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アプリケーションエンジニア向け資格10選【2023年版】難易度や必要なスキルを詳しく解説|アプリケーションエンジニア

アプリケーションエンジニアの資格

アプリケーションエンジニアの資格はどのようなものがあるの?

また、未経験は何の資格を取得するのがおすすめ?

✓本記事の結論

  • ・アプリケーションエンジニアは3種類に分かれていて、それぞれにおすすめの資格がある。
  • ・未経験に最もおすすめの資格は「Java Silver」である。
  • ・資格を取得すると、給与アップなどのメリットがある。

アプリケーションエンジニアは3つの種類があり、スマホ系、業務系、Web系で分かれています。目指す種類によって取得する資格は変わってきます。

また、アプリケーションエンジニアが転職・就職に役立つおすすめの資格も説明しています。

次の記事では、そもそもアプリケーションエンジニアとは何なのかや、仕事内容などを詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

アプリケーションエンジニアとは?仕事内容ややりがい、将来性は?

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1.アプリケーションエンジニアとは

そもそもアプリケーションエンジニアとは、アプリの開発を専門としているエンジニアのことを指します。

私たちが普段から利用しているスマホアプリの他に、企業の業務システムや、Webアプリなど、様々なアプリを開発しています。

1-1.アプリケーションエンジニアの仕事内容

アプリケーションエンジニアの仕事内容は大きく6つに分かれます。

アプリケーションエンジニアの仕事の工程

アプリケーションエンジニアの仕事の工程

アプリケーションエンジニアは、要件定義や基本設計などの上流工程から、実際のプログラミングやテストなどの下流工程まで、様々な仕事に携わります。

中でもアプリケーションエンジニアの仕事は、大きく分けて3つの職種に分かれています。

代表的なアプリ

  • ・スマホアプリ開発
  • ・業務系アプリ開発
  • ・Web系アプリ開発

以下では3つの種類をそれぞれ解説していきます。

1-2.スマホアプリ開発

普段皆さんが利用している、スマートフォンのアプリを開発する仕事になります。

近年大きく発展してきた開発であり、今後もより便利なスマホアプリが開発されていくと考えられています。

代表的なアプリ

  • ・メモアプリ
  • ・SNSアプリ
  • ・マップアプリ

また、端末ごとの機能を利用したアプリ開発など、幅広い開発業務に携わることができるでしょう。

1-3.業務系アプリ開発

業務の効率化を図るために、企業向けに開発されているのが業務系アプリです。

代表的なアプリ

  • ・勤怠管理
  • ・会計管理
  • ・生産管理アプリ、システム

業務系アプリ開発はクライアントが求めるものを開発することが多いため、クライアントごとのニーズをしっかり汲み取る必要があります。

1-4.Web系アプリ開発

Web系アプリ開発は、LINEといったSNSやGmailなどのアプリをインストールせずに使えるWeb系のアプリを開発する仕事です。

ブラウザ上で使えるWeb系アプリは、PCの容量を食うことが無いというメリットを持ち、多くの有名なサービスで活用されています。

2.アプリケーションエンジニアの資格一覧

前述したように、アプリケーションエンジニアには開発業務が3種類に分けられています。

それぞれ目指す開発業務によって、取得する資格が異なるので確認していきましょう。

スマホ開発の資格一覧

  • ・App Development with Swift
  • ・Android技術者認定試験

業務系開発の資格一覧

  • ・Java bronze
  • ・Java Sliver
  • ・Java Gold
  • ・Javaプログラミング能力認定試験
  • ・Ruby Sliver
  • ・Ruby Gold
  • ・C言語プログラミング能力認定試験
  • ・Python 3 エンジニア認定基礎試験

Web系開発の資格一覧

  • ・HTML5プロフェッショナル認定試験
  • ・Web クリエイター能力認定試験
  • ・PHP技術認定試験
  • ・Java bronze
  • ・Java Sliver
  • ・Java Gold
  • ・Javaプログラミング能力認定試験
  • ・Ruby Sliver
  • ・Ruby Gold
  • ・C言語プログラミング能力認定試験

