インフラエンジニアの資格16選|取得の順番や難易度など一覧で解説!
インフラエンジニアはどんな資格を取得すればいいの?
最初に取得する、おすすめ資格って何?
✓本記事の結論
- ・インフラエンジニアは資格取得をするべき
- ・おすすめ資格は「CCNA」「LinuC・LPIC」
インフラエンジニアの資格の種類が多すぎて、何から取得すればよいか分からない人は多いと思います。
本記事では、初学者が取得すべき資格に加えて、勉強方法も詳しく解説しています。
そもそもインフラエンジニアとは何かということにつて知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
目次
1.インフラエンジニアにおすすめの資格16選と取得するべき順番
以下の表はインフラエンジニアにおすすめの資格について難易度別に比較したものです。
資格名 | 難易度 |
ITパスポート | ★ |
CCNA | ★ |
LinuCレベル1 | ★ |
AWSクラウドプラクティショナー | ★ |
基本情報処理技術者試験 | ★★ |
LinuCレベル2 | ★★ |
AWSソリューションアーキテクト アソシエイト | ★★ |
情報セキュリティマネジメント | ★★ |
応用情報技術者試験 | ★★★ |
CCNP | ★★★ |
LinuCレベル3 | ★★★ |
CompTIA Security+ | ★★★ |
ネットワークスペシャリスト | ★★★★ |
データベーススペシャリスト | ★★★★ |
AWS認定SPECIALITY | ★★★★ |
情報処理安全確保支援士 | ★★★★ |
難易度はスキル標準ユーザー協会を参考にしています。
1-1.未経験者が取得するべきインフラエンジニアの資格4選
インフラエンジニア未経験の人におすすめの資格をいくつか紹介していきます。
第1位:ITパスポート
ITパスポート試験概要 |
詳細 |
試験時間 |
120分 |
合格率 |
50% |
目安の勉強時間(難易度) |
初学者 50時間~80時間 |
出題数 |
100問 |
出題形式 |
四肢択一式 |
受験費 |
7,500円(税込) |
受験方式 |
CBT方式(コンピュータでの受験) |
受験場所 |
全国(試験会場) |
開催時期 |
通年 |
URL |
ITパスポートの特徴は以下のようにまとめております。
ITパスポートの特徴
- ・概要: IT基礎知識を持つことを証明する資格
- ・誰向け: IT業界への初心者やIT知識を身に付けたい方向け
- ・出題内容: コンピュータの基礎知識、ネットワーク、データベースなどの基本的な知識が出題される
- ・他の資格との異なる特徴: IT業界への入門用の資格であり、基本的なIT知識を広くカバーしている
第2位:CCNA
シスコ技術者認定は、大手ネットワーク機器メーカーであるCisco社が運営している資格です。
CCNAを始めとして、幅広いネットワーク関係の試験を取り扱っています。
シスコ技術者認定試験は世界共通基準の資格のため、インフラエンジニアを目指す人であればまず取得を目指したい資格でもあります。
試験区分はレベルと分野ごとにそれぞれ分かれているため、自分にあった資格から受験するようにしましょう。
CCNA試験概要 |
詳細 |
試験時間 |
120分 |
合格率(%) |
非公開 |
合格ライン |
正答率60%以上 |
目安勉強時間 |
初学者140時間~200時間程度 |
出題数 |
102問 |
出題形式 |
選択形式、ドラッグ&ドロップ |
受験方式 |
CBT方式(コンピュータでの受験) |
受験費 |
36,960円(税込) |
受験場所 |
全国のテストセンター |
開催時期 |
通年 |
URL |
CCNAの特徴は以下のようにまとめました。
