プログラマーになるには大学と専門学校、どっちが有利?徹底解説!!|PG職業ガイド
プログラマーになるには大学と専門学校どっちに通えばいいの?
プログラマー志望者におすすめの大学はどこ?
✓本記事の流れ
- ・プログラマー志望者が大学か専門学校かを選ぶ際のポイント
- ・プログラマー志望者が大学、専門学校に行くメリット・デメリット
- ・プログラマー志望者におすすめの学科と大学
プログラマーになりたいけど、大学と専門学校のどちらに通えば良いのかわからない方が多いかもしれません。
この記事ではプログラマーになりたい人に向けて大学と専門学校に通うメリット・デメリットを紹介していきます!
大学に通いながらプログラミングスクールでプログラミングを学ぶという選択肢も解説しているのでぜひ最後までご覧ください!!!
また、以下の記事ではそもそもプログラマーとは何なのかについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
→プログラマーとはどんな職業?徹底的に深堀り!やりがいや年収も解説
目次
- 1.プログラマーになるには大学か専門学校のどちらにいけば良いのか?選ぶ際のポイントを紹介!
- 2.プログラマー志望者が大学に行くメリット
- 3.プログラマー志望者が大学に行くデメリット
- 4.プログラマー志望者が専門学校に行くメリット
- 5.プログラマー志望者が専門学校に行くデメリット
- 6.プログラマー志望者が大学で選ぶべき学科
- 7.プログラマー志望者におすすめの国公立大学
- 8.プログラマー志望者におすすめの私立大学
- 9.第三の選択肢!プログラミングスクールに通う!
- 10.おすすめのプログラミングスクール3選
- 11.プログラマーになるために学生のうちからできること
- 12.【まとめ】大学に通いながらプログラミングスクールに通うのがおすすめ
1.プログラマーになるには大学か専門学校のどちらにいけば良いのか?選ぶ際のポイントを紹介!
「プログラマーになりたい!」と考えている人にとって、高校卒業後の進路は大切です。
プログラマーになるには、大学と専門学校のどちらに通うべきなのでしょうか?
1-1.大学、専門学校のどちらでもプログラマーになれる
結論としては、大学と専門学校どちらに通ってもプログラマーになることは可能です。
しかし、大学と専門学校それぞれに通学のメリットとデメリットが存在します。
「将来的に自分はどのようなプログラマーになりたいか」という観点で学校を比較し進路を選ぶと良いでしょう。
関連記事:プログラマーに学歴って必要?プログラマーに本当に必要なものとは?
1-2.大学か専門学校のどちらがよいかを選ぶ際の判断ポイント
ここからは、大学と専門学校のどちらを選ぶべきか判断するポイントを2つの観点からご紹介します。
●プログラマー以外の職業に興味があるか?
1つ目のポイントは、「プログラマー以外の職業に興味関心が持てるか」ということです。
プログラマー以外の職業にも興味がある場合には、幅広い教養を得ることができる大学への進学が適しています。
一方で、プログラマー以外の進路を考えていないのであれば、専門学校を選ぶと良いでしょう。
●就職まで急いでいるか?
2つ目のポイントは、「早く就職したいかどうか」ということです。
早く実践の場に出てキャリアを積みたいのであれば、必要なスキルを短い期間で得ることができる専門学校に進学することがおすすめです。
一方、就職に向けてじっくりとスキルを高めたい人にはより長い期間で学習を進めることができる大学への進学が向いています。
2.プログラマー志望者が大学に行くメリット
ここでは、プログラマー志望者が大学に行くメリットについて解説します。
専門学校では得ることができない、大学ならではのメリットとはいったいどのようなものでしょうか。
2-1.人脈が広がる
まず、大学では大学内で人脈を広げることができます。
例えば、自分と同じプログラマーを志している人のみならず、学部や学科、進路、出身地などが異なる仲間と出会うことも可能です。
一方専門学校の場合は進路や目標が似ている人が集まっており、さらに学校の規模も小さいことが多いことから、大学と比較して交友関係が狭まってしまうことが多いです。
つまり、大学に進学することによって今までに出会ったことがない人々とコミュニケーションを取ることで、視野が広がる可能性があると言うことができるでしょう。
