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【完全攻略】インフラエンジニアの面接で聞かれる技術質問とは?よくある質問と回答例を解説|インフラ転職ガイド

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。

本記事のトピックスはこちら!

  • ・インフラエンジニアの面接で行われる「技術質問」って何?
  • ・技術質問でよく聞かれる質問内容や回答例を教えて!
  • ・インフラエンジニアの技術面接対策のポイントを教えて!

転職を成功させるために必ず突破しなければならないのが面接です。インフラエンジニア経験者の面接では、技術に対する理解度を測る技術質問が行われます。

技術質問は回答に候補者の知識や経験が如実に表れるため、面接結果に大きな影響を与えます

内定を獲得するためには、事前に技術質問の対策を講じておくことが重要です。

本記事ではインフラエンジニア経験者の方を対象に、技術質問の質問例や回答のポイントを解説します。

事前に読みたい⇒【経験者】インフラエンジニアの面接完全攻略!生の声をもとに質問と回答例を解説|インフラ転職ガイド

1. インフラエンジニアの面接での技術質問とは?

技術質問とは、面接で候補者の技術的な知識やスキルを評価するために行われる質問です。技術質問はエンジニア経験者に対してのみ行われます

インフラエンジニアが扱う領域は、ネットワーク・サーバー・クラウドなど多岐にわたります。

そのため、採用担当者は候補者のスキルセットと企業のニーズが一致するかどうかを見極める必要があります。

例えば、クラウド環境の設計ができるインフラエンジニアを求めている企業が、オンプレミスのネットワーク管理に従事してきた候補者を採用すると、入社後にミスマッチが発生しかねません。

このような事態を防ぐために、企業は面接で技術質問を行い、候補者の適性を評価するのです。

また、技術質問の回答から候補者のコミュニケーション能力や説明力を測ろうという意図もあります。

企業は技術質問を非常に重視しています。通常の採用面接とは別に技術質問中心の「技術面接」を設ける企業もあるほどです。

技術質問は総合的なスキルと適性を評価する重要なプロセスだ」と肝に銘じ、面接に臨んでください。

2. 技術質問で上手く答えるためのポイント3選!

