ネットワークエンジニアのキャリアパス5選!キャリアアップ方法も紹介
ネットワークエンジニアに興味があるけど、どういったキャリアパスを描けるのか気になる…
将来性のある仕事に就きたいけど、ネットワークエンジニアはどうなんだろう…
✓結論
ネットワークエンジニアの主なキャリアパスは以下です。
- ・ネットワーク領域のスペシャリスト
- ・クラウドエンジニア
- ・ITコンサルタント
- ・プロジェクトマネージャー
- ・フリーランス
といった疑問をお持ちの方に向けて、ネットワークエンジニアのキャリアパスと、そのために必要なスキルや知識などを詳しく解説しています。
先に読んでおきたい⇒ネットワークエンジニアとは?仕事内容・年収・将来性をわかりやすく解説!
目次
1.そもそもネットワークエンジニアとは
ネットワークエンジニアとは、主にサーバーと端末をつなぐネットワークシステムの設計・構築・保守・運用業務を行っていくエンジニアのことをいいます。
ネットワークエンジニアの具体的な仕事の流れは以下の通りです。
- ①クライアントが導入したいネットワークシステムの要件や仕様を策定
- ②要件を基に設計書に落とし込む
- ③設計書を基にネットワークを構築していく
- ④ネットワークを構築したあと、動作するのかをテストする
- ⑤24時間365日ネットワークが常に動作しているかを運用・監視する
- ⑥トラブルがあった際は保守が即時にエラー対応をする
このような流れでネットワークエンジニアは業務を進めていくことを理解しておきましょう。
関連記事:ネットワークエンジニアのキャリアパス5選!キャリアアップ方法も紹介
2.ネットワークエンジニアのキャリアパス5選
ネットワークエンジニアはスキルや経験によってあらゆるキャリアパスを辿ることが可能な職業です。
以下では、ネットワークエンジニアの代表的なキャリアパス5選をご紹介します。
キャリアパス5選
- ・ネットワーク領域のスペシャリスト
- ・クラウドエンジニア
- ・ITコンサルタント
- ・プロジェクトマネージャー
- ・フリーランス
2-1.ネットワーク領域のスペシャリスト
ネットワーク分野に精通した構築のスペシャリストです。
ネットワーク領域のスペシャリストはネットワーク分野を専門として高度な知識とスキルを活用して大規模なネットワークシステムの構築に従事します。
ネットワーク領域のスペシャリストの平均年収は600〜800万円程度と言われています。
ネットワークエンジニアとして経験を積み、より大きな規模のプロジェクトに携わるレベルでは1,000万円も望める職種です。
2-2.クラウドエンジニア
クラウドが普及する前のネットワーク環境では必要とされていなかった、クラウド分野に精通するネットワークエンジニアが市場で多く求められています。
多くの企業でクラウドサービスの利用や、ネットワーク環境のオンプレミスからクラウドへの移行が加速する中、クラウドサービスを駆使することに対応できるスキルを備えたネットワークエンジニアの需要が今後さらに高まっています。
ネットワークエンジニアとしてのスキルを身に付ければ、クラウドエンジニアへのキャリアパスはあります。
クラウドエンジニアの平均年収
クラウドエンジニアはニーズが高いことから平均年収も非常に高いと言えます。
平均年収
調査方法:求人ボックス
クラウドは最新技術というのもあり、人手が圧倒的に不足しています。
そのため、一人一人の価値は高く、平均年収も上がっています。
求められるスキル
クラウドに精通したネットワークエンジニアに求められるスキルは以下の通りです。
求められるスキル
- ・クラウドの知識
- ・クラウドサービスの知識
- ・クラウド上でネットワークを構築する技術
最初から上記のスキルが必要ではありませんが、クラウドの知識やクラウドサービスは理解しておきましょう。
クラウドの知識やサービスを深めるのであれば、「AWSクラウドプラクティショナー」と「AWSソリューションアーキテクト」がおすすめです。
