インフラエンジニアは30代未経験でもなれる?転職方法について解説
インフラエンジニアを目指したいけど、30代からでも間に合うのかな…
✓本記事の結論
- ・30代未経験からでもインフラエンジニアになれる!
- ・30代から未経験転職するなら、20代と同じ転職活動はNG
- ・未経験からインフラエンジニアになるためには、資格を取ることが大切
インフラエンジニアの転職活動をするなかで、30代未経験から本当にインフラエンジニアとして働く事が出来るのか、不安に思っている方もいるのではないでしょうか?
実際、30代前半の方がインフラエンジニアとしての転職を成功させている事例は多くございます。
しかし、がむしゃらに頑張っても上手くいかないのが現実です。
そこで本記事では、30代未経験の方がインフラエンジニアとして転職を成功させるための方法をご紹介します。
現在転職活動中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
そもそもインフラエンジニアとは何かということについて確認したい方は、以下の記事をご覧ください。
目次
1.30代未経験からインフラエンジニアになれる?
IT業界は人材不足であるため、30代未経験からでもインフラエンジニアに転職することは可能です。
IPA情報処理推進機構が公開した「DX白書2023」によると、IT企業の8割以上がIT人材不足と回答しています。
IT人材不足の観点から、インフラエンジニアの需要は高いと考えられます。
そのため、30代未経験からでもインフラエンジニアを目指すことが可能です。
実際に、30代未経験歓迎の求人を出している企業もあります。
ですが、そういった求人は表に出ることが少なく、1人で求人を探すのには限度があるでしょう。
ユニゾンキャリアでは、IT業界に特化した未経験からのエンジニア転職サポートを展開しております。
30代前半からインフラエンジニアとして転職された方の実績も数多くございます。
未経験からインフラエンジニアを目指したいと考えている方は、是非一度ご相談ください!
2.インフラエンジニアに30代未経験から転職する方法
30代未経験からインフラエンジニアに就職するには、具体的にどうしたらいいのでしょうか?
20代未経験者向けのインフラエンジニアへの転職方法に関する記事と合わせて戦略を考えていってくださいね。
【→関連記事:インフラエンジニアへの転職の秘訣3選!大手企業の求人情報も紹介】
ここでは、転職を成功させるための方法をご紹介します。
2-1.「20代と一緒の行動では厳しい」と知る
30代未経験からインフラエンジニアに転職する場合、20代に比べ難易度がかなり高いです。
20代の求職者と同じ行動では、まず転職できないと考えていいでしょう。
同じ未経験者であれば、企業はより育成がしやすく、長期に働いてくれる20代の方を採用するためです。
30代からの未経験転職は、本気で取り組まなければ間違いなく採用されません。
それを知らずに転職活動をしてしまうと、気づいた時には手遅れになる可能性があります。
ですがそれを知っていれば、事前に準備をすることができます。
まずは「30代未経験からの転職は難しい」と意識してください。
その上で、どうすれば未経験からインフラエンジニアに就職できるのかを考えていきましょう。
2-2.資格を取得する
30代から未経験でインフラエンジニアに転職するのであれば、まずは資格取得をおすすめします。
20代未経験であれば資格が無くてもインフラエンジニアとして就職できますが、30代未経験の場合は資格無しでの転職は難しいからです。
インフラエンジニアを目指すのであれば、以下の資格がおすすめです。
取得すべき資格
- ・CCNA
- ・LPIC、LinuC
それぞれどんな資格なのか、具体的に見ていきましょう。
CCNA
項目 |
内容 |
試験時間 |
120分 |
合格率(%) |
非公開 |
合格ライン |
正答率60%以上 |
目安勉強時間 |
初学者140時間~200時間程度 |
出題数 |
102問 |
出題形式 |
選択形式、ドラック&ドロップ |
受験方式 |
CBT方式(コンピュータでの受験) |
受験費 |
36,960円(税込) |
受験場所 |
全国のテストセンター |
開催時期 |
通年 |
URL |
CCNA(Cisco Certified Network Associate)はネットワーク機器最大手であるシステムシステムズ社が主催する試験で、ネットワーク技術の知識が問われます。
ネットワーク系の技術が必要とされるインフラエンジニアにとって、特に取っておいた方がいいとされる資格です。
シスコの認定資格はレベルがあり、CCNP、CCIEは非常に難易度の高い資格です。
ですので、まずはCCNAの取得をお勧めします。
この資格を未経験で取得することができれば、他の求職者よりも有利に転職活動を進めることができるため、おすすめの資格です。
CCNAの試験概要や対策方法、参考書についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【→関連記事:【2023年最新版】合格に導く!CCNAのおすすめ参考書を解説】
LPIC、LinuC
LPIC |
LinuC |
|
試験時間 |
90分 |
90分 |
合格ライン |
正答率65%~70%以上 |
正答率65%以上 |
出題数 |
約60問 |
約60問 |
出題形式 |
選択問題 |
選択問題 |
受験方式 |
CBT方式(コンピュータでの受験) |
CBT方式(コンピュータでの受験) |
受験場所 |
全国のテストセンター |
全国のテストセンター |
開催時期 |
通年 |
通年 |
URL |
LPIC、LinuCは、LinuxというOSの知識を問う資格試験で、CCNAと同様に未経験インフラエンジニアが取るべき資格のひとつです。
LPICとLinuCの対策方法や参考書について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【→関連記事:LinuCとLPICの違いは?どっちがいい?おすすめも紹介】
他にもインフラエンジニアにおすすめの資格が多数ございます。以下の記事をご覧ください。
【→関連記事:インフラエンジニアの資格16選|取得の順番や難易度など一覧で解説!】