関連記事:【苦手な人必見】エンジニアにおけるコミュニケーション能力の重要性
2-2.教養を学べる
専門学校のカリキュラムはプログラミングの専門知識に特化しているため、社会的な教養を学ぶ余裕がないことがほとんどです。
しかし大学では、専門科目のみならず教養全般を総合的に学ぶことが可能なカリキュラムが組まれていることが多く、語学、文章力、国際理解など、学問に必要な知識を幅広く学ぶことができます。
そのような学習は、プログラマーに求められるコミュニケーションスキルや、キャリアアップ後に必須となる人間力を鍛えることにつながります。
3.プログラマー志望者が大学に行くデメリット
続いて、プログラマー志望者が大学進学するデメリットについて解説します。
3-1.4年間通わなければならない
1つ目のデメリットは、4年間学校に通わなければいけないことです。
専門学校は2年間で卒業することが多く、すぐに現場で活躍することができる実践的なスキルを身につけることが可能です。
しかし、大学は通学期間が長いことに加えて、実践的な経験を積むためにはアルバイトやインターンという形式を取るしかありません。
そのため、実践スキルをより早く身に付けたい人は、大学よりも専門学校が適しています。
3-2.あまり関連性が高くない授業を受けなければならない
2つ目のデメリットは、プログラミングと関連性が低い授業を受けなければならないことです。
一般教養科目や他専攻の授業は、プログラマーの業務には直接関係がありませんが、卒業するためには受講が必要となる場合が多いです。
プログラミングに関する知識のみを学習したい人にとっては、関連性の低い授業は必要ないものであると感じてしまうことがあるでしょう。
3-3.基礎的な部分までしか教わることができない
3つ目のデメリットは、プログラミングの基礎的な部分しか学べないことです。
専門学校と比較すると、授業の専門性は低下する傾向にあります。
そのため、より深い知識を得るには大学の勉強だけでは足りません。
「今後、プログラマーとして生きていきたい」という強い信念があるなら、大学進学は避けたほうがいいでしょう。
4.プログラマー志望者が専門学校に行くメリット
次に、プログラマー志望者が専門学校に進学するメリットについて解説します。
4-1.集中的に現場の技術を学ぶことができる
最大のメリットは、プログラマーに必要な勉強を集中的に得ることができることです。
大学と比べると、専門的な授業がほとんどであるため、より実践的なスキルを身につけられます。
学問としてプログラミングを学ぶのではなく、実際に手を動かして身体にノウハウを覚えさせる実践的な授業を展開していることが多いです。
また、授業を担当する講師にエンジニア出身者が多いところもポイントです。
関連記事:プログラマー初心者の勉強方法を徹底解説!挫折しないコツも紹介!
4-2.資格が取りやすい
2つ目のメリットは、資格が取得しやすいことです。
専門学校に設置されている資格取得をメインにしているコースでは、効率よく資格勉強を進めることができます。
これに対して大学では、自分で目標やスケジュールを立てて自主的に勉強しなければなりません。
そのため、確実に資格を取得したいのであれば専門学校への進学がおすすめです。
関連記事:プログラマーにおすすめの資格を徹底解説!
4-3.就職までの期間が短い
3つ目のメリットは、就職するまでの期間が短いことです。
2年間専門学校で専門的で実践的なスキルを身につけることで、卒業後すぐに現場に出てキャリアを積むことができます。
しかし大学では、プログラミングと関連性の低い授業も受講しながら、4年間は勉強しなければなりません。
すぐにプログラマーとして活躍したい人は専門学校を選択すると良いでしょう。
5.プログラマー志望者が専門学校に行くデメリット
続いて、プログラマー志望者が専門学校を選ぶデメリットについて解説します。
5-1.大卒に比べて初任給が低くなりやすい
まず、専門学校出身のプログラマーは、大卒のプログラマーと比べて初任給が低くなりやすい傾向にあります。
エンジニア業界は基本的に実力主義社会ですが、初任給は学歴によって決まります。
しかし、就職後の給料は会社の規定や昇格によって変わるため、就職後の年収が大卒に比べて必ず低くなるとは限りません。
関連記事:プログラマーの平均年収は低い?低年収の実態とその理由を徹底解説!
