ニートがネットワークエンジニアに就職する方法|具体的な方法を解説|ネットワークエンジニア
ニートからネットワークエンジニアに就職はできるの…?
ニート期間が長い自分でも大丈夫かな….
自分の現状をどうにかして変えたい…
✓本記事の結論
- ・ニートでもネットワークエンジニアとして就職できる可能性はあります
- ・ただし一人で転職活動するのには限界があるため、エージェントを利用しましょう
ニートからでも就職はできます!
実際にニートからネットワークエンジニアに就職に成功された方も多くいらっしゃいます。
ニートの就職現状、かつネットワークエンジニアとして就職する方法が分かれば、おのずとあなたがすすむべき方向が分かるでしょう。
先に読んでおきたい⇒ネットワークエンジニアとは?仕事内容・年収・将来性をわかりやすく解説!
目次
1.ニートでもネットワークエンジニアになれるか
ニートでもネットワークエンジニアになれます。
【→関連記事:ネットワークエンジニアとは?仕事内容・年収・将来性をわかりやすく解説!】
「IPA情報処理機構DX白書2023年」によると、8割の企業がIT人材が不足していると回答しています。
IT業界は日に日に成長を遂げているため、人手不足は大きな課題となっているのです。
そのため、未経験者でも「やる気がある人」であれば積極的に採用が行われています。
とはいえ完全未経験かつニートからネットワークエンジニアになるのは、それ程簡単なものではありません。
まずは、学歴別ニートの就職の現状から説明していきます。
1-1.大卒・高卒ニートの場合
結論
ただし、先程も述べたように完全未経験から就職するのは難易度が高いです。
また、働きながら転職活動をしている人やこれから就職活動する大学生に比べれば、条件は難しくなるため、入念に準備しなければなりません。
しかし、前述でも述べたようにIT業界は全体的に人手不足です。ゆえに「やる気がある人」であれば積極的に採用が行われています。
1-2.中卒の場合
結論
「中卒でも就職できる」という人もいますが、実際中卒となると就職口が限定されてしまいます。
採用側の視点に立てば、ニート期間の長い年長者よりも将来性がありニート期間が短い年少者の方が採用しやすいです。
ですので、より早く就職活動を行うのがいいでしょう。
1-3.高卒・大卒・フリーターの場合
結論
フリーターとニートの大きな違いは働いているか否か、つまり自身での収入があるかどうかです。
採用側の視点からみると、何もせずに時間を過ごしている人と多少なりとも自ら収入を得ている人とでは印象が変わります。
またフリーターはニートに比べ、自身の夢や目標を理由になぜ今の状態になっているのかという説明がしやすいです。
また、高卒・大卒の場合、入社後の企業研修が充実した求人が多くあるのが特徴です。
1-4.コミュ症でもなれるか?
結論
後の章でも述べますが、ネットワークエンジニアはチームプレイで業務を行うことが多いため、最低限のコミュニケーション能力は必要です。
しかし、何もコミュ力が高いといけない訳ではなく、あいさつや返事など単純な意思疎通ができれば問題はありません。
コミュニケーション能力は無くても技術力が高いエンジニアはたくさんいます。コミュニケーション能がないのであれば、スキルや努力でアピールするのが良いでしょう。
1-5.年齢制限はある?
実際に年齢制限はございます。
年齢
- ・20代でフリーター、ニート:可能性は十分あります。
- ・30、40代でフリーター、ニート:かなり難しいでしょう。
実際、年齢のことは求人では触れていませんが、20代を募集している企業がほとんどです。
そのため、20代であれ、ニートやフリーターでもネットワークエンジニアにれる可能性はあるでしょう。
1-6.就職や転職は早いに越したことはない
27歳ごろを過ぎると、未経験可能な求人を探すのが難しくなるでしょう。また、30代に入ると、ポテンシャルよりも即戦力になる経験やスキルが重視されます。
ただし、たとえ高いスキルや知識を持っていても、長期的なキャリア形成を鑑みて、「30歳まで」といった年齢制限を設けている企業もあります。
また、下記のグラフを見ていただくとニート歴が長い程、就職率は低くなっていくことは一目瞭然かと思います。
出典:労働政策研究報告書「大都市の若者の就業行動と意識の分化」より
年齢は「今」が一番若い瞬間です。少しでも就職や自分を変えたいと思っているのなら電光石火で行動した方がいいでしょう。
2.ニートからネットワークエンジニアになるには?