AWSは日本で3割以上のシェアを誇る、クラウドサービスです。
そのため、上記の資格を取得すると、クラウドの知識も深めることができます。
また、クラウドの知識を身に付けることで、ネットワークエンジニアからクラウドエンジニアへのキャリアパスも開かれるでしょう。
関連記事:クラウドエンジニアの仕事内容って?スキルと将来性についても解説
2-3.ITコンサルタント
ITコンサルタントは多くの企業に対してテクノロジーを駆使して、経営や課題を解決する提案やコンサルを行う仕事です。
ITコンサルタントの業務は様々ありますが、ネットワークエンジニアがコンサルになると、インフラ領域の課題を解決するようなお仕事になるでしょう。
ITコンサルタントの平均年収
ITコンサルタントはネットワーク分野にとどまらずIT全般の知識、企業経営や事業への理解が必要で、業務のカバー範囲が広いことが他職種を超える平均年収の高さに表れています。
「IT関連産業の給与等に関する実態調査」によると、ITコンサルタントの平均年収は以下となります。
平均年収
求められるスキル
ITコンサルタントに求められるスキルは以下となります。
求められるスキル
- ・プロジェクト管理する能力
- ・経営層とやり取りできるビジネス力
- ・提案力やコミュニケーションスキル
幅広いIT知識に加えて、上記のようなスキルが必要になります。
ITコンサルタントを目指すのであれば、「応用情報技術者試験」や「プロジェクトマネージャ試験」などの資格を取得すると良いでしょう。
2-4.プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーはネットワーク構築のプロジェクト統括を行います。
ネットワークエンジニアで関わるネットワークシステム構築のプロジェクトにも、プロジェクトマネージャーがプロジェクト全体の責任者として管理や統括を行っています。
プロジェクトマネージャーは長年のプロジェクト経験と、上流工程の設計や要件定義などのスキルを身に付ける必要があります。
最初はメンバーとして経験を積み、プロジェクトリーダーを経験し、プロジェクトマネージャーのキャリアパスとなります。
プロジェクトマネージャーの平均年収
「IT関連産業の給与等に関する実態調査」によると、プロジェクトマネージャーの平均年収は以下となります。
平均年収
プロジェクトマネージャーは求められるスキルと経験のレベルが高いため、プロジェクトマネージャーとしてのスキルを確立できれば、1,000万円も可能と言えるでしょう。
求められるスキル
プロジェクトマネージャーに求められるスキルとして、以下となります。
求められるスキル
- ・プロジェクト管理能力
- ・顧客とやり取りできるコミュ力
- ・問題解決スキル
- ・ネットワークの設計・要件定義の能力
プロジェクトマネージャーはネットワークの設計、要件定義のスキルだけでなく、管理能力や顧客とやり取りできるだけのコミュニケーション能力も必要となってきます。
2-5.フリーランス
独立したネットワークエンジニアとしてフリーランスで活動するキャリアパスがあります。
ネットワークエンジニアのフリーランス案件には、上流工程の設計・構築、下流工程の運用・保守の業務が多くあります。
フリーランスの案件数は数千件以上に及び、求められる高度なスキルを備えられれば需要の高いキャリアパスです。
フリーランスの平均年収
フリーランスの平均年収はデータがないため、出せませんでしたが、経験年数でこの程度もらえるというのを記載しておきます。
- ・ネットワークの構築経験3年 年収550万円から年収700万円
- ・ネットワークの設計・構築経験7年 年収700万円から年収1,000万円
フリーランスはスキルにより、年収は変わってきます。3年以上の経験があれば、契約会社によっては年収を高くできるでしょう。
あくまでも参考程度にしてください。
どの程度でフリーランスになれるのか?
