「未経験からインフラエンジニアはやめとけ」といわれる理由5選とは?
なぜ、インフラエンジニアはやめとけって言われるの?
✓本記事の結論
- ・やめとけと言われる理由は、夜勤や初年度の年収が低いから
- ・スキルアップ次第では高年収を目指せる
- ・インフラエンジニアは将来的にリモートワークやフリーランスの働き方を目指せる
インフラエンジニアは一部インターネットなどで「やめとけ」と囁かれており、大変な事もありますが、メリットも多くございます。
インフラエンジニアはやりがいのあり、スキルアップがのぞめる職種ですが、求められるスキルが高いのも事実です。
転職・就職を考えている方は参考にしてください。
そもそもインフラエンジニアとは何かということにつて知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
目次
1.【未経験者必見!】インフラエンジニアとは?
インフラエンジニアとは、主にサーバーやネットワークなどのシステムの基盤の全般を設計・開発するエンジニアのことをいいます。
仕事内容のイメージとしては以下の画像を参考にしてください。
上の画像のようにシステムやアプリケーションの土台となる部分を構築するのが、インフラエンジニアの仕事になります。
以下の記事では、インフラエンジニアの仕事内容についてより詳しく解説しているので、気になる方はぜひご覧ください。
【→インフラエンジニアとは?仕事内容をわかりやすく解説!】
2.未経験からのインフラエンジニアは「やめとけ」と言われる理由5選!
未経験からインフラエンジニアはやめとけと言われる理由は以下の5つです。
未経験からインフラエンジニアはやめとけと言われる理由
- ・夜勤や休日出勤がある
- ・初年度の年収が低い
- ・常に勉強する必要がある
- ・緊急時のトラブル対応
- ・単純作業が多い
それでは詳しく解説していきましょう。
2-1.夜勤や休日出勤がある
インフラエンジニアは、システムによっては24時間365日の安定稼働が求められることがあるため、クライアント業務に支障をきたさないように深夜や休日に業務を行わなければなりません。
「インフラエンジニアはやめとけ!」と言われる理由のひとつには、シフト制の夜勤や休日出勤といった不規則な勤務形態になる可能性があるからです。
2-2.初年度の年収が高くない
インフラエンジニアの年収は、未経験からスタートした場合だと平均250万円~330万円弱が目安です。
未経験から任される仕事である「監視」や「保守・運用」は比較的難易度の低い工程になるため、どうしても初年度の年収は低くなる傾向にあります。
そのため、「インフラエンジニアは年収が高くないからやめとけ」と言われてしまうのでしょう。
2-3.常に勉強する必要がある
インフラエンジニアは、常に更新され続ける最新のIT情報を追わなければ、業界に置いていかれてしまいます。
仕事の時間以外にも勉強をすることが求められることから、勉強が苦手な方ほど「インフラエンジニアはやめとけ」となる可能性があります。
2-4.緊急時のトラブル対応
ITインフラが止まってしまうと、企業には大きな損害が出てしまいます。
そのため、緊急のトラブルが発生した時にはすぐに対応することが求められます。
非常に緊迫した雰囲気の中トラブル対応を行うことになるため、そういった場が苦手な方はストレスを感じてしまうでしょう。
また、場合によっては夜間や休日に対応を求められる可能性があることから、「インフラエンジニアはやめとけ」と言われています。
2-5.単純作業が多い
未経験のインフラエンジニアの大半は「監視」や「運用・保守」から携わることになりますが、この工程は毎日の仕事がルーチンワークばかりになりやすいため、仕事がつまらなく感じる可能性があります。
ルーチンワークが耐えられない人は、特に「やめとけ」と感じてしまうでしょう。
「インフラエンジニア以外のエンジニアはどのような働き方なの?」と気になる方は、こちらの記事をご覧ください。
【→関連記事:【ITエンジニア種類おすすめ一覧】年収や将来性などわかりやすく解説】
3. 未経験からインフラエンジニアになるメリットは?
やめとけと言われるインフラエンジニアに未経験から転職するメリットはあるのでしょうか?
