アプリケーションエンジニアとは?仕事内容や将来性、向いている人は?年収や必要なスキル・資格は?|アプリケーションエンジニア
アプリケーションエンジニアの具体的な仕事ってどんなことをするの…?
✓本記事の流れ
- ・アプリケーションエンジニアには3つの種類がある
- ・アプリケーションエンジニアの仕事を確認しよう
- ・アプリケーションエンジニアの仕事のやりがいや向いている人は?
アプリケーションエンジニアは3つの種類に分かれています。
それぞれの職種で仕事内容も少し異なり、求められるスキルや資格も異なってきます。
自身が目指したい職種を考えてから就職・転職活動、学習する言語、取得したい資格などを考えることをおすすめします。
本記事ではアプリケーションエンジニアの種類ごとに仕事内容を解説します。
次の記事では、そもそもエンジニアとは何なのかについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
⇒【図解付き】エンジニアとは?職種・種類・仕事内容・ITエンジニアの適性までわかりやすく完全網羅!
目次
1.アプリケーションエンジニアの仕事内容とは
1-1.アプリケーションエンジニアとは
アプリケーションエンジニアとは、アプリケーションの開発を行うシステムエンジニアを意味します。
私たちが日常で利用しているスマートフォンなどのアプリケーション開発の他に、企業の業務システムや、Webアプリなどさまざまな目的に合わせて開発が行われ、活用されています。
3つの種類
- ・スマホアプリケーション開発
- ・業務系アプリケーション開発
- ・Webアプリケーション開発
それぞれ開発の手順や、使用する言語も異なっているので注意が必要です。
1-2.アプリケーションエンジニアの仕事内容
アプリケーションエンジニアの仕事内容は大きく6つに分かれます。
●要件定義
要件定義は一言で表すと
お客様が要求する機能や開発者側で出た要件を整理し、お客様の求めるものを具体化させていきます。
ここで明確にしておかなければ、今後の開発のフローでゴールが分からない不安定なまま進めることになってしまいます。
そのため、要件定義は非常に重要な工程です。
要件定義が失敗すると、最終的な成果物がお客様の要望と合わず大きな修正、もしくはやり直しといったことになりかねません。
要件定義を行うにはお客様の要望を適切に引き出すヒアリング力や、長年の経験が非常に重要となってきます。
要件定義の手順
- ①計画
- ②現状の問題の把握
- ③解決すべき課題
- ④課題解決策の決定
- ⑤要件の整理
ざっくり言うと要件定義はこのような手順となります。
要件定義に関しては以下の記事がわかりやすかったので、参考にしてください。
要件定義の進め方とスキル 日経クロステック
●基本設計
基本設計では、要件定義をもとに具体的にどのように開発するのかを決めます。
基本設計は大きく2つに分かれます。
- ・ユーザー目線の利便性や操作性を考えた外部設計
- ・動作や機能などに関する内部設計
基本設計は全ての土台になる工程となりますので、ここでミスがあったり不備があれば、後に大きな問題になりかねません。
●詳細設計
プログラミングを行うためにする設計が、詳細設計になります。
詳細設計は基本設計を基にして「機能ごとに具体化」させていきます。
イメージとしてはこんな感じです
- ・詳細設計:具体的に設計する
- ・基本設計:アプリ全体を設計する
詳細設計ができていないと「どのような機能を作ればわからない…」というように、プログラミングする方とうまく連携が取れなくなってしまいます。
●コーディング(プログラミング)
このフェーズを担当する方は、通称「プログラマー」とも呼ばれています。
コーディングでは詳細設計書に沿ってプログラムの実装を行います。
作り上げたいアプリによって、使用するプログラミング言語も変わってきます。
後に各職種ごとに使用するプログラミング言語を紹介するので、ぜひ目を通してください。
●テスト
テスト工程では、開発したプログラムが実際に動作するかどうかを確認します。
要件や設計書通りに動作するかどうかや、要望の機能がすべて実現されているかなど、さまざまな角度から動作チェックを行います。
エラーが発生した場合は修正作業を繰り返し、納品に向けてバグを洗い出していきます。
●運用・保守
お客様に納品し、無事にアプリケーションがリリースされて終わりではありません。
