SESの平均年収は?給料を上げるための転職戦略も解説|SES
IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- ・実際のSESエンジニアの年収っていくら?
- ・なぜSESの年収が低いの?
- ・このままSESで働き続けて良いものなのだろうか。
ITエンジニアを目指すにあたって、年収ってすごく大事な要素ですよね。
私も年収を上げるために、ITエンジニアを目指していたので、SESエンジニアの年収についてとても気になっていました。
ただ、SESエンジニアの年収をイメージしずらい、年収は正直低いのでは?と感じている方も多いと思います。
事前に読みたい⇒【平均年収マップ】エンジニアの年収・給料を条件別で徹底比較!魅力から転職のコツまで解説!|就職・転職者職業ガイド
目次
1.SESの平均年収は約350万円!
統計データや求人情報を参考にして、未経験のSESエンジニアや年齢・経歴別のSESエンジニアの平均年収を紹介していきます。
結論から言うと、クライアント先で常駐して働くSESエンジニアの平均年収は「約350〜400万円」です。
公式のデータはありませんが、弊社の求人情報などから計算した、未経験からSES企業に入社した際の1年目の年収は「250〜320万円」です。
経験年数と年収の相関関係
- ・1年目:250~320万円
- ・3年目:300~350万円
- ・5年目:350~400万円
- ・7年目:400~450万円
- ・10年目:450~500万円
経験を積んでいくことで年収は上がっていきますが、年収の推移は他職種と比較しても上がりづらい傾向があります。
SESはITエンジニアのキャリアの第一歩として、位置づける方が多く、平均年齢を考えても3〜5年の経験年数で平均年収を考えるのが良いです。
そのため、平均年収を算出すると、「約350〜400万円」と言えるでしょう。
国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」によると、日本人の平均年収は443万円であるため、SESエンジニアの年収は、一般の平均年収よりも低い水準であることが分かります。
2.SESの年収が低い理由は給料の仕組み
SIerや自社開発のエンジニアと比較して、なぜSESの年収が低いのは、以下の通りです。
SESの年収が低い原因
- ・多重下請け構造で中抜きされる
- ・SES企業からの還元率が低い
- ・待期期間は基本給の6割支給
以下の内容で詳しく解説していきます。
2-1.多重下請け構造で中抜きされる
SESエンジニアの給料が低い理由の一つとして、多重下請け構造でSES企業への発注額が低くなることが挙げられます。
多重下請け構造は、クライアントの企業から請け負った案件の業務の一部を下請け企業へ委託する構造のことです。
SES企業は2次、3次の下請け企業に位置しているため、間に入っている企業の分が抜かれてしまいます。
上図のような下請け構造により、3次請けや4次請けなどの企業には企業への依頼額も低くなっていきます。
結果として、その企業で働くSESエンジニアの給料も低くなります。
2-2.SES企業からの還元率が低い
SESエンジニアの給料が低い理由として次に考えられるのが、SES企業からの還元率が低いということがあります。
還元率とは、売上に対してSESエンジニアに給料を何割支払っているという割合を指します。
・還元率7割⇒年収700万円
・還元率3割⇒年収300万円
SES企業の還元率が低くくなる原因は、先程の多重下請け構造も大きく関わってきます。
加えて、SES企業が案件を受注する際の営業活動や、他SESエンジニアへの給与の支払いなどが上乗せされます。
結果として、SESエンジニアは還元率が低くなってしまっているのです。
2-3.待期期間は基本給の60%支給
SESの待期期間とは、次の常駐先が決まるまでの期間、自社や自宅などで待機している期間のことです。
待期期間についての詳細はこちら⇒SESの待機期間が長くて不安!その会社大丈夫?クビになるリスクについても解説
待期期間が発生する原因 ・SES企業の営業力がない場合
・スキル不足で常駐先が決まらない場合
・急な契約の終了
自社内での待機の場合は、出社して業務にあたるため、一般的に給与は100%支給です。
しかし、自宅待機を休業扱いにするSES企業の場合、給与は60%以上での支給となります。
この60%という数字は、労働基準法第26条で定められています。
ほとんどのSES企業では法律ギリギリの額しか支払われないため、待機期間の発生が年収を大幅に下げている原因です。