その他役に立つ資格一覧

  • ・基本情報技術者試験
  • ・システムアーキテクト試験
  • ・プロジェクトマネージャ試験

2-1.スマホアプリケーションエンジニアの資格一覧

スマ―トフォンのアプリ開発は、iPhoneやAndroidに分かれています。

それぞれで資格を取得するアプリは変わってきます。

「iphone」「Android」の2つの資格を解説します。

Android技術者認定試験

スマートフォンのOSとして知られる、Androidを使う開発者のスキルを問う資格試験です。

ベーシックとプロフェッショナルにレベル分けがされているため、初めて受ける方はベーシックがおすすめといえます。

試験はCBT方式が採用されているため、自分の望むタイミングで試験を受けることができるでしょう。

今回は基礎であるベーシックの資格をご紹介します。

試験概要

項目

内容

試験時間

90分

合格率(%)

44.6%

目安の勉強時間(難易度)

初学者 50〜80時間

出題数

70問

出題形式

四肢択一

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

16,500円(税込)

受験場所

全国160ヶ所以上

開催時期

通年

URL

公式サイト


OSに関する知識がある程度あるならそこまで難易度が高いとは言えないでしょう。

想定勉強時間の目安は40〜60時間程度で、初学者でも十分合格できる可能性はあります。

App Development with Swift

App Development with Swiftは、Appleが提供する開発ツール(Swift、Xcode)の基礎知識を問う試験です。

Swiftを中心とした基本的な概念や、iOSアプリケーション開発に必須の知識を学ぶことができるでしょう。

Apple公認の資格ですが、日本語版の試験がなく受ける際は最低限問題を理解するだけの英語力も必要となります。

項目

内容

試験時間

50分

難易度(%)

非公開

出題数

45問

受験費

10,780円(税込)

開催時期

通年

URL

公式サイト


難易度はそこまで高いわけではなく、しっかり勉強をすれば受かる可能性は大いにあるでしょう。

初学者が合格するために必要な勉強時間は、30〜60時間程度といえます。

2-2.業務系アプリケーションエンジニアの資格一覧

業務系アプリ開発は主に企業を対象として、業務の効率化や管理面の改善ができるアプリケーションを開発します。

Javaを筆頭にプログラミング技術を問う資格が多くあるのでご紹介していきます。

Oracle認定Java認定資格

Oracle認定Java認定資格とは、日本オラクル社が認定を行っており、Javaの正しい知識やスキルを持っていることの証明ができます。

Oracle認定Java資格は、Bronze、Silver、Goldの3つのレベルに分かれています。

Oracle認定Javaプログラマ

Oracle認定Javaプログラマ

出典:Oracle University

民間企業の日本オラクルが認定している民間の資格ですが、IT業界では認知度が高いことが特徴です。

他のプログラマーとの差別化、キャリアアップにも活用が出来るため、取得するメリットが大きい資格と言えます。

Java bronze

Oracle社が実施しているJava SE認定資格の1つであり、最も難易度が低いのが「Java bronze」です。

Javaの基礎知識や基礎技術が問われる資格試験で、IT未経験者が取り組みやすい難易度設定となっています。

Javaに関する基本的な知識やスキルが身に付いているか確かめたい方におすすめでしょう。

試験概要

項目

内容

試験時間

65分

合格率(%)

60.0%

目安の勉強時間

40〜50時間

出題数

60問

出題形式

選択問題

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

13,300円(税込)

受験場所

全国のテストセンター、自宅or職場

開催時期

通年

URL

公式サイト


Java bronzeは、初学者であれば40〜50時間程度の勉強で合格できる可能性が高まるでしょう。

Java対する知識を持っている方なら、より少ない勉強時間で資格を取得できます。

Java Sliver

Java Sliverは、IT初級者を対象としたJavaプログラミングの技術と知識を精査する資格試験です。

Sliverレベルの技術を持っていれば、上級者の下で開発業務をこなせるので就職活動時にアピールできます。

私が一番最初に取得をおすすめする資格になります。

Bronzeを取得していなくても、受けることができ、少し難易度高めの資格を取得したいのであれば、おすすめです。

試験概要

項目

内容

試験時間

180分

合格率(%)

