インフラエンジニアの4つの種類|仕事内容や求められるスキルを解説
インフラエンジニアの種類って何があるの?
✓本記事の流れ
- ・インフラエンジニアの4つの種類や仕事内容を解説
- ・インフラエンジニアに必要なスキルや役立つ資格を解説
- ・インフラエンジニアのキャリアパスを紹介
近年、ITインフラの重要性は益々高まってきており、それに伴いインフラエンジニアの需要も高くなっています。
そんなインフラエンジニアは、業務ごとに4つの種類に分けることができます。
本記事では、インフラエンジニアの種類別の特徴や仕事内容、必要なスキルについて解説しています。
先に読んでおきたい⇒インフラエンジニアとは?仕事内容をわかりやすく解説!
目次
1.インフラエンジニアとは?
皆さんはインフラエンジニアについて、どのようなイメージを持っているでしょうか。
ここでは、インフラエンジニアの特徴や需要のある仕事なのかどうか解説していきます。
1-1.インフラエンジニアとは
インフラエンジニアとはIT業界における、インフラストラクチャーを整備することに特化したエンジニアの総称です。
IT分野のインフラとは主に、ネットワークやサーバーOSの設定などであり、それぞれ「ネットワークエンジニア」「サーバーエンジニア」など専門領域を有しています。
普段会社や私生活で利用できているネットワークはインフラエンジニアが日々整備をしているものであり、大規模なインフラ整備になるほど経験とスキルが必要になります。
【→関連記事:インフラエンジニアとは?仕事内容をわかりやすく解説!】
1-2.インフラエンジニアは高い需要がある仕事!
インフラエンジニアは昨今では特に需要が高いエンジニア職として有名です。
その理由は以下の2点から説明することができます。
- ・IT業界の人材不足
- ・クラウドサービスの普及
IT業界の人材不足
1つ目はIT業界が慢性的な人材不足に陥っているということです。
まずはIPA 情報処理推進機構が発行する「DX白書2023」における、日本企業の人材確保に関するデータをご覧ください。
日本企業全体の8割がIT人材が不足していると回答しており、人材確保のために苦労しています。
そのため、未経験からでもITエンジニアとして採用するケースが増えてきており、充実した研修制度のもとエンジニア経験を積むことができるようになってきています。
インフラエンジニアも例外に漏れず人材不足のため、需要が高い職業です。
クラウドサービスの普及
2つ目はクラウドサービスが普及してきているという点です。
クラウド上でサーバーの構築などができるようになったことから、コスト削減の面で注目され始めています。
上記の総務省のデータからもわかる通り、今後もクラウドサービスは成長していくと見込まれているため、クラウド技術を持つインフラエンジニアはより貴重な人材として扱われる可能性があるでしょう。
クラウドの普及によって、今後インフラエンジニアに求められる役割が変わると言われています。詳しくは以下の記事をご覧ください。
【→関連記事:クラウドの普及によるインフラエンジニアに求められるスキルの変化】
2.インフラエンジニアの種類別の仕事内容
インフラエンジニアは主に4種類に分けられます。
ここでは、それぞれのエンジニアがどのような仕事をしているのかを、種類別に詳しく確認していきましょう。
2-1.サーバーエンジニア
サーバーエンジニアはITインフラには欠かせないWebサーバーやアプリケーションサーバーといったサーバーの構築〜運用・保守までを仕事内容としています。
そのため、クライアントごとに要望を聞きながら適したサーバーの構築をします。
サーバーはハードウェア機器のため、配線や機器の配置など物理的な作業があり、実際にクライアント企業に足を運んで設定を行います。
また、サーバーに障害が起きたときに対処するのもサーバーエンジニアの仕事であり、サーバーを含めITインフラ関連のさまざまな知識と問題解決能力が求められるでしょう。
【→関連記事:サーバーエンジニアの仕事内容とは?転職方法や必要な知識・スキルも解説】
2-2.ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、快適なネットワーク環境を構築するのが主な仕事であり、サーバーエンジニア同様に構築〜運用・保守まで行います。
ルーターやその他ネットワーク機器の設定を含め、クライアントの要望に応えながらネットワーク環境を構築していきます。
なかでもネットワークエンジニアの運用・保守は、ネットワークが正常に動いているか監視をする業務がメインになるため、経験の浅いエンジニアが担当することが多いです。
万が一問題が発生したら、迅速にその原因を突き止め対処する必要があるため、ネットワーク環境に対するしっかりとした知識が必要になるでしょう。
関連記事:ネットワークエンジニアとは?仕事内容・年収・将来性をわかりやすく解説!