CCNA CCNAはCISCOが出している資格で、ネットワークやIPサービス、セキュリティ、自動化などを対象にした問題が問われます。 試験概要 詳細 試験時間 90分 対象試験 101試験 and 102試験(5年以内に両方取得すること) 合格率(%) 非公開 合格ライン 正答率65%以上 受験資格 なし 目安勉強時間 1ヶ月~3ヶ月間 出題数 約60問 出題形式 選択問題 受験方式 CBT方式(コンピュータでの受験) 受験費 101:16,500円(税込) 受験場所 全国のテストセンター 開催時期 通年 URL LinuCレベル1の特徴は以下のようにまとめました。 LinuCレベル1 LinuCと比較される資格として、LPICがあります。両者の違いを表でまとめてみました。 LPIC Linuc 試験時間 90分 90分 合格ライン 正答率65%~70%以上 正答率65%以上 出題数 約60問 約60問 出題形式 選択問題 選択問題 受験方式 CBT方式(コンピュータでの受験) CBT方式(コンピュータでの受験) 受験場所 全国のテストセンター 全国のテストセンター 開催時期 通年 通年 URL LPICとLinuCは、共にLinuxの認定資格の一つです。Linuxは全世界で広く普及しているオープンソースのオペレーティングシステム(OS)であり、コンピュータや携帯、家電など多くのものに導入されています。 試験概要 詳細 試験時間 90分 合格率(%) 非公開 合格ライン 700点以上(1000点満点中) 受験資格 18歳以上 目安勉強時間 1ヶ月~ 出題数 65問 出題形式 単一/複数選択 受験方式 CBT方式(コンピュータでの受験) 受験費 12,100円(税込み)ドル計算のため費用は上下する 受験場所 全国のテストセンター 開催時期 通年 URL AWSクラウドプラクティショナーは以下のようにまとめました。 AWSクラウドプラクティショナー AWSクラウドプラクティショナー(AWS Certified Cloud Practitioner)は、Amazonが提供するクラウドサービス「AWS」の基本的な知識を問う資格試験です。 試験概要 詳細 試験時間 科目A:90分 合格率 25% 目安の勉強時間(難易度) 初学者 200時間 出題数 科目A:60問 出題形式 科目A:多肢選択式(四肢択一) 受験方式 CBT方式(コンピュータでの受験) 受験費 7,500円(税込) 受験場所 全国のテストセンター 開催時期 通年 URL ※CBT方式:コンピューターを利用して実施する試験 基本情報技術者試験について以下のようにまとめました。 基本情報技術者試験 ITパスポートよりひとつ難易度が上がった試験が、基本情報技術者試験です。 IT企業の中には「
CCNAはネットワークエンジニアを目指す人にとって、基本的な内容を網羅できるためにおすすめの資格です。
ネットワークエンジニアやヘルプデスク技術者、ネットワークサポート技術者など多くの職種への就職・転職に役立てることができます。
【→関連記事:【2023年最新版】合格に導く!CCNAのおすすめ参考書を解説】第3位:LinuCレベル1
102:16,500円(税込)
LPICとLinuCの大きな違いは、対象とする市場が異なる点です。
LPICは国際的に認められているLinuxの認定試験で、外資系企業や海外の企業で働く場合はLPICがおすすめです。
それに対し、LinuCは日本の市場に焦点を当てた日本独自のLinux認定試験です。日本国内の企業で働く場合は、日本市場に最適化されているLinuCがおすすめです。
【→関連記事:LinuCとLPICの違いは?どっちがいい?おすすめも紹介】第4位:AWSクラウドプラクティショナー
全世界でクラウドサービスを導入する企業が増えていますが、その中でAWSはシェア率1位を誇ります。
そのため、AWSの一般的な知識を学ぶことは、クラウドサービスの基礎だけでなく最先端の技術を学ぶことにもつながります。
今までIT分野での業務やクラウドサービスの経験がない人や、これからAWSクラウドへの理解が必要な人など、多くの人にとっておすすめできる最初の資格です。
【→関連記事:インフラエンジニアに必要なAWSスキル【元エンジニアが教える】】1-2.次の順番のおすすめの資格4選
第1位:基本情報技術者試験
科目B:100分
科目B:20問
科目B:多肢選択式
ITの基本的な知識を問う試験で、ITパスポート試験よりも幅広い範囲から出題されます。
第2位:LinuCレベル2
試験概要 |
詳細 |
試験時間 |
90分 |
対象試験 |
201試験 and 202試験(5年以内に両方取得すること) |
合格率(%) |
非公開 |
合格ライン |
正答率65%以上 |
受験資格 |
LinuCレベル1に合格していること |
目安勉強時間 |
3ヶ月~6ヶ月間 |
出題数 |
約60問 |
出題形式 |
選択問題 |
受験方式 |
CBT方式(コンピュータでの受験) |
受験費 |
201:16,500円(税込) 202:16,500円(税込) |
受験場所 |
全国のテストセンター |