結論
前述したようにIT業界は人手不足です。そのため、学歴や経歴をあまり重要視しておらず、ポテンシャル採用の求人が多くあります。
ただ、ポテンシャル採用が多いとはいえ、ニートという経歴は企業にとってあまり印象がよいものではありません。
しかし、CCNAの勉強と、就職・転職エージェントを使うことで、選考通過の確率を最大限まで引き上げることができます。
それでは、次から具体的な就職方法を解説していきます。
2-1.具体的な就職方法
ニートの転職・就職活動は、働いている人と比べると厳しい道のりとなります。
そこで、少しでも就職成功の確率を上げるために、CCNAの学習ができ、転職サポートもしてもらえるスクールを探すことをおすすめします。
転職エージェントは履歴書・職務経歴書の添削、面接対策などを無料で対応してもらえるサービスです。
無料のITスクールと転職サポートがセットになっている企業を紹介します。
おすすめの転職エージェント
- ・ユニゾンキャリア
- ・エンジニアカレッジ
- ・ネットビジョンアカデミー
違約金が高すぎたり評判が悪いスクールは排除していますのでご安心ください。
●ユニゾンキャリア
項目 | 概要 |
運営会社名 | ユニゾンキャリア |
料金 | 完全無料 違約金なし |
年齢制限 | 30歳以下 |
教材 | ・動画教材で勉強 ・機器を使った実践的学習 ・テスト対策 |
就職実績 | 95% |
スクールの評判(Googleの口コミ) | ★★★★★:5.0 |
ユニゾンキャリアが提供している養成プログラムは、2ヶ月で資格(CCNA)取得の支援から就職まで、一貫したサポートを行っています。
動画教材なので自分のペースで学習できるため、IT初学者の方にはおすすめです。
そのため、Google口コミ評価では5.0と高いユーザー満足度を誇っています。
また、スクールが渋谷駅新南口駅から徒歩5分とアクセスも良いです。
●エンジニアカレッジ
項目 | 概要 |
運営会社名 | インターノウス株式会社 |
料金 | 完全無料 違約金なし |
年齢制限 | 30歳以下 |
教材 | ・学習教材あり ・講師に質問可能 ・チーム開発あり |
就職実績 | 95.3% |
スクールの評判(Googleの口コミ) | ★★★★★:4.7 |
エンジニアカレッジとは、”無料”で未経験からITエンジニアとしてIT業界に就職できるプログラミングスクールです。
2ヶ月間のインフラ・ネットワークの研修を経て、就職活動までサポートしています。
研修では、パソコンの基礎からインターネットの仕組み、Linuxの概念・基本操作などを学習することができ、実際に現場で使われるようなIT機器を用いた業務体験も行えます。
また、就職サポートでも10年以上の実績があり、就職率は95.3%を誇っています。
ただ、転職回数が異常に多かったり、職歴が一貫していない場合は受講できないケースもあります。
●ネットビジョンアカデミー
項目 | 概要 |
運営会社名 | ポート株式会社 |
料金 | 受講料無料 途中退学で15万の違約金 |
年齢制限 | 31歳以下 |
教材 | ・1ヶ月の学習カリキュラム ・CCNA取得率99% |
就職実績 | 98% |
スクールの評判(Googleの口コミ) | ★★★★★:4.7 |
主に20代の既卒・第二新卒・フリーターを対象に就職支援サービスを行っています。
ネットワークエンジニアの入門資格であるCCNAの取得を目標に、1ヶ月の研修を受け、2ヶ月目から就職活動が行われます。
無料の研修(オンラインコースもあり)と就職サポートが受けられ、未経験からでもITエンジニアとして就職できるため、学歴や経歴に自信がなくても安心です。
ただし、ネットビジョンアカデミーを利用して就職する場合、「勤務地は東京都内、もしくは東京近郊」「職種はネットワークエンジニアのみ」と条件が限られてしまいます。
それに加え、違約金も設定されているので心理的な敷居は高いと感じる方もいるでしょう。
【→関連記事:IT転職エージェントおすすめ25社比較ランキング【2024年1月】未経験エンジニア向けに解説】
3.ネットワークエンジニアに向いている人
率直に申しますとネットワークエンジニアとして最重要能力なのは「継続的に勉強ができる」、「論理的思考力」の2つです。
【→関連記事:ネットワークエンジニアに向いている人の特徴とは?未経験の転職法も紹介】
具体的に解説していきます。
3-1.継続的に勉強できる人
ここで意味する勉強は受験のように、毎日何時間も勉強を続けるイメージではなく、1日10分でもいいので勉強を毎日続けることや、分からないことをすぐに検索して調べることです。
