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【企業タイプ別】エンジニアの仕事内容を徹底比較!もう、入る企業で悩まない|就職・転職者職業ガイド

エンジニア

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。

本記事のトピックスはこちら!

  • ・エンジニアが働く企業はどんなところ?
  • ・企業タイプによって働き方は違う?
  • ・SES企業、SIer企業、自社開発企業の違いは?

エンジニアの仕事内容は、働く企業タイプによって異なります。

企業タイプは大きく分けてSES企業、SIer企業、自社開発企業の3タイプがあります。

これからエンジニア転職を目指す人は、仕事内容によって異なる企業タイプを理解したうえで、レベルやキャリアプランに応じた転職先を探すことが大切です。

本記事では、企業タイプ別のエンジニアの仕事内容を詳しく知りたいという方を対象に、SES企業、SIer企業、自社開発企業それぞれの仕事内容について体系的に解説します。

事前に読みたい⇒【簡単図解】エンジニアの仕事内容をわかりやすく解説!工程・職種・企業の3要素からみる仕事の違い|就職・転職者職業ガイド

1.エンジニアが働く企業は大きく3タイプ

はじめに、エンジニアが働く企業の代表的なタイプについて見ていきます。

具体的には、SES企業、SIer企業、自社開発企業の3種類があります。

1-1.エンジニアの9割が働くSES企業

SES企業とは、システムエンジニアリングサービスをメインに運営している会社です。

システムエンジニアリングサービスは、クライアント企業に常駐して開発を行い、業務を行った工数に対して報酬が支払われるビジネスモデルのことを指します。

報酬を支払う対象が「成果物」ではなく「工数」であるのがポイントです。

SES企業においては、エンジニアは正社員として採用されますが、実際にはクライアント企業に常駐して開発を行います。

エンジニア業界でよくいわれる「客先常駐」は、SESを指すものです。

日本のシステム開発の大部分はSESによって成り立っている部分が多く、エンジニアの9割がSES企業に在籍しているといわれています。

そのため、未経験からの多くはSES企業へ転職します。

SESはしばしば派遣社員と間違えられますが、派遣社員とは法律上の扱いや指揮命令系統、成果物の定義などが派遣と異なる点です。

SES企業で働くメリットは、様々な常駐先を経験する機会に恵まれるため、未経験や経験の浅いエンジニアが現場経験や実績を積みやすい点にあります。

多様な現場を経験し、様々な業務知識や経験を積み重ねていくことで、エンジニアとしての市場価値を高められます。

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1-2.新卒に人気の高いSIer企業

SIer企業とは、主に受託開発やコンサルティングを行っている会社です。

SIerの「SI」とは「System Integration(システムインテグレーション)」の頭文字で、クライアントの要望に応じて情報システムの企画や設計、開発、構築・導入、運用・保守、コンサルティングなどを一貫して請け負うサービスです。

業務系、Web系、組込み系などの様々なシステム運用や開発を請け負ったり、企業のIT課題のコンサルティングを提供したりするのがメインの業務になります。

SIer企業では、クライアント企業と請負契約を結んで開発を進めるビジネスモデルが一般的です。報酬は開発を行った「成果物」に対して支払われます。

基本的には自社内での勤務ですが、ヒアリングなど開発要件をまとめるために、短期間クライアント企業へ常駐するケースもあります。

SIer企業は、大きく分けて「独立系」「ユーザー系」「メーカー系」の3つに分類できます。

 

