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ITエンジニアの資格の難易度ランキング!職種別のおすすめ資格も解説

ITエンジニア資格難易度ランキング!

転職・就活に役立つ資格ってなんだろう…

未経験が取得すべき資格って何がいいのかな…?

✓本記事の流れ

  • ・ITエンジニアの資格を難易度ランキング
  • ・職種別に未経験、または駆け出しエンジニアが取得すべき資格をご紹介
  • ・ITエンジニアには資格が必要なのか、取得するメリットを確認しよう

ITエンジニアに転職・就職する際に取得しておくと有利になる資格を、ランキング形式で説明しています。

ITエンジニアは職種別で取得すべき資格が変わってきますので、自身の目指しているエンジニアに関する資格を取得することが大事です。

それでは、詳しく解説していきます。

また、次の記事ではそもそもエンジニアとは何なのかについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

【図解付き】エンジニアとは?職種・種類・仕事内容・ITエンジニアの適性までわかりやすく完全網羅!

目次

1.ITエンジニアの資格ランキング【難易度別】

ITエンジニアの難易度資格ランキングを調査しました。

IT資格難易度比較ランキング

ランキング

易しい順

1

Python 3 エンジニア認定基礎試験

2

PHP技術者認定試験 初級

3

Javaプログラミング認定試験3級

4

C言語プログラミング能力検定試験3級

5

ITパスポート

6

Java Bronze(Oracle認定Java)

7

ORACLE MASTER Bronze

8

LinuCレベル1

9

LPIC (Linux Professional Institute LPIC-1)レベル1

10

Ruby Sliver

11

AWS クラウドプラクティショナー

12

CompTIA Network

13

Webクリエイター能力認定試験

14

Javaプログラミング認定試験2級

15

基本情報技術者試験

16

AWS SysOps アドミニストレータ アソシエイト

17

AWS ソリューションアーキテクト アソシエイト

18

AWS デベロッパー アソシエイト

19

情報セキュリティマネジメント試験

20

JSTQB認定テスト技術者資格

21

CCNA(シスコ技術者試験)

22

C言語プログラミング能力検定試験2級

23

LinuCレベル2

24

LPIC (Linux Professional Institute LPIC-2)レベル2

25

Javaプログラミング認定試験1級

26

AWS ソリューションアーキテクト プロフェッショナル

27

AWS DevOps Engineer(Professional)

28

LinuCレベル3

29

LPIC (Linux Professional Institute LPIC-3)レベル3

30

C言語プログラミング能力検定試験1級

31

ORACLE MASTER Silver

32

Ruby Gold

33

HTML5プロフェッショナル レベル1

34

Android技術者認定試験アプリ・ベーシック

35

Android技術者認定試験プラット・ベーシック

36

CCNP Enterprise(シスコ技術者試験)

37

CompTIA Security

38

CompTIA Server Fundamentals

39

Java Sliver(Oracle認定Java)

40

HTML5プロフェッショナル レベル2

41

PHP技術者認定試験 上級

42

Android技術者認定試験アプリ・プロフェッショナル

43

Java Gold(Oracle認定Java)

44

ORACLE MASTER Gold

45

応用情報技術者試験

46

情報処理安全確保支援士試験

47

エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)