技術質問で面接官から高評価を得るポイントは以下の3つです。

2-1. 経験を棚卸しし、あらかじめ言語化しておく

技術質問ではこれまでの業務について聞かれることがあります。事前に過去のプロジェクト経験を整理し、具体的に話せるよう準備することが重要です。

プロジェクトについて正確に説明するためには、技術的な課題とその解決方法を言語化する必要があります。

技術スキルの成長過程についても時系列で整理しておいてください

また、面接では成功事例だけでなく、苦戦した事例について聞かれる場合もあります。その際に、失敗から学んだ教訓について話せる準備をしておくことも大切です。

過去の経験を棚卸しし、言語化することで、的確かつ具体的な回答を返すことができます。

自信に満ちた回答は、面接官に強い印象を与えます

2-2. 質問の意図を考え、関連性の高い内容を答える

技術質問に的確に回答するためには、質問の背景にある面接官の意図を推測することが重要です。

例えば「最新のセキュリティ対策についてどう考えますか?」という質問には、候補者がセキュリティ技術に関する最新の情報を把握しているか確かめる意図があります。

この場合、最新のセキュリティ技術やベストプラクティスについて言及し、自身がトレンドに精通していることをアピールするのがベストです。

このように、技術質問はすべて「①面接官の意図を推測する」「②自身の経験や知識から最も適切な情報を選択する」のプロセスで回答するようにしてください。

もし面接官の意図が把握できなかった場合は、回答する前に自身の解釈が合っているかどうか確認してもかまいません。

また、業界トレンドや企業の課題に関連づけた回答を提示すれば、あなたが単なる技術者ではなく、洞察力と適応力を持った戦略的な人材であることをアピールできます

2-3. 正確性を意識し、具体的に答える

技術質問に回答する際は、曖昧な表現を避け、専門用語を適切に使用することが重要です。

専門用語を正しく使い、分かりやすく説明することで、自身が業務について正しく理解していることを示すことができます。

具体的な数値や事例を交えることや、話を順序立てて論理的に話すことも、明確な回答を示すコツです。

正確かつ具体的な回答を行うことを意識し、面接官に技術力と誠実さを効果的にアピールするようにしてください

3. 【分野別】インフラエンジニアの技術質問と回答例

技術質問でよく聞かれる質問内容と回答例を分野別に紹介します。面接官から高評価を得るポイントも解説しています

3-1. ネットワーク関連技術の質問と回答

Q.「OSI参照モデルの7層構造について説明できますか?」

A.「OSI参照モデルの7層構造は、ネットワーク通信の機能を7つの階層に分類し、整理したモデルです。下から順に、物理層・データリンク層・ネットワーク層・トランスポート層・セッション層・プレゼンテーション層・アプリケーション層から構成されています。

それぞれの層が特定の役割を持っており、下位層が上位層にサービスを提供するシステムです。

例えばインターネットでウェブページを開くとき、データはまず物理層から送信されます。そして各層でエラーチェック・ルーティング・データの完全性の保証・接続の確立・データ形式の変換を経たのちに、最上位層のアプリケーション層でブラウザがウェブページを正しく表示します。

このモデルは、今日のインターネットで使われているTCP/IPモデルの基礎となる重要な考え方です。」

回答例では各層の役割について「インターネットでウェブページを開くとき」という具体的な状況を設定して説明しています。

このような実践的な理解を示すことで、インフラエンジニアとしての適性をアピールすることが可能です。

3-2. サーバー関連技術の質問と回答

Q.「Linuxサーバーでのプロセス管理について説明してください。」

A.「プロセス管理とは、サーバー上で実行中のプログラムであるプロセスの状態を適切に管理することです。ps コマンドでプロセスの状態を確認し、top コマンドでリアルタイムの状況を監視するのが基本です。

システムに負荷がかかっている場合、top コマンドでCPUやメモリの使用率が高いプロセスを特定します。問題のあるプロセスを発見したら、kill コマンドを使って適切に終了させることができます。

プロセスの優先度はnice値で調整でき、システムリソースの効率的な配分が可能です。さらに、systemctl コマンドを使用して、システムサービスの起動・停止・状態確認なども行えます。

これらのコマンドを組み合わせながら、サーバーの安定運用を実現します。」

回答例のように、具体的な説明でサーバー管理の実践的なスキルと経験を示せば、即戦力としての価値をアピールすることが可能です。

3-3. データベース関連技術の質問と回答

Q.「データベースのインデックスについて、その役割と注意点を説明してください。」

A.「データベースのインデックスは、検索処理を高速化するための仕組みです。本の索引のように、データの位置情報を事前に整理しておくことで、必要なデータへ素早くアクセスすることができます。

例えば、頻繁に検索条件として使用されるカラムにインデックスを設定すると、テーブル全体を検索する必要がなくなり、処理速度が大幅に向上します。特に大規模なテーブルでの検索時に効果を発揮します。

ただし、注意点もあります。インデックスはデータの追加や更新の際にも更新が必要なため、書き込み処理のオーバーヘッドが発生します。

また、インデックス自体もストレージ容量を消費します。そのため、過剰なインデックス設定は逆にパフォーマンスを低下させる可能性があります。

アプリケーションの要件や利用パターンを考慮しながら、適切なカラムへのインデックス設定を検討することが重要です。」

技術質問では候補者の理解度を測るために、技術のメリットとデメリットの両方を問うことがあります。

回答例ではこれらの説明に加え、デメリットに対する実践的な対応方法についても触れています

暗記した知識だけでなく、経験も反映させた回答は非常に効果的です。

3-4. セキュリティ関連技術の質問と回答

Q.「多要素認証(MFA)について説明し、その重要性を述べてください。」

A.「多要素認証(MFA)は、複数の認証要素を組み合わせてユーザーを確認する方法です。パスワードの入力に加えてスマートフォンへのワンタイムパスワードの送信や、指紋認証などの生体認証を使用するのが典型的な組み合わせです。