63.0%

目安の勉強時間

80〜100時間程度

出題数

80問

出題形式

選択問題

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

37,730円(税込)

受験場所

全国のテストセンター

開催時期

通年

URL

公式サイト

Java Gold

Oracle社が提供するJava SE資格の最高難易度となるJava Goldは、自分の力だけで開発業務を行えるレベルのエンジニアが対象です。

Java Sliverに合格していることが前提条件であり、Sliverよりも深い知識や細かい技術を問う問題が多く出題されます。

取得できれば、一定以上の実力があるJavaプログラマーであるとアピールできるため、給与アップや転職時に役立ちます。

試験概要

項目

内容

試験時間

180分

合格率(%)

63.0%

受験資格

Java Sliverを取得している

目安の勉強時間

150時間程度

出題数

80問

出題形式

選択問題

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

37,730円(税込)

受験場所

全国のテストセンター

開催時期

通年

URL

公式サイト

Javaプログラミング能力認定試験

Javaプログラミング能力認定試験は1級〜3級に分かれており、1級が最も難易度が高いです。

1級に合格できるとJavaプログラマーとして重宝されやすく、上級者として開発業務に関わることができます。

初心者はまずは3級から挑戦して、基礎知識と基本的な技術を学習していくと良いでしょう。

試験概要(3級)

項目

内容

試験時間

60分

合格基準

全得点の60%以上

合格率(%)

59.4%(2021年度平均合格率)

目安の勉強時間

70時間

出題数

6問

受験費

5,200円

受験場所

リモートwebテスト

開催時期

年により開催時期は変わります。
2022年6月19日(日)
2022年9月11日(日)
2023年1月29日(日)
※コロナによりwebリモートで受けれる

URL

公式サイト


Javaプログラミング能力認定試験は、Javaの基礎から上級レベルの内容まで精査しており、階級によって目安となる勉強時間も異なります。

  • ・3級:60~70時間
  • ・2級:100時間程度
  • ・1級:110~120時間

3級は難易度が高いわけではありませんが、十分に勉強しなければ落ちる可能性もあるので注意しましょう。

Ruby Silver(Ruby技術者認定試験)

Ruby技術者認定試験はRuby言語での基礎的な開発、設計、運用を認定する資格です。

「Ruby Silver」「Ruby Gold」に分かれています。

SilverはRubyの基礎的な知識及びスキルの保持を証明する試験です。

Rubyをこれから勉強したい初心者の方が勉強するのに適したレベルです。

試験概要

項目

内容

試験時間

90分

合格率(%)

非公開

合格ライン

75%以上の正答

目安の勉強時間

50時間ほど

出題数

50問

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

16,500円(税込)

受験場所

全国テストセンター

開催時期

通年

URL

公式サイト

Ruby Gold

Ruby Sliverで求められる基本的な範囲を、さらに深堀して専門性の高い知識を認定するのがRuby Goldという試験です。

アプリケーション設計に必要な応用知識も問われるため、しっかりと勉強しておくことをおすすめします。

条件として、Ruby Sliverに合格していないと試験を受けられませんのでご注意ください。

試験概要

項目

内容

試験時間

90分

合格率(%)

非公開

合格ライン

75%以上の正答

受験資格

Ruby Sliverを取得済

目安の勉強時間

約100時間

出題数

50問

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

16,500円(税込)

受験場所

全国テストセンター

開催時期

通年

URL

公式サイト


Ruby Goldは、Sliverより難易度は高く基礎知識を前提として問題が出題されるので、十分な学習が必須です。

C言語プログラミング能力認定試験

C言語プログラミング能力認定試験は、C言語の実力が試される資格試験で1級〜3級まで分かれています。

一般的に3級の難易度は易しく、合格率も高いため履歴書などに載せる場合は2級以上が好ましいです。

以下が2級の概要です。

試験概要(2級)

項目

内容

試験時間

90分

合格率(%)

70.3%

合格ライン

正答率60%以上

目安勉強時間

150時間程度

出題数

8問

受験費

2級:6,400円(税込)

受験場所

webリモートテスト

開催時期

年により開催時期は変わります。

URL

公式サイト


以下は1級の概要です。

試験概要(1級)

