【SES転職完全ガイド】SESから転職するためには秘訣があった!?|SES
IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- ・SESからの転職って難しいの?
- ・SESから転職するにはどうすれば?
- ・SESからの転職先はどこ?
SESからの転職をしてキャリアアップをしたいという方は少なくありません。
ですが、なかなかSES以外の企業に入るのが難しいなんて声も…。
目次
1.SESエンジニアのキャリアプランを徹底解剖
一般的には「SES企業で実務経験を積んでからSIerや自社開発企業、社内SEなどにキャリアアップする」という方法が推奨されています。
この流れに関して私自身も正しいと思っています。ですが、そこには思わぬ「落とし穴」があるのです。
もし、あなたがSESを辞めて早くキャリアアップをしたいと考えているのであれば、本記事をしっかりと最後まで読むことをおすすめします。
1-1.SESに入社するメリット
SESに入社する最大のメリットは、未経験エンジニアが働きながら経験を積むのに最も適している点です。
SESでは扱っている仕事の難易度が比較的低いことから未経験者を取ることが可能です。
SES企業ではこうした背景を受けて未経験エンジニアの育成に力を入れている企業も少なくありません。
結果として未経験でも入社しやすく、業務経験を積めるSES企業が未経験エンジニアの登竜門となっています。
1-2.SESに入社するデメリット
SES企業に入社するデメリットとして参画するプロジェクトを自分で選ぶことができないというデメリットがあります。
広く業務の経験を積めるものの、専門性を高めるという点において、SES企業へ入社することはデメリットです。
これらの背景からSESはやめとけといわれることも多くなっています。
結果として、企業の振れ幅が最大のデメリットとなってしまっています。
2.SESからの転職先一覧
一般的にSESからの転職先として挙げられるのは以下の3つの企業です。
転職先 |
詳細 |
転職難易度 |
SIer |
システムの開発から運用まですべての業務を引き受ける受託開発企業のこと。 |
上流工程の開発経験が必要になるが、比較的入社しやすい。 |
自社開発企業 |
自社でサービスやシステムの構築を行い運用する企業のこと。 |
基本的なITスキルに加え、企画や設計、マネジメントなどの多岐に渡り、入社難易度は高い。 |
社内SE |
企業内のIT戦略、社内システムの運用・保守・点検、問い合わせまで幅広く担当する。ポジションに近く各企業に社内SEが在籍する。 |
ITスキル全般に加えて、社内での折衝経験、マネジメント、企画・設計など多岐に渡る。企業にもよるが未経験エンジニアはまず入れない。 |
SESからの転職するケースでは、この3つがよく話題に上がると思われます。
弊社でもSESから転職される方で人気が高いのが「SIer」と「自社開発企業」です。
「社内SE」に関してはスキルを磨いてから選択肢に入れるぐらいで考えている人が多い印象を受けています。
ほかにも、フリーランスになったり、ITコンサルタントになったりと様々ありますが、エンジニアとして転職するという意味では異なるので割愛します。
上記の中で、未経験で転職ができる可能性があるのがSESとSIer、自社開発企業の3択になります。
未経験で転職できるとはいえ、SESと他の企業では入社の難易度に大きな開きがあるのが現実です。
3.SESから転職できない理由は転職難易度
SESから転職できないという噂を聞いた方や現在悩んでいる方も少なくありません。
SESから他の企業へ転職できない最大の理由は転職の難易度にあります。
未経験エンジニアが入社できる可能性があるのは「SES」「SIer」「自社開発企業」でしたが、実は経験者でも入社の難易度に開きは継続したままです。
実際に以下の要件が必要になります。
SESから転職に必要な要件
基本的には開発や上流工程の経験が3年は欲しいことに加え、一般的なビジネススキル・コミュニケーション能力などの複合的な要素が必要になります。
つまり、一般的なビジネススキルは当然持っていて、そのうえでエンジニアのスキルがないと転職は難しいということです。
裏を返すと、未経験者でもSIerや自社開発企業に転職する人はスキル以外の部分で努力を続けてきた方ということになります。
周囲が語るよりも転職難易度がかなり高いことは正しく認知しておくことが必要です。
ただ、しっかりと準備できている人は転職するのはさほど難しいことではありません。
SESから転職できない理由と対策についてはこちら⇒【SESエンジニアが転職できないは嘘!自社開発、SIer、社内SEにも転職できる】
この意識の差が転職の難易度を格段に跳ね上げている!