ネットワークエンジニアとしてフリーランスになるなら、ネットワークの構築経験3年以上あると仕事が無くなることはないでしょう。
1年の経験でもフリーランスになることもできますが、仕事が無くなると無給になりますので、リスクも考える必要がございます。
そのため、3年以上の構築経験が望ましいです。
関連記事:フリーランスエンジニアとは?働き方・年収・メリットなど解説
3.ネットワークエンジニアがキャリアアップする方法や手順
ネットワークエンジニアとして自身が望むキャリアパスを実現するためには、一定のキャリアアップ方法や手順があります。
以下では、ネットワークエンジニアのキャリアアップ方法と手順をご紹介します。
キャリアアップ方法と順番
- ・ネットワークエンジニアとして下流工程の経験を積む
- ・キャリアアップに有利な資格を取得する
- ・希望のキャリアパスを叶えられる企業に転職する
3-1.ネットワークエンジニアとしての経験を積む
まず最初のステップとして、ネットワークエンジニアとして下流工程の経験を積みましょう。
ネットワークエンジニアの仕事は「下流工程」と「上流工程」の2つに分かれています。
ネットワークエンジニアのキャリアの基本的な流れとしては、下流工程での経験から上流工程での経験を経て、理想のキャリアパスに段階的に移っていくのがスタンダードです。
上流工程へのキャリアを歩むには、「CCNA」と「LPIC level1」の資格取得し、構築の勉強をするなどすると上流工程に上がることができます。
未経験の場合は下流工程の業務から入っていくことになりますが、ずっと下流工程のままとどまっていても年収アップや理想のキャリアパスを歩むことは困難です。
上流工程の経験を積むことがキャリアパスへの道にもなります。
どのキャリアパスにもある程度の上流工程での経験年数が求められるため、キャリアアップを図るには上流工程にできる限り早く移って経験を積むことが鍵になります。
3-2.キャリアアップに有利な資格を取得する
理想のキャリアパスを実現するためには、キャリアアップに有利な資格とスキルを習得することが必要になります。
ここでは、下記2パターンの資格とスキルの概要をご紹介します。
- ・下流から上流へキャリアアップする際に必要な資格
- ・希望のキャリアパスを叶えるために取得すべき資格
下流から上流へキャリアアップする際に必要な資格
キャリアアップ方法でも解説したとおり、下流から上流へキャリアアップするために必須の資格は「CCNA」「LPIC level1」の2つです。
「CCNA」と「LPIC level1」の資格の概要は下表のとおりです。
資格名 |
試験日 |
受験料 |
勉強時間 |
公式URL |
CCNA |
随時実施 |
33,600円(税別) |
150〜200時間 |
|
LPIC level1 |
随時実施 |
15,000円(税別) |
100時間~ |
また、資格だけでなく、上流工程の構築の学習も必要です。
例えば、以下のような自己学習がおすすめです。
構築の自己学習
- ・自分でLinuxの環境を立ち上げ構築
- ・シスコが無料で提供しているPacket Tracerで構築練習
資格取得だけでなく、手を動かし、構築の学習をすることで、転職で上流工程をメインとしている企業に入社することができます。
希望のキャリアパスを叶えるために取得すべき資格
自身が希望するキャリアパスによって取得する資格は変わってきます。
例えば、クラウドエンジニアを目指すのであれば、クラウド系の資格を取得する必要がございます。
ネットワーク領域のスペシャリストを目指す方は以下の資格がおすすめです。
クラウドエンジニアを目指す方のおすすめ資格
- ・AWS認定資格
- ・Azule認定資格
特におすすめなのが、AWSの資格がおすすめです。
AWSは日本で3割以上のシェア率があるため、クラウド関連の仕事は一番多い資格です。
ITコンサルタントを目指す方のおすすめの資格は以下です。
- ・基本情報技術者試験
- ・応用情報技術者試験
- ・システムアーキテクト
- ・プロジェクトマネージャ試験
ITコンサルタントはクライアントとやり取りを行うため、幅広いIT知識や要件定義などのスキルも必要となります。
そのようなスキルを身に付けるには、上記の資格がおすすめです。
プロジェクトマネージャーを目指す方におすすめの資格は以下です。
- ・プロジェクトマネージャ試験
- ・応用情報技術者試験
- ・システムアーキテクト
フリーランスは特に資格は必要ありません。
実務経験が重要となってくるため、目指すのであれば、ネットワーク関連の資格(CCNA、CCNP、ネットワークスペシャリスト)の技術を高められる資格がおすすめです。
3-3.希望のキャリアパスを叶えられる企業に転職する