ここからユーザーが快適にシステムを利用できるよう、運用・保守を行います。
特にアプリをリリースした初期は不具合が多いため、アプリの復旧に努めます。
運用・保守業務の具体例をご紹介します。
運用の業務
- ・マニュアルの作成
- ・問い合わせ対応
- ・開発チームに不具合を伝える
保守業務
- ・不具合の原因追求
- ・不具合の修正対応
- ・アプリのアップデート
- ・軽微な仕様変更
以上がアプリケーションエンジニアの仕事となります。
最初から全て理解する必要はありません。
まずは下流工程の仕事から理解していきましょう。
2.アプリケーションエンジニアの3つの種類を解説
アプリケーションエンジニアが開発するアプリは主に次の3つになります。
アプリケーションエンジニアの種類
- ・スマホアプリケーションエンジニア
- ・業務系アプリケーションエンジニア
- ・Webアプリケーションエンジニア
以下では、それぞれの職種について詳しく説明していきます。
2-1.スマホアプリケーションエンジニアとは
普段から利用しているiPhoneやAndroidといった、スマートフォン上で動作するアプリを開発するエンジニアのことを指します。
スマホアプリ代表例
- ・LINE
- ・ウマ娘
などが例として挙げられます。
2-2.業務系アプリケーションエンジニアとは
業務系アプリケーションエンジニアとは、業務の効率化や自動化、経営課題の解決を目的とした企業向けのアプリケーションを開発するエンジニアです。
業務系アプリ代表例
- ・生産管理アプリ
- ・在庫管理アプリ
- ・勤怠管理システム
- ・給与管理システム
日本においては業務系の開発が多いため、業務系の開発に携わる可能性が高いです。
2-3.Web系アプリケーションエンジニアとは
Web系アプリケーションエンジニアとは、インターネットを通し、Webブラウザから利用できるアプリケーションを開発するエンジニアです。
ユーザーが利用する、オンラインショッピングやメールアプリケーションがWebアプリに該当します。
Webアプリケーションの代表例
- ・楽天市場
- ・Amazon
- ・Gmail
などが挙げられます。
●Webアプリケーションの仕組み
Web系アプリケーションの開発は役割も細分化されており、ユーザーが使用する部分の開発を行うフロントエンドと、サーバー側の開発を行うバックエンドに分けられます。
2-4.SE(システムエンジニア)との違いとは
アプリケーションエンジニアと似た職種にSE(システムエンジニア)があります。
アプリケーションエンジニアは、上で説明した通り、様々なアプリケーションの開発に関する幅広い工程を担います。
一方、SE(システムエンジニア)はソフトウェアやアプリケーションなど、幅広いITシステムの開発を行います。
またSE(システムエンジニア)は要件定義や基本設計などの上流工程を担当し、実際のプログラミングはプログラマーが担当することが多いです。
関連記事:システムエンジニア(SE)とは何か?【図解】仕事内容・資格・年収をわかりやすく簡単に解説
3.アプリケーションエンジニアの仕事の平均年収・やりがい
アプリケーションエンジニアエンジニアの仕事の年収とやりがいを解説します。
3-1.アプリケーションエンジニアの平均年収
アプリケーションエンジニアエンジニアを目指すのであれば、平均年収も気になるポイントでしょう。
調査方法:doda、求人ボックス、indeed、typeの平均年収の合計値を出し、平均した数値となります。
アプリケーションエンジニアの平均年収は500万円となっています。
国税庁による令和3年民間給与実態統計調査では、日本の平均給与が443万円となっているので、平均値より高いというデータとなります。
(引用元:民間給与実態統計調査 国税庁長官官房企画課)
アプリケーションエンジニアの年収アップ方法は以下の記事で説明しています。
3-2.アプリケーションエンジニアのやりがい
アプリケーションエンジニアは大変な仕事でもありますが、やりがいもあります。
3つのやりがい
- ・自分の作ったアプリが目に見える
- ・ユーザーの声が聞ける
- ・企画、提案ができる
●自分の作ったアプリが目に見える
自分が作ったモノが目に見えるということはモノづくりの大きな達成感につながるように、アプリの開発でも同じことが言えます。