2-3.クラウドエンジニア
クラウドエンジニアはクラウドサービスの普及により注目を集めているエンジニア職で、クラウド上でサーバーやネットワークの構築を全て行うのが仕事になります。
そのため、サーバーとネットワーク2つの領域について理解している必要があり、クラウド上で全てを構築できるスキルも求められます。
クラウド上でインフラ整備を行うため、サーバーエンジニアやネットワークエンジニアのようにハードウェア機器をクライアント企業にて設定することがありません。
クラウドエンジニアはその能力の高さから人材数が少ないため、インフラエンジニアとして市場価値の高い人材になりたいならおすすめです。
関連記事:クラウドエンジニアの仕事内容って?スキルと将来性についても解説
2-4.セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは情報セキュリティを仕事として扱うエンジニア職であり、企業の機密を守るためのセキュリティ構築〜運用・保守までを行います。
実際にセキュリティ機器やセキュリティソフトを導入してウイルス感染などから守るためのシステムを作っていきます。
そのため、サーバーやOSなどセキュリティの脆弱性などを調べ、管理しながら最適なセキュリティシステムを構築する必要があります。
最近ではハッキングの被害などが多発していることもあり注目されているエンジニア職で、知識やスキルを持つ人材が求められています。
関連記事:新卒でセキュリティエンジニアになれるの?就職で必要なことを解説
3.インフラエンジニアの種類ごとの必要な知識・スキルは?
ここからは、先ほど紹介した4種類のインフラエンジニアに必要な知識・スキルについて、種類ごとにご紹介していきます。
興味があるエンジニア職があるなら、求められるスキルを参考にして、勉強を進めてみてください。
3-1.サーバーエンジニアに求められるスキル
サーバーエンジニアに求められるスキルは主に以下の通りとなります。
- ・サーバーやOSの知識やスキル
- ・サーバーの設計関連の知識
- ・サーバー運用・保守の知識
- ・クラウドサーバーの知識
- ・コンピュータアーキテクトの知識
サーバーエンジニアは特に、ハードウェア機器のサーバーや構築に必要なOS関連の知識が求められます。
どのようにしてサーバーがインフラに必要なのか、どのように組み込まれているのかについても勉強しておきましょう。
加えて、最近注目されているクラウドサーバーについて理解しておくことで、仕事の幅を広げることができます。
今後サーバーエンジニアとしての市場価値をあげていくなら、クラウド関係の知識が必要不可欠です。
【→関連記事:サーバーエンジニアの将来性や需要は?キャリアパスや転職方法も解説】
3-2.ネットワークエンジニアに求められるスキル
続いて、ネットワークエンジニアに必要とされる知識とスキルについて確認していきましょう。
- ・ネットワークの設計・構築関連の知識やスキル
- ・サーバーやネットワーク機器に関する知識
- ・ネットワーク仮想化構築に関する知識やスキル
- ・ネットワーク運用に関する知識やスキル
- ・コミュニケーションスキル
ネットワークエンジニアはネットワークの構築から運用・保守までを専門領域としているため、それらに関する知識やスキルが求められます。
また、何かトラブルが起きた際に、すぐに理解して対処できるよう、わかりやすく設計する能力も求められます。
現在ではネットワーク環境も仮想化が進んできているため、仮想化環境での構築についても勉強しておくことをおすすめします。
【→関連記事:ネットワークエンジニアの将来性は低くてオワコン?クラウド普及の影響とは】
3-3.クラウドエンジニアに求められるスキル
そもそもクラウドとは、クラウドコンピューティングのことを指し、インターネットを介して必要な時だけサービスを利用できるシステムのことです。
従来のオンプレミスによるインフラ整備とは異なり、サーバーやネットワークを全て仮想空間で管理することができます。
ここでは、クラウドエンジニアになるために身に付けておくべきスキルについてご紹介していきます。
- ・ITインフラに関する知識とスキル
- ・クラウドサービス関連の知識とスキル
- ・プログラミングの知識
- ・Infrastructure as Codeの知識やスキル
- ・DevOpsの知識やスキル
クラウド上で管理ができるといってもサーバーやネットワーク、OSなどインフラに関する知識やスキルは必須となります。
そこに加えてクラウドサービスを扱うスキルやクラウド環境を構築するためのプログラミングスキルなどが求められます。
