LinuCのおすすめ参考書5選!おすすめの問題集やwebサイトも解説|LinuC
LinuCの資格取得のために勉強したいけど、どの参考書を使えばいいか分からない…
✓この記事の流れ
- ・LinuCの試験概要と参考書の選ぶ時のポイントを説明
- ・おすすめの参考書、問題集、Webサイトを紹介
- ・効率的な勉強方法について解説
LinuCの参考書や問題集は種類が多く、どれを使えば良いか分からないですよね。
そんな方のために、今回はLinuCのおすすめの参考書を問題集、Webサイトと併せてご紹介します。
これからLinuCを勉強する方や、現在勉強中の方はぜひご参考にしてください。
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目次
1.LinuCとは
LinuCは、NPO法人のLPI-Japanが提供しているLinuxの認定試験です。
2018年に開始された比較的新しい試験で、Linuxの技術力を証明することができる資格です。
難易度別に3つのレベルが用意されていますが、上位のレベルの資格認定を受けるには下位レベルの認定資格が必要です。
- ・LinuCレベル1
- ・LinuCレベル2
- ・LinuCレベル3
LPICのように国際的に通用する資格ではありませんが、LinuCは日本国内のニーズに合わせた試験内容となっているため、国内で就職・転職を行う際に有利です。
2.LinuCの参考書を選ぶ際のポイント
参考書を選ぶ際に、どれを選ぶか迷うこともあるかもしれません。
自分に合った参考書を見つけるためには、どのようなポイントに注意すべきでしょうか?
2-1.実際に解ける問題の付属
参考書に実際の試験に近い形式・内容の問題を含んでいるかどうかも重要です。
実際に解ける問題が豊富に含まれている教材を選んで繰り返し問題を解くことで、理解が深まります。
また、過去の試験問題や模擬試験が提供されている教材も参考になります。
2-2.説明が充実しているかどうか
説明の充実度も重要な要素です。
Linuxの各トピックやコマンド、概念について図やグラフ、スクリーンショットなどの視覚的な要素が教材に含まれていると、より理解しやすくなります。
説明が充実した教材を選ぶことで、効率的な学習が可能となります。
2-3.説明や問題以外の機能などの特典
参考書には解説や問題以外の特典がある場合もあります。
例えば、オンラインの補足資料や問題解説動画、サポートサイトといったコンテンツ、追加の練習問題・模擬試験などが付属していると、学習効果をより高めることができます。
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3.LinuCの試験対策におすすめの参考書
参考書を選ぶポイントを踏まえたうえで、実際にどんな参考書があるか見てみましょう。
LinuCの参考書はLPICの参考書に比べると数が少ないですが、試験範囲はLPICと共通しているため、LPICの参考書も含めてご紹介します。
3-1.Linux教科書 LinuCレベル1 Version 10.0対応[101試験,102試験対応]
出典:Amazon
LinuCを受験する人の8割以上が利用している書籍で、最新版の試験であるLinuCレベル1バージョン10.0の出題範囲を網羅した参考書です。
101、102試験の詳しい解説とそれぞれの模擬試験で構成されており、学習と復習を効率よく進められます。
また、Linuxの仮想環境を構築できるDVDが付属しており、学習環境をスムーズに構築する事が可能です。
3-2.1週間でLPICの基礎が学べる本 第3版
出典:Amazon
LPIC向けの参考書ですが、Linux初心者に向けた内容のため、LPICの試験対策にも使用できる一冊です。
完全初心者向けの本で基礎からゆっくり学んでいきたい方に向いています。
環境設定方法やファイルやディレクトリの操作といった基本的なことから解説しているので、Linuxに触れたことのない初心者の基礎固めには最適です。
Linuxの操作に慣れていない場合は、先に紹介した参考書の前にこちらで基礎を学んでから試験の参考書に入ることをおすすめします。
3-3.最短突破 LinuCレベル1 バージョン10.0 合格教本[101試験, 102試験対応]
出典:Amazon
本書は、このLinuC試験のうち、レベル1バージョン10.0(101試験、102試験)の出題範囲をカバーする教科書です。
講師によるわかりやすい解説で、資格取得に必要な確かな力を身につけることができます。
付属DVD-ROMには、仮想環境で動作するLinuxのイメージを収録していますので、実際に手を動かしながら学ぶことが可能です。
3-4.Linux教科書 LinuCレベル2 Version 10.0対応
出典:Amazon
LinuC試験参考書のレベル2に対応した翔泳社の参考書です。