48

データベーススペシャリスト試験

49

ネットワークスペシャリスト

50

ORACLE MASTER Platinum

51

ITサービスマネージャ

52

システムアーキテクト試験

53

プロジェクトマネージャ試験

54

システム監査技術試験

55

ITストラテジスト試験

56

AWS Certified Security – Specialty

57

AWS Certified Database – Specialty

58

AWS Certified Advanced Networking – Specialty

59

AWS SAP on AWS


調査方法:インターネットを基に独自調査し、難易度順でランキングを決定しました。参考程度にご確認ください。

【資格17選】ITエンジニアにおすすめの最強資格!初心者向けに徹底解説

2024.09.04

2.全エンジニアのおすすめIT資格ランキング

はじめに、全てのエンジニアにおすすめする、IT資格をランキングでご紹介します。

順位

資格名

1

基本情報技術者試験

2

ITパスポート

3

応用情報技術者試験

2-1.1位基本情報技術者試験

全てのエンジニアにおすすめしたい資格は「基本情報技術者試験」です。

試験内容としては、ネットワーク・サーバー・データベース・セキュリティなどの広くIT分野が網羅されて出題されます。

エンジニアとして、幅広い知識を持っておくことで、プロジェクトで役立ちます。

試験概要

詳細

試験時間

科目A:90分

科目B:100分

合格率

25%

目安の勉強時間(難易度)

初学者 200時間

出題数

科目A:60問

科目B:20問

出題形式

科目A:多肢選択式(四肢択一)

科目B:多肢選択式

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

7,500円(税込)

受験場所

全国(試験会場)

開催時期

通年

公式URL

公式ページ

CBT方式:コンピューターを利用して実施する試験

2-2.2位ITパスポート

エンジニアへの第一歩としておすすめする資格は「ITパスポート」です。

ITパスポートは国家試験の情報処理技術者試験の一つで、IT分野の共通的知識を問う基礎レベルの試験です。

ITパスポートの取得によってITの基礎知識やスキルの証明になります。

IT分野の土台を固める知識が得られるため、全エンジニアにおすすめできる資格です。

試験概要

詳細

試験時間

120分

合格率

50%

目安の勉強時間(難易度)

初学者 50~80時間

出題数

100問

出題形式

四肢択一式(CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

7,500円(税込)

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験場所

全国(試験会場)

開催時期

通年

公式URL

公式ページ

2-3.3位応用情報技術者試験

「応用情報技術者試験」はIT分野の応用的なスキルを問う試験で、全エンジニアにおすすめできるIT資格です。

ITエンジニアとしてレベルアップを図るためには、基礎知識を土台に応用力や実践力を身につけることが重要になります。

エンジニアとして高いレベルのスキルアップを目指したい方におすすめです。

高度IT人材を目指している方にはおすすめの資格です。

試験概要

詳細

試験時間

午前(9:30~12:00):150分

午後(13:00~15:30):150分

合格率(%)

25%

目安の勉強時間(難易度)

初学者 500時間

出題数

午前:80問

午後:11問

出題形式

午前:多肢選択式(四肢択一)

午後:記述式

CBT方式(コンピュータでの受験)

過去問

過去問サイト

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

7,500円(税込)

受験場所

全国(試験会場)

開催時期

4月、10月

URL

公式ページ

3.プログラマー・開発エンジニアのおすすめIT資格ランキング

続いて、プログラマーと開発エンジニアにおすすめするIT資格をご紹介します。

おすすめランキングは転職・就活で役立つ資格をご紹介します。

順位

資格名

1

Java Silver

2

C言語プログラミング能力認定試験2級

3

Javaプログラミング能力認定試験2級

4

Ruby Silver

5

PHP8技術者認定 (レベル2準上級/ レベル3上級)

3-1.1位 Java Silver

プログラミング言語であるJavaの資格である「Java Silver」は、プログラマーや開発エンジニアに最もおすすめできるIT資格です。

「Java Silver」は、Oracle社によって運営されているOracle認定資格制度のうち、Javaに関する資格試験です。

中級レベルのJava Silverに加えて、 基礎レベルのJava Bronze、上級レベルの Java Goldなど難易度によってグレード分けされています。

Java Silverを取得することで、プログラミングのコーディングなどのJavaの基本技術を学べます。

また、プログラマーや開発エンジニアなどでJava技術者であることを証明するうえで非常に有効な資格です。

試験概要

詳細

試験時間

180分

合格率(%)

63.0%

目安の勉強時間

80〜100時間程度

出題数

80問

出題形式

選択問題

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

37,730円(税込)