そのため、インフラ関連の知識を網羅した上で、クラウド関連の知識やスキルを習得する必要があります。
【→関連記事:クラウドエンジニアの需要が高いのはなぜ?将来性や仕事内容も解説】
3-4.セキュリティエンジニアに求められるスキル
最後にセキュリティエンジニアにはどのような知識やスキルが求められるのか見ていきましょう。
- ・ネットワークセキュリティに関する知識やスキル
- ・サーバーやOSに関するセキュリティの知識やスキル
- ・ウイルスに関する知識
- ・認証や暗号化に関する知識
- ・法令や規格に関する知識
セキュリティエンジニアは情報セキュリティについて全般の知識が求められるため、網羅的に勉強するとよいです。
特に、ネットワークやアプリケーションに関するセキュリティ知識を求められる傾向があります。
最近では下記データのようにサイバー攻撃件数が増加傾向にあるため、セキュリティに関する知識はより重要になってきています。
サイバー攻撃の手段や具体的な例などについて調べておくことで、自分の構築しているセキュリティシステムがどのような役割や意味を持つのか理解できるようになるでしょう。
3-5.種類問わずインフラエンジニアに求められるスキル
ここではインフラエンジニアの種類に関わらず、インフラエンジニアが身に付けておくべき知識やスキルについて4つご紹介していきます。
インフラエンジニアにおいて基礎となる知識もあるため、勉強しておきましょう。
仮想化の知識
仮想化に関する知識は、近年クラウドサービスの普及に伴い注目されている技術です。
今後、より仮想化に関する技術が分野問わず普及していくことが考えられるため、仮想化の知識について勉強しておくことをおすすめします。
仮想化の実現にはソフトウェアの使用が必須となるため、使用方法について確認しておきましょう。
ソフトウェアに関する知識
インフラエンジニアはLinuxやWindowsをはじめとするOSなどをはじめ、さまざまなソフトウェアを取り扱う職業です。
ITインフラ環境を整備する上で、ソフトウェアの知識やスキルがないと仕事がかなり大変になるため習得しましょう。
ソフトウェアは企業によって扱うものが異なる場合があるため、自分の就職したい企業が求めるソフトウェアのスキルを身に付けるとよいです。
インフラ設計のスキル
インフラ設計のスキルは、インフラシステムを正常に稼働させるために必要になるスキルです。
設計段階でミスがあると、システムが正常に動かなかったり、不具合が生じやすいなどパフォーマンスに関連するため非常に重要となります。
設計業務は基本的に経験豊富なエンジニアが請け負うことが多いですが、インフラエンジニアとしてキャリアアップを目指すなら必ず身に付けておきたいスキルといえます。
プログラミングスキル
インフラエンジニアがプログラミングをする場面は多くはありません。
しかし、ある程度プログラミングスキルを習得していると、プログラムの構築や管理、運用をスムーズに作業を進められます。
また、プログラミングスキルを身に付けておけば、対応できる業務が増えるためさまざまな仕事に携わることができるでしょう。
関連記事:インフラエンジニアに必要なスキルや技術力とは?おすすめ資格も紹介
4.インフラエンジニアに役立つ資格を種類別で解説
インフラエンジニアとして活動する上で、資格は必ず必要になるものではありません。
しかし、資格を取得することで客観的にスキルを証明できるだけでなく、取得する努力ができる人材だと評価されるため、転職時やキャリアアップで役に立ちます。
ここでは、各インフラエンジニアに適した資格を種類別に紹介していきますので、参考にしてみてください。
4-1.サーバーエンジニアに役立つ資格
サーバーエンジニアにおすすめの資格は「LinuC」と「LPIC」の2つとなります。
あわせて読みたい⇒サーバーエンジニアの資格8選!取得後の転職の流れや勉強法も解説
それでは、2つの資格の特徴について見ていきましょう。
LinuC
LinuCはIT業界で使用されることの多いOSの「Linux」の知識やスキルを証明できる資格試験です。
日本市場のニーズに合わせたLinuxのスキル証明ができる試験であり、サーバーに関係の深い知識を学ぶことができます。
2020年には注目を集めるクラウド化に対応した問題も出題されており、より汎用的に扱えるよう改訂されています。
【→関連記事:LinuCのおすすめ参考書5選!おすすめの問題集やwebサイトも解説】
LPIC
LPICはLinuC同様にOSの「Linux」に関する知識を問う資格試験となっています。