項目

内容

試験時間

150分

合格率(%)

70.3%

合格ライン

正答率60%以上

目安勉強時間

200時間程度

出題数

2問

出題形式

実技試験

受験費

1級:7,800円(税込)

受験場所

北海道、東京、大阪、名古屋、福岡

開催時期

年により開催時期は変わります。

URL

公式サイト


1級に合格するには多くの学習時間が必要となるでしょう。

Python 3 エンジニア認定基礎試験

Python 3 エンジニア認定基礎試験は、Pythonの文法など基本的な知識が問われる資格試験です。

開発業務にてPythonを使うなら取っておきたい資格であり、仕事でも役に立つでしょう。

試験概要

項目

内容

試験時間

60分

合格率(%)

75%以上

合格ライン

正答率70%以上

目安勉強時間

200時間程度

出題数

40問

出題形式

選択形式

受験費

11,000円(税込)

受験場所

全国のテストセンター

開催時期

通年

URL

公式サイト


難易度自体は易しめのため、初学者が資格取得までにかかる時間も短いです。

2-3.Web系アプリケーションエンジニアの資格一覧

Web系アプリ開発はSNSやECサイトなどブラウザ上で利用できるアプリケーションを開発します。

開発に至りフロントエンドとバックエンドに大きく分かれており、それぞれ以下の特徴があります。

  • ・フロントエンド:利用するユーザーの目に直接触れる部分のこと
  • ・バックエンド:サーバーや裏のシステムのこと

また、バックエンド開発に適した資格は業務系アプリ開発と同様の資格ですので覚えておきましょう。

  • ・Java bronze
  • ・Java Sliver
  • ・Java Gold
  • ・Javaプログラミング能力認定試験
  • ・Ruby Sliver
  • ・Ruby Gold
  • ・C言語プログラミング能力認定試験

webアプリケーションエンジニアに役立つ資格を解説します。

HTML5プロフェッショナル認定試験

HTML5プロフェッショナル認定試験はWeb系コンテンツの制作に関する基礎知識や応用知識を認定します。

レベルが1と2に分けられており、レベル2になると開発や設計のスキルも問われます。

まずは、レベル1の資格取得を目指しましょう。

試験概要(レベル1)

項目

内容

試験時間

80分

合格率(%)

非公開

合格ライン

正答率約70%以上

目安勉強時間

360時間程度

出題数

40問~45問

受験費

16,500円(税込)

受験場所

全国のテストセンター

開催時期

通年

URL

公式サイト


一般的にレベル1は難易度が易しく設定されており、だいたい40時間程度で合格できる可能性が高まります。

レベル2はさらに深い知識が必要なため、300時間以上経験と学習をすることが求められるでしょう。

Web クリエイター能力認定試験

Web クリエイター能力認定試験は、W3Cの国際基準に沿ったホームページ制作の知識や技術を確かめる資格試験です。

試験はスタンダードとエキスパートの2種類が設けられており、HTML・CSSの総合的な技術が問われます。

項目

内容

試験時間

スタンダード:130分
エキスパート:220分

難易度(%)

80.0%

出題数

知識問題:20問
実技問題:1問

受験費

スタンダード:5,900円(税込)
エキスパート:7,500円(税込)

開催時期

通年

URL

公式サイト


難易度は高くなく、しっかり学習を行なえば高い確率で合格できるでしょう。

目安の勉強時間はスタンダードで24時間程度、エキスパートで38時間程度となっています。

PHP技術認定試験

PHP技術認定試験は、PHPのスキルを認定する資格試験であり、客観的に精査できる試験はこの試験のみです。

PHPの資格はいくつもあるのでご紹介します。

PHP資格

  • ・PHP8技術者認定初級試験 ITSS レベル1(初級)
  • ・PHP7技術者認定初級試験 ITSS レベル1(初級)
  • ・PHP5技術者認定初級試験 ITSS レベル1(初級)
  • ・PHP8技術者認定 (レベル2準上級/ レベル3上級)
  • ・PHP5技術者認定 (レベル2準上級/ レベル3上級)
  • ・PHPウィザード