ネットワークエンジニアは、どちらかというと地味な作業が多いので、コツコツ作業する忍耐力と最後までやり抜く責任感の高さが求められる仕事です。
未経験者の場合、全てが分からないことばかりで常に勉強しなければいけません。
3-2.論理的思考力
ネットワークシステムを設計する際に、必要な要件が漏れてしまうと、顧客の求めているサービスを提供できなかったり、想定外のトラブルに見舞われることがあるでしょう。
そうならないように、論理的に考えることで、要件に過不足がないかよく検討して、慎重な対応と判断のもとで検討する必要があります。
また、トラブルが発生したときは「トラブルの発生原因は何か?」「どのような切り口で問題を解決していけば良いのか?」を論理的に考える必要があります。
3-3.協調性(チームワーク)
ネットワークエンジニアは、単独で行動するよりもチームで動く機会が多い職種です。
特に保守・運用業務においては、複数人で客先常駐になることが多いため、クライアントやチームメンバーと長期的に良好な関係を築かなくてはなりません。
周囲と歩調を合わせる柔軟性や人当たりの良さを持っている必要があります。
4.ネットワークエンジニアのおすすめ資格
ここでは具体的な勉強法として初学者でも学びやすい資格、取得しておいた方がいい資格を紹介していきます。
初学者である方はシスコ技術者認定(CCNA)がおすすめです。ネットワークエンジニアの知識がある客観的な証明には十分なレベルの資格です。
詳しい内容、他の資格について下記、述べています。ご覧ください。
●シスコ技術者検定
CCNAは、コンピューターネットワーク機器の大手、シスコシステムズ合同会社による認定資格であり、ネットワークエンジニアの入門資格にあたります。
CCNAを取得することは、ネットワークエンジニアとして最低限の知識やスキルを有していることの証明となります。
CCNA | |
試験日 | 随時 |
合格発表 | 受験日から数日後 |
受験費用 | 36,960円 |
試験会場 | 各地域の試験会場、またはオンライン |
難易度 | 難しい |
試験時間 | 120分 |
問題数 | 100問 |
合格基準 | 825~850点/1000点(全体の75%以上) |
公式サイト:CCNA
【→関連記事:【2023年最新版】合格に導く!CCNAのおすすめ参考書を解説】
●ITパスポート
ITパスポートとは国家資格であり、ITを活用する社会人にとって必要となる、ITの基本的な知識を身に着けていることを証明する資格です。
合格者が60万人以上にも達するメジャーな試験であり、履歴書にも書けるので業種、職種を問わず取得している人が多くいます。
ITパスポート | |
試験日 | 随時 |
合格発表 | 受験した月の翌月15日前後の正午 |
受験費用 | 7,500円(税込み) |
試験会場 | 各地域の試験会場 |
難易度 | やさしい |
試験時間 | 120分 |
問題数 | 100問 |
合格基準 | 総合 600/1,000点以上 各分野 300/1,000点以上 |
公式サイト:ITパスポート
●基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、システムエンジニア、プログラマーなど、ITエンジニアが共通して理解しておくべき基本的な知識を体系的に学習することができる資格であり、IT関連の業種に従事している方、または、これから、IT業界で働きたいと考えている方を対象とした試験です。
基本情報技術者試験 | |
試験日 | 年2回 毎年4~5月、10~11月 |
合格発表 | 受験が完了した月の翌月下旬頃 |
受験費用 | 7,500円(税込み) |
試験会場 | 各地域の試験会場 |
難易度 | ふつう |
試験時間 | 午前150分(A試験)午後150分(B試験)(計300分) |
問題数 | 午前80問(A試験) 午後11問(B試験)(計91問) |
合格基準 | 1,000点満点中600点以上(A試験、B試験ともに) |
公式サイト:基本情報技術者試験
●LPIC・LinuC
LinuCとLPICはLinuxの知識や技能を証明するための資格試験です。
Linuxとはサーバーの構築やアプリケーションの開発などの実務現場でよく活用されているOSの1つになります。
LPICとLinuCはともにLinuxの実用的なスキルを証明するものであり、そもそもLinuCはLPICをベースに策定されたこともあり、形式も似通っています。
