アプリケーションエンジニアはきつい、やめとけと言われている理由|アプリケーションエンジニア
アプリケーションエンジニアの業務ってきついって本当…?
アプリケーションエンジニアはやめとけって言われる理由は何だろう…?
✓本記事の流れ
一部インターネットではアプリケーションエンジニアはきつい、やめとけなどと囁かされています。
本記事では、アプリケーションエンジニアが「きつい、やめとけ」と言われている理由や「やりがい、魅力」について解説します。
転職する前にチェックするべきポイントも解説しています。
関連記事:アプリケーションエンジニアとは?仕事内容や将来性、向いている人は?年収や必要なスキル・資格は?
目次
1.アプリケーションエンジニアがきつい理由7選
アプリケーションエンジニアがきついと言われている理由を解説します。
きついと言われている理由
- ・勉強を続ける必要がある
- ・人手不足できつい
- ・プロジェクトによっては激務
- ・企業によって給与が伸びない
- ・客先常駐(SES)
- ・アジャイル開発がきつい
- ・人間関係がきつい
なぜ、アプリケーションエンジニアがきついと言われているのか詳しく解説していきます。
1-1.勉強を続ける必要がある
IT技術は常に進化しており、アプリケーションエンジニアに求められるスキルも変化しているため、業務をこなすために随時最新技術を勉強していかなければなりません。
一人前となった後も継続して勉強を行わなければならないという点できついと感じる方もいるでしょう。
関連記事:【2023年版】アプリケーションエンジニアの勉強方法|おすすめ資格も解説
1-2.人手不足できつい
IPA DX白書2023年版によると、日本企業では「量」と「質」の両面で人材不足が課題になっています。
出典:DX白書2023
そのため、スキルを持ったエンジニアが見つからず、1人当たりの残業時間が増えて忙しくなってしまうことがあります。
また、2018年にも発表された「IT人材需給に関する調査」によると最大で79万人が不足すると言われています。
IT人材不足で一人一人の残業時間が多くなり、アプリケーションエンジニアがきついと言われることもあります。
関連記事:ITエンジニアの人材不足って嘘?本当?2023年最新のデータで解説!
1-3.プロジェクトによっては激務
開発作業は、バグや急な仕様変更を伴います。
納期が決まっているため、アプリケーションエンジニアは定時内で間に合わない場合、残業や休日出勤で対応することになります。
しかし、それが発生するタイミングや規模を計る事が出来ないため、残業時間が増加する可能性があります。
1-4.企業によって給与が伸びない
Web系エンジニアは給料(年収)に大きな幅があります。
その差は、企業がベンチャー企業か中小企業か上場企業かによって生じます。
ベンチャー企業であれば年収は低く、上場企業であれば高くなる傾向があります。
企業によっては3次請け、4次請けのことも多いため、スキルが身についても給与が伸びていかないことがあります。
また、その企業が使用している言語によっても差が生じます。
1-5.客先常駐(SES)
アプリケーションエンジニアには、客先常駐(SES)という顧客の組織内で働くという勤務形態があります。
【→関連記事:SESとは?簡単図解で解説】
客先常駐(SES)は短ければ数か月で働く環境が変わり、一から人間関係を構築しなければならないため、人付き合いが苦手な人には大きなストレス要因になります。
また、企業により、何のフォローもないプロジェクトもあります。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
【→関連記事:SESがやめとけと言われる理由や優良企業への転職方法】
1-6.アジャイル開発がきつい
アジャイル開発とは、システム開発の工程を短く区切り、「設計→開発→テスト」を繰り返す手法です。
顧客の要望に柔軟に対応でき、開発スピードも速いため、依頼者が好む手法です。
