女性でもインフラエンジニアになれる?メリットやキャリアパスも解説
ITって女性が少ないイメージだけど女性でも働けるのかな……
インフラエンジニアでも女性はキャリアを築ける?
✓本記事の結論
- ・女性でもインフラエンジニアになれる!
- ・女性エンジニアは産休・育休後でも復職しやすい
インフラエンジニアは夜勤や緊急時に休日出勤を要する場合があるため、女性にとってきつい職種かもしれません。
しかし、メリットもあるため、しっかり情報を集めた上で転職を行うことをおすすめします。
本記事では女性インフラエンジニアのメリット・デメリットや具体的な転職方法についても解説しております。
そもそもインフラエンジニアとは何かについて知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
\柔軟に働きたい女性におすすめ!/
目次
1.女性でもインフラエンジニアとして働ける?
エンジニアは男性が多いというイメージがあるかもしれませんが、エンジニアとして活躍している女性も多く存在します。
IT業界は人手不足で、エンジニア自体の需要が高まっているため、ほぼ性別は関係なく、エンジニアは採用されやすい環境になっています。
IPAが発行している「DX白書2023」によれば、およそ8割の企業がDX人材の不足を感じているとされています。
中でも女性のインフラエンジニアは少数のため、需要は高い傾向にあります。
今回は女性が実際にインフラエンジニアとして働くメリットやデメリットを詳しく見ていきましょう。
2.女性がインフラエンジニアとして働くメリット5選
エンジニアの女性は増加してきましたが、インフラエンジニアの女性はまだ少数派と言えます。
ここでは、女性がインフラエンジニアとして働くメリットを見ていきましょう。
2-1.女性インフラエンジニアは需要が高い
女性のエンジニアの需要が高い理由は、インフラエンジニアの需要が高まっているという理由の他にも、いくつかの理由が挙げられます。
体力面の差が少なくなった
インフラエンジニアは物理的なサーバーを組む仕事があるため、体力面で女性は不利な傾向がありました。
最近は物理面の構築が不要なクラウドサーバーが増加したことで、女性にもインフラエンジニアの仕事がやりやすくなっています。
女性が少ないからこそ転職や昇進チャンスが多い
インフラエンジニアは基本的に男性が多いです。
ですが、昨今ではダイバーシティが注目されていることから女性の採用を積極的に行っている企業が多くあります。
女性エンジニアを管理職に登用する取り組みも率先して行われていることから、昇進のチャンスも多いでしょう。
2-2.産休・育休から復帰しやすい
エンジニアは全体的に人手不足であり、企業もより長く働き続けてもらえるように配慮することが増えてきています。
技術職であるため、空白期間があってもスキルがあれば仕事ができるところもエンジニアの強みです。
しかし、以前と同じ仕事に戻れるかは職場環境によるところが大きいです。
もし産休・育休を取る場合は、事前に企業に聞いてみることを検討してください。
2-3.正当な評価を受けられる
IT業界は性別や勤務年数ではなくスキルと経験で評価されるため、男性女性関係なく正当な評価を受けられます。
その代わりに、エンジニアは実力主義の世界です。
スキルを磨いていかなければ、男性女性関係なく評価はもらえない点に注意してください。
2-4.手に職をつけられる
インフラエンジニアは専門性が高いため、スキルが身に付くにつれ市場価値も上がっていきます。
高いスキルを持っていれば、より自分に合った職場に転職したり、独立しフリーランスとして仕事をすることが可能になります。
2-5.キャリアパスの選択肢が広い
インフラエンジニアとして実務を積めば、プロジェクトマネージャーやコンサルタント、セキュリティエンジニアやクラウドエンジニアといったスペシャリストへのキャリアアップも容易になります。
また、近年はDXの影響により、IT業界以外でもエンジニアの需要が高まっているため、インフラエンジニアとして幅広い領域でのキャリアが望めます。
【→関連記事:インフラエンジニアの将来性|需要を業界の最新動向を踏まえて解説】
3.インフラエンジニアとして女性が働くデメリット3選
近年、女性も男性と同じくらい活躍する機会を得るようになりましたが、IT業界、特にエンジニアはまだ男社会であり、そこから生まれてしまうデメリットも存在します。
3-1.夜勤が発生する場合がある
ITインフラは常に稼働していることが求められるため、サーバーの監視や運用の業務で夜勤のシフトがある企業もあります。
【→関連記事:インフラエンジニアに夜勤がある理由とは?仕事内容やメリットも解説】
慣れない夜勤の場合は体力が求められるため、女性は不利な側面があるのです。
