクナビネクスト |
469件 |
※2023年2月時点
未経験からのアプリケーションエンジニアの募集数は1212件ございます。
求人数の多さとIT人材が不足していることから分かるように、アプリケーションエンジニアの現在の需要は高いといえます。
アプリケーションエンジニアの将来性
将来の人口減少の観点から、アプリ・システム開発をすすめて人手不足を補う必要があるため、様々な業界でIT化が加速しており、アプリケーションエンジニアの将来性は高いといえます。
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はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役