SESから転職できないって嘘!自社開発、SIer、社内SEに転職可能な件
IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- ・SESから抜け出せる気がしない…
- ・転職しても、またSESになるんじゃないの?
- ・SESを脱出して自社開発を目指したい…
「SESから転職ができない…」と悩んでいる方は少なくありません。
実はSES企業からSIerや自社開発にキャリアアップするのは、そこまで難しくないんですよね。
適切なキャリアプランを理解できれば、数年内には自社開発企業にも入社することができます。
事前に読みたい⇒【SES転職完全ガイド】SESから転職するためには秘訣があった!?
目次
1.SESから転職できない理由5選
ITエンジニアは、SESであってもスキルがあれば「自社開発・SIer」に転職することができます。
しかし、エンジニアとして長年勤めても、キャリアアップ転職できず、くすぶっている方が多いのも事実です。
まずは、SESからキャリアアップ転職できない人の特徴をご紹介します。
転職できないパターン
- ・スキルが低いから
- ・年齢と能力が見合っていない
- ・受動的なコミュニケーション能力
- ・勉強しないのに案件のこだわりが強い
- ・情報収集や行動に移さない人が多い
1-1.スキルがない人の例
SESで長年勤めていても、エンジニアとしてスキルがなければ、SESから転職することはできません。
- ・ヘルプデスクの仕事ばかり
- ・エスカレーション業務
- ・テスターのスキルしかない
- ・運用・監視のスキル
- ・ITとはかけ離れている経験ばかり
- ・マニュアルに沿って仕事をしているだけ
- ・資格や技術の勉強を一切しない
入社するSES企業によっては「ヘルプデスクや運用業務」に携わることもあり、その業務スキルでは、自社開発やSIerにキャリアアップ転職するのは難しいです。
自社開発やSIerは、要件定義や設計の上流工程にも携わるため、SESに比べて高いスキルが求められます。
目安は上流工程のスキルを1〜3年の経験が必要!
現在の企業でスキルが身についていない人は、環境を変えることから始める必要があります。
SESの中で「上流工程をメイン」としている企業も多く存在しますので、そのような企業に転職するところから始めてください。
1-2.年齢とスキルが見合っていない
年齢が上がるにつれて、企業側が即戦力を求めてきます。
20代であれば、長期的なキャリア形成のために採用されることはありますが、30代、40代に上がるにつれて、即戦力を求められる傾向にあります。
上記の場合、高度な資格取得や相当な自己研鑽をしても正直なところ厳しいといえます…。
30代前半であれば、上流工程に携われるSES企業に転職すれば、まだ間に合います。
手遅れになる前に早々に動くべき!
このように年齢とスキルが見合わなくなる前に転職したり、自己研鑽するなどして、行動すべきです。
1-3.主体性がなく受け身な人
受け身な人とは、簡単にいってしまえば指示待ち人間のことです。
自ら考え発信するのではなく、上からの指示のみでしか動かない方は自社開発やSIerに転職はできません。
マニュアルに沿って仕事をするだけなら、誰でもいいですよね。
要件定義やチームリーダーの仕事などは主体性がないと務まらない!
自社開発、SIerは課題・問題解決能力、管理スキルなど主体性が重要な仕事です。
そのため、主体的に考えることができない受け身な人は、自社開発やSIerに転職ができないといえます。
1-4.スキルが低いのにこだわりだけは強い
スキルが低いのにも関わらず「年収や仕事内容」のこだわりが強い人もSESから転職はできません。
スキルと年収が見合っておらず、転職すると年収が下がってしまうが故に動けない人です。
ここにハマっていくと、今後も年収はほとんど伸びず、そのまま年齢が40代を向かえると転職はおろか、会社がなにかあった時に契約を切られるNo.1候補になります。
スキルがない状態で年齢だけが上がっていくと40代と50代なった時にリスクの高い環境に向かえてしまいます。
そうならないために、こだわりは最低限にし、スキルを高めることにフォーカスしていくことが大事です。
事実50代以上の方でスキルを高めなかったエンジニアは仕事が無くなっています。
短期的な部分にとらわれず、長期的な目線でキャリアを考えてください。
1-5.情報収集や行動に移さない人が多い
情報収集や行動に移さないのも、非常に危険な状態です。
同じ企業にずっといても年収の上がり幅も少ないし、仕事の幅も狭いです。
SESで長年勤めるのもいいことですが、年齢に合ったスキルがなければ、50代を迎えた時に職を失いかねません。
定期的にスキルの自己分析しないと悲惨なことに…
IT専門の転職エージェントを利用し、自身の市場価値を確認する機会はあってもよいと思います。
自分の市場価値を確認することで、適正な年収を知る事ができ、挑戦できる仕事の幅を広げることができます。
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2.SESからの転職先と難易度
そもそもSESから、どのような企業に転職できるか整理できていない人も多いと思います。
一般的には、SESからの転職先として以下があげられます。
転職先
- ・自社開発
- ・社内SE
- ・SIer
- ・上流工程のSES
2-1.SESから自社開発への転職
難易度:★★★★★(星5)※5段階で評価
IT業界の中でも、SESから自社開発への転職は難易度が一番高いといえます。
理由としては人気で人が集まりやすく、求められるスキルが高いためです。
また、スキルだけでなく、管理能力やマネジメントの能力も必要になります。
上記のリンク先は各企業の募集要件なので、自社開発を目指している方は基準値を確認しておいてください。
自社開発はSIerからの転職者も多いため、SESからの転職だと難易度は高くなるといえます。
SESから自社開発への転職を検討されている方はデメリットについてもご確認ください。
2-2.SESから社内SEへの転職
難易度:★★★★☆(星4)※5段階で評価
社内SEは大なり小なりあり、全ての情報システム部門がある企業が対象となります。
社内SEは全ての業界に需要がある!