開催時期 |
通年 |
URL |
LinuCレベル2は以下のようにまとめました。
LinuCレベル2
- ・概要: Linuxシステムの高度な知識とスキルを証明する資格
- ・誰向け: LinuxシステムエンジニアやLinuxサーバー管理者を目指す方向け
- ・出題内容: Linuxのシステム設計、セキュリティ対策、ネットワーク設定などが出題される
- ・他の資格との異なる特徴: Linuxシステムにおける高度な設計や運用に関する知識が求められる
第3位:AWS ソリューションアーキテクト アソシエイト
試験概要 |
詳細 |
試験時間 |
90分 |
合格率(%) |
非公開 |
合格ライン |
720点以上(1000点満点中) |
受験資格 |
18歳以上 |
目安勉強時間 |
3ヶ月間~ |
出題数 |
65問 |
出題形式 |
単一/複数選択 |
受験方式 |
CBT方式(コンピュータでの受験) |
受験費 |
16,500円(税込)ドル計算のため費用は上下する |
受験場所 |
全国のテストセンター |
開催時期 |
通年 |
URL |
AWSソリューションアーキテクト アソシエイトは以下のようにまとめました。
AWSソリューションアーキテクト アソシエイト
- ・概要: AWSクラウド環境でのシステム設計とアーキテクチャに関する知識を証明する資格
- ・誰向け: AWSクラウド環境でのシステム設計やアーキテクチャに携わる方向け
- ・出題内容: AWSサービスの設計原則、アーキテクチャパターン、セキュリティ対策などが出題される
- ・他の資格との異なる特徴: AWSクラウド環境での高度なシステム設計やアーキテクチャに関する知識が求められる
第4位:情報セキュリティマネジメント
試験概要 |
詳細 |
試験時間 |
120分 |
合格率(%) |
50%~60% |
合格ライン |
正答率60%以上 |
目安勉強時間 |
200時間程度 |
出題数 |
科目A:60問 科目B:60問 |
出題形式 |
科目A:多肢選択式(四肢択一) 科目B:多肢選択式 |
受験方式 |
CBT方式(コンピュータでの受験) |
受験費 |
7,500円(税込) |
受験場所 |
全国 |
開催時期 |
4月、10月 |
URL |
情報セキュリティマネジメントは以下のようにまとめました。
情報セキュリティマネジメント
- ・概要: 情報セキュリティに関するマネジメント能力を証明する資格
- ・誰向け: 情報セキュリティマネージャーや情報セキュリティコンサルタントを目指す方向け
- ・出題内容: 情報セキュリティポリシー、リスク管理、セキュリティ対策などが出題される
- ・他の資格との異なる特徴: 情報セキュリティマネジメントに特化した資格であり、組織全体の情報セキュリティ対策やポリシー策定に関する知識が求められる
1-3.キャリアアップしたい方におすすめの資格4選
第1位:応用情報技術者試験
試験概要 |
詳細 |
試験時間 |
午前(9:30~12:00):150分 |
合格率(%) |
25% |
目安の勉強時間(難易度) |
初学者 500時間 |
出題数 |
午前:80問 |
出題形式 |
午前:多肢選択式(四肢択一) |
受験方式 |
会場での筆記試験 |
受験費 |
7,500円(税込) |
受験場所 |
全国(試験会場) |
開催時期 |
4月、10月 |
URL |
応用情報技術者試験について以下のようにまとめました。
応用情報技術者試験
- 概要: ITシステム開発や運用に関する高度な知識とスキルを証明する資格
- 誰向け: システムエンジニアやプロジェクトマネージャーを目指す方向け
- 出題内容: システム開発手法、データベース設計、ソフトウェアテストなどが出題される
- 他の資格との異なる特徴: ITシステム開発や運用における高度な知識と実践的なスキルが求められる
基本情報技術者試験の更に上に位置する資格が、応用情報技術者試験です。
基本情報技術者試験まではマーク式の選択問題だったのに対し、応用情報技術者試験では記述式の問題が導入されています。
システム開発、ネットワーク構築、セキュリティ問題など、基本情報技術者試験より更に高度な知識を要求されます。
エンジニアとして十分な知識を持っていることの証明になるため、全てのエンジニアにおすすめできる資格です。
第2位:CCNP
試験概要 |
詳細 |
試験時間 |
ENCOR:120分 |
合格率(%) |
非公開 |