自分が実装したアプリが目に見える形として残るのです。
ゼロからイチを作り上げることに達成感を感じられる人には、大きなやりがいにつながる職種であるといえます。
●ユーザーの声が聞ける
開発したアプリのユーザーによっても異なりますが、アプリに対する反応をダイレクトに受け取ることができるという大きな特徴があります。
ユーザーの生活や業務が豊かになり感謝されたり、他者に影響を与えたという実感が得られやすいので、達成感を感じ、やりがいにもつながるでしょう。
逆にユーザーの悪い声も聞くことにもなりますので、素直に受け止めて次に活かすことが大事です。
●企画・提案ができる
基本的にお客様から開発の依頼があり、ヒアリングを通して最終的な成果物の目標を決めて開発を行います。
お客様の中には開発の知識があまりなく、非現実的な要望であったり、時にはお客様自身の要望が漠然としていたりする場合もあります。
より良いものになるよう開発目線、ユーザー目線としての意見を企画・提案することもあります。
アプリケーションエンジニアには上記のような仕事のやりがいの例がありますが、企業によってはやりがいはさまざまです。
やりがいを持って仕事に取り組めるように、企業選びはしっかりと考えて行いましょう。
一人では不安な方や未経験の方は特に、IT専門の転職エージェントを利用するのがおすすめです。
弊社ユニゾンキャリアでは、IT専門の転職支援サービスを行っています。
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4.アプリケーションエンジニアの仕事に向いている人
それでは、アプリケーションエンジニアに向いている人はどんな方でしょうか?
向いている人の特徴
- ・IT技術を学び続けられる人
- ・問題、課題解決能力がある人
- ・コミュニケーション能力がある人
4-1.IT技術を学び続けられる人
IT業界は常に新しい技術が生まれ、世の中のITの流れは常に変化しています。
それに伴い、必要とされるプログラミング言語も変わってきます。
また、開発で利用しているツールも様々で、利用ツールも年々少しずつ変化しています。
常に新しいことにアンテナを張り、学び続けられる人はアプリケーションエンジニアに向いています。
学び続けるとは
- ・プロジェクトで新しい発見をしたら、すぐに習得する
- ・ITのトレンドを常に追っかける
- ・できるだけ最新の技術プロジェクトに入るようにする
ニュースを見ることも非常に良いですが、総務省が出ているデータなども参考になりますので、見ておいて損はないと思います。
その例として「DX白書2023」が挙げられます。ぜひご覧ください。
「DX白書2023」
4-2.課題解決能力
アプリやシステム開発においてはバグや不具合は切っても切れない関係です。
エラーやバグが発生すると、原因を追及し修正しなければならないため、問題や課題を解決する能力が求められます。
地道で細かい作業をコツコツと粘り強く、問題に向き合い努力できる人はアプリケーションエンジニアに向いています。
4-3.コミュニケーション能力
エンジニアの仕事は技術力が求められる仕事であるため、コミュニケーション能力が必要ないと思われがちです。
しかし、アプリ開発はお客様の要望あっての開発です。
お客様の要望を実現できるよう、細かいやり取りを何度も繰り返します。
このヒアリングを怠るとお客様の要望とずれが生じ、違ったものが出来上がってしまうことにもなりかねません。
そのため、コミュニケーション能力は非常に重要なスキルとなります。
次の記事では、アプリケーションエンジニアに向いている人の特徴をより詳細に解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
5.職種ごとに必要なスキル(言語)と役立つ資格
実際にアプリケーションエンジニアに求められるスキル(言語)を、3つの職種ごとにご紹介します。
アプリケーションエンジニアは、未経験者のポテンシャル採用を行う企業も多くあり、未経験者の選考ではIT技術を学ぶ意欲や姿勢が評価されます。
ここでは取るべき資格も解説しているので、参考にしてみてください。
5-1.スマホアプリケーションエンジニア
スマホアプリの開発には技術面でのスキルが重要になってきます。
まずは、プログラミング言語の習得を目指しましょう。
●必要なプログラミングスキル