社内SEは募集している領域が幅広いため、PCのキッティングやヘルプデスク等の仕事からSIerと連携して、システムの開発・導入などの仕事もあります。
そのため、スキルが低い場合でも、転職できる可能性があります。
社内SEを目指す場合は、一つの知識だけでなくIT全般の幅広い知識から戦略立案のスキルも必要になってきます。
2-3.SESからSIerへの転職
難易度:★★★☆☆(星3)※5段階で評価
SESからSIerへの転職は王道のキャリアです。SESからの1歩のキャリアとして、第一候補になるのがSIerです。
企業例
- ・NTTデータ
- ・伊藤忠テクノソリューション
- ・Sky
- ・野村総研(NRI)
SIerも大手企業〜中小企業まであり、企業によって募集要件はさまざまです。
たとえば、SIerの中でもトップ企業であれば、相当レベルの高いスキルを求められます。また、スキルだけでなく、ビジネスパーソンとしての能力も選考対象に入ってきます。
SESからSIerへ転職できる可能性が一番高い!
未経験で募集しているSIerもあれば、プロジェクトマネージャーしか募集していないSIerもあります。
SESで培った技術スキルを伸ばすために、SIerで要件定義や設計などの上流工程を学ぶというのが一般的なキャリアです。
2-4.上流工程のSESへの転職
難易度:★★☆☆☆(星2)※5段階で評価
現在、勤めているSES企業で、下流工程の経験しかなく、自身のスキルがあまり高くない場合は上流工程をメインとしているSES企業に転職することをオススメします。
下流工程しか経験がない場合は、高度な資格を持っていないかぎり、SIerや自社開発に入社するのは難しいといえます。
上流工程をSES企業で経験を積めば、SIer、社内SE、自社開発へのキャリアはひらかれる可能性があります。
最後にこれまで紹介した難易度をまとめておきます。
転職先 |
難易度(5段階評価) |
SESから自社開発 |
★★★★★ |
SESから社内SE |
★★★★☆ |
SESからSIer |
★★★☆☆ |
上流工程のSES |
★★☆☆☆ |
3.【図解付き】SESから転職を成功させる王道のキャリアプラン
ITエンジニアとしてキャリアを成功させるには、王道のキャリアを知っているかどうかです。
結論からお伝えすると、上流工程のスキルを磨けば、選択肢は無限大です。
未経験者がSES企業に入社した場合、下流工程からキャリアが始まるのが一般的です。
上流工程のスキルを身につけるべき理由として、下流工程に比べて圧倒的に市場価値が高いからです。
上流工程のスキルを身につけることで、自社開発、社内SE、大手SIerにもキャリアアップできる可能性が高まります。
しかし、ほとんどの人がSES企業に入社すれば、いずれ上流工程の仕事ができると思っています。
正直、3年〜5年も下流工程に時間をかける必要はありません。
私の経験では、1年〜2年以内で上流工程にキャリアアップすることができます。
基本的には、未経験から上流工程をメインとしているSES企業はほとんどないため、まずは下流工程の業務をしっかり経験できる企業に入社してください。
下流工程を経験した後に、SIerか上流メインのSES企業に入社してください。
まとめ
- ・下流工程より上流工程の方が価値が高い
- ・一早く上流工程に上がること意識する
- ・1~2年で上流工程にキャリアアップできる
- ・入社したSESで上流の経験が積めない場合は転職も視野に
4.【状況別】SESからの転職成功させる方法
それでは、状況別にSESから転職を成功させる方法を解説していきます。
自身が当てはまる部分を参考にしてください。
状況別
- ・下流工程の経験しかない人
- ・下流工程の経験+自己研鑽
- ・上流工程の経験が3年以上
- ・ITと無関係な仕事をしている人
あわせて読みたい⇒SESから転職するベストタイミングは?転職までの手順を解説
4-1.下流工程の経験しかない人
下流工程の経験しかなく、資格等も持っていない場合は自社開発やSIerに入社できる可能性は低いといえます。
まずは、上流工程の経験ができる優良なSES企業に転職してください。