2-3.転職サポートのあるエンジニアスクールを探す
エンジニアスクールを利用することも、転職を有利に進めるためにおすすめの手段です。
エンジニアスクールのカリキュラムの中には、資格の取得をメインにしているものもあり、資格を取得するのに役立つでしょう。
またスクールの中には、転職までサポートしているところもあります。
ひとりで転職活動を行うよりも、サポートを受けながら転職活動を行う方が、より効率的に転職活動を行えます。
以下は、資格の取得サポートと転職サポートを同時に行っている企業の一覧です。
中には無料のものもありますので、上手く使って転職を有利に進めていきましょう。
企業名 |
金額 |
取得できる資格 |
完全無料 |
CCNA、LPIC |
|
KENスクール |
238,700円 |
CCNA |
ネットビジョンアカデミー |
150,000円 |
CCNA |
UZUZカレッジ |
月額制/33,000 |
CCNA、LPIC |
Winスクール |
189,200円 |
CCNA |
リナックスアカデミー |
166,100円 |
CCNA |
3.30代未経験がインフラエンジニアになるための勉強方法
30代未経験の方がインフラエンジニアになるための勉強方法についてご紹介します。
3-1.書籍で勉強する
インフラエンジニアに必要な知識は書籍で身につけることができます。
近年では様々な参考書が電子書籍としても販売されるようになったので、仕事の隙間時間などに勉強したい方におすすめできる勉強法です。
おすすめの本
未経験から基本的なインフラについて勉強できる一冊になります。
初心者向けに作られているので、未経験者でも分かりやすく学ぶことができます。
書籍を用いてインフラエンジニアに関連する内容の学習を進めたいという方は以下の記事をご覧ください。
【→関連記事:インフラエンジニアにおすすめの本18選!【元エンジニアが解説】】
3-2.webサイトを活用する
近年ではインターネットの普及に伴い、学習サイトなどのwebサイトが充実してきました。
ネットで調べると、未経験からインフラエンジニアを目指したい方に向けた勉強サイトが出てきます。
勉強コストを最小限に抑えられ、手軽に勉強できるというメリットがあるため、おすすめです。
ですが、webサイトには誤った知識や情報が書かれている場合もあります。
正しい情報かを確認するためにも、複数のサイトや本を使って勉強するといいでしょう。
おすすめ学習サイト
環境構築やインフラの知識を独学で勉強する人のために作られた学習サイト。
ゲーム感覚で学ぶことができるため、未経験から勉強するのにおすすめのサイトです。
他にも学習に便利なwebサイトを知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
学びに関するおすすめWEBメディア一覧|WLEXPO仕事ナビ
3-3.エンジニアスクールに通う
インフラエンジニアのためのカリキュラムが組まれたエンジニアスクールの利用もおすすめです。
難しい単語や知識について、すぐに質問できる環境があるのは大きなメリットです。
難しいと言われるインフラエンジニアの勉強も、スクールに通うことで効率よく勉強することができます。
ただ、スクールに通うには費用がかかります。
他の勉強法に比べ、かかる費用が大きいという点はデメリットとして挙げられるでしょう。
エンジニアのプログラミングスクールについて、以下の記事では30社を比較しております。
【→関連記事:プログラミングスクールおすすめ30選!元エンジニアが各社を徹底比較【2024年最新版】】
4.インフラエンジニアの将来性
そもそもインフラエンジニアは、30代から未経験で目指す価値があるのでしょうか?
ここでは、現在のインフラエンジニアの需要と今後の将来性について解説していきます。
4-1.インフラエンジニアの需要
結論から申し上げますと、インフラエンジニアの需要は高いといえます。
企業や組織のITシステムを問題なく動かし続けるためには、インフラエンジニアの存在が必要不可欠です。
現在のIT業界では、クラウド化やDX(デジタルトランスフォーメーション)が発展したことにより、どの企業でもITシステムの導入が進んでいます。
そのことから、インフラエンジニアの需要も比例して高まっているのです。
4-2.インフラエンジニアの将来性
インフラエンジニアはIT業界において非常に重要な存在であり、今後も高い需要が予想されます。
今後、企業や組織のデジタル化が進む中で、より安定した高度なシステムが求められるようになります。
それに伴って、インフラエンジニアの役割はますます重要性を増してくるでしょう。
ただ、クラウド化やIoTなどの新しい技術の登場したことによって、インフラエンジニアにも新しいスキルや知識が求められるようになっています。
将来も求められるインフラエンジニアになるには、時代の変化に取り残されないよう、知識を常にアップデートしていく必要があるでしょう。
【→関連記事:インフラエンジニアの将来性|需要を業界の最新動向を踏まえて解説】
5.まとめ
30代未経験でもインフラエンジニアになることはできますが、20代未経験と一緒の行動ではインフラエンジニアになることは厳しいです。
30代未経験からインフラエンジニアを目指したい方は、資格を取得しておくといいでしょう。
インフラエンジニアにおすすめの資格は以下の通りです。
おすすめの資格
- ・CCNA
- ・LPIC、LinuC
資格を取得することで、30代未経験からインフラエンジニアになれる可能性がグッと上がります。
より良い企業に転職するためにも、資格の取得はおすすめです。
また、インフラエンジニア未経験者におすすめの勉強方法は以下の通りです。
おすすめの勉強方法
- ・書籍で勉強する
- ・webサイトを活用する
- ・エンジニアスクールに通う
30代で未経験からインフラエンジニアに転職するためには、他の求職者と差を付けなければなりません。
転職を成功させるためにも、しっかりと準備していきましょう。
このようなことで
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はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役