独立系

ユーザー系

メーカー系

特徴

親企業などがなく、システム開発を目的に設立された企業

親企業の情報システム部が独立して子会社化・関連会社化した企業

主にパソコンなどのハードウェアを製造している電機メーカーのシステム開発部門が独立した企業

具体例

アクセンチュア、大塚商会、SCSKなど

NTTデータ、野村総合研究所、伊藤忠テクノソリューションズなど

NEC、日立製作所、富士通など

1-3.社内で一気通貫!自社開発企業

自社開発企業とは、開発を社内で完結し、自社サービスを開発から運用まで行う会社です。

自社サービスの開発となるためクライアントが存在せず、SES企業やSIer企業と比べると様々な面で融通が利きやすい特徴があります。

自社開発企業の多くは年齢層が若く、フレックス勤務やリモートワークといった自由度の高い働き方を採用する傾向があります。

また開発効率や機能・性能、使い勝手を重視し、モダンな最新テクノロジーを積極的に導入する傾向も強いです。

自社サービスを購入してもらうことで収益を得るビジネスモデルで、特にスタートアップ企業などでは「とにかく動くものを早く作れる」スキルが重視される傾向があります。

このため、設計もプログラミングも両方できるスキルの高いエンジニアは特に重宝されます。

自由度が高い自社開発企業は特に人気ですが、未経験者が自社開発企業を目指すのは非常に難易度が高いです。

2.SES企業の働き方と仕事内容

ここでは、SES企業の働き方と仕事内容について詳しく見ていきます。

2-1.SES企業の働き方

SES企業に入社すると、研修中あるいは研修後にクライアント企業とのSES面談が行われます。

SES面談は、プロジェクト先の責任者、担当営業、エンジニアで実施する顔合わせ面接のようなものです。

エンジニアの自己紹介や経歴説明、案件の説明やスキルの確認などを行い、1~2日後に合否が決まります。

SESとは

未経験からエンジニアになった人は、SES面談で技術的なアピールができません。

しかし、このプロジェクトで成長し、貢献していきたいという強い気持ちをアピールすることが大切です。

SES面談に合格すれば、SES企業とクライアント企業との間にSES契約が締結されます。

これによりプロジェクトへアサインされることが決定し、客先常駐が始まります。

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2-2.SES企業の仕事内容

SESで働くエンジニアの仕事内容は、基本的に一般的なエンジニアと変わりません。

両者の違いは、自社内で開発を行っているか、常駐先のクライアント企業で開発を行っているかという点です。

一方で、SES企業が開発エンジニア・インフラエンジニアどちらに特化しているかによって、常駐先での仕事内容も異なります。

開発エンジニアに特化しているSES企業では、組み込みエンジニアアプリケーションエンジニアなどの職種が、業務システムやWebシステム・アプリなどを開発します。

インフラエンジニアに特化しているSES企業では、ネットワークエンジニアサーバーエンジニアクラウドエンジニアなどの職種が、ITインフラの設計や開発・運用を担当します。

