ITエンジニアが年収1000万稼ぐ方法3選!高年収のIT企業やおすすめ職種など紹介
エンジニアは年収1000万円は目指せるの…?
エンジニアが年収1000万円を達成するためには、どうすればいい…?
✓本記事の流れ
- ・エンジニアが年収1000万を目指せる理由を確認しよう
- ・エンジニアが年収1000万目指す方法
- ・年収1000万を目指せるエンジニアの職種を紹介
結論からいうと、エンジニアは年収1000万を十分ねらえる職業です。
しかし、すべてのエンジニアが年収100万を達成しているわけではありません。
本記事では、年収1000万を得ているエンジニアの特徴や年収1000万を目指せるIT企業も紹介しています。
エンジニアとして年収1000万目指す方法を解説していますので、参考にしてください。
また、以下の記事ではそもそもエンジニアとは何なのかについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
⇒【図解付き】エンジニアとは?職種・種類・仕事内容・ITエンジニアの適性までわかりやすく完全網羅!
目次
1.そもそもITエンジニアの平均年収とは?
結論からお伝えすると、国税庁が発表している「民間給与実態統計調査結果」日本全体の平均年収は443万円なのに対し、「IT人材に関する各国比較調査結果報告書」によると、ITエンジニアの平均年収は544万円です。
年収1000万円を目指す人にとって、平均年収が500万円代というのは少ないように思えるかもしれません。
しかし、ITエンジニアの平均年収は日本全体の平均年収と比べると高くなっています。
以下の記事ではITエンジニアの年収についてより詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
→【職種別】ITエンジニアの平均年収ランキング!給料アップ法なども紹介
2.ITエンジニアが年収1000万円を稼ぐ方法3選!
エンジニアが年収1000万円いくには、様々な方法があります。
ただ、スキルを身に付けなければ、どんなことをしても、1000万円は難しいでしょう。
スキルを身に付けたあと、エンジニアが年収1000万への道を歩むには、大きく分けて4つの方法があります。
- ・転職する
- ・フリーランスになる
- ・起業する
それぞれについて詳しく解説していきます。
2-1.転職する
ITエンジニアはスキルを身に付けて、転職すると前職に比べて、大きく年収が上がることがあります。
安定したい!リスクを取りたくない!そのような人は転職で年収をあげていくことをオススメします。
スキルを身に付けて、以下のような企業に転職を検討しましょう。
- ・大手・優良企業に転職する(年収が高い企業)
- ・外資系の企業に転職する
大手・優良企業に転職する
エンジニアが年収1000万を稼ぐには、やはり大手・優良企業への転職が王道です。
どの業界でも大手・優良企業は一般的に給与ベースが高く、それはエンジニアも変わりません。
外資系の企業に転職する
エンジニアが年収1000万を目指すなら外資系企業に転職するのもひとつの方法です。
外資系企業では、実力さえあれば入社してすぐにビッグプロジェクト担当に配置されることも当たり前、平均年収も高い傾向にあります。
スキルや実績があるにもかかわらず、十分な評価をもらえていないと不満ならば外資系企業も視野に入れて転職活動をしてみてはいかがでしょうか。
IT業界への転職についてより詳しく知りたい方は、ITエンジニアへの転職について徹底解説!おすすめエージェントも紹介を参考にしてみてください。
2-2.フリーランスになる
年収1000万以上のエンジニアになるには、フリーランスとして働くのも有効です。
「IT人材白書2016」によれば、フリーランスの中でもエンジニアは年齢が上がるほど年収1000万の比率が高くなるという特殊な傾向にあることがわかります。
一般的なフリーランスの年収1000万越え率のピークは30代で8.8%ですが、エンジニアは50代で11.9%です。
「自由な働き方には憧れるが、将来が不安」という人でも、フリーランスのエンジニアならば未来に希望を持ちながら働けるのではないでしょうか。
また、フリーランスを目指す際にはTECH STOCKというサービスがおすすめです。
TECH STOCKはフリーランスエンジニア向けの案件を多数扱っており、その他のサポートも充実しているなどフリーランスにとって魅力的なサイトになります。
2-3.起業する
エンジニアとして年収1000万、もしくはそれ以上を目指していきたいならば、起業という方法もあります。
フリーランスでも1000万は目指せますが、どうしても個人で受注する仕事のスケールには限界があるのも事実です。
法人化をすればよりスケールが大きなプロジェクトを受注することもでき、それに伴いさらなる年収アップも見込めます。
以下の記事ではフリーランスのエンジニアのことについてより深掘りしているので、気になる方はぜひご覧ください。