合格ライン |
正答率60%以上 |
目安勉強時間 |
CCNA知識有:150時間~250時間程度 |
出題数 |
102問 |
出題形式 |
選択形式、ドラッグ&ドロップ |
受験方式 |
CBT方式(コンピュータでの受験) |
受験費 |
ENCOR:44,800(税抜) |
受験場所 |
全国のテストセンター |
開催時期 |
通年 |
URL |
CCNPについて、以下のようにまとめました。
CCNP
- ・概要: Ciscoネットワーク技術に関する高度な知識とスキルを証明する資格
- ・誰向け: ネットワークエンジニアやネットワークアーキテクトを目指す方向け
- ・出題内容: ネットワーク設計、ルーティングプロトコル、セキュリティ対策などが出題される
- ・他の資格との異なる特徴: Ciscoネットワーク技術における高度な知識と実践的なスキルが求められる
第3位:LinuCレベル3
試験概要 |
詳細 |
試験時間 |
90分 |
対象試験 |
300試験:混在環境 |
合格率(%) |
非公開 |
合格ライン |
正答率65%以上 |
受験資格 |
LinuCレベル2に合格していること |
目安勉強時間 |
6ヶ月~1年間 |
出題数 |
約60問 |
出題形式 |
選択問題 |
受験方式 |
CBT方式(コンピュータでの受験) |
受験費 |
300:16,500円(税込) |
受験場所 |
全国のテストセンター |
開催時期 |
通年 |
URL |
LinuCレベル3は以下のようにまとめました。
LinuCレベル3
- ・概要: Linuxシステムに関する専門的な知識とスキルを証明する資格
- ・誰向け: LinuxシステムエンジニアやLinuxサーバー管理者を目指す方向け
- ・出題内容: Linuxカーネル、パフォーマンスチューニング、セキュリティ対策などが出題される
- ・他の資格との異なる特徴: Linuxシステムにおける高度な設計や運用、トラブルシューティングに関する専門的な知識が求められる
第4位:CompTIA Security+
試験概要 |
詳細 |
試験時間 |
90分 |
合格率(%) |
非公開 |
合格ライン |
100~900のスコア形式 750スコア以上 |
受験資格 |
なし |
目安勉強時間 |
60時間~ |
出題数 |
最大約90問 |
出題形式 |
単一/複数選択/シュミレーション |
受験方式 |
CBT方式(コンピュータでの受験) |
受験費 |
50,672円 |
受験場所 |
全国のテストセンター |
開催時期 |
通年 |
URL |
CompTIA Security+について、以下のようにまとめました。
CompTIA Security+
- ・概要: セキュリティ対策に関する基本的な知識とスキルを証明する資格
- ・誰向け: セキュリティエンジニアやセキュリティアナリストを目指す方向け
- ・出題内容: セキュリティポリシー、暗号化技術、脆弱性評価などが出題される
- ・他の資格との異なる特徴:セキュリティ対策に関する広範な知識をカバーしており、セキュリティエンジニアとして必要な基礎的なスキルが求められる
CompTIA認定資格は世界共通の資格であり、世界的に信頼されているIT資格です。
一般的なITリテラシーを問う試験や、プロジェクトマネジメントの知識、ハードウェア、OS、ネットワークの知識を問う問題など、幅広い範囲の試験を取り扱っています。
資格に有効期限(資格取得から3年)があり、定期的に取り直す必要があることから、資格を持っていることで自身のスキルの信頼性を証明できます。
インフラエンジニアに特化した試験も取り扱っていることから、インフラエンジニアとして今後キャリアアップをしていきたい人におすすめできる資格です。
1-4.一流のスキルをアピールしたい方が取得するべき資格4選
第1位:ネットワークスペシャリスト
試験概要 |
詳細 |
試験時間 |
午前Ⅰ:9:30~10:20(50分) |
合格率(%) |
14%前後 |
合格ライン |
正答率60%以上 |
目安勉強時間 |
実務経験有:20時間~40時間 |
出題数 |
午前Ⅰ:出題数:30問 |
出題形式 |
午前Ⅰ:多肢選択式(四肢択一) |
受験方式 |
筆記試験 |
受験費 |
7,500円(税込) |
受験場所 |
全国 |
開催時期 |
4月 |
URL |
ネットワークスペシャリストについて、以下のようにまとめました。
ネットワークスペシャリスト
