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システムエンジニア(SE)が「やめとけ」と言われている理由や転職方法を解説

システムエンジニア(SE)がやめとけと言われている理由7選

システムエンジニアはなぜやめとけと言われているの…?

システムエンジニアはやめとけと言われているがメリットは何…?

✓本記事の結論

  • ・SEがやめとけと一部インターネットで言われている理由として、稼働時間が多いこと、下請け企業に入ると給料が低くなることがあげられます。
  • ・「やめとけ」とも言われるが、平均年収が高く、将来性が高いというメリットもある。

本記事ではシステムエンジニアを目指そうか検討している方に向けて、やめとけと言われる理由から転職方法まで解説しています。

システムエンジニアへの転職・就職を考えている方に向けて、役立つ情報を多く解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

そもそもシステムエンジニアについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

システムエンジニアとは?現役SEが仕事内容や年収・資格をわかりやすく解説

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1.システムエンジニア(SE)とは?

まずシステムエンジニアとは、どのような職種について簡潔に解説します。

システムエンジニアとは、クライアントの要求や課題の解決を目指して、システムの設計や開発を行うエンジニアです。

クライアントの要望や現状の課題をヒアリングして、システムの使用を決定し、システムの設計や開発、テストや運用までも担当する場合があります。

システムエンジニアの(SE)の仕事の工程

システムエンジニアの(SE)の仕事の工程

システムエンジニア(SE)の具体的な仕事内容は、クライアントの要望をシステム化に向けて具体化する上流工程がメイン業務です。

各工程の概要は以下の流れです。

  • 要件定義:クライアントのニーズを要件としてまとめる
  • 基本設計:要件定義から、システムの全体像や機能を設計
  • 詳細設計:基本設計を元に、より具体的な機能を設計
  • コーディング:詳細設計を元に、プログラムを作成
  • テスト:システムが要件通りに動作するか検証
  • 運用:システムの動作状況を定期的に確認

上流工程は高度な知識やスキルが要求されるため、業務の難易度は上がります。しかし、その分年収も高くなるというメリットもあります。

システムエンジニアの仕事内容についてより詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

【→関連記事:システムエンジニア(SE)とは?現役SEが仕事内容や年収・資格をわかりやすく解説

2.システムエンジニア(SE)が「やめとけ」と言われる理由7選

システムエンジニア(SE)は一部インターネット上で「やめとけ」と言われています。

「やめとけ」と言われている理由については以下となります。

やめとけと言われている理由

  • ・稼働時間が多くなりやすいから
  • ・下請け企業に入ると給料が低いから
  • ・勉強を続けなければならないから
  • ・スキルが身につかない場合があるから
  • ・ブラック企業が多いから
  • ・年を取ると体力的にきつくなるから
  • ・合わない人には合わない