LPIC・LinuC | |
試験日 | 随時 |
合格発表 | 受験後すぐにわかる |
受験費用 | 16,500円(税込み) |
試験会場 | 各地域のテストセンター、またはオンライン |
難易度 | ふつう |
試験時間 | 90分 |
問題数 | 60問 |
合格基準 | 65~75%程度(公表はされていません) |
LPICとLinuCの違いについては以下の記事を参考にしてください。
【→関連記事:LinuCとLPICの違いは?どっちがいい?おすすめも紹介】
5.ネットワークエンジニアの年収
5-1.ネットワークエンジニアの平均年収
民間給与実態統計調査によると日本人の平均年収が441万円、ネットワークエンジニアの平均年収は485万となっています。
ネットワークエンジニアの平均年収は、日本人の平均年収よりも高いことが分かります。
調査方法:大手求人サイト(doda、求人ボックス)のデータを基に算出しています。
前述でもお伝えした通り、資格を取得しで自分の技術を客観的に証明することで年収をアップすることが可能です。
【→関連記事:【年代別】ネットワークエンジニアの年収を解説|低い?1000万円稼げる?】
5-2.ネットワークエンジニアの企業別平均年収ランキング
各大手企業のIR情報(有価証券報告書)を元にネットワークエンジニアの年収をランキング形式で算出しました。
企業名 | 平均年収 | 平均年齢 |
ソフトバンクグループ(株) | 1,253万円 | 41.5歳 |
(株)野村総合研究所 | 1,221万円 | 40.3歳 |
日本オラクル(株) | 1,046万円 | 43.1歳 |
KDDI(株) | 952万円 | 42.5歳 |
ヤマハ(株) | 934万円 | 44.0歳 |
(株)ベイカレント・コンサルティング | 933万円 | 32.0歳 |
日本電信電話(株) | 911万円 | 41.3歳 |
(株)電通国際情報サービス | 896万円 | 41.0歳 |
(株)日立製作所 | 894万円 | 42.1歳 |
トレンドマイクロ(株) | 882万円 | 39.7歳 |
出典:EDINET
ネットワークエンジニアとしての経験年数が3年以上あれば上記ランキングのような大手企業へ転職できる可能性があります。
有名企業に転職できればエンジニアとしてのブランドが手に入るほか、案件次第では市場価値の高いスキルを身につけられます。
6.ネットワークエンジニアの将来性
ネットワークエンジニアの将来性はより一層高まっています。
IT技術がより進んだ段階に移っていくことに伴い、ビジネスだけではなく私たちの生活様式にもネットワークは極めて大切なものとなっているためです。
また、現在は大手クラウドサービスの台頭により、物理的なネットワークシステムに頼らない企業が増えつつあります。
そのため、ネットワークエンジニアは時代に合ったスキルを習得できるかどうかがキャリアパスに大きく影響します。
将来性に関しては以下の記事を参考にしてください。
【→関連記事:ネットワークエンジニアの将来性は低くてオワコン?クラウド普及の影響とは】
7.まとめ
今回はニートからネットワークエンジニアの就職方法について紹介しました。
まとめ
- ・ニートからでもネットワークエンジニアに就職できる
- ・ただし、一人での就職は厳しいため、転職エージェントを利用しよう
- ・年齢が高くなれば就職は難しいくなるため、早めに就活を行ったほうがいい
- ・【就職する方法】ネットワークエンジニアに関係する資格の勉強をしながら、エージェントを利用する
現在、IT業界全体で人手が不足しており、特にIT業界のインフラであるネットワークエンジニアは常に求人が出ている状況です。
そのため、経歴や学歴は重要視しておらず、ポテンシャル採用を行っている企業が多いのが特徴です。
ニートの一番の強みは時間があることです。
本文でも述べたように年齢は「今」が一番若い瞬間です。
キャリアにブランクがある就活において行動を後回しにするのは致命的だと言えるでしょう。
時間を資格勉強に充てながら、エージェントを利用する就活が一番の近道です。
これからネットワークエンジニアを目指す方やニートであることに不安を抱いている人は本記事を参考に就活を行っていただければと思います。
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はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役