SES面談パーフェクトガイド|流れ、質問、違法性、落ちる人を解説|SES
IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- ・SES面談ってなに?
- ・面談に落ちて待機になるのが不安…
- ・どうしても入りたい案件があって、面談に受かりたい…
SES企業に入社後の案件面談って意外にもつまずいてしまう人が多いですよね。
実は私もその一人でした。よくつまずいていたのが、面談の受け答えです。
本記事では、「SESって面談があるって聞いたけど、どういうこと?」「入社してからこれから面談を控えている」という方を対象に、SES面談の概要から対策まで、情報的なことから完全パーフェクトに徹底解説します。
目次
1.SES面談とは?流れを知る
SES面談とは、エンジニアが派遣・常駐するSES企業と派遣先のクライアントとプロジェクト開始前に「顔合わせ」を行うことです。
面談では、案件の説明や自分のスキルを紹介し、不明点があればお互い確認を行います。
面談無しで、客先常駐すると「思っていた案件と違った…」「仕事のレベルが高くてついていけない…」ということになりかねません。
お互いのことを知る時間でもあるため、SES面談は重要です。
それでは、SES面談の基本的な流れを紹介します。
面談はプロジェクト先の責任者、担当営業、エンジニアで実施。複数人募集している場合は他のSES企業のエンジニアも交えて面談行うことケースもあります。
面接のイメージと一緒でSES面談にも合否があり、基本的には面談終了してからの1日、2日ほどで結果がわかります。
関連記事:SESの案件ガチャは実在する!回避するためのアクションプラン徹底解説
2.【例文付き】自己紹介と経歴説明
特に未経験の方は「SESの面談でどのように自己紹介すればいいかわからない…」という方も多いです。
自己紹介はアピールするチャンスになるため、事前準備をしておくことをオススメします。
そこで、私が未経験者用に作成した例文付きの自己紹介(経歴説明)を見てみましょう。
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。〇〇所属の〇〇と申します。 私は前職で〇〇ブランドの接客業務を行ってきました。そちらの業務ではエクセルで物品や売上の管理、アルバイトに対してマネジメントも行ってきました。また、自身が店舗の責任者だったため、常に課題を抽出し、課題解決に力を入れていました。 現在は、社内の研修にてIT基礎を学びつつ、実際に手を動かした実践的な勉強を独学で行っています。現在は実際のプロジェクトを想定して、簡易的な請求書管理システムを開発しております。 未経験のため、人一倍努力し、インプットとアウトプットを繰り返し、御社で活躍できる人材になれればと考えています。 |
実務経験があれば、経験した内容をスキルシ―トに沿って説明しますが、未経験者の場合は実務経験がないため、前職を含めた自己紹介と勉強内容を盛り込み、アピールすることが重要です。
転職活動で利用したアピ―ルを面談でもそのまま利用できます。
説明が下手だと、面談に合格しないから事前に準備しておこう
3.SES面談で聞かれる質問集
SESの面談では、エンジニアを深く知るために質問をされます。
あなたがプロジェクトを管理する場合、仕事ができない人を入れたいと思いませんよね?
そのため、質問の返答は非常に重要だといえます。
そこで、高い確率で聞かれる質問をご紹介しますので、事前に準備できることはしておいてください。
SES面談の質問集
- ・経歴含めた自己紹介
- ・前職の深堀について
- ・現在、勉強していること
- ・今まで経験してきたこと(経験者)
- ・なぜ、エンジニアを目指そうと思ったのか(未経験者)
- ・どんなキャリアを目指しているか
- ・お客様との折衝経験
- ・わからないことがあるときはどう対応するか
- ・長期間の参画は問題ないか
- ・残業はできるか
- ・プロジェクト先までの通勤時間
- ・マネジメント経験はあるか
質問をされたことに対して、簡単に回答するだけでは面談に合格しません。アピールも交えながら返答するようにしてください。
「面談=面接」と考え、できうる限り担当者と準備を行うことが大切です。
質問される内容の返答次第で、合否が決まる!