- ・概要: ネットワーク技術に関する高度な知識とスキルを証明する資格
- ・誰向け: ネットワークエンジニアやネットワークアーキテクトを目指す方向け
- ・出題内容: ネットワーク設計、トラフィック解析、セキュリティ対策などが出題される
- ・他の資格との異なる特徴: ネットワーク技術における高度な知識と実践的なスキルが求められる
ネットワークスペシャリストは「高度情報処理技術者試験」に分類される高難易度の試験で、ネットワークに関する幅広い専門知識が問われます。
ネットワークに関わる職に就く人であれば、この資格を取ることでスキルの証明になるため、市場価値をあげるためにも取得を目標にしたい資格です。
第2位:データベーススペシャリスト
試験概要 |
詳細 |
試験時間 |
午前Ⅰ:9:30~10:20(50分) |
合格率(%) |
15%前後 |
合格ライン |
60点以上(100点満点) |
目安の勉強時間 |
実務経験者:200時間 実務経験なし:250時間 |
出題数 |
午前Ⅰ:30問 |
出題形式 |
午前Ⅰ:多肢選択式(四肢択一) |
受験方式 |
CBT方式(コンピュータでの受験) |
受験費 |
7,500円(税込) |
受験場所 |
全国主要都市 |
開催時期 |
10月 |
URL |
データベーススペシャリストについて、以下のようにまとめました。
データベーススペシャリスト
- ・概要: データベース管理やデータ解析に関する専門的な知識とスキルを証明する資格
- ・誰向け: データベースエンジニアやデータアナリストを目指す方向け
- ・出題内容: データベース設計、SQLプログラミング、データ分析手法などが出題される
- ・他の資格との異なる特徴: データベース管理やデータ解析に関する専門的な知識が求められる
第3位:AWS認定SPECIALITY
AWSはAmazon社が提供しているクラウドサービスの総称です。
AWSはクラウドサービスのシェア率世界一を誇るため、その認定試験であるAWS認定試験は、クラウド業界で人気の資格です。
クラウドに関する基本的な知識、技術が網羅された試験になるため、これからエンジニアとしてクラウドと関わっていく人におすすめの資格です。
試験概要 |
詳細 |
試験時間 |
170分 |
合格率(%) |
非公開 |
合格ライン |
750点以上(1000点満点中) |
受験資格 |
18歳以上 |
目安勉強時間 |
3ヶ月間~ |
出題数 |
65問 |
出題形式 |
単一/複数選択 |
受験方式 |
CBT方式(コンピュータでの受験) |
受験費 |
33,000円(税込)ドル計算のため費用は上下する |
受験場所 |
全国のテストセンター |
開催時期 |
通年 |
URL |
AWS認定SPECIALITYについて、以下のようにまとめました。
AWS認定SPECIALITY
- ・概要: AWSクラウドサービスに特化した専門的な知識とスキルを証明する資格
- ・誰向け: AWSクラウド環境での専門的な業務を行う方向け
- ・出題内容: 特定領域(例:セキュリティ、データ分析)におけるAWSサービスやアーキテクチャに関する問題が出題される
- ・他の資格との異なる特徴: 特定領域におけるAWSサービスやアーキテクチャに関する専門的な知識が求められる
第4位:情報処理安全確保支援士
試験概要 |
詳細 |
試験時間 |
午前Ⅰ:9:30~10:20(50分) |
合格率(%) |
19%前後 |
合格ライン |
正答率60%以上 |
目安勉強時間 |
500時間以上 |
出題数 |
午前Ⅰ:出題数:30問 |
出題形式 |
午前Ⅰ:多肢選択式(四肢択一) |
受験方式 |
CBT方式(コンピュータでの受験) |
受験費 |
7,500円(税込) |
受験場所 |
全国 |
開催時期 |
4月、10月 |
URL |
情報処理安全確保支援士について、以下のようにまとめました。
情報処理安全確保支援士
- ・概要: 情報処理システムのセキュリティ対策に関する専門的な知識とスキルを証明する資格
- ・誰向け: 情報セキュリティコンサルタントや情報セキュリティエンジニアを目指す方向け
- ・出題内容: セキュリティポリシー策定、脆弱性評価、インシデント対応手順などが出題される
- ・他の資格との異なる特徴: 情報セキュリティに関する専門知識が求められる
2.インフラエンジニアに資格の取得をおすすめする理由