5-2.プログラマー以外の就職が難しい
プログラマー以外の職種に就きづらいことも、大きなデメリットと言えるでしょう。
専門学校では、ほかの職種でも活用できるような一般教養を学ぶ機会が少ないため、他業種への就職は非常に難しくなります。
IT業界以外にも興味がある人は、大学に進学したほうが就職を有利に進められるでしょう。
6.プログラマー志望者が大学で選ぶべき学科
ここからは、プログラマー志望者が大学進学した場合、選ぶべき学科について解説します。
大学によってさまざまな学科・専攻が存在するため、進学先を選択する際には各学科の特徴を比較することが大切です。
6-1.情報工学科
情報工学科はコンピュータに関わるあらゆる研究を行う学科で、基本的に工学部に設置されています。
具体的には、ハードウェアの設計やソフトウェア開発の研究、コンピュータの応用技術の研究などを行っています。
6-2.機械工学科
機械工学科は機械を作るための技術や知識を学ぶ学科で、理工学部に設置されていることが多いです。
様々な分野で使用されている機械や装置を作るための技術を学ぶことができるため、卒業生は幅広い産業で活躍することができます。
6-3.電子工学科
電子工学科は電子機器のしくみを理解することで、ものづくりに必要とされる知識や技術を学ぶことができます。
機械工学科同様に理工学部に設置されていることが多いです。
電気製品や通信サービスなどの基盤となる知識や技術を身につけることができるため、自動車メーカーをはじめとした幅広い業界で活躍することができます。
6-4.コンピューター科学科
コンピューター科学科はコンピュータサイエンスと化学の知識を融合させて、様々な分野にわたるコンピュータ技術を研究します。
情報化社会が進む現代で、情報化社会にはなくてはならないコンピューターセキュリティに強い情報技術者となることができます。
6-5.データサイエンス学科
データサイエンス学科は統計学やAIなどの情報技術を分析することで、データから有益で新たな知見を引き出し、最適な解決案を導くことを学ぶ学科です。
IoTやAIなどの進化によりビッグデータが入手しやすくなり、さらに様々な分野でデータの活用ができることから、将来性がある職業ということができます。
7.プログラマー志望者におすすめの国公立大学
この段落では、プログラマー志望者におすすめしたい国公立大学を4校ご紹介します。
入学の難易度は高いですが、就職後のキャリアは大いに期待できます。
7-1.東京工業大学情報理工学
東京工業大学情報理工学では、情報に関する体系化した理論から、ソフトウェア、ハードウェア、マルチメディア、人工知能、生命情報解析等の幅広い専門知識を修得します。
大学院課程には「情報工学コース」「知能情報コース」「ライフエンジニアリングコース」の3つがあり、9割以上の学生が大学院課程に進学するため、より深い勉強を進めたい人に適しています。
7-2.筑波大学情報科学類
筑波大学情報科学類は、情報に関する科学と技術の基礎や応用力を身につけ、情報のプロとして実世界の様々な課題を解決し、豊かで秩序ある社会の実現に貢献できる人材の育成を目指しています。
30年間という長い歴史を持つ情報学類を母体としていて、ソフトウェアサイエンス、情報システム、知能情報メディアの3つの主専攻があります。
7-3.名古屋大学情報学部
名古屋大学情報学部は、自然情報学科、人間・社会情報学科、コンピュータ科学科の3学科に分けられます。
1993年に造られた「情報文化部」を母体として2017年に創設されました。
情報社会に必要な人材を育成するための徹底的なカリキュラムが特徴的です。
7-4.大阪大学工学部電子情報工学科
大阪大学工学部電子情報工学科は、開設100年を迎える伝統のある学科です。
産学連携の授業を展開しており、在学中から一流企業との共同研究を行えます。
「3年次早期卒業制度」を活用することで、能力が高い学生はさらに効率よく勉強を進められるというメリットもあります。
8.プログラマー志望者におすすめの私立大学
続いて、プログラマー志望者におすすめしたい私立大学を4校ご紹介します。
充実した環境で学習が進められる学校ばかりです。
8-1.早稲田大学基幹理工学部情報理工学科
早稲田大学基幹理工学部情報理工学科は、情報技術の専門知識を習得し、国際的に活躍できる人材の育成を目標としています。
学生が「自ら考え、手を動かす」自主性・ 積極性を重視しているため、低学年時から実験、プログラミング等、実習科目を数多く展開している点が特徴です。
8-2.法政大学情報科学部
法政大学情報科学部は、自分好みの学習方法を選択できるところがポイントです。
コンピュータ科学科とディジタルメディア学科のどちらを選んでも、全コース・全研究室を選択できます。
自分の興味関心にマッチした学習カリキュラムを組み立てられます。
8-3.日本大学理工学部応用情報工学科
日本大学理工学部応用情報工学科では、ソフトウェアとハードウェアの知識をベースに、情報処理、ネットワークシステム、組込みシステムの3つの分野を学習します。
卒業後は、45%以上が情報処理・ソフトウェア業界に進学しています。
情報セキュリティの基礎から応用分野までを学ぶことができる点が大きな特徴となっています。
8-4.関西大学総合情報学部
関西大学総合情報学部では、メディア情報系、社会情報システム系、コンピューティング系の3系から科目を選択し、カリキュラムをカスタマイズできます。
演習以外の全科目が半期で終了するため、密度が高い学習を体験可能です。
専門の教育プログラムがあるため、データサイエンスを学びたい人にもおすすめです。
9.第三の選択肢!プログラミングスクールに通う!