受験場所

全国のテストセンター

開催時期

通年

URL

公式ページ

3-2.2位 C言語プログラミング能力認定試験2級

C言語プログラミング能力認定試験」はC言語を駆使したプログラミングスキルを習得できる認定試験です。

サーティファイ社が運営するC言語プログラミング能力認定試験では、C言語による応用プログラムの作成能力を認定します。

試験区分としては1級・2級・3級にグレード分けされており、簡単なプログラムの作成力が問われる3級から応用プログラムの作成能力が必要な1級まで、試験区分ごとに認定基準が定められています。

今回は就活・転職に役立つ2級をご紹介します。

試験概要

詳細

試験時間

90分

合格率(%)

70.3%

合格ライン

正答率60%以上

目安勉強時間

150時間程度

出題数

8問

受験費

2級:6,400円(税込)

受験場所

webリモートテスト

開催時期

年により開催時期は変わります。

URL

公式ページ

3-3.3位 Javaプログラミング能力認定試験2級

Javaに関する一般的な知識を有し、小規模なプログラムを適切に書くことができ、オブジェクト指向についての一般的な概念を理解している認定資格です。

試験概要

詳細

試験時間

90分

合格基準

全得点の60%以上

合格率(%)

59.4%(2021年度平均合格率)

目安の勉強時間

100時間

出題数

7問

受験費

6,400円

受験場所

webリモート方式

開催時期

年により開催時期は変わります。

URL

公式ページ 

3-4.4位 Ruby Silver

日本で開発されたオブジェクト指向スクリプト言語であるRubyの認定試験としてRuby技術者認定試験があります。

Ruby技術者認定試験にはSilverとGoldの2つのグレードがあり、前者は基礎的なスキルや知識、後者は応用的なプログラム設計スキルで認定されます。

Rubyを活用してシステム開発を行うプログラマーには、第一歩としてRuby Silverの取得がおすすめです。

試験概要

詳細

試験時間

90分

合格率(%)

非公開

合格ライン

75%以上の正答

目安の勉強時間

50時間ほど

出題数

50問

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

16,500円(税込)

受験場所

全国テストセンター

開催時期

通年

URL

公式ページ

3-5.5位 PHP8技術者認定 (レベル2準上級/ レベル3上級)

PHP8技術者認定(レベル2準上級/ レベル3上級)は、PHPの言語仕様から実用的なプログラミングテクニックまでの知識を問う試験です。

レベル2準上級/ レベル3上級の認定試験は難しいため、取得していると転職・就活で役立ちます。

試験概要

詳細

試験時間

120分

合格率(%)

50%以上(準上級)70%以上(上級)

目安の勉強時間

50時間~

出題数

30問

出題形式

選択式

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

16,500円(税込)