インフラエンジニアが資格を取得するべき理由は以下の通りです。
インフラエンジニアが資格するべき理由
- ・給料がアップする
- ・キャリアアップがしやすくなる
- ・幅広い仕事を任せてもらえる
ここでは、資格を取得することの具体的なメリットについて紹介していきます。
2-1.給料がアップする
IT業界では、エンジニア職に対して資格取得手当を導入している企業が多くあります。
インフラエンジニアも同様に、資格を取ることで月3000円~から多いもので数万円ほどの資格手当をもらえることがあります。
資格を持っているだけで給与がアップするのならば持っておこうと思う人もいるでしょう。
シンプルなメリットのため、モチベーションにも繋がります。
2-2.キャリアアップがしやすくなる
インフラエンジニアの上流工程には幅広い知識が求められることから、キャリアアップしていく上で知識は必要不可欠です。
知識があることの証明として、資格は最適です。
キャリアアップの条件に「特定の資格を取得すること」と定めている企業もあることから、持っていて損はないでしょう。
【→関連記事:未経験からインフラエンジニアのキャリアパスとは?スキルや資格も紹介】
2-3.幅広い仕事を任せてもらえる
インフラエンジニアは資格を持っていなくてもできる仕事です。
しかし、ITエンジニアは実力主義の傾向が強いため、スキルや経験を証明できなければ一辺倒な仕事しか任せてもらえない可能性があります。
資格は実力を証明する方法の中では、最もわかりやすい手段です。
資格を持っていることで、任せられる仕事の幅を増やすことができるでしょう。
3.資格取得のためにおすすめの勉強方法
インフラエンジニアが資格を取得するためのおすすめの勉強方法は以下の通りです。
おすすめの勉強方法
- ・本で学ぶ
- ・学習サイトを使う
- ・スクールに通う
ここではそれぞれの勉強方法について詳しく解説していきます。
3-1.本で学ぶ
最も手軽にできる勉強方法が、本での学習になります。
本での勉強は独学での学習になることから、自分のペースで学びたい方にはおすすめの勉強法です。
ここでは、インフラエンジニアの資格勉強におすすめの本を紹介していきます。
【→関連記事:インフラエンジニアにおすすめの本18選!【元エンジニアが解説】】
ネットワーク資格におすすめ本
シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200-301」
ITスキルスクール所属の専門家によって解説されており、一冊で合格までのサポートをしてくれる本です。
初めてネットワークエンジニアを目指す人でも簡単に勉強できるよう、わかりにくい項目もしっかり解説されています。
自己学習でCCNAを取得したい人には是非おすすめしたい本です。
徹底攻略Cisco CCNA問題集[200-301 CCNA]対応
初心者から上級者まで幅広い知識層に向けて書かれています。
詳細な解説や具体的な例を交えることで、理解を深めやすくする工夫がされている本です。
また、視覚的に見やすい図表やグラフなども多数掲載されているため、初心者の方にもわかりやすい本となっています。
サーバー資格におすすめ本
Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応
2種類のLinux技術者認定のうち、LPICの資格取得のための本です。
レベル1の取得を目指す内容が書かれているため、Linuxを触ったことがない人や、未経験からインフラエンジニアを目指す人におすすめの一冊です。
クラウドの資格におすすめ本
AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー
AWS認定 クラウドプラクティショナーの試験対策書です。
図やイラストで各項目の重要ポイントをわかりやすく解説しているため、視覚的に理解しやすく初心者におすすめの一冊です。
またAWS認定試験問題の対策だけでなく、会場の雰囲気や試験開始までの流れなど、試験を受ける上で気になる情報まで網羅されています。
3-2.学習サイトを使う
学習サイトを使うメリットは、本での学習同様、自分のペースで学習が進められる部分にあります。
本と違う点は、自分の苦手なジャンルを統計的に算出してくれるため、反復勉強がしやすい点です。
また、学習ステップが組まれていて視覚的に進められることから、本での学習よりも始めやすいというメリットもあります。
ping-t
公式:ping-t