希望のキャリアパスを叶えるためには、転職をすることが一番早いです。
例えば
「仕事が同じ業務のみ」
「自分の目指すキャリアパスを叶えれない業務」
などのことがあれば、キャリアを早めるためにも転職するのがよいでしょう。
キャリアパスを叶えるために、企業選びは大事です。
企業選びを間違えないようにするための方法は以下がおすすめです。
求人サイトを利用して企業を探す
未経験者からネットワークエンジニアへのキャリアアップを図るには、ITの経験が積めて、研修制度が充実している企業がおすすめです
既にある程度、実務経験がある方は、さらに上を目指すために上流工程の経験を積める企業に転職するのも良いでしょう。
少しでも良い条件の求人を取りこぼさないために、利用する求人媒体を少数に絞るのではなく複数登録して広く求人を探すようにしましょう。
IT専門の転職エージェントを利用する
求人媒体のほかに、おすすめのIT転職エージェントを利用することもキャリアパス実現に必要な求人手段です。
「IT業界に強いかどうか」が転職エージェントを選ぶ際のポイントです。
転職エージェントによって特定の業界に特化したところや広く扱うところもあるなどさまざまです。
もしIT業界に詳しくないエージェントに当たると、要求する条件や待遇と異なる求人を紹介される場合もあるため注意が必要です。
IT業界に強みを持つ就職・転職エージェントは下記のとおりです。
ITに強い転職エージェント
転職エージェントを通じて好条件でキャリアアップするためには、転職エージェント選びも重要となってきます。
4.ネットワークエンジニアがキャリアプランを実現させるために注意すること
ネットワークエンジニアのキャリアプランを実現させるためには以下のようなことに注意しておきましょう。
注意点
- ・自分のキャリアパスに合った仕事を選ぶ
- ・現在の自分のスキルを把握する
- ・前もって準備をしておく
それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
4-1.自分のキャリアパスに合った仕事を選ぶ
自分の目標やキャリアパスに合った仕事を選ぶことが非常に大切です。
給料が高いなどの目先の理由だけで転職先を選ぶと、働くことがきつくなる場合もあります。
まずは、自分に適性があるのか、その職業で今までの経験が発揮できるのかなど、自分のキャリアプランを明確にすることから始めるようにしましょう。
4-2.現在の自分のスキルを把握する
現在の自分にはどんなスキルがあるのかをしっかりと把握しておくこともキャリアアップする際に大切なことです。
自分のスキルを分かっていないと、何のスキルを身につければいいのかというような具体的な計画を考えることが難しくなり、キャリアプランの実現が厳しくなってしまうからです。
キャリアパスを実現させるためには、スキルや知識を身につけることが重要です。
そのためにも、自分の状況をしっかりとつかむようにしましょう。
4-3.前もって準備しておく
自分のキャリアプランを実現するためには資格取得や知識の学習など、事前に準備をすることが大切です。
資格や知識の勉強をしておくことで、有利に転職活動を進めることができるため、事前準備は自分のキャリアパスの実現に必要なことといえるでしょう。
キャリアアップにおすすめの資格などはこの記事の後半で解説していきます。
5.ネットワークエンジニアのキャリアアップに伴う年収の変化とは?
キャリアアップ前のネットワークエンジニアと理想のキャリアパスを実現した際の年収には差があります。
以下では、ネットワークエンジニア全体の平均年収と理想のキャリアパスを叶えた後の年収をご紹介します。
5-1.ネットワークエンジニアの平均年収
求人サイトおよび官公庁の調査によるネットワークエンジニアの平均年収は、下表のとおりの結果となっています。
調査媒体 |
平均年収 |
doda |
448.3万円 |
マイナビ |
455万円 |
求人ボックス |
539万円 |
厚生労働省 |
423.9万円 |
全ての合計値の平均年収 |
466.5万円 |
引用:doda職種図鑑/マイナビエージェント 職種別平均年収ランキング/求人ボックス 給料ナビ/令和3年賃金構造基本統計調査による職種別平均賃金(※勤務時間8時間および年間勤務日数245日を基準に算出)
全て、合計した平均年収は466.5万円となっています。
「doda」と「マイナビエージェント」の調査ではネットワークエンジニアを対象とした平均年収の数値であり、ともに450万円前後で推移しています。
一方、求人ボックスではインフラエンジニア、厚生労働省の賃金構造基本統計調査ではその他の情報処理・通信技術者と、対象となっているのがネットワークエンジニアを含む広義の職種です。
関連記事:【年代別】ネットワークエンジニアの年収を解説|低い?1000万円稼げる?