【→関連記事:元インフラエンジニアが仕事のやりがいと魅力を解説!】
ここでは、未経験からインフラエンジニアに転職するメリットを4つご紹介していきます。
インフラエンジニアになるメリット
- ・年収の大幅アップが目指せる
- ・学歴関係なく挑戦できる
- ・フリーランスを目指せる
- ・リモートで働ける
それでは、詳しく解説していきます。
3-1.年収の大幅アップが目指せる
インフラエンジニアは、上流工程の仕事になれば高年収を目指せます。
未経験からインフラエンジニアになった人でも、1年ほど経験を積めばインフラの構築業務に携われる可能性があります。
エンジニアはスキルや経験を積むことで大幅な年収アップを目指せるため、まずは下流工程からスキルを積んで年収アップを目指しましょう。
以下の記事では、インフラエンジニアの年収について詳しく解説しているので、年収についてもっと知りたい方はぜひ参考にしてください。
【→関連記事:【2023年最新】インフラエンジニアの平均年収は?1000万までの上げ方も解説】
3-2.学歴関係なく挑戦できる
ITエンジニア職は、どの職種も実力主義の傾向が強いです。
そのため、必要なスキルや経験を証明できれば学歴関係なく挑戦することができます。
その中でもインフラエンジニアは、未経験からできる業務が多く他のエンジニア職よりも敷居が低い職種です。
未経験からでも資格の勉強等をしっかりやることで、学歴関係なく就職することができる点はメリットといえるでしょう。
3-3.フリーランスを目指せる
インフラエンジニアは、目安として3~5年の経験を積むことでフリーランスを目指せる職種です。
フリーランスとして独立することの利点は、働く場所や時間を自由に決められる点にあります。
働き方やスキル次第では年収も大幅にあがることから、フリーランスエンジニアを目指す人は多いです。
【→関連記事:フリーランスエンジニアとは?働き方・年収・メリットなど解説】
3-4.リモートで働ける
近年は企業のシステム環境や基幹システムがクラウド型に移行するようになり、リモートでもインフラ整備が行えるようになってきています。
企業によりますが、インフラエンジニアもリモートワークすることが可能です。
リモートワークで仕事ができるほどのスキルが身についていれば、問題なくリモートワークできるでしょう。
【→関連記事:ITエンジニアがリモートワークする方法|必要なスキルを徹底解説】
4.インフラエンジニアの将来性は?
次に、インフラエンジニアの将来性について以下の2つの観点から解説していきたいと思います。
4-1.インフラエンジニアの現在の需要
昨今ではIT化の波が来ており、多くの企業がIT化の推進を図っています。
そのため、IT人材全体では需要が供給を上回る状況が続いています。
特にインフラエンジニアは、サーバーやネットワーク、データベースといった専門的なスキルが求められるため、需要が高いです。
大手求人サイトでの求人件数は、以下のようになっています。
マイナビ転職 |
リクナビNEXT |
doda |
450件 |
5435件 |
8268件 |
【2023/4/12 当社調べ】
マイナビ転職(ネットワーク・通信インフラ・サーバー設計・構築もしくはサーバ・マシン運用・監視)
リクナビNEXT(ネットワーク・サーバ設計・構築(LAN・WAN・Web系)・通信インフラ設計・構築)
doda(インフラエンジニア)
4-2.インフラエンジニアの将来性
今後も世界的にIT化が進むと予想されていることから、システムを支えるITインフラがなくなることはなく、インフラエンジニアも将来性のある職種だと言えます。
総務省が出している「令和3年通信利用動向調査の結果」から分かる通り、現在クラウドサービスを利用している企業の割合は上昇傾向が続き、7割に達しています。
また、以下のクラウドサービス利用の効果によると、回答者の9割近くがクラウドサービスの効果を実感しています。
満足度の高さから、クラウドサービスの需要は高い水準を保つでしょう。
今後は、インフラエンジニアにもクラウドや仮想化といったスキルが必須となります。
IT技術の成長に伴ってITインフラを支える技術も増えていくため、インフラエンジニアとしてはそれに対応していく能力が求められます。
以下の記事では、インフラエンジニアの将来性についてより詳しく解説しているので、気になる方はぜひ参考にしてください。
【→関連記事:インフラエンジニアの将来性|需要を業界の最新動向を踏まえて解説】
5.インフラエンジニアに向いている人の特徴とは?