このほかに、幅広く案件を扱う総合型のSES企業もあります。

何のエンジニアになるべきか決めかねているという人は、総合型のSES企業がおすすめです。

常駐先での仕事内容は、スキルや経験、プロジェクト内におけるポジションに応じて異なりますが、大きく分けて上流工程下流工程に分類できます。

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3.SIer企業の働き方と仕事内容

ここでは、SIer企業の働き方と仕事内容について詳しく見ていきます。

3-1.SIer企業の仕事内容

SIer企業の請け負うシステムは主に大規模な業務システムで、営業システムや人事システム、顧客管理システム、会計システムなど様々な種類があります。

システム自体の規模が大きいため、プロジェクトに関わるエンジニアの数も多く、下請けのSIer企業やSES企業から複数のエンジニアが参画するのが一般的です。

SIerの主な仕事内容は、大きく分けて以下になります。

  • ・システム企画の立案
  • ・システム設計
  • ・システム構築・開発
  • ・システム保守・運用

元請けの大手SIer企業の中には、企画の立案や設計といった上流工程までを担当し、以降の工程は下請けのSIer企業やSES企業へ再委託するところも多いです。

この場合のSIer企業は、外注管理や設計書などの資料作成がメインの業務となります。

3-2.SIer企業の種類

SIer企業は、その種類に応じて独立系、ユーザー系、メーカー系に分類できます。

それぞれにメリット・デメリットが異なるため、SIer企業への転職を希望する人は、違いを理解しておくことが大切です。

●独立系

独立系は、親企業などがなく、システム開発を目的に設立された企業です。

案件は大規模なものから小規模まで様々で、バリエーション豊かな開発ができます。

親企業の制約などがなく自由度が高いのがメリットですが、知名度が低く、ユーザー系・メーカー系ほど経営基盤が安定しないというデメリットもあります。

●ユーザー系

ユーザー系は、銀行や保険会社、商社、電力、鉄道など、大企業を親会社にした系列企業のことです。

携わる案件は親会社やグループ企業からのもの、外部企業の案件などがあります。

経営基盤が安定しており、親会社から仕事を定期的に受注できるのがメリットですが、親会社の方針や制約、経営状況に大きく左右されるというデメリットもあります。

●メーカー系

メーカー系は、主にコンピュータ関連の製品を製造している電機メーカーの子会社や系列会社です。

携わる案件は主に親会社やグループ企業の案件で、外部企業の案件などに関わることもあります。

親会社の経営基盤が安定しており、自社製品と組み合わせたソリューションを提供できるのが最大のメリットです。

一方で、親会社の方針や制約、経営状況に大きく左右されるデメリットもあります。

SIer企業は知名度も年収も高い魅力的な転職先ですが、未経験からエンジニア転職を目指す人には難易度が高いため、転職で目指す場合はそれなりの準備が必要です。

企業のイメージと学歴と数学・情報処理などの高い専門知識を求められることから、特に新卒からの人気が高くなっています。

4.自社開発企業の働き方と仕事内容

自社開発企業とは、自社内で開発を完結させ、開発から運用までをすべて行う企業のことをいいます。

近年Web業界で注目を集めているGAFAM(Google・Amazon・Meta[Facebook]・Apple・Microsoft)も自社開発企業です。

4-1.自社開発企業の働き方

自社開発企業は年齢層が若く、特にスタートアップ系の企業ほど若い人が多い傾向があります。

このような企業では、服装髪形も自由度が高い傾向があります。

勤務場所は自社オフィスが中心ですが、近年ではリモートワークを採用している企業もあります。

ただ、社員全員がフルリモートを行っているという企業はそれほど多くありません。

開発をすべて自社内で完結できるため、勤務や残業の自由度が高いところが多いです。

その分エンジニア個人に求められる能力や役割は多く、最新情報をキャッチアップするために勉強会に参加する、積極的に情報発信を行うなど、個人の努力が求められる側面もあります。

4-2.自社開発企業の仕事内容

自社開発企業の仕事内容も、基本的にSES企業やSIer企業とそれほど大きく変わるものではありません。

しかし、取り扱うテクノロジーや開発手法などが異なることがあります。

自社開発企業は、最新テクノロジーを積極的に導入しようとする姿勢が多いのが特徴です。

新しい技術の方が開発効率や性能・機能、UI/UXなどの面で優れているというのが主な理由ですが、優秀な人材ほど新しい技術を使いたがる傾向があり、採用や引き留めを目的に行っている場合もあります。

また自社開発企業で利用するサーバーのOSはLinuxが多く、商用のソフトウェアではなくオープンソースソフトウェア(OSS)を中心に利用する点も大きな特徴といえます。

ソフトウェアの開発手法にも違いがあります。

SES企業やSIer企業の多くが「ウォーターフォール型」という開発手法を採用しているのに対し、自社開発企業は「アジャイル型」が基本となっています。

アジャイル型とは?

アジャイル型とは、「設計→実装→テスト→リリース→検証」のサイクルを短期間で繰り返していくという開発スタイルです。

自社開発企業は、とにかく早くリリースすることでユーザーからのフィードバックを受け、機能の改善サイクルを高速に回していく必要があります。

5.SES・SIer・自社開発の比較表

SES企業、SIer企業、自社開発企業それぞれの働き方やビジネスモデルの違いを見てきました。

ここでは、それぞれの違いを比較表としてまとめましたので、参考にしてください。

 

SES企業

SIer企業

自社開発企業

仕事内容(ビジネスモデル)

客先常駐で開発を行う

成果物ではなく工数を納品する

基本的に自社内で開発を行う

工数ではなく成果物を納品する

社内で開発を完結する

自社サービスを開発から運用まで行う

入社難易度

成果物の発生

なし

あり

あり

客先常駐の有無

あり

あり(短期)

なし

6.未経験者の転職者はSESかSIerが一般的

未経験からエンジニアを目指す場合、SES企業かSIer企業への転職が一般的です。

一方で、エンジニアの9割がSES企業で働いているといわれる現状から分かるように、未経験者のSIer企業への転職はかなり難易度が高いといえます。

一般的なキャリアで考えるなら、SES企業に転職して実務経験を積み、スキルや実績ができてからSIer企業または自社開発企業へ転職するのが現実的です。

特に自社開発企業は即戦力を求める傾向が強いため、未経験者はもちろん、経験者でもそこそこ難易度が高いです。

注意点として、SESには特有のブラック企業があり、世間的にSESは「やめとけ」のようなネガティブな噂が多くなってしまっています。

よくよく考えれば、「IT企業の3割がブラック企業」といわれ、従業員数の多いSESが悪い話として挙がりやすいのは当然です。

しかし実際のところ、悪いのはSESという形態ではなく、ブラック企業の存在です。

SES企業の中にも体制や教育のしっかり行き届いた企業はあり、「SESだから成長できない」ということはありません。

むしろ未経験者にとって、SES企業は未経験での入社難易度も低く、実務経験を積むために上手に活用すべきです。

このような背景から、未経験者のエンジニア転職では、企業選びが特に重要となっています。

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この記事の監修者

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エンジニア

土肥 将司

大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役

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