ここでは、それぞれの「やめとけ」と言われている理由について詳しく解説していきます。

2-1.稼働時間が多くなりやすいから

システムエンジニア(SE)の主な仕事は、システムの設計・開発です。

クライアントの指定した期日までに成果物を納品しなければならないので、あらゆる工程に納期が存在します。

納期遵守はビジネスの基本なので、急な仕様変更や設計変更、システムに不具合が発生したときに、残業や休日出勤が必要になる場合があります。

毎日定時に帰りたいと考える人は、やめとけと言われるでしょう。

【→関連記事:システムエンジニアの残業時間の実態と残業を減らす方法

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2-2.下請け企業に入ると給料が低いから

IT業界は、多重下請け構造になっています。

多重下請け構造とは、クライアントから直接仕事を請ける元請け企業が、さらに2次請け、3次請け、4次請けなど何層にもわたって再委託している構造のことです。

IT業界の多重下請け構造

IT業界の多重下請け構造

開発プロジェクトにおいて、コーディングやテストなどの下流工程は、3次以下の下請け企業に発注されるのが一般的です。

再委託のたびに中間マージンが抜かれるので、必然的に下請け企業で働くシステムエンジニア(SE)の給与は低くなります。

仕事量と給与のバランスが取れていない下請け企業で働く場合は、やめとけと言われることが多いでしょう。

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2-3.勉強を続けなければならないから

システム設計・開発で使用される技術は急速に進化しているため、システムエンジニア(SE)は常に自身の知識やスキルをアップデートする必要があります。

一部の企業では、昇格の要件に資格取得が含まれており、エンジニアは勉強するのが当たり前という雰囲気もあります。

このような環境を辛いと感じる人は、やめとけと言われるでしょう。

【→関連記事:システムエンジニア(SE)の独学での勉強|何からするべきかも解説

2-4.スキルが身につかない場合もあるから

システム開発会社の業務領域は多岐にわたります。

そのため、システムエンジニア(SE)として入社しても、情報管理やセキュリティなど、希望とは異なるプロジェクトに配属される可能性はゼロではありません。

また、元請けや2次請けとしてプロジェクトにアサインした場合、プロジェクト管理がメイン業務になることもあり、いわゆる手を動かさないPM(プロジェクトマネージャー)候補として育成が進む場合があります。

就職・転職する企業によっては、システム設計・開発のスキルが身につかないと感じるので、やめとけと言われることがあります。

【→関連記事:システムエンジニアに必要なスキルやスキルアップ方法

2-5.ブラック企業が多いから

IT業界そのものがブラックなわけではありませんが、残業管理をせずに長時間残業させたり、残業代を支払わなかったりするシステム開発会社も存在します。

また、人材不足であるがゆえに、能力のある人に仕事が集中して、仕事量と給与が見合っていないと感じる職場もあります。

このような環境で働くことになったとき、周囲からはやめとけと言われることが多いでしょう。

ブラックなシステム開発会社、システムエンジニア(SE)のブラックな仕事内容について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

【→関連記事:システムエンジニア(SE)はブラックなの?優良企業の見分け方を解説

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2-6.年を取ると体力的にきつくなるから

システムエンジニア(SE)は、パソコンに向かって長時間座り続けるため、慢性的な肩こりや腰痛に悩まされている人が多いです。

これらの問題は、年齢を重ねることでさらに悪化する可能性があります。

また、残業や休日出勤が発生することもあるため、体力的にきついと感じることも多いでしょう。

プライベートで適度に体を動かす習慣がない人は、健康上のリスクが存在するため、やめとけとアドバイスされることもあるでしょう。

2-7.合わない人には合わない

システムエンジニア(SE)の仕事内容は、合わない人には合いません。

どんな職種にも言えることですが、仕事内容と自分の適性が一致しないと、ストレスが溜まって会社に行くのが嫌になる可能性があります。

【→関連記事:システムエンジニアに向いている人の特徴や適性診断

自分がシステムエンジニアに適性があるのかについて不安な方や、判断できない方は多いでしょう。

転職活動の際に、自身の転職活動に不安がある方や職種などの適性に迷っている方は、IT特化型の転職エージェントを利用することがおすすめです。

ユニゾンキャリアはIT特化型の転職エージェントであり、システムエンジニアの転職実績も多数ございます。

ぜひ一度、転職のプロに転職や職種の適性についてご相談ください。

3.「やめとけ」と言われているがシステムエンジニア(SE)になるメリットは?

ここでは、システムエンジニア(SE)になるメリットについて詳しく説明します。

3-1.平均年収が高い

システムエンジニア(SE)の平均年収は約600万円であり、日本人の平均年収である443万円を約150万円も上回っています。

平均年収が高い理由として、年収600万円以上のシステムエンジニア(SE)は、マネジメントポジションや上流工程の経験を持っているケースが多く、専門性の高い業務内容が評価されているからと考えられます。