→フリーランスエンジニアとは?働き方・年収・メリットなど解説
3.ITエンジニアが年収1000万円以上稼げる理由
エンジニアが年収1000万を目指せる理由は大きくわけて2つです。
- ・エンジニアの需要が高い
- ・高度なスキルが求められる
次に、それぞれの理由について深堀りしていきましょう。
・エンジニアの需要が高い
近年では、エンジニアは売り手市場です。
多くの企業が年収1000万という好条件を用意してでも優秀なエンジニアをできるだけ確保したいと考えています。
経済産業省による平成31年「IT人材需給に関する調査」によれば、2030年には最大で79万人ものIT人材が不足すると予想されています。
エンジニアの需要が供給を上回る傾向は当分続き、その間は年収1000万をねらうチャンスといえるでしょう。
・高度なスキルが求められる
エンジニアと一口にいってもさまざまな職種があり、それぞれ異なる専門性を持っています。
年収を大きく左右するのは、何を専門としているか、どれくらい高度なスキルを持っているかです。
今後、成長が見込まれる分野において高いスキルを持っているならば、年収1000万円を獲得するのに有利といえます。
エンジニアとして年収1000万円を目指すには、方向性を間違えないことが非常に重要です。
また、以下の記事ではエンジニアのスキルについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
→ITエンジニアに必要なスキル一覧!求められる能力や技術を徹底解説
年収1000万円以上稼いでいるエンジニアの割合
エンジニアで年収1000万を実現した人の割合はどれくらいなのでしょうか。
「IT人材白書2017」には、ITエンジニアのうち5.7%が年収1000万円越えを達成しているというデータがあります。
年代別に見てみると20代では1.3%、30代では1.6%にとどまっていますが、40代では6.5%と急増します。
さらに50代では19.0%と約2割ものエンジニアが年収1000万以上を獲得していることがわかりました。
4.年収1000万円稼ぐエンジニアの特徴
年収1000万クラスのエンジニアには大きくわけて6つの共通点があります。
今の自分に足りない点はどこか、今後どうしたらそれらを身につけられるのか考える参考にしてください。
4-1.対応できる分野が広い
対応できる技術の範囲が広いと、それだけ年収がアップしていきます。
例えば、Webエンジニアとして年収1000万をねらうなら、フロントエンド、バックエンドの両方の開発現場に対応できるようにしておいた方が有利です。
その他、複数の業界での開発経験がある、大小さまざまな規模のプロジェクト経験豊富というのも高い評価を得られます。
対応可能な分野をできるだけ広げて年収アップを目指しましょう。
4-2.コミュニケーションスキルが優れている
年収1000万のエンジニアになるには、コミュニケーションスキルを磨くのは避けて通れません。
上流工程になるほど、クライアント、開発メンバー、営業、デザイナーなどさまざまな職種の人と接しながら、プロジェクトを動かしていかなければいけなくなるからです。
特に、クライアントの要望を正しくヒアリングする力、それに対してチームとして実現可能なプランを提案していくプレゼン力は大事です。
クライアントやプロジェクトメンバーと信頼関係を構築できるかが問われます。
また、以下の記事ではエンジニアのコミュニケーションについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
→【苦手な人必見】エンジニアにおけるコミュニケーション能力の重要性
4-3.新しい技術の知識がある
年収1000万越えのエンジニアは、常に自分の知識レベルを最新状態に上書きするのを怠りません。
技術はもちろん、開発手法、サービスに関して最新知識を追いかけ続ける気力が問われます。
IT業界は変化が目まぐるしく、いつ新しいビジネスチャンスが生まれるかわかりません。
最新技術を絶えず装備して「チャンスを逃さない」という姿勢が大事です。
4-4.マネジメント能力がある
年収1000円を達成したエンジニアの多くがプロジェクトマネージャー職にあります。
つまり、マネジメント能力が高い人が多いということです。
チームメンバーのマネジメントはもちろん、予算や日程を管理する能力も問われます。
マネジメント能力が高ければ、プロジェクトマネージャーにとどまらず技術責任者(CTO)としてさらなる年収アップも目指せるでしょう。
5.年収1000万円以上を目指せるIT職種
年収1000万を目指しやすいITエンジニアの職種はおもに次の3つです。
- ・プロジェクトマネージャー
- ・データサイエンティスト
- ・AIエンジニア
なぜ、これらのIT職種が年収1000万をねらいやすいか、その理由を解説します。
5-1.プロジェクトマネージャー
年収1000万という条件を用意してでも、優秀なプロジェクトマネージャーを採用したい企業が増えています。