5-2.理想のキャリアパスを叶えた後は年収1000万円も可能
まず結論として、ネットワークエンジニアのキャリアアップ後には年収1,000万円の到達が可能になります。
クラウドエンジニア
転職求人サイト「リクナビNEXT」内に掲載されているクラウドエンジニア求人の最高年収は1,400万円であることがわかります。
入社した企業でクラウドエンジニアとして経験を積み、その経験とスキルを活かして好条件の企業に転職してキャリアアップすることで年収1,000万円を超えることが可能です。
さらに、米国のO’Reilly Mediaによると「2022 Cloud Salary Survey」の調査では、クラウド分野のエンジニアの平均年収が182,000ドルで日本円に換算すると2000万円を超えていることが発表されています。
日本と同様に米国でもクラウドサービスに精通した人材が不足しており、国内にとどまらず海外市場で勝負できる高度な実績とスキルを習得することでさらに待遇アップが見込めます。
ITコンサルタント
「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると、コンサルタントの年収は928万円となっています。
ITコンサルタントは残業時間も多く、求められるスキルも高いですが、1,000万円も可能な職種となります。
ただし、企業によって1,000万円を見込めないところもあるため、スキルや経験に見合った待遇を設けている企業への転職を行うべきです。
プロジェクトマネージャー
「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると、プロジェクトマネージャーの年収は891万円となっています。
プロジェクトマネージャーは長年の経験と、高い技術スキル、顧客とやり取りできるコミュニケーション能力が必要となってくるため、年収は高いです。
フリーランス
フリーランスのネットワークエンジニアの平均年収は、経験年数や保有スキルを条件として変動します。
構築や設計の実務経験3年以上の場合は年収500〜800万円程度となります。
実務経験年数に加えて、ネットワークに特化した知識やマネジメントスキルを備えていると1,000万円以上も見込めます。
6.未経験からネットワークエンジニアにキャリアチェンジするには?
未経験からネットワークエンジニアにキャリアチェンジする際のおすすめの方法は以下の通りです。
- ・ITに特化した転職のプロに相談する
- ・求人サイトを利用する
6-1.ITに特化した転職のプロに相談する
未経験からネットワークエンジニアに転職する際には、転職のプロに相談することがおすすめです。
特にIT専門の転職のプロに相談することで、自分に合った企業を紹介してもらえたり、効果的なアドバイスを受けたりすることができます。
転職のプロの中だとユニゾンキャリアが完全無料で利用でき、最もおすすめです。
ユニゾンキャリアのメリット
- ・何でも気軽に無料で相談できる
- ・面接対策などの選考対策をしてくれる
- ・IT業界の詳しい説明をしてくれる
- ・非公開の求人も紹介してもらえる
ユニゾンキャリアを利用することで、以上のようなメリットを得ることができます。
- 「未経験だけど、ネットワークエンジニアを目指したい…」
- 「ネットワークエンジニアのキャリアパスについてもっと詳しく知りたい!」
こんな疑問を持っている方は以下のボタンから一度ユニゾンキャリアを利用してみてください。
6-2.求人サイトを利用する
求人サイトを使って、転職活動を進めるのも一つの方法です。
おすすめの大手求人サイトは以下の通りです。
求人サイトを利用する際には、自分で情報を取捨選択していく必要があるので、注意しましょう。
7.キャリアパスを実現させるために必要なスキル
ネットワークエンジニアのキャリアパスを実現させるためには以下のようなスキルを身につけるといいでしょう。
- ・クラウドのスキル・知識
- ・マネジメントスキル
- ・セキュリティの知識
7-1.クラウドのスキル・知識
現在、クラウドは大きく成長しており、発展し続けているので、今後自分のキャリアを上げるためにはクラウドのスキルや知識は必須になってくるでしょう。
クラウド環境ではネットワーク機器の企業内の保有や設置が必要なくなるため、これまで不可欠だった機器の設置や設定に関する知識がクラウド環境下では不要になります。