受験場所

全国のテストセンター

開催時期

通年

URL

公式ページ

4.WebエンジニアのおすすめIT資格ランキング

WebエンジニアはWebサイトやアプリケーションを専門とするため、プログラミングやコーディングなどのWeb上での設計開発スキルが求められます。

今回ご紹介するWebエンジニアのおすすめIT資格ランキングは、以下のとおりです。

WebエンジニアのおすすめIT資格ランキング

順位

資格名

1

Java Silver

2

HTML5プロフェッショナル

3

Webクリエイター能力認定試験

4-1.1位Java Silver

Oracle社が実施するOracle認定資格の中の一つで、Javaの技術者であることを証明する資格試験です。

日経クロステック「プログラミング言語利用実態調査」によると、Javaは3位の12.7%と多くのプログラミング言語の中でも高い利用率を誇っています。

また、Javaは求人件数の多さも魅力であり、取得価値の高いIT資格であることは間違いありません。

4-2.2位HTML5プロフェッショナル

WEBエンジニアで使用機会の多いHTML5・CSS3・Java Scriptなどの専門技術を扱えるか認定する資格です。

HTML5プロフェッショナルではレベル1とレベル2に区分されています。

レベル1ではWebコンテンツの設計・制作の基礎的なスキル、レベル2では高度な動的Webコンテンツの開発・設計スキルを習得できます。

Webコンテンツの専門スキルを有するプロフェッショナルであることが証明できる魅力的な資格の一つです。

4-3.3位Webクリエイター能力認定試験

サーティファイ社が運営するWebクリエイター能力認定試験は、 Webの国際標準化規格「W3C」に完全準拠したWeb制作スキルの力量を測る資格です。

主にCSSや最新のHTML5などのプログラミング・コーディング技術を習得し認定されます。

試験区分はスタンダードとエキスパートに分けられており、基礎から高度なWebデザインスキルやコーディング能力までを網羅的に学べる資格試験になっています。

5.システムエンジニアのおすすめIT資格ランキング

システムの設計開発を担当するシステムエンジニアが取得すべきおすすめIT資格をランキングでご紹介します。

システムエンジニアのおすすめIT資格ランキング

順位

資格名

1

基本情報技術者試験・応用情報技術者試験

2

システムアーキテクト

3

ITストラテジスト 

5-1.1位 基本情報技術者試験・応用情報技術者試験

システムエンジニアにおすすめするIT資格は、基本情報技術者試験・応用情報技術者試験です。

同じ情報処理技術者試験でも、基本情報技術者試験はシステムエンジニア初心者向け、応用情報技術者試験は中級者向けの難易度の内容です。

IT分野の土台となる知識の習得が望めるため、システムエンジニアにはまず基本情報技術者試験と応用情報技術者試験の取得を目指すことを推奨します。

●基本情報技術者試験

試験概要

詳細

試験時間

科目A:90分

科目B:100分

合格率

25%

目安の勉強時間(難易度)

初学者 200時間

出題数

科目A:60問

科目B:20問

出題形式

科目A:多肢選択式(四肢択一)

科目B:多肢選択式

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

7,500円(税込)

受験場所

全国(試験会場)

開催時期

通年

公式URL

公式ページ

●応用情報技術者試験

試験概要

詳細

試験時間

午前(9:30~12:00):150分

午後(13:00~15:30):150分

合格率(%)

25%

目安の勉強時間(難易度)

初学者 500時間

出題数

午前:80問

午後:11問

出題形式

午前:多肢選択式(四肢択一)

午後:記述式

CBT方式(コンピュータでの受験)

過去問

過去問サイト

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

7,500円(税込)

受験場所

全国(試験会場)

開催時期

4月、10月

URL

公式ページ

5-2.2位 システムアーキテクト試験

システムの構成や設計のスキルを学べる「システムアーキテクト」もおすすめできるIT資格です。

システムアーキテクトは情報処理技術者試験の最上位レベルの一つに位置し、10%程度の合格率の高難度な資格試験です。

システム構成をもとにさまざまな機能の設計開発を行うシステムエンジニアにとっては、システムアーキテクトの業務内容は上流にあたります。

システムアーキテクトを習得することで、高度なシステムデザインのスキルの証明として上流のポジションでの転職などキャリアアップに非常に有利になります。

試験概要

詳細

試験時間

午前Ⅰ(9:30~10:20):50分

午前Ⅱ(10:50~11:30):40分

午後Ⅰ(12:30~14:00):90分

午後Ⅱ(14:30~16:30):120分

合格率(%)

13%~15%前後

合格ライン

60点以上(100点満点)

受験資格

なし

目安の勉強時間

120時間~200時間程度

出題数

午前Ⅰ:30問

午前Ⅱ:25問

午後Ⅰ:4問

午後Ⅱ:3問

出題形式

午前Ⅰ:多肢選択式(四肢択一)

午前Ⅱ:多肢選択式(四肢択一)

午後Ⅰ:記述式

午後Ⅱ:記述式

受験方式

筆記試験

受験費

7,500円(税込)