プログラミング言語
- ・Swift
- ・Android Java
- ・Kotlin
- ・C#
日本では、iPhoneやiPadの需要が65%ほどを占めているため、IOSを開発する「Swift」の仕事が多いです。
●取得をおすすめする資格
プログラミング言語
- ・Android技術者認定試験
- ・Swiftの資格
Swiftの資格は「App Development with Swift」の資格がありますが、英語版しかないため、英語への理解が必要になります。
無理に資格を取得するのではなく、書籍を使い実践のために勉強するという選択肢もあります。
●スマホアプリ開発のおすすめ書籍
スマホアプリ開発を勉強したい方におすすめの書籍をご紹介します。
・絶対に挫折しない iPhoneアプリ開発「超」入門 第8版 【Xcode 11 & iOS 13】 完全対応
出典:絶対に挫折しない iPhoneアプリ開発「超」入門 第8版 【Xcode 11 & iOS 13】 完全対応 (Informatics & IDEA)
こちらの参考書は、プログラミング経験がゼロの方におすすめです。
丁寧な説明で基礎知識が得られ、プログラムを作りながら流れを同時に理解できる書籍となっています。
・改訂2版 中学生でもわかる Androidアプリ開発講座
出典:改訂2版 中学生でもわかる Androidアプリ開発講座
本書の通りに作業を進めると、アプリが完成する書籍です。
プログラムの進め方を理解したい人に向いています。
プログラミング言語をよりしっかり理解したい方にはとてもおすすめです。
5-2.業務系アプリケーションエンジニア
業務系アプリ開発の必要スキルとして、まずプログラミング言語の知識は必要不可欠です。
業務系アプリの開発に用いられる言語
- ・Java
- ・C言語
- ・Python
- ・Ruby
おすすめは「Java」の言語を学ぶことです。
Javaは日本でのシェア率33%と日本では一番需要の高い言語となっています。
また、業務課題の解決や効率化するためのアプリ開発が多いため、ビジネスに対する知見も深めることも大事です。
まずはプログラミング言語の習得からはじめましょう。
●取得をおすすめする資格
プログラミング言語
- ・Oracle認定Java
- ・Ruby技術者認定試験
- ・PHP技術者認定試験
- ・C言語プログラミング能力検定試験
未経験から学習する方に特におすすめなのは、最も需要の高いJavaの資格となっています。
●おすすめ書籍
・スッキリわかるJava入門 第3版 スッキリわかるシリーズ
出典:スッキリわかるJava入門 第3版 スッキリわかるシリーズ
Androidアプリ開発に特化した本ではありませんが、Androidアプリの開発にJavaの知識は必要不可欠なため、こちらの書籍で学習することをおすすめします。
5-3.Web系アプリケーションエンジニア
Web系アプリケーションエンジニアになるために必要なスキルは、バックエンドとフロントエンドによって異なります。
バックエンド言語
- ・Java
- ・PHP
- ・Ruby
- ・Python
バックエンド側を担当する場合は、上記の言語の知識が必要です。
さらに、バックエンド言語だけでなく、サーバーやデータベースの知識も必要となってきます。
まずは、バックエンド言語の習得から始めていきましょう。
フロントエンド
- ・HTML
- ・CSS
- ・JavaScript
フロントエンド側を担当する場合は、上記のスキルが必要です。
また、言語以外にもUI/UXの知識が必要となります。
フロントサイドの開発は、ユーザーが実際に使用する部分の構築を行うため、ユーザーの利便性や操作性を考えたデザインを構築できる知識が不可欠です。
取得をおすすめする資格
プログラミング言語
- ・Oracle認定Java
- ・Ruby技術者認定試験
- ・PHP技術者認定試験
- ・HTML5プロフェッショナル認定試験
取得する資格は、入社を希望する企業が主に使っている言語に関するものが良いでしょう。
ただ、Web系アプリケーションの開発ではバックエンドの技術が求められることが多く、Javaの資格はおすすめです。
次の記事では、アプリケーションエンジニアが使用する言語の、需要のランキングや難易度を紹介しています。
→アプリケーションエンジニアにおすすめする言語と難易度を徹底解説!
