インフラエンジニアの年収はなぜ低い?高収入を目指す方法を解説
![インフラエンジニアの年収はなぜ低い?](https://unison-career.com/renewal-2024/wp-content/uploads/2023/08/infrastructure-income-low.jpg)
インフラエンジニアの年収は低いの…?
年収を上げるためにはどんなことができるんだろう…
✓本記事の結論
- ・入社する企業によっては年収が低くなる場合がある
- ・インフラエンジニアの平均年収は決して低くはない。
- ・年収を高めるためには上流工程の知識を身につけると良い
近年、IT業界においてインフラエンジニアの需要は高まっていますが、入社する企業によってインフラエンジニアの年収は低くなってしまう場合があります。
本記事では、インフラエンジニアの年収が低くなる理由や、年収をアップさせる方法について詳しく解説していきます。
先に読んでおきたい⇒インフラエンジニアとは?仕事内容をわかりやすく解説!
目次
1.インフラエンジニアの年収は低い?
結論から申し上げますと、インフラエンジニアの年収は決して低くはありません。
しかし、以下のような場合は年収が低くなってしまう可能性があります。
インフラエンジニアに転職を考えている方は注意をするようにしましょう。
年収が低くなってしまうケース
- ・未経験から始める場合
- ・下請け企業に就職した場合
- ・労働量が多い場合
1-1.未経験から始める場合
未経験からインフラエンジニアになると年収が低くなる傾向にあります。
なぜなら、未経験でスキルや経験がないうちは、エンジニア作業工程の下流工程である運用・保守の仕事を任されることがほとんどであるからです。
【→関連記事:インフラエンジニアとは?仕事内容をわかりやすく解説!】
実際、当社で扱っている未経験でのインフラエンジニアの求人は、最低年収が250〜350万円ほどと低くなっています。
![インフラエンジニアの平均年収](https://unison-career.com/renewal-2024/wp-content/uploads/2023/04/infrastructure-income.jpg)
インフラエンジニアの平均年収
しかし、スキルや経験が身に付けば、保守・運用といった下流工程ではなく、要件定義・設計・構築といった上流工程の仕事を任せてもらえるようになります。
下流工程と上流工程で平均年収を比べると圧倒的に上流工程の平均年収が高いため、上流工程へスキルアップすることによって高年収を目指すことができます。
そのため、どうしても未経験からのスタートになってしまうという方は、働きながら上流工程に結びつくような資格試験を受けたり、スキルを身に付けると良いでしょう。
未経験からインフラエンジニアに転職・就職したい方は以下の記事で失敗しない方法をチェックしておきましょう。
【→関連記事:【決定版】新卒/未経験からインフラエンジニアに転職する秘訣3選!】
1-2.下請け企業に就職した場合
![IT業界の多重下請け構造](https://unison-career.com/renewal-2024/wp-content/uploads/2023/04/engineer-subcontractor.jpg)
IT業界の多重下請け構造
IT業界は「下請け構造」と呼ばれる、発注元から委託された業務を1次請け、2次請け企業と下請け企業へ流していく構造になっています。
そして、2次請け、3次請け企業と元請けから遠くなるにつれて、担当する業務のレベルも、年収も低くなっていく傾向にあります。
しかし、未経験歓迎の企業は下請け企業であることが多く、未経験からインフラエンジニアになると年収が低くなってしまうことがあります。
そのため、転職活動をする際には、できるだけ元請け企業に近い1次請け、2次請け企業に就職するようにしましょう。
1-3.労働量に見合っていない場合
インフラエンジニアとして働くと、年収に対して労働量が多く割に合っていないと感じることがあります。
その要因として考えられるのが、インフラエンジニアという仕事は常に納期が決められており納期に間に合わない場合は残業や休日出勤が強いられる場合があるためです。
また、トラブルが生じた際にはその対応のために急な業務が入ることがあるなど、時にはプライベートの時間を削って業務をしなければならないこともあります。
そのような環境では、実際の年収が低いわけではないとしても労働量に対して年収が低いと感じてしまうインフラエンジニアが多いでしょう。
このような職場の労働環境が原因となって年収が低くなってしまうケースは、転職活動時に企業選びを慎重に行うことで防ぐことができます。
しかし、自分一人で希望する職場を見つけることに不安を感じる方もいるのではないでしょうか。
そのような場合、IT専門の転職エージェントの利用がおすすめです。