受験場所

全国主都市

開催時期

4月

URL

公式ページ

5-3.3位 ITストラテジスト

IT戦略の策定や提案に必要なスキルを磨く「ITストラテジスト」もシステムエンジニアにおすすめするIT資格です。

「ITアーキテクト」と同様に、情報処理技術者試験の最上位レベルに位置する試験の一種です。

ITストラテジストは、ビジネスモデルをもとにITを活用したシステムの企画から提案を推進する職種です。

システムエンジニアとして経験を積んだあとのキャリアパスの一つとしてITストラテジストが挙げられることからも、おすすめできる資格です。

試験概要

詳細

試験時間

午前Ⅰ(9:30~10:20):50分

午前Ⅱ(10:50~11:30):40分

午後Ⅰ(12:30~14:00):90分

午後Ⅱ(14:30~16:30):120分

合格率(%)

15%前後

合格ライン

60点以上(100点満点)

受験資格

なし

目安の勉強時間

150時間~200時間程度

出題数

午前Ⅰ:30問

午前Ⅱ:25問

午後Ⅰ:4問

午後Ⅱ:3問

出題形式

午前Ⅰ:多肢選択式(四肢択一)

午前Ⅱ:多肢選択式(四肢択一)

午後Ⅰ:記述式

午後Ⅱ:記述式

受験方式

筆記試験

受験費

7,500円(税込)

受験場所

全国主都市

開催時期

4月

URL

公式ページ

6.インフラエンジニアのおすすめIT資格ランキング

ネットワークやサーバーなどのインフラシステムの設計・構築を担うのが「インフラエンジニア」です。

インフラ系のIT資格には、主にネットワーク・サーバー・クラウドのほか、セキュリティやデータベースなどの分野があります。

インフラエンジニアのおすすめIT資格ランキングは、以下のとおりです。

インフラエンジニアのおすすめIT資格ランキング

順位

資格名

分野

1

CCNA

ネットワーク

2

LPIC、LinuC

サーバー

3

AWS

クラウド

6-1.1位 CCNA

世界的に高いシェアを誇るネットワーク機器メーカーのCisco Systems社が運営する認定資格で、国内・海外ともに業界内で高い権威を持つネットワーク系資格です。

ネットワーク分野の基礎知識から、企業への導入率の高いCisco製の製品知識まで習得可能なため、ネットワーク機器を扱うネットワーク系のインフラエンジニアがまず取得すべきIT資格です。

試験概要

詳細

試験時間

120分

合格率(%)

非公開

合格ライン

正答率約65%以上

目安勉強時間

初学者140時間~200時間程度

出題数

102問

出題形式

選択形式、ドラック&ドロップ

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

36,960円(税込)

受験場所

全国のテストセンター

開催時期

通年

URL

公式ページ

6-2.2位 LPIC、LinuC

サーバー系資格では、Linux技術者認定資格の一つの「LPIC」がおすすめです。

特にインフラエンジニアの中でもサーバーに特化したサーバーエンジニアにとっては、Linuxの専門スキルを習得できるLPICの取得が非常におすすめです。

LPICとLinuCの違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

LinuCとLPICの違いは?どっちがいい?おすすめも紹介

今回はLPICレベル1とLinuCレベル1のご紹介をします。

●LPICレベル1

試験概要

詳細

試験時間

90分

対象試験

101試験 and 102試験(5年以内に両方取得すること)

合格率(%)

50%前後

合格ライン

正答率65%~70%以上

目安勉強時間

実務経験有:100時間~

初学者:150時間~200時間

出題数

約60問

出題形式

選択問題

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

101:16,500円(税込)

102:16,500円(税込)

受験場所

全国のテストセンター

開催時期

通年

URL

公式ページ

●LinuCレベル1

試験概要

詳細

試験時間

90分

対象試験

101試験 and 102試験(5年以内に両方取得すること)

合格率(%)

非公開

合格ライン

正答率65%以上

受験資格

なし

目安勉強時間

1ヶ月~3ヶ月間

出題数

約60問

出題形式

選択問題

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

101:16,500円(税込)