次にインフラエンジニアに向いている人の特徴を3つご紹介していきます。
【→関連記事:インフラエンジニアに向いているタイプとは?】
向いている人
- ・論理的思考ができる人
- ・新しいものが好きな人
- ・裏から支える仕事が好きな人
それぞれ詳しく見ていきましょう。
5-1.論理的思考ができる人
インフラエンジニアとして働く上で、論理的思考は必ず必要とされる能力です。
例えばトラブルが起きた時、インフラエンジニアにはトラブルを特定することが求められます。
トラブルの原因を解明するには闇雲に探し回るのではなく、起きたトラブルを分析して、そこから特定する能力が必要です。
問題の根本的原因を考察できる人であれば、インフラエンジニアは向いています。
5-2.新しいものが好きな人
インフラエンジニアの業界は、日々目まぐるしく変化を遂げています。
新しい技術が仕事に影響を及ぼすため、新しいものに興味を持てる人であれば楽しく仕事することができるでしょう。
新しい技術が出るたびに勉強しなければなりませんが、新しい技術によって開発の内容が変わっていく様を見るのは、非常にワクワクする点でもあります。
新しい技術を楽しめる人、時代の流れを楽しみたい人であれば、インフラエンジニアは向いているでしょう。
5-3.裏から支える仕事が好きな人
インフラエンジニアは、ITシステムの基幹を支えるITインフラに関する仕事を行います。
一般の人から見たら決して目立つ職種ではなく、華やかなイメージはありません。
ですが、ITインフラは社会になくてはならないシステムの基盤です。
世の中のシステムを裏から支える影響力の大きい仕事のため、そういった仕事が好きな人にはやりがいがあると言えるでしょう。
6.こんな人はやめとけ!インフラエンジニアの仕事についていけない人の特徴
インフラエンジニアの仕事についていけな人の特徴としては以下のようなことが挙げられます。
インフラエンジニアの仕事についていけない人の特徴
- ・地道な作業が苦手である
- ・急なトラブル対応ができない
- ・細かいルールを守るのが苦手である
それぞれについて解説していきます。
6-1.地道な作業が苦手である
インフラエンジニアの仕事は裏方的な業務を行うことがほとんどあるため、地道な作業が苦手な方にはインフラエンジニアは向いていないと言えます。
ITエンジニアの中でもインフラエンジニアは地味な部類になるので、縁の下の力持ちになることができないタイプは仕事についていけないことが多くなるでしょう。
6-2.急なトラブル対応ができない
インフラエンジニアが扱うサーバーは24時間365日稼働しているので、トラブルがいつ起こるか分かりません。
そのため、サーバーにエラーが起きたら深夜の時間帯や祝日などでも早急に対応することが求められます。
ですので、急なトラブル対応が難しい人はインフラエンジニアの仕事についていけないタイプといえるでしょう。
6-3.細かいルールを守るのが苦手である
インフラエンジニアの業務には細かいルールなどがたくさんあります。
特にサーバーやネットワークの設計は非常に緻密なため、大雑把に扱えばエラーが発生する可能性があります。
ですので、細かいルールやマニュアルを守って作業するのが苦手な人はインフラエンジニアに向いていないといえるでしょう。
7.未経験からインフラエンジニアへの後悔しない転職方法
ここまでインフラエンジニアがやめとけと言われる理由などについて解説してきましたが、しっかりとした転職のステップを踏むことで、未経験からでも一人前のインフラエンジニアになることができます。
後悔しないインフラエンジニアへの転職方法として、本記事では以下の2つを紹介します。
インフラエンジニアへの転職方法
- ・IT専門の転職のプロに相談する
- ・求人サイトで優良企業を探す
インフラエンジニアへの具体的な転職方法やその秘訣については、以下の記事でも詳しく解説しておりますので、ぜひ読んでみてください。
【→関連記事:インフラエンジニアへの転職の秘訣3選!大手企業の求人情報も紹介】
7-1.IT専門の転職のプロに相談する
IT専門の転職のプロに相談することで、未経験からでも自分にあった企業に転職することができるため、インフラエンジニアを目指すうえで最もおすすめの方法といえます。
転職のプロの中でも特にユニゾンキャリアは完全無料で利用できるため、特におすすめです。
ユニゾンキャリアのメリット
- ・非公開の優良企業などの求人を紹介してもらえる
- ・面接対策などの選考対策を完全サポートしてもらえる
- ・何でも気軽に無料で相談できる
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7-2.求人サイトで優良企業を探す
転職のプロに相談する以外にも、自分で求人サイトを利用して優良企業を探し、インフラエンジニアに転職する方法として挙げられます。
【→関連記事:IT・Webエンジニアおすすめ転職サイト27社ランキング!人気サイトを徹底比較】
この転職方法は自分のペースに合わせてインフラエンジニアを目指すことができるのがメリットです。
求人サイトを使う際は以下の大手サイトを利用するようにしましょう。
ただし、選考対策などを自分ですべて行わなければならないことには注意が必要です。
8.「未経験からインフラエンジニアはやめとけ」のまとめ
ここまで未経験からインフラエンジニアは「やめとけ」と言われる理由について解説してきました。
やめとけと言われる理由
- ・夜勤や休日出勤がある
- ・初年度の年収が低い
- ・常に勉強する必要がある
- ・緊急時のトラブル対応
- ・単純作業が多い
しかし、インフラエンジニアにももちろんメリットもあります。
インフラエンジニアのメリット
- ・年収の大幅アップが目指せる
- ・学歴関係なく挑戦できる
- ・フリーランスを目指せる
- ・リモートで働ける
インフラエンジニアは一部インターネットなどで「やめとけ」と囁かれており、は大変な事もありますが、メリットも多くあります。
自分が働くにあたり、どの観点を重要視するかによってインフラエンジニアの向き不向きは変わってくるでしょう。
インフラエンジニアは向いている人におすすめできる職種です。
転職・就職を考えている方は参考にしてください。
このようなことで
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こんにちは!
はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役