SESで案件を断る方法を解説「断るべきではない対象者も」
IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- ・SESの案件って断ってもいいの?
- ・案件を断りたいときどうしたらいいの?
「この案件でスキルが身につくか不安」「希望の条件と大きく異なる」などと、SESの案件を断りたい理由は様々あります。
ただ、案件を断ってもいいのか、案件を断るとどうなるのか、などと不安に思い断りづらい。
そんな思いを抱えている方から多くのご相談をいただきます。
事前に読みたい⇒SES案件とは?案件の不満は企業選びの後悔!
目次
1.SESで案件を断るのは難しい
「私も振られた案件が嫌で断りたい…。」と感じたことは多々ありました。
やはり案件を断っていいものなのか躊躇してしまいますよね。
結論から言うと、SESの案件を断るのは基本的に難しいといえるでしょう。
断れない最大の理由としては、SESの「契約」という部分にあります。
一般的にSESの契約とは、SES企業と正社員として雇用されているため、振られた案件は断ることができずに請けなければならない契約です。
提案された案件を断れないことは覚えておこう!
しかし、案件を断れないとしても「こういう案件はあまり得意ではないんです…」という意思自体を示すことに問題はありません。
その理由として、いやいやで案件を請けて続けてしまうと、精神的に辛くなるなどの思わぬ負債を抱えることになります。
案件を無責任に請けないためにも、しっかりと自分の意思を示すことで、次回から考慮してくれるかもしれません。
案件は基本的に断れないことを理解したうえで、断りたい意思を示さないと何も始まらないということを覚えておいてください。
2.SESの案件を断るならキャラを作れ
先程、SESの案件を断るのは難しいと説明しましたが、それでも「案件を断っている人」はいます。
働いていることがある方は想像できるかと思いますが、希望しない仕事を断っている人を見たことはありませんか?
今回はそんな世渡り上手な人の特徴について紹介していきます。
2-1.SESの案件を断れるかどうかはキャラクター性で決まる
SESの案件を断るためには、キャラクター性が実は重要です。
例えば、世の中には飲み会があまり好きじゃなくて断って帰宅する人も多いですよね?
このような人の中には、いい関係を維持しつつうまく断っている人がいるのを想像できると思います。
実は、このような人は戦略的にキャラを作っているのです。
仕事においても、そのキャラクター性を目指すことが重要です。
SESの案件を断る際にも、同様のことがいえます。
そのキャラクターの設定に従って行動することで、案件を断りたい際にうまく立ち回れます。
2-2.SESの案件を断るために必要なキャラ設定
SESの案件を断りやすいキャラクター像は以下のような特徴があります。
断りやすいキャラクターの特徴
- ・意思決定が早い
- ・意志が固い
- ・スキルを持っている
- ・人たらし
意思決定が早いというのは、即断即決で「他の案件が良い」と意思をすぐに示すことができる人です。
SESの案件をスムーズに断るためにも、案件を提示されてすぐや1日後などが理想です。
次に、意志が固いとは、物事に対してメリハリがはっきりしているということです。
他にも、スキルを持っている人材とは、会社にとっても財産です。
会社側からしても、スキルを持っていて抜けられたら困ると感じている人に対して、案件を断ることに難色を示しにくいといえます。
最後に人たらしというのは、人の懐に入ることが上手だといえます。
上長や営業などの社内の人と多くコミュニケーションを取ることなどで、自分の意思を伝えやすい関係を構築することが重要でしょう。
2-3.SESの案件を断る人は断り文句が上手
普段からキャラクター設定をしている人は、断り文句が絶妙に上手なんです。
実際に断るのがうまい人が実践しているコツがいくつか存在します。
断り方のコツとしては、以下のポイントがあります。
断り方のコツ
- ・クッション言葉を使用する
- ・相手への気遣いや感謝を伝える
- ・理由も添えるようにする
- ・今後のことについても触れる
それぞれの断り方のコツを意識することで、うまくSESの案件を断ることができます。
クッション言葉としては以下のようなフレーズがおすすめです。
効果的なクッション言葉
- ・申し訳ございませんが
- ・ありがたいお話ではありますが
- ・恐縮ですが
- ・ご期待に添えず申し訳ありませんが
- ・申し上げにくいのですが
断る際には、角が立たないようにやんわりと断りの意思を伝えましょう。
うまく断るための断り文句としては以下のような例文も効果的です。
いつもお世話になっております。
案件のご紹介ありがとうございます。
本案件は大変魅力的なのですが、現在○○の勉強をしていて、他の案件でそちらを活かせたらと思っております。
ありがたい提案ではあったのですが、次回からは○○のような案件がありましたら、その方向性で貢献できる範囲を広げたいので、○○のスキルが扱える案件に入らせていただけませんか。