しかし、開発スピードや仕様変更を求められるため、エンジニアにとってはスケジュール管理が困難で、時間に追われることも増え、きついと感じる要因になっています。
1-7.人間関係がきつい
エンジニアは、1人でパソコンに向かって作業をするイメージがあるかもしれませんが、実際にはプログラミングに入る前の機能や仕様を決める段階で、プロジェクトリーダーなどの関係者とコミュニケーションを取る場面が発生します。
そのため、エンジニアとしてのスキルは高くても人間関係に悩む人も多いようです。
特にIT技術に詳しくない人を相手にする場合、専門用語を分かりやすく説明しなければならず、より多くの労力を要します。
2.アプリケーションエンジニアのやりがい・魅力
アプリケーションエンジニアは「きつい」と言われる反面、やりがい・魅力もございます。
やりがいや魅力
- ・ユーザーの声が聞ける
- ・エラーが解決した時
- ・ものづくりの楽しさ
- ・チーム全員でプロジェクトを達成した時
- ・スキル次第で在宅勤務が可能
- ・フリーランスを目指せる
- ・年収が他職種と比べて高い
2-1.ユーザーの声が聞ける
アプリケーションエンジニアは開発したアプリを利用するユーザーの声を聞くことができます。
使用した方からの感謝や、SNSなどで知名度や売上の上昇を通じて事業の成長を実感できることは、アプリケーションエンジニアの大きなやりがいの一つです。
2-2.エラーが解決した時
改良を経てユーザから良い評判を得たり、時間をかけてエラーを解決してすることが出来りことは、やりがいと感じるでしょう。
2-3.ものづくりの楽しさ
スマホ利用者が増えている中で、大きな市場で活躍できるのはアプリケーションエンジニアのやりがいに繋がります。
社会全体から求められるものを自分の力で作り出す楽しさが魅力です。
2-4.チーム全員でプロジェクトを達成した時
アプリケーションエンジニアは時間をかけて、プロジェクトリーダーや顧客といった様々な人とコミュニケ-ションを取りながら開発に取り組みます。
そのため、プロジェクトをチーム全員で達成した時のやりがいはとても大きいです。
2-5.スキル次第で在宅勤務が可能
ある程度スキルが身につけば、在宅勤務(リモートワーク)も可能になります。
自宅で作業できることもエンジニアならではの魅力です。
2-6.フリーランスを目指せる
フリーランスになれば、働く場所を変えることや週2,3で働くなど自分で調整すること、カジュアルな服装をすることが可能になり、自分に合った自由な働き方ができます。
また、年収も高くなるのも魅力の一つでしょう。
関連記事:フリーランスエンジニアとは?働き方・年収・メリットなど解説
2-7.年収が他職種と比べて高い
アプリケーションエンジニアの平均年収は約440~560万円と、上流工程やマネジメントの経験などの個人のスキルや、依頼先の規模や方針といった環境によるところが大きいため多少の幅があります。
いずれにせよ国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査-国税庁」における民間企業平均年収の433万円と比較すると収入は高いと言えます。
3.アプリケーションエンジニアに転職前のチェックポイント
アプリケーションエンジニアとして企業に入社してからギャップが生まれることもございます。
そのため、キャップが生まれないようにするために転職前にチェックしておきましょう。
3-1.年収(給与・賞与)
アプリケーションエンジニアを目指す上で知っておくべき一つが年収です。
年収を知っておくことでモチベーションにも繋がり、今後のキャリアの役に立つでしょう。
調査方法:大手求人サイト(doda、indeed、求人ボックス、type)のデータから算出
アプリケーションエンジニアの年収は500万円となります。
国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収の433万円と比較すると67万円ほど収入は高いと言えます。
関連記事:アプリケーションエンジニアの年収とは?仕事内容や資格なども紹介!