全ての質問に意図があるため、理解した上で返答することをオススメします。
SESの面談における具体的な回答例はこちら⇒【例文有】SES面談の質問&逆質問集16選|落ちる人の特徴も解説
4.合格確定!SES面談の適切な逆質問集
SES面談の最後には質疑応答の時間が設けられます。逆質問はクライアントに熱意をアピールするチャンスです。
私もプロジェクトのチームリーダーとして面談を担当していた時、的確でレベルの高い質問があると「この人、優秀だなぁ」と感じ評価させていただいていました。
それでは、定番の逆質問をご紹介します。
・現在〇〇の勉強を行っていますが、御社のプロジェクトで活躍するための〇〇の勉強が必要だと考えています。他に一早く活躍できるために、勉強すべきことがあればお伺いできますでしょうか。 ・私がプロジェクトにアサインされた際、最初に行う業務についてお伺いできますでしょうか。 |
どうしても入りたいプロジェクトが担当営業から話があった場合は、必ず準備をしておいてください。
「特にありません」という返答は熱意が感じられないと捉えられて、マイナスなイメージを持たれる可能性がありますので絶対にNGです。
5.SES面談に落ちる人の特徴
SESの面談で何度も落ちる人で多いのが未経験者です。
「自分も面談が合格しなかったらどうしよう…」と考えてしまいますよね。
そこで、SES面談に何度も落ちる人の特徴を紹介します。特徴を知っておけば事前に準備することができます。
面談に落ちる人の特徴
- ・スキル不足
- ・身だしなみが清潔ではない
- ・質問の回答がずれている
- ・過去の経歴を説明できない
私もSESの面談に何度も落ちて「もうダメだぁ」と辛い経験をしました。
そんな辛い思いをしないように徹底した準備を行ってください。準備さえすれば、必ず面談に合格することができます。
6.注意しよう!SES面談が違法となるケース
実はSESの面談が違法となるケースがあります。
SES企業の契約形態には「準委任契約」「派遣契約」の2種類があります。インターネットでよく言われている「SES契約は準委任契約」となります。
合わせて読みたい⇒SES契約と準委任契約について詳しく解説
準委任契約(SES契約)では、事前に面談を行うことは違法ではありません。しかし、派遣契約であれば、事前面談は労働者派遣法第26条6項で禁止されています。
SES企業であっても全て準委任契約ではなく、派遣契約の場合もあるので、注意が必要です。
ざっくりいうと
- ・準委任契約の面談は合法
- ・派遣契約での面談は違法
しかし、派遣契約のSES企業も多いため、その時は会社案内という形を取り、面談するケースが多いです。
関連記事:SESの客先面談は違法?経歴詐称や二重派遣の違法性についても解説
関連記事:SESと派遣の違いは何?元エンジニアがその違いを徹底解説します
7.やばいSES面談を実施している企業の特徴
違法のケースを説明しましたが、違法にならないが、労働者にとってよくない面談を実施しているSES企業も多く存在します。
合わせて読みたい⇒SES企業のブラックリストを紹介!ホワイトSES企業を見極めるポイント
以下のケースに当てはまるSES企業に入社していれば、要注意です。
やばい面談を実施している企業
- ・入社前面談を行うSES企業
- ・面談でエンジニアに経歴を詐称させている
7-1.入社前面談を行うSES企業
入社後の研修期間中に面談を行うのが一般的です。ですが、入社もしていないのに面談を行う、SES企業も多く存在します。
このようなSES企業は「面談に合格してから入社日を決めるね」と言い、面談に合格するまで給与が発生しないスキームを組んでいます。
私も就職活動している時に、このようなSES企業に出会って友人のエンジニアに聞いたところ悪質な企業だと判明しました。 |
働き手からすると、入社日が不明瞭でいつから給与が発生するか分からない状態となり、気持ち的にしんどくなるのはわかりますよね。
そのため、入社前面談を行っているSES企業に、入社することはオススメしません。
7-2.経歴詐称を行い案件にアサインさせる
SES企業の中にクライアントとの面談で、エンジニアに経歴を詐称させる企業もあります。
SES企業は契約欲しさのために、エンジニアに対して経歴を偽るようにスキルシートに虚偽の記載を指示を出したり、SES面談で嘘の回答を強要したりします。
このことをエンジニア界隈では、経歴詐称と呼ばれています。
例
未経験がないのに、3年のプログラミング経験と偽る。
このほかにも、年齢や学歴さえも詐称するように強要するケースもあり、複雑な気持ちを抱えているというのがSESの経歴詐称に関する多くの方の悩みとなっています。
経歴を詐称して辛いのは自分!
エンジニアにとって経歴詐称には、多くのリスクが潜んでいます。経歴詐称に関しては以下の記事を参考にしてみてください。
8.面談に合格しない場合はどうなる?
SES企業で就業するなら、面談に合格しない場合どうなるか知っておいて損はありません。
面談に合格せずに、案件が決まらなかった場合、SES界隈では「待機」と言います。
待機になった場合は「給料が4割カットになる場合」や「最悪の場合は契約を切られるケース」もございます。
私も待機になったことがあり、給与が4割カットされて生活も厳しくなりました。 |
合わせて読みたい⇒SESの待機期間が長くて不安!その会社大丈夫?クビになるリスクについても解説
待機が長続きし、「営業から面談の話がなかった場合」や「待機者が多い場合」は転職を視野に入れるべきです。
営業力が弱いと多くの待機者を出し、結局エンジニアにとってマイナスでしかありません。待機が続いた場合、同じ轍を踏まないためにも、弊社のIT専門の転職エージェントのサービスを利用してください。
9.SES面談は徹底的に準備することが合格する鍵
SES面談について重要なポイントを絞って解説してきました。
優良な案件ほど、他のSES企業含めて、人が集まりやすい傾向があります。人気の店ほど、多くの人が並んでいるのと一緒です。
質の高い案件ほど、徹底した準備をすることが大切です。
エンジニアとしての市場価値を高めるには、入る案件は非常に重要です。結局エンジニアの市場価値は実務経験で決まるからです。
「中々案件の話がこない」「待機者が多すぎていつ案件に入れるかわからない」そのような方は弊社、ユニゾンキャリアにご相談ください。
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こんにちは!
はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役