MFAの重要性は、単一の認証方式に比べてセキュリティが格段に向上する点にあります。例えば、パスワードが漏洩しても、第二の認証があるため、不正アクセスを防ぐことが可能です。

近年、サイバー攻撃が高度化する中で、MFAの導入は企業システムやオンラインサービスにおける基本的なセキュリティ対策として不可欠となっています。」

この回答例は、セキュリティの基礎知識と実践的な対策経験を示し、安全なシステムを構築する能力をアピールすることに成功しています

3-5. クラウド関連技術の質問と回答

Q.「クラウドにおける高可用性(HA)設計について説明してください。」

A.「クラウドにおける高可用性(HA)設計とは、システムを継続的に利用可能な状態に保つための設計手法です。

主な実現方法としては、複数のデータセンターやアベイラビリティーゾーンにシステムを分散配置することが挙げられます。この方法を採用した場合、一箇所で障害が発生しても全体のサービスを継続することができます。

また、ロードバランサーを使用して負荷を分散したり、システムを自動的に監視して障害を検知し、異常が発生した場合は自動的にバックアップシステムに切り替えるような仕組みも重要です。

このような設計により、システムの信頼性が向上し、ビジネスの継続性を確保することができます。」

4. 【経験年数別】インフラエンジニアの技術質問と回答例

過去の経験について説明する場合は、経験年数によってアピールすべきポイントが異なります

4-1. インフラエンジニア経験3年未満の経験者

Q.「最近取り組んだ課題と、その解決方法について教えてください。」

A.「先月、担当しているWebサーバーのレスポンス遅延が発生し、その原因究明と対応に取り組みました。

まず、アクセスログとリソース使用状況を分析したところ、特定の時間帯にCPU使用率が急上昇していることが判明しました。調査を進めると、バッチ処理とアクセスのピーク時間が重なっていることがわかりました。

対応として、バッチ処理の実行時間を深夜帯に変更し、さらにWebサーバーの負荷分散設定を見直して調整しました。その結果、レスポンス時間が改善され、安定したサービス提供が可能になりました。

この経験から、定期的なパフォーマンス監視の重要性と、問題発生時の体系的な原因分析の進め方を学びました。」

経験が3年未満の場合は、インフラエンジニアとしての基礎がしっかりと身に付いていることを面接官に強調することが重要です。

これまでに取り組んだ課題について聞かれた場合は、解決に至るまでのプロセスを具体的に述べ、自身の知識とスキルを示すようにしてください。

また、その経験から得た学びについて言及すると、学習意欲の高さもアピールできます。

4-2. インフラエンジニア経験3年以上の経験者

Q: 「大規模なシステム移行プロジェクトの経験について教えてください。特に、直面した課題とその解決方法を詳しく説明してください。」

A: 「私が中心となって取り組んだのは、オンプレミスからAWSへの基幹システム移行プロジェクトです。最大の課題は、24時間365日稼働しているシステムのダウンタイムを最小限に抑えながら、約5TBのデータを確実に移行することでした。

解決策として、まず検証環境で移行手順を徹底的に確認し、リハーサルを複数回実施しました。本番移行では、データの同期を事前に行い、差分のみを最終移行することで、システム停止時間を2時間以内に抑えることができました。

また、ネットワーク構成の変更に伴う影響を考慮し、段階的な切り替えを行うことで、想定外の問題にも柔軟に対応できました。」

3年以上の経験を持つ場合は、上級エンジニアとしての価値をアピールすることが重要です。

複雑なプロジェクトの管理経験について問われたら、高度な技術力で対応したことを示してください

5. 技術質問に自信がないときの攻略法3選!