DX化が叫ばれる昨今、一般企業におけるシステム開発のニーズが高まり、プロジェクトマネージャーの人手不足は加速する一方だからです。
とくにAI、ビッグデータ、ブロックチェーン、5Gなどの最先端部門のプロジェクトマネージャーは需要があり、平均年収も高めです。
最近ではオンラインでのコミュニケーションツールを使用したグローバル規模での開発も増えているので、語学力も武器となるでしょう。
5-2.データサイエンティスト
データサイエンティストのおもな仕事は、クライアントの悩みに対してデータを分析しながら新しいビジネスを提案していくことになります。
IT技術はもちろん、数学、統計学などに関する高い専門性を持っているのが特徴です。
ビッグデータを活用したい企業が急増する中、データサイエンティストの需要も高まっています。
このため、年収1000万を提示してでもデータサイエンティストを迎えたい企業も少なくないのです。
5-3.AIエンジニア
AIエンジニアはエンジニアの中でも年収1000万以上をねらいやすい職種といえます。
AIは音声認識、自動運転などさまざまな最先端分野で必ず活用されているといっても過言ではないからです。
最先端のAI技術について精通するには、英語の学術論文も自在に読みこなす力が必要です。
語学力だけではなく微分積分・線形代数・確率統計などの数学知識も欠かせません。
したがって、AIエンジニアは理系大学もしくは大学院を卒業しているのが理想です。
誰もがなれるわけではないにもかかわらず需要は急増していて、今後とも高年収が見込まれます。
6.年収1000万円稼げるIT企業一覧!
エンジニアが年収1000万を目指せるIT企業を5つ紹介します。
紹介する企業は相当なスキルが必要になるため、誰でも入れるという分けではありませんが、スキルを高め、新しい技術を取り入れているエンジニアであれば、可能性はあるでしょう。
・野村総合研究所
日本を代表するシンクタンクであり、SIer、コンサルティングファームという3つの事業を柱としています。
年功序列型の典型的日本企業ですが、年収1000万円ラインを越えるのはおよそ30歳とかなり早めです。
・キーエンス
企業向けの各種センサーなどを自社で開発・販売するキーエンスは、知名度こそ低いものの時価総額ではつねにトヨタ、NTTなどと肩を並べる優良日本企業です。
営業利益の10%をボーナスとして分配するなどの独自システムを持ち、平均年収が高いことで知られています。
・アクセンチュア
外資系コンサルティングファームのアクセンチュアは、IT部門の大量採用を行っているのが特徴です。
学歴・経験不問の求人もあり年収1000万円をねらえる大企業の中では広く門戸が開かれていますが、実力主義ゆえの厳しさもあります。
・シスコシステムズ
シスコシステムズはアメリカに本社を置く世界最大のネットワーク機器開発会社で、日本ではシスコシステムズ合同会社として事業展開しています。
基本給は特別高いわけではありませんが、インセンティブによって年収1000万を越えているエンジニアも少なくありません。
世界トップクラスのIT企業Googleの日本法人であるグーグル合同会社では、エンジニアの平均年収は1,500万を越えるともいわれています。
ただし、採用条件は本国Googleと同レベルの傾向があり、突破するのは至難の業です。
いずれも大手企業ばかりですが、資本金が多いため年収も高くなるのは当然ともいえます。
じつは、このような大手企業に限らず、エンジニアとして年収1000万を目指せる企業は少なくありません。
7.まとめ
エンジニアが年収1000万を目指せる理由は次の2つです。
- ・エンジニアの需要が高い
- ・高度なスキルが求められる
エンジニアにとって年収1000万は、オーソドックスな大手・優良企業への就職以外にも、フリーランス、起業などさまざまな勤務形態で実現可能です。
エンジニアは慢性的な人手不足状態にあり、働き方、年収などの条件を整え、優秀な人材を確保したいという企業も少なくありません。
高度なスキルを持っていることもエンジニアの年収が高い理由のひとつです。
年収1000万を目指すなら、将来性が見込まれる分野の専門性を高めるようにしましょう。
エンジニアで年収1000万を超える方法は以下の4つです。
- ・転職する
- ・フリーランスになる
- ・起業する
専門性の高い資格を取得すればアピールポイントになり、年収1000万が期待できる仕事を得る機会も増えるでしょう。
一般的にフリーランスは年齢が上がるほど年収1000万率は下がりますが、エンジニアは逆なので、思い切って若いうちに独立するのもひとつの方法です。
起業して年収1000万を遥かに越える成功をしているエンジニアもいます。
いずれは起業という目標があるとしても、まずはよりチャレンジしやすい転職というのも賢い選択です。
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この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役