数少ないレベル2の参考書であり、レベル1と同様公式テキストの認定を受けているため、レベル2を受験する場合は購入をおすすめします。
内容はレベル1と同じく解説と練習問題で構成されており、「試験直前チェックシート」や模擬試験、学習環境のダウンロードサービスも付属しています。
3-5.Linux教科書 LPICレベル3 300試験
出典:Amazon
LPIC試験のレベル3、300試験(混在環境)の参考書ですが、LinuCのレベル3、300試験にも適用できます。
2015年に出版されたため内容は少し古いものの、試験対策を目的に活用させることは十分可能です。
他の問題集やWebのサービスと併用しつつ、練習問題や模擬試験を中心に利用し、試験の形式や出題傾向に慣れておきましょう。
4.LinuCの参考書以外のおすすめの問題集
参考書以外に用意したいのが問題集です。現状の知識やスキルの確認ができるほか、試験の模擬練習を行うことも可能です。
参考書の解説や問題では網羅していない部分をカバーできる場合もありますので、参考書と併用するのがおすすめです。
4-1.Linux教科書 LinuCレベル1 スピードマスター問題集 Version10.0対応
出典:Amazon
翔泳社による問題集で、参考書の「小豆本」と並んで「白本」という愛称があり、参考書と同様に「LPI-Japan」の公式認定を受けています。
500近い数の問題が収録されており、それぞれに詳しい解説も行われます。
また、101、102試験の模擬試験も付属しているため、参考書の模擬試験とは違う問題に挑戦する事が可能です。
4-2.Linux教科書 LinuCレベル2 スピードマスター問題集 Version 10.0対応
出典:Amazon
翔泳社によるレベル2の問題集です。
レベル1の問題集と同じく、分野別の問題と解説、201、202の模擬試験で構成されています。
問題には重要度ランクが星の数で記されており、問題の傾向を知ることができるほか、正解できなかった問題を記録できるチェックボックスなど、試験対策に役立つ細かい工夫が随所に見られます。
4-3.徹底攻略LPI問題集Level3[300]対応
出典:Amazon
LPI(LPIC)レベル3、300試験の問題集です。
LinuCレベル3 300の試験範囲もカバーしています。
試験に出やすい重要項目を中心に構成されており、実際の試験形式に即した問題が豊富に含まれています。
2014年に発行された問題集なので、Webで最新の情報を確かめるなど、問題集や参考書、Webの情報と併用して利用することをおすすめします。
関連記事:エンジニアにおすすめの本を厳選!初心者におすすめの本から順に紹介
5.LinuCの参考書と併せて利用したいWebサイト
参考書や問題集と合わせて活用したいのが、Web上の学習支援サービスです。
Webでは参考書だけでは得られない情報や実践的な学習が可能となります。
LinuCの試験対策には複数の情報源を組み合わせて利用することが重要です
5‐1.Ping-t【おすすめ】
Ping-tはIT関係の資格の試験対策をサポートするWebサイトです。
LinuCの取得するなら、必ず登録してもいっていい本です。
会員登録を行うと、LinuCをはじめ、ITパスポートやAWSの資格試験の問題集などのコンテンツを利用できます。
一部有料のコンテンツがありますが、LPICレベル1の101試験は500問以上が無料で提供されています。
公式URL:Ping-t
5-2.Udemy
Udemyは幅広い分野の動画講座を提供するe-ラーニングのWebサービスです。
LinuCの試験対策講座も提供されており、不定期にセール期には手ごろな値段で講座を受けることが可能です。
講師の詳しい解説を聞けるなどのメリットがありますが、Udemyで提供されるのは動画の講座のみで、練習問題は別のWebサービスや書籍で紹介されることが多いです。
公式URL:Udemy
6.参考書と併用した、LinuCの効率的な勉強方法
LinuCの試験対策は参考書を読むだけではなく、実際に手を動かし問題を解くことで理解を深めることが大切です。
参考書には理論や知識が詳しく解説されていますが、問題集を通じて実践的な応用力を養うことができます。
6-1.LinuCに最短合格するための効率的な勉強方法
「最短〇日で合格」というのは良く耳にするキャッチフレーズですが、それを実現するためには計画的かつ効率的な勉強方法が求められます。
どの様な方法が合っているかは人それぞれですが、以下は多くの勉強方法に共通するポイントです。
●複数の参考書を使わない
複数の参考書を使わずに一冊に絞ることで、学習の方向性を明確にし、効率的な学習を実現します。
複数の参考書を使用すると情報の重複や混乱が生じる可能性があります。
一つの参考書に集中することで、理解度を深めることが可能です。
●問題演習を充分にこなす