技術質問で自身の回答に自信がないときは、以下の姿勢を意識するようにしてください。

5-1. 自分の認識を伝え、合っているかどうか聞き返す

質問の意図が十分に把握できなかった場合は、自身の解釈を面接官に伝え、確認するのが賢明です。

…という認識ですが、合っていますか?」といった伝え方で、面接官にフィードバックを求めてください。

対話を通じて理解を深める姿勢は、インフラエンジニアとして仕事をするうえで欠かせません。

業務上の課題を解決するためには、チームやクライアントとコミュニケーションを取り、意思疎通を行うことが必須だからです。

そのため、自分の認識を伝え確認することは、インフラエンジニアとしての適性の高さを示すことに繋がります。

5-2. 不安そうな顔はせず、笑顔で答える

面接では落ち着いた態度を維持することが重要です。

自信のある表情で話すことで、面接官にコミュニケーション能力やプレッシャーへの耐性をアピールできます

自信のある態度を見せるためには、終始笑顔で対応するのが効果的です。また、アイコンタクト・声のトーン・話すスピードなどにも注意を払ってください。

また、緊張したときには深呼吸をして心を落ち着けることも大切です。

自信のある態度で臨むことは、自分自身の不安を軽減する効果もあります。技術質問は学ぶ機会と捉え、ポジティブな姿勢で臨んでください

5-3. 分からない場合は知ったかぶりをしない

技術質問で知ったかぶりをするのはタブーです。回答が思い付かない場合は、正直に「分かりません」と伝えてください

分かったふりをしてしまうと、面接官に「実務でも知ったかぶりをするのではないか?」と思われる恐れがあります。

反対に、分からないと伝えたうえで、理解を深めようとする姿勢を見せると、前向きさをアピールすることが可能です。

差し支えなければ、その技術についてご教授いただいてもよろしいでしょうか?」といった聞き方で、誠実な態度と学習意欲を示すようにしてください。

6.インフラエンジニアの転職はユニゾンキャリア

本記事ではインフラエンジニアの技術質問について取り上げました。

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6-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴

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6-2.ユニゾンキャリアの転職成功インタビュー

博多屋さんのインタビューアイキャッチ

─転職活動で不安だったことはありますか?

面接に結構苦手意識があって…

実はしっかり就活をしたことが無くて、ちゃんとした面接はほぼ経験が無かったので、前回未経験からエンジニアになる際の選考も結構苦戦したんです。

その経験もあって正直落ち着かなかったですね(笑)

─選考を進めるうえで役に立った業務経験やスキルはありますか?

ネットワークの資格CCNAとサーバの資格LPICを取得したことはやっぱり評価されましたね。不器用ながら勉強した証なので。

資格を勉強したときの知識も割と残っていて、そのおかげで自分が携わっていた案件の説明もスラスラできました。

あと、小規模ではあるんですがリーダー経験があるので、そこも評価されました。ただ、マネジメント経験が大きく評価された訳ではなくて、業務理解度が高いからリーダーに任命された、ということを話したらそれが評価に繋がったみたいです。

自分の携わっている案件や業務の内容を理解していることが、なによりも重要視されるんだなと思いました。キャリアアドバイザーの酒井さんにも業務のアウトプットは重要だと言われて、実際にその通りでした。

─面談を通してご自身の市場価値は明確になりましたか?

キャリアアドバイザーの酒井さんから、ネットワークとサーバの資格を持っていることは強みになるということを伺っていたのと、面談で自分の経験を話した後に「大丈夫です、年収上がります!」と言ってもらって、自分のスキルや経験はちゃんと通用するんだなと思えました。

しかも、酒井さんに転職をサポートしてもらっている、という安心感もあったので、うまくいくだろうって思ってました(笑)

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この記事の監修者

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エンジニア

土肥 将司

大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役

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