ネットワークエンジニアの魅力・やりがい6選|きついと言われる部分も解説|ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアの魅力・やりがいはあるの…?
本記事の流れ
- ・ネットワークエンジニアの魅力・やりがい6選を解説
- ・ネットワークエンジニアのきついと部分も解説
- ・ネットワークエンジニアの将来性や必要なスキルを解説
ネットワークエンジニアには多くの魅力、やりがいがございます。
その反面、きつい部分も多くございますので、ネットワークエンジニアを目指そうか考えている方は本記事を参考にしてください。
先に読んでおきたい⇒ネットワークエンジニアとは?仕事内容・年収・将来性をわかりやすく解説!
目次
1.ネットワークエンジニアの魅力・やりがい
ネットワークエンジニアに興味はあるけど、魅力・やりがいについてわからない方がいると思います。
ここでは、ネットワークエンジニアの魅力・やりがいを6つ解説します。
魅力とやりがい
- ・未経験からでも目指せる
- ・大きな達成感を得られる
- ・インフラに関する業務のため将来性がある
- ・リモートで仕事できることもある
- ・高収入を目指すことが可能
- ・フリーランスで働ける
1-1.未経験からでも目指せる
近年では、人手不足の観点から未経験者からでも、ネットワークエンジニアを目指すことができます。
以下の画像をご覧ください。
出典:DX白書2023
IPA情報処理機構が調査した結果によると、8割以上の企業が「人手不足」と回答しており、2021年から2022年にかけて、「大幅に人手不足」と回答している企業が2倍に増えています。
IT不足の深刻化が進んでおり、多くのIT企業で未経験から採用し、自社で育てる部分に注力しています。
さらに、他のエンジニアに比べて、ネットワークエンジニアは運用・保守業務が主な仕事であるため、初心者からでも取り組みやすくなっています。
関連記事:未経験からネットワークエンジニアになれる?必要なスキルや転職方法を解説
1-2.リモートで仕事できることもある
コロナウイルスが流行し、リモートワークを取り入れる企業が多くなってきました。
特にネットワークエンジニアはクラウドの技術が主流になってきたことから、リモートでも働ける環境となっています。
未経験からリモートワークで働くのは、難しいですが、スキルを身に付ければ、リモートワークも可能となっています。
販売職と違い、リモートワークを目指せるのはネットワークエンジニアの魅力の一つでしょう。
関連記事:ITエンジニアがリモートワークする方法|必要なスキルを徹底解説
1-3. 高収入を目指すことが可能
ネットワークエンジニアは専門性が高い仕事のため、スキルを高めれば、高収入を目指すことが可能です。
仕事を通して、スキルを身につけたり、資格を取得することにより、収入の増加が見込めます。
年収1,000万円以上を目指すなら
- ・プロジェクトマネージャー
- ・フリーランス
- ・外資系企業に入社
- ・年収が高い大手企業に入社
高年収を目指すのであれば、上記のやり方がおすすめです。
高年収を目指せるのも、ネットワークエンジニアの魅力の一つでしょう。
更に詳しくは以下の記事で解説しています。
→【年代別】ネットワークエンジニアの年収を解説|低い?1000万円稼げる?