●おすすめ書籍
・UI/UXデザインの原則
出典:スッキリわかるJava入門 第3版 スッキリわかるシリーズ
UI/UXの基本的な概念を学べる1冊になります。
用語の解説もあり、事例もあるのでUI/UXについて初歩的な部分から学びたい方におすすめです。
●全てのアプリケーション開発で役立つ資格
アプリケーション開発で役立つ資格
- ・基本情報技術者試験(おすすめ)
- ・応用情報技術者試験
ITの基礎スキルを身に付けたい方は、基本情報技術者試験がおすすめです。
アプリケーションエンジニアとして開発に携わる際の全般的な知識を学習できます。
応用情報技術者試験とは、コンピュータやITに関連する応用的な知識やスキルを評価する試験です。
基本情報技術者試験がレベルアップしたものが応用情報技術者試験です。
次の記事では、アプリケーションエンジニアが取得すべき資格について、より詳細に解説しているので、確認してみてください。
→アプリケーションエンジニアが取るべき資格や難易度を徹底解説!
6.アプリケーションエンジニアの勉強方法
アプリケーションエンジニアの勉強方法を解説します。
6-1.【レベル別】実践向けの勉強方法
アプリケーションエンジニアに向けて、ただ闇雲にプログラミングを勉強するだけでは挫折してしまうこともあります。
「完全初学者向け」と「プログラミングをある程度理解している方向け」でレベル分けしています。
●完全初学者向けの学習方法
これまでにプログラミングについて勉強したことのない方は以下の勉強に取り組んでください。
まずはプログラミングに触れて、楽しさを知ることから始めましょう。
未経験の状態から全ての仕組みを完璧に理解しようとし、挫折に繋がります。
これらのツールの中でもprogateは特に分かりやすく、難易度も低いため、挫折も少ないと思います。
次の記事では、アプリケーションエンジニアになるための勉強方法をより詳細に解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
●プログラミングをある程度理解した方
プログラミングについてある程度理解した方は、簡単なアプリを開発してみましょう。
いきなり自分でゼロから開発を行うことはあまりにも難易度が高すぎるため、教本で紹介されているサンプルを模写することをおすすめします。
正しいプログラムを理解し、どのように動いているのか理解していくことが重要です。
模写のできる書籍として以下の3冊をご紹介します。
・たった2日でマスターできるiPhoneアプリ開発集中講座(Swift)
コードを実際に書いていくことでアプリも実装でき、小さな成功体験が得られる本ですので、とにかく手を動かして実装してみたいという方におすすめです。
・スッキリわかるJava入門 第3版 (スッキリわかる入門シリーズ)
この本はJavaのわかりやすい説明だけでなく、サンプルコードを書きながら学ぶことができます。
難しい概念や知識を丁寧に説明されているため、初心者の方に向いていますが、ある程度の理解がある方には物足りないかもしれません。
しかし、それほど未経験者の方が理解するのにおすすめな本です。
・スッキリわかるPython入門 (スッキリわかる入門シリーズ)
プログラミングを行う中で、一番挫折しやすいのがエラーが発生した時です。
プログラムを書きながら、エラーが出た際のエラーの解説も行ってくれるので、ただ模写するだけでは学べない部分も学ぶことができる、未経験者に寄り添った本です。
6-2.やってはいけない勉強方法
未経験の方がよくやりがちな学習として、HTML,CSS,JavaScriptを深堀勉強していくことがあげられます。
未経験の方がプログラミングという言葉を聞くと、私たちユーザーが普段使用するアプリやサイトの画面などを想像します。
この部分の作成に使用する言語がHTML,CSS,JavaScriptになるため、手を付けやすく感じるでしょう。
しかし、企業が求めているアプリケーションエンジニアのスキルは、主にJava、Python、Ruby、C、Swiftなどのバックエンドと言われている言語になります。
(例)
- フロントエンド言語:HTML,CSS,JavaScript
- バックエンド言語:Java,C言語,Python
- スマホアプリ言語:Swift,Kotlin
希望するような企業がどのようなスキルや言語を求めているのかを調べて、効果的に学習を進めましょう。
7.アプリケーションエンジニアの将来性
アプリケーションエンジニアへの転職を考える上で、将来性についても心配なポイントでしょう。
結論から言うと、アプリケーションエンジニアの将来性は高いです。
現在DX化が進んでおり、IT人材が不足しています。
経済産業省のデータによると、2030年までに多くて79万人が不足すると予想されています。
中でもアプリケーションエンジニアは、アプリケーションが様々な領域で使われていることや、システムの設計から構築、運用など幅広く携わるため、人材が不足しています。
8.アプリケーションエンジニアになるには
アプリケーションエンジニアになるための具体的な転職方法を解説します。
8-1.具体的な転職方法
結論
2つを併用する理由は持っている求人にあります。
「転職エージェントが持っている求人」と「求人サイトにしかない求人」があるからです。
できる限り良い企業に入社するには、多くの企業の求人を見比べた方が良いですよね。
更に転職エージェントを活用すると下記のようなメリットもございます。
転職エージェントを活用するメリット
- ・無料で利用できる
- ・IT業界やエンジニア職について理解を深められる
- ・将来のキャリアプランを立てられる
- ・求人紹介をしてくれる
- ・面接対策や内定フォローなどのサポートがある
無料で相談できるので、情報収集がてら話を聞きに行くだけでも大丈夫です。
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おすすめの求人サイト
- ・doda
- ・リクナビNEXT
- ・マイナビ転職
また、上記の求人サイトもおすすめです。
求人サイトと転職エージェントどちらも利用した方が良いですが、早く転職したい!という方は、転職を徹底サポートしてくれるIT専門の転職エージェントの利用をおすすめします。
以下の記事では、アプリケーションエンジニアになるために必要なスキルや転職方法などを詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
→アプリケーションエンジニアになるには?転職方法や必要なスキルを徹底解説!