問題集や過去問題を解くことで、試験形式に慣れると同時に、知識の定着度も高めることができます。
充分な問題演習を行うことで、自身の不足部分や弱点を発見し、それに対する対策を講じることができます。
効率的な勉強のためには、理論だけでなく問題演習にも時間を割くことが重要です。
関連記事:インフラエンジニアにおすすめの勉強方法|具体的な勉強内容も解説
6-2.LinuCの合格に必要な勉強時間と難易度、合格率
LinuCの合格率は公表されていませんが、公式サイトの「よくある質問」では目安として65〜75%程度の正解率で合格点となるとしています。
合格に必要な勉強時間は個人によって異なりますが、おおよその期間は試験のレベルごとに以下のように考えられます。
●レベル1:1ヶ月~3ヶ月間
日ごろからLinuxに触れており、充分に理解している経験者の場合は、試験に出る問題の傾向や出題範囲、形式を把握すれば1カ月ほどで合格できる可能性は充分にあります。
未経験者の場合はいきなり試験対策に入らずLinuxの基本的な知識やコマンド操作、といったLinuxの基礎から始めましょう。
Linuxの基礎固めを1.5〜2ヶ月ほど行った後、残りの日数で実際の試験形式や出題傾向に慣れるために、模擬試験や過去の問題集を解くことをおすすめします。
●レベル2:3ヶ月~6ヶ月間
レベル2はLinuxのシステム設計をはじめ、Linuxの設計・導入・保守・トラブルシューティングが試験範囲となるため、レベル1より高度で実践的な知識が必要です。
ただ知識を暗記するだけではなく、時間をかけて体系的な知識を身に着けましょう。
勉強時間は経験や知識・勉強法によって個人差は出ますが、LinuC受験をきっかけに勉強を始めた初心者の場合、普段Linuxに触れる人は初めてから3カ月、そうでない人は最大6カ月が目安と考えましょう。
●レベル3:6ヶ月~1年間
レベル3は高度な知識が求められる反面、特定の分野に集中して勉強しやすくなるのがメリットとして挙げられます。
その分、合格するには分野のスペシャリストとして活躍できるだけの経験と知識が求められます。
Linuxの熟練した技術者でも、数カ月間かけてしっかり試験対策を行う事が必要です。
関連記事:LPICの難易度をレベル別で解説!効率の良い勉強方法も解説
6-3.スクールでLinuCを勉強する
LinuCの試験対策・勉強方法として、スクールに通うこともおすすめです。
スクールはすぐに講師に質問ができるなど勉強するための環境が整っているほか、体系的な知識が身につくようにカリキュラムが組まれているため、効率的に勉強ができ、モチベーションも下がりにくいです。
また、就職や転職のサポートサービスを受けることも可能です。
しかし、その分かなりの費用が掛かることや、試験対策に特化して勉強できないことがデメリットとして挙げられます。
自分のキャリア目標や予算を考慮して、適切な勉強方法を選択しましょう。
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7.LinuCのおすすめ参考書と問題集まとめ
LinuCは近年注目度が高まってきている資格です。
LinuCの資格を持つことで就職やキャリアアップの可能性が広がります。
主な参考書は以下が挙げられます。
- ・LinuCレベル1 バージョン10.0 合格教本[101試験,102試験対応]
- ・1週間でLPICの基礎が学べる本 第3版
- ・最短突破 LinuCレベル1 バージョン10.0 合格教本[101試験, 102試験対応]
- ・Linux教科書 LinuCレベル2 Version 10.0対応
- ・Linux教科書 LPICレベル3 300試験
また、おすすめの問題集は以下となります。
- ・Linux教科書 LinuCレベル1 スピードマスター問題集 Version10.0対応
- ・Linux教科書 LinuCレベル2 スピードマスター問題集 Version 10.0対応
- ・徹底攻略LPI問題集Level3[300]対応
LinuCはレベル1〜3までの段階があり、レベル3の合格者は混在環境・セキュリティ・仮想化といった分野で高い技術力を持ったプロフェッショナルとして認められます。
その分、資格を取るためには最長で数カ月から年単位の勉強時間が必要です。
資格を取るために独学で参考書や問題集を利用するだけではなく、スクールに通って体系的な知識を身に着けることもおすすめです。
特に初心者は知識や勉強法などが分からないという方も多いと考えられます。
スクールでしっかり基礎固めや実践的な経験を経たうえで受験すれば、資格取得の成功率が高まるでしょう。
このようなことで
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はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役