1-4. フリーランスで働ける
ネットワークエンジニアはフリーランスで自由に働ける部分も魅力の一つです。
ネットワークエンジニアはフリーランス向けの案件も多く、自由な働き方ができます。
例えば、週に3日だけ働ける案件を探すなども可能です。
ただし、フリーランスになるには構築・設計の経験は3年あれば良いでしょう。
関連記事:フリーランスエンジニアとは?働き方・年収・メリットなど解説
1-5.インフラに関する業務のため将来性がある
ネットワークは、全てのアプリ、システム、通信を支えている、重要な基盤であるため、安定した需要が保証されています。
インフラに関する業務なので仕事がなくなることはなく、安定している職種のため、魅力の一つです。
関連記事:ネットワークエンジニアに需要はあるの?将来性や働き方も解説
1-6.大きな達成感を得られる
大規模なプロジェクトの場合、ネットワーク構築から運用開始まで1年を超えることもあります。
チームで目標を達成したり、個人で活躍した場合は大きな達成感を得ることができるでしょう。
大きな達成感を得るのは、やりがいの一つになるでしょう。
2.ネットワークエンジニアのきつい部分
ネットワークエンジニアは、きつい・大変と耳にすることがあると思います。
実際どういうところが「きつい」といわれているのか3つ紹介します。
きつい部分
- ・地道な作業が多い
- ・シフト制の夜勤がある場合がある
- ・初年度の年収が低い
2-1.地道な作業が多い
ネットワークエンジニアはトラブルが起きない限りは、毎日同じ業務の繰り返しです。
未経験からネットワークエンジニアになった際は監視・運用の仕事となり、マニュアルに従って、作業の繰り返しとなります。
また、PCと向き合う仕事がずっと続くため、細かいプログラムの改修や設計書の変更等もございますので、地道な作業が多く、きついと言われています。
2-2.シフト制の夜勤がある場合がある
24時間の監視が必要なので、交代制で夜勤があることがあります。
企業によって二交代制や三交代制と様々ですが、夜勤後は、勤務時間に合わせて相応の休みが用意されています。
未経験者の場合は監視・運用の仕事になることが大半なため、土日祝休み、夜勤NGという方にはきついでしょう。
夜勤の回避方法に関しては以下の記事で詳しく解説しています。
2-3. 初年度の年収が低い
未経験から始めた際は、監視や運用などの仕事が多く年収は低いです。
エンジニア職はスキルに比例して年収が上がっていくため、初年度から年収が低いのが嫌な人にはきついでしょう。
ネットワークエンジニアの「きつい」部分については下記の記事をご覧ください。
→【元エンジニアが解説】ネットワークエンジニアはやめとけ!きついの?
3.ネットワークエンジニアの仕事内容
ネットワークエンジニアとは、アプリ、システム、通信などの基盤のネットワークを作っていくのが主なお仕事です。
ネットワークエンジニアの仕事内容はフェーズによって違います。
「下流工程」と「上流工程」に大きく分かれています。
以下から、詳しく解説します。
3-1.上流工程の仕事内容
上流工程は大きく分けて以下の3つです。
上流工程
- ・要件定義
- ・設計
- ・構築
要件定義
クライアントにヒアリングを行い、双方が納得できた要件をもとに機器や費用、スケジュールなどをまとめ、要件定義書を作成します。
設計
要件定義に基づいて、ネットワークを構築するための設計書を作成します。
構築
設計書をもとに、ネットワークと機器を接続しプログラムでネットワークを構築していきます。
構築後は正常にネットワークが動作するかのテストを行います。
3-2.下流工程の仕事内容
下流工程のお仕事は大きく分けて以下の3つです。
下流工程
- ・運用
- ・保守
- ・監視
●運用
安定したネットワークを供給するために、クライアントの業務に合わせて、日々機器の設定を行います。
●保守
通信障害時のネットワークの復旧や、保守期間にあわせて機器を交換するのが主な業務です。
●監視
ネットワークに異常が生じていないか機器のアラートをモニターで監視します。
さらに詳しくは以下の記事で解説しています。
→ネットワークエンジニアとは?仕事内容・年収・将来性をわかりやすく解説!