ですが、近年は働き方改革の影響で、夜勤を少なくしている企業や、夜勤時の福利厚生を整えている企業もあるため、必ずしも不利とは限りません。
3-2.職場に男性が多い
インフラエンジニアは男性が多い職種です。
男性が多い中で働くことに抵抗感がある方は、業務上問題はなくても窮屈に感じてしまう場合があります。
ただし、仕事は男性女性で区別されることはないため、慣れてしまえば気にならないという方も多いです。
3-3.長時間労働になりやすい
インフラはユーザーの生活にも密接に関わるため、トラブルが発生した場合は最優先かつ迅速に解決しなければなりません。
そのため、就業時間を過ぎた対応を求められたり、休日出勤を余儀なくされる場合があります。
家庭を持っている女性にとっては、大きなデメリットに感じる可能性があります。
4.そもそもインフラエンジニアとは
「インフラ」とは「インフラストラクチャ」の略で、「基盤」を意味します。
インフラエンジニアはITシステムを動かすためのサーバーやネットワークの構築や運用、クラウドサービスの設計・構築・運用、システムの監視・保守、セキュリティ対策といった仕事に携わります。
インフラエンジニアに興味がある方は、以下の記事で具体的な仕事内容についてしっかり確認しておきましょう。
【→関連記事:インフラエンジニアとは?仕事内容をわかりやすく解説!】
ここでは、インフラエンジニアで主だった4つの職種をご紹介します。
4-1.ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは企業のネットワーク環境の設計、構築、運用、保守などを行います。
具体的にはサーバーやオフィスの機器同士の接続や社内・企業間のLANやネットワークの設計やトラブルシューティングやモニタリングといった仕事が挙げられます。
【→関連記事:ネットワークエンジニアとは?仕事内容・年収・将来性をわかりやすく解説!】
4-2.サーバーエンジニア
データセンターや企業内にあるサーバーの設計・構築・運用などを行うのがサーバーエンジニアです。
顧客や社内の要望を元にサーバーのハードウェアを選択し、インストールするソフトウェアやアプリケーションを決めて導入・設定・管理、サーバーのモニタリング対応などを担います。
【→関連記事:サーバーエンジニアの仕事内容とは?転職方法や必要な知識・スキルも解説】
4-3.クラウドエンジニア
近年登場した新しい職種です。
ネットワーク上のクラウド環境を利用したインフラ設計を行います。
クラウド上のシステムの設計・アプリケーションの構築・運用が主な仕事です。
近年ではクラウドを使ったサービスや、既存システムのクラウド移行が盛んに行われており、今後も需要が高まることが期待されています。
クラウドエンジニアはインフラエンジニアの中でもリモートワークがしやすい職種であり、女性でも就きやすい職種です。
【→関連記事:クラウドエンジニアの仕事内容って?スキルと将来性についても解説】
4-4.セキュリティエンジニア
サーバーやネットワークに対する攻撃や情報漏洩といったセキュリティ事故に対応するエンジニアです。
近年はこうしたセキュリティトラブルが増加しており、セキュリティエンジニアの需要も高まっています。
ネットワークやシステムの弱点を発見したり、セキュリティ事故の対応、情報機器を扱う顧客や企業の社員に対してセキュリティに関するポリシーの策定や教育も行います。
【→関連記事:新卒でセキュリティエンジニアになれるの?就職で必要なことを解説】
5.女性としてのインフラエンジニアのキャリアパス
インフラエンジニアのキャリアパスにおいて、男性と女性の違いはありません。
【→関連記事:未経験からインフラエンジニアのキャリアパスとは?スキルや資格も紹介】
スキルと経験さえあれば、幅広いキャリアパスが望めます。
5-1.プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャー(PM)は、プロジェクトのリーダーとして、チームのマネジメントやシステムの計画の策定、開発の進行管理などを行います。
プロジェクトを成功に導くためにはプロジェクトマネージャーの力が必要不可欠です。
インフラエンジニアの知識を熟知している必要があるほか、チームをまとめたり、的確に指示を出すためのコミュニケーション能力も求められます。
5-2. ITインフラのスペシャリスト
インフラエンジニアにおけるスペシャリストは、クラウド、サーバー、ネットワークなど特定分野に特化して、深い知識や高度な技術を持つ専門家のことです。
インフラエンジニアが活躍する現場では、スペシャリストの知識が求められます。
プロジェクトを引っ張っていく存在になることでしょう。