初学者であれば、・PHP8技術者認定初級試験 ITSS レベル1(初級)の資格取得をおすすめします。

試験概要

項目

内容

試験時間

60分

合格率(%)

70.0%(初級)

目安の勉強時間

10~50時間

出題数

40問

出題形式

選択式

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

13,200円(税込)/学割6,600円

受験場所

全国のテストセンター

開催時期

通年

URL

公式サイト


初級レベルの難易度は比較的易しめですが、上級レベルになると合格率は10%まで激減します。

初学者が初級レベルにチャレンジするなら50時間程度を勉強時間の目安としておくと良いでしょう。

PHP8技術者認定 (レベル2準上級/ レベル3上級)

準上級と上級は同じテストで50%以上で「レベル2 準上級認定」70%以上で「レベル3上級認定」となる。

試験概要(レベル2準上級/ レベル3上級)

項目

内容

試験時間

120分

合格率(%)

50%以上(準上級)70%以上(上級)

目安の勉強時間

50時間~

出題数

30問

出題形式

選択式

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

16,500円(税込)

受験場所

全国のテストセンター

開催時期

通年

URL

公式サイト

 

2-4.その他アプリケーションエンジニアに役立つ資格一覧

最後にその他アプリケーション技術者におすすめの資格について3つご紹介していきます。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は全てのエンジニアが共通して知っておくべき、ITの基礎知識を網羅させた資格です。

エンジニアだけでなく、IT業界で働こうと考えている方も取得してもよい資格です。

ITの基礎知識からネットワーク、サーバー、データベース、セキュリティの知識やシステムやソフトウェア開発の流れなども出題されます。

IT知識だけでなく、企業経営やマネジメントの基礎知識も問われるため、これからIT業界で活躍したい方向けの資格となっています。

試験概要

項目

内容

試験時間

科目A:90分
科目B:100分

合格率

25%

目安の勉強時間(難易度)

初学者 200時間

出題数

科目A:60問
科目B:20問

出題形式

科目A:多肢選択式(四肢択一)
科目B:多肢選択式

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

7,500円(税込)

受験場所

全国(試験会場)

開催時期

4月、10月

公式URL

公式サイト

CBT方式:コンピューターを利用して実施する試験

以下の記事では基本情報処理技術者試験について詳しく解説しているので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

基本情報処理技術者は就職や転職に役に立つ?求人や平均年収の面から分析した|技術者ノート

応用情報技術者試験

情報処理技術者試験の応用的知識・技能レベルに位置する「応用情報技術者試験」です。

ITの基礎知識が中心の基本情報処理技術者試験の上位にあたる試験で、高度なITエンジニアとしてのレベルアップを図るための応用力や実践力を身に付けることが可能な内容です。

組織経営をふまえた情報処理技術による戦略立案や、システム開発・設計・構築・運用において高度なスキルが求められます。

試験概要

項目

内容

試験時間

午前(9:30~12:00):150分
午後(13:00~15:30):150分

合格率(%)

25%

目安の勉強時間(難易度)

初学者 500時間

出題数

午前:80問
午後:11問

出題形式

午前:多肢選択式(四肢択一)
午後:記述式
筆記試験

過去問

過去問サイト

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

7,500円(税込)

受験場所

全国(試験会場)

開催時期

4月、10月

URL

公式サイト


難易度が高いとされる試験ですので、実務経験があっても一夜漬けで対応できるようなレベルではありません。

合格に向けて計画的に勉強することをおすすめします。

応用情報技術者には高スキルやマネジメントの知識の保持者であるということの証明でもあるため、ITエンジニアとしてのスキルやキャリアのアップを目指したい方には是非取得をおすすめしたい資格です。

システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験はシステム開発の上流工程である企画開発力や分析力が問われる試験です。

基本的に上級エンジニア向けの資格試験ですが、キャリアアップを視野に入れている方は資格取得を目指すと良いでしょう。

試験概要

項目

内容

試験時間

午前Ⅰ(9:30~10:20):50分
午前Ⅱ(10:50~11:30):40分
午後Ⅰ(12:30~14:00):90分
午後Ⅱ(14:30~16:30):120分

合格率(%)

13%~15%前後

合格ライン

60点以上(100点満点)