3.SES・SIer・SEの年収と転職難易度
SES・SIer・SEの転職難易度と年収を比較すると以下の表になります。
SES |
SIer |
SE |
|
平均年収 |
400万円 |
465万円 |
605万円 |
転職難易度 |
低い |
やや高い |
高い |
参考データ:doda・jobtag |
平均年収上では「SES<SIer<SE」の順です。
しかし、転職難易度について、SESは転職難易度が低くなっています。
その理由として、SESはIT未経験からでもこなせる業務を広く取り扱っている一方、SIerやSEは専門的な業務が多いため、未経験の方におすすめなのはSESです。
未経験からSIerへの転職は可能性がありますが、SEへの転職は現実的ではありません。
そのため、未経験から転職する際は、SESに転職し、そこからキャリアアップをして年収を上げていくことが一般的です。
本気でSIerを目指したい方はこちらをご確認ください⇒【こんな未経験者ならSESはやめとけ!「王道キャリアプランをぶっ壊す」】
弊社、ユニゾンキャリアでは未経験からエンジニアを目指す方へ最適なキャリアプランの提案からあなたにあった優良企業への入社までサポートを行っています。
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4.SESで年収700万円の限界を超えろ!
ここまでSESの年収は低いと解説してきましたが、SESの年収の限界はどのくらいだと思いますか?
結論から言うと、SESの年収の限界は「700万円」です。
SESの企業によっては、扱う案件が異なります。経験年数を重ねたとしても、企業が扱う案件によっては年収が上がらなくなることが多いです。
しかし中には、SESとして経験を積み、年収700万円の壁を超えていく猛者もいます。
年収700万円を超えた猛者の実践したこと
・働くSES企業の企業選び
・マネジメントの領域の知識や経験
猛者たちは、マネジメントの領域も経験できる案件を扱っている企業を選んでいます。
年収700万円の壁の突破は可能ですが、一般的に年収を最も上げやすいのは「転職のタイミング」です。
現在の企業に特別な思い入れなどがない方は、転職したほうが年収700万円を早く突破することができます。
5.SESでITエンジニアとして下積み時代を
IT未経験からSESに入社して案件に入り業務を経験することで、経験者としてSIerやSEに転職することができます。
年収アップの4ステップ
- スキルアップのためのキャリアプラン
- 成長できるSES企業選び
- 実務経験でのスキルアップ
- スキルを身につけキャリアアップ
年収を上げるためには、スキルアップが必要不可欠です。スキルアップするためには、実務経験が積める企業選びが重要になります。
その企業選びの軸がぶれないためにも、キャリアプランが重要です。
しかし、SES企業には当たりはずれがあるのが事実であり、巷ではSESは「やめとけ」といわれてもいます。
1社目の企業選びで失敗すると、適切に実務経験が積めず、キャリアプランの大幅な変更が余儀なくされます。
弊社ユニゾンキャリアでは、失敗しない年収アップのためのキャリアプランをご提案いたします。
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6.SESからの逆襲!キャリアアップを目指せ!
最後に、弊社の自社開発への転職成功事例を紹介します。
事例記事:自社開発企業への転職者インタビュー
この方は、弊社ユニゾンキャリアを実際に利用して、大手自社開発企業のエンジニアへの転職を成功させました。
転職内定の率直な感想をいただいたのでご紹介します。
【大手自社開発企業に内定し年収150万円UP!】
最高です!人生を変えていただきました(笑)
質問してからの回答も早いですし、調べてもでてこないこともたくさん教えていただけて…本当に親切にしていただきました。
IT業界のことや開発エンジニアに関してとても詳しく教えていただいて、正直ここまでやってもらえるとは思いませんでした。
この方のように、前職を短期離職した方や文系未経験の方のエンジニア転職の成功実績も多数ございます。
実際の転職事例についてさらに見たい方は、以下の事例記事も併せて読んでみてください。
弊社を利用した転職者のインタビュー
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この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役