弊社ユニゾンキャリアでは、この難易度の差を埋めるためのキャリアプランの相談から履歴書の書き方、面接対策まで徹底的に行います。
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4.SES最短攻略は企業選びが最大の焦点
SESから転職を成功させるためには、必要な実務経験を積めるSES企業に入社することが必須となります。
SESへ入社するデメリットでも述べましたが、企業の扱っている案件の振れ幅がそのまま実務経験を「積めるか」「積めないか」に直結します。
つまり、SESでエンジニアの実務経験を経てキャリアアップするためには「企業選びが最大の焦点」になるということです。そのため一社目選びというのがとても重要です。
現在、SES企業に在籍していて将来性が見えずに転職を考えている方は、この点をしっかりと認識して、SIerが自社開発企業の通過条件をクリアできているのかを真剣に考えてみてください。 |
もし、クリアできていない可能性が高いのであれば、無理に転職しようと動いても水の泡になってしまいます。
まずは転職戦略の見直しから始めて、実際に転職に必要な条件を洗い出してみましょう。
必要であればもう一社SES企業を経由するというのも1つの手です。
「またSES企業?嫌だな〜」と思われるかもしれませんが、企業を変えることで大きなメリットを得ることができます。
SES企業もう一社経験する3つのメリット
- ・SESで実務経験をこなしたことで経験者とみなされる
- ・社内で評価されずとも転職では市場価値が見直される
- ・取り扱い案件を絞ることで必要な実務経験を積める
SESを1社経験したことであなたの市場価値は未経験エンジニアではなくなります。
そのため、社外からは1社目と違った評価を受けることができます。この時に給料も大幅に上がる可能性も少なくありません。
最大のメリットは、未経験の時には不明確だった案件の仕組みについて理解できているため、企業を分析すれば経験を積みたい案件の方向性を企業選びでコントロールできることです。
結果として、一社で同じような経験をずっと続けるよりも早くキャリアアップが望めます。
キャリアプランと計画を実行するための企業選びが結局重要!
5.SESから転職したければ入社後が超重要!
SESから他の企業に移る際の転職難易度が高いことは、ここまでの話で充分に理解いただけたかと思います。
多くの方がSESから転職できずにいるもう1つの要因として「SESへ入社すればなんとかなる」と思っていることにあります。
IT業界全体にいえることですが、技術というのは常に新しくなっていくものです。業界全体を通じて非常に勉強熱心な方が多いのがIT業界です。
その中でしっかりと自身も努力していることをPRしなくてはなりません。
PRの最たる例が以下の3つになります。
エンジニアの意欲を表す3つの指標
- ・資格の取得
- ・ポートフォリオ作成
- ・転職活動によるスキルの棚卸し
転職をする際にやはり資格というのは大きな強みです。特にエンジニアはスキルの証明をするのが難しいため、資格を持っていることで採用側も安心します。
また、スキルの証明という観点においてポートフォリオも有効となるため、ITエンジニアはほぼ必ずといってよいほど作っています。
そして転職がいつでもできるように転職活動を継続して情報収集を行う必要があります。
このように常に次へ次へと手を打っておくべきなのです。
SESの転職タイミングついてはこちら⇒【SESから転職するベストタイミングは?転職までの手順を解説】
あなたが在籍する企業がいつ倒産してもおかしくない時代です。自分の身を守るという意味でも準備を欠かさないようにして欲しいと思っています。
「入社したから終了ではなく、入社した時点で次の転職準備スタート」といった気構えで日々を意識してみてください。
6.キャリアアップ転職成功事例
ここからは弊社ユニゾンキャリアでの実際の転職成功事例を紹介します。SESに入って資格取得をされた方の例を2つ、一部抜粋してお届けしています。
事例①1年で資格3つを取得で年収90万アップ
インフラエンジニアからインフラエンジニアへの給与アップの転職事例です。
前職:インフラエンジニア サーバー構築(クラウド8割、オンプレミス2割)や、ネットワーク・サーバーの接続関係、エビデンスチェックなどを主に行っていました。 現職:インフラエンジニア 主にサーバーの構築業務と、維持保守の業務に携わっています。障害が起きた時の対応や、手順書・定義書を修正したり、問い合わせ対応なども行っています。 Q.他に転職のきっかけになったことはありますか? あとは、早く上流工程の業務に携わりたかったのも理由の一つです。 これ言っていいのか分からないんですけど、下流工程の業務って今後どんどんオート化されていって需要も少なくなってくるので、早めに上流の仕事を覚えておかないと、っていうのがあって… 将来的なことを考えて、ずっとここにいてはいけないなと思ったのも転職するきっかけになりました。 Q.ITに超苦手意識があったとは…それを克服するために何か取り組んだことはありますか? 苦手だからこそ、資格を取ってかっこつけるというか、身構えています(笑) ネットワークの資格で言うと、CCNAとかは面接で結構評価されましたね。地頭が良いって思われます。言葉を選ばずに言うと、バカでも輝ける資格だと思います! 佐瀬さんに「CCNAは基礎さえちゃんとできていれば取れますよ」とアドバイスをもらったので、その通りにしたら本当に取れた!みたいな感じなので(笑) Q.CCNAという資格がオススメなんですね!他にも取得した資格はありますか? 資格自体は3つ持っていて、CCNAとLinuC level1、AWSソリューションアーキテクト アソシエイトです。 個人的にはLinuCが一番難しかったです。