受験資格

なし

目安の勉強時間

120時間~200時間ていど

出題数

午前Ⅰ:30問
午前Ⅱ:25問
午後Ⅰ:4問
午後Ⅱ:3問

出題形式

午前Ⅰ:多肢選択式(四肢択一)
午前Ⅱ:多肢選択式(四肢択一)
午後Ⅰ:記述式
午後Ⅱ:記述式

受験方式

筆記試験

受験費

7,500円(税込)

受験場所

全国主都市

開催時期

4月

URL

公式サイト


システムアーキテクト試験は難関試験の1つとして有名で、合格率は約1割程度と狭き門です。

だいたい200時間程度の学習が必須と言われており、自分の苦手な部分を克服しながら勉強していくと良いでしょう。

プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験は、IT関連の専門知識を有している方が対象で、プロジェクトを成功させるためのマネジメント力が問われる試験です。

開発に参画しているエンジニアの管理なども仕事となるため、それらについても問われます。

試験概要

項目

内容

試験時間

午前Ⅰ(9:30~10:20):50分
午前Ⅱ(10:50~11:30):40分
午後Ⅰ(12:30~14:00):90分
午後Ⅱ(14:30~16:30):120分

合格率(%)

14%前後

合格ライン

60点以上(100点満点)

受験資格

なし

目安の勉強時間

実務経験有:180時間程度
実務経験なし:220時間以上

出題数

午前Ⅰ:30問
午前Ⅱ:25問
午後Ⅰ:4問
午後Ⅱ:3問

出題形式

午前Ⅰ:多肢選択式(四肢択一)
午前Ⅱ:多肢選択式(四肢択一)
午後Ⅰ:記述式
午後Ⅱ:記述式

受験方式

筆記試験

受験費

7,500円(税込)

受験場所

全国主都市

開催時期

10月

URL

公式サイト


難易度は非常に高く、初学者から試験に受かるには長期にわたって経験と学習を積む必要があります。

目安の勉強時間は200時間程度ですが、実務経験がないならより勉強しなければならないでしょう。

3.未経験アプリケーションエンジニアが取得すべきおすすめ資格

未経験であれば、なるべく難易度が低い資格試験からチャレンジすると良いでしょう。

理由は、手に入れやすく手軽にステータスを証明できるからです。

ここでは、それぞれの開発において未経験者が取得するべきおすすめの資格をご紹介します。

3-1.未経験におすすめ資格

未経験者に最もおすすめの資格は以下となります。

おすすめ資格

Java Sliver

日本の求人数の中で一番多い言語がJavaだからで、未経験からでもアプリケーションエンジニアとして転職しやすいといえます。

また、業務系やWeb系では特に使用されることが多く、未経験の時点でJava Sliverを取得していると周りと差をつけやすいでしょう。

関連記事アプリケーションエンジニアに未経験からなるのは無理?必要スキルも解説

3-2.スマホアプリ開発におすすめの資格

スマホアプリ開発ならApp Development with Swiftが最もおすすめの資格です。

難易度は易しく、未経験でも取得しやすい上に開発でも役に立つでしょう。

しかし、スマホアプリ開発で募集している企業は少なく、取得したとしても確実に就職で優位に立てるとは言えません。

ここにタイトル

スマホアプリエンジニアは資格より「ポートフォリオ」が有効的です。

転職・就職の際はポートフォリオを作成して企業に提出しましょう。

3-3.Web系、業務系アプリ開発におすすめの資格

Web系、業務系に携わりたいなら、良く使われるC言語やJava系の資格を取得することをおすすめします。

特におすすめな資格は以下があります。

  • ・Java Sliver
  • ・Ruby Sliver
  • ・Javaプログラミング能力認定試験2級
  • ・C言語プログラミング能力認定試験2級

求人を見ても、これらプログラミング言語の知識を求めている企業は多いです。

4.アプリケーションエンジニアの資格を取得するメリット

ここまで取得すると役に立つ資格についてご紹介してきましたが、取得するメリットはいくつかあります。

  • ・転職・就職に有利になる
  • ・給与アップする
  • ・仕事の幅が広がる

技術者として活躍するためにもしっかり確認しておきましょう。

4-1.転職・就職に有利になる

1つ目のメリットは、未経験から転職や就職する際に圧倒的に有利になることです。

未経験から資格を取得できた実績に加えて、一定水準のスキルがあることをアピールできます。

また、企業側にそれだけやる気があることも伝えられるため、採用される確率が上がるでしょう。

次の記事では、アプリケーションエンジニアになるには何をしたらいいのかや難易度などを詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