102:16,500円(税込)

受験場所

全国のテストセンター

開催時期

通年

URL

公式ページ

6-3.3位 AWS

近年急速に普及が進むクラウド分野のIT資格においては、AWS認定をおすすめします。

企業のネットワークシステムではクラウド環境が増えており、インフラエンジニアにとってはクラウド分野の知識習得が多く求められています。

ネットワークシステムに使用される複数のクラウドサービスの中でも、高い技術とノウハウを持ちシェア率トップを誇る「AWS(Amazon Web Services)」の認定資格の取得が最もおすすめです。

今回は転職・就活で役立つ「AWS ソリューションアーキテクト アソシエイト」の資格概要を紹介します。

試験概要

詳細

試験時間

90分

合格率(%)

非公開

合格ライン

720点以上(1000点満点中)

受験資格

18歳以上

目安勉強時間

3ヶ月間~

出題数

65問

出題形式

単一/複数選択

受験方式

CBT方式(コンピュータでの受験)

受験費

16,500円(税込)ドル計算のため費用は上下する

受験場所

全国のテストセンター

開催時期

通年

URL

公式ページ


注意点:現状はクラウドの案件は増えてきていますが、日本では数は多くないため、AWSの資格より先にCCNAやLPICの資格を取得をおすすめします。

7.エンジニアにIT資格は必要か?