3-2.残業時間、年間休日
大手求人サイトのdodaが出したデータによると、アプリケーションエンジニアの残業時間は以下となります。
残業時間や年間休日
- ・月間残業時間:21.8時間
- ・年間休日:116.9日
出典:doda
残業時間や年間休日はプライベートにも影響するので、しっかり把握しておきましょう。
3-3.有給消化率
IT業界の有給消化率は「60%以上〜80%以下」の企業が最も多いです。
日本企業全体の平均有給消化率は51.1%となっているため、IT業界は平均よりやや有給消化率が高くなっており、これはアプリケーションエンジニアにも該当すると考えられます。
3-4.評価制度
エンジニアの主な評価基準項目は、技術的スキル、マネジメントスキル、経験・実績、業界知識、語学力の主に5つです。
ただし、企業によって、より詳しい評価制度は異なります。
特に最初は技術的スキルが重要になり、更に高い評価をしていただくには、マネジメントスキルは必要不可欠となります。
3-5.自身が成長できるか
アプリケーションエンジニアはさまざまなアプリ開発技術が身につくため、知識、スキルが増え、将来の幅も広がります。
ただし、エンジニアの業務をやらせてもらえない会社もあります。
仕事内容やキャリアについて、入社前にしっかり確認することが大事です。
4.未経験でアプリケーションエンジニアはきつい?
結論から言いますと「完全未経験、勉強なし」の転職・就職は難しいでしょう。
完全未経験で「ポテンシャル採用」している企業もありますが、アプリケーションエンジニアは人気職種で倍率も高くなっています。
書類は通過しても面接でIT技術について答えられなければ不採用になるでしょう。
ただ、勉強したり実務経験を積んでいくと、採用される可能性は上がるでしょう。
アプリケーションエンジニアの勉強方法がいくつかあるので、以下の記事を参考にするといいでしょう。
【→関連記事:未経験からアプリケーションエンジニアに転職するための勉強方法】
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5.アプリケーションエンジニアに向いている人
アプリケーションエンジニアに向いている人は以下の2点が上げられます。
向いている人
- ・継続的に学ぶことができる
- ・論理的思考
5-1.継続的に学ぶことができる
IT技術の日々の進化から、アプリケーションエンジニアに必要とされる技術も更新されていきます。
そのため、継続的に学ぶ姿勢が重要となるでしょう。
5-2.論理的思考
「作業をいかに効率化できるか」を論理的に考えながら仕事をしている人は、アプリケーションエンジニアの素質があります。
一時的には効率化のためのプログラムの作成に時間が取られたとしても、最終的に業務の効率化につながるシステム構築ができる人には向いている仕事かもしれません。
関連記事:アプリケーションエンジニアに向いている人の特徴7選!~アプリエンジニアを志す人必見~
6.アプリケーションエンジニアの将来性
現在、各分野で人口減少の観点から人材不足を補うために、アプリ・システムを開発する動きが見られ、様々な業界でIT化が進んでいくことが予想されます。
アプリケーションエンジニアは「きつい」とも言われているいますが、スキルが身に付けば、将来性も非常に高い職業となっています。
さらにアプリケーションエンジニアの将来性について知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
【→関連記事:アプリケーションエンジニアの将来性と需要】
7.まとめ
アプリケーションエンジニアがきついと言われている理由について解説していきました。
きついと言われている理由7選
- ・勉強を続ける必要がある
- ・人手不足できつい
- ・プロジェクトによっては激務
- ・企業によって給与が伸びない
- ・客先常駐(SES)
- ・アジャイル開発がきつい
- ・人間関係がきつい
アプリケーションエンジニアは継続力、論理的思考力が求められる職種です。
深刻な人材不足の影響もあり、仕事の負担がかかってしまうという現状もあり、きついと感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、その分やりがいや魅力もある職業です。
やりがいや魅力
- ・ユーザーの声が聞ける
- ・エラーが解決した時
- ・ものづくりの楽しさ
- ・チーム全員でプロジェクトを達成した時
- ・スキル次第で在宅勤務が可能
- ・フリーランスを目指せる
- ・年収が他職種と比べて高い
アプリケーションエンジニアの仕事は長期間に渡るプロジェクトが多いため、苦労を乗り越えて達成した際には大きなやりがいを感じることができるでしょう。
この充実感こそアプリケーションエンジニアの魅力だと言えます。
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この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役