ping-tはCCNAをメインとした学習サイトです。
特に、これからネットワークエンジニアを目指そうとする人にとってはおすすめのサイトになります。
CCNAは実際にネットワークに触れた経験がないと想像しづらく、本だけではイメージが難しいため、ping-tのようなサイトをうまく使うとよいでしょう。
Udemy
公式:Udemy
Udemyはプログラミングだけでなく、デザインや自己啓発、ビジネスまで多くの学習動画を購入できるサイトです。
もちろんインフラエンジニア関係の動画も数多く取り扱っており、視覚的に勉強が進めていけることからもおすすめです。
セールが実施されていない時は講座が高く感じられますが、Udemyは定期的にセールが行われており、中には最大95%オフのセール期間もあります。
セールの期間を狙って、効率よく学習できるようにしましょう。
3-3.スクールに通う
スクールに通う最大のメリットは、疑問に思ったことをいつでも聞くことができる点です。
本や学習サイトでの勉強は、分からないことがあっても自己解決しなければなりません。
答えが見つからずに勉強を断念する人も少なくないことから、スクールを利用することは継続して勉強を進めるためにもおすすめです。
ユニゾンカレッジ
スクール |
詳細 |
金額 |
無料 |
特徴 |
|
受講形式 |
|
担当する講師 |
|
講師対応時間 |
月~金 10:00~21:00 |
受講場所 |
・オンライン |
公式URL |
ユニゾンカレッジは、ネットワークエンジニアの実務に役立つ資格であるCCNAの取得から転職サポートまでを完全無料で行っているスクールです。
インフラエンジニアに必要な資格であるCCNAやLPIC等の資格取得サポートも行っております。
動画での受講になるため、自分のペースで勉強を行いたい人におすすめです。
受講後は、希望があれば就職先の企業を紹介する転職サポートも行っております。
面接対策はもちろん、入社後のフォロー体制も整っていることから、そのまま転職活動を行うことも可能です。
インフラエンジニアに必要な資格を取得して、スムーズに転職を行うためにも、まずは無料相談からいかがでしょうか?
ウズウズカレッジ
スクール |
詳細 |
金額 |
1ヶ月 33,000円 |
特徴 |
・受講者30,000人以上 |
受講形式 |
オンライン |
担当する講師 |
・現役エンジニア |
講師対応時間 |
平日10:00~18:00 |
受講場所 |
・西新宿キャンパス |
ウズウズカレッジは、未経験者や文系でもインフラエンジニアを目指せるスクールです。
学習後に転職支援サービスを受けられることから、資格支援を受けた後にそのまま転職活動をすることが可能です。
インフラエンジニアに特化したスクールになっているため、インフラエンジニアに転職を考えている方であれば、ウズウズカレッジはおすすめです。
エンジニアの勉強方法について、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください
【→関連記事:未経験から独学でITエンジニアになるには何を勉強すればいい?】
4.インフラエンジニアに資格は必要?
インフラエンジニアになるためには資格は必要ありません。ですが、持っておくことによるメリットがいくつかあります。
例えば、未経験から就職や中途採用を狙ったキャリアアップを目指す人にとってはメリットがあります。
資格は経験同等のスキルや知識を持っていることの証明になるからです。
忙しいエンジニアにとっては勉強時間の確保が難しかったり、勉強から受験までの費用が多いために、取得しようと思っている資格が本当に自分にあっているかを知っておく必要があります。
5.インフラエンジニアの仕事内容
インフラエンジニアは、企業のITインフラの設計、構築、運用、保守を担当する職種です。
具体的には、サーバーやネットワーク機器の設計・構築、システムの監視・運用・保守、セキュリティ対策などが主な業務となります。
また、クラウドサービスの利用や仮想化技術の導入など、最新技術の導入も求められます。
インフラエンジニアは、企業のITシステムがスムーズに動作するように、日々努力しています。
インフラエンジニアの仕事内容についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【→関連記事:インフラエンジニアとは?仕事内容をわかりやすく解説!】
6.インフラエンジニアに必要なスキルとは?