転職活動に関する様々なサポートを受けることができるので、まずはどのようなサービスがあるか見てみてください。
2.低い?高い?インフラエンジニアの平均年収
ここからはインフラエンジニアの具体的な平均年収について、職種・年齢別に解説していきます。
自分のインフラエンジニアとしてのキャリアパスを考えるときに参考にしてみてください。
2-1.【種類別】インフラエンジニアの平均年収
ここでは、インフラエンジニアの職種別に平均年収を比較していきます。
![インフラエンジニアの種類](https://unison-career.com/renewal-2024/wp-content/uploads/2023/04/infrastructure-kinds.jpg)
インフラエンジニアの4つの職種
このように、インフラエンジニアはネットワークエンジニア、サーバーエンジニア、セキュリティエンジニア、クラウドエンジニアの4つの職種に分けることができます。
種類 |
平均年収 |
サーバーエンジニア |
457万円 |
ネットワークエンジニア |
436万円 |
セキュリティエンジニア |
596万円 |
クラウドエンジニア |
597万円 |
インフラエンジニアの平均年収を職種ごとに比較すると、最も低いのはネットワークエンジニアの436万円で、最も高いのはクラウドエンジニアで597万円です。
国税庁の調べによると日本の平均年収は443万円のため、どの職種であってもインフラエンジニアは平均よりも高い年収を得ることができると言えます。
年収以外にも、インフラエンジニアの職種ごとの仕事内容や働き方、将来性の違いについてもっと詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
【→関連記事:インフラエンジニアの4つの種類|仕事内容や求められるスキルを解説】
2-2.【年代別】インフラエンジニアの平均年収
続いて、インフラエンジニアの平均年収を年代別に見ていきます。
年代 |
||
20代 |
413万円 |
342万円 |
30代 |
526万円 |
435万円 |
40代 |
646万円 |
495万円 |
50代 |
670万円 |
596万円 |
インフラエンジニアの平均年収と日本人の平均年収を年代別に見ると、どちらも年代が上がるごとに年収も増えています。
インフラエンジニアの場合、特に20代から30代、30代から40代は年収の上り幅が100万円以上となっています。
このように年収の上がり幅が大きくなる理由は、インフラエンジニアはスキルや経験を積むことで高年収を目指せる職業であるからです。
また、どの年代でもインフラエンジニアの平均年収は日本人の平均年収を上回っており、インフラエンジニア自体が高収入を期待することができる職種であると言うことができます。
【→関連記事:【2023年最新】インフラエンジニアの平均年収は?1000万までの上げ方も解説】
3.インフラエンジニアが年収を上げるためには?
ここからは、インフラエンジニア年収を上げるためには具体的に何をすればよいのか2つの観点から解説します。
年収を上げる方法
- ・上流工程の知識を身につける
- ・大手優良企業に転職する
3-1.上流工程の知識を身につける
インフラエンジニアとして年収アップを目指すなら、上流工程の知識やスキルを身に付けることが大切です。
なぜなら、下流工程と上流工程では平均年収に大きな違いがあるからです。
未経験に限らず、IT企業に入社したばかりのインフラエンジニアは下流工程である運用・保守業務を任されることが多いです。
そのため高収入を目指したいのであれば、下流工程から上流工程へのキャリアアップを目指す必要があります。
具体的には、上流工程に必要なスキルを身に付けたり、資格試験を受けることによって、上流工程を担当するインフラエンジニアにキャリアアップすることが可能となります。
しかし、職場によっては十分なスキルや経験を持っているにも関わらずなかなか上流工程の作業をさせてもらえなかったり、年収が上がらない場合があります。
そのような場合には、思い切って転職することも視野に入れると良いでしょう。
転職をするエンジニアの方にはIT専門の転職エージェントの利用がおすすめです。
アドバイザーのサポートを受けながら転職活動をすることが可能な為、上流工程に転職を考えている方はまずは無料相談を利用してみてください。
インフラエンジニアの上流工程と下流工程の違いについては次の記事で詳しくまとめてあります。
下流工程で働くインフラエンジニアが上流工程にキャリアアップするための方法も分かりやすく解説しているため、興味のある方は参考にしてみてください。
【→関連記事:インフラエンジニアの上流工程とは?必要スキルやキャリアパスを解説】
3-2.大手優良企業に転職する
インフラエンジニアが年収アップをするなら、大手優良企業に転職するのも1つの手といえます。