アプリケーションエンジニアになるには?必要なスキルや転職方法を解説

4-2.給与がアップする

資格を取得すると、給与アップする可能性もあります。

なぜなら、企業によっては指定した資格を取得することで資格手当をもらうことができるからです。


資格のレベルにもよりますが、約3,000円〜最大100,000円程度の給与アップが見込めます。

次の記事ではアプリケーションエンジニアの年収を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

アプリケーションエンジニアの年収とは?

4-3.仕事の幅が広がる

資格を取得するとスキルを持っていることの証明になるため、任される仕事の幅も増えるでしょう。

難易度の高い資格や設計や企画に関する資格を取得すれば、上流工程の仕事も任されたりと企業からの信頼が厚くなりやすいでしょう。

結果的には、キャリアアップに繋がったり給料が上がったりと良いことが多いです。

5.アプリケーションエンジニアの資格の勉強方法

資格の勉強方法はさまざまですが、効率良く勉強するなら以下の3つを試してみてください。

  • ・参考書での学習
  • ・オンラインでの学習方法
  • ・スクールで学習する

上記の方法がなぜ効率的なのかその理由を見ていきましょう。

5-1.参考書での学習

アプリケーションエンジニアの資格を取得するなら参考書を活用して学習しましょう。

例として「Java Sliver」「Ruby Sliver」「C言語プログラミング能力認定試験」におすすめの参考書をご紹介します。

Java Sliverおすすめ参考書

オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE11

オラクル認定資格教科書JavaプログラマSilver

オラクル認定資格教科書JavaプログラマSilver

URL:Amazon

「Java Sliver SE11」の最新版、対策テキストです。

一番人気のテキストで初心者でもわかりやすく解説されています。

また、模擬試験問題付きで各章ごとに練習問題も付いているので、「java Sliver」取得には、おすすめの本です。

オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE11 スピードマスター問題集

JavaプログラマSilverスピードマスター問題集

JavaプログラマSilverスピードマスター問題集

URL:Amazon

分野に分かれた問題と、本番さながらの模擬試験(2回分)が収録された問題集です。

各問題ごとに詳しい解説があるため、問題を解きながら進めていくことができます。

Ruby資格におすすめ参考書

[改訂2版]Ruby技術者認定試験合格教本(Silver/Gold対応) Ruby公式資格教科書

Ruby技術者認定試験合格教本

Ruby技術者認定試験合格教本

URL:Amazon

7,920と金額は高いですが、Ruby技術者認定試験の学習には、おすすめの本です。

こちらの本は試験対策としてはもちろんですが、Rubyの文法をはじめ、オブジェクト指向や各種ライブラリなど、Rubyを使いこなす上で必須の基礎知識もしっかり身につきます。

C言語プログラミング能力認定試験におすすめ参考書

C言語プログラミング能力認定試験2級

C言語プログラミング能力認定試験2級

C言語プログラミング能力認定試験2級

2級専用の参考書がないため、過去問題のみになります。

こちらの問題集から入ると、理解がしにくいため、まずはC言語の基礎が学べる本で勉強をおすすめします。

参考書は以下の入門書がおすすめです。

スッキリわかるC言語入門 第2版 (スッキリわかる入門シリーズ)