自分の意思を伝えやすい関係を作ることで、嫌われずに案件を選びやすくなります。
3.SESの案件を断るリスクを熟知し対策せよ
SESの案件は基本的に断れないため、リスクの把握が必要です。
案件を断りすぎると、どうしても嫌われてしまう恐れがあります。
3-1.断りすぎるデメリット
SESの案件を断りすぎると以下のようなデメリットが発生します。
SESの案件を断りすぎるデメリット
- ・良質な案件を振られなくなる
- ・減給の可能性がある
- ・自主退職を促される
SES企業側からしても、断り続ける人に対して良い気はしないため、良質な案件があってもその人に提示しようとはなりにくいです。
案件に入っていない状態でも、給料は発生するため、案件を断りすぎる人に対して、SES企業から減給を伝えられることもあるでしょう。
最悪の場合、間接的に退職を促されるケースもあります。
「断りたい」という自分の意思を通す際は、リスクを考慮して適切に行う必要があります。
3-2.win-winな関係を築くための努力が必要
会社員なら案件を断ることでの企業側の負担も考慮することは必要です。
一般的に案件を取ってくるのは営業であり、そこからエンジニアに案件が振られるため、営業との関係性も重要になります。
断りたい気持ちも分かりますが、案件を振ってくれる企業のことも考え、頻繁に断りすぎないという努力も重要です。
「自分の都合だけで断りすぎない努力も必要!」
また、営業の人とは密にコミュニケーションを取って、スキル習得の意欲をアピールすることで、営業の人も頑張ってくれます。
社内で好かれるための努力は欠かさずにしておきましょう!
あなたは会社に所属している会社員であり、会社の利益もしっかりと考えて行動することが前提です。
4.ITエンジニア未経験が欲を出しすぎると危険
ITエンジニア未経験とは、企業側などに対して提供できるものが無い状態です。
いわば見習いであり、見習いの人がやだただ言っていたらどうなると思いますか?
例えば、初めて包丁を使うぐらいの人が、料理の作り方を教えてもらうとなったときに、野菜を切ってくださいと頼まれたとします。
このときに、私は炒めるのがやりたいんです。切るのはやりたくありません。
などと言ったら、教える側からの印象が悪くなるのは想像できますよね。
このようにITエンジニア未経験の人が案件を断り希望を通そうとしすぎると、案件を振る企業側からの印象は悪くなります。
企業側からしたら、良い案件を振りたいと思わないし、会話したいとも思わなくなってしまうかもしれません。
「まずは素直さを大切にして企業側の信頼を勝ち取ろう!」
未経験のうちに断りすぎてしまうと、これから頑張ろうとしているあなたにとって、悪い方向にしか進みません。
未経験のうちは見習い期間だと思って、案件をえり好みせずに、引き受けるべきです。
5.SES案件に不満なら会社選びをやり直そう
SESの案件を断りたいというのは、あなたがその案件に入ってもスキルアップができないと感じている証拠でもあります。
まずは自身の会社の状況を一度俯瞰してみましょう。
今の会社でスキルは身につきますか?会社で活躍する想像はできますか?提案されている案件の規模は?教育環境は?
このように現在の会社を俯瞰してみて、将来性がないと感じた際は、会社を抜け出すべきタイミングともいえます。
実際、企業によって案件が大きく左右されるというのは事実です。詳細はこちら⇒SESの案件ガチャは実在する!回避するためのアクションプラン徹底解説
案件を断りたいと感じているあなたの不満は、もしかすると正しいかもしれません。
もし案件に入っても「スキルアップができない」と感じているのであれば、早めの現状打開を考えるのが得策でしょう。
将来的なキャリアアップができるかどうかは、現状のあなたの行動にかかっています。
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6.こんな企業は今すぐ抜け出せ!
基本的にSESの案件を断ることはできないですが、あなたの希望を聞いてくれる企業は多くあります。
しかし、中には社員の意思など、どうでもいいというようなブラック企業も存在しているのが現状です。
このようなブラック企業には、エンジニアに「経歴詐称」させたり、「家電量販店」や「コールセンター」に派遣させたりなどの特徴があります。
もしこのような企業にいると、スキルが身につかないことや無駄な年月を過ごしてしまうことなどの多くのデメリットがあり、あなたのキャリアは台無しになってしまいます。
ITエンジニアの転職では、実務経験・スキル・年齢は重要視されます。
そのため、上記で挙げたようなブラック企業で時間を費やしてしまっている方は、今すぐ抜け出すべきであるというのが私の意見です。
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はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役