ネットワークエンジニアはクラウドサービスを利用するためのスキルやクラウド分野の基礎知識、クラウド上にシステム構築するスキルが必要になります。
主なクラウドサービス
- ・AWS(Amazon)
- ・Azule(Microsoft)
- ・GCP(Google)
これらのクラウドサービスの中でも特にAWSは日本でNo.1シェアを占めており、AWSのスキルを高めると、自身の市場価値を高めることができます。
7-2.マネジメントスキル
ネットワークエンジニアに限らず、エンジニアとしてキャリアを築きたいのであればマネジメントスキルが重要になってきます。
プロジェクトを管理する立場になると、プロジェクト全体の進捗管理やトラブル発生時の指揮、顧客折衝、チームメンバーの育成など、様々なマネジメントが求められるようになります。
キャリアアップするためにも、マネジメントスキルは身に着けておきたい能力です。
7-3.セキュリティの知識
近年では、サイバー攻撃やハッキングなどのシステムの安全を脅かす犯罪が増加しているため、セキュリティの需要が高まってきています。
ネットワークも外部から攻撃を受ける可能性があるため、ネットワークエンジニアがキャリアアップするにはセキュリティに関するスキルや知識が必要であるといえるでしょう。
また、以下の記事ではネットワークエンジニアのスキルについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
→ネットワークエンジニアに必要なスキルは?向いている人の特徴なども紹介
8.ネットワークエンジニアのキャリアパスのためにおすすめの資格
ネットワークエンジニアのキャリアパスを実現させるためにおすすめの資格は以下の通りです。
キャリアアップにおすすめの資格
- ・CCNA
- ・AWS
- ・ネットワークスペシャリスト試験
8-1.CCNA
項目 |
概要 |
試験時間 |
120分 |
合格率(%) |
非公開 |
合格ライン |
正答率60%以上 |
目安勉強時間 |
初学者140時間~200時間程度 |
出題数 |
102問 |
出題形式 |
選択形式、ドラッグ&ドロップ |
受験方式 |
CBT方式(コンピュータでの受験) |
受験費 |
36,960円(税込) |
受験場所 |
全国のテストセンター |
開催時期 |
通年 |
URL |
「CCNA」はネットワークエンジニアがキャリアアップするために必要な資格の一つとなります。
CCNA(Cisco Certified Network Associate)はネットワーク機器最大手であるシスコシステムズ社のベンダー資格となります。
CCNAを取得することで基礎的なネットワークの知識が身に付きます。
基礎的な資格ですが、現役のネットワークエンジニアが取得するケースも多いため、それほど有効的な資格といえるでしょう。
8-2.AWSクラウドプラクティショナー
項目 |
概要 |
試験時間 |
90分 |
合格率(%) |
非公開 |
合格ライン |
700点以上(1000点満点中) |
受験資格 |
18歳以上 |
目安勉強時間 |
1ヶ月~ |
出題数 |
65問 |
出題形式 |
単一/複数選択 |
受験方式 |
CBT方式(コンピュータでの受験) |
受験費 |
12,100円(税込み)ドル計算のため費用は上下する |
受験場所 |
全国のテストセンター |
開催時期 |
通年 |
URL |
AWSクラウドプラクティショナーとは、基本的な知識とクラウドの理解を認定する資格となっており、キャリアアップに求められるスキルであるクラウドのスキルや知識を身につけるためにおすすめです。
公式のページでは6ヶ月以上AWSの環境に触れていて、AWSのサービスやITの基礎知識がある方向けの資格と記載がありますが、全くの未経験者でも問題なく合格できる資格です。
近年ではクラウドの需要が高まっており、特に大手企業は力を入れているため、AWSを扱えるエンジニアは価値が高くなっています。
そのため、AWSの資格を取得しているとキャリアアップしやすくなります。
8-3.ネットワークスペシャリスト試験
概要 | 詳細 |
試験時間 | 午前Ⅰ:9:30~10:20(50分) 午前Ⅱ:10:50~11:30(40分) 午後Ⅰ:12:30~14:00(90分) 午後Ⅱ:14:30~16:30(120分) |