大手優良企業であるほどエンド企業に近い環境で業務を行えるため、年収が高くなりやすいです。
下請け企業の場合、たとえスキルや知識を持っていたとしても、そもそも扱っている仕事の単価が低くて年収が上がりにくいです。
そのため、上流工程で働くことができることが多い大手優良企業に転職することで高年収を目指すのがおすすめです。
実際、インフラエンジニアの場合、働き方次第では年収1,000万円を目指すことができます。
インフラエンジニアとして、大手優良企業に転職・就職する秘訣やコツについて、以下の記事で徹底解説しております。
【→関連記事:インフラエンジニアへの転職の秘訣3選!大手企業の求人情報も紹介】
4.インフラエンジニアで年収が高い人の特徴
最後にどのようなインフラエンジニアが高い年収を獲得できるのか、その特徴について以下の3つを解説していきます。
高収入のインフラエンジニアの特徴
- ・幅広い知識を身につける
- ・コミュニケーション能力が高い
- ・学習意欲が高い
4-1.幅広い知識を身につける
高年収のインフラエンジニアを目指すのであれば、幅広い知識を身に付けると良いです。
なぜなら、幅広い知識を身につけたインフラエンジニアは、高収入が期待されるような市場価値が高い人材となるからです。
そのため、最新の技術や需要の高いスキルについて調べて幅広い知識を身につけられるようにしましょう。
例えば、最近ではクラウドサービスが急成長しているため、クラウド関連の知識を持つエンジニアの需要が高くなっています。
【→関連記事:クラウドの普及によるインフラエンジニアに求められるスキルの変化】
自分の専門分野に限らずクラウドに関する知識などを身につけることによって、仕事の幅も広がり市場価値の高い高収入のエンジニアになることができます。
4-2.コミュニケーション能力が高い
上流工程ではクライアントや下流工程のエンジニアと接する機会が増えるため、作業を円滑に進められるようにコミュニケーション能力が求められます。
基本的に、インフラエンジニアはチームで1つのプロジェクトを進めることが多いです。
そのため、作業を円滑に進めるためには、インフラエンジニアとしてのスキルに加えてコミュニケーション能力が求められるのです。
【→関連記事:【苦手な人必見】エンジニアにおけるコミュニケーション能力の重要性】
4-3.学習意欲が高い
インフラエンジニアに限らず、ITエンジニアは常に最新の情報について知っておく必要があります。
なぜなら、IT業界は目まぐるしく技術開発が行われており、日々進化している業界であるからです。
そのため、時代においていかれないためには常に最新の情報を頭に入れておく必要があり、日頃から学習をし続けることができる人材の方がスキルアップがしやすいです。
スキルアップをすれば結果的に高収入が期待できるため、学習意欲の高いインフラエンジニアほど年収が高いと言えるでしょう。
とはいえ、どのような勉強をしたらインフラエンジニアとしての市場価値を高めることができるか疑問に感じる方もいると思います。
【→関連記事:インフラエンジニアにおすすめの勉強方法|具体的な勉強内容も解説】
5.まとめ
インフラエンジニアの年収が低くなってしまう原因は以下の通りです。
年収が低くなる理由
- ・未経験から始める場合
- ・下請け企業に就職した場合
- ・労働量に見合ってない場合
未経験の場合は下流工程を任されやすいため、なかなか年収は上がりづらいです。
また、入社する企業によっては、十分なスキルを持っていても下請け企業だと低い年収になってしまうことがあります。
しかし、以下のような方法で年収を上げることができます。
年収を上げるための方法
- ・上流工程の知識を身につける
- ・大手優良企業に転職する
しかし、企業によっては十分なスキルがあってもキャリアアップすることができなかったり、年収が上がらなかったりします。
そのような場合には転職活動を視野に入れ、高収入を目指すことができる企業を見つけるようにしましょう。
自分一人で転職活動をすることが不安な方には、転職エージェントを利用することがおすすめです。
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このようなことで
悩まれています。
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こんにちは!
はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
![監修者画像](https://unison-career.com/renewal-2024/wp-content/uploads/2023/04/代表.jpg)
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役