エンジニアになるために、必ずしもIT資格の取得が必要というわけではありません。

ですが、IT資格を保有していることで転職・就活で有利になることは間違いありません。

特に未経験からの転職では資格取得を必須条件、歓迎条件にしている企業もあるため、応募可能な求人の幅が広がるほか、内定率にも影響してきます。

弊社ユニゾンキャリアでは、IT専門の転職支援サービスを行っています。

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8.エンジニアがIT資格を取得するメリット

IT資格を取得することはエンジニアにとって多くの恩恵やメリットがあります。

一人前のエンジニアとして順調に出世していくためには経験や実績だけでなく、身につけているスキルや知識を示す指標になるIT資格が非常に重要な存在です。

以下では、エンジニアがIT資格を取得するメリットを4つご紹介します。

  • 知識やスキルの証明になる
  • ・給料が上がる
  • ・キャリアアップにつながる
  • ・体系的に知識やスキルを取得できる

8-1.知識やスキルの証明になる

IT資格を取得していることが専門分野の知識やスキルを保有する証明になります。

エンジニアでは実践の場での経験や実績が求められますが、それと同様に知識やスキルの習得が重要です。

知識を証明できると任せてもらう仕事の幅が広がるため、取得しておくとスキルを身に付けやすくなります。

また、以下の記事ではエンジニアのスキルについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

エンジニアに必要なスキルとは?資格や言語の勉強のコツを実体験で解説|就職・転職者職業ガイド

2024.09.04

8-2.給料が上がる

IT資格の取得は給料などの待遇アップの材料の一つになります。

取得難易度の高い資格ほど社内で希少価値の高い人材になるため、評価が上がりやすくなります。

また、企業によっては特定の資格取得により資格手当が支給される場合も多く、受け取れる給与額がアップします。

【平均年収比較】エンジニアの年収・給料を職種・企業・年齢などから導く高年収のポイント!|就職・転職者職業ガイド

2024.09.04

8-3.キャリアアップにつながる

IT資格を取得していることはキャリアアップにも繋がります。

エンジニアとしてキャリアアップする際には、選考の条件としてIT資格の保有が設けられていることがあります。

また、資格を取得していると、努力を評価されポテンシャルで大きい企業に入社できる可能性も広がります。

経験や実績はエピソードベースでの証明になるため、エンジニアの細かな面を理解することが難しいことが事実としてあります。

一方で、資格は習得しているスキルや知識の詳細が明確に公表されており、専門分野の高度なスキルを持つアピールになります。

また、以下の記事ではエンジニアのキャリアアップについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

エンジニアがキャリアアップするためにやるべきことは?注意点も紹介

2024.09.04

8-4.体系的に知識やスキルを取得できる

エンジニアとしてのスキルアップにおいてIT資格の取得は、体系的に習得できるメリットがあります。

資格を取得しなくとも日々のエンジニア業務で必然的にスキルや知識を習得可能ですが、分野が混同しており各知識が点でバラバラに身につきやすい面があります。

その反面、IT資格では分野ごとに整理して学習できるため、点ではなく線で体系的に知識やスキルの取得が可能です。

9.エンジニアのIT資格取得のための勉強方法

エンジニアがIT資格を取得するためにすべき勉強方法を3選ご紹介します。

勉強方法との相性はライフスタイルなどによって人それぞれのため、自分に合った勉強方法を選択し効率よく資格取得を目指しましょう。

  • ・参考書でIT資格の勉強をする
  • ・勉強サイトでIT資格の勉強をする
  • ・プログラミングスクールに通う

ITエンジニアの資格取得におすすめの参考書や勉強サイトもご紹介します。

9-1.参考書でIT資格の勉強をする

参考書での勉強方法は、リーズナブルで安定した知識習得が可能な学習手段としておすすめです。

対面やオンラインの資格スクールに通うとかかってしまうような高額なコストが必要なく、数千円程度で教材を揃えることが可能です。

また、参考書を持ち歩くことで通勤時間や空いた隙間時間に勉強できる点や、直接書き込んで覚えられる点がメリットです。

一方で、資格スクールのような双方向の学習はできず、能動的にインプットし続ける必要があります。

また、スマホで受講可能なオンライン講座と比べると持ち運びしにくい点もデメリットです。

IT資格のおすすめ参考書の一覧は以下のとおりです。

IT資格おすすめ参考書一覧

資格

参考書

基本情報技術者試験

イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者試験教室

応用情報技術者試験

キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者 令和04年

システムアーキテクト試験

ALL IN ONE パーフェクトマスター システムアーキテクト2023年度版[情報処理技術者試験]

ITストラテジスト試験

ALL IN ONE パーフェクトマスター ITストラテジスト 2023年度版[情報処理技術者試験]