インフラエンジニアに役立つ資格試験には、インフラエンジニアに求められるスキルが網羅されています。
ここではインフラエンジニアに求められるスキルを解説していきましょう。
【→関連記事:インフラエンジニアに必要なスキルや技術力とは?おすすめ資格も紹介】
6-1.サーバー・ネットワークのスキル
インフラエンジニアになると、サーバーやネットワークの知識・スキルは必ず求められます。
ITインフラ全般の企画・開発、運用、保守に携わるために、サーバー・ネットワークの一般的な知識はもちろん、実践的な応用力も必要となってきます。
具体的には、Windows ServerやLinuxなどのOSや代表的なCiscoのネットワーク機器等のスキルが挙げられます。
ネットワークとサーバーの関係性は深く、上流工程に行くほどどちらの知識も求められることになりることから、日頃から学習し、どちらの知識も増やしていく必要があります。
6-2.セキュリティに関するスキル
セキュリティ攻撃は年々複雑化していて、サイバーセキュリティ対策の需要は高くなっています。
顧客情報を多く管理している企業が不正アクセスやDos攻撃の被害にあえば、情報流出が免れないため大きな被害を負うことになります。
企業の情報セキュリティを守るのも、インフラエンジニアの仕事です。
そのため、日々アップデートされるセキュリティ攻撃に耐えられるよう、セキュリティに関するスキルをアップデートしていく必要があります。
6-3.クラウドスキル
ITインフラは、昔は自社内にサーバー等を置いて管理する「オンプレミス」という方法を取っていましたが、現在では多くの企業がクラウド環境に移行しています。
主要なクラウドサービスには、AmazonのAWSやMicrosoft Azule、GoogleのGCPなどがあります。
現在、クラウドサービスは国内世界問わず多くの企業に使われていて、今後もシェア率は高くなっていくことが予想されています。
これからインフラエンジニアとしてのキャリアアップを目指している人にとって、クラウドは必須スキルといえるでしょう。
【→関連記事:クラウドの普及によるインフラエンジニアに求められるスキルの変化】
7.資格を取得してインフラエンジニアに転職したい方は?
資格を取得した後は、インフラエンジニアへ転職するための行動をしましょう。
インフラエンジニアへの転職方法としては、以下がおすすめです。
- ・ITに特化した転職のプロに相談する
- ・求人サイトを使う
7-1.ITに特化した転職のプロに相談する
資格を取得した後はITに特化した転職のプロに相談するようにしましょう。
未経験でもブラック企業などに入ることなく自分に合った優良企業に入社することができるので、インフラエンジニアに転職・就職するうえで最もおすすめの方法といえます。
特にユニゾンキャリアは完全無料で利用できるため、特におすすめの転職サービスです。
ユニソンキャリアのメリット
- ・資格取得後の流れを丁寧にに説明してくれる
- ・非公開の優良企業などの求人を紹介してもらえる
- ・何でも気軽に無料で相談することができる
早くインフラエンジニアに転職・就職したい方は、以下のボタンから無料相談をお試しください。
7-2.求人サイトを使う
他の転職方法として、求人サイトを使うことも一つの手です。
求人サイトを使った転職方法では自分のペースで企業を探し、インフラエンジニアを目指すことができるのがメリットです。
求人サイトは以下の大手のサイトを使うようにしましょう。
面接などの選考対策は自分ですべて行わないといけないことには注意しましょう。
【→関連記事:IT・Webエンジニアおすすめ転職サイト27社ランキング!人気サイトを徹底比較】
8.まとめ
インフラエンジニア未経験の人におすすめの資格は以下の通りです。
おすすめの資格
- ・CCNA
- ・LPIC(LinuC)
- ・AWSクラウドプラクティショナー
まずはインフラITに関わる全般的な知識の勉強から始めて、国家資格であるLPIC・LinuCに挑戦することをおすすめします。
就職や転職サービスでもLPIC・LinuC取得を目標にしているところが多く、持っているとキャリアの選択肢が広がる資格です。
また、インフラエンジニアにおすすめの資格は以下の通りです。
国家資格
- ・基本情報処理技術者試験
- ・応用情報処理技術者試験
- ・ネットワークスペシャリスト
ベンダー資格
- ・AWS認定試験
- ・シスコ技術者認定
- ・CompTIA
資格を持っているとスキルの証明になるため、インフラエンジニアとして活躍する上で役に立つでしょう。
自身が持っているスキルの信用にも繋がるため、知識と技術が証明できる資格を持っていると就職・転職が有利になります。
インフラエンジニアを目指している人はぜひ資格取得をして、思い描くキャリアアップに役立ててください。
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はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役