下流工程の経験だけでは、自社開発、SIerに入社するのは正直難しいです。
たとえば、下流工程の中でも実装経験があったり、技術よりの経験が多い場合は、SIerに入社できる可能性はあります。
転職できる可能性と理由については表にまとめておきました。
転職先 |
転職できる可能性(100%) |
理由 |
自社開発 |
1% |
可能性はほぼ0に近い |
社内SE |
7% |
ヘルプデスクなどを募集している企業なら可能性あり |
SIer |
20% |
下流工程でも技術よりの仕事をしていれば問題なし |
上流工程SES |
50% |
下流の経験があれば、可能性は高いが、会社選びが難しい |
※実数値ではありません。
4-2.下流工程の経験+自己研鑽
下流工程の経験を加えて、自己研鑽をしていた場合はSESから自社開発・SIerに転職できる可能性はあります。
自己研鑽とは応用情報技術者試験やOracle Master等の資格取得していたり、独学で設計からシステムを開発するなどをしている方です。
技術力が足りなかったとしても努力が認められてポテンシャルを見て採用してもらえる可能性があります。
転職先 |
転職できる可能性(100%) |
理由 |
自社開発 |
10% |
可能性は低いが、中小企業であれば可能性あり |
社内SE |
20% |
勉強次第だが、中小企業であれば可能性あり |
SIer |
30% |
中小SIerであれば、可能性あり |
上流工程SES |
90% |
自己研鑽をしていれば、ポテンシャルでほぼ採用に至ります。 |
※実数値ではありません。
4-3.上流工程の経験が3年以上
開発でもインフラでも上流工程の経験が3年以上あれば、選択肢は大きく広がります。
経験しているスキル次第にはなりますが、可能性は相当高いといえます。
私が上流工程を3年以上経験し、スカウトメールに登録した時も有名な大手企業から面接確約の連絡をたくさんいただきました。
下流工程を経験していたときと違い、上流工程の経験は価値が非常に高いと感じた瞬間でした。
転職先 |
転職できる可能性(100%) |
理由 |
自社開発 |
70% |
上流3年経験あれば、ほとんどの募集要件にのる。 |
社内SE |
70% |
大手企業の社内SEなども視野に入ってくる。 |
SIer |
90% |
技術が重視のため、3年の経験があれば大手SIerでも入社可能 |
上流工程SES |
95% |
ほとんどのSES企業は入社可能に。 |
※実数値ではありません。
4-4.ITと無関係な仕事をしている人
そもそも、SES企業に入社して、ITと全く関係ない仕事をしている場合は、他SES企業に転職を考えた方がいいです。
下流工程も経験していないのであれば、自社開発やSIerに入社できません。まずは下流工程を経験できるSES企業を探してください。
転職先 |
転職できる可能性(100%) |
理由 |
自社開発 |
1% |
可能性はほぼ0に近い |
社内SE |
1% |
可能性はほぼ0に近い |
SIer |
10% |
独学をすれば少しの可能性あり |
上流工程SES |
10% |
独学をすれば少しの可能性あり |
※実数値ではありません。
5.適切な情報を知ればSESからキャリアアップ転職できる!
「エンジニアでSESから脱出できず、年収もアップしていかない・・・」という方は非常に多いです。
そんな難しいことではないのに、私は何で行動しないんだろう…と多くのエンジニアに対して思うことがあります。
「SESから転職できない」という方は、キャリアプランや必要なスキルの理解ができていないため、自社開発、SIer、社内SEなどに転職できないということになります。
適切なキャリアプランを知り、転職活動を行うだけで、自社開発や社内SEにキャリアアップしていけます。
自社開発、社内SE、SIerを目指しているという方は当社にご相談ください。
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この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役