LinuCはLPICをベースに作られた資格試験のため、方式なども共通しているものがあります。
難易度は初級者〜中級者を対象とした資格試験となっており、Linuxに関する基礎知識やスキルが問われます。
世界共通基準の資格試験のため、海外でサーバーエンジニアとして働きたいならLPICの取得をおすすめします。
【→関連記事:LPICの難易度をレベル別で解説!効率の良い勉強方法も解説】
LinuCとLPICのどちらを取得したらよいか迷っているという方は、以下の記事も参考にしてみてください。
【→関連記事:LinuCとLPICの違いは?どっちがいい?おすすめも紹介】
4-2.ネットワークエンジニアに役立つ資格
続いてネットワークエンジニアが取得するべき資格について「CCNA」と「ネットワークスペシャリスト」の2つを解説していきます。
【→関連記事:【資格7選】ネットワークエンジニアに必要な取得すべきおすすめの資格を解説】
CCNA
CCNAはシスコシステムズ社が提供している資格試験であり、ネットワーク技術者に必要な基礎知識やIP知識、セキュリティの基礎などを学ぶことが可能です。
特徴としてCCNA以外にもいくつかのグレードの資格試験が設けられており、CCNAに合格したら1つ上のグレードの資格試験に挑戦するのも良いでしょう。
有効期限は3年間であり、資格を持ち続けるには資格試験に挑戦し続けることが求められます。
【→関連記事:【2023年最新版】合格に導く!CCNAのおすすめ参考書を解説】
ネットワークスペシャリスト
ネットワークスペシャリスト試験では、ITネットワークに関連する専門知識を持ちつつ、企画や要件定義といったプロジェクトの中心に立つ人材に必要なスキルを問う資格試験となっています。
そのため、より専門的な知識と経験から学んだスキルが求められるため、一般的に高難度とされています。
しかし、取得することができればレベルの高いネットワークエンジニアとして認められやすくなるでしょう。
4-3.クラウドエンジニアに役立つ資格
ここでは、クラウドエンジニアに役立つ資格である「AWSクラウドプラクティショナー」と「Azure Fundamentals」の2種類について見ていきましょう。
【→関連記事:クラウドエンジニアにおすすめの資格とは?求められるスキルも解説】
AWSクラウドプラクティショナー
AWSクラウドプラクティショナーは、Amazonが提供しているAWSというクラウドサービスに関連した資格試験です。
クラウドプラクティショナーの資格は入門・基礎レベルの知識を問う試験となっており、クラウドエンジニアとしてクラウドサービスに詳しくなりたいなら挑戦してみることをおすすめします。
クラウドの基礎やセキュリティやコンプライアンス、具体的な技術について学ぶことができます。
【→関連記事:インフラエンジニアに必要なAWSスキル【元エンジニアが教える】】
Azure Fundamentals
Azure Fundamentalsはマイクロソフトが提供するAzureというクラウドサービスの基礎知識をはじめ、インフラやサービスのプラットフォームに関する知識が問われる資格試験です。
また、Azureのセキュリティ、プライバシーなどに通ずる知識も学ぶことができるため、志望する会社がAzureを使っているなら取得するとよいでしょう。
クラウドの概念やAzureのサービスやアーキテクチャの知識も問われるため、しっかりと対策することが求められます。
4-4.セキュリティエンジニアに役立つ資格
セキュリティエンジニアとして働くなら「情報セキュリティマネジメント試験」と「情報処理安全確保支援士」の2つの試験に挑戦することをおすすめします。
2つの試験にはどのような特徴があるのか確認していきましょう。
情報セキュリティマネジメント試験
情報セキュリティマネジメント試験は、ITによる技術面の対策だけでなく、マネジメントによるセキュリティ対策を学ぶことができます。
情報セキュリティマネジメントの計画や運用、評価、改善などのあらゆる項目を通して組織のセキュリティ対策に貢献できる知識を認定する試験であり、ITのみならずさまざまな分野で取得するべきといわれています。
セキュリティエンジニアとして技術面のセキュリティについて勉強することはもちろん、セキュリティマネジメントを鍛えておくことは今後活動する上で大切になってくるでしょう。
情報処理安全確保支援士
情報処理安全確保支援士では、サイバーセキュリティにおいて専門的な知識やスキルが問われる資格試験です。