CCNA

シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集

LPIC

Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応

AWS

AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト

Java Silver

徹底攻略Java SE 11 Silver問題集[1Z0-815]対応

HTML5プロフェッショナル

HTML5プロフェッショナル 認定試験 レベル1 対策テキスト&問題集 Ver2.0対応版

Webクリエイター能力認定試験

Webクリエイター能力認定試験 HTML5対応 スタンダード公式テキスト

9-2.勉強サイトでIT資格の勉強をする

手軽に勉強しやすいWebサイト上での資格勉強もおすすめの勉強方法の一つです。

IT資格には資格取得のための勉強サイトが存在します。

勉強サイトで学習する最大のメリットは、エンジニア業務ならではの実際にプログラムを書いて覚えることが可能な点です。

実践力を鍛えるには勉強サイトの活用をお勧めします。

しかし、サイトによっては誤った情報や知識が載ったサイトもあるため、利用する際には注意が必要です。

IT系の資格取得を目指すなら「Udemy」が圧倒的におすすめです。

●Udemy

Udemy

Udemy

「Udemy」はオンライン学習サービスとして数多くの動画講座を提供するプラットフォームです。

20万個ほどの講座コースが存在し、自分が求めるスキルに合った動画講座を自由に選択できます。

講座を購入すると視聴期限がなく、何度も繰り返し学習可能です。

9-3.資格取得ができるスクールに通う

プロの指導を受けて学べる資格取得スクールに通うことも、IT資格取得のための主要な手段の一つです。

IT資格取得スクールでは資格取得のための学習コースだけでなく、転職支援サービスが受けられる場合があります。

転職を考慮している方は、受講コースに転職支援サービスがあるプログラミングスクールに通うことがおすすめです。

プログラミングスクールに通うメリットとデメリットは以下の要素が挙げられます。

スクールに通うメリット

  • ・講師からの直接指導を受けられる
  • ・転職支援などの付加サービスがある
  • ・不明点があった場合、すぐに講師の先生に質問できる

スクールに通うデメリット

  • ・料金が高い
  • ・就職や転職が必ずしも保証されるわけではない

参考書や勉強サイトを活用した独学と比較してプログラミングスクールに通うことには、プロの講師から質の高い指導を直接受けられるという最大のメリットが挙げられます。

また、不明点が発生した際にも質問してすぐに解決できます。

一方で手頃な価格の参考書や勉強サイトとは異なり、数十万円単位の受講料が必要になるデメリットがあるのも事実です。

転職サポート付きのプログラミングスクールの比較は下表のとおりです。

講座名

料金

ユニゾンキャリア

キャンペーンにより無料

Tech Academy

¥174,900〜(税込)

SAMURAI ENGINEER

¥165,000〜(税込)

TECH CAMP

¥197,340〜(税込)

10.エンジニアになるためにIT資格取得以外にすべきこと

エンジニアを目指すうえで、IT資格の取得と同様に重要なことが「ポートフォリオ」の作成です。

エンジニアになるためには、IT資格を取得するほかにポートフォリオの作成に取り組むべきです。

エンジニアの実際の選考では、IT資格のほかにポートフォリオの提示を求められることが多くあります。

中には、資格よりもポートフォリオ作成の方を重視する企業も多いため、質の高いポートフォリオ作成が問われます。

企業に求められるポートフォリオの作成がエンジニアの転職や就職に有利に働きます。

一方でクオリティの低いポートフォリオはマイナス評価に直結してしまうため、作成時に十分な注意が必要です。

11.ITエンジニアの職種別の資格ランキングまとめ

今回はITエンジニアのおすすめ資格ランキングをご紹介しました。

全エンジニアが取得すべき資格ランキングは以下の通りです。

  • 1位基本情報技術者試験
  • 2位ITパスポート
  • 3位応用情報技術者試験

また、エンジニアの職種別の資格ランキングもご紹介しました。

目指すべき職種で取得する資格がかわります。

プログラマー・開発エンジニアの資格ランキング

  • 1位 Java Silver
  • 2位 C言語プログラミング能力認定試験2級
  • 3位 Javaプログラミング能力認定試験2級
  • 4位 Ruby Silver
  • 5位 PHP8技術者認定 (レベル2準上級/ レベル3上級)

Webエンジニアの資格ランキング

  • 1位Java Silver
  • 2位HTML5プロフェッショナル
  • 3位Webクリエイター能力認定試験

システムエンジニアの資格ランキング

  • 1位基本情報技術者試験・応用情報技術者試験
  • 2位システムアーキテクト
  • 3位ITストラテジスト

インフラエンジニアの資格ランキング

  • 1位CCNA
  • 2位LPIC・LinuC
  • 3位AWS

エンジニアになるためにIT資格は必須ではありませんが、取得することで以下のようなメリットがあります。

  • ・転職、就活に有利
  • ・知識やスキルの証明になる
  • ・給料が上がる
  • ・キャリアアップにつながる
  • ・体系的に知識やスキルを取得できる

IT資格はエンジニアとして必要な高度なスキルを持つ証明になり、キャリアアップや待遇アップ、スキルアップなどの多くのメリットが得られます。

エンジニアとしてのキャリアを歩むために、上記でご紹介したエンジニア別のIT資格ランキングを参考にしてみてください。

弊社ユニゾンキャリアでは、IT専門の転職支援サービスを行っています。

専任のアドバイザーがあなたの状況をヒアリング。キャリアプランの構築から最適な企業の内定までトータルでサポートいたします。

ご相談から内定まで「完全無料」で利用できますので、お気軽にお問い合わせください。

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この記事の監修者

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エンジニア

土肥 将司

大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役

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