参考URL:厚生労働省「職業情報提供サイト(日本版O-NET)- job tag」
参考URL:国税庁「民間給与実態統計調査」

システムエンジニアの平均年収について詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。

【→関連記事:システムエンジニア(SE)の平均年収は?給料1000万の秘訣とは

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3-2.将来性や需要がある

システムエンジニア(SE)には将来性や需要があります。

今、あらゆる企業が競争力を維持するためにDX化を推進しています。

DX化には新たなITシステムの開発や、既存システムの改修が不可欠であり、システムエンジニア(SE)の存在が欠かせません。

さらに『DX白書2023』によると、約90%の企業がIT人材が不足していると回答しています。

これは、システムエンジニア(SE)の需要が高いことを示しており、この先も安定したキャリアを築ける可能性が高いということです。

参考URL:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)『DX白書2023』

システムエンジニアの将来性や需要について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

【→関連記事:システムエンジニア(SE)の将来性や需要|将来性の高い分野も解説

3-3.やりがいや魅力がある

システムエンジニア(SE)の仕事は、業務プロセスの効率化や新たなサービスの創造性など、世の中の様々な課題を解決する社会貢献度の高い仕事です。

また、クライアントやチームメンバーとの関わりによって、コミュニケーションスキルやマネジメントスキルが向上し、人間的成長も手に入れられます。

自分の興味のあるプロジェクトにアサインすれば、よりやりがいや魅力を感じられるでしょう。

【→関連記事:システムエンジニア(SE)のやりがいと魅力について徹底解説!

3-4.福利厚生が良い企業が多い

IT業界は、フレックスタイム制やテレワークを導入している企業が多いため、個人のライフスタイルに合わせて働ける環境があります。

また、多くの企業では、資格取得支援や研修制度など、スキルアップを後押しする教育制度が用意されています。

注意点として、環境や制度が整っていない企業も一定数存在します。

企業の評判や実際の働き方、教育体制などを十分にリサーチしてから、自分に合った企業を選ぶことが大切です。

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4.システムエンジニア(SE)に向いていない人の特徴

システムエンジニア(SE)だけはやめとけと言われる人には、どんな特徴があるのでしょうか。

システムエンジニアに向いていない人の特徴は以下の通りです。

向いていない人の特徴

  • ・コミュニケーションスキルがない
  • ・臨機応変に対応することができない
  • ・論理的に物事を考えられない
  • ・学習意欲がない

システムエンジニアに向いていない人の特徴についてそれぞれ詳しく解説していきます。

4-1.コミュニケーションスキルがない

コミュニケーションスキルがない人は、システムエンジニア(SE)に向いていません。

なぜなら、システムエンジニア(SE)の仕事は主にチームでの作業が多いからです。

プロジェクトは、プロジェクトマネージャー(PM)、プロジェクトリーダー(PL)、チームリーダー、プログラマー(PG)など、役割や指揮系統に基づいて構築されています。