合格率(%) | 14%前後 |
合格ライン | 正答率60%以上 |
目安勉強時間 | 実務経験有:20時間~40時間 初学者:200時間以上 |
出題数 | 午前Ⅰ:出題数:30問 午前Ⅱ:出題数:25問 午後Ⅰ:出題数:3問 午後Ⅱ:出題数:2問 |
出題形式 | 午前Ⅰ:多肢選択式(四肢択一) 午前Ⅱ:多肢選択式(四肢択一) 午後Ⅰ:記述式 午後Ⅱ:記述式 |
受験方式 | CBT方式(コンピュータでの受験) |
受験費 | 7,500円(税込) |
受験場所 | 全国 |
開催時期 | 4月 |
URL | ネットワークスペシャリスト試験 |
ネットワークスペシャリスト試験では、ネットワークシステムの企画・要件定義・設計・構築・運用・保守において必要な知識と実践能力を身につけることが可能です。
ネットワークスペシャリスト試験はネットワーク関連の資格で難易度が高い試験なので、取得するまでには時間がかかります。
ですが、この資格を取得することでプロジェクトの企画から保守まで幅広く深い知識を身につけることができるため、キャリアアップにはうってつけの資格といえるでしょう。
9.ネットワークエンジニアの今後の需要や将来性
技術革新の影響によって変化の激しいIT業界のうち、ネットワーク分野にもテクノロジーの導入によって需要や将来性に変化が及ぼされています。
以下では、ネットワークエンジニアの現在の需要や将来性についてご紹介します。
9-1.ネットワークエンジニアの需要
ネットワークエンジニアの需要は非常に高いと言えます。
大手求人サイトを調査し、ネットワークエンジニアの求人数を洗い出しました。
大手求人サイト |
件数 |
959 |
|
31 |
|
313 |
|
合計 |
1,303 |
大手求人サイトでのネットワークエンジニアの求人数(2023年4月)
求人応募数を見ると、非常にネットワークエンジニアの需要は高いと言えます。
9-2.ネットワークエンジニアの将来性
結論としては、ネットワークエンジニアの将来性は非常に高いです。
高い将来性の理由にはネットワーク分野へのクラウドの普及が大きく影響しています。
ネットワークの構築にクラウドサービスを導入するようになると、ネットワークエンジニアにはクラウド分野の専門知識とクラウドサービスを活用するスキルが求められます。
クラウドエンジニアと呼ばれる職種が誕生するほどクラウドに特化したネットワークエンジニアの需要は非常に高い一方で、クラウドに精通したネットワークエンジニアは不足しています。
ネットワークエンジニアは、クラウドの知識やプログラミングスキルなどクラウドサービスに対応可能なレベルにスキルアップできれば、市場価値の高い人材として広く活躍できる可能性を秘めています。
ですので、5年後や10年後もネットワークエンジニアの仕事がなくなることはないといえるでしょう。
関連記事:ネットワークエンジニアの将来性は低くてオワコン?クラウド普及の影響とは
10.まとめ:スキルを上げてキャリアアップを目指そう
ネットワークエンジニアの主なキャリアパスは以下の5つです。
キャリアパス5選
- ネットワークのスペシャリスト
- クラウドエンジニア
- ITコンサルタント
- プロジェクトマネージャー
- フリーランス
今回はネットワークエンジニアのキャリアパスをご紹介しました。
ネットワークエンジニアのキャリアパスには、専門の分野に特化したスペシャリストと広い分野を担うゼネラリストの大きく分けて2種類の道があります。
理想のキャリアパスを実現する手順は、ネットワークエンジニアとしての経験を積んで資格取得などでスキルを養い、転職等でキャリアアップを図るという流れです。
ネットワークエンジニアのキャリアパス実現後には、スキルや経験次第で年収1,000万円を望めて、業界的な将来性も高い環境にあります。
ネットワークエンジニアへの転職を検討している方や今後のキャリアパスを模索している方は、本記事を参考に理想のキャリア設計を行ってみてください。
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はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役