情報系唯一の士業資格として知られており、合格したら士業登録が必要になります。
他の士業のように独占業務はありませんが、取得しておけば転職やキャリアアップの際に役立つこと間違いなしです。
セキュリティマネジメントから管理や対応まで幅広く出題されるため、試験対策は念入りに行う必要があります。
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以下の記事では、インフラエンジニアに役立つ資格やその対策方法について、もっと詳しく解説しています。
【→関連記事:インフラエンジニアの資格16選|取得の順番や難易度など一覧で解説!】
5.インフラエンジニアのキャリアパス
最後にインフラエンジニアのキャリアパスについてご紹介していきます。
スキルや実績を積むことで、下流工程を担当していたエンジニアでも上流工程のエンジニアにキャリアアップできます。
どの種類のインフラエンジニアでも目指せるキャリアパスなので、ぜひ参考にしてみてください。
【→関連記事:未経験からインフラエンジニアのキャリアパスとは?スキルや資格も紹介】
5-1.プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーはプロジェクト全体を管理するエンジニアであり、クライアントへのヒアリングをはじめ、プロジェクトのスケジュールや参加するエンジニアの管理も業務となります。
そのため、実際に技術的な部分に関わることは少なく、責任がかかる仕事を担当します。
プロジェクトマネージャーになるにはインフラエンジニアとしての経験や専門性の高いスキルを持っていることが前提となります。
5-2.ITスペシャリスト
ITスペシャリストは自身の専門的な知識を生かしてシステム開発における上流工程のサポートを行います。
企画〜設計などプロジェクト全体に関わる仕事ではなく、あくまでも自分の得意領域や得意工程のみに参加することになります。
そのため、他のエンジニアに比べて高い専門性を持っていることが求められるでしょう。
5-3.社内SE
社内SEは自社内の業務を専門的に行うことが仕事であり、高いITスキルだけでなく社員からの問い合わせに答えられるコミュニケーション能力も必要になります。
基本的には社内システムの企画や導入に加えて運用・保守まで幅広く対応することになるため、インフラエンジニア全般の知識とスキルが求められます。
5-4.ITコンサルタント
ITコンサルタントは自身の持つIT知識を活用して企業の課題を解決するのが仕事となります。
経営戦略に沿ってシステム開発の改善案や最適化案を考えるため、IT知識だけでなく経営に関する知識も必要になります。
プロジェクトの進捗管理などにも関わるため、マネジメント能力も必要になる職業です。
5-5.フリーランス
インフラエンジニアとして経験と知識、専門性の高いスキルを持っているならフリーランスとして働くことも可能です。
フリーランスはクライアントから案件をもらって作業することになるため、インフラエンジニア全般の作業ができるほど案件獲得がしやすくなります。
また、自由な働き方ができる職業であり、自分のライフスタイルを中心に働くことが可能です。
【→関連記事:フリーランスエンジニアとは?働き方・年収・メリットなど解説】
6.まとめ
インフラエンジニアには以下4つの種類があり、それぞれ専門領域を有しています。
インフラエンジニアの種類
- ・サーバーエンジニア
- ・ネットワークエンジニア
- ・クラウドエンジニア
- ・セキュリティエンジニア
ITインフラの構築には各種類のインフラエンジニアが関わっており、日常的に使われているシステムが快適に使用できるのも、このインフラエンジニアのおかげです。
それぞれの種類ごとに必要なスキルがあり、自分の興味があるエンジニア職に特化して勉強するとよいでしょう。
また、インフラエンジニア各種のキャリアパスは以下の通りです。
インフラエンジニアのキャリアパス
- ・プロジェクトマネージャー
- ・ITスペシャリスト
- ・社内SE
- ・ITコンサルタント
- ・フリーランス
インフラエンジニアとして経験やスキルを積むことで、さまざまな職業に就くことができます。
フリーランスのような新しい働き方にも挑戦できるため、今後のキャリアパスを考えながらどの種類のインフラエンジニアになるのか考えていきましょう。
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この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役