8-2.転職活動で気を付けるべきこと
IT業界に属する企業は多数存在しますが、詐欺まがいなことをしている企業も数多く存在します。
そのような企業には入社しないようにしましょう。
特に家電量販店や携帯販売ショップに派遣させるような企業は絶対入社してはいけません。
詳しくは以下の記事で解説しています。
8-3.アプリケーションエンジニアの求人例
項目 | 内容 |
職種 | Webアプリケーションエンジニア |
仕事内容 |
入社後は3ヶ月間の研修から始めていただきます。 【研修内容】 【仕事内容】 |
雇用形態 | 正社員(試用期間3か月) ※試用期間中の給与・待遇に差異はありません |
給与・年収 | ◆年収 370~420万円 ◆昇給 年1回(4月) ◆賞与 年 2 回(7 月・12 月) ※昨年度4.7カ月分支給 |
勤務時間 | 9:00~17:30(実働7時間30分、休憩1時間) |
勤務場所 | 東京都 ※ほとんどの社員がリモート勤務 入社1年間は出社となります。 |
休日・休暇 | 年間休日125日以上 ◆完全週休 2 日制(土日) ◆土日祝休み ◆年末年始休暇 ◆有給休暇 ◆慶弔休暇 ◆結婚休暇 ◆忌引き ◆介護・育児休暇(男性の取得実績あり) |
福利厚生 | ◆通勤手当 ◆家族手当 ◆住宅手当 ◆健康保険 ◆厚生年金保険 ◆雇用保険 ◆労災保険 ◆厚生年金基金<各手当・制度補足> 通勤手当:全額支給 ※会社規定に基づく 家族手当:一律 5 千円/月 住宅手当:1万円/月(家賃、住宅ローン有の方) 社会保険:補足事項なし 厚生年金基金:補足事項なし<教育制度・資格補助補足> ■資格取得合格祝い金(受験費用も支給)<その他補足> ■レジャー・保養所 ■映画館・遊園地等のチケット購入補助 ■旅行宿泊補助金制度 ■在宅勤務制度あり |
選考の流れ | 書類選考 ↓ 適性検査 ↓ 面接:2回 |
9.まとめ
今回はアプリケーションエンジニアの仕事内容、やりがいについて解説しました。
主な仕事内容
- ・要件定義
- ・基本設計
- ・詳細設計
- ・コーディング(プログラミング)
- ・テスト
- ・運用、保守
アプリケーションエンジニアの仕事の工程は大きく分けると6つに分類されます。
工程ごとに仕事内容も違ってきますので、まずはテストやコーディング業務を理解するところから始めましょう。
仕事のやりがい
- ・自分の作ったアプリが目に見える
- ・ユーザーの声が聞ける
- ・企画、提案ができる
ユーザーの声が聞けるのは、やりがいに感じることが多いでしょう。
また、スキルが身に付けば「企画や提案」もできるようになると更にアプリ開発の楽しさ、やりがいも生まれてくるでしょう。
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はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役