チームメンバーとコミュニケーションが取れなければ、無駄な工数が増えたり、トラブル発生時に対応が遅れたりして、プロジェクトの進行に支障をきたす可能性があります。

コミュニケーションスキルがないと自覚している人は、システムエンジニア(SE)になるのはやめとけと言われる可能性が高いです。

【→関連記事:ITエンジニアのコミュニケーション能力の重要性やメリット

4-2.臨機応変に対応することができない

臨機応変に対応できない人は、システムエンジニア(SE)には向いていません。

システム開発のプロジェクトが計画通りに進むことは稀であり、クライアントからの急な仕様変更や、予期できないトラブルが発生することは日常茶飯事です。

仕事中は常に柔軟な思考と迅速な判断力が求められます。

マニュアル化されているルーティンワークを好む人は、システムエンジニア(SE)はやめとけと言われることが多いでしょう。

4-3.論理的に物事を考えられない

論理的思考力(=ロジカルシンキング)のない人は、システムエンジニア(SE)として会社が求めるレベルの成果を出すのは難しいでしょう。

論理的思考力とは、物事を順序だてて考えたり、複雑な問題を効率的に解決したりする能力のことです。

システムエンジニア(SE)の仕事は考えることの連続であり、論理的思考力によって仕事の処理速度が上がり、生産性の向上につながります。

したがって、論理的に物事を考えられない人の仕事は非効率であり、やめとけと言われる可能性が高いでしょう。

4-4.学習意欲がない

学習意欲がない人は、システムエンジニア(SE)に向いていません。

IT業界では、新しいプログラミング言語、ツール、フレームワークなどが日々登場しています。

システムエンジニア(SE)は常に最新のトレンドについて学び、それらに適応していく必要があります。

新たな知識やスキルを習得する意欲のない人は、システムエンジニア(SE)としてのスキルアップが望めないため、やめとけと言われるでしょう。

【→関連記事:システムエンジニア(SE)の独学での勉強|何からするべきかも解説

5.システムエンジニア(SE)への転職方法

システムエンジニアへの転職方法でおすすめの方法は、主に3つあります。

システムエンジニアに転職するには

  • ・IT専門の転職エージェントに相談する
  • ・転職サイトを利用する
  • ・転職支援付きのスクールを使う

ここでは、それぞれの転職方法について詳しく解説していきます。

5-1.IT専門の転職エージェントに相談する

転職エージェントの仕組み

転職エージェントとは、求職者にアドバイザーであるエージェントがつき、全面的に転職を支援してくれるサービスを指します。

「求人依頼を受けた企業に転職希望者を紹介することで、エージェントに報酬が企業から支払われる」という形式のサービスであるため、利用者は無料で転職のサポートを受けることができます

転職エージェントを利用するメリットは、以下の通りです。

転職エージェントを利用するメリット

  • ・無料でサービスを受けることができる
  • ・面接の日程調整や連絡などを代行してもらえる
  • ・履歴書や職務経歴書の添削を行ってもらえる
  • ・非公開求人も紹介してもらえる
  • ・転職について相談できる

システムエンジニアへの転職を考えている方は、IT専門の転職エージェントを利用するのがおすすめです。

ユニゾンキャリアは、IT専門の転職エージェントでありシステムエンジニアへの転職実績も多数ございます

転職活動に不安がある方は、ぜひ一度IT特化型の転職エージェントであるユニゾンキャリアにご相談ください。

5-2.転職サイトを利用する

転職エージェント以外にも、転職サイトを利用する方法もおすすめです。

現在転職サイトは多数存在しますが、各サイトで扱っている求人は異なるため、複数のサイトを併用することで幅広い求人を知ることができます。

転職エージェントと共に転職サイトを利用することで、内定率を格段に上げることができます

ぜひ転職エージェントと転職サイトを両方利用して、効率よく転職活動を進めましょう。

【→関連記事:IT・Webエンジニアおすすめ転職サイト27社ランキング!人気サイトを徹底比較

5-3.転職支援付きスクールを使う

転職絵支援付きのスクールを利用することで、転職活動を進めながらシステムエンジニアに必要なスキルを身につけることができます。

最近では、オンラインのスクールが主流になってきて、自身の都合に合わせて学習を進めることができます

しかし、スクールのデメリットとして多額の費用がかかることが挙げられます。

無料のサービスを一部存在しますが、入会金や月額料金などで、大体5万円~20万円程度かかります。

スクールを活用して転職活動を進めたいと考えている場合は、予算も考慮したスクール選びが重要になります。

【→関連記事:プログラミングスクールおすすめ30選!元エンジニアが各社を徹底比較【2023年10月】

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6.まとめ:システムエンジニア(SE)は「やめとけ」と言われるがメリットもある

システムエンジニア(SE)が「やめとけ」と言われる理由は以下の通りです。

やめとけと言われる理由

  • ・会社やプロジェクトによっては残業や休日出勤が発生する
  • ・下請け企業に入ると給料が安く、スキルが身につかない可能性がある
  • ・常に最新の技術を学び続けなければならない
  • ・コミュニケーションスキルや忍耐力が必要な場面が多い

世の中には、システムエンジニア(SE)はやめとけという意見も確かに存在します。

これは、技術的な難易度だけでなく、プロジェクト管理や顧客対応といった非技術的なスキルも求められるためです。

しかし、システムエンジニア(SE)になるメリットもあります。

システムエンジニアになるメリット

  • ・平均年収が高い
  • ・将来的にも需要が高いままの職種
  • ・モノづくりに関わるためやりがいや魅力がある
  • ・IT業界にはホワイト企業も多い

このように、システムエンジニア(SE)という職種には、デメリットを上回るメリットもあります。

システムエンジニア(SE)への就職・転職に迷っている方は、エンジニア職専門のエージェントに相談してみましょう。

自分のスキルやキャリアに合った最適な選択肢を見つけられるはずです。

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この記事の監修者

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土肥 将司

大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役

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