5-2.オンラインでの学習方法

Udemy

Udemy

Udemy

出典:udemy

オンラインで資格取得の学習をするならudemyがおすすめです。

動画サイトには、資格取得できる勉強教材があまりありませんでした。

理由としては資格はバージョンが更新されるたびに内容が変わってくるため、動画制作はあまりされないのが、理由となります。

5-3.スクールで学習する

金銭的に余裕があるならプログラミングスクールを利用すると、講師に質問しながら効率良く学べます。

Winスクール

Winスクール

Winスクール

出典:公式サイト

受講生満足度96.5%を誇るWinスクールは、その多くが未経験から学習しています。

全19コースが完備されており、教室でもオンライン上でも指導を受けられるという特徴を持ちます。


一人ひとりに合わせて講師が直接指導してくれるため、モチベーションを高く保ちながらエンジニアを目指せるでしょう。

KENスクール

KENスクールは開校34年という長い歴史を持つスクールで、個別指導により多くの生徒をエンジニアとして輩出しています。

入学してから就職できるまでサポートしてくれる上に、模擬試験などを通して確実に実力をつけられます。

資格取得講座も設けられているため、資格取得のみに特化して学習を受けることも可能です。

6.アプリケーションエンジニアに必要なスキル

アプリケーションエンジニアとして活躍するために、プログラミング言語以外に必要とされるスキルを紹介します。

6-1.学ぶことが好き

IT業界の職種全般に言えることですが、IT技術は常に進化しており、求められるスキルや知識も変化しています。

そのため、自分自身で継続的に新しい技術を学び続けれる人は向いていると言えるでしょう。

6-2.コツコツと作業できる

アプリの開発作業は、膨大なコードを作成していく必要があります。

またバグやエラーが起これば、その度に原因を追究して修正する必要があります。

従って、地道な作業が苦にならない人には向いていると言えるでしょう。

6-3.コミュニケーション能力がある

エンジニアは人と会話したりする機会が少ないというイメージを持たれることがあります。

しかし、アプリ開発はチームで行うため、プロジェクトを円滑に進めるためには密なコミュニケーションが欠かせません。

また、他のエンジニアだけでなく、クライアント先の方やデザイナーなど、様々なメンバーともコミュニケーションが発生します。

次の記事では、アプリケーションエンジニアのスキルについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

アプリケーションエンジニアに必要なスキルは?おすすめの資格も紹介

7.アプリケーションエンジニアの将来性

アプリケーションエンジニアは需要が高く、将来性の高い職種と言えるでしょう。

各業界でIT化やDXの推進が行われており、アプリケーションエンジニアの需要は高まっていくと考えられます。

経済産業省の発表している「IT人材供給に関する調査」では2030年までに30~79万人のITエンジニアが不足すると予想されています。

中でもアプリケーションエンジニアは、システムの要件定義や設計から運用まで、幅広く携わるため、需要が高いです。

実際にアプリケーションエンジニアの未経験求人数は多く、将来性は高いです。

関連記事アプリケーションエンジニアはオワコン?将来性や現在の需要を解説

8.まとめ

スマホアプリ開発の資格

  • ・Android技術者認定試験
  • ・App Development with Swift

難易度は低く、初学者でもしっかり勉強時間を取って学習に励めば取得できます。

資格に加えてポートフォリオを作成しておくと、就職活動が有利になりやすいです。


スマホアプリケーションエンジニアは資格取得より、ポートフォリオの作成を進めた方が転職・就職・実務では役に経ちます。

業務系アプリ開発の資格

  • Java bronze
  • Java Sliver
  • Java Gold
  • Javaプログラミング能力認定試験
  • Ruby Sliver
  • Ruby Gold
  • C言語プログラミング能力認定試験

プログラミング言語の資格が中心で、易しい難易度のものから幅広く取得しておくと良いです。

未経験の方は「Java Sliver」が特におすすめといえます。

Web系アプリ開発の資格

  • HTML5プロフェッショナル認定試験
  • Web クリエイター能力認定試験
  • PHP技術認定試験
  • Java bronze
  • Java Sliver
  • Java Gold
  • Javaプログラミング能力認定試験
  • Ruby Sliver
  • Ruby Gold
  • C言語プログラミング能力認定試験

Web系は、フロントエンドとバックエンドで取得するべき資格が異なります。

バックエンドの資格は業務系でも使うプログラミング言語が主となっています。

資格を取得しなくても、昨今では転職・就職はすることはできます。

弊社ユニゾンキャリアでは、IT専門の転職支援サービスを行っています。

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この記事の監修者

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エンジニア

土肥 将司

大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役

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