5-3.ITコンサルタント
ITコンサルタントは顧客や企業の経営者などに対して、IT活用に関するアドバイスや支援を行います。
ITを活用した業務改善をはじめ、システム開発、ITシステムの導入、そして経営戦略などにも関わることもあります。
ITインフラの整備を求めている企業もあることから、インフラエンジニアとしての知識が求められることもあるでしょう。
6.女性が未経験からインフラエンジニアになる方法
女性のインフラエンジニアの需要は年々増えていますが、エンジニア未経験の場合は少し就職・転職が難しくなります。
では未経験からインフラエンジニアになるにはどのような方法があるでしょうか。
【→関連記事:インフラエンジニアへの転職の秘訣3選!大手企業の求人情報も紹介】
今回の記事では3つ紹介いたします。
6-1.IT特化型転職エージェントを利用する
転職エージェントは就職・転職希望者と採用を行いたい企業の間に入って、求職者の転職・企業の求人活動をサポートするサービスです。
エージェントごとにサービスの内容は異なり、幅広い業界の求人を扱うエージェントもあれば、一つの業界・職種に特化している場合もあります。
女性の未経験者でIT業界へ転職を考えている方には、ITや女性の求人に特化した転職エージェントを活用することをおすすめします。
転職エージェントを利用すると、求人の紹介のほか、履歴書や職務経歴書の添削、模擬面接などの面接対策や日程調整の代行といった様々なメリットがあります。
また、多くの転職エージェントでは就職・転職希望者がこれらのサービスを利用する際に費用はほとんどかかりません。
インフラエンジニアへ就職・転職しようとしている方にオススメの転職エージェントについてまとめた記事をぜひご覧ください。
【→関連記事:【2023年11月最新】インフラエンジニアにおすすめの転職エージェント15選を徹底比較】
また、「インフラエンジニアに限らず、とにかくITエンジニアになりたい!」という方は、転職エージェントサービスの比較に関する以下の記事をご覧ください。
【→関連記事:IT転職エージェントおすすめ25社比較ランキング【2023年11月】未経験エンジニア向けに解説】
6-2.転職サイトを利用する
転職サイトは自分で求人を探す必要がありますが、自分のペースで転職活動を進める事ができます。
転職の際には1つの転職サイト・転職エージェントだけに絞らずに、2〜3社を利用することをおすすめします。
転職サービスを多く利用するほど、自分に合った企業が見つかる可能性が高くなります。
【→関連記事:IT・Webエンジニアおすすめ転職サイト27社ランキング!人気サイトを徹底比較】
6-3.スクールを利用する
未経験の場合はまずスクールに通い、インフラエンジニアのスキルを身に着けることもおすすめです。
企業によっては資格取得から転職サポートまで完全無料で提供していることがあり、スクールに所属する元エンジニアなどからわかりやすく説明を受けることもできます。
【→関連記事:プログラミングスクールおすすめ30選!元エンジニアが各社を徹底比較【2024年最新版】】
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効率よく転職活動を行うためにも、是非一度利用してみてはいかがでしょうか。
7.まとめ
女性のインフラエンジニアは少しずつ増加傾向にありますが、需要に対して供給が追い付いていないというのが現状です。
女性がインフラエンジニアになった場合には、以下のようなメリットがあります。
女性がなるメリット
- ・女性インフラエンジニアは需要が高い
- ・産休・育休から復帰しやすい
- ・正当な評価を受けられる
- ・手に職をつけられる
- ・キャリアパスの選択肢が広い
インフラエンジニアのみならず、エンジニアはスキルが重要視される職業です。
女性は結婚や出産といったライフイベントでキャリアに悩むことが多いですが、インフラエンジニアであればそういった悩みから解放される可能性もあります。
また、女性が未経験からインフラエンジニアになる主な方法は以下が挙げられます。
- ・転職エージェントを利用する
- ・転職サイトを利用する
- ・ITスクールに通う
未経験からインフラエンジニアを目指す場合は、まず転職エージェントに相談することをおすすめします。
女性の場合は、女性限定の求人を扱う転職サイトや、女性の転職エージェントに相談することで、女性特有の問題や悩みに対するアドバイスも受けられます。
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はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役