4.未経験からネットワークエンジニアになるために必要なスキル・資格
ネットワークエンジニアに興味はあるけど、何から手を付けたらいいのかわからない方も多いと思います。
ここでは、未経験からネットワークエンジニアになるために必要なスキル、資格を紹介します。
4-1.ネットワークエンジニアになるために必要なスキル
必要なスキル
- ・IT基礎知識
- ・ネットワーク基礎知識
IT基礎知識に関して、タイピング・Excel・ショートカットキー(簡単なもの)などを習得しておくとよいでしょう。
ネットワークエンジニアはPCを使う業務なので、PCに慣れておく必要があります。
また、ネットワークの基礎知識も必要となってきています。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
→ネットワークエンジニアに必要なスキルは?向いている人の特徴なども紹介
4-2.ネットワークエンジニアになるためにおすすめ資格
おすすめ資格
- ・CCNA
- ・LPIC
CCNAはネットワークに特化した資格です。
ネットワークの一定の知識を持っていることを証明することが可能です。
LPICはOSのひとつであるLinuxの構築や運用について、知識や資格を持っていることを証明する資格です。
ネットワークエンジニアの資格については、下記の記事を参照してください。
→【資格7選】ネットワークエンジニアに必要な取得すべきおすすめの資格を解説
5.ネットワークエンジニアの将来性
ネットワークエンジニアに将来性があるのかどうか気になる方が多いと思います。
ここでは、現在のネットワークエンジニアの需要と将来性について解説します。
5-1 ネットワークエンジニアの現在の需要
結論からお伝えすると、ネットワークエンジニアの需要は非常に高いです。
ネットワークは全てのアプリやシステムの基盤を支えるのが、業務であるため、需要が高い職種です。
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合計 |
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大手求人サイトでのネットワークエンジニアの求人数(2023年4月)
また、「IPA情報処理機構DX白書2023」によると、8割以上の企業が人手不足と回答しています。
特にネットワークの業務は人手が必要な職種でもあるため、現在ITの需要は高いと言えます。
関連記事:【資格7選】ネットワークエンジニアに必要な取得すべきおすすめの資格を解説
5-2 ネットワークエンジニアの将来性
ネットワークエンジニアは、クラウドの導入が進み必要人員が減少するといわれています。
しかし、今後のIT化の加速は必要人員の減少スピードを上回るとされており、総合的にはネットワークエンジニアの需要は増加します。
特にクラウドのスキルを持つネットワークエンジニアの将来性は非常に高いと言えます。
更に詳しくは以下の記事をご確認ください。
→ネットワークエンジニアの将来性は低くてオワコン?クラウド普及の影響とは
6.未経験からネットワークエンジニアになる方法
未経験からネットワークエンジニアに優良企業に転職・就職する方法を解説します。
また、IT業界の転職・就職で気を付けるべきことも詳しく解説します。
6-1.具体的な転職・就職方法
具体的な転職・就職方法は以下の2つです。
就職・転職方法
- ・ITエンジニア専門の転職・就職エージェントを利用する
- ・大手求人サイトを利用する
IT専門の転職・就職エージェントを利用する
転職・就職のエージェントを利用する場合はIT業界専門にしている転職エージェントを活用してください。
IT専門の転職・就職エージェントは以下となります。
大手求人サイトを利用する
転職サイトは転職エージェントに比べて、求人数が多いのが特徴です。
特に以下の求人サイトは未経験歓迎の求人が多いです。
上記の転職サイトは、幅広い職種を扱っており求人数は多いです。
転職する職種や業界を絞っていない方は大手転職媒体を利用するのがよいでしょう。
効率よく転職活動を行うには、転職エージェントと転職サイトを併用することをおすすめします。
7.まとめ
ネットワークエンジニアの魅力・やりがいについて紹介しました。
本記事をまとめると
- ・未経験からでもなれる
- ・大きな達成感を得られる
- ・インフラに関する業務のため将来性がある
- ・リモートで仕事できることもある
- ・高収入を目指すことが可能
- ・フリーランスで働ける
ネットワークエンジニアには、たくさんの魅力があります。
魅力、やりがいも多い職業ですが、きつい部分もございます。
魅力とやりがいの2つの双方のメリットを考えて、ネットワークエンジニアを目指すか検討すると良いでしょう。
このようなことで
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こんにちは!
はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役