プログラミングを学ぶ教育機関は、大学や専門学校以外にも選択肢があります。
それは、プログラミングスクールです。
現在は、社会人から子供向けまでさまざまなプログラミングスクールが開校されています。
そのなかには、大学に通学しながら専門的なプログラミング知識を学べるスクールも多数存在します。
一般の大学に通いながら、空き時間にプログラミングを学ぶ人も少なくありません。
効率よく学習を進めたいなら、プログラミングスクールへの入学もおすすめします。
→プログラミングスクールおすすめ30選!元エンジニアが各社を徹底比較【2023年10月】
10.おすすめのプログラミングスクール3選
ここでは、みなさんにぜひ通ってもらいたいプログラミングスクールを3校ご紹介します。
気になるスクールがあったら、ぜひ資料請求をしてみてください。
10-1.ユニゾンカレッジ
まずおすすめしたいスクールは、ユニソンカレッジです。
プログラミング学習だけでなく、就職サポートも完全無料で利用することができるところがポイントです。
元エンジニアの講師が常駐しているため、不明点があったらすぐに質問できる点も利用者にとっては嬉しいです。
10-2.侍エンジニア
侍エンジニアは、マンツーマンタイプのプログラミングスクールです。
生徒一人ひとりに適したレッスンを提供しているため、学習途中で挫折しにくいでしょう。
そのため、自分のペースで学習を進めたい人に最適です。
10-3.DMM WEBCAMP
DMM WEBCAMPは、未経験者にぴったりのプログラミングスクールです。
「大学生向け就活対策コース」をはじめとした、さまざまなコースが用意されています。
返金保証がついている点も安心です。
11.プログラマーになるために学生のうちからできること
次に、プログラマーを目指す学生が在学中にしておくと良い行動を3つ解説します。
11-1.プログラミング言語に触れておく
1つ目の方法は、プログラミング言語に触れておくことです。
プログラミング言語は外国語と一緒で、使い慣れなければ上手くプログラミングすることができません。
毎日地道に勉強し続けることで、プログラマーとしてレベルアップしていくことができます。
関連記事:エンジニアにおすすめのプログラミング言語は?需要の高い言語も解説
11-2.IT分野への理解を深めておく
2つ目は、プログラミングだけでなく、IT関連の知識を学んでおくことです。
例えば、ハードウェア・ソフトウェアの概要、インターネットの基本構造、Webデザインなどが挙げられます。
IT全般の知見を深めておくと、就職後のキャリアアップに結びつくため、プログラマーとしての市場価値を高めるためにもIT分野の情報収集は欠かさないようにしましょう。
しかし、どのようにIT業界の情報収集すれば良いか分からない方がほとんどだと思います。
以下の記事では情報収集の方法を紹介しているため、情報収集をする際には参考にしてみてください。
→エンジニア必見!IT業界動向から最新技術トレンドまで情報収集のコツ
11-3.英語力を高める
3つ目の方法は、英語力を高めることです。
プログラミングにおいて英語が使われていますが、実際、プログラミング言語として使用される英語は難しいものではありません。
しかし、プログラマーはシステム開発を行う上で海外のドキュメントから情報を得ることがあり、その際に正確な情報を得るために英語力が必要となります。
また、英語力を身につけることで海外エンジニアとやり取りをすることができたり、外資系・海外企業での就職など、プログラマーとしての活躍の幅が広がります。
関連記事:システムエンジニア(SE)に英語は必要?おすすめ勉強法や本も紹介
12.【まとめ】大学に通いながらプログラミングスクールに通うのがおすすめ
大学と専門学校のどちらに通っても、プログラマーになることはできます。
しかし、それぞれにメリットとデメリットが存在するため、自分の目標や特性にマッチした選択肢を選ぶことが重要です。
なお、大学に通いながらプログラミングスクールに通うという選択肢も存在します。
いろいろな学校やスクールを比較検討して、最適な選択を行ってください。
一人でキャリアプランを立てて意思決定をするのが不安だという方は、IT専門の転職エージェントに相談することをおすすめします。
業界知識のインプットやキャリアプランの相談だけでも、ぜひお気軽にご相談ください。
このようなことで
悩まれています。
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はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役