なんかもう意味が分からないという感じでした(笑) でも正直、資格って取ったもん勝ちじゃないですか!資格を取れば年収も上がるし、良い案件にも入れるし、キャリアアップもできるので。 なので今も、通勤退勤時の電車の中でLinuC level2の勉強をしています。このまま行けば、来年の1月には取得できそうな感じです。 Q.その中で現在の会社に決めた理由は何ですか? 福利厚生ですね!e-Learningを好きなタイミングで視聴できるのがすごく良いなと思いました。 今まで資格勉強をする際は動画サイトにお金を払っていたので、それを会社に負担してもらえるっていうのは結構助かるなと思って。あれ結構お金かかってたんですよ(笑) あと、人間的な部分の教育にも力を入れているらしく…社員1人に対して年30万円ほどの予算を充てて、講師の方をお呼びして勉強会などを行っているのも魅力的でした。 佐瀬さんが、ここは社員の方を大事にしている会社ですよと言っていて、確かにそうだなと自分でも思ったので、今の会社に決めました。 |
※本事例については近日掲載予定
資格を取ることで面接で評価されやすくなることをよく表していますね。
事例②エンジニア経験1年で年収120万アップ
エンジニア経験1年で転職し、年収120万円UP!現在は週4リモートで働いている方の転職成功事例です。
前職:ネットワークエンジニア 金融系のネットワーク監視、運用、保守の業務をしていました。少しずつスキルが身に付いているのを実感している日々で、その傍らに資格取得制度を利用して基礎資格や高度の資格を取得しました。 現職:インフラエンジニア 週4日リモートで介護関係のネットワーク構築を行っています。全国に何百とある拠点の無線APなどの設定変更や、本社のネットワークが輻輳していたらその原因調査と設定変更などを行っています。 Q.まず初めに、転職しようと思ったきっかけは何ですか? エンジニア転職自体は2回目で、最初の未経験からエンジニアになる際の転職でもユニゾンさんにお世話になりました。 前回転職を支援してもらった際、担当のキャリアアドバイザーの佐瀬さんと土肥さんに、最短でキャリアアップできるプランを考えてもらっていて…ちょうどそのタイミングだったということもあって、転職を考えるようになりました。 Q.転職活動で大変だったことはありますか? 一番大変だったことは資格の勉強ですね。転職するまでにCCNAとCCNPのコア試験まで取得したんですが、結構苦労しました…(笑) まず、前職へ入社する前の自己学習+入社後の研修で合わせて60時間ほど勉強し、CCNAを取得しました。 その次はLPICかCCNPを取得すると良いよと佐瀬さんに教えてもらい、自分はネットワークの案件に携わっていたこともあり、CCNPの勉強を始めました。 ただ、モチベーションの維持が大変だったので、頻繁にユニゾンさんのスクールへ勉強しに行ってました。 そこで他のスクール生とコミュニケーションを取ったり、佐瀬さんや他のキャリアアドバイザーの方とお話しすることで、頑張ろう!という気持ちになれたので良かったです。 そうして6ヶ月ほどかけ、やっとCCNPのコア試験に合格し、次のCCNPの選択科目を取得しようと考えたタイミングで転職活動をスタートしました。 年収120万円UPはすごいですね!年収が上がったこと以外に転職して良かった点はありますか? 上流工程の案件につけることや、年功序列の考えがなく、どんどんチャレンジさせてくれる環境に身を置けているのがありがたいです。 実は、PL(プロジェクトリーダー)も自分からやりたいです!と伝えたんです。その希望が通ってPLの経験を積むことができるようになりました。 また案件についても、自分の希望が通りやすかったりと柔軟な雰囲気があります。 会社規模が大きいこともあって、全員がモチベーションの高い人という訳ではないですが、頑張りたい人が何の気後れもせずに挑戦できるので、転職して良かったなと思います。 |
※本事例については近日掲載予定
未経験からでも資格取得をしたら最短で年収アップの転職ができることが分かる事例です。
7.SESからの転職は能動的に動くべし!
SESから転職を目指す際に重要なのは「会社から与えられるのを待っていてはいけない」ということです。
自ら学習を進めたり、転職活動をしようと決めたりそういった積み重ねがエンジニアとして一歩大きく成長できるタイミングを作ります。
それは期間として区切れば良いわけではなく、どれだけ質を追及したかで明暗を分けてしまうのです。
SESから転職できないという方は以下の3つのポイントを意識してみてください。
SESからの転職するための3つポイント
- ・将来につながる業務経験が積めているのか?
- ・良い環境へ行ける準備ができているのか?
- ・次のステップはどの企業に行くのか?
転職でスムーズにキャリアアップをするためには的確な転職戦略と、あなた自身の努力がカギを握っています。
能動的に動いてエンジニアとしての転職成功をつかみましょう!
弊社ユニゾンキャリアでは、IT専門のアドバイザーがエンジニアの転職支援を行っております。
現在、スキルが身につかない案件ばかり、SESからの転職が上手くいかないという状態であれば、一緒に転職戦略の見直しから始めてみませんか?
能動的に動く第一歩として弊社をご利用いただけたら幸いです。
ご相談から内定まで「完全無料」でご利用できますので、お気軽にお問い合わせください。
\Google口コミ「★4.8」の安心サポート/
※大量応募・大量面談でもう時間を無駄にしない!
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悩まれています。
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はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役